JP2009172061A - ミシンの針受け装置 - Google Patents

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俊夫 川人
Takashi Takada
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Abstract

【課題】 部品点数の少ない単純な構造で、縫製時に針下死点付近における針の損傷や針折れを防止できるミシンの針受け装置を提供する。
【解決手段】 針板4の下方には針との協働により縫い目を形成するルーパ3が配置されており、ルーパ3の下方には第1針受け7が主軸に連動して前後運動する。該第1針受け7には、ルーパ3が針糸ループをすくうときに針の運動を案内する針案内部6が備えられている。該針案内部6の下方には、第2針受け8が設けられる。該第2針受け8に設けられる針支持部9は、針下死点時に針下端より上方かつ針案内部6より下方に位置し、針下死点付近で針が後方へ湾曲する場合に針と接触し針を支持する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ミシンの針受け装置に関するものであって、詳しくは、針下死点付近で針が後方へ湾曲し、針の損傷や針折れが生じるのを防止するためのミシンの針受け装置に関するものである。
この種のミシンの針受け装置として、針糸ループをルーパが捕捉する時は針に接触して針振れを防ぎ、それ以外の時は針から離間して針経路の両側に対向位置するように背反的に揺動する一対の針受け体を有するミシンの針受け機構を備えたものが従来より知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
また、この種のミシンの針受け装置として、水平及び上下に合成揺動させる針受け揺動機構を備えたものも従来より知られている(例えば、特許文献2を参照。)。針がルーパと協働して縫い目を形成するとき、針に接触して針の運動を案内する針受け部材に縫製進行方向に沿う水平運動及び上下運動を与え、水平及び上下に合成揺動させるようにしている。
特開平8−117471号公報(第2−3頁、第3−4図) 特開2005−58700号公報(第6,8頁、第2−4図)
ところが、上記した従来の針受け装置のうち、特許文献1の針受け装置においては、針下死点付近で針受け体が針より離間しているので、生地の種類や縫製者の力加減等によって縫製時に針が後方へ湾曲する場合、針受け体が針下端を支持せず、針の損傷や針折れが生じるという問題があった。
また、上記した従来の針受け装置のうち、特許文献2の針受け装置においては、針受け部材は針下死点付近より針と接触するようにされているが、針が下死点に進出する際に針振れが著しいと、針下端が針受け部材に衝突して破損する可能性がある。また、特許文献2の針受け装置においては、針受け部材を水平及び上下に合成揺動させるための複雑な針受け揺動機構が必要となり、部品点数が多くコストが高くなるという問題があった。
従って、本発明の課題は、部品点数の少ない単純な構造で、縫製時に針下死点付近における針の損傷や針折れを防止できるミシンの針受け装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成する為に、請求項1に記載のミシンの針受け装置によれば、主軸の回転に連動して上下往復運動する針と、該針との協働により縫い目を形成するルーパと、該針が貫通する針落ちを備える針板と、針の後方で前後運動を行う第1針受けと、該第1針受けの一部を形成し下死点から上昇する針により形成される針糸ループをルーパがすくう時、針の後方から針に接触して針の運動を案内する針案内部とを備えるミシンの針受け装置において、
該針案内部の下方に設けられる第2針受けには針支持部が設けられ、該針支持部は針下死点時の針下端より上方かつ該針案内部より下方に位置し、針下死点付近で針が後方へ湾曲する場合に該針と接触し針を支持することを特徴とする。
なお、第2針受けはミシン機枠に上下位置調節可能に取付けられるのが望ましい。また、第2針受けはミシン機枠に前後位置調節可能に取付けられるのが望ましい。
本発明によれば、縫製時に針下死点付近で針が後方へ湾曲する場合に針下端と第2針受けの針支持部が接触し、針支持部が針下端を支持することで、針の損傷や針折れを防止できる。また、針高さや針の太さによって、第2針受けの上下位置や前後位置を調節できる。さらに、複雑な針受けの揺動機構を必要としないため、部品点数を減らしコスト削減を図ることができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、2本針偏平縫いミシンに適用した本発明に係るミシンの針受け装置を示す要部の正面図である。図2は本発明に係るミシンの針受け装置を示す要部の拡大正面図である。
図1、2に示すように、左右に並設される2本の針(左針1,右針2)は、図示しない主軸の回転に連動して上下に往復運動し、降下時に針板4の針落ち5,5を貫通する。針板4の下方には、ルーパ3が配置されている。ルーパ3は各針に関与し、その基部はルーパ土台13にネジ16で取付けられている。ルーパ土台13は揺動軸14にネジ15で前後位置の調節可能に取付けられている。揺動軸14はミシン機枠12に前後の揺動かつ回転可能に軸支され、公知の前後揺動機構及び左右揺動機構を介して主軸に連結される。ルーパ3は主軸の回転に連動して前後動と左右揺動の合成により略水平面上の楕円運動を行うようにされている。そして、ルーパ3は左方進出時に左針1,右針2の後方を通過し、右方後退時に左針1,右針2の前方を通過する。
ルーパ3の下方には第1針受け7が配置されている。第1針受け7の基部は第1針受け台21にネジ18で固定されている。第1針受け台21の基端は第1針受け揺動軸19の一端にネジ22で固定されている。第1針受け揺動軸19は軸受20を介して第1針受け土台17に軸線中心の回転可能に支持され、第1針受け土台17はミシン機枠12にネジ23で固定されている。また、第1針受け揺動軸19は公知の前後揺動機構(図示しない)に連結されており、主軸(図示しない)に連動して軸線中心に揺動する。これにより、第1針受け揺動軸19に第1針受け台21を介して固定される第1針受け7は、主軸(図示しない)に連動して各針の後方で略直線的に前後運動する。第1針受け7の一部を構成する針案内部6は、各針と略平行な平面で形成されている。そして、針案内部6は、ルーパ3の先端が左方進出し各針の後方を通過する(ルーパ3の先端が各針の後方にそれぞれ形成される図示しない針糸ループをすくう)時に、各針の目穴(左針目穴1a,右針目穴2a)よりわずかに下方において各針と接触する。
第1針受け7の針案内部6の下方には、第2針受け8がネジ10でミシン機枠12に固定されている。第2針受け8には針支持部9が設けられている。針支持部9は第2針受け8の本体8’より前方に突出して形成されている手前側端部である。針支持部9は針下死点時の各針下端より上方かつ第1針受けの針案内部6より下方に位置付けられている。また、針支持部9は前後運動する第1針受け7の針案内部6の最前位置より後方かつ最後位置より前方に位置付けられている。針支持部9は、各針下端の高さに応じて、針支持部9の右端を上方、左端を下方とする傾斜状に形成される。
次に、図3−図8を用いて各部材の位置関係を説明する。図3−図8は、本発明に係るミシンの針受け装置において針が上死点の時を主軸の回転位相が0°の時とし、それぞれ0°,約100°,約150°,約180°,約220°,約240°の時の主要構成部品の位置関係を示す要部正面図,左側面図である。主軸の回転位相が0°の時は、図3(a)に示すように、針が上死点に位置する。ルーパ3の先端は左針1より左に位置する。また、図3(b)に示すように、針案内部6は針支持部9よりも左針1の運動軌跡Aに近接している。
主軸が約100°の回転位相の時は、図4(a)に示すように、各針下端がルーパの後方に位置する。ルーパ3の先端は左針1より左に位置する。また、図4(b)に示すように、針案内部6は針支持部9よりも左針1の運動軌跡Aから後方に離れている。
主軸が約150°の回転位相の時は、図5(a)に示すように、各針下端が針支持部9にかかる位置にある。ルーパ3の先端は右針2より右に位置する。また、図5(b)に示すように、針案内部6は針支持部9よりも左針1の運動軌跡Aから後方に離れている。この時、各針が後方へ湾曲する場合には各針下端と針支持部9が接触し、針支持部9が各針下端を支持する。
主軸が約180°の回転位相の時は、図6(a)に示すように、針が下死点に位置する。ルーパ3の先端は右針2より右に位置する。また、図6(b)に示すように、針案内部6は針支持部9よりも左針1の運動軌跡Aに近接している。この時、各針が後方へ湾曲する場合には各針下端と針支持部9が接触し、針支持部9が各針下端を支持する(図9)。
主軸が約220°の回転位相の時は、図7(a)に示すように、左針1先端のみが針支持部9にかかる位置にある。ルーパ3の先端は右針2の後方に位置する。この時、ルーパ3が右針2の針糸ループ(図示せず)をすくう。また、図7(b)に示すように、針案内部6が右針目穴2aより先端に接触し、右針2を支持することで右針2を正規の運動軌跡A位置に案内する。
主軸が約240°の回転位相の時は、図8(a)に示すように、左針1の先端のみが針案内部6にかかる位置にある。ルーパ3の先端は左針1の後方に位置する。この時、ルーパ3が左針1の針糸ループ(図示せず)をすくう。また、図8(b)に示すように、針案内部6が左針目穴1aより先端に接触し、左針1を支持することで左針1を正規の運動軌跡A位置に案内する。
なお、第2針受け8はネジ穴11を介してネジ10でミシン機枠12に固定されているが、ネジ穴11は上下が長径なる長穴となっているので、第2針受け8の針支持部9の高さ位置は針の種類や縫製条件等に応じて適宜変更することができる。
また、図示していないが、針支持部9を第2針受け8の本体8’と別体とし、針支持部9を前後位置の調節可能に第2針受け8の本体8’に取付ける構造とすれば、針の太さや縫製条件等に応じて、針支持部9を最適な前後位置に調整することができる。
さらに、本実施例において、第2針受け8はミシン機枠12に固定される構造としたが、これに限定されるものではなく、第2針受け8の針支持部9が第1針受け7の針案内部6より、針下死点時の針下端より上方かつ針案内部6より下方に位置されるような構成であれば、いかなる形態をとってもよい。
本発明に係るミシンの針受け装置を適用した2本針偏平縫いミシンの要部正面図である。 同ミシンの針受け装置の要部拡大図である。 同ミシンの主軸の回転位相が0°の時の(a)要部正面図と(b)左側面図である。 同ミシンの主軸の回転位相が約100°の時の(a)要部正面図と(b)左側面図である 同ミシンの主軸の回転位相が約150°の時の(a)要部正面図と(b)左側面図である。 同ミシンの主軸の回転位相が約180°の時の(a)要部正面図と(b)左側面図である。 同ミシンの主軸の回転位相が約220°の時の(a)要部正面図と(b)左側面図である。 同ミシンの主軸の回転位相が約240°の時の(a)要部正面図と(b)左側面図である。 同ミシンの主軸の回転位相が約180°の時に針が後方へ湾曲する要部左側面図である。 同ミシンの第2針受けの斜視図である。
符号の説明
1 左針
1a 左針目穴
2 右針
2a 右針目穴
3 ルーパ
4 針板
5,5 針落ち
6 針案内部
7 第1針受け
8 第2針受け
8’ 本体
9 針支持部
10 ネジ
11 ネジ穴
12 ミシン機枠
13 ルーパ土台
14 揺動軸
15 ネジ
16 ネジ
17 第1針受け土台
18 ネジ
19 第1針受け揺動軸
20 軸受け
21 第1針受け台
22 ネジ
23 ネジ
A 左針の運動軌跡

Claims (3)

  1. 主軸の回転に連動して上下往復運動する針と、該針との協働により縫い目を形成するルーパと、該針が貫通する針落ちを備える針板と、針の後方で前後運動を行う第1針受けと、該第1針受けの一部を形成し下死点から上昇する針により形成される針糸ループをルーパがすくう時、針の後方から針に接触して針の運動を案内する針案内部とを備えるミシンの針受け装置において、
    該針案内部の下方に設けられる第2針受けには針支持部が設けられ、該針支持部は針下死点時の針下端より上方かつ該針案内部より下方に位置し、針下死点付近で針が後方へ湾曲する場合に該針と接触し針を支持することを特徴とするミシンの針受け装置。
  2. 前記第2針受けはミシン機枠に上下位置調節可能に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載のミシンの針受け装置。
  3. 前記第2針受けはミシン機枠に前後位置調節可能に取付けられていることを特徴とする請求項1又は、2に記載のミシンの針受け装置。
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