JP2009168873A - ポジ型感光性樹脂組成物、硬化膜、保護膜、絶縁膜およびそれを用いた半導体装置、表示体装置。 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上記目的は、分子量80000以上の成分の含有量が0.5%以下であるアルカリ可溶性樹脂(A)と感光剤(B)と、を含むポジ型感光性樹脂組成物であって、前記アルカリ可溶性樹脂(A)100重量部に対する感光剤(B)の含有量が、10重量部以上40重量部以下であることを特徴とするポジ型感光性樹脂組成物により実現することが可能となる。
【選択図】なし
Description
[1]分子量80,000以上の成分の含有量が0.5%以下であるアルカリ可溶性樹脂(A)と感光剤(B)と、を含むポジ型感光性樹脂組成物であって、前記アルカリ可溶性樹脂(A)100重量部に対する感光剤(B)の含有量が、10重量部以上40重量部以下であることを特徴とするポジ型感光性樹脂組成物。
[2]前記アルカリ可溶性樹脂(A)が、一般式(1)で表される繰り返し単位を有する化合物である[1]に記載のポジ型感光性樹脂組成物。
[3]前記感光剤(B)がジアゾナフトキノン化合物である、[1]または[2]に記載のポジ型感光性樹脂組成物。
[4]さらに、フェノール性水酸基を有する化合物(C)を含むものである、[1]乃至[3]のいずれかに記載のポジ型感光性樹脂組成物。
[5]一般式(1)のXが下記式(2)で示される構造を含むものである、[1]乃至[4]記載のポジ型感光性樹脂組成物。
であり、同一でも異なっても良い。R11は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、シクロアルキル基のいずれかであり、同一でも異なっても良い。)
[6]一般式(1)のXが下記式(3)で示される構造を含むものである、請求項[1]乃至[4]記載のポジ型感光性樹脂組成物。
に記載のポジ型感光性樹脂組成物。
[9] [8]に記載の硬化膜で構成されていることを特徴とする保護膜。
[10] [8]に記載の硬化膜で構成されていることを特徴とする絶縁膜。
[11] [8]に記載の硬化膜を有していることを特徴とする半導体装置。
[12] [8]に記載の硬化膜を有していることを特徴とする表示体装置。
本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、分子量80,000以上の成分の含有量0.5%以下であるアルカリ可溶性樹脂(A)と感光剤(B)とを含むポジ型感光性樹脂組成物であって、アルカリ可溶性樹脂(A)100重量部に対する感光剤(B)の含有量が、10重量部以上40重量部以下であることを特徴とする。特に、分子量が80,000以上の成分の含有量が0.5%以下であるアルカリ可溶性樹脂(A)を含有することにより、ポジ型感光性樹脂組成物パターニング工程において、該ポジ型感光性樹脂組成物開口部のスカムの発生を抑制することができるため、半導体装置の信頼性を高めることができる。
等が挙げられる。このようなポリアミド系樹脂として、例えば、下記一般式(1)で示されるポリアミド系樹脂を挙げることができる。
なお、ジカルボン酸の場合には反応収率等を高めるため、1−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾール等を予め反応させた活性エステル型のジカルボン酸誘導体を用いてもよい。
後に再沈することにより、分子量80,000以上の成分を除去することも可能である。前述の手法は、一例示であり特に制限されるものではない。
ルコキシ基、アシルオキシ基、シクロアルキル基のいずれかであり、同一でも異なっても良い。)
このポリアミド系樹脂の末端封止官能基としては、例えば下記式で表されるものが挙げ
られる。
ノンジアジド構造を有する化合物であり、米国特許明細書第2772975号、第2797213号、第3669658号により公知の物質である。
例えば、下記式で表される化合物が挙げられる。
アルカリ可溶性樹脂(A)として分子量が80000以上の成分が0.5%以上のものを適用すると、感光剤(B)の添加量を調整した場合でも、現像時の感度を確保することはできるが、現像時のスカムを抑制することが困難である。
一方、アルカリ可溶性樹脂(A)として、分子量80000以上の成分が0.5%以下のものを適用しても、感光剤(B)の添加量が10重量部より少ない場合、露光時の感度が低下するため、露光時間が長くなってしまう。また、感光剤(B)の添加量が40重量部より多い場合、露光時の感度を確保することはできるが、現像後にスカムを抑制することが困難となる。
まず、ポジ型感光性樹脂組成物を適当な支持体、例えば、シリコンウエハー、セラミック基板、アルミ基板等に塗布する。塗布量は、半導体装置の場合、硬化後の最終膜厚が0.1〜30μmになるよう塗布する。膜厚が下限値を下回ると、半導体素子の保護表面膜としての機能を十分に発揮することが困難となり、上限値を越えると、微細な加工パターンを得ることが困難となるばかりでなく、加工に時間がかかりスループットが低下する。塗布方法としては、スピンナーを用いた回転塗布、スプレーコーターを用いた噴霧塗布、浸漬、印刷、ロールコーティング等がある。次に、60〜130℃でプリベークして塗膜を乾燥後、所望のパターン形状に化学線を照射(露光)する。化学線を照射部分は、現像工程(後述する)で除去され、また、マスクパターンによって化学線から遮られた部分は
現像工程後も除去されずにレリーフパターンとして残る。化学線としては、X線、電子線、紫外線、可視光線等が使用できるが、200〜500nmの波長のものが好ましい。
次に、本発明によるポジ型感光性樹脂組成物の硬化膜について説明する。ポジ型感光性樹脂組成物の硬化物である硬化膜は、半導体素子等の半導体装置用途のみならず、TFT型液晶や有機EL等の表示体装置用途、多層回路の層間絶縁膜やフレキシブル銅張板のカバーコート、ソルダーレジスト膜や液晶配向膜としても有用である。
。
[実施例1]
[アルカリ可溶性樹脂の合成]
ジフェニルエーテル−4,4'−ジカルボン酸4.13g(0.016モル)、と1−
ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾール4.32g(0.032モル)とを反応させて得られたジカルボン酸誘導体の混合物(0.016モル)とヘキサフルオロ−2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン7.33g(0.020モル)とを温度計、攪拌機、原料投入口、乾燥窒素ガス導入管を備えた4つ口のセパラブルフラスコに入れ、N−メチル−2−ピロリドン57.0gを加えて溶解させた。その後オイルバスを用いて75℃にて12時間反応させた。次にN−メチル−2−ピロリドン7gに溶解させた5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物1.31g(0.008モル)を加え、更に12時間攪拌して反応を終了した。反応混合物を濾過した後、反応混合物を水/メタノール=3/1(容積比)の溶液に投入、沈殿物を濾集し水で充分洗浄した後、真空下で乾燥し、目的のアルカリ可溶性樹脂であるポリアミド樹脂(A−1)を得た。
合成したポリアミド樹脂(A−1)の分子量をゲル浸透クラマトグラフィーによって測定したところ、重量平均分子量は13000、分子量80,000以上の成分の比率は0.04%であった。
合成したポリアミド樹脂(A−1)10g、下記構造を有する感光性ジアゾキノン(B−1)2g、をγ―ブチロラクトン20gに溶解した後、0.2μmのフッ素樹脂製フィルターで濾過し、ポジ型感光性樹脂組成物を得た。
上述の方法により得られたポジ型感光性樹脂組成物を、8インチのシリコンウエハーにスピンコーターを用いて塗布した後、ホットプレートにて120℃で4分乾燥し、膜厚約10μmの塗膜を得た。得られた塗膜に凸版印刷(株)製マスク(テストチャートNo.1:幅0.88〜50μmの残しパターン及び抜きパターンが描かれている)を通して、(株)ニコン製i線ステッパNSR―4425iを用いて、露光量を200mJ/cm2から10mJ/cm2ステップで増やして露光を行った。次に2.38%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液に現像時の未露光部の膜べりが1.0μmになるように現像時間を40秒に調整した。パターンを観察したところ、露光量350mJ/cm2で、スカムの発生が無く良好にパターンが開口していることが確認できた。
[アルカリ可溶性樹脂の合成]
4,4'―オキシジフタル酸無水物17.06g(0.055モル)と2−メチル−2
−プロパノール8.15g(0.110モル)とピリジン10.9g(0.138モル)とを温度計、攪拌機、原料投入口、乾燥窒素ガス導入管を備えた4つ口のセパラブルフラスコに入れ、N−メチル−2−ピロリドン150gを加えて溶解させた。この反応溶液に1−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾール14.9g(0.110モル)をN−メチル−2−ピロリドン30gと共に滴下した後、ジシクロヘキシルカルボジイミド22.7g(0.110モル)をN−メチル−2−ピロリドン50gと共に滴下し、室温で一晩反応させた。その後、この反応溶液にジフェニルエーテル−4,4'−ジカルボン酸1
モルと1−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾール2モルとを反応させて得られたジカルボン酸誘導体(活性エステル)27.1g(0.055モル)とヘキサフルオロ−2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン44.7g(0.122モル)をN−メチル−2−ピロリドン70gと共に添加し、室温で2時間攪拌した。その後オイルバスを用いて75℃にて12時間反応させた。
次にN−メチル−2−ピロリドン20gに溶解させた5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物3.94g(0.024モル)を加え、更に12時間攪拌して反応を終了
した。他はNo.1と同様に、再沈、精製を行い目的とするアルカリ可溶性樹脂であるポリアミド樹脂(A―2)を合成した。
合成したポリアミド樹脂(A−2)の分子量を実施例1と同様に測定したところ、重量平均分子量は12000、分子量80,000以上の成分の比率は0.10%であった。
合成したポリアミド樹脂(A−2)10g、下記構造を有する感光性ジアゾキノン(B−1)2.0gをγ―ブチロラクトン20gに溶解した後、0.2μmのフッ素樹脂製フィルターで濾過し、ポジ型感光性樹脂組成物を得た。
その後、実施例1と同様にレリーフパターンの作製を行った。このとき1.0μm膜減りさせる現像時間は30秒であった。感度は380mJ/cm2であり、スカムの発生が無く良好にパターンが開口していることが確認できた。
[ポジ型感光性樹脂組成物の作製]
実施例1のポジ型感光性樹脂の作製において、感光性ジアゾキノン(B−1)2.0gの代わりに下記構造を有する感光性ジアゾキノン(B−2)1.5gを用いた以外は、実施例1と同様に行った。
その後、実施例1と同様にレリーフパターンの作製を行った。このとき1.0μm膜減りさせる現像時間は30秒であった。感度は400mJ/cm2であり、スカムの発生が無く良好にパターンが開口していることが確認できた。
[ポジ型感光性樹脂組成物の作製]
実施例1のポジ型感光性樹脂の作製において、感光性ジアゾキノン(B−1)を2.0gから1.2gに変更し添加した以外は、実施例1と同様に行った。
その後、実施例1と同様にレリーフパターンの作製を行った。このとき1.0μm膜減りさせる現像時間は15秒であった。感度は500mJ/cm2であり、スカムの発生が無く良好にパターンが開口していることが確認できた。
[アルカリ可溶性樹脂の合成]
ジフェニルエーテル−4,4'−ジカルボン酸4.13g(0.016モル)、と1−
ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾール4.32g(0.032モル)とを反応させて得られたジカルボン酸誘導体の混合物(0.016モル)とヘキサフルオロ−2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン7.33g(0.020モル)とを温度計、攪拌機、原料投入口、乾燥窒素ガス導入管を備えた4つ口のセパラブルフラ
スコに入れ、N−メチル−2−ピロリドン57.0gを加えて溶解させた。その後オイルバスを用いて90℃にて12時間反応させた。次にN−メチル−2−ピロリドン7gに溶解させた5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物1.31g(0.008モル)を加え、更に12時間攪拌して反応を終了した。反応混合物を濾過した後、反応混合物を水/メタノール=3/1(容積比)の溶液に投入、沈殿物を濾集し水で充分洗浄した後、真空下で乾燥し、目的のアルカリ可溶性樹脂であるポリアミド樹脂(A−3)を得た。
合成したポリアミド樹脂(A−3)の分子量を実施例1と同様に測定したところ、重量平均分子量は13000、分子量80,000以上の成分の比率は0.65%であった。
合成したポリアミド樹脂(A−3)10g、下記構造を有する感光性ジアゾキノン(B−1)2.0gをγ―ブチロラクトン20gに溶解した後、0.2μmのフッ素樹脂製フィルターで濾過し、ポジ型感光性樹脂組成物を得た。
[レリーフパターンの作製]
[アルカリ可溶性樹脂の合成]
4,4'―オキシジフタル酸無水物17.06g(0.055モル)と2−メチル−2
−プロパノール8.15g(0.110モル)とピリジン10.9g(0.138モル)とを温度計、攪拌機、原料投入口、乾燥窒素ガス導入管を備えた4つ口のセパラブルフラスコに入れ、N−メチル−2−ピロリドン150gを加えて溶解させた。この反応溶液に1−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾール14.9g(0.110モル)をN−メチル−2−ピロリドン30gと共に滴下した後、ジシクロヘキシルカルボジイミド22.7g(0.110モル)をN−メチル−2−ピロリドン50gと共に滴下し、室温で一晩反応させた。その後、この反応溶液にジフェニルエーテル−4,4'−ジカルボン酸1
モルと1−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾール2モルとを反応させて得られたジカルボン酸誘導体(活性エステル)27.1g(0.055モル)とヘキサフルオロ−2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン44.7g(0.122モル)をN−メチル−2−ピロリドン70gと共に添加し、室温で2時間攪拌した。その後オイルバスを用いて90℃にて12時間反応させた。
次にN−メチル−2−ピロリドン20gに溶解させた5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物3.94g(0.024モル)を加え、更に12時間攪拌して反応を終了した。他はNo.1と同様に、再沈、精製を行い目的とするアルカリ可溶性樹脂であるポ
リアミド樹脂(A―4)を合成した。
合成したポリアミド樹脂(A−4)10g、下記構造を有する感光性ジアゾキノン(B−1)2.0gをγ―ブチロラクトン20gに溶解した後、0.2μmのフッ素樹脂製フィルターで濾過し、ポジ型感光性樹脂組成物を得た。
その後、実施例1と同様にレリーフパターンの作製を行った。このとき1.0μm膜減りさせる現像時間は30秒であった。感度は360mJ/cm2であったが、パターン開口部にスカムが発生した。
[ポジ型感光性樹脂組成物の作製]
実施例1のポジ型感光性樹脂組成物の作製において、感光性ジアゾキノン(B−1)を4.5g添加した以外は実施例1と同様に行った。
その後、実施例1と同様にレリーフパターンの作製を行った。このとき1.0μm膜減りさせるための現像時間は90秒であった。感度は180mJ/cm2であったが、パターン開口部にスカムが発生した。
[ポジ型感光性樹脂組成物の作製]
実施例1のポジ型感光性樹脂組成物の作製において、感光性ジアゾキノン(B−1)を0.5g添加した以外は実施例1と同様に行った。
その後、実施例1と同様にレリーフパターンの作製を行った。このとき1.0μm膜減りさせるための現像時間は5秒であったが、パターンは開口しなかった。
Claims (12)
- 分子量80,000以上の成分の含有量が0.5%以下であるアルカリ可溶性樹脂(A)と
感光剤(B)と、
を含むポジ型感光性樹脂組成物であって、
前記アルカリ可溶性樹脂(A)100重量部に対する感光剤(B)の含有量が、10重量部以上40重量部以下であることを特徴とするポジ型感光性樹脂組成物。 - 前記アルカリ可溶性樹脂(A)が、一般式(1)で表される繰り返し単位を有する化合物である請求項1に記載のポジ型感光性樹脂組成物。
- 前記感光剤(B)がジアゾナフトキノン化合物である、請求項1または2に記載のポジ型感光性樹脂組成物。
- さらに、フェノール性水酸基を有する化合物(C)を含むものである、請求項1乃至3のいずれかに記載のポジ型感光性樹脂組成物。
- 請求項1乃至7に記載のポジ型感光性樹脂組成物の硬化物で構成されていることを特徴とする硬化膜。
- 請求項8に記載の硬化膜で構成されていることを特徴とする保護膜。
- 請求項8に記載の硬化膜で構成されていることを特徴とする絶縁膜。
- 請求項8に記載の硬化膜を有していることを特徴とする半導体装置。
- 請求項8に記載の硬化膜を有していることを特徴とする表示体装置。
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