JP2009167914A - 斜板式圧縮機 - Google Patents

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Hiroyuki Makishima
弘幸 牧島
Akiyoshi Kameda
明芳 亀田
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Abstract

【課題】斜板を軽量化しながら、充分な強度を得る。
【解決手段】駆動軸3側に相対回転可能に連結され、駆動軸3の回転に伴って揺動し、この揺動角度を調整可能な斜板5と、連結部材7,7を介して斜板5に連結され、斜板5の揺動によって軸方向に駆動されるピストン9とを有する斜板式圧縮機1において、斜板5を、アルミニウム合金で作ると共に、斜板5の一面にリブ11を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、車両用空調装置に用いられる斜板式圧縮機に関する。
従来より、斜板の傾斜角度が固定の斜板式圧縮機では、軽量化のために斜板をアルミニウム系金属で作成したものがあった。しかし、斜板の傾斜角度が可変できる斜板式圧縮機では、斜板をアルミニウム系金属とすることができなかった。これは、斜板の強度を一定以上とするためには、アルミミウム系金属では厚みを厚くする必要がある。しかし、厚みを厚くすると、斜板とピストンをクリアランスなく一対のピストンシューを介して係合できないため、斜板の傾斜角度を可変する斜板式圧縮機では、斜板を鉄系金属で形成していた。
一方、斜板式圧縮機としては、斜板を回転させないで揺動のみを行う構造のものがあるが(特許文献1参照)、このような構造の斜板式圧縮機にあっても、斜板は上記と同様の理由によって鉄系金属製とするのが通常であった。
特開2004−293388号公報
しかし、斜板を鉄系金属製とすると、上記と同様に斜板式圧縮機が重量化する、斜板を含む回転系のアッセンブリの質量が重くなって斜板の揺動角度の変更が容易にできない等の問題がある。
そこで、この発明は、斜板を軽量化しながら充分な強度が得られると共に、斜板の軽量化によって揺動角度の変更も容易にできる斜板式圧縮機の提供を目的としている。
請求項1に記載の斜板式圧縮機は、駆動軸側に相対回転可能に連結され、前記駆動軸の回転に伴って揺動し、この揺動角度を調整可能な斜板と、前記斜板に連結部材を介して揺動自在に連結され、前記斜板の揺動によって軸方向に駆動されるピストンとを有する斜板式圧縮機であって、前記斜板が、鉄系材料より軽量な材料で作られていると共に、前記連結部材との連結箇所の間で、前記斜板の少なくとも一面にリブを設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載された斜板式圧縮機であって、前記斜板が、アルミニウム系材料で作られていることを特徴とする。
請求項1に記載された斜板式圧縮機は、斜板を鉄系材料より軽量な材料(例えば、アルミニウム合金:軽金属合金)で作ったことによって軽量化されると共に、斜板は、少なくとも一面にリブ(力骨)を設けたことにより、鉄系金属に対して、同等の厚さ(薄さ)でありながら同等の強度を得ることができる。
また、斜板と共に、斜板式圧縮機も軽量化されるだけでなく、斜板を含む回転系のアッセンブリも軽量化されるから、斜板の揺動角を迅速、容易に調整することができる。
また、斜板の揺動角を減少させるウェイトは、斜板の軽量化に伴って、同等の復元力を維持しながら斜板の軽量化に見合っただけ軽量化することが可能になり、ウェイトの軽量化によって、デストローク状態から斜板の揺動角を増大させることができなくなることが防止されると共に、制御可能な回転数範囲をそれだけ広く設定することが可能になる。
請求項2に記載された斜板式圧縮機は、斜板は、アルミニウム系材料で作り、リブを設けたので、軽量化されながら充分な強度が得られると共に、コストを低減できる。
また、連結部材(ピストンシュー)と摺動しない斜板は、アルミニウム系材料で作っても磨耗の恐れはない。
また、ウェイトの軽量化によって、デストローク状態からでも斜板の揺動角を容易に増大させることができ、制御可能な回転数範囲を広く設定することができる。
<第1実施形態>
図1〜図4を参照しながら斜板式圧縮機1の説明をする。図1と図2は斜板式圧縮機1の縦断面図、図3は斜板5の斜視図、図4は斜板式圧縮機1の回転系のアッセンブリ71の斜視図である。
斜板式圧縮機1は、車両用空調装置に用いられており、斜板式圧縮機1によって断熱圧縮された高温高圧の冷媒ガスは、コンデンサ(凝縮器)で液化し、膨張弁で絞り膨張し、エバポレータ(蒸発器)で冷風を作り出しながら加熱されて気化し、斜板式圧縮機1に戻って断熱圧縮される。なお、冷媒ガスには適量の潤滑オイルが混入されている。
図1及び図2に示すように、斜板式圧縮機1は、フロントハウジング13と、シリンダブロック15と、バルブプレート17と、リヤハウジング19を有し、フロントハウジング13はボルト21でシリンダブロック15に固定され、リヤハウジング19とバルブプレート17はボルトでシリンダブロック15に固定されている。
フロントハウジング13には、エンジンの回転が入力する入力プーリ23がボールベアリング25によって支持され、入力プーリ23と駆動軸3の間には電磁摩擦クラッチ27が設けられている。電磁摩擦クラッチ27は、フロントハウジング13に固定された電磁コイル29と、駆動軸3に連結されたアーマチャ31などからなり、電磁コイル29を励磁するとアーマチャ31が吸引され入力プーリ23と接触して連結され、励磁を解除するとアーマチャ31が入力プーリ23から離れて連結が解除され、入力プーリ23と駆動軸3との断続が行われる。
フロントハウジング13とシリンダブロック15との間にはクランク室33が形成され、クランク室33には潤滑オイルが封入されている。シリンダブロック15には、6個のシリンダ35が周方向等間隔に形成されており、ピストン9は各シリンダ35に係合している。
リヤハウジング19には各シリンダ35と連通する冷媒吸入室37と冷媒吐出室39が形成されており、バルブプレート17とシリンダ35との間には吸入弁付きの吸入口41が、バルブプレート17と冷媒吐出室39との間には吐出弁付きの吐出孔43がそれぞれ設けられている。冷媒吸入室37は冷媒流路を介してエバポレータ側に接続され、冷媒吐出室39は冷媒流路を介してコンデンサ側に接続されている。また、リヤハウジング19には冷媒吸入室37と冷媒吐出室39とに連通するコントロールバルブ45が配置されている。
駆動軸3はニードルベアリング47,49によって両端部をフロントハウジング13とシリンダブロック15に支持され、シリンダブロック15との間には駆動軸3に掛かるスラスト力を受けるスラストベアリング51が配置されている。駆動軸3にはラグ53が圧入固定されており、駆動軸3の外周にはジャーナル55が揺動自在に配置され、ラグ53とジャーナル55は連結板57とピン59,59とによって揺動自在に連結されている。ラグ53とフロントハウジング13との間にはスラストベアリング51と反対方向のスラスト力を受けるスラストベアリング61が配置されている。また、図4のように、ジャーナル55には、連結板57及びピン59,59の周方向反対側に、ウェイト63(バランサ)が一体に設けられている。
斜板5はボールベアリング65を介してジャーナル55の外周に相対回転可能に連結されており、ピストンシュー7,7は半球状に形成され、斜板5の外縁部にそれぞれの平面側を向けて配置されている。斜板5は連結部材であるピストンシュー7,7を介して各ピストン9と揺動自在に連結されている。ジャーナル55側の回転はボールベアリング65等によってほぼ遮断されており、斜板5はジャーナル55と共に回転せずに揺動する。
また、斜板5は、図3及び図4に示すように、鉄系合金製より軽量の金属のアルミニウム合金製である。斜板5には、ピストンシュー7,7とピストンシュー7,7との間に半径方向に延びるリブ11が設けられている。これによって、鉄系合金製の場合と同等の薄さにしながら、鉄系合金製と同等の強度を得ている。
入力プーリ23に入力したエンジンからの回転トルクは駆動軸3(ラグ53)を回転させ、この回転は連結板57とピン59,59を介してジャーナル55に伝達され、ジャーナル55の回転に伴って斜板5は揺動しながら、その揺動角(傾斜角)に応じたストロークで各ピストン9を軸方向に往復移動させ、冷媒をストロークに応じた量で吸入、圧縮、吐出する。
ジャーナル55はスプリング67などによって軸方向に保持されており、コントロールバルブ45はクランク室33の圧力と各シリンダ35の吸入側圧力との差圧を制御することにより、スプリング67に抗して斜板5とジャーナル55を軸方向に移動させる。
斜板5がシリンダブロック15側に移動すると斜板5の揺動角(各ピストン9のストローク)が小さくなり、図2のように揺動角が零(デストローク)になるとストロークと吐出量が最小になる。このときジャーナル55と接触してその位置を保持するスプリング69が駆動軸3に嵌装されている。また、斜板5がラグ53側に移動すると揺動角とストロークが大きくなり、図1のように揺動角が最大になるとストロークと吐出量も最大になる。
各ピストン9を圧縮する際に発生する圧縮反力は、斜板5(ジャーナル55)の揺動角を大きくする方向の軸方向力として働き、ジャーナル55が回転するときウェイト63に掛かる遠心力は、揺動角を小さくする方向の復元力(揺動角を増大させる上記軸方向力に対向する抵抗力)として働く。
また、ピストン9とシリンダ35との間には適度な隙間が形成されており、圧縮行程においてこの隙間から潤滑オイルを含んだ冷媒ガスがブローバイガスとなってクランク室33内へ吹き付けられ、そのオイルは斜板5とラグ53とジャーナル55などの回転によって撹拌され、冷媒と混合してオイルミストになり、斜板5とジャーナル55間のボールベアリング65、ピストン9とピストンシュー7,7の半球面(摺動部)などを潤滑・冷却する。
次に、斜板式圧縮機1の効果を説明する。
アルミニウム合金製の斜板5は、軽量化されると共に、鉄系金属製と同等の薄さでありながら、リブ11を設けたことによって鉄系金属製と同等に充分な強度を得ている。
また、回転しない斜板5は、ピストンシュー7,7と摺動することはなく、アルミニウム合金で作っても磨耗の恐れはない。
また、斜板5と共に、斜板式圧縮機1も軽量化されるだけでなく、斜板5を含む回転系のアッセンブリ71(図4)も軽量化されるから、斜板5の揺動角を迅速、容易に調整することができる。アルミニウム合金で作った斜板5は、低コストでもある。
さらに、斜板5が軽量化されたから、ジャーナル55のウェイト63は、同等の復元力を維持しながら、斜板5の軽量化に見合っただけ軽量化することができ、その結果、デストローク状態からでも斜板5の揺動角を容易に増大させることが可能になり、制御可能な回転数範囲をそれだけ広く設定することが可能になる。
[本発明の範囲に含まれる他の態様]
なお、本発明は上述した実施形態のみに限定解釈されるものではなく、本発明の技術的な範囲内で様々な変更が可能である。
例えば、斜板のリブは、シリンダブロック側の面に設けても、あるいは、両面に設けてもよい。
斜板式圧縮機1の縦断面図である。 斜板式圧縮機1の縦断面図である。 斜板5の斜視図である。 回転系のアッセンブリ71の斜視図である。
符号の説明
1 斜板式圧縮機
3 駆動軸
5 斜板
7 ピストンシュー(連結部材)
9 ピストン
11 リブ

Claims (2)

  1. 駆動軸(3)側に相対回転可能に連結され、前記駆動軸(3)の回転に伴って揺動し、この揺動角度を調整可能な斜板(5)と、前記斜板(5)に連結部材(7,7)を介して揺動自在に連結され、前記斜板(5)の揺動によって軸方向に駆動されるピストン(9)とを有する斜板式圧縮機(1)であって、
    前記斜板(5)が、鉄系材料より軽量な材料で作られていると共に、
    前記連結部材(7,7)との連結箇所の間で、前記斜板(5)の少なくとも一面にリブ(11)を設けたことを特徴とする斜板式圧縮機(1)。
  2. 請求項1に記載された発明であって、
    前記斜板(5)が、アルミニウム系材料で作られていることを特徴とする斜板式圧縮機(1)。
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