JP2011229723A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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【課題】循環ポンプの熱劣化を回避できるドラム式洗濯機を提供する。
【解決手段】水槽7の下部には該水槽7内の水を加熱する温水ヒータ33が設けられており、温水ヒータ33の近傍温度をサーミスタ34により検出する。温水ヒータ33より下方に位置する循環ポンプ19を備えた循環経路22が設けられ、この循環ポンプ19のポンプ作用により水槽7内の水を水槽7外に出して該水槽7内に戻す。制御装置6は温水ヒータ33による水加熱及び循環ポンプ19による水の循環をさせる温水循環コースにおいてサーミスタ34による検出温度が所定温度に達したときに循環ポンプ19を停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態はドラム式洗濯機に関する。
従来、ドラム式洗濯機としては、ドラムを内部に有する水槽の底部に温水ヒータを設けると共に、循環経路を設けた構成が知られている(例えば特許文献1)。この循環経路は、両端部が水槽に接続され、途中部に循環ポンプが備えて水槽内の水を取り出して再度水槽内部へ供給する循環を繰り返すものである。
特願2008−237905号公報
上記従来のドラム式洗濯機では、循環ポンプには周知のようにポンプ軸周りにシール部材を使用しているが、温水ヒータで洗濯水を温水化し、この温水を前記循環経路で循環させる場合、この循環ポンプの熱劣化が懸念される。
そこで、循環ポンプの熱劣化を回避できるドラム式洗濯機を提供する。
本実施形態のドラム式洗濯機は、外箱内に配設された水槽と、前記水槽内に回転可能に設けられて洗濯物を収容するドラムと、前記水槽の下部において該水槽内の水を加熱する温水ヒータと、前記温水ヒータの近傍温度を検出する温度センサと、前記水槽に両端部が接続され、途中部に前記温水ヒータより下方に位置する循環ポンプを有し、該循環ポンプのポンプ作用により前記水槽内の水を水槽外に出して該水槽内に戻す循環を行わせる循環経路と、前記温水ヒータによる水加熱及び前記循環ポンプによる水の循環をさせる温水循環コースにおいて前記温度センサによる検出温度が所定温度に達したときに前記循環ポンプの能力を低下させる制御手段とを備えたところに特徴を有する。
実施形態によるドラム式洗濯機の概略構成を示す縦断側面図 実施形態によるドラム式洗濯機の電気的構成を示すブロック図 循環ポンプの構成を示す縦断側面図 制御装置の制御内容を示すフローチャート(その1) 同フローチャート(その2) 同フローチャート(その3) 同フローチャート(その4) 同フローチャート(その5) 各部の動作などの変化を示すタイムチャート
以下、実施形態について図面を参照して説明する。図1には実施形態のドラム式洗濯機1を示している。このドラム式洗濯機1の外郭を形成する外箱2の前面側(図中左側)のほぼ中央部には、洗濯物出入口3が形成され、これを開閉する扉4が設けられている。また、前面側の扉4の上方に位置して操作パネル5が設けられ、その背面側に制御装置6が設けられている。
外箱2の内部には、前面側を大きく開口する以外は実質的に無孔状で貯水可能とした円筒状の水槽7が、振動を吸収するサスペンション8などを介して弾性支持されている。この水槽7の内部には、洗濯物を収容し回転槽としてのドラム9が同心状でやや前方上向きの傾斜軸周りに回転可能に配設されている。ドラム9は、その円筒状の周壁に多数の透孔9aや複数個のバッフル9bを有するとともに、水槽7と同様に前面側を大きく開口した周縁部にバランスリング9cを備えた構成としている。
前記水槽7の底部には水溜め部7aが形成されている。この水溜め部7aには温水ヒータ33が配設されていると共に、該温水ヒータ33の近傍に位置して温度センサとしてサーミスタ34が挿入配設されている。
しかして、これら水槽7及びドラム9の前面開口部は洗濯物出入口3と対向配置され、且つ水槽7の開口部との間に装着された柔軟性に富んだベローズ10により槽外への密封性を保持できる構成としている。一方、水槽7の背面側には例えばアウタロータ形のDCブラシレスモータからなる洗濯機モータ11が設けられ、そのアウタロータから延出された回転軸12が水槽7を貫通してドラム9に直結され、該ドラム9は洗濯機モータ11にてダイレクトに回転駆動される。
また前記水槽7の水溜め部7aの底部には、後述する循環ポンプの取水口を兼用する排水口13が形成されている。この排水口13には、排水ホース14の一端部が接続されている。また、排水ホース14の他端部は、外箱2の底部たる基台2aの前部に設けられたフィルタケース15の上部のホース接続口に接続されている。
フィルタケース15は、上部に前記排水ホース14が接続され、前端部にキャップ16が装着されている。フィルタケース15は、内部にキャップ16と一体的に設けられたリントフィルタ(図示せず)が収納されている。また、フィルタケース15の下部には、排水弁17が接続され、この排水弁17の出口側に排水パイプ18が接続されている。排水パイプ18の先端部は、外箱2の基台2aから機外に臨み、図示しない機外排水ホースに接続されるようになっている。
一方、前記フィルタケース15の後端部には、循環ポンプ19が設けられている。この循環ポンプ19は、水槽7及びドラム9内の水を排水口13(これは後述する循環経路22の一端部に相当する)、排水ホース14及びフィルタケース15を介して吸引するものである。循環ポンプ19は、周側部(図示上部)の吐出側に送水ホース20の一端部が接続されている。
前記循環ポンプ19は、詳細には図3に示すように、フィルタケース15の後部にフィルタケース15と同心状に一体形成したポンプケーシング19aと、このポンプケーシング19aに結合したモータケース19b、このモータケース19bに収納したポンプモータ19c、及びモータケース19cからシール部材19dを介して水密に突出したポンプモータ19cの回転軸(ポンプ軸)19eに取付けてポンプケーシング19a内に収めたポンプ羽根19fから構成されている。
前記送水ホース20は、中間部が前記ベローズ10の周側方から上方へ延びており、先端部が水槽7の前面開口部の上部に形成された噴水ノズル21(これは循環経路22の他端部に相当する)に接続されている。
この噴水ノズル21は、水をドラム9の内下部の奥側に向けて(図中、矢印A方向)噴射するように取付けられている。この結果、排水口13と噴水ノズル21とをつなぐようにして循環水路22が形成される。即ち、循環水路22は、水槽7、ドラム9、排水口13、排水ホース14、フィルタケース15、送水ホース20、及び噴水ノズル21から構成され、循環ポンプ19が循環水路22の途中に位置して設けられている。そして、循環ポンプ19が、水槽7の排水口13から取水した水を噴水ノズル21からドラム9内、この場合、ドラム9の内下部の奥側である矢印A方向に向けてシャワー状に放水可能としている。このような水の循環は洗剤を早く溶かしたり洗濯物に十分水を染み込ませるために行う。
フィルタケース15の前方上部には、エアトラップ23が設けられている。このエアトラップ23と外箱2内の最上部に配設した水位センサ24とは、エアチューブ25によって接続されている。この結果、水位センサ24は、水槽7内の水位を、排水ホース14、フィルタケース15、エアトラップ23、及びエアチューブ25を介して検出する、いわゆる水位検出手段として機能する。
外箱2内の最上部には、水道水を供給する給水弁26及び容器状の注水ケース27が設けられ、両者間は接続パイプ28を介して連通接続されている。前記注水ケース27は、内部に洗剤貯留部(図示せず)を有している。この注水ケース27には、給水ホース29の一端部が接続され、他端部が水槽7の上部に接続されている。その結果、水道から給水弁26を介して供給される水は、接続パイプ28、注水ケース27の洗剤貯留部及び給水ホース29を介して水槽7内に供給される。
そして、ドラム式洗濯機1は洗濯物を乾燥するための乾燥ユニットを備えている。この乾燥ユニットの概要につき説明すると、水槽7の下部に連通し背面側から上方に延びる循環ダクト30を備え、その上方端部は水槽7の前方上部に連通接続されている。この循環ダクト30の上方部位には、送風ファン31(送風手段)及びその下流側にヒータ32(加熱手段)を設けて乾燥用の温風を発生するとともに、該温風を循環ダクト30を介して水槽7内、及びドラム9内に循環供給可能としている。なお、循環ダクト30の送風ファン31の上流側には、図示しないが周知の水冷式除湿手段を設けて、乾燥運転中の排気中から水分を除去するようにしている。
図2において、電気的構成について説明する。前記制御装置6は、洗濯制御全般を制御すると共に、制御手段、ポンプ異常検出手段、ヒータ異常検出手段として機能する。この制御装置6は、CPU、RAM、ROM、各種駆動回路を備えると共に記憶手段としての不揮発性メモリ35を有している。制御装置6には、前記水位センサ24の水位検出信号、操作パネル5に設けられた各種スイッチ36のスイッチ信号、前記サーミスタ34の温度検出信号が与えられるようになっている。
又、この制御装置6により、前記給水弁26、排水弁17、循環ポンプ19、温水ヒータ33、表示部37、ブザー38、洗濯機モータ11が制御されるようになっている。この場合、洗濯機モータ11はインバータ回路11aを介して駆動され、又、温水ヒータ33は、リレー33aを介してオンオフ(通断電)される。
又、前記温水ヒータ33に対してはこれの入力電流を検出するカレントトランスからなるヒータ用電流検出器33bが設けられ、又、前記循環ポンプ19に対してはこれの入力電流を検出するカレントトランスからなるポンプ電流検出器19s及びポンプモータのコイル温度を検出するコイル温度検出器19kが設けられている。これら検出器33b、19s、19kの検出信号は制御装置6に入力される。
前記表示部37は例えば液晶ディスプレーから成り、異常表示なども含めた各種表示が可能である。
さて、前記制御装置6は次に述べる制御を行うものであり、制御手段として機能する。
図4に示すフローチャートは、各種スイッチ36に含まれる電源スイッチがオンされたときにスタートする。ステップS1では不揮発性メモリ35に記憶しているデータを取得し、ステップS2でエラーデータが有るか否かを判断する。なければステップS3で温水循環コースが設定された上でスタートスイッチがオンされたか否かを判断する。なお、この温水循環コースでは、水温を30℃、40℃、60℃、90℃のいずかに設定するものである。このうち、90℃の温水循環コースは殺菌に有効である。なお、図9には90℃の温水循環コースが、正常に(後述する各異常が無いまま)実行された場合の各部の状況変化を示している。
上記いずれかの水温が設定されて温水循環コースでスタートされると、ステップS4に移行して1回目の温水ヒータ検査を実行する。この温水ヒータ検査の内容について図5にサブルーチンとして示している。この図5において、ステップT1ではサーミスタ34の検出温度を読み込み、ステップT2でこの検出温度が予め定められた所定温度(例えば100℃)以上か否かを判定する。以上でなければ、ステップT3でヒータ電流検出器33bの検出電流値を読み込み、そして、ステップT4で、予め定められた所定範囲(適正範囲)外か否かを判断する。
上記ステップT2で所定温度未満が判断され且つステップT4で所定範囲内が判断された状態が所定の検査時間経過すると(ステップT5で判断)、図4のメインルーチンに戻る。
又、ステップT2で所定温度以上が判断されるか、あるいはステップT4で所定範囲外が判断されると、これは、ヒータ絶縁劣化や、リレー接点溶着などによるカラ焚き、その他制御異常の懸念があるとして、ステップT6で給水弁26を開放して水道水を水槽7内に供給する。この給水の趣旨は、水槽7などの冷却と共に、ドラム9下部を水で埋めて極力密閉化し熱が上方などへ広がらないようにするためである。
そしてステップT7では、不揮発性メモリ35に「カラ焚きエラー」を記憶させ、そして電源スイッチを強制オフして動作を中止する。
上記1回目の温水ヒータ検査で異常が無ければ、図4のステップS5で布量を判定する。なお、この布量判定は、周知のように洗濯機モータ11を所定時間運転(図9に符合m1で示す)してその負荷量に応じて判定される。そしてステップS6で、給水弁26を開放させて、判定された布量に応じた設定水位まで給水する(図9符合k1参照)。
そして、ステップS7では洗濯機モータ11を間欠的に正逆回転させて撹拌(洗い動作)を開始する(図9に符合m2参照)。
次のステップS8では、循環ポンプ19をオンする。この循環ポンプ19のオンは、図9の符号pで示すように前記洗濯機モータ11の運転とほぼ同期して行なわれる。ここで循環ポンプ19に異常がなくて正常に動作する場合には、水槽7内の水が前述したように循環し、噴水ノズル21からドラム9の内下部奥側である前記矢印A方向に向けてシャワー状に放水される。これにより、洗濯水及び洗剤分が洗濯物に有効に染込む。
この循環ポンプ19が異常で有る場合には、次の循環ポンプ異常検出処理(ステップS9)で当該異常が検出される。この循環ポンプ異常検出処理は図6のサブルーチンとしてのフローチャートで示すように実行される。すなわち、ステップU1で循環ポンプ19の入力電流を検出し、ステップU2で検出電流が予め定められた適正範囲内か否かを判断し、適正範囲内であれば、ステップU3でポンプ温度(ポンプモータコイル温度)を検出する。そしてこのポンプ温度が所定温度以上か否かを判断する。以上でなければ、つまり検出電流が適正範囲であって且つポンプ温度が所定温度未満であれば、ポンプ異常なしとみなしてリターンする。
そして、検出電流が適正範囲外か、又はポンプ温度が所定温度以上であれば、ポンプ異常とみなして、ステップU5に移行して循環ポンプ19をオフすると共に、ステップU6で温水ヒータ33をオフし、そしてステップU7で不揮発性メモリ35に「ポンプ故障」を記憶し、洗い行程継続(ステップS17)へ進む。
上記循環ポンプ19に異常がなければ、図4のステップS10に戻って、補注水を実行する。この補注水は、循環ポンプ19の運転により水槽7内の水が循環経路22内に入るから、その分を補注水する(図9の符号k2参照)。この補注水は設定水位まで行う(ステップS11)。なお、この補注水は、水位減少を水位センサ24が検出する都度行なわれる。なお、水槽7内の水位変化は図9に符号sで示している。
この後、ステップS12で温水ヒータ33をオンし(図9の符号h参照)、ステップS13でサーミスタ34により温度を測定すると共に、ソフトタイマーをスタートさせる。この温水ヒータ33により水槽7内の水温(図9の符号w参照)が上昇してゆくと共に循環ポンプ19も上昇してゆく(図9の符号j参照)。
そして、ステップS14では2回目の温水ヒータ検査を実行する。その制御内容を図7にサブルーチンとして示す。この図7において、ステップV1では、所定時間ごとにサーミスタ34による検出温度を読み込み平均温度を算出する。そして、ステップV2で、この平均温度(検出温度)が所定温度(例えば100℃)以上となったら、温水ヒータ33制御異常や水漏れなどの異常があるとみなしてステップV4で温水ヒータ33をオフし、ステップV5で不揮発性メモリ35に「ヒータ異常」を記憶させる。そして、ヒータ異常ではあるが温水ヒータ33を使用しなければ洗い行程には支障がないので、洗い行程は継続させる。上記ステップV2において、水槽7内に水があって(水漏れがなく)温水ヒータ33などにも異常が無い場合には(ステップV2で「YES」)、上記所定温度を超えることがないので、正常とみなすことができる。
そして、上記ステップV2で「YES」であればリターンし、図4のステップS15においては、水温(サーミスタ34による検出温度)が予め定められた所定温度(60℃)以上であるか、もしくは、この温水循環コースで設定された水温(30℃、40℃、60℃、90℃のいずれか)に到達したか、又は、この温水循環コースで設定された設定運転時間を経過したか、を判断する。
ここで、この温水循環コースで設定された温水温度が「90℃」であるから、水温が60℃となったところで、ステップS16で循環ポンプ19がオフされる(図9の時点t1参照)。この趣旨は次にある。すなわち、水温が60℃を超える状況で循環ポンプ19が運転継続していると、該循環ポンプ19のシール部材19dが熱により劣化しやすくなる。従って、この循環ポンプ19をオフすると温水の流入がなくなる。これにより循環ポンプ19の温度は下降してゆく。この場合温水ヒータ33はオフしないから水温は目標の90℃へ上昇するが、この循環ポンプ19が温水ヒータ33の下方に位置することにより、循環ポンプ19が当該温水ヒータ33により温度上昇させられることはない。これにより循環ポンプ19特にシール部材19dの熱劣化を回避できる。又、90℃の温水循環コースは、槽内の殺菌も兼ねたコースであるから、循環ポンプ19の停止後も槽内は90℃に上昇するから、この循環ポンプ19停止は、それまでに洗濯水及び洗剤分の洗濯物への浸透はすすんでいるから問題はない。
このステップS16の後、ステップS17に移行して洗い行程を継続する。なお、この洗い行程が終了前の所定時期(時点t2)となると、温水ヒータ33をオフし、冷却のために給水(図9の符号k3参照)し、洗濯機モータ11を停止して、脱水行程へ移行する。
ここで、前記ステップS2でエラーデータが有ると判断されると、ステップS18に移行して、エラー内容に応じた処理を実行する。この処理の内容は図8にサブルーチンとして示している。この図8において、ステップW1で「ポンプ故障」であると判断されると、ステップW2で循環ポンプ19を使用しないコース選択を促す表示をし、又、ステップW3で「カラ焚きエラー」が判断されると、接点異常の疑いがあるから運転は危険であると判定して、ステップW4で電源をオフする。
上記ステップW1、W3で「NO」となれば、ステップW5で、「ヒータ異常」であるとみなして、温水ヒータを使用しないコース選択を促す表示をする。なお、この「ヒータ異常」である場合には、温水ヒータ33又はその通電回路の断線などの疑いがあるが、温水ヒータ33を使用しない場合には不具合はないとして、上述したように温水ヒータ33を使用しないコース選択を促す表示をするのである。
なお、温水循環コース以外が設定された場合(ステップS3の「NO」)には、ステップS19で設定されたコースに応じた制御が実行される。
このように本実施形態においては、制御装置6が、温水ヒータ33による水加熱及び前記循環ポンプ19による水の循環をさせる温水循環コースにおいて、サーミスタ34による検出温度が所定温度に達したときに循環ポンプ19を停止させるから、循環ポンプ19の熱劣化を回避できる。
ここで、循環ポンプ19の熱劣化、特にシール部材19dの熱劣化は、温水ヒータ33のオンによる高温環境下で、循環ポンプ19が運転(ポンプ回転)することにより進むものであるから、本実施形態での循環ポンプ19停止は極めて有効であるが、循環ポンプ19を停止させなくても、その能力(回転数)を低下させても良く、前述の循環ポンプ19の停止も当該能力低下の一つの形態である。
又、本実施形態によれば、制御装置6のポンプ異常検出手段により異常が検出されたときに温水ヒータ33をオフ(断電)するようにしたから、安全性の向上を図ることができる。
又、制御装置6のヒータ異常検出手段により異常が検出されたときには次回以降の温水循環コースの運転は行わないようにしたから、これによっても安全性の向上を図ることができる。
さらに、前記ヒータ異常検出手段により異常が検出されたときに給水弁26により水槽7内に水道水を供給するようにしたから、温水ヒータ33部分である水槽7及びドラム9下部が異常高温となることを防止でき、これによっても安全性の向上を図ることができる。
なお、前記図5のステップT8では、ステップT2での所定温度以上であることを受けて電源オフとしたが、この電源オフに代えて、そのままこのコースの運転を継続しても良い。このようにすれば、運転が途中で止まることによる使用者の不安を回避できる。
上記ドラム式洗濯機によれば、制御手段が、温水ヒータによる水加熱及び前記循環ポンプによる水の循環をさせる温水循環コースにおいて前記温度センサによる検出温度が所定温度に達したときに前記循環ポンプの能力を低下させるから、循環ポンプの熱劣化を回避できるようになる。
図面中、1はドラム式洗濯機、6は制御装置(制御手段、ポンプ異常検出手段、ヒータ異常検出手段)、7は水槽、9はドラム、19は循環ポンプ、22は循環経路、33は温水ヒータ、34はサーミスタ(温度センサ)を示す。

Claims (5)

  1. 外箱内に配設された水槽と、
    前記水槽内に回転可能に設けられて洗濯物を収容するドラムと、
    前記水槽の下部において該水槽内の水を加熱する温水ヒータと、
    前記温水ヒータの近傍温度を検出する温度センサと、
    前記水槽に両端部が接続され、途中部に前記温水ヒータより下方に位置する循環ポンプを有し、該循環ポンプのポンプ作用により前記水槽内の水を水槽外に出して該水槽内に戻す循環を行わせる循環経路と、
    前記温水ヒータによる水加熱及び前記循環ポンプによる水の循環をさせる温水循環コースにおいて前記温度センサによる検出温度が所定温度に達したときに前記循環ポンプの能力を低下させる制御手段とを備えたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記循環ポンプの能力の低下は、循環ポンプの駆動停止であることを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記循環ポンプの異常を検出するポンプ異常検出手段を備え、このポンプ異常検出手段により異常が検出されたときに前記温水ヒータを断電するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記温水ヒータの異常を検出するヒータ異常検出手段を備え、このヒータ異常検出手段により異常が検出されたときには次回以降の前記温水循環コースの運転は行わないようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
  5. 前記温水ヒータの異常を検出するヒータ異常検出手段と、槽内に水道水を供給する給水弁を備え、このヒータ異常検出手段により異常が検出されたときには前記給水弁により水槽内に水道水を供給するようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
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