JP2009174166A - 外壁の外断熱に使用する発泡系断熱材とその施工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】建築物の外側に断熱材を取り付ける外断熱工法に使用する断熱材とその断熱材を取り付ける工法並びに、断熱材の上に防水層を設ける施工方法に関し、内部結露せず、壁面防水を完全にし、塗装仕上げ材を自由に選べる断熱材およびその施工法を提供すること。
【解決手段】独立気泡の発泡系断熱材1に水蒸気透過溝2を施し、また断熱材1の下地となる面と断熱材1の間に水蒸気を逃がす為の薄い空間5を設けることにより、水蒸気を壁体8より逃がす性能を持たせ、仕上げ下地材兼用の壁面防水層6を塗膜することにより仕上げ材7の自由な選択をせしめる。
【選択図】図4

Description

本発明は、建築物の外側に断熱材を取り付ける外断熱工法に使用する断熱材とその断熱材を取り付ける工法並びに、断熱材の上に防水層を設ける施行方法に関するものである。
従来技術では、外断熱工法としてフラットな独立気泡の発泡系断熱材やスチロール発泡ビーズボード(以下ビーズボードという)を使用していた。
(例;特許文献1参照。)

特願2006-21578
特許文献1の外断熱工法では断熱材の上にポリマーセメントモルタルを防水層として塗膜している。
断熱材の上に直接モルタルあるいは樹脂モルタル層を設けた場合、モルタル層と断熱材の境界面に内部結露した水分が蓄積していくという問題があった。
ビーズボードを使用する場合は毛細管現象でビーズ間に水分を通すので、雨水が毛細管現象で室内側に浸透する恐れがある。また毛細管現象でビーズボードに浸透した水分により長期にわたる使用ではビーズ間の接着強度や材質強度などの諸物性が劣化するという解決するべき課題を有していた。
ビーズボードを使用する従来技術では、透湿性の外装塗装剤を使用するとしているが、外装材の選択が限られ、改修時などで誤って一般的なアクリルリシン等の防水防湿性のある塗装財で仕上げた場合、内部結露水が毛細管現象でビーズボードから室内側に浸透し漏水のごとき障害を起こすという問題もあった。
さらに、壁面防水をより完全にすることによりいう課題と、塗装仕上げ材を自由に選べるという選択の自由さという課題を解決する必要があった。
本発明は、断熱材として断熱性能の高い独立気泡の発泡系断熱材、高性能フェノールや押出法フォームポリスチレンボード3種品以上の独立気泡の発泡系断熱材を使用し、断熱材をより薄くする。
独立気泡の発泡系断熱材の片面叉は両面に0.5mmから3mmを範囲とした水蒸気透過の為の溝及び溝と直交する側の溝のある面の端辺に切欠きを施すことにより水蒸気を透過させる。
更には、独立気泡の発泡系断熱材の接着をする時に、接着層により断熱材の下地となる面と断熱材の間に0.5mmから3mmを範囲とした水蒸気透過の為の薄い空間を設けることにより、水蒸気を壁体より逃がす。
可撓性の高い樹脂モルタル系の防水材を独立気泡の発泡系断熱材の表面に塗膜し、壁面防水層とする。またこの防水層を仕上げ下地材とすることにより仕上げ剤の自由な選択をせしめる。
またこの防水層には合成繊維製のメッシュを断熱材に留め付け、この上に防水層を施すことにより、水蒸気透過の為の溝を保全する為の目止めとし、さらに建物の伸縮・挙動に対する防水層の補強とする。
独立気泡の発泡系断熱材を施し仕上げ層を防水性の材料で仕上げた場合、冬季に防水材料と断熱材の境界面などに内部結露の条件が発生するが、本発明によれば水蒸気透過の為の溝および切欠きを通って水蒸気は壁面上部及び下部の通気口を通って外部に輩出される。
本発明によれば、独立気泡の断熱性能の高い発泡系断熱材を使用するため、使用する断熱材はビーズボードの50%から70%の厚みでよい。
ビーズボードと同じ厚みを使用するならば、1.4倍から2倍の断熱性能になる。
独立気泡の発泡系断熱材はビーズボードに比べはるかに吸水性が少なく、施工後断熱材を通っての雨水の浸透などによる障害はない。
また、防水層を仕上げ下地層として施すので、壁面防水は既存技術よりはるかに完全なものとなる。
既存技術では仕上げ材は透湿性のある材料に限定されているものが多いが、本発明によれば、防水層を仕上げ下地層として施すので、壁面の仕上げは透水性のものでも防水性のものでも市販されている仕上げ塗装材から自由に選択でき、設計の自由度が大いに増す。
以下、図示の実施の形態に基づき本発明を細説する。
本発明は、独立気泡の発泡系断熱材に図1、図2で示す水蒸気透過の為の溝2及びその溝に直交する端部に切欠き3を施し、その溝2及び切欠き3を通って水蒸気は壁面上部及び下部の通気口を通って外部に輩出される。
図3の如く、上段の断熱材の水蒸気透過溝2が下段の断熱材の水蒸気透過溝2と位置がずれても、切欠き3が上下の水蒸気透過溝2を連結させるので、水蒸気は支障なく上下に排出される。
水蒸気透過溝2の幅は0.5mmから3mmを範囲とするので、水蒸気は透過させるが空気の対流、流通をさせない。
図4、図6のようにRC造でも木造でも、断熱材の壁下地への取り付けの際は、図5のとおり接着層4は縦の線上の塗布とし接着面は2/3程度として、断熱材と下地面とは0.5mmから3mmの裏面空気層5を設ける。
防水層6はメッシュ10を貼った上に塗膜し、メッシュ10により防水層6が必要以上に水蒸気透過溝2に侵入することを妨げる。また可撓性のある防水層6はメッシュ10により補強され、あいまってクラックを発生させない。
断熱材は型枠に取り付けてコンクリート打ち込み工法での取り付けも可能である。
本発明に係わる断熱材の斜視図である。 水蒸気透過溝及び切欠きを加工した断熱材の立面図、側面図、断面図である。 断熱材の上下段の接合部分の図である。 RC造の壁面に外断熱施工をした断面図である。 断熱材の裏面への接着剤の塗布図である。 木造の壁面に外断熱施工をした断面図である。
符号の説明
1…断熱材、2…水蒸気透過溝、3…切欠き、4…接着層、5…裏面空気層、
6…防水、7…仕上塗布層、8…コンクリート、9…構造用合板、10…メッシュ

Claims (5)

  1. その片面叉は両面に、多条の溝を有する独立気泡の発泡系断熱材。
  2. 前記の独立気泡の発泡系断熱材の溝と直交する側の溝のある面の端辺に切欠きを設けた、請求項1記載の独立気泡の発泡系断熱材。
  3. 請求項1及び2に記載した断熱材の、裏面に同様の溝及び切り欠きを設けた独立気泡の発泡系断熱材。
  4. 前記の溝の幅は、0.5mmから3mmを範囲とする請求項1叉は請求項2、請求項3の記載の独立気泡の発泡系断熱材。
  5. 請求項1及び請求項2、請求項3、請求項4に記載した独立気泡の発泡系断熱材の上に、合成繊維製のメッシュを使用して防水仕上層を設ける方法。





















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