JP2017010892A - 室内環境管理装置、室内環境制御システムおよびプログラム - Google Patents

室内環境管理装置、室内環境制御システムおよびプログラム Download PDF

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Kojiro Furuya
宏次朗 古屋
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Abstract

【課題】ユーザが室内環境を調節したい際に、室内の状態を容易に確認することができる室内環境管理装置、室内環境制御システムおよびプログラムを提供する。【解決手段】実施形態の室内環境管理装置は、室内環境に関するデータを計測する計測装置から計測結果を受信する受信手段と、ユーザの操作端末において、室内の見取り図上に、前記受信手段が受信した前記計測結果を表示した室内環境マップを表示させる表示制御手段と、前記操作端末から、前記室内環境を調節する制御装置に対するユーザ操作を受付ける操作受付手段と、前記ユーザ操作に応じて室内環境を変更するための制御情報を生成し、生成した前記制御情報を前記制御装置に対して出力する制御手段と、を備えた。【選択図】図9

Description

本発明は、室内環境管理装置、室内環境制御システムおよびプログラムに関する。
従来、オフィス空間や居住空間において、空調や照明等の室内環境を在室者の有無に応じて適宜調節する空調管理システム、照明管理システム等が知られている。このような室内環境制御システムでは、人がいなければ、或いは人が少なければ、その空間の空調や照明器具などの制御装置の出力を低減して、消費電力の低減を図っている。
例えば、特許文献1では、人感センサの検出結果に応じて、システム天井モジュールの空調吹き出し量または照明器具の輝度を変更する技術が開示されている。また、特許文献2では、スマートフォンの位置情報と端末IDとから、スマートフォンの所持者の位置を特定し、所持者の位置に応じて照明用LEDの出力を調節する技術が開示されている。また、特許文献2では、照明を自動制御した上で、更にユーザの所望する明るさに手動で調節することができる技術が開示されている。
しかしながら従来技術では、他の在室者の分布や温度、照度の分布といった室内環境の現状や、空調や照明器具などの制御装置の出力状態を一目で把握することができない。従って、空調や明るさを手動で調節したいユーザは、他の在室者の状況を把握しづらいため、室温調節や照明のオンオフを気軽に行いにくいという現状にある。このように従来、ユーザが容易に室内環境や在室者の室内分布等を確認した上で、室内環境を手動調節できる仕組みが望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザが室内環境を調節したい際に、室内環境の状態や制御装置の出力状態など、室内の状態を容易に確認することができる室内環境管理装置、室内環境制御システムおよびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、室内環境に関するデータを計測する計測装置から計測結果を受信する受信手段と、ユーザの操作端末において、室内の見取り図上に、前記受信手段が受信した前記計測結果を表示した室内環境マップを表示させる表示制御手段と、前記操作端末から、前記室内環境を調節する制御装置に対するユーザ操作を受付ける操作受付手段と、前記ユーザ操作に応じて室内環境を変更するための制御情報を生成し、生成した前記制御情報を前記制御装置に対して出力する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの操作端末において、室内の見取り図上に計測結果を表示させるので、室内環境を手動調節する際に、室内状況を簡便に確認することができるという効果を奏する。
図1は、一実施形態にかかる室内環境制御システムの概略構成図である。 図2は、室内環境制御システムの各装置が有する機能構成を示した機能ブロック図である。 図3は、データ変換モジュールによるデータ変換処理を示した説明図である。 図4は、計測装置の設置例とその測定領域を説明する斜視図である。 図5は、天井に設置した計測装置を真下から見上げた際の正面図である。 図6は、計測装置の測定領域と、ゾーンに分割した室内領域との対応例を示した模式図である。 図7は、計測装置による計測データの生成方法について説明する模式図である。 図8は、表示データの生成方法を示した説明図である。 図9は、操作端末に表示された室内環境マップを示す図である。 図10は、照明器具の自動制御方法の一例について説明する図である。 図11は、制御対象領域の設定例について説明する図である。 図12は、操作端末が表示する調光制御画面の一例を示す図である。 図13は、室内環境制御システムにおいて実行される、計測結果の表示データ生成処理の手順例を示したシーケンス図である。 図14は、室内環境制御システムにおいて実行される、手動制御処理の手順例を示したシーケンス図である。
以下に添付図面を参照して、室内環境管理装置、室内環境制御システムおよびプログラムの実施形態を詳細に説明する。尚、本発明は、以下で説明される実施形態により限定されるものではない。
まず、一実施形態にかかる室内環境制御システム1000の概略構成について説明する。図1は、一実施形態にかかる室内環境制御システム1000の概略構成図である。図1に示すように、室内環境制御システム1000は、操作端末1、ホストシステム2、計測装置3、制御装置4を主に備えている。ホストシステム2は、管理装置21(室内環境管理装置)と、ゲートウェイ22とを備えており、管理装置21はゲートウェイ22及び接続回線5を介して、計測装置3または制御装置4と接続する。接続回線5としては例えば、有線LAN(Local Area Network)または無線LAN等を用いることができる。管理装置21と操作端末1とは、有線LANまたは無線LAN等を用いた接続回線6により、互いに接続可能となっている。
操作端末1は、ユーザが室内環境をモニタリングしたり手動調節したりするために用いる端末である。操作端末1としては、例えばタブレット端末、PC、或いはスマートフォン等の携帯端末を利用することができる。操作端末1は液晶パネルの表面にタッチパネルを備え、ユーザのタッチ操作を受付ける。尚、ユーザインタフェースの構成としてはタッチパネルに限定されず、各種操作ボタン等やマイクロフォンを用いてもよいし、或いはこれらを併用する構成でもよい。
計測装置3は、室内環境を計測するためのセンサを有している。空調を制御対象とするシステムであれば、計測装置3は例えば温度センサ、湿度センサ、二酸化炭素センサ等のうち少なくとも1つのセンサを有する。居住空間ではなく、工場の製造ラインにおける室内環境を制御対象とするならば、その他のガスセンサを設けて各種ガス濃度を計測してもよい。また、調光を制御対象とするシステムであれば、計測装置3は光センサ(照度センサ)等を有し、測定領域内の照度を計測する。本実施形態の計測装置3は、在室者に応じて室内環境を調節するために人感センサを有している。人感センサのセンシング方式は特に限定されず、赤外線式でもよいし、超音波式、可視光式などでもよいし、これら複数の方式を組み合わせたものでもよい。
制御装置4は制御対象の室内に設けられた空調設備、調光設備、採光設備、スピーカ装置等の機器の出力を制御する装置である。即ち、空調設備、調光設備、採光設備、スピーカ装置等の機器にはそれぞれの装置の出力を調節する制御装置4が設けられており、管理装置21はゲートウェイ22を介してこれらの制御装置4を制御する。尚、制御装置4と制御対象とは1対1に設けられずともよい。すなわち例えば、空調機能、調光機能、スピーカ機能等のうち少なくとも2つを兼ね備えた室内環境調節ユニットを用いるとし、1つの制御装置4が当該室内環境調節ユニットの複数の機能を制御できる構成としてもよい。
ホストシステム2は、室内環境を統括的に制御するためのシステムである。尚、ここでは、ホストシステム2がゲートウェイ22を備える構成例について説明するが、ホストシステム2は必ずしもゲートウェイ22を有さずともよい。即ち、図1の例では、操作端末1、管理装置21側の通信方式と、計測装置3、制御装置4側の通信方式が異なる構成であるので、両者がゲートウェイ22を介してデータ通信を行える構成としている。逆に、操作端末1、管理装置21側の通信方式と、計測装置3、制御装置4側の通信方式が同一である場合、あるいは、互換性のある場合であれば、両者はゲートウェイ22を介さずデータ通信を行うことが可能である。
管理装置21は、計測装置3が計測した室内環境に係るデータ(計測データ)を、ゲートウェイ22を介して受信する。管理装置21は、計測装置3から受信した計測データと、自装置が管理する室内の見取り図(室内マップ)とから、室内環境マップの表示データを生成する。室内環境マップとは、室内の見取り図上に、室内環境の計測データの分布を重ね合わせて表示したものである。室内環境マップ540の生成方法については、図8を用いて後述する。管理装置21は、生成した室内環境マップの表示データを操作端末1に送信し、操作端末1のディスプレイ上にこれを表示させる。
・室内環境の自動制御
管理装置21は、生成した室内環境マップに基づき室内環境の自動調節制御を行う。即ち、管理装置21は、計測データと室内環境の好適な条件とに基づいて、各制御装置4を制御するための制御データを生成し、ゲートウェイ22及び接続回線5を介して制御装置4に送信する。制御装置4は、受信した制御データに基づいて空調設備、調光設備等の各機器の出力を制御する。
・室内環境の手動制御
また、管理装置21は、室内環境マップの表示データを、接続回線6を介して操作端末1に送信し、操作端末1のディスプレイ上に室内環境マップを表示させる。操作端末1のユーザは、ディスプレイ上に表示された室内環境マップを参照して、室内環境を手動で調節することができる。管理装置21は、操作端末1が受付けたユーザ操作に基づいて、制御装置4を制御するための制御データを生成し、ゲートウェイ22及び接続回線5を介して制御装置4に送信する。制御装置4は、受信した制御データに基づいて空調設備、調光設備等の各機器の出力を制御する。
次に、室内環境制御システム1000の各装置が有する機能構成について図2を用いて説明する。図2は、室内環境制御システム1000の各装置が有する機能構成を示した機能ブロック図である。
まず、操作端末1の機能構成について説明する。図2に示すように、操作端末1は、ユーザインタフェース111と、通信モジュール112とを有している。ユーザインタフェース111は、表示制御部1111と、操作受付部1112とを有している。
表示制御部1111は、ユーザインタフェース111の各種操作画面を操作端末1のディスプレイに表示する処理を行う。また、表示制御部1111は、管理装置21から受信した表示データに基づいて、室内環境マップを操作画面上に表示する。
操作受付部1112は、タッチパネル等を介して、室内環境マップ上に設けられた制御対象領域を選択するユーザ操作を受付ける。また、操作受付部1112は、選択された制御対象領域に対応付けられた制御装置4の出力を変更する旨のユーザ操作を受付ける。具体的には、操作受付部1112は、制御対象の種類に応じて、空調、明るさ、音量等の出力を変更する指示操作を受付ける。指示操作の受付方法としては、操作画面に対する入力受付、操作ボタン、操作アイコンに対する操作受付、音声入力による受付など、特に限定されるものではない。
操作受付部1112は、指示内容を含むデータ(指示データ)を生成する。尚、ユーザインタフェース111の操作画面の例については後述する。
通信モジュール112は、ユーザインタフェース111が生成した指示データを、接続回線6を介して管理装置21に送信する処理を行う。また、通信モジュール112は、管理装置21から室内環境マップの表示データを受信する。
次に、管理装置21の機能構成について説明する。図2に示すように、管理装置21は、制御モジュール211と、通信モジュール212とを有している。制御モジュール211は、指示受付部2111と、表示制御部2112とを有している。
指示受付部2111は、通信モジュール212が操作端末1から指示データを受信すると、当該指示データに含まれる指示内容に基づいて、制御装置4を制御するための制御データを生成する。例えば、制御データには、制御対象の制御装置4の識別情報や、出力変更の際の出力値、出力を変更する際の速さを示す情報等が含まれる。
表示制御部2112は、通信モジュール212が計測装置3から計測データを受信すると、当該計測データに基づいて、室内環境マップの表示データを生成する。表示制御部2112は、生成した室内環境マップの表示データを通信モジュール212によって操作端末1に送信する。これにより、表示制御部2112は、操作端末1の操作画面上に室内環境マップを表示させる。
通信モジュール212は、図2中実線で示したように、管理装置21と他の装置間とのデータ通信処理を行う。例えば、通信モジュール212は、操作端末1の通信モジュール112との間で各種データ通信を行う。また、通信モジュール212は、ゲートウェイ22との間でデータ通信を行う。またこれにより、通信モジュール212は、ゲートウェイ22および接続回線5を介して、管理装置21と計測装置3との間のデータ通信、および、管理装置21と制御装置4との間のデータ通信を行う。
次に、ゲートウェイ22の機能構成について説明する。ゲートウェイ22は、データ変換モジュール221と、通信モジュール222と、通信モジュール223とを有している。
データ変換モジュール221は、管理装置21と計測装置3との間、または、管理装置21と制御装置4との間で通信方式が異なり、直接通信することができない場合に、データ変換を行う。
尚、管理装置21と計測装置3との間、または、管理装置21と計測装置3との間で通信方式が同一である場合には、図2中の点線で示すルートにてデータ通信を行うことができる。即ち、互いに同一の通信方式が用いられている場合には、管理装置21の通信モジュール212は、ゲートウェイ22を介さずに、計測装置3の通信モジュール302との間でデータ通信を行う。また、互いに同一の通信方式が用いられている場合には、管理装置21の通信モジュール212は、ゲートウェイ22を介さずに、制御装置4の通信モジュール402との間でデータ通信を行う。
図3は、データ変換モジュール221によるデータ変換処理を示した説明図である。データ変換モジュール221は例えば、計測装置3から受信した計測データ、および、管理装置21が生成した制御データのデータ変換を行う。即ち、ゲートウェイ22の通信モジュール223が計測装置側の計測データ3001を受信すると、データ変換モジュール221は、データ変換処理を行って、管理装置21側で利用できる形式の計測データ(管理装置側の計測データ2102)を生成する。
また、ゲートウェイ22の通信モジュール222が管理装置側の制御データ2101を受信すると、データ変換モジュール221は、データ変換処理を行って、制御装置4側で利用できる形式の制御データ(制御装置側の制御データ4001)を生成する。
図2に戻って、通信モジュール222、223はデータ変換モジュール221による変換後のデータを管理装置21側、あるいは、制御装置4側に送信する。即ち、通信モジュール222は、データ変換モジュール221が生成した管理装置側の計測データ2102(図3参照)を、管理装置21の通信モジュール212に送信する。また、通信モジュール223は、データ変換モジュール221が生成した制御装置側の制御データ4001(図3参照)を、制御装置4の通信モジュール402に送信する。
次に、計測装置3の機能構成について説明する。図2に示すように、計測装置3は、計測モジュール301と、通信モジュール302とを有している。
計測モジュール301は、計測装置3が備える各種センサの出力値を読み込んで、室内環境に関する計測データを生成し、管理する。
図4は、計測装置3の設置例とその測定領域を説明する斜視図である。図4では、計測装置3を室内領域510の天井に設置した例を示した。計測装置3の計測モジュール301(図2参照)は、測定領域520の室内環境を測定する。図4に示すように、室内領域510を所定の面積を有するゾーンに分割すると、計測装置3はそのうち複数のゾーンを測定領域520として計測データを得ることができる。尚、測定領域520はゾーンの境界をまたいでいてもよい。尚、計測モジュール301が複数のセンサを有する構成においては、それぞれのセンシング範囲に応じた測定領域が存在してよい。
図5は、天井に設置した計測装置3を真下から見上げた際の正面図である。以下では一例として、計測装置3が人感センサを有する場合について説明する。図5に示すように、天井に設置された計測装置3には、真下から見上げて左側に、計測モジュール301Lが設けられている。また、計測装置3は、真下から見上げて右側に、計測モジュール301Rを備えている。次に、各計測モジュール301の測定領域520と、室内領域510との対応について説明する。
図6は、計測装置3の測定領域520と、ゾーンに分割した室内領域510との対応例を示した模式図である。図6に示すように、計測装置3の測定領域520は、計測モジュール301Lの測定領域520Lと、計測モジュール301Rの測定領域520Rとの和となる。また、計測モジュール301L、301Rは、測定領域520L、520Rをそれぞれ16区画に分割して各区画内の人物を検出する。即ち、計測モジュール301Lは、測定領域520Lを16分割した検出区画P00〜P15に対して、いずれかの検出区画内にいる人物を検出する。また、計測モジュール301Rは、測定領域520Rを16分割した検出区画P16〜P31に対して、いずれかの検出区画内にいる人物を検出する。
図6に示すように、室内領域510のD3のゾーンの中心位置に計測装置3を配置した場合、測定領域520Lの検出区画P00〜P15は、室内領域510のゾーンB2〜D2、B3〜D3、B4〜D4上に跨ることとなる。また、測定領域520Rの検出区画P16〜P31は、室内領域510のゾーンD2〜F2、D3〜F3、D4〜F4上に跨ることとなる。
次に、計測装置3側の計測データ3001(図3参照)の生成方法について、図7を用いて説明する。図7は、計測装置3による計測データ3001(図3参照)の生成方法について説明する模式図である。
計測装置3の計測モジュール301(図2参照)は、室内領域510の各ゾーンA1〜G7と、計測装置3の検出区画P00〜P31との対応関係に基づいて、室内領域510のいずれのゾーンにおいて人を検出したかを判定する。
つまり、図7に示すように、室内領域510のゾーンD3の中心位置に計測装置3aを配置した場合、計測装置3aの検出区画P00〜P31は、室内領域510のゾーンB2〜F4上に跨ることとなる。本実施形態では、計測装置3aの設置角度(視野角度)、床からの高さ(天井からの距離)、検出可能高さ、などの情報に基づいて、予め、計測装置3aの検出区画P00〜P31と、室内領域510のゾーンとを対応付けている。
例えば図7では、室内領域510のゾーンC3は、計測装置3aの検出区画P05、P06、P09、P10の中心座標を含んでいる。従って、計測装置3aの計測モジュール301は、検出区画P05、P06、P09、P10に対して人感センサが検出反応を示した際に、室内領域510のうちゾーンC3において人が検出されたと判定する。
また別な例としては、図7において室内領域510のゾーンB4は、計測装置3aの検出区画P12の中心座標、および、計測装置3bの検出区画P00の中心座標を含んでいる。そこで、計測装置3aの計測モジュール301は、検出区画P12に対して人感センサが検出反応を示した際に、室内領域510のうちゾーンB4において人が検出されたと判定する。また、計測装置3bの計測モジュール301は、検出区間P00に対して人感センサが検出反応を示した際に、室内領域510のうちゾーンB4において人が検出されたと判定する。
そして、計測モジュール301(図2参照)は、計測装置3に対応付けられた室内領域510の各ゾーンと、そのゾーンでの人検出の有無とを対応付けて計測データ3001を生成する。例えば、計測モジュール301は、ゾーンB2:検出無、ゾーンC2:検出無、ゾーンD2:検出無…、ゾーンC3:検出有…、ゾーンF4:検出無、という一連のデータを計測データ3001として生成する。
尚、各ゾーンのサイズについては、ユーザが任意に設定できるものとする。ゾーンを細かく設定してセンサの検出区画と一対一に近い対応とし、検出結果に対してより細やかな判定をしてもよい。或いは、ゾーンを大き目に設定して、検出結果を平均化し、通信データ量の軽減を図ってもよい。
図2に戻って、通信モジュール302は、計測モジュール301が生成した計測データ3001をゲートウェイ22に送信する。
次に、制御装置4の機能構成について説明する。図2に示すように、制御装置4は、制御ドライバ401と、通信モジュール402とを有している。
通信モジュール402は、ゲートウェイ22が出力した制御装置4側の制御データ4001(図3参照)を受信する。
制御ドライバ401は、通信モジュール402が受信した制御データ4001に基づいて、空調設備、調光設備、採光設備、スピーカ装置等の制御対象装置の出力を制御する。
次に、管理装置21の表示制御部2112による、室内環境マップの表示データの生成方法について説明する。
図8は、表示データの生成方法を示した説明図である。表示制御部2112(図2参照)は、ゲートウェイ22を介して複数の計測装置3から受信した計測データ3001(図3参照)に基づいて、室内領域510の各ゾーンにおける人検出結果を反映した検出結果マップ530を生成する。
例えば、表示制御部2112は、ゾーンに属するいずれか1つの計測装置3から、そのゾーンにおいて人検出有という結果を受信すれば、当該ゾーンは「人検出有(在)」と判定する。また、表示制御部2112は、ゾーンに属する全ての計測装置3から、そのゾーンにおいて人検出無という結果を受信すれば、当該ゾーンは「人検出無(不在)」と判定する。また、表示制御部2112は、そのゾーンにおいて人検出有という結果を送信した計測装置3の数と、人検出無という結果を送信した計測装置3の数とが同程度であった場合に、そのゾーンは「人検出不明(不明)」と判定する。或いは、いずれの計測装置3の検出区画にも入っていないゾーンがあれば、当該ゾーンの結果は「人検出不明(不明)」となる。
このように、表示制御部2112は、室内領域510のゾーン内に複数の計測装置3(または計測地点)が設けられている場合に、ゾーン内の計測結果の論理和に応じて、最終的な計測結果を判定する。
そして、表示制御部2112は、各判定結果に応じて各ゾーンを色分けして表示した検出結果マップ530を生成する。尚、検出結果マップ530では、色分けの他にも、表示パターンを変えたり、表示濃度を変えたりすることにより、検出結果を表示してもよい。
次に、表示制御部2112は、生成した検出結果マップ530と、室内見取り図500とを重ね合わせて、室内環境マップ540の表示データを生成する。尚、図8に例示するように、室内見取り図500には、設置済みの机やパーティション、壁などが描画されている。尚、室内見取り図500は、管理装置21または操作端末1から編集することができる。
管理装置21の通信モジュール212(図2参照)は、表示制御部2112が生成した室内環境マップ540の表示データを、接続回線6を介して操作端末1に送信する。操作端末1の通信モジュール112が当該表示データを受信すると、操作端末1の表示制御部1111は操作画面上に、室内環境マップ540を表示する。このように、操作端末1において室内環境マップ540が表示されるので、操作端末1のユーザはその場にいたままで、室内を歩き回らずとも室内環境がどのような状態であるかを手元の操作端末1で容易に確認することができる。
次に、計測装置3が人感センサと照度センサとを兼ね備え、室内環境マップに人検出結果と照度計測結果とを重ね合わせた例について説明する。
図9は、操作端末1に表示された室内環境マップ540を示す図である。図9の例では、室内環境マップ540に、人感センサによる人検出結果が黒丸印で表され、照度センサによる照度計測結果が照度に応じた色濃度により表されている。
また、室内環境マップ540には、制御装置4の制御対象機器の一例として、照明器具400のイラストが室内への設置位置に応じて表示されている。各照明器具400のイラストは、制御状態、すなわち、調光量に応じた色濃度を用いて表示されている。
このように図9の例では、室内の見取り図上に、人検出結果、照度計測結果、照明器具の制御状態(調光量)とを重ね合わせて表示した。このようにすることでユーザは、室内環境の制御状態(出力状態)と、室内環境の実際の状態を一目で俯瞰することができる。従ってユーザは、人がいないのに調光量が大きく十分すぎる照度となっている箇所を一目で確認することができる。即ちユーザは、室内を実際に歩き回らずとも照明をオフできる箇所を手元の操作端末1によって確認することができ、簡便に省電力化を図ることができる。
ここで、照明器具400の自動制御方法について説明する。照明器具400の出力は、操作端末1における操作により手動制御が可能であるが、これと併せて、管理装置21による自動制御も行われる。
図10は、照明器具400の自動制御方法の一例について説明する図である。ここでは、計測装置3が人感センサの検出結果を管理装置21に送信し、管理装置21が人検出結果に基づいて、制御装置4としての照明器具400の出力を自動制御する例を挙げて説明する。尚、制御方法はこれに限定されるものではなく、管理装置21は、照度などその他の計測結果も考慮した上で、照明器具400の出力を調節してもよい。
図10に示すように、ゾーン分割された室内領域510において、照明器具400の中心座標5001は、ゾーンD4に位置している。即ち、照明器具400の中心座標5001を含む領域5002は、室内領域510のゾーンD4と対応している。
領域5002を含み、領域5002の外側1ゾーン分の外周分を含む領域を、領域5003とする。即ち、領域5003は、ゾーンC3〜E3、C4〜D4、C5〜D5の9個分のゾーンを含んでいる。
また、領域5002を含む、領域5002の外側2ゾーン分の外周分を含む領域を、領域5004とする。即ち、領域5004は、ゾーンB2〜F2、B3〜F3、B4〜F4、B5〜F5、B6〜F6の25個分のゾーンを含んでいる。
管理装置21の制御モジュール211(図2参照)は、照明器具400を囲う内側の領域5003において人が検出された際には、照明器具400の出力を現在の出力値のまま保持する。即ち、照明器具400の調光量を現在の調光量のままとする。これは、室内のスイッチまたは操作端末1から在室者が意図的に現在の調光量としている構成を仮定しているためである。より自動調節に重きを置く構成とする場合には、領域5003において所定時間人を検出し続けた際に、調光量を所定値(例えば、最大値)に設定する、などとしてもよい。このような構成であれば、人を自動的に検出して、照明器具400を自動的に点灯させることも可能である。
また、制御モジュール211は、照明器具400を囲うより広範囲の領域5004において人を検出したが、内側の領域5003において人を検出していない場合に、照明器具400の出力を減少させる。即ち、照明器具400の調光量を減光させる。
また、制御モジュール211は、領域5003および領域5004の双方において人を検出していない場合に、照明器具400の出力をオフとする。即ち、照明器具400を消灯させる。
より具体的には、制御モジュール211は、室内の各照明器具400の識別子と、その照明器具400に指示する調光量とを対応付けて制御データを生成する。そして、管理装置21の通信モジュール212は、ゲートウェイ22を介して制御データを制御装置4に送信する。即ち、通信モジュール212は、室内に設けられた複数の照明器具400を制御する制御装置4のうち、制御対象とする制御装置4に対して、その制御内容を示した制御データを送信する。
制御装置4は、管理装置21から送信された制御データに基づいて、それぞれの照明器具400の調光量を調節する。このように、管理装置21は、人感センサと連動して照明器具400の調光の自動制御を行う。以上のような構成により、管理装置21は、在室者に近い場所にある照明器具400は明るく保ったまま、在室者から遠い場所にある照明器具400は減光するか消灯して、省電力化を図ることができる。
次に、操作端末1から室内環境の制御対象領域を設定する方法について説明する。調光量の調節時や、空調の調節時において、個々の制御装置4(例えば、照明器具400)を1つずつ制御対象として、各制御装置4の出力をそれぞれ制御してもよい。一方で、室内の複数の制御装置4をまとめて制御対象とすれば、一度に広範囲の室内環境を調節することができるので、操作性や利便性の向上を図ることができる。
図11は、制御対象領域の設定例について説明する図である。図11では、室内領域510が3つの小部屋に分割されており、室内領域510が小領域5100a、5100b、5100cを有する室内レイアウト例を示している。
ユーザは、操作端末1のユーザインタフェース111を介して、各小領域5100a〜5100cを設定したり、変更したりすることができる。即ち、室内のレイアウトを編集することができる。また、ユーザは、ユーザインタフェース111を介して、複数の制御装置4を一括して制御できる制御対象領域を設定することができる。制御対象領域とは、各制御対象領域に配された制御対象(或いは制御装置4)を一括して制御するために設定される領域のことである。
図11では、小領域5100aに対して3つの制御対象領域A、B、Cを設け、小領域5100bに対して1つの制御対象領域Dを設け、小領域5100cに対して1つの制御対象領域Eを設けた例を示した。このように、制御対象領域は、1つの小領域(または1つの室内領域)に対して1つ設けてもよいし、複数設けてもよい。
管理装置21は、このように制御対象領域A〜Eが設定されている際に、操作端末1を介した手動制御を当該制御対象領域ごとに行う。尚、管理装置21は、室内環境の自動制御についても、制御対象領域ごとに行うとしてもよい。
次に、操作端末1から各制御対象領域に対して手動制御を行う際の制御方法について説明する。
図12は、操作端末1が表示する調光制御画面1110の一例を示す図である。操作端末1はユーザ操作に応じて表示データの送信要求を管理装置21に送信し、管理装置21は要求に応じた表示データを操作端末1に送信応答する。この表示データに基づき、操作端末1のユーザインタフェース111は、ディスプレイ上に図12に示すような調光制御画面1110を表示する。
図12に示すように、調光制御画面1110には制御対象領域を選択するプルダウンメニューが設けられている。ユーザは、このプルダウンメニューから、管理装置21に設定されている制御対象領域(制御対象領域A〜E)のうち1つを選択する。また、調光制御画面1110には、選択された制御対象領域に対して、照明のオン/オフを選択する選択メニューと、照明の調光量を調節できるスライドバーが設けられている。加えて、調光制御画面1110には、当該調光制御画面1110での設定が実行された際に、調光の変化スピードを段階的に選択する選択メニューが設けられている。
操作端末1のユーザインタフェース111は、調光制御画面1110で実行アイコンが選択されると、選択された制御対象領域と、その他の各項目で設定された情報とを対応付けて、指示データを生成する。そして、ユーザインタフェース111は、生成した指示データを管理装置21に送信する。管理装置21の制御モジュール211は、受信した指示データに基づいて、指示された制御対象領域に含まれる制御装置4に対し、指示内容に準じた出力となるよう制御データを生成する。そして、管理装置21は、生成した制御データを、ゲートウェイ22を介して制御対象領域に含まれる各制御装置4に送信する。制御データを受信した制御装置4は、受信した制御データに基づいて、出力を変更し、室内環境を調節する。
図13は、室内環境制御システム1000において実行される、計測結果の表示データ生成処理の手順例を示したシーケンス図である。
まず計測装置3は、電源が供給されると、自装置が備えるセンサにより室内環境の計測を開始する(ステップS1)。そして、計測装置3は、センサの出力値を用いて室内環境の計測データを生成し、ゲートウェイ22に送信する(ステップS2)。その後、計測装置3は、電源供給が終了しない間(ステップS11:No)はステップS1に戻って計測処理を続行する。一方、計測装置3は、電源供給が終了すると(ステップS11:Yes)、計測処理を終了する。
ゲートウェイ22は計測装置3から計測データを受信すると、計測データのデータ形式を変換する(ステップS3)。即ち、ゲートウェイ22は、計測データのデータ形式を、計測装置3で生成された際のデータ形式から、管理装置21側で利用できるデータ形式に変換する。そして、ゲートウェイ22は、変換後の計測データを、管理装置21に送信する(ステップS4)。
管理装置21は、受信した計測データに基づいて、制御装置4の出力変更を指示するための制御データを生成する(ステップS5)。ここで生成される制御データは、管理装置21が計測データに基づいて自動的に制御装置4の出力を制御する際の制御データである。即ち、室内環境を自動制御する際の制御データである。
管理装置21は、生成した制御データをゲートウェイ22に送信する。ゲートウェイ22は、受信した制御データのデータ形式を、管理装置21側のデータ形式から、制御装置4側で利用できるデータ形式に変換する(ステップS6)。そして、ゲートウェイ22は、変換後の制御データを、当該制御データにおいて制御対象として指定されている制御装置4に送信する(ステップS7)。
制御データを受信した制御装置4は、受信した自動制御用の制御データを実行して、制御対象機器の出力を変更し、室内環境の調節を行う(ステップS8)。
一方、管理装置21は、ステップS4で受信した計測データに基づいて、室内環境マップの表示データを生成し(ステップS9)、生成した室内環境マップの表示データを自装置の記憶部に保存する(ステップS10)。
図14は、室内環境制御システム1000において実行される、手動制御処理の手順例を示したシーケンス図である。
操作端末1は、ユーザインタフェース111に対する操作を受付けたり、室内環境制御アプリ等の起動操作を受付けたりした際に(ステップS20:Yes)、管理装置21に対して室内環境マップの表示データの送信要求を出力する(ステップS21)。一方、起動操作等を受付けなければ(ステップS20:No)そのまま待機する。
管理装置21は、表示データの送信要求を受信すると、図13のステップS10で記憶部に保存した室内環境マップの表示データを読み込んで、操作端末1に送信応答する(ステップS22)。操作端末1は、表示データを受信すると、受信した表示データを用いて室内環境マップをディスプレイ上に表示する(ステップS23)。操作端末1のユーザインタフェース111が室内環境の手動制御に関する操作を受付けると(ステップS24:Yes)、操作端末1は操作に応じた指示データを生成し、管理装置21に送信する(ステップS25)。一方、ユーザインタフェース111が操作を受付けなければ(ステップS24:No)そのまま待機する。
管理装置21は、受信した指示データに基づいて、制御装置4の出力変更を指示するための制御データを生成する(ステップS26)。ここで生成される制御データは、管理装置21がユーザからの指示に基づいて制御装置4の出力を制御する際の制御データである。即ち、室内環境を手動制御する際の制御データである。
管理装置21は、生成した制御データをゲートウェイ22に送信する。ゲートウェイ22は、受信した制御データのデータ形式を、管理装置21側のデータ形式から、制御装置4側で利用できるデータ形式に変換する(ステップS27)。そして、ゲートウェイ22は、変換後の制御データを、当該制御データにおいて制御対象として指定されている制御装置4に送信する(ステップS28)。
制御データを受信した制御装置4は、受信した手動制御用の制御データを実行して、制御対象機器の出力を変更し、室内環境の調節を行う(ステップS29)。
なお、本実施形態の操作端末1で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。本実施形態の操作端末1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の操作端末1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の操作端末1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施形態の操作端末1で実行されるプログラムは、上述した各部(表示制御部1111、操作受付部1112)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから上記プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、表示制御部1111、操作受付部1112が主記憶装置上に生成されるようになっている。
本実施形態の管理装置21は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
本実施形態の管理装置21で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の管理装置21で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の管理装置21で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。また、本実施形態の管理装置21で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施形態の管理装置21で実行されるプログラムは、上述した各部(指示受付部2111、表示制御部2112)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から上記プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、指示受付部2111、表示制御部2112が主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上説明したように、本実施形態によれば、操作端末1上に、室内の見取り図上に室内環境の計測データの分布を重ね合わせた室内環境マップを表示させる。従って本実施形態によれば、操作端末1のユーザは、室内環境の状態を容易に確認することができる。即ち、操作端末1のユーザは、室内環境を手動調節したい際に確認しておきたい情報を一目で確認することができる。従ってユーザは、他の在室者の状況もある程度推測することができるため、操作端末1のユーザは、室温調節や照明のオンオフを気軽に行い易くなる。このように本実施形態によれば、ユーザが室内環境を手動で調節したい際の利便性を向上させることができる。
1 操作端末
2 ホストシステム
3 計測装置
4 制御装置
21 管理装置
22 ゲートウェイ
111 ユーザインタフェース
1111 表示制御部
1112 操作受付部
211 制御モジュール
2111 指示受付部
2112 表示制御部
221 データ変換モジュール
特開2006−125727号公報 特開2014−078398号公報

Claims (9)

  1. 室内環境に関するデータを計測する計測装置から計測結果を受信する受信手段と、
    ユーザの操作端末において、室内の見取り図上に、前記受信手段が受信した前記計測結果を表示した室内環境マップを表示させる表示制御手段と、
    前記操作端末から、前記室内環境を調節する制御装置に対するユーザ操作を受付ける操作受付手段と、
    前記ユーザ操作に応じて室内環境を変更するための制御情報を生成し、生成した前記制御情報を前記制御装置に対して出力する制御手段と、
    を備えた室内環境管理装置。
  2. 前記室内には、前記計測装置として複数の照度センサと複数の人感センサとが配置され、
    前記受信手段は、前記複数の照度センサおよび前記複数の人感センサから、計測地点ごとの計測結果を受信し、
    前記表示制御手段は、前記室内の見取り図上に、前記計測地点ごとの明るさと人検出結果とを重ね合わせて表示させる、請求項1に記載の室内環境管理装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記室内の見取り図を複数のゾーンに分割し、各ゾーンに対する前記計測結果を当該計測結果に応じて色分けして表示する、請求項1または2に記載の室内環境管理装置。
  4. 前記表示制御手段は、1つの前記ゾーン内に前記計測装置の複数の計測地点が設けられている場合に、ゾーン内の計測結果の論理和に応じた色で当該ゾーンを表示する、請求項3に記載の室内環境管理装置。
  5. 前記室内環境管理装置は、前記室内を複数の制御対象領域に分割する制御領域分割手段を更に備え、
    前記制御手段は、各制御対象領域に配された複数の前記制御装置を一括して制御する、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の室内環境管理装置。
  6. 前記操作受付手段は、制御対象としたい前記制御対象領域を選択する操作を受付けた上で、当該制御対象領域に対する室内環境の調節のための前記ユーザ操作を受付けて、
    前記制御手段は、前記制御対象領域に属する前記制御装置について前記制御情報を生成し、生成した前記制御情報を、前記制御対象領域に属する前記制御装置に対して出力する、請求項5に記載の室内環境管理装置。
  7. 室内環境に関するデータを計測する計測装置と、
    前記室内環境を調節する制御装置と、
    前記制御装置に対するユーザ操作を受付ける操作端末と、
    前記計測装置と前記制御装置と前記操作端末とに接続された室内環境管理装置と、を備える室内環境制御システムであって、
    前記室内環境管理装置は、
    前記計測装置から計測結果を受信する受信手段と、
    前記操作端末において、室内の見取り図上に、前記受信手段が受信した前記計測結果を表示した室内環境マップを表示させる表示制御手段と、
    前記操作端末から、前記制御装置に対するユーザ操作を受付ける操作受付手段と、
    前記ユーザ操作に応じて室内環境を変更するための制御情報を生成し、生成した前記制御情報を前記制御装置に対して出力する制御手段と、
    を備えた室内環境制御システム。
  8. 前記室内環境管理装置と前記計測装置との間のデータ通信、および、前記室内環境管理装置と前記制御装置との間のデータ通信を仲介するゲートウェイを更に備えた、請求項7に記載の室内環境制御システム。
  9. 室内環境管理装置を制御するコンピュータを、
    室内環境に関するデータを計測する計測装置から計測結果を受信する受信手段と、
    ユーザの操作端末において、室内の見取り図上に、前記受信手段が受信した前記計測結果を表示した室内環境マップを表示させる表示制御手段と、
    前記操作端末から、前記室内環境を調節する制御装置に対するユーザ操作を受付ける操作受付手段と、
    前記ユーザ操作に応じて室内環境を変更するための制御情報を生成し、生成した前記制御情報を前記制御装置に対して出力する制御手段と、
    として機能させるプログラム。
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