JP2009171641A - モータ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不快な騒音が抑制されたモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】ステータコイルUL,VL,WLを有するモータM1の駆動装置は、ステータコイルUL,VL,WLの温度TLを検出する温度センサ32と、複数のスイッチング素子(Q3〜Q8)のスイッチング動作によりステータコイルUL,VL,WLに駆動電流を流すインバータ14と、キャリア周波数を用いて複数のスイッチング素子の制御信号PWMIを発生させる制御装置40とを備える。制御装置40は、温度センサ32の出力に応じてキャリア周波数を変化させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、モータ駆動装置に関し、特にステータコイルを有するモータを駆動するモータ駆動装置に関する。
モータは、駆動力を発生させるために種々の用途に用いられる。たとえば、電気自動車等にも駆動力源としてモータが搭載されている。
たとえば、特開平5−115106号公報(特許文献1)は、通常走行時から高回転高負荷時に亘る広い範囲で電磁騒音の抑制を可能とすると共にパワー素子の過熱を抑制することを可能とする電気自動車の制御装置を開示する。
特開平5−115106号公報 特開2000−83396号公報
上記の特開平5−115106号公報に開示された技術では、パワー素子に所定周波数の信号を供給することにより電力を制御し、モータを駆動する電気自動車の制御装置において、前記パワー素子の温度を検出する温度検出手段を備え、検出した温度の高低変化に応じてパワー素子の所定周波数を低高変化させる周波数切換手段とを設けたことを特徴とする。
しかしながら、パワー素子の周波数を変化させる際に、モータのステータコイルに流れる交流電流に重畳されるリップル電流により、電磁騒音が発生することがある。
図9は、リップル電流について説明するための図である。
図9を参照して、例えば三相交流モータのステータコイルに流れる電流をIuとする。この電流をステータコイルに流すために、パルス幅変調制御(PWM制御)されたインバータが用いられる。
インバータのPWM制御では、キャリア周波数fcでパワー素子をスイッチングさせる。このキャリア周波数の周期を有するリップル電流ΔIが三相交流電流Iuに重畳される。PWM制御を行なう限り、リップル電流ΔIをゼロにすることは難しい。しかしながら、リップル電流ΔIを一様に保つことにより、電磁騒音を目立たなくすることは可能である。
しかしながら、駆動要求力の変化、回転速度の変化時の性能向上や、パワー素子の過熱からの保護などにより、PWM制御においてキャリア周波数fcを切換える場合がある。電磁騒音のレベルが低くても、キャリア周波数を切換えるごとに、リップル電流ΔIのレベルが大きく変動したのでは、かえって電磁騒音が不快な騒音として乗員に認知される。
この発明の目的は、不快な騒音が抑制されたモータ駆動装置を提供することである。
この発明は、要約すると、ステータコイルを有するモータの駆動装置であって、ステータコイルの温度を検出する温度センサと、複数のスイッチング素子のスイッチング動作によりステータコイルに駆動電流を流すインバータと、キャリア周波数を用いて複数のスイッチング素子の制御信号を発生させる制御装置とを備える。制御装置は、温度センサの出力に応じてキャリア周波数を変化させる。
好ましくは、モータは、交流モータである。制御装置は、モータ指令電圧とキャリア周波数を有するキャリア信号波とに基づいてパルス幅変調によって制御信号を発生する。制御装置は、温度センサの出力に応じてキャリア周波数とモータ指令電圧の振幅とを変化させる。
より好ましくは、モータ指令電圧の振幅をE、キャリア周波数をfc、温度センサの出力に基づいて得られるステータコイルの温度をTとすると、制御装置は、E/fc/Tが一定となるようにキャリア周波数とモータ指令電圧の振幅とを制御する。
この発明の他の局面に従うと、ステータコイルを有する交流モータの駆動装置であって、複数のスイッチング素子のスイッチング動作によりステータコイルに駆動電流を流すインバータと、キャリア周波数を用いて複数のスイッチング素子の制御信号を発生させる制御装置とを備える。制御装置は、モータ指令電圧とキャリア周波数を有するキャリア信号波とに基づいてパルス幅変調によって制御信号を発生する。制御装置は、パルス幅変調の変調率とキャリア周波数との積が一定となるように、キャリア信号波の振幅とキャリア周波数とを変化させる。
本発明によれば、ステータコイルのリップル電流の変動が抑制され、これにより不快な騒音も軽減される。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
[モータ駆動装置の全体構成]
図1は、この発明の実施の形態によるモータ駆動装置の概略ブロック図である。
図1を参照して、モータ駆動装置100は、バッテリBと、電圧センサ10,13と、電流センサ24と、コンデンサC2と、昇圧コンバータ12と、インバータ14と、レゾルバ30と、温度センサ32、34と、制御装置40とを備える。
交流モータM1は、ハイブリッド自動車または電気自動車の駆動輪を駆動するためのトルクを発生するための駆動モータである。また、交流モータM1は、エンジンにて駆動される発電機の機能を持つように、そして、エンジンに対して電動機として動作し、たとえばエンジン始動を行ない得るようなモータである。
昇圧コンバータ12は、リアクトルL1と、NPNトランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。
リアクトルL1の一方端はバッテリBの電源ラインPL1に接続される。リアクトルL1の他方端はNPNトランジスタQ1とNPNトランジスタQ2との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ1のエミッタとNPNトランジスタQ2のコレクタとが接続される点に接続される。
NPNトランジスタQ1,Q2は、正極母線PL2と負極母線SLとの間に直列に接続される。NPNトランジスタQ1のコレクタは正極母線PL2に接続され、NPNトランジスタQ2のエミッタは負極母線SLに接続される。また、各NPNトランジスタQ1,Q2のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側に電流を流すダイオードD1,D2がそれぞれ設けられている。
インバータ14は、U相アーム15と、V相アーム16と、W相アーム17とを含む。U相アーム15、V相アーム16およびW相アーム17は、正極母線PL2と負極母線SLとの間に並列に設けられる。
U相アーム15は、直列接続されたNPNトランジスタQ3,Q4を含む。V相アーム16は、直列接続されたNPNトランジスタQ5,Q6を含む。W相アーム17は、直列接続されたNPNトランジスタQ7,Q8を含む。また、各NPNトランジスタQ3〜Q8のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD3〜D8がそれぞれ接続されている。
各相アームの中間点は、交流モータM1の各相コイルの各相端に接続されている。すなわち、交流モータM1は、3相の永久磁石モータである。U,V,W相の3つのコイルの一端は、中性点に共通に接続される。U相コイルの他端は、NPNトランジスタQ3,Q4の中間点接続されている。V相コイルの他端は、NPNトランジスタQ5,Q6の中間点に接続されている。W相コイルの他端は、NPNトランジスタQ7,Q8の中間点に接続されている。
なお、昇圧コンバータ12およびインバータ14にそれぞれ含まれるスイッチング素子は、NPNトランジスタQ1〜Q8に限定されず、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)等の他のパワー素子で構成しても良い。
バッテリBは、ニッケル水素またはリチウムイオンなどの二次電池を含む。電圧センサ10は、バッテリBから出力される電圧Vbを検出し、検出した電圧Vbを制御装置40へ出力する。
昇圧コンバータ12は、バッテリBから供給された直流電圧を昇圧してコンデンサC2に供給する。より具体的には、昇圧コンバータ12は、制御装置40から信号PWMCを受けると、信号PWMCによってNPNトランジスタQ2がオンされた期間に応じて直流電圧を昇圧してコンデンサC2に供給する。
また、昇圧コンバータ12は、制御装置40から信号PWMCを受けると、コンデンサC2を介してインバータ14から供給された直流電圧を降圧してバッテリBへ供給する。
コンデンサC2は、昇圧コンバータ12から出力された直流電圧を平滑化し、平滑化した直流電圧をインバータ14へ供給する。
電圧センサ13は、コンデンサC2の両端の電圧Vm(すなわち、インバータ14の入力電圧に相当する。以下同じ。)を検出し、その検出した電圧Vmを制御装置40へ出力する。
インバータ14は、コンデンサC2から直流電圧が供給されると、制御装置40からの信号PWMIに基づいて直流電圧を交流電圧に変換して交流モータM1を駆動する。これにより、交流モータM1は、トルク指令値TRによって指定された要求トルクを発生するように駆動される。
また、インバータ14は、モータ駆動装置100が搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制動時、交流モータM1が発電した交流電圧を制御装置40からの信号PWMIに基づいて直流電圧に変換し、変換した直流電圧をコンデンサC2を介して昇圧コンバータ12へ供給する。
なお、ここで言う回生制動とは、ハイブリッド自動車または電気自動車を運転するドライバーによるフットブレーキ操作があった場合との回生発電を伴う制動や、フットブレーキを操作しないものの、走行中にアクセルペダルをオフすることで回生発電をさせながら車速を減速(または加速を中止)させることを含む。
電流センサ24は、交流モータM1に流れるモータ電流Iv,Iwを検出し、その検出したモータ電流Iv,Iwを制御装置40へ出力する。なお、図1においては、電流センサ24は、2個しか示されていない。これは、交流モータM1が3相モータの場合、2つの相に流れるモータ電流Iv,Iwを検出すれば、その検出されたモータ電流Iv,Iwに基づいて残りの相に流れるモータ電流Iuを演算できるからである。したがって、3相の各々に流れるモータ電流Iu,Iv,Iwを独自に検出する場合、3個の電流センサ24を設けてもよい。
レゾルバ30は、交流モータM1の回転軸に取り付けられており、交流モータM1の回転子の回転角度θを検出して制御装置40へ出力する。
温度センサ32は、交流モータM1のステータコイルUL,VL,WLの温度TLを検出して制御装置40に送信する。温度センサ34は、インバータ14中のパワー素子の温度Tsを検出して制御装置40に送信する。
制御装置40は、外部に設けられたECU(Electric Control Unit)からトルク指令値TRを受け、電圧センサ13から出力電圧Vmを受け、電圧センサ10から直流電圧Vbを受け、電流センサ24からモータ電流Iv,Iwを受け、レゾルバ30から回転角度θを受ける。制御装置40は、出力電圧Vm、トルク指令値TR、モータ電流Iv,Iwおよび回転角度θに基づいて、インバータ14が交流モータM1を駆動するときにインバータ14のNPNトランジスタQ3〜Q8をスイッチング制御するための信号PWMIを生成し、その生成した信号PWMIをインバータ14へ出力する。
また、制御装置40は、インバータ14が交流モータM1を駆動するとき、直流電圧Vb、出力電圧Vm、トルク指令値TRおよびモータ回転数MRNに基づいて、昇圧コンバータ12のNPNトランジスタQ1,Q2をスイッチング制御するための信号PWMCを生成し、生成した信号PWMCを昇圧コンバータ12へ出力する。
さらに、制御装置40は、モータ駆動装置100が搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制動時、出力電圧Vm、トルク指令値TRおよびモータ電流Iv,Iwに基づいて、交流モータM1が発電した交流電圧を直流電圧に変換するための信号PWMIを生成し、その生成した信号PWMIをインバータ14へ出力する。この場合、インバータ14のNPNトランジスタQ3〜Q8は、信号PWMIによってスイッチング制御される。これにより、インバータ14は、交流モータM1が発電した交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12へ供給する。
さらに、制御装置40は、回生制動時、直流電圧Vb,出力電圧Vm、トルク指令値TRおよびモータ回転数MRNに基づいて、インバータ14から供給された直流電圧を降圧するための信号PWMCを生成し、生成した信号PWMCを昇圧コンバータ12へ出力する。これにより、交流モータM1が発電した交流電圧は、直流電圧に変換され、降圧されてバッテリBに供給される。
さらに、制御装置は、温度センサ32または34の出力に応じて耳障りな電磁騒音を抑制する制御を行なう。
図2は、図1における制御装置40の機能ブロック図である。
図2を参照して、制御装置40は、インバータ制御回路401と、コンバータ制御回路402とを含む。
インバータ制御回路401は、トルク指令値TR、モータ電流Iv,Iw、出力電圧Vmおよび回転角度θに基づいて、交流モータM1の駆動時、後述する方法によりインバータ14のNPNトランジスタQ3〜Q8をオン/オフするための信号PWMIを生成し、その生成した信号PWMIをインバータ14へ出力する。
また、インバータ制御回路401は、モータ駆動装置100が搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制動時、トルク指令値TR、モータ電流Iv,Iw、出力電圧Vmおよび回転角度θに基づいて、交流モータM1が発電した交流電圧を直流電圧に変換するための信号PWMIを生成してインバータ14へ出力する。
コンバータ制御回路402は、トルク指令値TR、直流電圧Vb、出力電圧Vmおよび回転角度θに基づいて、交流モータM1の駆動時、昇圧コンバータ12のNPNトランジスタQ1,Q2をオン/オフするための信号PWMCを生成し、その生成した信号PWMCを昇圧コンバータ12へ出力する。
また、コンバータ制御回路402は、モータ駆動装置100が搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制動時、トルク指令値TR、直流電圧Vb、出力電圧Vmおよび回転角度θに基づいて、インバータ14からの直流電圧を降圧するための信号PWMCを生成し、その生成した信号PWMCを昇圧コンバータ12へ出力する。
このように、昇圧コンバータ12は、直流電圧を降圧するための信号PWMCにより電圧を降圧させることもできるので、双方向コンバータの機能を有するものである。
図3は、図2におけるインバータ制御回路401の機能ブロック図である。
図3を参照して、インバータ制御回路401は、電流指令変換部410と、減算器412,414と、PI制御部416,418と、2相/3相変換部420と、PWM(Pulse Width Modulation)部422と、3相/2相変換部424と、キャリア周波数設定部426とを含む。
3相/2相変換部424は、2個の電流センサ24からモータ電流Iv,Iwを受ける、そして、3相/2相変換部424は、モータ電流Iv,Iwに基づいてモータ電流Iu=−Iv−Iwを演算する。
さらに、3相/2相変換部424は、モータ電流Iu,Iv,Iwをレゾルバ30かららの回転角度θを用いて三相二相変換する。つまり、3相/2相変換部424は、交流モータM1の3相コイルの各相に流れる3相のモータ電流Iu,Iv,Iwを、回転角度θを用いてd軸およびq軸に流れる電流値Id,Iqに変換する。そして、3相/2相変換部424は、演算した電流値Idを減算器412へ出力し、演算した電流値Iqを減算器414へ出力する。
電流指令変換部410は、外部ECUからのトルク指令値TRを、トルク指令値TRによって指定された要求トルクを出力するための電流指令Id*,Iq*に変換し、その変換した電流指令Id*,Iq*を減算器412,414へそれぞれ出力する。
減算器412は、電流指令変換部410から電流指令Id*を受け、3相/2相変換部424から電流値Idを受ける。そして、減算器412は、電流指令Id*と電流値Idとの偏差(=Id*−Id)を演算し、その演算した偏差をPI制御部416へ出力する。また、減算器414は、電流指令変換部410から電流指令Iq*を受け、3相/2相変換部424から電流値Iqを受ける。そして、減算器414は、電流指令Iq*と電流値Iqとの偏差(=Iq*−Iq)を演算し、その演算した偏差をPI制御部418へ出力する。
PI制御部416,418は、それぞれ、偏差Id*−Id,Iq*−Iqに対してPI(比例・積分)ゲインを用いてモータ電流調整用の電圧操作量Vd,Vqを演算し、その演算した電圧操作量Vd,Vqを2相/3相変換部420へ出力する。
2相/3相変換部420は、PI制御部416,418からの電圧操作量Vd,Vqをレゾルバ30からの回転角度θを用いて二相三相変換する。つまり、2相/3相変換部420は、d軸およびq軸に印加する電圧操作量Vd,Vqを、回転角度θを用いて交流モータM1の3相コイルに印加する電圧操作量Vu,Vv,Vwに変換する。そして、2相/3相変換部420は、電圧操作量Vu,Vv,VwをPWM部422へ出力する。
PWM部422は、電圧操作量Vu,Vv,Vwと、電圧センサ13からの電圧Vmとに基づいて信号PWMIを生成し、その生成した信号PWMIをインバータ14へ出力する。
以上のように、インバータ制御回路401は、交流モータM1の要求トルク(トルク指令値TRに相当)を、交流モータM1のd軸成分とq軸成分との電流指令Id*,Iq*に変換し、実際の電流値Id,Iqがこれらの電流指令と一致するようにPI制御によってフィードバックをかける、いわゆる電流制御を採用する。
ここで、モータの電流制御として周知のPWM制御においては、インバータ14のNPNトランジスタQ3〜Q8をオン/オフするための信号PWMIは、搬送波信号である三角波信号と2相/3相変換部420から受けた電圧操作量Vu,Vv,Vw(モータ駆動電圧とも言う)とが比較され、その比較結果に基づいて生成される。そして、NPNトランジスタQ3〜Q8は、生成された信号PWMIのキャリア周波数fcに基づいてオン/オフの切換えが制御される。すなわち、NPNトランジスタQ3〜Q8のスイッチング周波数は、信号PWMIのキャリア周波数fcに等しい。
キャリア周波数fcを低減することは、スイッチング周波数の低減に繋がり、ひいてはNPNトランジスタQ3〜Q8のスイッチング損失を低減させることとなる。これは、NPNトランジスタQ3〜Q8における発熱の低減に有効である。
したがって、モータ駆動装置は、たとえば、交流モータM1の回転数が低下し、交流モータM1が外力によりロックされていると判定されると、信号PWMIのキャリア周波数fcを切換えて、スイッチング周波数を低減させることにより、インバータ14のNPNトランジスタQ3〜Q8の保護を実現する。このように、モータ駆動装置は、適宜キャリア周波数を切換える制御を行なっている。
[実施の形態1]
電磁騒音の強制力である図9で説明したリップル電流ΔIには、次式(1)の関係が成立する。
ΔI∝E/fc/Z*D …(1)
ここで、Eは、電圧操作量Vu,Vv,VwがPWM変調される際の振幅を示し、fcは、搬送波信号である三角波信号の周波数(キャリア周波数)を示し、Zは、モータのステータコイルのインピーダンスを示し、Dは、変調率を示す。変調率は、三角波信号の振幅をHとすると、D=E/Hで表わされる。
ここで、モータのステータコイルのインピーダンスZは、ステータのコイル温度により変化する。つまりZは温度Tの関数である。式(1)より、ステータのコイル温度が変化すると、インビーダンスZも変化し、ひいてはリップル電流ΔIも変化してしまう。これにより、電磁騒音の聞こえ方が変化するので、乗員に耳障りな騒音を認知させてしまう。
そこで、コイル温度Tの変化にあわせ、実施の形態1では、E/fc/Zが一定となるようにEおよびfcを制御する。
図4は、実施の形態1において制御装置40で実行されるキャリア周波数fcの決定の制御について示したフローチャートである。このフローチャートの処理は、モータ制御のメインルーチンから一定時間経過ごとまたは所定の条件が成立するごとに呼び出されて実行される。
図1、図4を参照して、まずステップS1において、制御装置40は、モータ駆動電圧Eを設定する。モータ駆動電圧Eは、図1のVmに対応する値であり、直流電圧Vb、トルク指令値TRおよびモータ回転数MRNに基づいて目標値が決定される。
続いて、ステップS2において、制御装置40は、温度センサ32からステータコイルの温度TLを取得する。
そして、ステップS3においてキャリア周波数fcが決定される。キャリア周波数fcは、次式(2)に基づいて決定される。
fc=E/(K1×Z(TL)) …(2)
ここで、K1は定数を示し、Z(TL)は、コイル温度TLの関数としてマップに保持されているコイルインピーダンスを示す。なお、Eはモータ駆動電圧を示す。
図5は、ステータコイルの温度とインピーダンスとの関係を示した図である。
図5に示すように、コイル温度Tが上昇するとコイルインピーダンスZも増加する。この関係をマップにしておくことで式(2)のZ(TL)が得られる。なお、ZがTに比例すると近似して、式(2)のインピーダンスZ(TL)の代わりにコイル温度TLを入れても良い。
このように、キャリア周波数fcが決定されると、ステップS4に処理が進み制御はメインルーチンに移される。
実施の形態1について再び図1を参照して総括的に説明する。ステータコイルUL,VL,WLを有するモータM1の駆動装置は、ステータコイルUL,VL,WLの温度TLを検出する温度センサ32と、複数のスイッチング素子(Q3〜Q8)のスイッチング動作によりステータコイルUL,VL,WLに駆動電流を流すインバータ14と、キャリア周波数を用いて複数のスイッチング素子の制御信号PWMIを発生させる制御装置40とを備える。制御装置40は、温度センサ32の出力に応じてキャリア周波数を変化させる。
好ましくは、モータM1は、交流モータである。制御装置40は、モータ指令電圧とキャリア周波数を有するキャリア信号波とに基づいてパルス幅変調によって制御信号PWMIを発生する。制御装置は、温度センサ32の出力に応じてキャリア周波数とモータ指令電圧の振幅とを変化させる。
より好ましくは、モータ指令電圧の振幅をE、キャリア周波数をfc、温度センサの出力に基づいて得られるステータコイルの温度をTとすると、制御装置40は、E/fc/Tが一定となるようにキャリア周波数fcとモータ指令電圧の振幅Eとを制御する。
図4に示した制御を行なうことにより、キャリア周波数fcがリップル電流ΔIを変動させないように選択されるので、リップル電流ΔIが著しく変化することが無くなり、乗員に不快な電磁騒音を認知させる可能性が低減される。
[実施の形態2]
キャリア周波数fcを低減することは、スイッチング周波数の低減に繋がり、ひいては図1のNPNトランジスタQ3〜Q8のスイッチング損失を低減させることとなる。これは、NPNトランジスタQ3〜Q8における発熱の低減に有効である。
したがって、図1のモータ駆動装置は、たとえば、交流モータM1の回転数が低下し、交流モータM1が外力によりロックされていると判定されると、信号PWMIのキャリア周波数fcを低減させることにより、インバータ14のNPNトランジスタQ3〜Q8の保護を実現する。
たとえば、具体的には、モータ回転数に応じて2種類のキャリア周波数fcのうちのいずれかを設定する。2種類のキャリア周波数fcは、一方が通常運転時のキャリア周波数(以下、通常周波数とも称する)fc_Hであり、他方がインバータ保護のためのキャリア周波数(以下、保護周波数とも称する)fc_Lである。通常周波数fc_Hは、交流モータM1およびインバータ14の効率(=(交流モータM1の軸出力)/(バッテリBからインバータ14への入力))が良好となる周波数(たとえば10kHz)に設定される。一方、インバータ保護周波数fc_Lは、通常周波数fc_Hよりも低い周波数であって、たとえば1.25kHzに設定される。
式(1)によれば、キャリア周波数fcを切換えると、リップル電流ΔIにも影響を与える。したがって、この影響を相殺することが電磁騒音の変化を抑えるために望ましい。
図6は、実施の形態2で実行されるキャリア周波数fcの切換えに伴う制御を説明するためのフローチャートである。
図1、図6を参照して、まずステップS10において、制御装置40は、モータ駆動電圧Eを設定する。モータ駆動電圧Eは、図1のVmに対応する値であり、直流電圧Vb、トルク指令値TRおよびモータ回転数MRNに基づいて目標値が決定される。続いてステップS11において、制御装置40は、温度センサ34から素子温度Tsを取得する。ステップS12においてキャリア周波数fcの設定が行なわれる。ステップS12では、素子温度Tsが保護を要するほど高温であれば、つまり保護しきい値を超えていれば、通常キャリア周波数fc_Hよりも低い周波数fc_Lにキャリア周波数fcを設定する。また、素子温度Tsが保護しきい値よりも低下すれば、キャリア周波数fcは通常の周波数fc_Hに戻される。
そして、キャリア周波数fcの切換え時には、ステップS13において、次式(3)に基づいて波高値比率D(変調率とも言う)が設定される。ここで、K2は定数であるとする。
D=K2/fc …(3)
ステップS13において波高値比率Dが決定されると、ステップS14に処理が進み制御はメインルーチンに移される。
図7は、通常時における搬送波信号とモータ駆動電圧との関係を示した図である。
図8は、素子保護時における搬送波信号とモータ駆動電圧との関係を示した図である。
図7では、モータ駆動電圧の振幅Eに対してキャリア信号ec1の振幅H1が、およそ2倍程度になっている。これに対し、図8の素子保護時には、キャリア信号ec2の周波数は図7のキャリア信号ec1の周波数よりも低く設定される。その周波数の切換えがリップル電流ΔIに与える影響を小さく抑えるために、キャリア信号ec2の振幅H2は、キャリア信号ec1の振幅H1より小さく設定される。波高値比率DはD=E/Hであるので、モータ駆動電圧Eが変わらなければ式(3)からfc/Hが一定になるようにキャリア信号の周波数fcと振幅Hを決定すればよい。
すなわち、波高値比率DはD=E/Hで表わされるので、式(1)は、次式(4)のようにも表わされる。
ΔI∝E2/fc/Z/H …(4)
したがって、式(1)または式(4)によれば、図6のステップS10でモータ駆動電圧Eを決定した後に、素子温度Tsの変化からキャリア周波数fcの変更が必要になった場合に波高値比率Dまたはキャリア信号振幅Hを調整することによって、ΔIを一定にすることが可能である。
実施の形態2について、再び図1を参照して総括的に説明する。ステータコイルUL,VL,WLを有する交流モータM1の駆動装置は、複数のスイッチング素子(Q3〜Q8)のスイッチング動作によりステータコイルUL,VL,WLに駆動電流を流すインバータ14と、キャリア周波数fcを用いて複数のスイッチング素子の制御信号PWMIを発生させる制御装置40とを備える。制御装置40は、モータ指令電圧Eとキャリア周波数fcを有するキャリア信号波ec1,ec2とに基づいてパルス幅変調によって制御信号PWMIを発生する。制御装置は、パルス幅変調の変調率Dとキャリア周波数fcとの積が一定となるように、キャリア信号波の振幅Hとキャリア周波数fcとを変化させる。
実施の形態2に開示されたモータ駆動装置によれば、キャリア周波数切換え時にリップル電流が変化することが抑制され、乗員に不快な電磁騒音が認知される可能性が減る。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態によるモータ駆動装置の概略ブロック図である。 図1における制御装置40の機能ブロック図である。 図2におけるインバータ制御回路401の機能ブロック図である。 実施の形態1において制御装置40で実行されるキャリア周波数fcの決定の制御について示したフローチャートである。 ステータコイルの温度とインピーダンスとの関係を示した図である。 実施の形態2で実行されるキャリア周波数fcの切換えに伴う制御を説明するためのフローチャートである。 通常時における搬送波信号とモータ駆動電圧との関係を示した図である。 素子保護時における搬送波信号とモータ駆動電圧との関係を示した図である。 リップル電流について説明するための図である。
符号の説明
10,13 電圧センサ、12 昇圧コンバータ、14 インバータ、15 U相アーム、16 V相アーム、17 W相アーム、24 電流センサ、30 レゾルバ、32,34 温度センサ、40 制御装置、100 モータ駆動装置、401 インバータ制御回路、402 コンバータ制御回路、410 電流指令変換部、412,414 減算器、416,418 PI制御部、420 2相/3相変換部、422 PWM部、424 3相/2相変換部、426 キャリア周波数設定部、C2 コンデンサ、D1〜D8 ダイオード、L1 リアクトル、M1 交流モータ、PL1 電源ライン、PL2 正極母線、Q1〜Q8 トランジスタ、SL 負極母線、UL,VL,WL ステータコイル。

Claims (4)

  1. ステータコイルを有するモータの駆動装置であって、
    前記ステータコイルの温度を検出する温度センサと、
    複数のスイッチング素子のスイッチング動作により前記ステータコイルに駆動電流を流すインバータと、
    キャリア周波数を用いて前記複数のスイッチング素子の制御信号を発生させる制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記温度センサの出力に応じて前記キャリア周波数を変化させる、モータ駆動装置。
  2. 前記モータは、交流モータであり、
    前記制御装置は、モータ指令電圧と前記キャリア周波数を有するキャリア信号波とに基づいてパルス幅変調によって前記制御信号を発生し、
    前記制御装置は、前記温度センサの出力に応じて前記キャリア周波数と前記モータ指令電圧の振幅とを変化させる、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記モータ指令電圧の振幅をE、前記キャリア周波数をfc、前記温度センサの出力に基づいて得られる前記ステータコイルの温度をTとすると、
    前記制御装置は、E/fc/Tが一定となるように前記キャリア周波数と前記モータ指令電圧の振幅とを制御する、請求項2に記載のモータ駆動装置。
  4. ステータコイルを有する交流モータの駆動装置であって、
    複数のスイッチング素子のスイッチング動作により前記ステータコイルに駆動電流を流すインバータと、
    キャリア周波数を用いて前記複数のスイッチング素子の制御信号を発生させる制御装置とを備え、
    前記制御装置は、モータ指令電圧と前記キャリア周波数を有するキャリア信号波とに基づいてパルス幅変調によって前記制御信号を発生し、
    前記制御装置は、前記パルス幅変調の変調率と前記キャリア周波数との積が一定となるように、前記キャリア信号波の振幅と前記キャリア周波数とを変化させる、請求項1に記載のモータ駆動装置。
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