JP2009171998A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転の停止に先立って早期に不具合を警告することにより、日常生活へ与える支障を低減する洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】制御部19は、ヒータ17で加熱された後、水槽12および回転槽13に供給される空気の温度からこの空気の温度上昇率を算出する。制御部19は、空気の温度上昇率を算出することにより、空気が流れる経路の目詰まりの進行度合いを検出し、目詰まりの進行度合いに応じて表示パネル18に点灯する警告表示を変更する。これにより、空気が流れる経路の目詰まりの進行度合いを段階的にかつ早期に認識することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯乾燥機に関する。
家電製品に限らず機械製品は、例えば設計上や耐久性の観点から耐用年数が設定されている。これらの機械製品は、耐用年数を超えると、機械的あるいは電気的な不具合を生じることがある。例えば洗濯乾燥機は、ヒータなどで空気を加熱して衣類の乾燥を行っている。このような洗濯乾燥機の場合、耐用年数を超える長期間の使用により、空気が流れる通路に目詰まりが生じるおそれがある。その結果、ヒータなどの加熱手段の近傍では、過剰な温度の上昇を招くおそれがある。そこで、特許文献1には、空気通路部に目詰まりが生じると、乾燥運転を停止する洗濯乾燥機が提案されている。
特開2004−89742号公報
しかしながら、洗濯乾燥機は、製造者が想定した耐用年数を超えて使用されることがある。特許文献1の場合、空気の通路の目詰まりやヒータの異常などが検出されると、洗濯乾燥機は安全のために運転を停止する。その結果、洗濯乾燥機が突然使用できなくなり、使用者の日常生活に支障を招くおそれがある。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転の停止に先立って早期に不具合を警告することにより、日常生活へ与える支障を低減する洗濯乾燥機を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の洗濯乾燥機においては、洗濯物の洗い、すすぎ、脱水または乾燥の少なくともいずれかに用いる槽と、前記槽へ加熱した空気を供給する加熱空気供給手段と、前記加熱空気供給手段と前記槽とを接続し前記加熱空気供給手段で加熱された空気が流れる空気通路部と、前記空気通路部を流れる空気の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段で検出した空気の温度から前記加熱空気供給手段が供給する空気の温度上昇率を算出する温度上昇率算出手段と、前記温度上昇率算出手段によって算出された温度上昇率とあらかじめ設定された温度上昇率の上限値とを比較して、算出した温度上昇率が前記上限値を超えると警告を発する警告手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、警告手段は、空気通路部を流れる空気の温度上昇率があらかじめ設定された上限値を超えた場合に警告を発する。そのため、空気通路部が目詰まりを起こしたときだけでなく、目詰まりが起きつつあるときにも警告が発せられる。これにより、警告手段は、例えば空気通路部の点検および修復などを使用者に促す。したがって、運転の停止に先立って早期に不具合を警告することができ、日常生活へ与える支障を低減することができる。
以下、本発明による洗濯乾燥機を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による洗濯乾燥機を図1および図2に示す。図1および図2に示すように洗濯乾燥機10は、筐体11、水槽12、回転槽13、モータ14、熱交換器15、ファン16、ヒータ17、操作パネル18および制御部19などを備えている。
筐体11は、洗濯乾燥機10の外郭を形成している。筐体11は、内側に水槽12を形成している。水槽12には、回転槽13が収容されている。水槽12および回転槽13は、いずれも前方側が開放した円筒状に形成されている。水槽12の開放側の端部は、筐体11の前端側に形成された洗濯物出し入れ用の開口部20にベローズ21で接続されている。筐体11に形成された開口部20には、扉22が開閉可能に設けられている。水槽12の内部に収容された回転槽13は、洗濯時には洗濯室となり、乾燥時には乾燥室となる。
筐体11の上方において内側には、給水弁23が設けられている。給水弁23は、図示しないホースを経由して水道の蛇口に接続される。これにより、水槽12には、洗濯時に水道水が供給される。回転槽13は、円筒状の胴体部分においてほぼ全体に孔24を有している。この孔24は、通水のための孔として機能するとともに通風のための孔としても機能する。給水弁23から供給された水は、これらの孔24を経由して回転槽13内に供給される。筐体11の下方において内側には排水弁25が設けられている。排水弁25は、水槽12と排水口26との間に設けられている。排水口26には、図示しない排水ホースが接続される。排水ホースは、排水口26とは反対側の端部が洗濯乾燥機10の外部に取り出されている。これにより、水槽12に供給された水道水は、洗濯終了後に排水口26から排出される。
回転槽13は、後端側の中心部に回転軸27が設けられている。回転軸27は、回転槽13の後端からさらに後方へ突出している。突出する回転軸27の端部には、モータ14が取り付けられている。モータ14は、例えば三相のブラシレス直流モータで構成されている。モータ14は、回転軸27を中心に回転槽13を回転駆動する。水槽12は、前端側において開口部20よりも上方に吹出口28が設けられている。また、水槽12は、後端側において下方に空気排出口29が設けられている。
熱交換器15は、水槽12の背面上部に設けられている。熱交換器15は、乾燥運転時に水槽12から排出された空気に含まれる水分を除去する除湿機として機能する。熱交換器15には、空気排出口29を経由して水槽12から排出された空気が流入する。ホースを経由して水道の蛇口から供給された水道水の一部は、給水弁23により熱交換器15へ供給される。給水弁23と熱交換器15とは、配管部30で接続されている。配管部30には、水温センサ31が設けられている。水温センサ31は、例えばサーミスタなどの検温素子を有しており、配管部30を流れる水道水の温度を検出する。
ファン16およびヒータ17は、水槽12の上方に設けられている。ファン16は、空気の流れにおいて熱交換器15の下流側に設けられている。ファン16と熱交換器15との間には、空気が流れる経路が形成されている。熱交換器15で除湿された空気は、ファン16によってヒータ17に送られて加熱される。
ヒータ17で加熱された空気は、ファン16によって吹出口28を経由して水槽12の内部へ供給される。すなわち、ファン16およびヒータ17は、特許請求の範囲の加熱空気供給手段を構成している。ヒータ17で加熱され水槽12に供給された空気は、回転槽13内を通過する。これにより、洗濯物に含まれる水分は、回転槽13を通過する空気に吸収される。水分を吸収した空気は、空気排出口29から排出される。水槽12から排出された水分を含む空気は、熱交換器15に送られる。水分を含む空気は、熱交換器15を通過することにより除湿される。熱交換器15で除湿された空気は、ヒータ17に送られ加熱された後、再び水槽12へ供給される。このように、ファン16、ヒータ17、水槽12、回転槽13および熱交換器15は、洗濯乾燥機10内で空気の循環経路すなわち空気通路部を形成する。空気は、図1の矢印で示す循環経路に沿って洗濯乾燥機10の筐体11内を流れる。
ヒータ17と吹出口28との間には、吹出温センサ32が設けられている。吹出温センサ32は、例えばサーミスタなどの検温素子を有しており、水槽12へ流入する空気の温度を検出する。また、空気排出口29と熱交換器15との間には、排出温センサ33が設けられている。排出温センサ33は、例えばサーミスタなどの検温素子を有しており、水槽12から排出される空気の温度を検出する。
操作パネル18は、筐体11の上方外部に設けられている。図3に操作パネル18の模式図を示す。操作パネル18は、入力キー34および表示器35を有している。使用者は、入力キー34を用いることにより、所望の運転コースや洗濯物の種類などを入力する。表示器35は、LEDや液晶画面351などを有している。LEDは、点灯または消灯することにより、入力された運転コースを表示する。液晶画面351には、運転残り時間などが例えばセグメント表示される。洗濯乾燥機10は、操作パネル18の入力キー34から入力された設定に基づいて作動する。表示器35は、警告表示Wを含んでいる。警告表示Wは、洗濯乾燥機10に異常が生じると点灯する。
次に、洗濯乾燥機10の電気的な構成について図2に基づいて説明する。制御部19は、図示しないCPUやROM、RAMなどを有するマイクロコンピュータで構成されている。制御部19は、モータ14、ファン16、ヒータ17、操作パネル18、給水弁23、水温センサ31、吹出温センサ32、排出温センサ33、電流検出器36、不揮発性メモリ37およびブザー38と電気的に接続している。制御部19は、入力キー34を用いて設定された運転コースに応じてモータ14、ファン16およびヒータ17への通電をオンまたはオフする。また、制御部19は、運転コースに応じて給水弁23を開閉する。これにより、蛇口から供給された水道水は、水槽12および熱交換器15への供給が断続される。電流検出器36は、ヒータ17に供給される電流を検出する。電流検出器36は、検出した電流を電気信号として制御部19へ出力する。吹出温センサ32および排出温センサ33は、検出した空気の温度に応じた電気信号を制御部19へ出力する。ブザー38は、制御部19から駆動指示があると鳴動する。制御部19は、操作パネル18の入力キー34から入力があると、ブザー38へ駆動指示を出力する。これにより、ブザー38は、入力キー34からの入力に連動して操作音を発する。また、制御部19は、洗濯乾燥機10の異常が検知されたとき、ブザー38へ駆動指示を出力する。これにより、ブザー38は、警告音を発する。
次に、上記の構成による洗濯乾燥機10の作動を図4に基づいて説明する。
本実施形態の洗濯乾燥機10は、入力キー34からの入力により、洗濯運転、乾燥運転または槽乾燥運転のいずれかを選択することができる。洗濯運転では、回転槽13に入れられた洗濯物の洗浄が実施される。乾燥運転では、回転槽13に入れられた洗濯物の乾燥が実施される。また、本実施形態の洗濯乾燥機10は、運転コースとして槽乾燥運転を含んでいる。この槽乾燥運転は、水槽12および回転槽13へのカビの繁殖を防止するために、水槽12および回転層13へ加熱した空気を供給することにより実施される。そのため、槽乾燥運転中の回転槽13は、洗濯物が入っていない空状態である。制御部19は、槽乾燥運転が実施されるとき、ヒータ17で加熱される空気の温度上昇率を算出する。
槽乾燥運転が開始されると(S101)、制御部19はヒータ17を通過した空気の温度を空気温度T1として検出する(S102)。制御部19は、吹出温センサ32から出力された電気信号に基づいてヒータ17を通過し水槽12へ流入する空気の温度を検出する。制御部19は、槽乾燥運転が開始されてから所定の時間経過後に空気の温度を検出する。ステップS102で検出された空気の温度は、空気温度T1として制御部19のRAMに記憶される。本実施形態の場合、制御部19は、ヒータ17の安定性を考慮して、槽乾燥運転が開始されてから2分経過すると、吹出温センサ32から空気の温度を取得する。
制御部19は、空気温度T1を検出すると待機時間tが経過したか否かを判断する(S103)。制御部19は、あらかじめ設定された待機時間tが経過するまで待機する。本実施形態の場合、この待機時間tは、10分に設定されている。
制御部19は、ステップS103において待機時間tが経過したと判断すると、再びヒータ17を通過した空気の温度を空気温度T2として検出する(S104)。制御部19は、吹出温センサ32からヒータ17を通過し水槽12へ流入する空気の温度を取得する。制御部19は、吹出温センサ32から取得した空気の温度を空気温度T2としてRAMに記憶する。
制御部19は、温度上昇率を算出する(S105)。制御部19は、ステップS102でRAMに記憶した空気温度T1およびステップS104でRAMに記憶した空気温度T2に基づいて温度上昇率を算出する。制御部19は、以下の式(1)で温度上昇率を算出する。すなわち、温度上昇率は単位時間当たりの温度変化である。
温度上昇率=(空気温度T2−空気温度T1)÷待機時間t (1)
制御部19は、ステップS105で算出した温度上昇率が第一上限値m1以上であるか否かを判断する(S106)。制御部19は、温度上昇率が第一上限値m1以上であると判断すると、槽乾燥運転およびヒータ17への通電の停止、ならびに使用者への警告を行う(S107)。ここで、第一上限値m1とは、ヒータ17によって加熱される空気に許容される温度上昇率の最大値である。そのため、温度上昇率が第一上限値m1を超えたとき、ヒータ17によって加熱される空気の温度は著しく速く温度が上昇していることになる。例えば図1の矢印で示す空気の循環経路の一部に目詰まりが生じているとき、ヒータ17の近傍における空気の流れが阻害される。そのため、吹出温センサ32で検出される空気の温度は、急速に上昇する。この場合、ヒータ17の異常加熱やヒータ17の近傍の損傷を招くおそれがある。そこで、制御部19は、ステップS106において温度上昇率が第一上限値m1以上と判断すると、ステップS107においてヒータ17への通電を停止する。これとともに、制御部19は、槽乾燥運転を停止する。そして、制御部19は、操作パネル18の警告表示Wを点灯させるとともに、ブザー38を鳴動させる。これにより、制御部19は、使用者に警告を発する。第1実施形態の場合、図3に示すように操作パネル18の表示器35には、警告表示Wとして例えば「温風温度危険」の文字が表示される。
一方、制御部19は、ステップS106で温度上昇率が第一上限値m1よりも小さいと判断すると、温度上昇率が第二上限値m2以上であるか否かを判断する(S108)。ここで、第二上限値m2は、上述の第一上限値m1よりも小さな値である。これにより、制御部19は、算出された温度上昇率が第一上限値m1より小さくても、第二上限値m2よりも大きいとき、ヒータ17によって加熱される空気の温度上昇が通常よりも速いと判断する。例えば図1の矢印で示す空気の循環経路の一部に目詰まりが生じているとき、ヒータ17の近傍における空気の流れが阻害される。一方、空気の循環経路の目詰まりは、突然生じるものではない。そのため、目詰まりの進行にともなって温度上昇率は、徐々に増大していく。そこで、制御部19は、算出した温度上昇率が第一上限値m1を超えてはいないものの、第二上限値m2以上となっているとき、目詰まりが進行している遷移的な状態にあると判断する。また、制御部19は、算出した温度上昇率が第二上限値m2より小さいとき、空気の循環経路における目詰まりが許容以下であり、ヒータ17によって加熱される空気の温度上昇率は正常であると判断する。これらの第一上限値m1、第二上限値m2は、いずれもあらかじめ設定されて制御部19のROMに記憶されている。
本実施形態の場合、制御部19は、槽乾燥運転の開始から2分後に空気温度T1を検出している。制御部19は、空気温度T1の検出から待機時間t後すなわち槽乾燥運転の開始から12分後に空気温度T2を測定している。空気温度T2を検出した制御部19は、上述の式(1)で温度上昇率を算出している。すなわち、制御部19は、槽乾燥運転開始の2分後から12分後までの温度の変化を温度上昇率として算出する。
制御部19は、ステップS108において温度上昇率が第二上限値m2未満と判断すると、処理を終了する。一方、制御部19は、ステップS108において温度上昇率が第二上限値m2以上と判断すると、循環経路詰まり情報を不揮発性メモリ37に記憶する(S109)。制御部19は、ステップS105で算出した温度上昇率に加えて温度上昇率が第二上限値m2を超えたか否かを循環経路詰まり情報として記憶する。制御部19は、例えば温度上昇率が第二上限値m2以上の場合、不揮発性メモリ37に「1」を記憶する。一方、制御部19は、温度上昇率が第二上限値m2未満の場合、不揮発性メモリ37に「0」を記憶する。
制御部19は、ステップS109で不揮発性メモリ37に循環経路詰まり情報を記憶するとヒータ17を弱運転とする(S110)。ヒータ17は、例えば複数本のヒータエレメントを有している。制御部19は、この複数のヒータエレメントのうちの一部に通電することにより、ヒータ17を弱運転とする。また、制御部19は、ヒータ17へ供給する電流を低減することにより、ヒータ17を弱運転としてもよい。この場合、制御部19は、ヒータ17の運転状態を記憶し、以降の乾燥運転においてヒータ17を弱運転とする。
制御部19は、ステップS105で検出した温度上昇率に基づいて使用者に警告を発する(S111)。制御部19は、検出した温度上昇率に応じて操作パネル18の表示器35に表示する警告表示Wを変更する。
図5は、槽乾燥運転を開始した後に水槽12へ流入する空気の温度変化を示している。G1は、温度上昇率が第一上限値m1未満かつ第二上限値m2以上であるときの温度変化を示す。G2は、温度上昇率が第二上限値m2未満かつ第三上限値m3以上であるときの温度変化を示す。G3は、温度上昇率が第三上限値m3未満であるときの温度変化を示す。また、図5には、第一上限値m1、第二上限値m2および第三上限値m3をそれぞれ破線で示している。ここで、第三上限値m3は、上述の第一上限値m1および第二上限値m2よりも小さな値である。制御部19は、算出された温度上昇率が第三上限値m3より小さいとき、ヒータ17によって加熱される空気の温度上昇は正常であると判断する。第三上限値m3は、第一上限値m1および第二上限値m2と同様に制御部19のROMに記憶されている。
制御部19は、循環経路を流れる空気の温度上昇率が第一上限値m1を超える場合、表示器35に例えば「温風温度危険」や「要点検」などの警告表示Wを点灯させる。このとき、制御部19は、操作パネル18への表示に加えてブザー38を鳴動させ使用者に警告を発する。また、制御部19は、循環経路を流れる空気の温度上昇率が図5のG1に示されるように第一上限値m1未満かつ第二上限値m2以上の場合、表示器35に例えば「温風温度」、「高め」や「要点検」などの警告表示Wを点灯する。さらに、制御部19は、循環経路を流れる空気の温度上昇率が図5のG2に示されるように第二上限値m2未満かつ第三上限値m3以上の場合、表示器35に例えば「温風温度」や「やや高め」などの警告表示Wを点灯する。
上記の処理に加え制御部19は、ステップS102およびステップS104で検出したヒータ17を通過した空気の温度があらかじめ設定された上限温度を超えるような場合、警告を発する構成としてもよい。ヒータ17を通過した空気の温度が上限温度を超えるような場合、例えば洗濯物や洗濯乾燥機10に損傷を与えるおそれがあるためである。このとき、制御部19は、ヒータ17への通電および槽乾燥運転を停止する。さらに、制御部19は、表示器35に例えば「温風温度危険」や「要点検」などの警告表示Wを点灯させるとともにブザー38の鳴動などで使用者に警告を発する。
以上説明した第1実施形態によれば次の効果を奏する。
制御部19は、ヒータ17で加熱され水槽12に供給される空気の温度上昇率を算出する。ヒータ17で加熱され循環経路を流れる空気の温度上昇率は、循環経路に目詰まりが生じると大きくなる。すなわち、循環経路に目詰まりが生じると、循環経路において空気が滞留しやすくなり、温度の上昇を招きやすい。そのため、制御部19は、算出した温度上昇率が第一上限値m1以上の場合、空気の循環経路に目詰まりが生じていると判断して使用者に警告を発する。したがって、循環経路の目詰まりを容易に認識することができる。
また、ヒータ17は、水槽12に供給される空気の温度上昇率が第一上限値m1未満かつ第二上限値m2以上の場合、弱運転される。これにより、例えば洗濯物を乾燥させる乾燥運転に要する時間が長くなったり、同一時間の乾燥運転でも洗濯物の乾燥が不十分であったりするなどの不具合が使用者に認識されやすくなる。そのため、使用者は、洗濯乾燥機10が使用不能となる前に不具合を認識でき、不具合の解消のための点検などが促される。したがって、洗濯乾燥機10の予期しない突発的な故障により日常生活に与える影響を低減することができる。
第1実施形態では、温度上昇率の算出は、洗濯乾燥機10の水槽12および回転槽13を乾燥させる槽乾燥運転中に行われる。洗濯乾燥機10が槽乾燥運転中のとき、回転槽13は内部に洗濯物などが入れられていない空状態である。そのため、温度上昇率の算出に洗濯物などが与える影響が低減され、温度上昇率の算出精度が向上する。すなわち、洗濯物に含まれる水分の気化熱などが温度上昇率の算出に与える影響は低減される。したがって、より高精度かつ早期にヒータ17などの異常を検出することができる。
表示器35の警告表示Wは、算出した温度上昇率に応じて表示内容を変更する。これにより、循環経路の目詰まりの度合いは、警告表示Wの表示内容から段階的に認識される。したがって、目詰まりの進行度合いに応じて洗濯乾燥機10の点検あるいは清掃をすることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による洗濯乾燥機10の作動を図6に基づいて説明する。図6に示す洗濯乾燥機10の作動において、第1実施形態と同一の処理を行うステップについては詳細な説明を省略する。
槽乾燥運転が開始されると(S201)、制御部19はヒータ17を通過した空気の温度を空気温度T1として検出する(S202)。制御部19は、空気温度T1を検出すると待機時間が経過したか否かを判断する(S203)。制御部19は、ステップS203において待機時間tが経過したと判断すると、ヒータ17を通過した空気の温度を空気温度T2として検出する(S204)。制御部19は、空気温度T1およびT2から温度上昇率を算出する(S205)。
制御部19は、ステップS205で算出した温度上昇率を不揮発性メモリ37に記憶する(S206)。制御部19は、温度上昇率を算出するごとに、不揮発性メモリ37に記憶している。すなわち、不揮発性メモリ37には、過去に算出された温度上昇率が記憶されている。本実施形態の場合、不揮発性メモリ37には、過去32回分の温度上昇率が記憶されている。なお、不揮発性メモリ37に温度上昇率を記憶する回数は、不揮発性メモリ37の容量などに応じて任意に変更してもよい。
制御部19は、不揮発性メモリ37に記憶された複数の温度上昇率が第二上限値m2を連続して警告回数以上超えたことがあったか否かを判断する(S207)。ここで、警告回数とは、循環経路の目詰まり度合いを判断する基準となる回数であり、本実施形態では8回に設定している。すなわち、制御部19は、過去32回分の温度上昇率と第二上限値m2とを比較して、第二上限値m2を超える回数が連続して8回に達しているか否かを判断する。この警告回数は、制御部19のROMに記憶されている。制御部19は、温度上昇率が第二上限値m2を超える回数が連続して8回未満のとき、処理を終了する。
制御部19は、ステップS207で温度上昇率が第二上限値m2を警告回数以上連続して超えていた場合、循環経路に目詰まりが生じていると判断し不揮発性メモリ37に循環経路詰まり情報を記憶する(S208)。すなわち、制御部19は、算出した過去32回分の温度上昇率が第二上限値m2を連続して8回超えているとき、循環経路に目詰まりが生じていると判断する。そして、制御部19は、循環経路に目詰まりが生じていると判断したとき、不揮発性メモリ37に循環経路詰まり情報を記憶する。あわせて、制御部19は、ヒータ17を弱運転とする(S209)。
第2実施形態では、不揮発性メモリ37には循環経路を流れる空気の温度上昇率が32回分記憶されている。この記憶されている32回分の温度上昇率が第二上限値m2を8回以上連続して超えるとき、循環経路には目詰まりが生じていると判断される。したがって、温度上昇率の誤差の影響が低減され、目詰まりの検出精度を高めることができる。また、例えば一回の誤検出による洗濯乾燥機10の運転停止を回避することができる。
第2実施形態では、ステップS207において、不揮発性メモリ37に記憶した過去32回分の温度上昇率が第二上限値m2を連続して8回超えたとき、循環経路に目詰まりが生じていると判断する例について説明した。しかし、ステップS207において、不揮発性メモリ37に記憶した過去32回分の温度上昇率が第二上限値m2を超える回数が所定の暫定警告回数に達したとき、循環経路に目詰まりが生じていると判断してもよい。すなわち、過去32回分の温度上昇率が連続することなく第二上限値m2を超える回数が所定の暫定警告回数に達したとき、循環経路に目詰まりが生じていると判断してもよい。この場合、暫定警告回数としては、例えば16回や24回など、第2実施形態におけるステップS207において連続して第二上限値m2を超える回数よりも大きいことが好ましい。
(第3実施形態)
外気温に応じて温度上昇率の第二上限値m2を変更する洗濯乾燥機10の作動を図7に基づいて説明する。
槽乾燥運転が開始されると(S301)、制御部19は排出温センサ33から出力された電気信号に基づいて外気温を検出する(S302)。制御部19は、排出温センサ33で検出される空気の温度から洗濯乾燥機10が載置されている外気温を取得する。排出温センサ33は、水槽12から排出される空気の温度を検出する。槽乾燥運転の開始によってヒータ17による循環経路の空気の加熱が開始された直後、空気排出口29からは水槽12内の空気が排出される。そのため、空気排出口29から排出される空気の温度は、水槽12内の空気の温度、すなわち外気温に等しい。したがって、排出温センサ33で空気排出口29から排出される空気の温度を検出することにより、制御部19は外気温を取得する。
制御部19は、ステップS302で外気温を検出すると、検出した外気温に基づいて第二上限値m2を設定する(S303)。ヒータ17で加熱される空気の温度上昇率は、外気温によって変化する。例えば、ヒータ17の発熱量が一定でも、外気温が低いときほど循環経路における空気の温度上昇率は小さくなる。そこで、制御部19は、外気温に応じて第二上限値m2を設定あるいは補正する。制御部19は、複数の第二上限値m2を外気温に応じたマップとしてあらかじめROMに記憶している。制御部19のROMには、例えば図8に示すように第二上限値m2に限らず、第一上限値m1および第三上限値m3についても外気温に応じた値がマップとして記憶されている。このマップでは、外気温が10℃未満のとき、温度ランクを「0」としている。また、外気温が10℃から17℃のとき温度ランクを「1」とし、外気温が17℃から25℃のとき温度ランクを「2」とし、外気温が25℃以上のとき温度ランクを「3」として各上限値を設定している。第一上限値m1、第二上限値m2および第三上限値m3は、いずれも温度ランクが大きくなるにしたがって値が大きくなっている。なお、温度ランクの境界となる温度、および各温度ランク間における上限値の差などは任意に設定することができる。
制御部19は、ステップS302で検出した外気温に応じた第二上限値m2をROMから読み出し、以降の処理の基準となる第二上限値m2を設定する。なお、本実施形態では、外気温に基づいて複数の第二上限値m2からいずれかを選択して設定する構成としている。しかし、第二上限値m2は、外気温の関数として算出する構成、あるいは基準となる第二上限値m2を補正して設定する構成としてもよい。
制御部19は、ステップS303で第二上限値m2を設定すると、処理を第1実施形態におけるステップS102へ移行する(S304)。その後、制御部19は、第1実施形態で説明した流れに基づいてステップS102以降の処理を行う。
第3実施形態では、第二上限値m2は外気温に応じて変更される。これにより、洗濯乾燥機10が載置されている外気温に応じて第二上限値m2が設定される。したがって、外気温に応じて設定された第二上限値m2に基づいて循環経路の目詰まり度合いをより正確に判断することができる。
(第4実施形態)
熱交換器15に供給される水道水の温度に応じて温度上昇率の第二上限値m2を変更する洗濯乾燥機10の作動を図9に基づいて説明する。
槽乾燥運転が開始されると(S401)、制御部19は水温センサ31から出力された電気信号に基づいて熱交換器15に供給される水道水の温度を検出する(S402)。熱交換器15は、供給された水道水により冷却される。これにより、水槽12から排出された空気に含まれる水分は、熱交換器15で凝縮し、除去される。また、水槽12から排出された空気は、熱交換器15を通過することにより温度が低下する。そのため、熱交換器15を通過する空気の温度は、熱交換器15に供給される水道水の温度の影響を受ける。例えば、熱交換器15に供給される水道水の温度が低い場合、熱交換器15を通過した空気の温度も低くなる。
制御部19は、ステップS402で水道水の温度を検出すると、検出した水道水の温度に基づいて第二上限値m2を設定する(S403)。ヒータ17で加熱される空気の温度上昇率は、ヒータ17に流入する空気の温度によって変化する。このとき、例えば、ヒータ17の発熱量が一定でも、ヒータ17に流入する空気の温度が低いときほど温度上昇率は小さくなる。そこで、制御部19は、熱交換器15に供給される水道水の温度に応じて第二上限値m2を設定あるいは補正する。制御部19は、複数の第二上限値m2を水道水の温度に応じたマップとしてあらかじめROMに記憶している。制御部19のROMには、例えば図10に示すように第二上限値m2に限らず、第一上限値m1および第三上限値m3についても水道水の温度に応じた値がマップとして記憶されている。このマップでは、水道水の温度が10℃未満のとき、水温ランクを「0」としている。また、水道水の温度が10℃から17℃のとき水温ランクを「1」とし、水道水の温度が17℃から25℃のとき水温ランクを「2」とし、水道水の温度が25℃以上のとき水温ランクを「3」として各上限値を設定している。第一上限値m1、第二上限値m2および第三上限値m3は、いずれも水温ランクが大きくなるにしたがって値が大きくなっている。なお、水温ランクの境界となる水道水の温度、および各水温ランク間における上限値の差などは任意に設定することができる。
制御部19は、ステップS402で検出した水道水の温度に応じた第二上限値m2をROMから読み出し、以降の処理の基準となる第二上限値m2を設定する。なお、本実施形態では、水道水の温度に基づいて複数の第二上限値m2からいずれかを選択して設定する構成としている。しかし、第二上限値m2は、水道水の温度の関数として算出する構成、あるいは基準となる第二上限値m2を補正して設定する構成としてもよい。
制御部19は、ステップS403で第二上限値m2を設定すると、処理を第1実施形態におけるステップS102へ移行する(S404)。その後、制御部19は、第1実施形態で説明した流れに基づいてステップS102以降の処理を行う。
第4実施形態では、第二上限値m2は熱交換器15に供給される水道水の温度に応じて変更される。熱交換器15に供給される水道水の温度は、ヒータ17で加熱された空気の温度上昇率に影響を与える。したがって、熱交換器15に供給される水道水の温度に応じて設定された第二上限値m2に基づいて循環経路の目詰まり度合いをより正確に判断することができる。
(第5実施形態)
ヒータ17に供給される電流に応じて温度上昇率の第二上限値m2を変更する洗濯乾燥機10の作動を図11に基づいて説明する。
槽乾燥運転が開始されると(S501)、制御部19は、吹出温センサ32から出力された電気信号に基づいてヒータ17を通過した空気の温度を空気温度T1として検出する(S502)。空気温度T1を検出した制御部19は、待機時間tが経過するまでヒータ17に供給される電流を検出する(S503)。ヒータ17は、電流の大きさによって発熱量が変化する。洗濯乾燥機10では、乾燥させる洗濯物の量によって、例えば「ヒータHi」または「ヒータLow」などのようにヒータ17の出力を変化させる場合がある。このようにヒータ17の発熱量は、ヒータ17に供給される電流の影響を受ける。例えば、ヒータ17に供給される電流が大きい場合、ヒータ17を通過した空気の温度は高くなる。
制御部19は、ステップS503でヒータ17に供給される電流を検出すると、待機時間tが経過したか否かを判断する(S504)。ヒータ17は、通電を開始してから発熱量が安定するまで、すなわち通電される電流が一定となるまで所定期間を要する。そのため、制御部19は、ステップS503においてヒータ17に通電を開始してから経過した時間が待機時間tに達するまで待機する。この待機時間tは、数分から十数分程度に設定されている。
ステップS504で待機時間tが経過すると、制御部19は、ステップS503で検出した電流に基づいて第二上限値m2を設定する(S505)。制御部19は、複数の第二上限値m2をヒータ17に供給される電流に応じたマップとしてあらかじめROMに記憶している。制御部19のROMには、例えば図12に示すように第二上限値m2に限らず、第一上限値m1および第三上限値m3についてもヒータ17に供給される電流に応じた値がマップとして記憶されている。このマップでは、ヒータ17に供給される電流が10A未満のとき、ヒータ出力ランクを「0」としている。また、ヒータ17に供給される電流が10Aから12Aのときヒータ出力ランクを「1」とし、ヒータ17に供給される電流が12Aから13Aのときヒータ出力ランクを「2」とし、ヒータ17に供給される電流が14A以上のときヒータ出力ランクを「3」として各上限値を設定している。第一上限値m1、第二上限値m2および第三上限値m3は、いずれもヒータ出力ランクが大きくなるにしたがって値が大きくなっている。なお、ヒータ出力ランクの境界となる電流、および各ヒータ出力ランク間における上限値の差などは任意に設定することができる。
制御部19は、ステップS503で検出したヒータ17に供給される電流に応じた第二上限値m2をROMから読み出し、以降の処理の基準となる第二上限値m2を設定する。なお、本実施形態では、ヒータ17に供給される電流に基づいて複数の第二上限値m2からいずれかを選択して設定する構成としている。しかし、第二上限値m2は、ヒータ17に供給される電流の関数として算出する構成、あるいは基準となる第二上限値m2を補正して設定する構成としてもよい。
制御部19は、ステップS505で第二上限値m2を設定すると、処理を第1実施形態におけるステップS104へ移行する(S506)。その後、制御部19は、第1実施形態で説明した流れに基づいてステップS102以降の処理を行う。
第5実施形態では、第二上限値m2はヒータ17に供給される電流に応じて変更される。これにより、ヒータ17の発熱量に応じて第二上限値m2が設定される。したがって、ヒータ17の発熱量に応じて設定された第二上限値m2に基づいて循環経路の目詰まり度合いをより正確に判断することができる。
(第6実施形態)
第1実施形態から第5実施形態までは、本発明をいわゆるドラム式洗濯乾燥機に適用する例を説明した。しかしながら、本発明は、ドラム式洗濯乾燥機に限らず縦軸型の洗濯乾燥機にも適用することができる。本発明を縦軸型の洗濯乾燥機に適用した例を図13に基づいて説明する。
洗濯乾燥機110は、水槽112、回転槽113、ファン116、ヒータ117および制御部119などを備えている。第6実施形態の洗濯乾燥機110は、回転槽113を回転駆動する駆動軸が天地方向に伸びる縦軸型である。洗濯乾燥機110は、ファン116を駆動することにより外気吸入口120から空気を吸入する。外気吸入口120から吸入された空気は、ヒータ117で加熱された後、吹出口128を経由して水槽112に流入する。水槽112に流入した空気は、水槽112および回転槽113で水分を吸収した後、空気排出口129から排出される。水槽112から排出された空気は、一部が循環口130から再び水槽112内へ流入する。このとき、水槽112から排出された空気の大部分は、排出口131から洗濯乾燥機110の外部へ排出される。洗濯乾燥機110が吸入した空気は、図11の矢印で示すように循環経路に沿って流れる。
洗濯乾燥機110は、吹出口128の近傍に吹出温132を備えている。吹出温センサ132は、例えばサーミスタなどの検温素子を有しており、ヒータ117で加熱され水槽112に流入する空気の温度を検出する。制御部119は、吹出温センサ132から出力された電気信号に基づいてヒータ117で加熱された空気の温度上昇率を検出する。これにより、ヒータ117で加熱され水槽112を通過した空気の大部分が外部へ排出される場合でも、吹出温センサ132で空気の温度を検出し、温度上昇率を算出することにより、空気が流れる経路の目詰まりを早期に検出可能である。
以上説明したように、ヒータ117で加熱され水槽112を通過した空気の大部分が外部へ排出される第6実施形態の洗濯乾燥機110であっても、第1実施形態の洗濯乾燥機10と同様に本発明を適用することができる。
本発明の第1実施形態による洗濯乾燥機の断面図 本発明の第1実施形態による洗濯乾燥機の電気的接続を示すブロック図 本発明の第1実施形態による洗濯乾燥機の操作パネルの模式図 本発明の第1実施形態による洗濯乾燥機の作動の流れを示す概略図 本発明の第1実施形態による洗濯乾燥機の吹出温センサで検出した吹出口付近の空気の温度変化を示す概略図 本発明の第2実施形態による洗濯乾燥機の作動の流れを示す概略図 本発明の第3実施形態による洗濯乾燥機の作動の流れを示す概略図 本発明の第3実施形態による上限値のマップを示す概略図 本発明の第4実施形態による洗濯乾燥機の作動の流れを示す概略図 本発明の第4実施形態による上限値のマップを示す概略図 本発明の第5実施形態による洗濯乾燥機の作動の流れを示す概略図 本発明の第5実施形態による上限値のマップを示す概略図 本発明の第6実施形態による洗濯乾燥機の断面図
符号の説明
図面中、10は洗濯乾燥機、12は水槽、13は回転槽、14はモータ、15は熱交換器(除湿手段)、16はファン(加熱空気供給手段)、17はヒータ(加熱空気供給手段)、18は操作パネル(警告手段)、31は水温センサ、32は吹出温センサ、33は排気温センサ(外気温検出手段)を示す。

Claims (8)

  1. 洗濯物の洗い、すすぎ、脱水または乾燥の少なくともいずれかに用いる槽と、
    前記槽へ加熱した空気を供給する加熱空気供給手段と、
    前記加熱空気供給手段と前記槽とを接続し前記加熱空気供給手段で加熱された空気が流れる空気通路部と、
    前記空気通路部を流れる空気の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段で検出した空気の温度から前記加熱空気供給手段が供給する空気の温度上昇率を算出する温度上昇率算出手段と、
    前記温度上昇率算出手段によって算出された温度上昇率とあらかじめ設定された温度上昇率の上限値とを比較して、算出した温度上昇率が前記上限値を超えると警告を発する警告手段と、
    を備えることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記温度上昇率算出手段で算出した温度上昇率を定期的に記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記警告手段は、前記記憶手段に記憶した温度上昇率が前記上限値をあらかじめ設定された警告回数連続して超えると警告を発することを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記温度上昇率算出手段で算出した温度上昇率を定期的に記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶した温度上昇率が前記上限値を超えた回数を暫定警告回数として蓄積する蓄積手段と、をさらに備え、
    前記警告手段は、前記暫定警告回数があらかじめ設定された許容回数を超えると警告を発することを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記槽が空状態のとき、前記加熱空気供給手段から供給された空気で前記槽を乾燥する槽乾燥手段をさらに備え、
    前記温度上昇率算出手段は、前記槽乾燥手段が前記槽を乾燥しているとき、温度上昇率を算出することを特徴とする請求項1、2または3記載の洗濯乾燥機。
  5. 外気温を検出する外気温検出手段をさらに備え、
    前記警告手段は、前記外気温検出手段で検出した外気温に応じて、適用する前記上限値を変更することを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  6. 水により前記通路部を流れる空気に含まれる水分を除去する除湿手段と、
    前記除湿手段に供給される水の温度を検出する水温検出手段と、をさらに備え、
    前記警告手段は、前記水温検出手段で検出した水温に応じて、適用する前記上限値を変更することを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  7. 前記加熱空気供給手段は、空気を加熱するヒータを有し、
    前記ヒータに供給される電流を検出する電流検出手段をさらに備え、
    前記警告手段は、前記電流測定手段で検出した電流に応じて、適用する前記上限値を変更することを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  8. 前記警告手段は、前記温度上昇率算出手段が算出した温度上昇率に応じて異なる警告をすることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の洗濯乾燥機。
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