JP6587987B2 - 冷却システム、空調制御装置および空調制御方法 - Google Patents

冷却システム、空調制御装置および空調制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、冷却システム、空調制御装置および空調制御方法に関し、特にサーバルームの空調を制御する冷却システム、空調制御装置および空調制御方法に関する。
サーバルームには、コンピュータやサーバ等の電子機器(以下、「機器」と称する。)が集約された状態で多数設置され、これらの機器が昼夜にわたって連続稼働している。サーバルームにおける機器の設置は、ラックマウント方式が主流になっている。ラックマウント方式は、機器を機能単位別に分割して収納するラック(筺体)を、キャビネットに段積みする方式であり、かかるキャビネットがサーバルームの床上に多数整列配置されている。ラックに収納されている機器は、前面から低温空気を吸い込み、機器の内部を冷却して、背面から高温空気を排気するものが一般的である。
これらの機器は、高温状態になるとシステム停止等のトラブルを引き起こすおそれがあるため、冷却装置によって機器から排気された高温空気を冷却することで、サーバルームは一定の温度環境に管理されている。
さらに、サーバルームでは、このようなラック列が、隣接する列の給気面同士および排気面同士を対向させて複数列配置される。つまり、通路(空間)を挟んで給気面同士が対向し、排気面同士が対向するように配置されている。給気面同士で挟まれた空間は、冷却装置で冷却した低温空気が供給されることからコールドアイル(Cold aisle;冷気通路)と呼ばれる。同様に、排気面同士で挟まれた空間は機器からの高温空気が供給されることからホットアイル(Hot aisle;暖気通路)と呼ばれている。
従来におけるサーバルームの空調方式では、機械室またはサーバルーム壁際に設置されたCRAC(Computer Room Air Conditioning)と呼ばれる冷却装置で冷却された低温空気をサーバルームの二重床空間を介してコールドアイルに供給する床吹出し方式が一般的である。しかし、近年では、機器の処理速度や、機器の処理能力の急激な上昇に伴い機器の発熱量が増大し、冷却負荷が増大していることから、一般空調方式の冷却システムに局所的に機器の冷却を行う局所冷却装置を増設する場合や、局所冷却方式において局所冷却装置故障時の冗長用に床吹出し方式を用いる場合など、床吹出し方式と局所冷却方式を併用するケースが増加している。
サーバルームでは、冷却装置故障時の冗長用空調機が設置されていることと、機器は長時間に亘り段階的に設置されることから、通常は機器の発熱量に対して冷却装置の冷却能力は非常に大きくなっているが、過剰な冷却装置を停止することで室内の温度が上昇することを不安視するあまり、冷却装置の過剰運転を行っている場合が多い。特に、床吹出し方式と局所冷却方式を併用している場合には、どの冷却装置の操作を行えばよいか判定が困難であるため、過剰運転が顕著になっている。
このような背景から、冷却装置の運転台数や送風量を最適に制御し、省エネを図る冷却装置の制御方法について様々な技術が開示されている。例えば、特許文献1には、データセンタ内に多数のノードを設置し、前記各ノードがネットワークを介して接続され、データセンタ内に設置された複数の空調機により前記各ノードを冷却するネットワークシステムにおいて、前記各ノードを冷却する空調機を記憶し、前記各ノードの給気面及び排気面の温度を検知し、前記各ノードの排気が他のノードに給気される割合を算出し、前記給気面の温度の検知により熱だまりの発生を検出した際に、前記データセンタ内の空気の流れを考慮して前記熱だまりにあるノードの給気面の温度低下に影響の大きい空調機の出力を大きくすることで熱だまりの除去を行うことを特徴とするデータセンタにおける空調管理方法が開示されている(請求項1参照)。
また、特許文献2には、IT機器を冷却する空調機器を制御する空調制御システムが行う空調制御方法であって、前記空調制御システムは、電源装置からIT機器に供給されている電流値および電圧値を取得して、取得した電流値および電圧値からIT機器によるエネルギー消費量を計測する機器エネルギー消費量計測ステップと、電力供給部から空調システムに供給されている電流値および電圧値を取得して、取得した電流値および電圧値から前記空調システムによるエネルギー消費量を計測するシステムエネルギー消費量計測ステップと、IT機器に取り付けられた温度センサにより検知されたセンサ値から、IT機器の吸気温度を計測する吸気温度計測ステップと、前記機器エネルギー消費量計測ステップにより計測されたIT機器によるエネルギー消費量、および前記システムエネルギー消費量計測ステップにより計測された前記空調システムによるエネルギー消費量を足し合わせた総エネルギー消費量を、前記吸気温度計測ステップにより計測された吸気温度を変数とする所定の関数で近似することにより得られる特性式を用いて、総エネルギー消費量が最小となる時の吸気温度を算出する吸気温度算出ステップと、前記吸気温度算出ステップにより算出された吸気温度となるように、前記空調システムの制御値を設定する空調制御値設定ステップとを実行することを特徴とする空調制御方法が開示されている(請求項3参照)。
特開2011−39891号公報 特開2010−270937号公報
しかし、一般的にデータセンタでは室内の温熱環境を、各コールドアイルに1〜2点設置された温度センサの測定値で管理している場合が多く、特許文献1や特許文献2に開示された冷却システムを運用する場合には、各機器の吸込温度センサや排気温度センサ、電流値、電圧値を測定するための複数のセンサ設置が必要となり、イニシャルコストが高くなってしまう。特に、データセンタでは、冷却システムを管理する管理者と、機器を所有するユーザが異なる場合があり、その場合には、各機器が所有する温度情報等を空調の制御に使用できないことがあるため、空調制御用の新たなセンサの設置が必要となり、イニシャルコストが高くなる。
また、室全体を冷却する冷却装置に加え、特定のエリアの機器を局所的に冷却する局所冷却装置が設置されている場合には、局所冷却装置の運転状態によって冷却装置の最適な運転状態が変わることから、運転する最適な冷却装置を一意的に決定することができない。
そこで、本発明は、サーバルームを所定の温度以内に維持し、かつ少ない測定点数で冷却装置の過剰運転もしくは能力不足を判定して冷却装置の運転もしくは停止を行い、省エネ化を実現する冷却システム、空調制御装置および空調制御方法を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明に係る冷却システムは、複数台設置された機器の給気面と排気面を揃えて配置した機器列を形成し、前記機器列の給気面同士が対向するコールドアイルおよび前記機器列の排気面同士が対向するホットアイルを形成し、前記コールドアイルと前記ホットアイルの空気の混合を抑制する間仕切りを設けた部屋において、前記ホットアイルの暖気を冷却して前記コールドアイルに冷風を供給する冷却装置と、前記ホットアイルと前記コールドアイルとの間で空気の出入を行なう開口部と、前記開口部近傍の前記コールドアイル側に設置してコールドアイル空気温度を測定するコールドアイル温度センサと、前記開口部近傍の前記ホットアイル側に設置してホットアイル空気温度を測定するホットアイル温度センサと、前記冷却装置の起動または停止を行う制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記コールドアイル温度センサと前記ホットアイル温度センサの測定値に応じて起動または停止を行う前記冷却装置を選択するとともに、前記コールドアイル温度センサで測定した前記コールドアイル空気温度の最大値が温度閾値よりも高い場合、前記コールドアイル空気温度が最大値となる前記開口部を有する前記ホットアイルに対する前記冷却装置の優先順位を算出し、前記優先順位の高い前記冷却装置を起動すると判定することを特徴とする。
また、本発明に係る空調制御装置は、複数台設置された機器の給気面と排気面を揃えて配置した機器列を形成し、前記機器列の給気面同士が対向するコールドアイルおよび前記機器列の排気面同士が対向するホットアイルを形成し、前記コールドアイルと前記ホットアイルの空気の混合を抑制する間仕切りであって前記コールドアイルと前記ホットアイルとの間で空気の出入りを行う開口部を形成した間仕切りを設けた部屋において、前記ホットアイルの暖気を冷却して前記コールドアイルに冷風を供給する冷却装置を制御する空調制御装置であって、前記コールドアイルの空気温度であるコールドアイル空気温度を測定するコールドアイル温度センサと前記ホットアイルの空気温度であるホットアイル空気温度を測定するホットアイル温度センサの測定値に応じて起動または停止を行う前記冷却装置を選択するとともに、前記コールドアイル温度センサで測定した前記コールドアイル空気温度の最大値が温度閾値よりも高い場合、前記コールドアイル空気温度が最大値となる前記開口部を有する前記ホットアイルに対する前記冷却装置の優先順位を算出し、前記優先順位の高い前記冷却装置を起動すると判定することを特徴とする。
また、本発明に係る空調制御方法は、複数台設置された機器の給気面と排気面を揃えて配置した機器列を形成し、前記機器列の給気面同士が対向するコールドアイルおよび前記機器列の排気面同士が対向するホットアイルを形成し、前記コールドアイルと前記ホットアイルの空気の混合を抑制する間仕切りを設けた部屋において、前記ホットアイルの暖気を冷却して前記コールドアイルに冷風を供給する冷却装置と、前記ホットアイルと前記コールドアイルとの間で空気の出入を行なう開口部と、前記開口部近傍の前記コールドアイル側に設置してコールドアイル空気温度を測定するコールドアイル温度センサと、前記開口部近傍の前記ホットアイル側に設置してホットアイル空気温度を測定するホットアイル温度センサと、前記冷却装置の起動または停止を行う制御装置と、を備える冷却システムの空調制御方法であって、前記コールドアイル温度センサで測定した前記コールドアイル空気温度の最大値が温度閾値よりも高い場合、前記コールドアイル空気温度が最大値となる前記開口部を有する前記ホットアイルに対する前記冷却装置の優先順位を算出し、前記優先順位の高い前記冷却装置を起動すると判定し、前記コールドアイル温度センサで測定した前記コールドアイル空気温度の最大値が前記温度閾値よりも低く、かつ、前記ホットアイル温度センサで測定した前記ホットアイル空気温度と前記コールドアイル温度センサで測定した前記コールドアイル空気温度の温度差の最小値が温度差閾値よりも低い場合、前記ホットアイルと前記コールドアイルの温度差が最小となる前記開口部を有する前記ホットアイルに対する前記冷却装置の優先順位を算出し、前記優先順位の高い前記冷却装置を停止すると判定することを特徴とする。
本発明によれば、サーバルームを所定の温度以内に維持し、かつ少ない測定点数で冷却装置の過剰運転もしくは能力不足を判定して冷却装置の運転もしくは停止を行い、省エネ化を実現する冷却システム、空調制御装置および空調制御方法を提供することができる。
第1実施形態に係る冷却システムの構成例を示す平面図である。 第1実施形態に係る冷却システムの構成例を示す立面図である。 第1実施形態に係る冷却システムの制御装置の処理を示すフローチャートである。 (a)は各冷却装置と各ホットアイルにおける風量の割合の関係を示す表であり、(b)は優先順位の関係を示す表である。 第2実施形態に係る冷却システムの構成例を示す平面図である。 第2実施形態に係る冷却システムの構成例を示す立面図である。 第3実施形態に係る冷却システムの構成例を示す平面図である。 第3実施形態に係る冷却システムの構成例を示す立面図である。 (a)は各局所冷却装置と各ホットアイルにおける風量の割合の関係を示す表であり、(b)は優先順位の関係を示す表である。 第4実施形態に係る冷却システムの構成例を示す平面図である。 第4実施形態に係る冷却システムの構成例を示す立面図である。 (a)は各冷却装置および局所冷却装置と各ホットアイルにおける風量の割合の関係を示す表であり、(b)は優先順位の関係を示す表である。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
≪第1実施形態≫
<冷却システムS>
第1実施形態に係る冷却システムSについて、図1および図2を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係る冷却システムSの構成例を示す平面図である。図2は、第1実施形態に係る冷却システムSの構成例を示す立面図である。なお、図2に示す立面図においては、空気の流れる関係を理解しやすくするため、図1とは冷却装置20の配置を変更して図示している。
図1に示すように、室(コンピュータルーム,サーバルーム)Rには、コンピュータやサーバ等の電子機器(以下、「機器」と称する。)を収納したラック10が複数設置されている。ラック10は、機器が内蔵するファン(図示せず)により、前面を給気面とし、背面を排気面として、給気面から取り込んだ空気で機器の内部を冷却し、排気面から高温空気を排気するようになっている。
ラック10は、給気面と排気面を揃えて配置したラック列を形成しており、さらに、ラック列の給気面同士、排気面同士を向かい合わせて複数列配置されている。これにより、図1および図2に示すように、ラック列の給気面同士が対向するコールドアイルCAと、ラック列の排気面同士が対向するホットアイルHAと、が交互に形成される。
また、図1および図2に示すように、室Rには、ホットアイルHAとコールドアイルCAとを仕切る間仕切り15が設けられており、ラック10の排気面から排気された高温空気がラック10の給気面へと再循環することを防止する。換言すれば、ラック10の排気面から排気された高温空気と、後述する冷却装置20からラック10の給気面に供給される低温空気と、が混合せず、分離するようになっている。
第1実施形態に係る冷却システムSは、冷却装置20と、間仕切り15に形成された開口部30と、コールドアイル温度センサ40と、ホットアイル温度センサ41と、制御装置50と、を備えている。
冷却装置20は、図1に示すように、室Rの周囲部に複数設置されている。冷却装置20は、空調機(Computer Room Air Conditioning;CRAC)であり、ホットアイルHAからの高温空気を取り込んで冷却し、低温空気をコールドアイルCAに供給する。なお、冷却装置20の運転/停止は、制御装置50により制御される。
図2に示すように、ラック10の排気面から排気された高温空気(暖気)は、ホットアイルHAに排気され、室Rの上部(天井裏)を通って、冷却装置20に吸い込まれる(左下がりハッチングを付した矢印参照)。そして、冷却装置20で冷却された低温空気(冷風)は、室Rの二重床空間を通って、各コールドアイルCAに供給され、ラック10の給気面から吸い込まれる(白抜き矢印参照)。このように、冷却システムSは、室Rに設置されたラック10を冷却する、換言すれば、ラック10に収納した機器(図示せず)を冷却する。
開口部30は、ホットアイルHAとコールドアイルCAとを仕切る間仕切り15に形成された通風路であり、ホットアイルHAとコールドアイルCAの圧力差によって、空気が流れるようになっている。即ち、ホットアイルHAがコールドアイルCAよりも高圧の場合、開口部30を介して陽圧のホットアイルHAから陰圧のコールドアイルCAに空気が流れる。また、コールドアイルCAがホットアイルHAよりも高圧の場合、開口部30を介して陽圧のコールドアイルCAから陰圧のホットアイルHAに空気が流れる。また、開口部30は、ホットアイルHAに対応付けされている。
各ホットアイルHAおよびコールドアイルCAには、ホットアイル温度センサ41とコールドアイル温度センサ40がそれぞれ設置され、ホットアイルHAの温度TH とコールドアイルCAの温度TC を測定するとともにその差を測定することができるようになっている。コールドアイル温度センサ40とホットアイル温度センサ41の検出信号は、制御装置50に出力される。
コールドアイル温度センサ40は、コールドアイルCA側の開口部30の近くに設けられるのが好ましい。また、ホットアイル温度センサ41は、ホットアイルHA側の開口部30の近くに設けることが好ましい。即ち、1つの開口部30に対して、1組のコールドアイル温度センサ40およびホットアイル温度センサ41が対応付けされている。
制御装置50は、コールドアイル温度センサ40とホットアイル温度センサ41で検出した温度に基づいて、冷却装置20の運転/停止を判定し、冷却装置20の運転/停止を制御する。図1に示すように、制御装置50は、温度取得部51と、運転状態取得部52と、運転判定部53と、記憶部54と、を備えている。
温度取得部51は、コールドアイル温度センサ40で検出したコールドアイルCAの温度TC と、ホットアイル温度センサ41で検出したホットアイルHAの温度TH と、を取得し、さらに、ホットアイルHAの温度TH とコールドアイルCAの温度TC との温度差ΔTを計算する。
運転状態取得部52は、現在の冷却装置20の運転状態(どの冷却装置20が運転しているか、停止しているか)を取得する。
運転判定部53は、温度取得部51で取得した温度情報および運転状態取得部52で取得した現在の運転状態情報に基づいて、冷却装置20の運転/停止を判定する。
記憶部54は、運転判定部53が冷却装置20の運転/停止を判定する際に用いる情報が格納されている。
そして、制御装置50は、運転判定部53の判定結果に基づいて、各冷却装置20の運転/停止を制御することにより、冷却システムS全体を制御する。
<運転判定処理>
次に、制御装置50の処理について、図3を用いて説明する。図3は、第1実施形態に係る冷却システムSの制御装置50の処理を示すフローチャートである。
ステップS101において、制御装置50の温度取得部51は、コールドアイル温度センサ40から各コールドアイルCAの温度TC を取得し、取得したコールドアイルCAの温度TC のなかで最大のものを最大温度TC,MAXとする。なお、ホットアイルHAに通し番号を付け、コールドアイルCAの温度が最大となる開口部30が設置されたホットアイルHAの番号を(n)とする。
ステップS102において、運転判定部53は、コールドアイルCAの最大温度TC,MAXが予め設定された温度閾値T1 よりも大きいか否かを判定する(TC,MAX≧T1 ?)。なお、温度閾値T1 は、ホットアイルHAからコールドアイルCAへの空気の流入(逆流)を判定するための閾値である。最大温度TC,MAXが温度閾値T1 よりも大きい場合(S102・Yes)、制御装置50の処理はステップS103に進む。一方、最大温度TC,MAXが温度閾値T1 よりも大きくない場合(S102・No)、制御装置50の処理はステップS106に進む。
ここで、ホットアイルHAの圧力がコールドアイルCAの圧力よりも高くなると、ホットアイルHAの空気(高温空気)がコールドアイルCAへ流入しラック10の給気面に吸い込まれることにより、吸込温度が上昇してしまうおそれがある。このため、温度閾値T1 を室Rの設計温度に設定することにより、ホットアイルHAの空気(高温空気)がコールドアイルCAへ流入するか否かを判定する。なお、ホットアイルHAからコールドアイルCAへの逆流が許容できる範囲で温度閾値T1 を室Rの設計温度よりも大きく設定してもよい。
ステップS103において、制御装置50の運転状態取得部52は、冷却装置20の運転状態を取得する。そして、制御装置50の運転判定部53は、停止している冷却装置20のそれぞれについてコールドアイルCAの温度が最大(最大温度TC,MAX)となるホットアイルHA(n)から各冷却装置20が吸込む風量の寄与率を計算する。なお、寄与率の計算方法については、後述する。
ステップS104において、制御装置50の運転判定部53は、停止している冷却装置20のうち、ホットアイルHA(n)への寄与率が最も高い冷却装置20を選定する。
ステップS105において、制御装置50は、ステップS104で選定した冷却装置20の起動を指示する。また、制御装置50は、起動した冷却装置20の番号を記憶部54に記憶する。そして、制御装置50の処理はステップS101に戻る。
ステップS106において、制御装置50の温度取得部51は、各開口部30の近傍に設置されたコールドアイル温度センサ40からコールドアイルCAの温度TC と、ホットアイル温度センサ41からホットアイルHAの温度TH をそれぞれ取得し、そして、取得したホットアイルHAの温度TH とコールドアイルCAの温度TC からのホットアイルHAとコールドアイルCAの温度差ΔTを計算する。ここで、ホットアイルHAとコールドアイルCAの温度差ΔTは、
温度差ΔT=(ホットアイルHAの温度TH)−(コールドアイルCAの温度TC
とする。次に、計算した温度差ΔTのなかで最小のものを最小温度差ΔTMINとする。なお、ホットアイルHAに通し番号を付け、ホットアイルHAとコールドアイルCAの温度差ΔTが最小となる開口部30が設置されたホットアイルHAの番号を(m)とする。
ステップS107において、制御装置50の運転判定部53は、最小温度差ΔTMINが予め設定された温度差閾値ΔT2 よりも小さいか否かを判定する(ΔTMIN≦ΔT2 ?)。なお、温度差閾値ΔT2 は、冷却装置20の運転が過剰であるか否かを判定するための閾値である。最小温度差ΔTMINが温度差閾値ΔT2 よりも小さい場合(S107・Yes)、制御装置50の処理はステップS108に進む。一方、最小温度差ΔTMINが温度差閾値ΔT2 よりも小さくない場合(S107・No)、制御装置50の処理はステップS101に戻る。
ステップS108において、制御装置50の運転状態取得部52は、冷却装置20の運転状態を取得する。そして、制御装置50の運転判定部53は、運転している冷却装置20のそれぞれについてホットアイルHAとコールドアイルCAの温度差ΔTが最小(最小温度差ΔTMIN)となるホットアイルHA(m)から各冷却装置20が吸込む風量の寄与率を算出する。なお、寄与率の計算方法については、後述する。
ステップS109において、制御装置50の運転判定部53は、運転している冷却装置20のうち、ホットアイルHA(m)への寄与率が最も高い冷却装置20を選定する。
ステップS110において、制御装置50の運転判定部53は、ステップS109で選定した冷却装置20が前回起動した冷却装置20であるか否かを判定する。ちなみに、前回起動した冷却装置20の番号は記憶部54に記憶されている。選定した冷却装置20が前回起動した冷却装置20である場合(S110・Yes)、制御装置50の処理はステップS111に進む。一方、選定した冷却装置20が前回起動した冷却装置20でない場合(S110・No)、制御装置50の処理はステップS112に進む。
ステップS111において、制御装置50の運転判定部53は、前回起動した冷却装置20が起動してからある所定時間経過しているか否かを判定する。なお、所定時間は冷却装置20の発停の繰り返しを防止するための時間であり、任意に設定できる値であるが、冷却装置20の故障リスクを考慮すると半日〜1日程度に設定するのが望ましい。前回起動した冷却装置20が起動してから所定時間経過している場合(S111・Yes)、制御装置50の処理はステップS112に進む。一方、前回起動した冷却装置20が起動してから所定時間経過していない場合(S111・No)、冷却装置20の選定を取り消して、制御装置50の処理はステップS101に戻る。
ステップS112において、制御装置50は、ステップS109で選定した冷却装置20の停止を指示する。そして、制御装置50の処理はステップS101に戻る。
<寄与率の計算>
次に、ステップS103における寄与率の計算およびステップS104における冷却装置20の選定について、図4を用いて説明する。図4(a)は、各冷却装置20と各ホットアイルHAにおける風量の割合の関係を示す表であり、図4(b)は、優先順位の関係を示す表である。
コールドアイルCAの温度測定値に応じて冷却装置20の運転を行う際に、対象となるホットアイルHAに対して、冷却装置20が吸込む風量の寄与率が最も高い冷却装置20を選定するため、予めホットアイルHAや冷却装置20のレイアウト、仕様を基にしたシミュレーションを行い、様々な冷却装置20の運転状態(運転/停止)の組み合わせに対して、各ホットアイルHAから各冷却装置20に吸い込まれる風量の割合(寄与率)を算出する近似式を求めておき、記憶部54に格納しておく。そして、各冷却装置20とホットアイルHAの位置関係(距離)、および、各冷却装置20の運転状態から冷却装置20の寄与率を算定する近似式を用いて各冷却装置20の寄与率を算出する。
図4(a)において、現在の各冷却装置20の運転状態から、現在停止している冷却装置(1)を起動(運転)した場合、冷却装置(1)の吸込口に吸い込まれる高温空気の風量の割合は、ホットアイル(1)からが60%、ホットアイル(2)からが25%、ホットアイル(3)からが10%、…、であることを示している。同様に、現在の各冷却装置20の運転状態から、現在停止している冷却装置(2)を起動(運転)した場合、冷却装置(2)の吸込口に吸い込まれる高温空気の風量の割合は、ホットアイル(1)からが20%、ホットアイル(2)からが50%、ホットアイル(3)からが20%、…、であることを示している。また、現在の各冷却装置20の運転状態から、現在停止している冷却装置(3)を起動(運転)した場合、冷却装置(3)の吸込口に吸い込まれる高温空気の風量の割合は、ホットアイル(1)からが10%、ホットアイル(2)からが15%、ホットアイル(3)からが50%、…、であることを示している。
図4(a)に示す各冷却装置20と各ホットアイルHAにおける風量の割合(寄与率)の関係に基づいて、各ホットアイルHAについて、寄与率の高い順に番号(優先順位)を付与する。
図4(b)に示すように、ホットアイル(1)において、冷却装置(1)に「1」が付与され、冷却装置(2)に「2」が付与され、冷却装置(3)に「3」が付与される。同様に、ホットアイル(2)において、冷却装置(2)に「1」が付与され、冷却装置(1)に「2」が付与され、冷却装置(3)に「3」が付与される。また、ホットアイル(3)において、冷却装置(3)に「1」が付与され、冷却装置(2)に「2」が付与され、冷却装置(1)に「3」が付与される。
コールドアイルCAの温度が最大(最大温度TC,MAX)となるホットアイルHA(n)がホットアイル(1)だった場合、冷却装置(1)が選定される。また、ホットアイルHA(n)がホットアイル(2)だった場合、冷却装置(2)が選定される。また、ホットアイルHA(n)がホットアイル(3)だった場合、冷却装置(3)が選定される。
次に、ステップS108における寄与率の計算およびステップS109における冷却装置20の選定について、同様に図4を用いて説明する。
ホットアイルHAとコールドアイルCAの温度差に応じて冷却装置20の停止を行う際に、対象となるホットアイルHAに対して、冷却装置20が吸込む風量の寄与率が最も高い冷却装置20を選定するため、各冷却装置20とホットアイルHAの位置関係(距離)、および、各冷却装置20の運転状態から冷却装置20の寄与率を算定する近似式を用いて各冷却装置20の寄与率を算出する。
図4(a)において、前記のとおり現在の各冷却装置20の運転状態から、現在運転している冷却装置(1)の吸込口に吸い込まれる高温空気の風量の割合は、ホットアイル(1)からが60%、ホットアイル(2)からが25%、ホットアイル(3)からが10%、…、であることを示している。同様に、現在の各冷却装置20の運転状態から、現在運転している冷却装置(2)の吸込口に吸い込まれる高温空気の風量の割合は、ホットアイル(1)からが20%、ホットアイル(2)からが50%、ホットアイル(3)からが20%、…、であることを示している。また、現在の各冷却装置20の運転状態から、現在運転している冷却装置(3)の吸込口に吸い込まれる高温空気の風量の割合は、ホットアイル(1)からが10%、ホットアイル(2)からが15%、ホットアイル(3)からが50%、…、であることを示している。
ステップS103の処理と同様、ステップS108の処理でも図4(a)に示す各冷却装置20と各ホットアイルHAにおける風量の割合(寄与率)の関係に基づいて、各ホットアイルHAについて、寄与率の高い順に番号(優先順位)を付与する。
図4(b)に示すように、ホットアイル(1)において、冷却装置(1)に「1」が付与され、冷却装置(2)に「2」が付与され、冷却装置(3)に「3」が付与される。同様に、ホットアイル(2)において、冷却装置(2)に「1」が付与され、冷却装置(1)に「2」が付与され、冷却装置(3)に「3」が付与される。また、ホットアイル(3)において、冷却装置(3)に「1」が付与され、冷却装置(2)に「2」が付与され、冷却装置(1)に「3」が付与される。
ホットアイルHAとコールドアイルCAの温度差ΔTが最小(最小温度差ΔTMIN)となるホットアイルHA(m)がホットアイル(1)だった場合、冷却装置(1)が選定される。また、ホットアイルHA(m)がホットアイル(2)だった場合、冷却装置(2)が選定される。また、ホットアイルHA(m)がホットアイル(3)だった場合、冷却装置(3)が選定される。
図4(a)に示す各寄与率は、前述のステップS103の処理のときのように、各冷却装置20とホットアイルHAの位置関係(距離)、および、各冷却装置20の運転状態(運転/停止)から近似式を用いて算出する。そして、図4(b)に示すように、算出した寄与率の高い順に優先順位を付与して冷却装置20の運転/停止を行う。これにより、様々な冷却装置20の運転状態に対して、複雑な計算を行わなくても、好適な冷却装置20を選定することができる。
また、図4(a)に示す各寄与率のテーブルは、各冷却装置20とホットアイルHAの位置関係、および、各冷却装置20の運転状態(運転/停止)から求めることができるので、各冷却装置20の運転状態(運転/停止)の組み合わせごとのテーブルを記憶部54に記憶しておいてもよい。これにより、制御装置50で計算を行わなくとも冷却装置20の寄与率を求め、寄与率の高い冷却装置20を選定することができる。
<作用効果>
このように、第1実施形態に係る冷却システムSの制御装置50は、コールドアイルCAの最大温度TC,MAXが温度閾値T1 よりも大きいと判定すると、ホットアイルHAの空気(高温空気)がコールドアイルCAへ流入していると判断し、冷却装置20の運転台数を増加する(S102・Yes…S105参照)。これにより、ホットアイルHAの空気(高温空気)がコールドアイルCAへ流入することを防止することができる。
この際、対象とするホットアイルHA(n)から各冷却装置20が吸込む風量の寄与率を計算して、その寄与率に基づいて起動する冷却装置20を選択するので(S103,S104参照)、対象とするホットアイルHA(n)を効率よく冷却する冷却装置20を選択することができるので、冷却装置20の運転台数の増加数を抑制して、冷却システムSのシステム効率を向上させることができる。
また、第1実施形態に係る冷却システムSの制御装置50は、最小温度差ΔTMINが温度差閾値ΔT2 よりも小さいと判定すると、コールドアイルCAの空気(低温空気)がホットアイルHAへ流入している、または、ラック10からホットアイルHAへ排気される温度が低いと判断し、冷却装置20が過剰に運転しているとして、冷却装置20の運転台数を減少する(S107・Yes…S112参照)。これにより、過剰に運転している冷却装置20を停止させて、冷却システムSのシステム効率を向上させることができる。
この際、対象とするホットアイルHA(m)から各冷却装置20が吸込む風量の寄与率を計算して、その寄与率に基づいて停止する冷却装置20を選択するので(S108,S109参照)、対象とするホットアイルHA(m)を効率よく冷却する冷却装置20を選択する、換言すれば、他のホットアイルHA(m以外)の冷却に与える影響の少ない冷却装置20を選択することができるので、他のホットアイルHA(m以外)の冷却に与える影響を抑えつつ、過剰に運転している冷却装置20を停止することができる。
また、停止させるように選定した冷却装置20が前回起動させた冷却装置20である場合には(S110・Yes参照)、この冷却装置20を停止させると冷却能力に不足が生じるおそれがあるため、前回起動させてから所定時間が経過していない場合には(S111・No参照)、選定した冷却装置20の選定を取り消して、冷却装置20を停止させず運転を継続する。これにより、当該冷却装置20の発停を繰り返すことを防止することができる。
また、第1実施形態に係る冷却システムSは、各ホットアイルHAに対してコールドアイル温度センサ40とホットアイル温度センサ41を設けることにより達成できるので、特許文献1,2に開示された冷却システムと比較して、センサの数を削減することができ、イニシャルコストを下げることができる。
また、図4に示すように、寄与率の高い順に優先順位を付けて冷却装置20の運転および停止を行うので、様々な運転状態に対して、複雑な計算を行わなくても好適な冷却装置20を選定することができる。
≪第2実施形態≫
<冷却システムSA>
第2実施形態に係る冷却システムSAについて、図5および図6を用いて説明する。図5は、第2実施形態に係る冷却システムSAの構成例を示す平面図である。図6は、第2実施形態に係る冷却システムSAの構成例を示す立面図である。
ここで、第2実施形態に係る冷却システムSA(図5,6参照)は、第1実施形態に係る冷却システムS(図1,2参照)と比較して、局所冷却装置25を備える点で異なっている。その他の構成は、第1実施形態に係る冷却システムSと同様であり重複する説明を省略する。
第2実施形態に係る冷却システムSAは、冷却装置20と、局所冷却装置25と、コールドアイル温度センサ40と、ホットアイル温度センサ41と、制御装置50Aと、を備えている。
前述のように、冷却装置20は、室Rの上部(天井裏)を介して複数のホットアイルHAから高温空気を吸い込んで、室Rの二重床空間を介して複数のコールドアイルCAに低温空気を供給する。これに対し、局所冷却装置25は、ラック10に設置された機器の近傍に設置され、機器の発熱を局所的に冷却する。即ち、局所冷却装置25は、冷却対象のラック10の排気面と接したホットアイルHAから高温空気を取り込んで冷却し、低温空気を冷却対象のラック10の給気面と接したコールドアイルCAに供給する。
なお、図5および図6において、局所冷却装置25は一部のラック列に配置されているものとして図示しているが、これに限られるものではなく、全てのラック列に局所冷却装置25を配置してもよい。
制御装置50Aは、コールドアイル温度センサ40とホットアイル温度センサ41で検出した温度に基づいて、冷却装置20の運転/停止を判定し、冷却装置20の運転/停止を制御する。図5に示すように、制御装置50Aは、温度取得部51と、運転状態取得部52Aと、運転判定部53Aと、記憶部54と、を備えている。
運転状態取得部52Aは、現在の冷却装置20および局所冷却装置25の運転状態(どの冷却装置20および局所冷却装置25が運転しているか、停止しているか)を取得する。
運転判定部53Aは、温度取得部51で取得した温度情報および運転状態取得部52Aで取得した現在の運転状態情報に基づいて、冷却装置20の運転/停止を判定する。
そして、制御装置50Aは、運転判定部53Aの判定結果に基づいて、各冷却装置20の運転/停止を制御することにより、冷却システムSA全体を制御する。
制御装置50Aの処理は、第1実施形態に係る冷却システムSの制御装置50の処理(図3参照)と同様である。但し、ステップS103およびステップS108で寄与率計算する際、運転している局所冷却装置25を考慮する点で異なっている。即ち、各冷却装置20とホットアイルHAの位置関係(距離)、各局所冷却装置25とホットアイルHAの位置関係(距離)、各冷却装置20の運転状態、および、各局所冷却装置25の運転状態から冷却装置20の寄与率を算定する近似式を用いて各冷却装置20の寄与率を算出する。
<作用効果>
このように、第2実施形態に係る冷却システムSAによれば、局所冷却装置25を備える構成においても第1実施形態に係る冷却システムSと同様にシステム効率のよい冷却装置20の台数制御が可能となる。
また、制御装置50Aは、局所冷却装置25の運転/停止を行わず、冷却装置20の運転/停止を行うようになっている。これにより、消費電力の大きい冷却装置20を台数制御することにより、システム効率が向上する。
≪第3実施形態≫
<冷却システムSB>
第3実施形態に係る冷却システムSBについて、図7から図9を用いて説明する。図7は、第3実施形態に係る冷却システムSBの構成例を示す平面図である。図8は、第3実施形態に係る冷却システムSBの構成例を示す立面図である。図9(a)は各局所冷却装置25と各ホットアイルHAにおける風量の割合の関係を示す表であり、(b)は優先順位の関係を示す表である。
ここで、第3実施形態に係る冷却システムSB(図7〜9参照)は、第2実施形態に係る冷却システムSA(図1,2参照)と比較して、冷却装置として局所冷却装置25のみを備え、制御装置50Bによって局所冷却装置25を制御する点である。このとき各局所冷却装置25と各ホットアイルHAにおける風量の割合の関係、優先順位の関係は図9(a)(b)に示すとおりである。その他の構成は、第1実施形態に係る冷却システムS、第2実施形態に係る冷却システムSAと同様であり重複する説明を省略する。なお、図8において、室Rの上部(天井裏)を通る高温空気の流れの向き(左下がりハッチングを付した矢印参照)や、室Rの二重床空間を通る低温空気の流れの向き(白抜き矢印参照)は、局所冷却装置25の運転状態によって異なる。このため、図8においては両頭の矢印で示している。
第3実施形態に係る冷却システムSBは、局所冷却装置25と、コールドアイル温度センサ40と、ホットアイル温度センサ41と、制御装置50Bと、を備えている。
前述のように、局所冷却装置25は、ラック10に設置された機器の近傍に設置され、機器の発熱を局所的に冷却する。即ち、局所冷却装置25は、冷却対象のラック10の排気面と接したホットアイルHAから高温空気を取り込んで冷却し、低温空気を冷却対象のラック10の給気面と接したコールドアイルCAに供給する。
なお、図7および図8において、局所冷却装置25は一部のラック列に配置されているものとして図示しているが、これに限られるものではなく、全てのラック列に局所冷却装置25を配置してもよい。
制御装置50Bは、コールドアイル温度センサ40とホットアイル温度センサ41で検出した温度に基づいて、局所冷却装置25の運転/停止を判定し、局所冷却装置25の運転/停止を制御する。図7に示すように、制御装置50Bは、温度取得部51と、運転状態取得部52Bと、運転判定部53Bと、記憶部54と、を備えている。
運転状態取得部52Bは、現在の局所冷却装置25の運転状態(どの局所冷却装置25が運転しているか、停止しているか)を取得する。
運転判定部53Bは、温度取得部51で取得した温度情報および運転状態取得部52Bで取得した現在の運転状態情報に基づいて、局所冷却装置25の運転/停止を判定する。
そして、制御装置50Bは、運転判定部53Bの判定結果に基づいて、各局所冷却装置25の運転/停止を制御することにより、冷却システムSB全体を制御する。
制御装置50Bの処理は、第1実施形態に係る冷却システムSの制御装置50の処理(図3参照)と同様である。但し、各ステップにおける冷却装置が局所冷却装置25となる。即ち、各局所冷却装置25とホットアイルHAの位置関係(距離)、各局所冷却装置25の運転状態から局所冷却装置25の寄与率を算定する近似式を用いて各局所冷却装置25の寄与率を算出する(図9参照)。
<作用効果>
このように、第3実施形態に係る冷却システムSBによれば、局所冷却装置25のみを備える構成においても第1実施形態に係る冷却システムS、第2実施形態に係る冷却システムSAと同様にシステム効率のよい局所冷却装置25の台数制御が可能となる。
≪第4実施形態≫
<冷却システムSC>
第4実施形態に係る冷却システムSCについて、図10から図12を用いて説明する。図10は、第4実施形態に係る冷却システムSCの構成例を示す平面図である。図11は、第4実施形態に係る冷却システムSCの構成例を示す立面図である。図12(a)は冷却装置20と各局所冷却装置25と各ホットアイルHAにおける風量の割合の関係を示す表であり、(b)は優先順位の関係を示す表である。
ここで、第4実施形態に係る冷却システムSC(図10〜12参照)は、第2実施形態に係る冷却システムSA(図5,6参照)と比較して、制御装置50Cによって冷却装置20および局所冷却装置25の両方を制御する点である。このとき各冷却装置20および各局所冷却装置25と各ホットアイルHAにおける風量の割合の関係、優先順位の関係は図12(a)(b)に示すとおりである。その他の構成は、第1実施形態に係る冷却システムS、第2実施形態に係る冷却システムSA、第3実施形態に係る冷却システムSBと同様であり重複する説明を省略する。
第4実施形態に係る冷却システムSCは、冷却装置20と、局所冷却装置25と、コールドアイル温度センサ40と、ホットアイル温度センサ41と、制御装置50Cと、を備えている。
前述のように、局所冷却装置25は、ラック10に設置された機器の近傍に設置され、機器の発熱を局所的に冷却する。即ち、局所冷却装置25は、冷却対象のラック10の排気面と接したホットアイルHAから高温空気を取り込んで冷却し、低温空気を冷却対象のラック10の給気面と接したコールドアイルCAに供給する。
なお、図10および図11において、局所冷却装置25は一部のラック列に配置されているものとして図示しているが、これに限られるものではなく、全てのラック列に局所冷却装置25を配置してもよい。
制御装置50Cは、コールドアイル温度センサ40とホットアイル温度センサ41で検出した温度に基づいて、冷却装置20および局所冷却装置25の運転/停止を判定し、冷却装置20および局所冷却装置25の運転/停止を制御する。図10に示すように、制御装置50Cは、温度取得部51と、運転状態取得部52Cと、運転判定部53Cと、記憶部54と、を備えている。
運転状態取得部52Cは、現在の冷却装置20および局所冷却装置25の運転状態(どの冷却装置20および局所冷却装置25が運転しているか、停止しているか)を取得する。
運転判定部53Cは、温度取得部51で取得した温度情報および運転状態取得部52Cで取得した現在の運転状態情報に基づいて、冷却装置20および局所冷却装置25の運転/停止を判定する。
そして、制御装置50Cは、運転判定部53Cの判定結果に基づいて、各冷却装置20および各局所冷却装置25の運転/停止を制御することにより、冷却システムSC全体を制御する。
制御装置50Cの処理は、第1実施形態に係る冷却システムSの制御装置50の処理(図3参照)と同様である。但し、各ステップにおける冷却装置が冷却装置20および局所冷却装置25の両方となる。即ち、各冷却装置20および各局所冷却装置25とホットアイルHAの位置関係(距離)、冷却装置20および各局所冷却装置25の運転状態から、冷却装置20および局所冷却装置25の寄与率を算定する近似式を用いて、各冷却装置20および各局所冷却装置25の寄与率を算出する(図12参照)。
<作用効果>
このように、第4実施形態に係る冷却システムSCによれば、冷却装置20および局所冷却装置25を備える構成においても第1実施形態に係る冷却システムS、第2実施形態に係る冷却システムSA、第3実施形態に係る冷却システムSBと同様にシステム効率のよい局所冷却装置25の台数制御が可能となる。
≪変形例≫
なお、本実施形態(第1〜第4実施形態)に係る冷却システムS〜SCは、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
本実施形態(第1,2,4実施形態)に係る冷却システムS,SA,SCが備える冷却装置20の台数や配置位置は、図1,5,10に示す台数や配置位置に限定されるものではない。また、冷却装置20は室内Rに設置されているものとして説明したが、これに限られるものではなく、ホットアイルHAから高温空気を取り込む風路と、コールドアイルCAに低温空気を供給する風路と、を設け、冷却装置20を室Rの外(機械室)に設置してもよい。
制御装置50〜50Cは、冷却装置20および/または局所冷却装置25の運転の判定および制御を行うものとして説明したが、これに限定されるものではない。温度取得部51、運転状態取得部52(52A,52B,52C)、運転判定部53(53A,53B,53C)、記憶部54および判定結果を表示する表示装置(図示せず)を備える運転判定装置として、表示された判定結果に基づいて、運転者が冷却装置20および/または局所冷却装置25の運転/停止を操作する構成であってもよい。
また、開口部30は、ホットアイルHAとコールドアイルCAを仕切る間仕切り15に形成されるものとして説明したがこれに限定されるものではない。開口部30は、一方がホットアイルHAと連通し、他方がコールドアイルCAと連通して空気の通り道が確保できればよく、間仕切り15を設置した際にできた隙間等を利用してもよい。
S,SA,SB,SC 冷却システム
10 ラック(機器)
15 間仕切り
20 冷却装置(空調機)
25 局所冷却装置
30 開口部
40 コールドアイル温度センサ
41 ホットアイル温度センサ
50,50A,50B,50C 制御装置
51 温度取得部
52,52A,52B,52C 運転状態取得部
53,53A,53B,53C 運転判定部
54 記憶部
R 室
CA コールドアイル
HA ホットアイル
C コールドアイルCAの温度(コールドアイル空気温度)
H ホットアイルHAの温度(ホットアイル空気温度)
C,MAX 最大温度(コールドアイル空気温度の最大値)
1 温度閾値
ΔT2 温度差閾値

Claims (11)

  1. 複数台設置された機器の給気面と排気面を揃えて配置した機器列を形成し、
    前記機器列の給気面同士が対向するコールドアイルおよび前記機器列の排気面同士が対向するホットアイルを形成し、
    前記コールドアイルと前記ホットアイルの空気の混合を抑制する間仕切りを設けた部屋において、
    前記ホットアイルの暖気を冷却して前記コールドアイルに冷風を供給する冷却装置と、
    前記ホットアイルと前記コールドアイルとの間で空気の出入を行なう開口部と、
    前記開口部近傍の前記コールドアイル側に設置してコールドアイル空気温度を測定するコールドアイル温度センサと、
    前記開口部近傍の前記ホットアイル側に設置してホットアイル空気温度を測定するホットアイル温度センサと、
    前記冷却装置の起動または停止を行う制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記コールドアイル温度センサと前記ホットアイル温度センサの測定値に応じて起動または停止を行う前記冷却装置を選択するとともに、
    前記コールドアイル温度センサで測定した前記コールドアイル空気温度の最大値が温度閾値よりも高い場合、前記コールドアイル空気温度が最大値となる前記開口部を有する前記ホットアイルに対する前記冷却装置の優先順位を算出し、前記優先順位の高い前記冷却装置を起動すると判定する
    ことを特徴とする冷却システム。
  2. 前記制御装置は、
    前記コールドアイル温度センサで測定した前記コールドアイル空気温度の最大値が前記温度閾値よりも低く、かつ、前記ホットアイル温度センサで測定した前記ホットアイル空気温度と前記コールドアイル温度センサで測定した前記コールドアイル空気温度の温度差の最小値が温度差閾値よりも低い場合、前記ホットアイルと前記コールドアイルの温度差が最小となる前記開口部を有する前記ホットアイルに対する前記冷却装置の優先順位を算出し、前記優先順位の高い前記冷却装置を停止すると判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の冷却システム。
  3. 前記制御装置は、
    前記ホットアイルと前記冷却装置の距離と、前記冷却装置の運転状態から、前記ホットアイルの暖気を前記冷却装置が吸込む風量割合を予め求めておいた予測式で演算し、前記風量割合の高い順に前記冷却装置の優先順位を決定する
    ことを特徴とする請求項またはに記載の冷却システム。
  4. 前記機器の近傍に設置して前記機器の発熱を局所的に冷却する局所冷却装置をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷却システム。
  5. 前記制御装置は、
    前記コールドアイル温度センサで測定した前記コールドアイル空気温度の最大値が前記温度閾値よりも低く、かつ、前記ホットアイル温度センサで測定した前記ホットアイル空気温度と前記コールドアイル温度センサで測定した前記コールドアイル空気温度の温度差の最小値が温度差閾値よりも低い場合、前記ホットアイルと前記コールドアイルの温度差が最小となる前記開口部を有する前記ホットアイルに対する前記冷却装置の優先順位を算出し、前記優先順位の高い前記冷却装置を停止すると判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の冷却システム。
  6. 前記制御装置は、
    前記ホットアイルと前記冷却装置の距離と、前記ホットアイルと前記局所冷却装置の距離と、前記冷却装置の運転状態と、前記局所冷却装置の運転状態と、から、前記ホットアイルの暖気を前記冷却装置が吸込む風量割合を予め求めておいた予測式で演算し、前記風量割合の高い順に前記冷却装置の優先順位を決定する
    ことを特徴とする請求項またはに記載の冷却システム。
  7. 前記制御装置は、
    停止すると判定した前記冷却装置が、前回の動作で起動した前記冷却装置であり、かつ、前回の起動動作から所定時間経過していない場合、
    前記冷却装置を停止しないと判定する
    ことを特徴とする請求項またはに記載の冷却システム。
  8. 前記冷却装置は、
    前記機器の近傍に設置して前記機器の発熱を局所的に冷却する局所冷却装置である
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の冷却システム。
  9. 前記冷却装置は、
    前記部屋の周囲部に設置され、ホットアイルからの高温空気を取り込んで冷却し、低温空気をコールドアイルに供給する空調機と、
    前記機器の近傍に設置して前記機器の発熱を局所的に冷却する局所冷却装置である
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の冷却システム。
  10. 複数台設置された機器の給気面と排気面を揃えて配置した機器列を形成し、前記機器列の給気面同士が対向するコールドアイルおよび前記機器列の排気面同士が対向するホットアイルを形成し、前記コールドアイルと前記ホットアイルの空気の混合を抑制する間仕切りであって前記コールドアイルと前記ホットアイルとの間で空気の出入りを行う開口部を形成した間仕切りを設けた部屋において、前記ホットアイルの暖気を冷却して前記コールドアイルに冷風を供給する冷却装置を制御する空調制御装置であって、
    前記コールドアイルの空気温度であるコールドアイル空気温度を測定するコールドアイル温度センサと前記ホットアイルの空気温度であるホットアイル空気温度を測定するホットアイル温度センサの測定値に応じて起動または停止を行う前記冷却装置を選択するとともに、
    前記コールドアイル温度センサで測定した前記コールドアイル空気温度の最大値が温度閾値よりも高い場合、前記コールドアイル空気温度が最大値となる前記開口部を有する前記ホットアイルに対する前記冷却装置の優先順位を算出し、前記優先順位の高い前記冷却装置を起動すると判定する
    ことを特徴とする空調制御装置。
  11. 複数台設置された機器の給気面と排気面を揃えて配置した機器列を形成し、前記機器列の給気面同士が対向するコールドアイルおよび前記機器列の排気面同士が対向するホットアイルを形成し、前記コールドアイルと前記ホットアイルの空気の混合を抑制する間仕切りを設けた部屋において、前記ホットアイルの暖気を冷却して前記コールドアイルに冷風を供給する冷却装置と、前記ホットアイルと前記コールドアイルとの間で空気の出入を行なう開口部と、前記開口部近傍の前記コールドアイル側に設置してコールドアイル空気温度を測定するコールドアイル温度センサと、前記開口部近傍の前記ホットアイル側に設置してホットアイル空気温度を測定するホットアイル温度センサと、前記冷却装置の起動または停止を行う制御装置と、を備える冷却システムの空調制御方法であって、
    前記コールドアイル温度センサで測定した前記コールドアイル空気温度の最大値が温度閾値よりも高い場合、前記コールドアイル空気温度が最大値となる前記開口部を有する前記ホットアイルに対する前記冷却装置の優先順位を算出し、前記優先順位の高い前記冷却装置を起動すると判定し、
    前記コールドアイル温度センサで測定した前記コールドアイル空気温度の最大値が前記温度閾値よりも低く、かつ、前記ホットアイル温度センサで測定した前記ホットアイル空気温度と前記コールドアイル温度センサで測定した前記コールドアイル空気温度の温度差の最小値が温度差閾値よりも低い場合、前記ホットアイルと前記コールドアイルの温度差が最小となる前記開口部を有する前記ホットアイルに対する前記冷却装置の優先順位を算出し、前記優先順位の高い前記冷却装置を停止すると判定する
    ことを特徴とする空調制御方法。
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