JP6021435B2 - 電力制御装置、電力制御方法、電力制御プログラム - Google Patents
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Description
(1) 電力消費機器が設置された管理エリア内の状況を検知した検知情報と、電力消費機器に関する機器情報とに基づいて、電力消費機器の制御内容の優先度を算出する優先度算出部
(2) 前記優先度算出部により算出された優先度を補正する優先度補正部
(3) 前記優先度補正部により補正された優先度に対応する制御内容に基づいて、電力消費機器を制御する情報を生成する制御情報生成部
(4) 個人を識別する情報を記憶する個人識別情報記憶部
(a) 前記優先度に基づく制御内容の消費エネルギーのレベルと、各管理エリアにおいて許容できる消費エネルギーの許容レベルとに基づいて、消費エネルギーの目標値を満たす場合に、各管理エリアにおいて快適性が低下する度合いを算出する快適性低下度算出部
(b) 前記快適性の低下度と、あらかじめ設定された快適性の低下時間とに基づいて、快適性についての公平性の指標を算出する公平性指標算出部
(c) 前記公平性の指標に基づいて、前記優先度を補正する補正部
(d) 前記個人を識別する情報に基づいて、前記補正部による補正を行うために、個人が存在していた前記管理エリアの快適性の低下度から個人の公平性の指標を求める個人公平性指標算出部
[1.概要]
まず、本実施形態が適用されるビル内の一例を、図1に示す。すなわち、ビル内の各部屋には、天井に照明器具(以下、照明とする)L1、L2、空気調和機(以下、空調とする)A1、A2、センサS1、S2が設置されている。部屋の内部には、複数のデスクが配置され、着席している人、移動している人が存在する。
・照明 :ON/OFF信号、調光信号(調光率、目標照度)
・空調 :設定温度、設定PMV
・種別(空調、照明、その他)
・位置
・制御グループ
・消費電力
・稼働状態
・人間の情報:在・不在、在室人数、活動量、位置
・環境の情報:照度、温湿度、酸素濃度
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態の電力制御装置100の構成を説明する。図3に示すように、電力制御装置100は、検知情報記憶部110、機器情報記憶部120、設定情報記憶部130、過去情報記憶部140、制御部150、優先度記憶部160を有する。また、電力制御装置100には、入力部200、出力部300が接続されている。
検知情報記憶部110は、センサS1、S2から、ネットワークNを介して受信した検知情報を記憶する処理部である。検知情報は、上記の人間の情報、環境の情報を含む。
機器情報記憶部120は、電力消費機器から、ネットワークNを介して受信した機器情報を記憶する処理部である。機器情報の例は、上記の通りである。
設定情報記憶部130は、制御部150の処理に必要な各種の設定情報を記憶する処理部である。設定情報は、たとえば、省エネ目標値、管理エリア情報、許容省エネレベルを含む。
過去情報記憶部140は、電力消費機器の制御情報及び後述する公平性の指標について、過去の演算結果を記憶する処理部である。
制御部150は、優先度算出部151、優先度補正部152、制御情報生成部153、制御情報出力部154を有する。
優先度算出部151は、検知情報に基づいて、電力消費機器の優先度を算出する処理部である。優先度とは、省エネ制御のためにあらかじめ設定された複数の制御内容について、実行する順位をいう。
(1)人間の密度に応じた優先度
(2)個人の情報に応じた優先度
(3)環境に応じた優先度
(4)消費電力に応じた優先度
優先度補正部152は、優先度算出部151が算出した優先度を補正する処理部である。この優先度補正部152は、図4に示すように、快適性低下度算出部152a、過去履歴算出部152b、公平性指標算出部152c、補正部152dを有する。
制御情報生成部153は、補正された優先度に従って決定される制御内容に基づいて、各電力消費機器への制御信号等の制御情報を生成する処理部である。
制御情報出力部154は、制御情報生成部153が生成した制御情報を、各電力消費機器へ出力する処理部である。
優先度記憶部160は、優先度算出部151が算出した優先度、優先度補正部152が補正した優先度を記憶する処理部である。
入力部200は、電力制御装置100に必要な情報の入力、処理の選択や指示を入力する構成部である。この入力部200としては、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネル(表示装置に構成されたものを含む)、スキャナ等が考えられる。管理エリア内に設置された操作パネルも、入力部200に含まれる。但し、入力部200は、現在又は将来において利用可能なあらゆる入力装置を含む。入力部200は、上記の各記憶部に記憶される情報を入力することができる。
出力部300は、検知情報、機器情報、設定情報、優先度、制御情報、過去情報等を、ビルオーナーやユーザが認識可能となるように出力する構成部である。この出力部300としては、たとえば、表示装置、プリンタ等が考えられる。管理エリア内に設置された操作パネル内の表示装置も、出力部300に含まれる。但し、出力部300は、現在又は将来において利用可能なあらゆる出力装置を含む。
次に、本実施形態の作用を、図5のフローチャートに沿って、図6〜図21を参照して説明する。まず、あらかじめ入力された省エネ目標値によって、ビル全体での消費エネルギーの削減量は決定されているものとする(ステップ01)。
次に、優先度算出部151が、電力消費機器の優先度を算出する(ステップ02)。この優先度の算出は、たとえば、人間の情報、環境の情報若しくは機器情報に基づいて、以下のように行う。ただし、優先度の算出手法は、これらの例には限定されない。
優先度算出部151は、電力消費機器の位置を中心とした周囲の人間の密度を算出し、人間の密度に応じて制御の優先度を算出する。人間の密度は、たとえば、センサからの検知情報から得られる所定の範囲に存在する人間の数とする。所定の範囲は、たとえば、電力消費機器から所定の距離内、電力消費機器の存在する管理エリア内、電力消費機器の存在する管理エリアの近傍のエリア内とする。
優先度算出部151は、人間の属性と、優先度の変換テーブルを用いて、優先度を算出してもよい。人間の属性としては、たとえば、従業員、客、VIPなどが含まれる。このとき、優先度算出部151は、電力消費機器に最も近い人間の属性に基づいて、優先度を求めてもよい。
優先度算出部151は、電力消費機器が存在する場所の環境に応じて、優先度を算出してもよい。環境には、たとえば、センサにより検知される照度などが含まれる。照度に応じた優先度の算出には、照度−優先度の変換テーブルや、変換関数を用いることができる。
優先度算出部151は、電力消費機器の消費電力に応じて、優先度を算出してもよい。この優先度の算出は、たとえば、消費電力−優先度の変換テーブルや、変換関数を用いて行うことができる。
次に、快適性低下度算出部152aは、快適性の低下度を算出する(ステップ03)。快適性の低下度は、たとえば、優先度に従って、省エネ目標値を満たすように決定される制御内容の省エネレベルと、あらかじめ設定された許容省エネレベルを用いて、以下の式(1)ように算出することができる。
+(b×(空調の省エネレベル+許容省エネレベル)) …式(1)
過去履歴算出部152bは、過去情報に基づいて、上記の快適性の低下度の算出と同様に、快適性の低下度の過去履歴を算出する(ステップ04)。
公平性指標算出部152cは、公平性の指標を算出する(ステップ05)。公平性の指標は、以下の式(3)のように求めることができる。快適性の低下時間の単位は、30分間、1時間、1日間など任意に設定可能である。
補正部152dは、上記の公平性の指標に基づいて、優先度を補正する(ステップ06)。この優先度の補正は、上記の通り、できる限り管理エリア間の公平性の指標が等しくなるようにする。
制御情報生成部153は、上記のように補正された優先度に従って決定される制御内容に基づいて、各電力消費機器への制御情報を生成する(ステップ07)。
さらに、制御情報出力部154は、制御情報生成部153が生成した制御情報を、各電気機器へ出力する(ステップ08)。これにより、各電力消費機器が、受信した制御情報に従って制御動作を行う。
以上のように、制御部150が、公平性の指標に基づいて優先度を補正しながら、順次、電力消費機器を制御する具体例を、以下に説明する。
まず、図6に示した管理エリア1〜3、図7に示した優先度及び省エネレベルの例をベースとして、全管理エリア1〜3の許容省エネレベルが+0の場合を、図8〜図13を参照して説明する。図8〜図13は、管理エリア1〜3に対して、1時間ごとに制御内容を変えた場合を例示している。
図8及び図9は、13時から14時の間に、優先度4までの制御を実行して、省エネ目標値を達成する場合である。
次に、図10及び図11は、14時から15時の間に、優先度4までの制御を実行して、省エネ目標値を達成する場合である。ただし、ここでは、過去履歴も考慮した13時から15時まででの公平性の指標になる。
次に、図12及び図13は、15時から16時の間に、優先度4までの制御を実行して、省エネ目標値を達成する場合である。ただし、ここでは、過去履歴も考慮した13時から16時まででの公平性の指標になる。
さらに、図6に示した管理エリア1〜3、図7に示した優先度及び省エネレベルの設定の例をベースとして、管理エリア1の許容省エネレベルが+1、管理エリア2、3の許容省エネレベルが+0の場合を、図14〜図21を参照して説明する。図14〜図21は、管理エリア1〜3に対して、1時間ごとに制御内容を変えた場合を例示している。
図14及び図15は、13時から14時の間に、優先度2までの制御を実行して、省エネ目標値を達成する場合である。
図16及び図17は、14時から15時の間に、優先度3までの制御を実行して、省エネ目標値を達成する場合である。管理エリア1は、既に公平性の指標が2となっているため、管理エリア2、3が制御されることになる。ただし、管理エリア2、3は、許容省エネレベルが+0であるため、通常の省エネレベル1でしか運用されない。このため、管理エリア2の照明2、空調2を制御し、さらに、管理エリア3の照明3も制御しなければ、目標を達成できない。その結果、公平性の指標は、管理エリア2が1、管理エリア3が0.5となる。
図18及び図19は、15時から16時の間に、優先度3までの制御を実行して、省エネ目標値を達成する場合である。ここでも、管理エリア1は、既に公平性の指標が2となっていて、管理エリア2は、公平性の指標が1となっている。このため、管理エリア3が優先して制御されることになる。つまり、管理エリア3の照明3、空調3を省エネレベル1に制御する。これでも目標を達成できないため、管理エリア2の空調2を省エネレベル1へ制御する。その結果、公平性の指標は、管理エリア2、管理エリア3ともに1.5となる。
図20及び図21は、16時から17時の間に、優先度3までの制御を実行して、省エネ目標値を達成する場合である。ここでも、管理エリア1は、既に公平性の指標が2となっているが、管理エリア2及び管理エリア3は公平性の指標が1.5となっている。このため、管理エリア2の照明2、空調2を制御し、さらに、管理エリア3の照明3も制御して、目標を達成する。その結果、公平性の指標は、管理エリア2が2.5、管理エリア3が2となる。管理エリア2の公平性の指標は、管理エリア1、3とは相違しているが、13時〜17時の間で、ある程度の公平な制御が実現される。
以上のような本実施形態によれば、公平性の指標に基づいて、快適性が低下する管理エリアを動的に変更することにより、ビル内の人間の快適性が公平となるように、電力消費機器を制御できる。このため、管理エリア及びそこに在室するユーザの間で、不公平感が生じることを防止できる。
[1.構成]
本実施形態の電力制御装置100の構成を、図22〜図24を参照して説明する。本実施形態は、基本的には、上記の第1の実施形態と同様の構成である。ただし、図22に示すように、本実施形態は、個人を識別する情報を記憶する個人識別情報記憶部170を有している。
以上のような本実施形態による処理の手順を、図25のフローチャートを参照して説明する。なお、優先度算出部151による優先度算出(ステップ11)、快適性低下度算出部152aによる快適性低下度算出(ステップ12)、過去履歴算出部152bによる過去履歴の算出(ステップ13)は、上記の第1の実施形態と同様である。
以上のような本実施形態によれば、個人の快適性の低下を考慮して、管理エリアの制御の公平性を図るので、個人間での制限の不公平間を解消することができる。つまり、単に管理エリアごとに公平性を図る場合には、在室人数の少ない管理エリアに存在する人や、制限される管理エリアばかりを移動する人が、頻繁に制限を受ける可能性が高くなる。このため、本実施形態のように、個人の快適性に応じた制御を行うことにより、各個人に不満が生じることを防止できる。
[1.構成]
本実施形態の電力制御装置100の構成を、図26及び図27を参照して説明する。本実施形態は、基本的には、上記の第2の実施形態と同様の構成である。ただし、図26及び図27に示すように、本実施形態は、好み情報を記憶する好み情報記憶部180を有している。
以上のような本実施形態による処理の手順を、図28及び図29を参照して説明する。なお、基本的な処理については、上記の第2の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
照明の重み係数a=照明係数/(空調係数+照明係数) …式(7)
空調の重み係数b=空調係数/(空調係数+照明係数) …式(8)
以上のような本実施形態によれば、個人の好みを加味した快適性の低下度に基づいて、公平性の指標を算出することができるので、より各個人に適したきめ細かい制御が可能となる。たとえば、強い冷房や暖房を苦手とする人の場合、暑がりで強い冷房を好む人の場合等に応じて、公平性と関連付けた制御ができる。
[1.構成]
本実施形態の電力制御装置100の構成を、図30を参照して説明する。本実施形態は、基本的には、上記の第1の実施形態と同様の構成である。ただし、図30に示すように、本実施形態は、管理エリアを設定する管理エリア設定部155を有している。管理エリア設定部155は、入力部200から入力された情報に基づいて、管理エリアを設定する処理部である。
以上のような本実施形態による処理を、図31〜34を参照して説明する。なお、基本的な処理については、上記の第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
以上のような本実施形態によれば、管理エリアを任意に設定することができるので、ビルの所有者、管理者、ユーザの希望を反映した機器制御を実現できる。また、検知情報に基づいて、管理エリアを設定、変更することができるので、現実の状況に適した機器制御を実現できる。さらに、管理エリアを、特定のデスクにする等、所属する個人を一人に特定できるレベルにすると、管理エリアの公平性の確保は、個人の公平性の確保に近づく。
本実施形態の電力制御装置100の構成を、図35を参照して説明する。本実施形態は、基本的には、上記の第1の実施形態と同様の構成である。ただし、図35に示すように、本実施形態は、公平性を確保する時間の範囲を設定する参照範囲設定部156を有している。
[1.構成]
本実施形態の電力制御装置100の構成を、図36及び図37を参照して説明する。本実施形態は、基本的には、上記の第1の実施形態と同様である。ただし、図36に示すように、本実施形態は、予約情報記憶部181及び予約情報判定部157を有している。
以上のような本実施形態による処理を、図38のフローチャートを参照して説明する。なお、本実施形態の処理は、基本的には、上記の第1の実施形態と同様である(ステップS21、S23〜S28)。ただし、優先度算出部151による優先度算出の後(ステップS21)、予約情報判定部157が、予約情報の有無を判定する(ステップS22)。
以上のような本実施形態によれば、快適性を維持したい期間については、公平性に基づく優先度の補正処理は行わないため、ビルオーナー、ユーザの希望に応じた機器制御を実現できる。
[1.構成]
本実施形態の電力制御装置100の構成を、図39及び図40を参照して説明する。本実施形態は、基本的には、上記の第1の実施形態と同様である。ただし、図39に示すように、本実施形態は、ルール情報記憶部182及びルール情報判定部158を有している。
以上のような本実施形態による処理を、図41のフローチャートを参照して説明する。なお、本実施形態の処理は、基本的には、上記の第1の実施形態と同様である(ステップS31、S33〜S38)。ただし、優先度算出部151による優先度算出の後(ステップS31)、ルール情報判定部158が、ルール情報の有無を判定する(ステップS32)。
以上のような本実施形態によれば、ルール情報で設定された管理エリアについては、公平性に基づく優先度の補正処理は行わないため、ビル内の状況に応じた機器制御を実現できる。
[1.構成]
本実施形態の電力制御装置100の構成を、図42及び図43を参照して説明する。本実施形態は、基本的には、上記の第1の実施形態と同様である。ただし、図42に示すように、本実施形態は、インセンティブ情報記憶部183及びインセンティブ情報判定部159を有している。
以上のような本実施形態による処理を、図44のフローチャートを参照して説明する。なお、本実施形態の処理は、基本的には、上記の第1の実施形態と同様である(ステップS41、S43〜S48)。ただし、優先度算出部151による優先度算出の後(ステップS41)、インセンティブ情報判定部159が、インセンティブ情報として、金銭等のペナルティの支払に関する情報の有無を判定する(ステップS42)。
以上のような本実施形態によれば、インセンティブの授受も含めて、当事者の経済状況や意思を考慮した公平性を実現することができる。
本実施形態は、制御情報や快適性の変更の内容を、制御の実行前に、あらかじめ出力部300に出力することによって、ビルオーナー、ユーザ、管理エリア内に存在する人に報知する態様である。この場合、制御部150は、将来の一定期間における制御情報を生成する。
本実施形態は、上記の態様に限定されるものではない。
(1)たとえば、上記の実施形態をどのように組み合わせてもよい。つまり、第2の実施形態〜第9の実施形態の各組み合わせの全てが、それぞれ発明を構成する。
100…電力制御装置
110…検知情報記憶部
120…機器情報記憶部
130…設定情報記憶部
140…過去情報記憶部
150…制御部
151…優先度算出部
152…優先度補正部
152a…快適性低下度算出部
152b…過去履歴算出部
152c…公平性指標算出部
152d…補正部
152e…個人公平性指標算出部
153…制御情報生成部
154…制御情報出力部
155…管理エリア設定部
156…参照範囲設定部
157…予約情報判定部
158…ルール情報判定部
159…インセンティブ情報判定部
160…優先度記憶部
170…個人識別情報記憶部
180…好み情報記憶部
181…予約情報記憶部
182…ルール情報記憶部
183…インセンティブ情報記憶部
200…入力部
300…出力部
Claims (11)
- 電力消費機器が設置された管理エリア内の状況を検知した検知情報と、電力消費機器に関する機器情報とに基づいて、電力消費機器の制御内容の優先度を算出する優先度算出部と、
前記優先度算出部により算出された優先度を補正する優先度補正部と、
前記優先度補正部により補正された優先度に対応する制御内容に基づいて、電力消費機器を制御する情報を生成する制御情報生成部と、
個人を識別する情報を記憶する個人識別情報記憶部と、
を有し、
前記優先度補正部は、
前記優先度に基づく制御内容の消費エネルギーのレベルと、各管理エリアにおいて許容できる消費エネルギーの許容レベルとに基づいて、消費エネルギーの目標値を満たす場合に、各管理エリアにおいて快適性が低下する度合いを算出する快適性低下度算出部と、
前記快適性の低下度と、あらかじめ設定された快適性の低下時間とに基づいて、快適性についての公平性の指標を算出する公平性指標算出部と、
前記公平性の指標に基づいて、前記優先度を補正する補正部と、
前記個人を識別する情報に基づいて、前記補正部による補正を行うために、個人が存在していた前記管理エリアの快適性の低下度から個人の公平性の指標を求める個人公平性指標算出部と、
を有することを特徴とする電力制御装置。 - 前記公平性指標算出部が公平性の指標を算出するための快適性の低下度として、各管理エリアにおける電力消費機器の過去の制御履歴に基づいて、各管理エリアにおける過去の快適性の低下度を算出する過去履歴算出部を有することを特徴とする請求項1記載の電力制御装置。
- 前記快適性低下度算出部による快適性が低下する度合いを算出するために、電力制御機器の制御内容に関する個人の好み情報を記憶する好み情報記憶部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力制御装置。
- 電力消費機器若しくはその設置領域をグルーピングした情報若しくは検知情報に基づいて、管理エリアを設定する管理エリア設定部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力制御装置。
- 前記過去履歴算出部が過去の快適性の低下度を算出するための、過去の制御情報の範囲を設定する参照範囲設定部を有することを特徴とする請求項2記載の電力制御装置。
- 前記優先度補正部による優先度補正を行わない期間に関する予約情報を記憶する予約情報記憶部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力制御装置。
- 前記優先度補正部による優先度補正を行なわない管理エリアに関するルール情報を記憶するルール情報記憶部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電力制御装置。
- 前記優先度補正部による優先度補正を行わないインセンティブの授受に関する情報を記憶するインセンティブ情報記憶部を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電力制御装置。
- 現在若しくは将来の制御情報を報知する予告通知部を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電力制御装置。
- コンピュータ又は電子回路が、
電力消費機器が設置された管理エリア内の状況を検知した検知情報と、電力消費機器に関する機器情報とに基づいて、電力消費機器の制御内容の優先度を算出する優先度算出処理と、
前記優先度算出処理により算出された優先度を補正する優先度補正処理と、
前記優先度補正処理により補正された優先度に対応する制御内容に基づいて、電力消費機器を制御する情報を生成する制御情報生成処理と、
個人を識別する情報を記憶する個人識別情報記憶処理と、
を実行し、
前記優先度補正処理は、
前記優先度に基づく制御内容の消費エネルギーのレベルと、各管理エリアにおいて許容できる消費エネルギーの許容レベルとに基づいて、消費エネルギーの目標値を満たす場合に、各管理エリアにおいて快適性が低下する度合いを算出する快適性低下度算出処理と、
前記快適性の低下度と、あらかじめ設定された快適性の低下時間とに基づいて、快適性についての公平性の指標を算出する公平性指標算出処理と、
前記公平性の指標に基づいて、前記優先度を補正する補正処理と、
前記個人を識別する情報に基づいて、前記補正処理による補正を行うために、個人が存在していた前記管理エリアの快適性の低下度から個人の公平性の指標を求める個人公平性指標算出処理と、
を含むことを特徴とする電力制御方法。 - コンピュータに、
電力消費機器が設置された管理エリア内の状況を検知した検知情報と、電力消費機器に関する機器情報とに基づいて、電力消費機器の制御内容の優先度を算出する優先度算出処理と、
前記優先度算出処理により算出された優先度を補正する優先度補正処理と、
前記優先度補正処理により補正された優先度に対応する制御内容に基づいて、電力消費機器を制御する情報を生成する制御情報生成処理と、
個人を識別する情報を記憶する個人識別情報記憶処理と、
を実行させ、
前記優先度補正処理は、
前記優先度に基づく制御内容の消費エネルギーのレベルと、各管理エリアにおいて許容できる消費エネルギーの許容レベルとに基づいて、消費エネルギーの目標値を満たす場合に、各管理エリアにおいて快適性が低下する度合いを算出する快適性低下度算出処理と、 前記快適性の低下度と、あらかじめ設定された快適性の低下時間とに基づいて、快適性についての公平性の指標を算出する公平性指標算出処理と、
前記公平性の指標に基づいて、前記優先度を補正する補正処理と、
前記個人を識別する情報に基づいて、前記補正処理による補正を行うために、個人が存在していた前記管理エリアの快適性の低下度から個人の公平性の指標を求める個人公平性指標算出処理と、
を含むことを特徴とする電力制御プログラム。
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