JP2014050518A - 洗濯機 - Google Patents

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大介 反田
Kiyoteru Umagoe
清輝 馬越
Takeshi Shiga
剛 志賀
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Abstract

【課題】洗濯運転終了後、これに続いて槽乾燥運転へ移行する設定がなされている場合に、状況に応じた槽乾燥運転を行うことができる洗濯機を提供する。
【解決手段】本実施形態の洗濯機は、回転槽内に投入された洗濯物の洗濯運転終了後、これに続いて槽乾燥手段により水槽および回転槽を乾燥させる槽乾燥運転へ移行する機能を有する。洗濯物出入口を開閉する蓋の開閉状態を検知する蓋開閉検知手段を備え、前記槽乾燥運転への移行時に、蓋開閉検知手段の検知結果に応じて異なる槽乾燥運転を行う。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は洗濯機に関する。
洗濯機においては、槽(水槽および回転槽)にかびや雑菌が発生することを防止するために、洗濯運転終了後、所定の条件に基づき、槽を乾燥させる槽乾燥運転へ移行する機能を備えたものが提案されている。このものでは、洗濯運転が終了したら、例えば洗濯物を取り出したことを検出するために洗濯物出入口を開閉する蓋の開放と閉鎖を蓋スイッチにより検出するとともに、スタートキーの押圧操作を検出することで、槽乾燥運転へ移行するようになっている。また、回転槽内に洗濯物が残っているか否かを検出するために、回転槽を回転させて洗濯物有無検知を行い、洗濯物が無い場合には槽乾燥運転へ移行するが、洗濯物が残っていると判断した場合には、槽乾燥運転へ移行しないようになっている提案もある。槽乾燥を行うための槽乾燥手段としては、槽内へ風を送る送風手段と、送風する風を温風化する加熱手段を備えていて、槽乾燥運転時には、それら送風手段と加熱手段の双方を駆動させて行うようにしている。
このような構成のものでは、洗濯運転終了後、これに続いて槽乾燥運転へ移行する設定がなされていても、例えば洗濯物の取り出しをしないと、槽乾燥運転が行われないまま運転が終了してしまうことになる。
特開2008−229153号公報 特開2008−272079号公報
そこで、洗濯運転終了後、これに続いて槽乾燥運転へ移行する設定がなされている場合に、状況に応じた槽乾燥運転を行うことができる洗濯機を提供する。
本実施形態の洗濯機は、水槽と、脱水孔を有して前記水槽内に回転可能に配設され内部に洗濯物が収容される回転槽と、この回転槽に対して洗濯物を出し入れするための洗濯物出入口と、この洗濯物出入口を開閉する蓋と、前記水槽および回転槽を乾燥させる槽乾燥手段と、を備え、回転槽内に投入された洗濯物の洗濯運転終了後、これに続いて槽乾燥手段により水槽および回転槽を乾燥させる槽乾燥運転へ移行する機能を有する。前記蓋の開閉状態を検知する蓋開閉検知手段を備え、前記槽乾燥運転への移行時に、蓋開閉検知手段の検知結果に応じて異なる槽乾燥運転を行う。
第1実施形態における洗濯機の概略的な縦断側面図 電気的構成を示す概略的なブロック図 制御内容の流れを概略的に示すフローチャート 槽乾燥運転の流れを概略的に示すフローチャート 槽乾燥の種類と機器の駆動状態および乾燥時間を示す図
以下、一実施形態の洗濯機について図面を参照して説明する。図1に示すようにこの実施形態の洗濯機1は、ドラム式の洗濯乾燥機である。この洗濯機1の外箱2は矩形の箱状をなしていて、前面2a(図1では左側)が前下がり状態でやや傾斜している。この外箱2の前面2aのほぼ中央部には、洗濯物出入口3が設けられているとともに、この洗濯物出入口3を開閉する蓋4が設けられている。外箱2内には水槽5が設けられている。この水槽5は、後面が閉塞されたほぼ円筒状をなしていて、開口部6を前方に向けた状態でダンパ機構7を介して外箱2内に弾性的に支持されている。この水槽5は、軸線方向が前後方向を向く横軸状で、かつ前上がりの傾斜状態となっている。水槽5の開口部6と洗濯物出入口3との間は、円筒状をなすべローズ8により接続されている。
水槽5内には、ドラムからなる回転槽9が配設されている。この回転槽9も水槽5と同様に後面が閉塞されたほぼ円筒状をなしていて、開口部10を前方に向けた状態で水槽5内に回転可能に収容されている。回転槽9は、水槽5と同軸状で、軸線方向が前後方向を向く横軸状で、かつ前上がりの傾斜状態となっている。回転槽9の開口部10は、洗濯物出入口3に臨んでいて、図示しない洗濯物が洗濯物出入口3および開口部10を通して回転槽9内に出し入れ可能に収容される。回転槽9の内部には、複数のバッフル11(図1では1個のみ示す)が設けられている。また、回転槽9の周壁部および後部壁には、脱水孔12が多数形成されている。脱水孔12は、風が通る通風孔としても機能する。
回転槽9の後部壁には回転軸13が連結されていて、この回転軸13の後端部が、水槽5の後部壁を貫通して後方に突出している。水槽5の背面部の中央部には、洗濯機モータ14が設けられている。この洗濯機モータ14のロータが回転軸13に連結されていて、そのロータにより回転軸13を介して回転槽9が回転されるようになっている。洗濯機モータ14は、この場合、アウターロータ形のDCブラシレスモータにより構成されていて、回転槽9を回転させる駆動手段として機能する。水槽5の後部の下部には排水口15が設けられていて、この排水口15に排水弁16を介して排水管17が接続されている。排水弁16を閉鎖した状態では、水槽5内に供給された水は水槽5内に貯留され、排水弁16が開放されることに伴い、水槽5内の水は排水口15から排水管17を通して機外へ排出される。
水槽5の外側には、当該水槽5の背部から上部にかけて循環風路19が設けられている。この循環風路19には、水冷式の熱交換ダクト20と、送風ファン21と、温風用ヒータ22を収容したヒータケース23と、送風ダクト24とを備えている。このうち、熱交換ダクト20は、水槽5の背面部において前記洗濯機モータ14を避けて上下方向に延びるように設けられていて、下部が図示しない通気口を介して水槽5内と連通している。熱交換ダクト20の上部には、当該熱交換ダクト20内へ熱交換用の水を散水する水吐出口25が設けられている。水吐出口25には、注水ホース26の一端部が接続されている。注水ホース26の他端部は、後述する給水弁27の一つの出水口に接続されている。
熱交換ダクト20の上下方向の中間部の上部寄りに位置させて、泡検出用のエアトラップ28が設けられている。このエアトラップ28に、エアチューブ29の一端部が接続されている。エアチューブ29の他端部は、圧力センサからなる泡センサ30(図2参照)に接続されている。泡センサ30は、エアトラップ28内の圧力の変化を検出するものである。回転槽9内に収容された洗濯物の洗いやすすぎ、脱水行程において、水槽5内の泡の発生量が多い場合、その泡は水槽5の後部壁の前記通気口を通して熱交換ダクト20内へ侵入するとともに、当該熱交換ダクト20内の上にも広がっていくようになる。泡センサ30は、その泡の上昇に伴うエアトラップ28内の圧力変化を検出することで、泡の発生量を検出する。熱交換ダクト20内の下部には、通気口の近傍に位置させて温度センサ32が設けられている。温度センサ32は、通気口付近の温度を検出する。
熱交換ダクト20の上端部は、送風ファン21におけるファンケーシング33の吸気口に接続されている。送風ファン21は、ファンケーシング33内に図示しないファンモータにより回転される羽根34を備えている。ファンケーシング33の吐出口に、前記ヒータケース23の一端部が接続されている。ヒータケース23の他端部に、前記送風ダクト24の一端部が接続されている。送風ダクト24の先端部は、水槽5の前部においてべローズ8を貫通して開口部6に臨んでいる。
ここで、送風ファン21が駆動されると、図1に矢印で示すように、水槽5内の空気が通気口から熱交換ダクト20内に流れ、その空気は熱交換ダクト20内を上方に向かって流れた後、ファンケーシング33内に吸入される。ファンケーシング33内の空気は、ヒータケース23側へ吐出され、その空気は送風ダクト24を通り、その先端部から水槽5内に供給される。このとき、温風用ヒータ22が通電されていれば、その発熱によりヒータケース23内を通る空気が加熱されて温風化され、温風が水槽5内に供給されるようになる。例えば回転槽9内に収容された洗濯物を乾燥させる場合には、その温風により洗濯物が温められ、その洗濯物の湿気を含んだ空気が熱交換ダクト20内を上昇する際に、水吐出口25から水を散水することで、熱交換ダクト20内を上昇する空気が冷却されて除湿される。そして、除湿後の空気が再び温風用ヒータ22で加熱されることで温風化する。これを繰り返すことで、回転槽9内の洗濯物を乾燥させることができる。
外箱2内の上部の後部には、給水弁27が設けられている。この給水弁27は、一つの入水口27aと、個別に開閉制御可能な第1および第2の出水口27b、27cを備えている。入水口27aには、図示はしないが、水道の蛇口に接続された接続ホースの端部が接続される。第1および第2の出水口27b、27cのうち第1の出水口27bは、接続ホース36を介して注水ケース37に接続されている。注水ケース37は、外箱2内の上部の前部に設けられていて、内部に洗剤などを投入できるようになっている。第1の出水口27bが開放されると、水道水が接続ホース36を介して注水ケース37内に供給された後、給水口38から水槽5内へ供給される。このとき、注水ケース37内に投入されていた洗剤も、水とともに水槽5内へ供給される。
第2の出水口27cには前記注水ホース26の他端部が接続されている。第2の出水口27cが開放されると、水道水が注水ホース26を介して水吐出口25から熱交換ダクト20内に供給される。外箱2内の上部には、注水ケース37の後方に位置させて風呂水ポンプ39が設けられている。この風呂水ポンプ39のホース接続口40は、外箱2の天井部に形成された開口部41に露出していて、そのホース接続口40には、図示しない風呂水用ホースが接続される。風呂水ポンプ39の出水口と注水ケース26との間には接続ホース43が接続されている。風呂水用ホースの一端部を風呂水内に挿入した状態で、風呂水ポンプ39が駆動されると、風呂水が風呂水用ホースを介して汲み上げられ、その汲み上げられた風呂水は、接続ホース43を介して注水ケース37内に供給される。注水ケース37内に供給された風呂水は、水道水と同様に給水口38から水槽5内に供給される。
外箱2の前面2aの上部には、操作パネル45が設けられている。この操作パネル45には、図示はしないが電源の入り切りをする電源スイッチやスタートキー、コースや水位などを設定する複数の操作キーなどの操作部、複数の表示部の他、報知手段を構成するブザー46(図2参照)や、制御手段を構成する制御装置47などが設けられている。制御装置47は、マイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、洗濯機1の動作全般を制御する機能を備えていて、制御手段として機能する。
図2には、制御装置47を中心とした電気的構成の概略が示されている。制御装置47には、操作パネル45の各操作部からの信号、水位センサ48の信号、泡センサ30の信号、温度センサ32の信号などが入力される。水位センサ48は、水槽5内に貯留される水の水位を検出するもので、泡センサ30と同様な圧力センサにより構成されている。制御装置47は、これらの信号と、予め備えた制御プログラムに基づき、給水弁27、排水弁16、風呂水ポンプ39、洗濯機モータ14、送風ファン21、温風用ヒータ22、ブザー46、操作パネル45の表示部などを制御する。
次に上記構成の作用を説明する。
洗いから脱水までの通常の洗濯運転終了時には、回転槽9の内面および外面、水槽5の内面には水分が残っているため、そのまま放置しておくことを繰り返すと、それら回転槽9や水槽5にかびが発生したり、雑菌が繁殖して臭気が発生したりすることがある。このようなことを防止するために、通常の洗濯運転をするごとに、その洗濯運転終了後、これに続いて槽乾燥運転へ移行するように設定しているとする。その設定は、使用者が操作パネル45の操作部を操作することにより行われる。この場合、槽乾燥運転を行う設定のことを、カビプロテクトの設定と称する。なお、洗濯運転としては、洗い、すすぎ、脱水の各行程を行う場合と、すすぎと脱水を行う場合、あるいは脱水のみを行う場合も含むものとする。
使用者は、回転槽9内に洗濯物を投入した状態で、洗濯運転のコースを選択し、操作パネル45のスタートキーを操作する。この場合、コースとしては標準コースで、洗い、すすぎ、脱水の各行程を行うものとする。スタートキーが操作されると、制御装置47は、図3に示すように洗濯運転処理を実行する(ステップS1)。洗濯運転処理では、詳細には示されていないが、この場合、洗い行程と、すすぎ行程と、最終脱水行程を行う。洗い行程では、まず、回転槽9内に投入された洗濯物量を検出する重量検知を行い、その検出重量に基づき洗剤量および水位を決定する。重量検知は、例えば洗濯機モータ14により回転槽9を短時間回転させ、その時に洗濯機モータ14に流れる電流を電流センサにより検出する。制御装置47は、その検出値に基づき重量を例えば3段階に分け、それに応じた洗剤量を操作パネル45の表示部に表示する。使用者は、その表示にしたがって注水ケース37内に洗剤を投入する。
この後、制御装置47は、給水弁27を制御し、水槽5内への給水を行う。給水行程では、水道水が注水ケース37を介して水槽5内に供給されて貯留される。このとき、水槽5内の水位は、水位センサ48により検出される。水位センサ48による検出水位が設定水位に達したら、制御装置47は、洗濯機モータ14により回転槽9を回転させて洗い運転を行う。このときの回転槽9の回転は、低速回転で、正回転方向と逆回転方向を交互に繰り返す。これにより、回転槽9内の洗濯物は、バッフル11により持ち上げられては落下することで、たたき洗いされる。この洗い運転が所定時間経過したら、制御装置47は、回転槽9の回転を停止し、排水弁16を開放して排水を行う。
この後、制御装置47は、回転槽9を高速回転させることで、中間脱水を行う。中間脱水では、回転槽9を高速回転させることで洗濯物は遠心脱水される。この中間脱水が終了したら、制御装置47は、すすぎ行程を行う。すすぎ行程では、重量検知は行わず、それ以外は洗い行程と同様に、給水、洗い(すすぎ)、排水を行う。すすぎ行程では、洗剤は使用しない。すすぎ行程は、設定により複数回行われる場合もある。すすぎ行程が終了したら、制御装置47は、最終脱水行程を行う。最終脱水行程は、中間脱水行程同様に、回転槽9を高速回転させることで行われる。制御装置47は、最終脱水行程を終了することで、洗濯運転処理を終了する。
制御装置47は、洗濯運転処理を終了したら、図3のステップS2へ移行し、ブザー46を駆動する。これにより、洗濯運転が終了したことを使用者に知らせる。通常、使用者は、そのブザー46の報知により洗濯運転が終了したことがわかるから、洗濯物を取り出すために蓋4を開放し、回転槽9内の洗濯物を、洗濯物出入口3を通して取り出す。そして、使用者は、洗濯物を取り出した後、蓋4を閉鎖し、操作パネル45のスタートキーを押圧操作する。
ここで、制御装置47は、洗濯運転処理が終了し、ブザー46を駆動した後、カビプロテクトが設定されているか否かを判断する(ステップS3)。カビプロテクトが設定されていない場合には、「NO」に従ってステップS7へ移行し、すべての運転を終了する。制御装置47は、ステップS3においてカビプロテクトの設定があると判断した場合には、「YES」に従ってステップS4へ移行し、ブザー報知から所定時間経過したか否かを判断し、そこで所定時間経過していないと判断した場合には、「NO」に従ってステップS5へ移行し、スタートキーがオン操作されたか否かを判断する。
この場合、ステップS4における所定時間は、ブザー46を報知してから使用者が洗濯物を取り出すために必要な時間で、例えば1時間に設定されている。制御装置47は、ブザー46を報知してから所定時間経過したか、あるいは所定時間経過する前にスタートキーの操作があったことを検出した場合には、ステップS6へ移行し、槽乾燥運転処理を行う。槽乾燥運転処理については、図4を参照して説明する。
槽乾燥運転処理では、制御装置47は、まず送風ファン21を駆動させる(ステップT1)。これに伴い、水槽5内の空気が、図1に矢印で示すように循環風路19を通して循環されるようになる。制御装置47は、次に内圧を検知する(ステップT2)。内圧の検知は、泡センサ30により検知する。そして、制御装置47は、その泡センサ30の検出値に基づき蓋4が閉鎖状態であるか開放状態であるかを判断する(ステップT3)。送風ファン21を駆動した状態で、蓋4が閉鎖されている場合と開放されている場合では、泡センサ30の検出値が異なってくる。具体的には、蓋4が閉鎖されている場合には、蓋4が開放されている場合に比べて、泡センサ30が検出する圧力は高くなる。本実施形態においては、泡センサ30は、蓋4の開閉状態を検知する蓋開閉検知手段として機能する。
制御装置47は、ステップT3において蓋4が閉鎖状態であると判断した場合には、「YES」に従ってステップT4へ移行し、温風用ヒータ22をオン(通電)して発熱させる。ステップT3において、蓋4が開放状態であると判断した場合には、「NO」に従ってステップT11へ移行し、槽乾燥Aを実行する。この槽乾燥Aについては後で説明する。
ステップT4において温風用ヒータ22をオンさせると、当該温風用ヒータ22が発熱し、循環風路19を通して水槽5内へ供給される空気が温風化される。制御装置47は、次にステップT5において、循環する空気の温度上昇速度を検知する。その温度は、温度センサ32により検知する。この温度センサ32は、水槽5内の空気が熱交換ダクト20側へ出る際の出口となる通気口付近の温度を検知する。そして、制御装置47は、その温度上昇速度の検知結果に基づき、回転槽9内に衣類(洗濯物)が無いか有るかを判断する(ステップT6)。水槽5内へ温風を供給している状態で、回転槽9内に脱水後の衣類が残っている場合と残っていない場合とでは、温度センサ32が検出する温度の上昇速度が異なってくる。具体的には、回転槽9内に脱水後の衣類が有る場合には、衣類が無い場合に比べて、温度センサ32が検出する温度の上昇速度は鈍くなる。本実施形態においては、温度センサ32は、回転槽9内に洗濯物が有るか否かを検知する洗濯物有無検知手段として機能する。
制御装置47は、ステップT6において衣類が無いと判断した場合には、「YES」に従ってステップT7へ移行し、槽乾燥Cを実行する。ステップT6において、衣類が有ると判断した場合には、「NO」に従ってステップT13へ移行し、槽乾燥Bを実行する。この槽乾燥Bについては後で説明する。
ステップT7の槽乾燥Cでは、図5に示すように、洗濯機モータ14により回転槽9を回転(ON)させながら、送風ファン21および温風用ヒータ22を駆動(ON)することにより温風を循環させる。これにより、水槽5および回転槽9の乾燥が行われる。この槽乾燥Cの乾燥時間は例えば15分である。本実施形態においては、送風ファン21および温風用ヒータ22は、槽(水槽5および回転槽9)を乾燥させる槽乾燥手段として機能する。温風用ヒータ22は加熱手段としても機能する。制御装置47は、槽乾燥Cの乾燥時間が経過するまで槽乾燥Cを実行し(ステップT8)、その乾燥時間が経過したら、「YES」に従ってステップT9へ移行して槽乾燥運転を終了し、ブザー46を報知し(ステップT10)、この後、メインルーチン(図3)のステップS7へ戻る。
制御装置47は、ステップT3において蓋4が開放状態であると判断した場合には、「NO」に従ってステップT11へ移行し、槽乾燥Aを実行する。この槽乾燥Aでは、図5に示すように、回転槽9は回転させず(OFF)、温風用ヒータ22も通電せず(OFF)、送風ファン21は駆動する(ON)。この場合、蓋4が開放状態であり、送風ファン21を駆動して水槽5内に風を送ることで、水槽5内の空気と機外の空気の入れ替えが発生するので、槽乾燥Cの場合よりも時間は多くかかることになるが、槽乾燥としての目的は達することができる。この槽乾燥Aの乾燥時間は例えば60分である。制御装置47は、槽乾燥Aの乾燥時間が経過するまで槽乾燥Aを実行し(ステップT12)、その乾燥時間が経過したら、「YES」に従ってステップT9へ移行して槽乾燥運転を終了する。
また、制御装置47は、ステップT6において衣類が有ると判断した場合には、「NO」に従ってステップT13へ移行し、槽乾燥Bを実行する。この槽乾燥Bでは、図5に示すように、回転槽9は回転させ(ON)、送風ファン21は駆動し(ON)、温風用ヒータ22は通電しない(OFF)。この場合、回転槽9内に衣類が残っている状態であり、温風用ヒータ22を発熱させた状態で槽乾燥を行うと、衣類の状態が変わってしまうので、温風用ヒータ22は通電せず、回転槽9の回転と送風ファン21による送風で槽乾燥を行う。この槽乾燥Bにおいては、温風用ヒータ22は通電しないが、回転槽9を回転させるとともに、送風ファン21は駆動させるので、槽乾燥Cの場合よりも時間は多くかかることになるが、槽乾燥としての目的は達することができる。この槽乾燥Bの乾燥時間は例えば30分である。制御装置47は、槽乾燥Bの乾燥時間が経過するまで槽乾燥Bを実行し(ステップT14)、その乾燥時間が経過したら、「YES」に従ってステップT9へ移行して槽乾燥運転を終了する。
上記した実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。
回転槽9内に収容された衣類(洗濯物)の洗濯運転終了後、これに続いて水槽5および回転槽9を乾燥させる槽乾燥運転へ移行した際に、蓋開閉検知手段として機能する泡センサ30の検知結果に応じて異なる槽乾燥運転を行う構成とした。これによれば、洗濯運転終了後、これに続いて槽乾燥運転へ移行する設定がなされている場合に、状況に応じた槽乾燥運転を行うことができ、槽乾燥運転が行われないまま運転が終了してしまうことを防止できる。
また、槽乾燥運転への移行時に、蓋開閉検知手段である泡センサ30の検知結果で蓋4が開放状態であると検知された場合には、回転槽9の回転を停止させた状態で、送風ファン21を駆動させる槽乾燥運転を行い、前記泡センサ30の検知結果で蓋4が閉鎖状態であると検知された場合には、回転槽9を回転させるとともに送風ファン21を駆動させる槽乾燥運転を行う構成とした。これによれば、蓋開閉検知手段である泡センサ30の検知結果に応じて、状況に応じた槽乾燥運転を行うことができる。
さらに、槽乾燥運転への移行時に、蓋開閉検知手段である泡センサ30の検知結果で蓋4が閉鎖状態であり、かつ洗濯物有無検知手段である温度センサ32の検知結果で回転槽9内に洗濯物有りと検知された場合には、加熱手段である温風用ヒータ22の駆動を停止させた状態で、回転槽9を回転させるとともに送風ファン21を駆動させる槽乾燥運転を行い、前記泡センサ30の検知結果で蓋4が閉鎖状態であり、かつ前記温度センサ32の検知結果で回転槽9内に洗濯物無しと検知された場合には、回転槽9を回転させるとともに送風ファン21と温風用ヒータ22の双方を駆動させて槽乾燥運転を行う構成とした。これによれば、一層状況に対応した効率の良い槽乾燥運転を行うことができる。
(その他の実施形態)
上記した実施形態では、洗濯物(衣類)を乾燥させる乾燥手段としては、送風手段である送風ファン21と、加熱手段である温風用ヒータ22と、除湿手段である水冷式の熱交換ダクト20を備えていて、槽乾燥手段としては、このうちの送風ファン21と、加熱手段である温風用ヒータ22を利用する構成としたが、槽乾燥手段としてはこれに限られない。洗濯物を乾燥させる乾燥手段として、例えば冷凍サイクルを利用したヒートポンプ機構を用いたものの場合、送風手段として送風ファンと、加熱手段として凝縮器と、除湿手段として蒸発器を備えている。この場合には、槽乾燥手段としては、このうちの送風ファンと、加熱手段として凝縮器を利用することができる。また、槽乾燥手段としては、加熱手段がないものでもよい。
洗濯機としては、洗濯物を乾燥させる機能がないものでもよい。また、洗濯機としては、横軸形のドラム式洗濯機に限られず、水槽および回転槽の軸線が上下方向に指向する縦軸型の洗濯機にも適用できる。
蓋開閉検知手段としては、泡センサ30に限られず、蓋4の開閉を検知できるものであれば蓋スイッチでもよい。洗濯物有無検知手段としては、温度センサ32に限られず、洗濯物の重量を検知する手段、例えば洗濯機モータ14に流れる電流を検知する電流センサ、あるいは洗濯機モータ14の回転を検知する回転センサを利用することもできる。
以上説明したように本実施形態の洗濯機によれば、回転槽内に収容された洗濯物の洗濯運転終了後、これに続いて水槽および回転槽を乾燥させる槽乾燥運転へ移行した際に、蓋開閉検知手段の検知結果に応じて異なる槽乾燥運転を行う構成とした。これによれば、洗濯運転終了後、これに続いて槽乾燥運転へ移行する設定がなされている場合に、状態に応じた槽乾燥運転を行うことができ、槽乾燥運転が行われないまま運転が終了してしまうことを防止できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は洗濯機、2は外箱、3は洗濯物出入口、4は蓋、5は水槽、9は回転槽、12は脱水孔、14は洗濯機モータ(駆動手段)、19は循環風路、21は送風ファン(槽乾燥手段)、22は温風用ヒータ(加熱手段、槽乾燥手段)、30は泡センサ(蓋開閉検知手段)、32は温度センサ(洗濯物有無検知手段)、47は制御装置(制御手段)を示す。

Claims (3)

  1. 水槽と、
    脱水孔を有して前記水槽内に回転可能に配設され内部に洗濯物が収容される回転槽と、
    この回転槽に対して洗濯物を出し入れするための洗濯物出入口と、
    この洗濯物出入口を開閉する蓋と、
    前記水槽および回転槽を乾燥させる槽乾燥手段と、を備え、
    前記回転槽内に投入された洗濯物の洗濯運転終了後、これに続いて前記槽乾燥手段により前記水槽および回転槽を乾燥させる槽乾燥運転へ移行する機能を有する洗濯機において、
    前記蓋の開閉状態を検知する蓋開閉検知手段を備え、
    前記槽乾燥運転への移行時に、前記蓋開閉検知手段の検知結果に応じて異なる槽乾燥運転を行うことを特徴とする洗濯機。
  2. 前記槽乾燥手段は前記回転槽内に風を通す送風ファンを有していて、
    前記槽乾燥運転への移行時に、前記蓋開閉検知手段の検知結果で前記蓋が開放状態であると検知された場合には、前記回転槽の回転を停止させた状態で、前記送風ファンを駆動させる槽乾燥運転を行い、前記蓋開閉検知手段の検知結果で前記蓋が閉鎖状態であると検知された場合には、前記回転槽を回転させるとともに前記送風ファンを駆動させる槽乾燥運転を行うことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記槽乾燥手段は前記送風ファンの風を温風化する加熱手段を有していて、
    前記回転槽内に洗濯物が有るか否かを検知する洗濯物有無検知手段を備え、
    前記槽乾燥運転への移行時に、前記蓋開閉検知手段の検知結果で前記蓋が閉鎖状態であり、かつ前記洗濯物有無検知手段の検知結果で洗濯物有りと検知された場合には、前記加熱手段の駆動を停止させた状態で、前記回転槽を回転させるとともに前記送風ファンを駆動させる槽乾燥運転を行い、前記蓋開閉検知手段の検知結果で前記蓋が閉鎖状態であり、かつ前記洗濯物有無検知手段の検知結果で洗濯物無しと検知された場合には、前記回転槽を回転させるとともに前記送風ファンと前記加熱手段の双方を駆動させて槽乾燥運転を行うことを特徴とする請求項2記載の洗濯機。
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