JP2009173211A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

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Masahiro Katayama
昌宏 片山
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Abstract

【課題】ウェット路面走行時における排水性の向上を図りつつ、従来に比し氷雪上でのトラクションおよびブレーキ性能、並びに耐横滑り性能を向上した空気入りラジアルタイヤを提供する。
【解決手段】タイヤ中央部に位置する中央陸部列11における第1ラグ溝2aが、タイヤ周方向に交互に互い違いの角度で配置され、中央陸部列11におけるサイプ3aが、実質的にタイヤ幅方向に沿って設けられ、中央陸部列11に隣接する周方向主溝1aが、タイヤ周方向に連続するとともにタイヤ周方向に対し傾斜したジグザグ溝であり、タイヤショルダー部に配置された周方向主溝1bがタイヤ周方向に連続する直線状のストレート溝であり、かつ、ジグザグ溝1aとストレート溝1bとが、タイヤ幅方向に対し傾斜した第2ラグ溝2bにより連結されている空気入りラジアルタイヤである。
【選択図】図1

Description

本発明は空気入りラジアルタイヤ(以下、単に「タイヤ」とも称する)に関し、詳しくは、トレッドパターンの改良に係る空気入りラジアルタイヤに関する。
冬用タイヤ、いわゆるスタッドレスタイヤには、氷雪上性能をバランス良く発揮することが要求される。かかる冬用タイヤとして従来知られているトレッドパターンは、図2に示すように、タイヤ周方向に連続する第1のストレート溝100、その両側に配置された一対のジグザグ溝102および第2のストレート溝104と、第1のラグ溝106、第2のラグ溝108および第3のラグ溝110とを組み合わせたブロックパターンが一般的である。また、図示するように、これら周方向溝とラグ溝とにより区画されたブロック112,114,116には、各々サイプ118が形成されている。
氷雪上性能の改良に係る技術としては、例えば、特許文献1に、左右の幅狭周方向主溝に挟まれたセンター領域に、トレッド平面視形状が略三角形である第1の三角ブロックと第2の三角ブロックとをタイヤ周方向に交互に配列した第1のブロック列が設けられ、トレッド平面視形状が略平行四辺形である平行四辺形ブロックをタイヤ周方向に配列した第2のブロック列が、第1のブロック列のタイヤ幅方向最外側に設けられている空気入りタイヤが開示されている。この空気入りタイヤでは、タイヤ中央部においてサイプが斜め方向に形成されており、ショルダー部の主溝は中央部の主溝と同様にジグザグ状に設けられている。
特開2003−237318号公報(特許請求の範囲等)
ところで、従来の冬用タイヤのトレッドパターンは、上述のように、周方向にストレート溝およびジグザグ溝を設けて、これと各ブロックにサイプを多数配置したものとを組み合わせた点対称パターンが一般的であった。このうち周方向に延びるストレート溝は、排水性確保の点では有効であるが、雪上でのブレーキおよびトラクション性能の面では不利である。一方、ジグザグ溝は、雪上でのブレーキおよびトラクション性能、並びに耐横滑り性能の点では有効であるが、排水性は大幅に低下するため、不利である。また、タイヤ幅方向に水平に延びるラグ溝は、雪上でのブレーキおよびトラクション性能の点では有効であるが、雪上での耐横滑り性能に対しては不利である。
このように、各溝には一長一短があり、排水性および氷雪上性能の両方をバランス良く高めることが困難であった。
そこで本発明の目的は、上記問題を解消して、ウェット路面走行時における排水性の向上を図りつつ、従来に比し氷雪上でのトラクションおよびブレーキ性能、並びに耐横滑り性能を向上した冬用の空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
本発明者は鋭意検討した結果、下記構成とすることにより、上記課題を解決できることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、タイヤ踏面部に、タイヤ周方向に延びる複数の周方向主溝と、略タイヤ軸方向に延びる複数のラグ溝とにより画成された複数のブロック状陸部列を備え、該ブロック状陸部列に多数のサイプが設けられた、回転方向性を有する空気入りタイヤにおいて、
タイヤ中央部に位置する中央陸部列における第1ラグ溝が、タイヤ周方向に交互に互い違いの角度で配置され、該中央陸部列におけるサイプが、実質的にタイヤ幅方向に沿って設けられ、
前記中央陸部列に隣接する周方向主溝が、タイヤ周方向に連続するとともにタイヤ周方向に対し傾斜したジグザグ溝であり、タイヤショルダー部に配置された周方向主溝がタイヤ周方向に連続する直線状のストレート溝であり、かつ、該ジグザグ溝とストレート溝とが、タイヤ幅方向に対し傾斜した第2ラグ溝により連結されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、上記構成としたことにより、ウェット路面走行時における排水性の向上を図りつつ、従来に比し氷雪上でのトラクションおよびブレーキ性能、並びに耐横滑り性能を向上した空気入りラジアルタイヤを実現することが可能となった。
以下、本発明の好適実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に、本発明の一好適実施形態に係る空気入りラジアルタイヤの踏面部の部分展開図を示す。図示するように、本発明の空気入りラジアルタイヤは、タイヤ踏面部に、タイヤ周方向に延びる複数の周方向主溝1a,1bと、略タイヤ軸方向に延びる複数のラグ溝2a,2b,2cとにより画成された複数のブロック状陸部列11,12,13を備え、これらブロック状陸部列11,12,13に多数のサイプ(細溝)3a,3b,3cが設けられた、回転方向性をもつ冬用タイヤのトレッドパターンを有する。
本発明においては、図示するように、タイヤ中央部に位置する中央陸部列11における第1ラグ溝2aがタイヤ周方向に交互に互い違いの角度で配置されて、中央陸部列11が、実質的に略三角形のブロック11A,11Bからなるものとなっている。このように、タイヤ中央領域においてタイヤ幅方向に延びる第1ラグ溝2aを、1本ごとに互い違いになる方向を向く傾斜溝として形成することで、タイヤ周方向のジグザグ溝とは異なり、排水性を低下させることなく雪上での耐横滑り性能を発揮することが可能となる。ここで、第1ラグ溝2aのタイヤ幅方向に対する傾斜角度αは、好適には、±5°〜±45°とする。第1ラグ溝2aの傾斜角度の絶対値をこの範囲内とすることで、上記第1ラグ溝2aによる効果を最適化することができる。
また、中央陸部列11には、実質的にタイヤ幅方向に沿う方向に、サイプ3aが設けられている。これにより、上記第1ラグ溝2aを傾斜させたことで雪上でのブレーキおよびトラクション性能を低下させることなく、雪上性能を両立させることが可能となる。
さらに、本発明のタイヤにおいては、中央陸部列11に隣接する周方向主溝1aが、タイヤ周方向に連続するとともにタイヤ周方向に対し傾斜したジグザグ溝であり、タイヤショルダー部に配置された周方向主溝1bが、タイヤ周方向に連続する直線状のストレート溝であり、これらジグザグ溝1aとストレート溝1bとは、タイヤ幅方向に対し傾斜した第2ラグ溝2bにより連結されている。かかる構成としたことで、排水性を向上させつつ、耐横滑り性能を大幅に向上することが可能となった。ここで、ジグザグ溝1aのタイヤ周方向に対する傾斜角度βは5°〜30°であることが好ましく、第2ラグ溝2bのタイヤ幅方向に対する傾斜角度γは、5°〜45°であることが好ましい。ジグザグ溝1aおよび第2ラグ溝2bの傾斜角度をそれぞれ上記範囲内とすることで、各溝による効果を最適化することができる。
本発明においては、上記周方向主溝およびラグ溝等に関する条件を満足するものであればよく、それ以外のトレッドパターン構造の詳細や、タイヤ構造および材質等については特に制限されず、常法に従い適宜決定することが可能である。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。
トレッド部のネガティブ率(タイヤの接地領域全体に対する溝部分の面積の割合)を36%としたタイヤサイズ205/55R16の供試タイヤを、図1(実施例)および図2(従来例)に示すトレッドパターンを適用して作製した。実施例の供試タイヤにおいて、ジグザグ溝1aのタイヤ周方向に対する傾斜角度βは5°、第1ラグ溝2aのタイヤ幅方向に対する傾斜角度αは±15°、第2ラグ溝2bのタイヤ幅方向に対する傾斜角度γは40°とした。
各供試タイヤにつき、雪上性能(トラクション、ブレーキ、横滑り)およびハイドロプレーニング性能について、以下に従い試験を行った。雪上トラクション性能については、雪上路面で50mの加速タイムを計測した。また、雪上ブレーキ性能については、雪上路面で時速30km/hから0km/hに減速するまでの距離を計測した。さらに、雪上耐横滑り性能については、半径10mの雪上路面で発生限界Gを計測した。さらにまた、ハイドロプレーニング性能については、水深5mmのウェット路面でのハイドロプレーニング発生限界Gを計測した。
雪上耐横滑り性能およびハイドロプレーニング性能については、性能試験を実施した後、実施例の供試タイヤの性能計測結果を従来例の供試タイヤの性能計測結果で除して、100を掛けて指数化した。また、雪上トラクション性能および雪上ブレーキ性能については、性能試験を実施した後、従来例の供試タイヤの性能計測結果を実施例の供試タイヤの性能計測結果で除して、100を掛けて指数化した。各性能の評価結果は、いずれも指数の大きい方が優れた性能であることを示す。これらの結果を、下記の表1中に示す。
Figure 2009173211
上記表中に示すように、本発明の条件を満足する実施例の供試タイヤにおいては、トラクション、ブレーキ、横滑りに関する各雪上性能およびハイドロプレーニング性能のいずれについても、従来例の供試タイヤに比し向上していることが確かめられた。
本発明の一好適実施形態に係る空気入りラジアルタイヤの踏面部を示す部分展開図である。 従来の冬用タイヤの踏面部を示す部分展開図である。
符号の説明
1a,1b 周方向主溝
2a,2b,2c ラグ溝
3a,3b,3c サイプ(細溝)
11,12,13 ブロック状陸部列
11A,11B 略三角形のブロック
100 第1のストレート溝
102 ジグザグ溝
104 第2のストレート溝
106 第1のラグ溝
108 第2のラグ溝
110 第3のラグ溝
112,114,116 ブロック
118 サイプ

Claims (1)

  1. タイヤ踏面部に、タイヤ周方向に延びる複数の周方向主溝と、略タイヤ軸方向に延びる複数のラグ溝とにより画成された複数のブロック状陸部列を備え、該ブロック状陸部列に多数のサイプが設けられた、回転方向性を有する空気入りラジアルタイヤにおいて、
    タイヤ中央部に位置する中央陸部列における第1ラグ溝が、タイヤ周方向に交互に互い違いの角度で配置され、該中央陸部列におけるサイプが、実質的にタイヤ幅方向に沿って設けられ、
    前記中央陸部列に隣接する周方向主溝が、タイヤ周方向に連続するとともにタイヤ周方向に対し傾斜したジグザグ溝であり、タイヤショルダー部に配置された周方向主溝がタイヤ周方向に連続する直線状のストレート溝であり、かつ、該ジグザグ溝とストレート溝とが、タイヤ幅方向に対し傾斜した第2ラグ溝により連結されていることを特徴とする空気入りラジアルタイヤ。
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