JP2009133252A - 可変容量型片側斜板式圧縮機 - Google Patents

可変容量型片側斜板式圧縮機 Download PDF

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Abstract

【課題】可変容量型片側斜板式圧縮機の最小容量運転時に発生する斜板の振動を防止する。
【解決手段】ラグプレート13のラグアーム38、39は対向面40、42が垂線Yに対して角度αを有する傾斜面に形成されている。斜板に設けた斜板アーム45、46は外側の面47、48がラグプレート13側に向け、駆動軸8の中心軸線Xに対して拡大するように傾斜している。面47、48先端部の間隔は斜板アーム45、46が対向面40、42の間に挿入される寸法である。対向面40、42下端側の間隔は圧縮機の最小容量運転の時、面47、48の先端部下端が実質的に部分接触する程度に設定されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、車両用空調装置に用いられる可変容量型片側斜板式圧縮機に関し、特に容量変更を行なうための斜板と前記斜板に回転を伝達するラグプレートとのヒンジ機構に関する。
特許文献1に開示されたヒンジ機構は以下の構成を有する。可変容量型片側斜板式圧縮機(以下、単に圧縮機という)の駆動軸に固定されたロータの後面に、斜板側に向かって一体に突設された2つのロータ側突起によって係合溝が形成されている。斜板の前面には、係合溝と対向する部分に2つの斜板側突起がロータ側に向かって突設されている。
各斜板側突起は、その先端側が係合溝内にそれぞれ入り込んでいる。また、各斜板側突起は、その側面が係合溝の内面を構成するロータ側突起側面に対してそれぞれ平面的に当接係合可能となっている。即ち、ロータ側突起の各側面と斜板側突起の各側面とは平行となるように構成されている。これらの構成により、ロータの回転力は、一方のロータ側突起及び同突起に当接係合する一方の斜板側突起を介して斜板に伝達される。また、容量変更のために斜板の傾斜角度が変更されると、斜板側突起が係合溝内を移動し、ロータ側突起の側面との当接位置が変位される。
特開2004−68757号公報
特許文献1に開示された構成を有するヒンジ機構において、係合溝内における斜板側突起の移動を円滑にするためにロータ側突起と斜板側突起とのクリアランスを大きく設定すると、圧縮機自体の振動によりガタ付きが生じ、騒音の発生源となる。この問題を解消するためには前記クリアランスを小さく設定すればよいが、逆に斜板側突起の移動時に抵抗が生じ、容量変更の制御性が悪くなる。従って、これらの現象の最もバランスのとれたクリアランスを求めるために、従来、厳しい交差管理を必要としていた。
しかし、クラッチレス方式の圧縮機においては、斜板が最小傾斜角度である最小容量運転時の場合であっても、斜板はエンジン等の駆動源側と接続し、回転を継続している。このため、前記したように厳しい交差管理によって圧縮機自体の振動の影響を無くした圧縮機であっても、エンジン側の回転変動が回転伝達手段を通して圧縮機側に伝わり、斜板の振動により騒音が発生するという問題がある。
圧縮機の最小容量運転時以外の運転中はシリンダボアにおける冷媒ガスの圧縮圧力によりヒンジ機構における連結状態が強く維持され、エンジン側の影響による斜板の振動が生じ難い。しかし、圧縮機の最小容量運転時には、冷媒ガスの圧縮圧力がほとんど無くなり、エンジン側の振動の影響を斜板が直接受け、斜板の振動及び騒音の発生を生じる。このような問題を解消するためには、前記したクリアランスの厳しい交差管理をさらに厳しく行なう必要がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされてものであり、本発明の目的は、可変容量型片側斜板式圧縮機の最小容量運転時に発生する斜板の振動を抑制することにある。
請求項1に記載の発明は、ハウジング内の駆動軸に固定されたラグプレート、前記駆動軸に遊嵌された斜板及び前記ラグプレートと前記斜板とを連結するヒンジ機構を備え、前記斜板が最大傾斜角度から最小傾斜角度へ揺動する時、前記ヒンジ機構の連結位置が前記駆動軸側へ移動する可変容量型片側斜板式圧縮機において、前記ラグプレートに間隔を開けて設けた少なくとも一対のラグアーム及び前記斜板に設けられるとともに前記一対のラグアームの各対向面の間に挿入される少なくとも1つの斜板アームによって前記ヒンジ機構を形成し、前記一対のラグアームにおける各対向面の間隔を前記駆動軸側に向けて縮小させたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、圧縮機の最小容量運転時に前記ラグアームと前記斜板アームとの間のクリアランスを、一対のラグアームにおける各対向面の間隔が変わらないものと比較して、小さくすることができるため、エンジン等の駆動源側の影響による斜板の振動及び騒音の発生を抑制することができる。一方、圧縮機の最大容量運転、又は、中間容量運転(最小容量運転と最大容量運転との間の容量における運転)中は前記ラグアームと前記斜板アームとの間のクリアランスを適切に取ることができるため、前記斜板アームの動きを円滑にし、容量変更時の制御性を高めることができる。
請求項2に記載の発明は、前記一対のラグアームの各対向面に対応する前記斜板アームの各面の間隔を前記ラグプレート側に向けて拡大させたことを特徴とする。従って、前記斜板アームは、その先端側が前記ラグアームと接触可能な状態となり、容量変更時の前記斜板アームの動きをより円滑にすることができる。
請求項3に記載の発明は、前記ラグプレートに一対のラグアームを設け、前記斜板に前記ラグアームの各対向面間に挿入される一対の斜板アームを設けたことを特徴とする。従って、簡単かつ軽量化された状態でヒンジ機構を構成することができる。
本発明によれば、可変容量型片側斜板式圧縮機の最小容量運転時における斜板の振動及び騒音の発生を防止することができる。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係るクラッチレス可変容量型片側斜板式圧縮機(以下、単に圧縮機という)を図1に基づいて説明する。
図1に示した圧縮機は、複数のシリンダボア1aが形成されたシリンダブロック1、シリンダブロック1の前端側に接合されて内部にクランク室2を形成するフロントハウジング3及びシリンダブロック1の後端側に接合されて吸入室4と吐出室5を形成するリヤハウジング6から構成されている。なお、図1の左方を圧縮機の前方、右方を後方として説明する。
圧縮機のハウジングを形成するフロントハウジング3、シリンダブロック1及びリヤハウジング6は、軽量化を図るためアルミ系金属材料により形成され、またフロントハウジング3からリヤハウジング6に通された通しボルト7によって固定され、一体化されている。
フロントハウジング3には、回転自在な駆動軸8がクランク室2の中央付近を貫通するように備えられている。駆動軸8はフロントハウジング3に設けたラジアル軸受9と、シリンダブロック1の中央付近に穿設された軸受孔10に設けたラジアル軸受11により支持されている。また、駆動軸8の前部を支持するラジアル軸受9の前方には、駆動軸8の周面に亘って摺接する軸封機構12が備えられている。軸封機構12はリップシール部材及びリップシール部材を保持する保持金具から構成され、クランク室2内の冷媒ガスがフロントハウジング3と駆動軸8の間から漏洩することを防止している。駆動軸8の前端は図示しない動力伝達機構を介してエンジン等の駆動源と連結されているが、前記動力伝達機構はベルト及びプーリーの組み合わせからなるクラッチレス機構で構成され、動力が常時伝達されている。
クランク室2内において、駆動軸8には鋳鉄製のラグプレート13が一体回転可能に固定されている。ラグプレート13の後方側には、容量変更機構を構成する斜板14が駆動軸8の軸線方向へスライド可能及び揺動可能に駆動軸8上に遊嵌され、支持されている。斜板14はラグプレート13との間に介在されたヒンジ機構15によって連結され、駆動軸8との同期回転及び駆動軸8上での揺動ができるように構成されている。
ラグプレート13とフロントハウジング3との間にはスラスト軸受16が介在されている。また、スラスト軸受16を潤滑する潤滑流路17がラグプレート13とフロントハウジング3との間に形成されている。潤滑流路17はその一端がクランク室2に開口し、他端が前記スラスト軸受16から直接軸封機構12に至る流路と、スラスト軸受16及び駆動軸8の前部を支持するラジアル軸受9を経て軸封機構12に至る流路とを備えている。また、潤滑流路17は駆動軸8の軸芯に穿設された図示しない軸孔流路を介してシリンダブロック1の中心側に形成した軸受孔10に連通している。
駆動軸8におけるラグプレート13と斜板14との間にはコイルスプリング18が巻装されているほか、コイルスプリング18により後方へ付勢される筒状体19が摺動可能に駆動軸8に嵌挿されている。斜板14はコイルスプリング18の付勢力により筒状体19を介して常に後方へ、即ち斜板14の傾斜角度が減少する方向(斜板が立つ方向)へ押圧されている。なお、斜板14の傾斜角度とは、駆動軸8に直交する仮想面と斜板14の面とにより成す角度である。
斜板14の前部にはストッパ部20が突設されている。図1に示すように、ストッパ部20はラグプレート13と当接することにより、斜板14の最大傾斜角度の位置を規定している。斜板14の後方における駆動軸8にはサークリップ21が取り付けられ、サークリップ21の前方において斜板14との間に位置するようにコイルスプリング22が巻装されている。コイルスプリング22はその前部が斜板14の後面と当接することにより、斜板14の最小傾斜角度の位置を規定している。また、コイルスプリング22は圧縮機最小容量運転から中間容量運転へ切り換わる時に斜板14を傾斜する方向へ復帰させるための機能も有する。
シリンダブロック1の各シリンダボア1aには、片頭型のピストン23がそれぞれ往復移動可能に収容され、ピストン23の頭部側はシリンダボア1a内における圧縮室24を区画形成する。各ピストン23の頚部23aは、シュー25を介して斜板14の外周面を跨ぐ様にして斜板14に連結されている。駆動軸8の回転に伴う斜板14の回転は、シュー25を介して各ピストン23を前後方向に往復移動する。なお、ピストン23における頚部23aの外周面はピストン23頭部の外周面より僅かに駆動軸8側に変位した段差を有し、シリンダボア1aの壁面との間に隙間Sを形成している。
一方、シリンダブロック1の後部側は弁座板、吸入弁及び吐出弁等からなる弁形成体26を介してリヤハウジング6の前部側と接合されている。リヤハウジング6の中心側に形成した吸入室4は弁形成体26に設けた吸入ポート28により圧縮室24と連通している。また、リヤハウジング6の外周側に形成した吐出室5は、弁形成体26に設けた吐出ポート30により圧縮室24と連通している。吸入室4の冷媒ガスはピストン23が上死点位置から下死点位置へ移動することにより、吸入ポート28を介して圧縮室24内に吸入される。圧縮室24内に吸入された冷媒ガスは、ピストン23が下死点位置から上死点位置へ移動することにより圧縮され、所定の圧力に高められた状態で吐出ポート30から吐出室5へ吐出される。
斜板14の傾斜角度は、斜板14の遠心力に起因する回転運動のモーメントと、ピストン23の往復慣性力によるモーメントと、冷媒ガスの圧力によるモーメント等の各モーメントとの相互バランスに基づき決定される。冷媒ガスの圧力によるモーメントは、圧縮室24内の圧力とピストン23の前面に作用するクランク室2内の圧力との相関に基づいて発生するモーメントであり、クランク室2内の圧力変動に応じて斜板14の傾斜角度の増大方向又は減少方向に作用する。
圧縮機では、クランク室2内の圧力を調節するため、例えば電磁弁等の容量制御弁31がクランク室2と吐出室5とを繋ぐ連通路32の途中に配設されている。容量制御弁31はクランク室2内の冷媒ガスを調整して冷媒ガスの圧力によるモーメントを変更し、斜板14の傾斜角度を最小傾斜角度から最大傾斜角度の間の任意の角度に設定する。容量制御弁31により傾斜角度を変更された斜板14はその傾斜角に応じてピストン23のストロークを変更し、吐出室5へ吐出する冷媒ガスの容量を変更する。
リヤハウジング6に形成された吸入ポート33は図示しない外部冷媒回路に接続するとともに吸入通路34を介して吸入室4に連通する。また、吸入通路34の途中には吸入通路34の開度を調節する制御弁35が配置されている。なお、36はクランク室2と吸入室4を連通する抽気通路であり、37はクランク室2側の連通路32と制御弁35とを連通する分岐路である
本発明の第1の実施形態におけるヒンジ機構15を図2〜図6に基づいて詳細に説明する。図3及び図4において、ラグプレート13はほぼ円形状に形成され、その上端側に一対のラグアーム38、39が斜板14側に突出して設けられている。なお、ラグアーム38、39はラグプレート13に一体成型されたものである。ラグアーム38、39は駆動軸8の中心軸線Xを通る垂線Yを挟んで所定の間隔で配置されている。ラグアーム38のラグアーム39に向けた対向面40は垂線Yに対して角度αを有する傾斜面に形成されている。また、ラグアーム38の基部に当たる当接面41は図1に示すように、駆動軸8に向けて斜板14側に近づく傾斜面で形成されている。ラグアーム39は垂線Yに対してラグアーム38と対象となるように配設されており、ラグアーム38と同様に垂線Yに対して角度αの傾斜面を有する対向面42及び傾斜面で形成された当接面43を有している。従って、対向面40、42の間隔は傾斜面のために駆動軸8側に向けて縮小した形態に構成されている。なお、44はラグプレート13のバランスウェイトである。
一方、図5及び図6に示すように、斜板14は円形状に形成され、その上端側でラグプレート13側に突出して設けられた一対の斜板アーム45、46が一体成型されている。斜板アーム45、46はそれぞれ平板状に形成され、それらの外側の面47、48がラグプレート13側に向け駆動軸8の中心軸線Xに対してβの角度で拡大するように傾斜して設けられている。なお、49及び50はそれぞれ斜板14に接続する斜板アーム45、46の基部を示し、また51は斜板14のバランスウェイトである。斜板14の最小傾斜角度において斜板アーム45、46がラグアーム38、39に連結されている状態を図2に示している。
斜板アーム45、46における各面47、48の先端部の間隔は図4に示すように、ラグアーム38、39における対向面40、42の間隔内に挿入される寸法で設定されている。また、対向面40、42の下端側の間隔は斜板アーム45、46が駆動軸8側に最も移動した時、即ち、斜板14が最小傾斜角度となる圧縮機の最小容量運転の時、各面47、48の先端部の下端が実質的に部分接触する程度に設定されている。斜板アーム45、46が駆動軸8から離れる方向に移動した時、即ち斜板14が最大傾斜角度側に揺動した圧縮機の最小容量運転時以外の運転時(最大容量運転時、又は、中間容量運転時)、傾斜面によって対向面40、42の間隔が広がる。このため対向面40、42と面47、48との間に適度なクリアランスが保たれ、斜板アーム45、46の円滑な移動が保証される。
図1及び図2に示すように、斜板アーム45、46がラグアーム38、39の対向面40、42の間に挿入されてヒンジ機構15が構成された時、斜板アーム45、46の先端52、53の一部はそれぞれラグアーム38、39の当接面41、43に接触している。この接触状態は斜板14の最小傾斜角度から最大傾斜角度に至る斜板アーム45、46の移動の間常に維持されている。
以上のように構成された第1の実施形態の作用を以下に説明する。
容量制御弁31の制御により圧縮機が最大容量で運転される場合、斜板14は図1に示した最大傾斜角度に設定される。この時、斜板アーム45、46は駆動軸8から最も離れた上方位置(図1及び図4の仮想線参照)においてラグアーム38、39の一方(ラグプレート13の回転方向に対して後方側に位置するラグアーム)と連結し、回転伝達が行なわれる。容量制御弁31により容量変更が行なわれると、斜板14は変更された容量に応じた傾斜角度まで揺動される。従って、斜板アーム45、46は図4の仮想線位置から駆動軸8側に移動した位置でラグアーム38、39の一方と連結する。容量変更に伴う斜板アーム45、46の移動は、ラグアーム38、39の対向面40、42に形成された傾斜面により斜板アーム45、46の面47、48との間に適度なクリアランスが存在するため、円滑に行なわれる。
圧縮機が最小容量で運転されると、斜板14は図1の仮想線で示した最小傾斜角度になるため、斜板アーム45、46は駆動軸8側に移動し、図4の実線で示した最下位置に達する。この位置では、ラグアーム38、39における傾斜した対向面40、42と斜板アーム45、46における傾斜した面47、48との組み合わせにより、斜板アーム45、46先端の面47、48下部が共にラグアーム38、39基部側の対向面40、42に実質的に部分接触する状態となる。従って、圧縮機の最小容量運転時に、エンジン等の回転変動による振動が圧縮機に伝達されても、斜板14はラグプレート13と一体化されているため、斜板14の振動や騒音等の発生を防止することができる。
斜板14が所定の傾斜角度に揺動する場合、ラグアーム38、39と斜板アーム45、46との接触状態が僅かであるため、斜板アーム45、46は小さな力で駆動軸8から離れる側に移動され、圧縮機の運転が円滑に再開される。
前記した本発明の第1の実施形態は、以下の作用効果が得られる。
(1)圧縮機の最小容量運転時で時は、ラグアーム38、39と斜板アーム45、46とを実質的な接触状態に置くことができるので、エンジン等の駆動源の影響による斜板14の振動、騒音の発生を防止することができる。
(2)ラグアーム38、39と斜板アーム45、46とは部分的に接触する構成であるため、圧縮機が最小容量運転から中間容量運転への切り替えを円滑に行なうことができる。
(3)斜板アーム45、46をラグプレート13に向けて拡大するように傾斜させるという簡単な構成により、ラグアーム38、39に対する斜板アーム45、46の接触を最小限に押さえることができる。
本発明は、前記した実施形態の構成に限定されるものではなく本発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、次のように実施することができる。
(1)斜板アーム45、46は前記実施形態のように一対として構成する必要は無く、1つのアームで構成しても同様の効果を得ることができる。
(2)斜板アーム45、46の上下方向の高さをラグアーム38、39の上下方向の高さに対して適切に設定することにより、斜板アーム45、46はラグプレート13側に向けて平行に形成しても斜板アーム45、46の基部側がラグアーム38、39に接触し、斜板アーム45、46の移動を阻害するような現象を防止することができる。
(3)コイルスプリング22を無くした構成でも本発明を実施することができる。
(4)本発明は、クラッチレス可変容量型片側斜板式圧縮機に特殊な用途のためにクラッチを介在させた圧縮機においても実施することができる。
クラッチレス可変容量型片側斜板式圧縮機の断面図である。 ヒンジ機構を示す平面図である。 ラグプレートを示す平面図である。 図3の背面図である。 斜板を示す平面図である。 図5の背面図である。
符号の説明
1 シリンダブロック
2 クランク室
3 フロントハウジング
6 リヤハウジング
8 駆動軸
13 ラグプレート
14 斜板
15 ヒンジ機構
18、22 コイルスプリング
23 ピストン
31 容量制御弁
38、39 ラグアーム
40、42 対向面
41、43 当接面
45、46 斜板アーム
47、48 面

Claims (3)

  1. ハウジング内の駆動軸に固定されたラグプレート、前記駆動軸に遊嵌された斜板及び前記ラグプレートと前記斜板とを連結するヒンジ機構を備え、前記斜板が最大傾斜角度から最小傾斜角度へ揺動する時、前記ヒンジ機構の連結位置が前記駆動軸側へ移動する可変容量型片側斜板式圧縮機において、
    前記ラグプレートに間隔を開けて設けた少なくとも一対のラグアーム及び前記斜板に設けられるとともに前記一対のラグアームの各対向面の間に挿入される少なくとも1つの斜板アームによって前記ヒンジ機構を形成し、前記一対のラグアームにおける各対向面の間隔を前記駆動軸側に向けて縮小させたことを特徴とする可変容量型片側斜板式圧縮機。
  2. 前記一対のラグアームの各対向面に対応する前記斜板アームの各面の間隔を前記ラグプレート側に向けて拡大させたことを特徴とする請求項1に記載の可変容量型片側斜板式圧縮機。
  3. 前記ラグプレートに一対のラグアームを設け、前記斜板に前記ラグアームの各対向面間に挿入される一対の斜板アームを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の可変容量型片側斜板式圧縮機。
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