JP2019207050A - 環境条件制御装置、環境条件制御方法及び環境条件制御システム - Google Patents

環境条件制御装置、環境条件制御方法及び環境条件制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】在席者の環境条件の変更要望に応えつつ、極端・無駄な環境条件変更を抑制し得る環境条件制御装置、環境条件制御方法、及び環境条件制御システムを提供する。【解決手段】所定の室内空間における環境条件を、環境条件を検知する検知部を備えた複数の環境条件調整手段により、在席者の要求にしたがって制御するものであり、在席者の環境条件変更要求を位置情報とともに受け付ける要求受付工程S1と、前記位置情報に対応する環境条件調整手段を選択する調整手段選択工程S2と、選択された前記環境条件調整手段の検知部が検知した現状の環境条件を取得する現状条件取得工程S4と、前記現状の環境条件に対して、前記環境条件変更要求に応じた所定幅の環境条件変更を、選択された前記環境条件調整手段により行うように制御する環境条件制御工程S6,S9と、を有する環境条件制御方法、当該方法を用いた環境条件制御装置及び環境条件制御システムである。【選択図】図7

Description

本発明は、室内の温度や明るさなどの環境条件を制御する環境条件制御装置、環境条件制御方法及び環境条件制御システムに関する。
オフィスビル等の室内においては、温度や明るさなどの環境条件を在席者に快適なものとするために、エアコン(空調機)や照明器具といった環境条件調整手段が複数設けられて、室内を分割した区画(調整区画)ごとに調整できるようになっている。在席者は、自らの在席位置に応じた環境条件調整手段の設定を適宜調整することで、自分にとって快適な環境になるように調整していた。
環境条件としての温度(室温)を例に挙げて説明する。在席者は、暑いと感じれば、最寄りのエアコンの設定温度を見て、それよりも低い温度に設定し直すことで室内の、特に自身周辺の温度を下げることで快適な温度環境にする。また、各在席者が、例えばスマートフォンやタブレット、あるいは机上のパソコン等の端末から自由に温度設定を上げ下げできるようにすることが一部で行われている。しかし、その者以外の在席者にとって、当該温度環境が快適とは限らず、寒く感じる場合がある。個々人の感覚差以外にも、エアコンからの距離や風向、家具やパーティーションの配置等により場所によって温度のばらつきが生じ、他の在席者が寒く感じる場合がある。このように、温度環境の調整の場において、在席者間でトラブルになることがあることが知られている。
さらに、設定温度を各人が自由に設定できてしまうため、極端な(低過ぎる、あるいは高過ぎる)温度が設定されることがあり、エネルギー的に無駄な運転(冷やし過ぎ、暖め過ぎ、周辺領域への悪影響等)となることがあった。
また、温度に不満を持つ在席者が、それぞれの端末から「暑い」「寒い」といった申告をできるようにし、その申告内容が一時的要望か否かの確信度を求め、その確信度を空調温度の制御に反映させる技術が特許文献1に開示されている。当該文献に記載の技術によれば、極端な温度設定を回避できるため、省エネルギーの目的はある程度達せられる。
しかし、特許文献1に記載の技術では、設定温度のみに着目し、これを変更するように制御しているため、該当箇所の設定温度と実際の環境温度とが等しくない場合、在席者の不満の解消には繋がらない虞があった。
なお、以上は、環境条件としての温度を例に挙げて説明したが、明るさ等他の環境条件においても同様の問題があった。
特開2017−219259号公報
岡幸彦著、「BEMSにおけるIoT技術(クラウド等)の活用事例の紹介」、BE建築設備、建築設備綜合協会、2016年9月号、p.14−19
そこで、本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、在席者に現在の室内環境条件を視覚化しつつ、在席者からの環境条件の変更要望に適切に応えながらも、極端なあるいは無駄な環境条件変更を抑制し得る環境条件制御装置、環境条件制御方法 及び環境条件制御システムを提供することを目的とする。
上記課題は、以下の本発明により解決される。即ち、本発明の環境条件制御装置は、所定の室内空間における環境条件を、当該室内に設置された複数の環境条件調整手段により、在席者の要求にしたがって制御する環境条件制御装置であって、
在席者の環境条件変更要求を位置情報とともに受け付ける要求受付部と、
前記要求受付部が受け付けた前記位置情報に対応する1または2以上の環境条件調整手段を選択する調整手段選択部と、
選択された前記環境条件調整手段の設置位置に対応した領域の現状の環境条件を取得する現状条件取得部と、
前記現状条件取得部が取得した現状の環境条件に対して、前記要求受付部が受け付けた環境条件変更要求に応じた所定幅の環境条件変更を、選択された前記環境条件調整手段により行うように制御する環境条件制御部と、
を備えたことを特徴とする。
このとき、前記環境条件が温度であり、前記環境条件調整手段が空調機であり、前記環境条件変更要求が、温度上昇または温度低下とすることを例示することができる。また、前記環境条件が明るさであり、前記環境条件調整手段が照明器具であり、前記環境条件変更要求が、明るさ上昇または明るさ低下とすることも例示することができる。
本発明の環境条件制御装置としては、前記要求受付部が複数の環境条件変更要求を受け付けた際、同時に受け付けた位置情報に応じて前記調整手段選択部が選択した環境条件調整手段が重複する場合には、当該環境条件調整手段を、最先に受け付けた環境条件変更要求に応じて前記環境条件制御部が制御することができる。
このとき、前記環境条件変更要求の内、最先以外の環境条件変更要求については待機状態とし、
前記環境条件制御部が、最先に受け付けた環境条件変更要求に応じた制御を完了した後に、または、最大限度時間行った後に、受け付けた時間順に順次、待機状態にあった前記環境条件変更要求に応じた制御をそれぞれの変更要求が満たされるまで、またはそれぞれ最大限度時間、行うことができる。
本発明の環境条件制御装置においては、前記要求受付部が、前記在席者それぞれの端末装置からの位置情報及び環境条件変更要求の信号を受け付けるものとすることができる。このとき、前記要求受付部が所定時間内に受け付けた全ての環境条件変更要求の情報を、それぞれの位置情報とともに、全ての前記端末装置に送信する要求情報送信部を備えることができる。
本発明の環境条件制御装置においては、前記現状条件取得部が、前記領域の所定の時間内における環境条件の平均を、現状の環境条件として取得することが好ましい。
また、本発明の環境条件制御方法は、所定の室内空間における環境条件を、当該室内に設置された複数の環境条件調整手段により、在席者の要求にしたがって制御する環境条件制御方法であって、
在席者の環境条件変更要求を位置情報とともに受け付ける要求受付工程と、
受け付けた前記位置情報に対応する1または2以上の環境条件調整手段を選択する調整手段選択工程と、
選択された前記環境条件調整手段の設置位置に対応した領域の現状の環境条件を取得する現状条件取得工程と、
前記現状の環境条件に対して、前記環境条件変更要求に応じた所定幅の環境条件変更を、選択された前記環境条件調整手段により行うように制御する環境条件制御工程と、
を有することを特徴とする。
一方、本発明の環境条件制御システムは、所定の室内に設置された複数の環境条件調整手段と、
複数の前記環境条件調整手段にそれぞれ対応した領域の環境条件を検知する複数の検知手段と、
在席者が自らの環境条件変更要求を入力し、これを位置情報とともに情報信号として生成し送信する端末装置と、
前記端末装置からの情報信号を受信する受信装置と、
前記受信装置が受信した情報信号から前記環境条件変更要求及び前記位置情報を受け付ける要求受付部、該要求受付部が受け付けた前記位置情報に対応する環境条件調整手段を選択する調整手段選択部、選択された前記環境条件調整手段に対応した領域の環境条件を検知する検知手段が検知した現状の環境条件を取得する現状条件取得部、及び、前記現状条件取得部が取得した現状の環境条件に対して、前記要求受付部が受け付けた環境条件変更要求に応じた所定幅の環境条件変更を、選択された前記環境条件調整手段により行うように制御する環境条件制御部、を備えた環境条件制御装置と、
を含むことを特徴とする。
本発明の環境条件制御システムにおいては、前記端末装置がディスプレイを備え、前記室内の見取り図を、前記環境条件調整手段の配置とともに前記ディスプレイに表示することができる。
このとき、前記端末装置が、前記ディスプレイに表示された見取り図に対して、在席者が直接、前記位置情報を入力できるように構成されていてもよい。
あるいは、前記端末装置が、前記ディスプレイに表示された見取り図に自らが存在する位置が表示されるように構成されていてもよい。
本発明の環境条件制御システムにおいては、前記ディスプレイに表示された見取り図に、前記要求受付部が所定時間内に受け付けた全ての環境条件変更要求の情報を、それぞれの位置情報とともに表示するように構成することが好ましい。
本発明によれば、在席者に現在の室内環境条件を視覚化しつつ、在席者からの環境条件の変更要望に適切に応えながらも、極端なあるいは無駄な環境条件変更を抑制し得る環境条件制御装置、環境条件制御方法 及び環境条件制御システムを提供することができる。
ビル管理システムの一例を示すシステム構成概念図である。 第1の実施形態の温度制御システム(環境条件制御システム)において、在席者が使用する端末装置のディスプレイに表示される表示画面であり、在席者が温度変更要求の作業をする前の状態の表示画面の一例である。 図2の状態から、在席者が申告する位置を確定した後のディスプレイの表示画面である。 (a)は、図3中の要求選択画面を拡大した表示画面であり、(b)は、当該要求選択画面で要求を選択した後に表示される確認画面を拡大した表示画面である。 図3の状態から、温度変更要求の内容を確定した後のディスプレイの表示画面である。 第1の実施形態の温度制御システムの全体構成図である。 図6に示す温度制御システム中の温度制御装置内で行われる処理のフロー図である。 第2の実施形態の照度制御システム(環境条件制御システム)において、在席者が使用する端末装置のディスプレイに表示される表示画面であり、在席者が照度変更要求の作業をする前の状態の表示画面の一例である。 図8の状態から、在席者が申告する位置を確定した後のディスプレイの表示画面である。 図9の状態から、照度変更要求の内容を確定した後のディスプレイの表示画面である。 第2の実施形態の照度制御システムの全体構成図である。 図11に示す照度制御システム中の照度制御装置内で行われる処理のフロー図である。
以下、本発明を好ましい実施形態を挙げて説明する。
図1は、建物(ビル)の環境を集中管理するビル管理システム(BMS=Building Management System)の一例を示すシステム構成概念図である。BMSは、建物の運用面での配慮を目指すべく、建物の機器・設備等の運転管理によって省エネルギーや利便性向上を実現しようとするシステムである。
図1に示すように、建物の利用者は、タブレット、スマートフォン、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略す。)等の端末装置10から各種情報を申告情報として、クラウドサーバ群にあるテナント申告サーバ11に申告すると、インターネット網を通じて建物内サーバ群の最適制御サーバ18に申告情報が送られる。クラウドサーバ群は、テナント申告サーバ11及びクラウドデータサーバ12から構成され、ルータ13を介してインターネット網に接続されている。
一方、建物内サーバ群は、ローカルデータサーバ16、BACnetゲートウェイ17及び最適制御サーバ18から構成され、ルータ14を介してインターネット網に接続されている。建物内サーバ群においては、建物内に設置された各種センサ類からの情報を受け取り、ローカルデータサーバ16に格納された情報を参照しつつ、最適制御サーバ18でコントローラ19〜21を介して各種設備(照明器具25、エアコン26及びその他の各種設備24)を制御している。
下記説明する第1の実施形態及び第2の実施形態は、図1に示すBMSの1つのシステムとして適用した例である。即ち、第1の実施形態はエアコン(空調)26を、第2の実施形態は照明器具25を、それぞれ制御する装置(システム)に関する例である。以下、各実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
図2は、第1の実施形態の温度制御システム(環境条件制御システム)において、在席者が使用する端末装置10のディスプレイに表示される表示画面であり、在席者が温度変更要求の作業をする前の状態の表示画面の一例である。当該表示画面は、在席者が在席する居室の見取り図となっており、天井に埋め込まれたエアコン(空調機。環境条件調整手段の一種。)26の位置がわかるようになっている。なお、本発明乃至本明細書において、単に「空調機」あるいは「エアコン」というときは、室外機ではなく室内機を意味する。
各エアコン26の周りには、そのエアコン26による調整区画の主要領域に色彩を付し、その色彩の相違により、当該エアコン26周辺の温度状況が視覚的にすぐ把握できるようになっている。図面中では白黒表示となっているが、実際には、エアコン26が備える温度センサ(検知手段)42の値が高いとき(例えば26℃以上)には暖色系(赤等)の、低いとき(例えば22℃以下)には寒色系(青等)の、その間の温度領域では中間色系(黄、橙等)の、それぞれ色彩表示になるようになっている。
エアコン26が備える温度センサの実際の値は、色彩が付された領域の上方に表示されている。下方には、エアコン26の風量が強中弱の三段階で表示されている。なお、当該エアコン26の設定温度は表示されないようになっている。温度センサ42は、エアコン26の平面視中央にある空気吸込み口に備えられており、エアコン直下の領域(エアコンの設置位置に対応した領域)の温度と略同じ温度が検知される。
温度センサ42としては、エアコン26に内蔵されたものでなくても、エアコン26の設置位置に対応した領域の温度を計測できるものであれば、例えば、天井や壁などに、独立して設置されたものであってもよい。つまり、個々のエアコン26には、その設置位置に対応した領域の温度を計測できる温度センサ42が紐付けられている。以下の説明において、個々のエアコンに紐付けられた温度センサを「対応する温度センサ」と称することにする。また、「エアコンの設置位置に対応した領域」とは、そのエアコンによる温度影響が強く及ぶ領域の中心及びその近傍を指すものとする。
在席者が暑く感じて、その在席者が温度変更要求をする場面について説明する。
位置変更のボタン41をタップ(タブレット端末、スマートフォン)またはクリック(PC等)(以下、前者を意識して、単に「タップ」と表現するが、勿論、ディスプレイをタップできないPC等の場合には「クリック」と読み替えるものとする。)した後、温度変更要求の申告をしたい位置をタップすると、ディスプレイに確認画面が現れるので(不図示)、同意のタップをして位置を確定し、次の手順へと進む。図3において、申告する位置は二重丸Aで示されている。
図3に示す申告位置Aをタップすると、表示画面には、要求選択画面28が表示される。図4(a)は、要求選択画面28を拡大したものである。要求選択画面28には、「暑い」「寒い」「申告取消」「戻る」の各ボタンが表示されている。そこで在席者は、「暑い」のボタンをタップして、温度を下げる要求を選択する。すると、要求選択画面28が消えて、代わりに図4(b)に示す確認画面が表示される。さらに在席者は、「はい」のボタンを選択して、温度変更要求の内容を確定し、作業を終了する。端末装置10は、温度を下げる要求を温度変更要求として、確定した申告位置Aの位置情報とともに申告情報とし、これを情報信号として生成する。
図5は、温度変更要求の内容を確定した後のディスプレイの表示画面である。二重丸で示されていた申告位置Aに「暑」の二重丸付文字が表示され、温度低下の制御に移ったことがわかるようになっている。なお、当該図のほか図2や図3においても、ディスプレイの表示画面中に、今回表示された二重丸付文字とは別に「暑」及び「寒」の丸付文字が表示されている。これは、それぞれの位置において、前者であれば温度低下の要求が、後者であれば温度上昇の要求があり、それぞれの要求に沿った制御が行われていることを表している。これらの表示は、それぞれの温度変更要求の処理が為されている間、表示されるようになっている。
図6は、第1の実施形態の温度制御システムの全体構成図である。本温度制御システムは、大きく分けて、複数の端末装置10、複数のエアコン26、該エアコン26に対応する複数の温度センサ42、受信装置29及び温度制御装置(環境条件制御装置)30から構成される。複数の端末装置10、複数のエアコン26及び複数の温度センサ42については既に説明したとおりである。
複数の端末装置10の内の一つ(図2〜図5を用いて説明した端末装置10)から受信装置29へと、情報信号が送られる。本例において、受信装置29は、テナント申告サーバ11がその任を担っている。即ち、端末装置10から発信された情報信号は、インターネット網及びルータ13を介してテナント申告サーバ11に送られる。なお、端末装置10も何らかの装置(例えばルータ14)やシステム(例えばLTE)を介してインターネット網と接続されているが、図1ではそれを省略している。
受信装置29が受信した情報信号は、温度制御装置30に送られる。本例において、温度制御装置30は、最適制御サーバ18がその任を担っている。即ち、受信装置29から発信された情報信号は、ルータ13、インターネット網及びルータ14を介して最適制御サーバ18に送られる。
図6に示すように、温度制御装置30は、要求受付部31、エアコン選択部(調整手段選択部)32、現在温度取得部(現状条件取得部)33及び温度制御部(環境条件制御部)34から構成される。なお、この温度制御装置30は、本発明の環境条件制御システムにおける環境条件処理装置の一例であると同時に、本発明の環境条件制御装置の一例でもある。
図7に、温度制御装置30内で行われる処理のフロー図を示す。まず、要求受付部31が温度変更要求と位置情報とからなる情報信号を受け付けて処理が開始する(ステップS1)[要求受付工程]。次にエアコン選択部32が、受け付けた申告位置Aの位置情報に対応するエアコンとして、図5に記載の対象エアコン26a,26bを選択する(ステップS2)[調整手段選択工程]。
エアコン選択部32による対象エアコンの選択は、申告位置Aとの距離、エアコンの風向、並びにパーティーション等の風の遮蔽物の配置等を考慮して予め定めた、室内における全ての位置と対象エアコンとの対応テーブルが、最適制御サーバ18内の記憶装置に格納されており、この対応テーブルを参照して、申告位置Aに対応するエアコン26を選択するようになっている。
エアコン選択部32としては、申告位置Aから最も近いエアコン26を自動的に選択するように構成されていてもよいし、原則そのように構成した上で、距離が大きく変わらないエアコン26が複数ある場合には、その複数のエアコン26を自動的に選択するように構成されていてもよい。
対象エアコン26a,26bが選択されると、この対象エアコン26a,26bに対して他の温度変更要求が既に受け付けられ処理中であるか否かが最先受付判断部(不図示)で判断される(ステップS3)。他の温度変更要求が既に受け付けられ処理中である場合(Yes)には、今回の要求は待機状態となり(ステップS15)、他の温度変更要求に対する処理が終了した際にその通知を受けて、直ちにステップS3に戻る(ステップS16)。
一方、他の温度変更要求が受け付けられていない場合(No)には、選択された対象エアコン26a,26bに対応する温度センサ42が検知した現在温度Tと設定温度Tを取得する(ステップS4)[現状条件取得工程]。なお、ここでいう「現在温度」とは、原則としては、要求を受け付けた時の温度であるが、室温は一般に不安定で揺らいでいて、1点のみで温度を判定すると実態から外れた値になってしまう場合がある。そのため、要求を受け付けた時を含む所定の時間内の測定結果の平均値を現在温度とすることが好ましい。例えば、要求を受け付けた時から5分間遡り、1分毎の測定値(計6回分)の平均値を現在温度Tとする。
次に、温度制御部34が温度変更要求の種類を確認する(ステップS5)。そして、要求が「暑い」、即ち温度の低下である場合には、原則、現在温度Tから所定温度下げるように制御を行う。本例では、現在温度Tより0.5℃低い温度以下で、かつ、小数第一位が0または5となる最も高い温度を新たな設定温度Tとして設定する。しかし、設定温度Tがそれ以上に低い場合には、そのままでもより低い温度へと対象エアコン26a,26bは温度を下げようとするため、新たな設定温度Tは設定温度Tと同じとする。
即ち、ステップS6として、設定温度Tが現在温度Tより0.5℃低い温度以下
(設定温度T)≦(現在温度T)−0.5℃ ・・・(1)
であるか否かを判断する。上記不等式(1)が成り立つ場合(Yes)には、新たな設定温度Tは、設定温度Tと同じとする(ステップS8)。そして、温度制御の処理を終了する。
図5の状態において、対象エアコン26a,26bの設定温度Tが何れも24.0℃だとすると、対象エアコン26bについては、現在温度Tが25.2℃であるから0.5℃減じた右辺は24.7℃となり、左辺の設定温度T=24.0℃の方が低い温度となる。したがって、上記不等式(1)を満たし、新たな設定温度Tは、設定温度Tと同じとし(ステップS8)、温度制御の処理を終了する。
それに対して、上記不等式(1)が成り立たない場合(No)には、現在温度Tより0.5℃低い温度以下で、かつ、小数第一位が0または5となる最も高い温度を新たな設定温度Tとして設定する(ステップS7)。図5の状態において、対象エアコン26aについては、現在温度Tが24.4℃であるから0.5℃減じた右辺は23.9℃となり、左辺の設定温度T=24.0℃の方が高い温度となる。したがって、上記不等式(1)が成り立たず、23.9℃以下の温度で、かつ、小数第一位が0または5となる最も高い温度、即ち23.5℃を新たな設定温度Tとして対象エアコン26aを制御する(ステップS7)[環境条件制御工程]。
新たな設定温度Tになるまで対象エアコン26aを制御するには、エアコンの加熱あるいは冷却機能をON/OFF制御することにより行う。そして、現在温度Tが新たな設定温度Tとほぼ同じになるまで処理を行う。T≒Tとなったとき(ステップ11でYes)には、当該処理は終了する。一方、T≒Tになっていない場合(ステップ11でNo)でも、最大限度時間(例えば60分間)に達していれば(ステップ12でNo)、当該処理は終了する。勿論、最大限度時間に達していなければ(ステップ12でYes)、ステップ11に戻る。
温度変更の処理が終了した際、対象エアコンについての他の温度変更の要求が待機状態であった場合には、その要求に対応する処理が開始される。このとき、待機している要求が複数ある場合には、要求受付部31が受け付けた時間順に順次、温度変更の処理が開始される。
一方、ステップS5において確認された要求が、「寒い」、即ち温度の上昇である場合には、原則、現在温度Tから所定温度上げるように制御を行う。本例では温度上昇についても同様に、現在温度Tより0.5℃高い温度以上で、かつ、小数第一位が0または5となる最も低い温度を新たな設定温度Tとして設定するが、設定温度Tがそれ以上に高い場合には、そのまま、新たな設定温度Tは設定温度Tと同じとする。
即ち、ステップS9として、設定温度Tが現在温度Tより0.5℃高い温度以上
(設定温度T)≧(現在温度T)+0.5℃ ・・・(2)
であるか否かを判断する。上記不等式(2)が成り立つ場合(Yes)には、新たな設定温度Tは、設定温度Tと同じとする(ステップS8)。そして、温度制御の処理が終了する。
それに対して、上記不等式(2)が成り立たない場合(No)には、現在温度Tより0.5℃高い温度以上で、かつ、小数第一位が0または5となる最も低い温度を新たな設定温度Tとして対象エアコン26を制御する(ステップS10)[環境条件制御工程]。
その後、現在温度Tが新たな設定温度Tとほぼ同じになるまで処理を行う。T≒Tとなったとき(ステップ13でYes)には、当該処理は終了する。一方、T≒Tになっていない場合(ステップ13でNo)でも、最大限度時間(例えば60分間)に達していれば(ステップ14でNo)、当該処理は終了する。勿論、最大限度時間に達していなければ(ステップ14でYes)、ステップ13に戻る。
温度変更の処理が終了した際、対象エアコンについての他の温度変更の要求が待機状態であった場合には、その要求に対応する処理が開始される。このとき、待機している要求が複数ある場合には、要求受付部31が受け付けた時間順に順次、温度変更の処理が開始される。
以上のように、第1の実施形態によれば、在席者が各自の端末装置10で温度変更要求をすることができる。その際、現在温度を基準に温度の変更幅を制御するので、在席者の体感に合った温度制御が可能になるとともに、設定温度を各自が変更してしまうことによる弊害がない。このとき、端末装置10のディスプレイ上で、エアコン26の設定温度ではなく現在温度のみを確認できるため、在席者は設定温度を変更したいとの欲求を生じることがない。よって、徒に設定温度を上げ下げすることがないため、極端なあるいは無駄な温度変更を抑制することができる。
なお、本実施形態では、要求受付部31が受け付けた全ての温度変更要求の情報を、それぞれの位置情報とともに、全ての端末装置10に送信する要求情報送信部を備えている(不図示)。これにより、既述の如く、ディスプレイの表示画面中に本人及び他者の温度変更要求の内容が表示されるようになっている。
よって、在席者の位置に近い領域の他の温度変更要求の状態が、端末装置10のディスプレイ上で確認できるため、自らの体感(温冷感)とは異なる温度設定になっている場合でも、その理由を自身で推察することができる。なお、本実施形態では、温度変更要求の処理が為されている間、これらが表示されるようになっている。
本実施形態では、対象エアコン26a,26bが既に起動している場合を例に挙げて説明したが、例えばエアコン26cのように停止しているエアコンが対象になる場合には、当該エアコン26cを起動させ、予め定められた設定温度を現在設定温度Tsとする。
温度変更の処理が終了し、エアコンの初期の設定温度とは異なる設定温度となった場合には、時間をかけて(例えば、1℃当たり60分)徐々に所定の許容温度範囲に戻すように制御することも、省エネルギーの観点から好ましいものである。
[第2の実施形態]
図8は、第2の実施形態の照度制御システム(環境条件制御システム)において、在席者が使用する端末装置10のディスプレイに表示される表示画面であり、在席者が照度変更要求の作業をする前の状態の表示画面の一例である。当該表示画面は、在席者が在席する居室の見取り図となっている。図8においては、第1の実施形態の図2とは異なり、照明器具25の位置の表示はしていない。ただし、照明器具25による調整区画(照明区画35)の主要領域に色彩を付してあり、付された色彩の相違により、当該照明区画35周辺の照度の状況が視覚的にすぐ把握できるようになっている。図面中では白黒表示となっているが、実際には、照明器具25が備える照度センサ(検知手段)43の値が高いとき(例えば700ルクス以上)には暖色系(赤等)の、低いとき(例えば400ルクス以下)には寒色系(青等)の、その間の温度領域では中間色系(黄等)の、それぞれ色彩表示になるようになっている。
照明器具25が備える照度センサ43の実際の値は、色彩が付された領域の上方に表示されている。下方には、照明器具25の照明出力(調光率)がパーセント単位で表示されている。
端末装置10のディスプレイに、現在地表示が表示される点は、第1の実施形態と同様である。
照明器具25には、その照明区画35の照度を計測できる照度センサ43が紐付けられている。以下の説明において、個々の照明区画35に紐付けられた照度センサを「対応する照度センサ」と称することにする。
在席者が暗く感じて、その在席者が照度変更要求をする場面について説明する。
在席者が、照度変更要求の申告をしたい位置を選択する方法(変更、選択、同意)については、第1の実施形態と同様である。
図9に示すように、申告位置Aをタップすると、表示画面には、要求選択画面42が表示される。要求選択画面42には、「明るく」「暗く」「申告取消」「戻る」の各ボタンが表示されている。そこで在席者は、「明るく」のボタンをタップして、照度を上げる要求を選択する。すると、要求選択画面42が消えて、代わりに確認画面が表示される(不図示)。さらに在席者は、「はい」のボタンを選択して、照度変更要求の内容を確定し、作業を終了する。端末装置10は、照度を上げる要求を照度変更要求として、確定した申告位置Aの位置情報とともに申告情報とし、これを情報信号として生成する。
図10は、照度変更要求の内容を確定した後のディスプレイの表示画面である。二重丸で示されていた申告位置Aに「明」の二重丸付文字が表示され、照度上昇の制御に移ったことがわかるようになっている。
図11は、第2の実施形態の照度制御システムの全体構成図である。本照度制御システムは、大きく分けて、複数の端末装置10、複数の照明器具25、該照明器具25の照明区画に対応する照度センサ43、受信装置29及び照度制御装置(環境条件制御装置)40から構成される。複数の端末装置10、複数の照明器具25及び複数の照度センサ43については既に説明したとおりである。また、受信装置29は、第1の実施形態で説明したものと同様である。
受信装置29が受信した情報信号は、照度制御装置40に送られる。本例において、照度制御装置40は、最適制御サーバ18がその任を担っている。即ち、受信装置29から発信された情報信号は、ルータ13、インターネット網及びルータ14を介して最適制御サーバ18に送られる。
図11に示すように、照度制御装置40は、要求受付部36、照明器具選択部(調整手段選択部)37、現在照度取得部(現状条件取得部)38及び照度制御部(環境条件制御部)39から構成される。なお、この照度制御装置40は、本発明の環境条件制御システムにおける環境条件処理装置の一例であると同時に、本発明の環境条件制御装置の一例でもある。
図12に、照度制御装置40内で行われる処理のフロー図を示す。まず、要求受付部36が照度変更要求と位置情報とからなる情報信号を受け付けて処理が開始する(ステップS1)[要求受付工程]。次に照明器具選択部37が、受け付けた申告位置Aの位置情報に対応する照明器具として、図10に記載の照明区画35aに対応する照明器具(「対象照明器具35a」と表記する。)を選択する(ステップS2)[調整手段選択工程]。
照明器具選択部37による対象照明器具の選択は、申告位置Aとの距離、並びにパーティーション等の光の遮蔽物の配置等を考慮して予め定めた、室内における全ての位置と対象照明器具との対応テーブルが、最適制御サーバ18内の記憶装置に格納されており、この対応テーブルを参照して、申告位置Aに対応する照明器具25を選択するようになっている。
照明器具選択部37としては、その都度申告位置Aから最も近い照明区画の照明器具25を選択するように構成されていてもよいし、原則そのように構成した上で、距離が大きく変わらない照明区画が複数ある場合には、その複数の照明区画の照明器具25を選択するように構成されていてもよい。
対象照明器具35aが選択されると、この対象照明器具35aに対して他の照度変更要求が既に受け付けられ処理中であるか否かが最先受付判断部(不図示)で判断される(ステップS3)。他の照度変更要求が既に受け付けられ処理中である場合(Yes)には、今回の要求は直ちにキャンセルされ、照度制御の処理が終了する。
一方、他の照度変更要求が受け付けられていない場合(No)には、選択された照明区画35の検知部が検知した現在照度B(=500ルクス)を取得する(ステップS4)[現状条件取得工程]。
次に、照度制御部39が照度変更要求の種類を確認する(ステップS5)。そして、要求が「明るく」、即ち照度の上昇である場合には、現在照度Bから所定照度上げるように制御を行う。本例では、現在照度Bよりも100ルクス高い600ルクスを新たな設定照度Bとして設定する(ステップS6)[環境条件制御工程]。
一方、本例とは逆に要求が「暗く」、即ち照度の低下である場合には、現在照度Bから所定照度下げるように制御を行う。本例では、現在照度Bよりも100ルクス低い400ルクスを新たな設定照度Bとして設定する(ステップS7)[環境条件制御工程]。
新たな設定照度Bになるまで対象照明器具35aを制御するには、照明出力(調光率)を増減させることによって行う。本例では、対象照明器具35aの照明出力(調光率)は30%なので、例えば40%に上げてその結果を見てさらに適切な照明出力(調光率)を増減させる。この際の制御には、照明区画35の照度センサ43の検知結果に基づいて、フィードバック制御が為される。
その後、新たな設定照度Bになるまでの時間は、温度変更の場合とは異なり、ほとんどかからず、不安定にもなり難い。よって、新たな設定照度B達成までの時間を多く取らなくてよいため、必要に応じて、短めの所定の時間、制御を維持すればよい。本例では、制御開始後、直ちに設定照度へと変化するため、すぐに照度変更の処理を終了する。
以上のように、第2の実施形態によれば、在席者が各自の端末装置10で照度変更要求をすることができる。その際、現在照度を基準に照度の変更幅を制御するので、在席者の体感に合った照度制御が可能になる。
なお、本実施形態においても、要求受付部36が受け付けた全ての照度変更要求の情報を、それぞれの位置情報とともに、全ての端末装置10に送信する要求情報送信部を備えている(不図示)。これにより、ディスプレイの表示画面中に本人及び他者の照度変更要求の内容が表示されるようになっている。
よって、在席者の位置に近い領域の他の照度変更要求の状態が、端末装置10のディスプレイ上で確認できるため、自らの体感(明るさ感)とは異なる照度設定になっている場合でも、その理由を自身で推察することができる。
本実施形態では、対象照明器具36aが既に点灯している場合を例に挙げて説明したが、消灯している照明器具が対象になる場合には、当該照明器具を点灯させる。
照度変更の処理が終了し、予め設定された照明器具の照度とは異なった設定照度となった場合には、所定時間経過後(例えば60分後)に、元の設定照度に戻すように制御することが、省エネルギーや快適感維持の点で好ましい。
以上、本発明の環境条件制御装置、環境条件制御方法及び環境条件制御システムについて、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記実施形態の構成に限定されるものではない。
また、温度、照度等の各種条件も、上記実施形態に挙げられたものはあくまでも例示であり、上記実施形態に限定されるものではなく、実際の現場の状況に応じて、適切に設計することができる。
さらに、上記実施形態では、環境条件として「温度」「照度(明るさ)」、環境条件調整手段として「空調機」「照明器具」を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではない。
その他、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の環境条件制御装置、環境条件制御方法 及び環境条件制御システムを適宜改変することができる。かかる改変によってもなお本発明の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
10:端末装置
11:テナント申告サーバ(受信装置)
18:最適制御サーバ(環境条件制御装置)
25:照明器具(環境条件調整手段)
26:エアコン(空調機、環境条件調整手段)
29:受信装置
30:温度制御装置
31:要求受付部
32:エアコン選択部(調整手段選択部)
33:現在温度取得部(現状条件取得部)
34:温度制御部(環境条件制御部)
42:温度センサ(検知手段)
43:照度センサ(検知手段)

Claims (10)

  1. 所定の室内空間における環境条件を、当該室内に設置された複数の環境条件調整手段により、在席者の要求にしたがって制御する環境条件制御装置であって、
    在席者の環境条件変更要求を位置情報とともに受け付ける要求受付部と、
    前記要求受付部が受け付けた前記位置情報に対応する1または2以上の環境条件調整手段を選択する調整手段選択部と、
    選択された前記環境条件調整手段の設置位置に対応した領域の現状の環境条件を取得する現状条件取得部と、
    前記現状条件取得部が取得した現状の環境条件に対して、前記要求受付部が受け付けた環境条件変更要求に応じた所定幅の環境条件変更を、選択された前記環境条件調整手段により行うように制御する環境条件制御部と、
    を備えたことを特徴とする環境条件制御装置。
  2. 前記環境条件が温度であり、前記環境条件調整手段が空調機であり、前記環境条件変更要求が、温度上昇または温度低下であることを特徴とする請求項1に記載の環境条件制御装置。
  3. 前記環境条件が明るさであり、前記環境条件調整手段が照明器具であり、前記環境条件変更要求が、明るさ上昇または明るさ低下であることを特徴とする請求項1に記載の環境条件制御装置。
  4. 前記要求受付部が複数の環境条件変更要求を受け付けた際、同時に受け付けた位置情報に応じて前記調整手段選択部が選択した環境条件調整手段が重複する場合には、当該環境条件調整手段を、最先に受け付けた環境条件変更要求に応じて前記環境条件制御部が制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の環境条件制御装置。
  5. 前記要求受付部が、前記在席者それぞれの端末装置からの位置情報及び環境条件変更要求の信号を受け付け、かつ、
    前記要求受付部が所定時間内に受け付けた全ての環境条件変更要求の情報を、それぞれの位置情報とともに、全ての前記端末装置に送信する要求情報送信部を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の環境条件制御装置。
  6. 前記現状条件取得部が、所定の時間内に前記検知部が検知した環境条件の平均を、現状の環境条件として取得することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の環境条件制御装置。
  7. 所定の室内空間における環境条件を、当該室内に設置され、設置位置に対応した環境条件を検知する検知部を備えた複数の環境条件調整手段により、在席者の要求にしたがって制御する環境条件制御方法であって、
    在席者の環境条件変更要求を位置情報とともに受け付ける要求受付工程と、
    受け付けた前記位置情報に対応する1または2以上の環境条件調整手段を選択する調整手段選択工程と、
    選択された前記環境条件調整手段の検知部が検知した現状の環境条件を取得する現状条件取得工程と、
    前記現状の環境条件に対して、前記環境条件変更要求に応じた所定幅の環境条件変更を、選択された前記環境条件調整手段により行うように制御する環境条件制御工程と、
    を有することを特徴とする環境条件制御方法。
  8. 所定の室内に設置され、設置位置に対応した環境条件を検知する検知部を備えた複数の環境条件調整手段と、
    在席者が自らの環境条件変更要求を入力し、これを位置情報とともに情報信号として生成し送信する端末装置と、
    前記端末装置からの情報信号を受信する受信装置と、
    前記受信装置が受信した情報信号から前記環境条件変更要求及び前記位置情報を受け付ける要求受付部、該要求受付部が受け付けた前記位置情報に対応する環境条件調整手段を選択する調整手段選択部、選択された前記環境条件調整手段の検知部が検知した現状の環境条件を取得する現状条件取得部、及び、前記現状条件取得部が取得した現状の環境条件に対して、前記要求受付部が受け付けた環境条件変更要求に応じた所定幅の環境条件変更を、選択された前記環境条件調整手段により行うように制御する環境条件制御部、を備えた環境条件制御装置と、
    を含むことを特徴とする環境条件制御システム。
  9. 前記端末装置が、前記室内の見取り図を、前記環境条件調整手段の配置とともに表示する前記ディスプレイを備え、当該ディスプレイに表示された見取り図に対して、在席者が直接、前記位置情報を入力できるように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の環境条件制御システム。
  10. 前記端末装置が、前記ディスプレイに表示された見取り図に、前記要求受付部が所定時間内に受け付けた全ての環境条件変更要求の情報を、それぞれの位置情報とともに表示することを特徴とする請求項9に記載の環境条件制御システム。
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