JP2009166676A - 機器組付け構造 - Google Patents

機器組付け構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2009166676A
JP2009166676A JP2008007023A JP2008007023A JP2009166676A JP 2009166676 A JP2009166676 A JP 2009166676A JP 2008007023 A JP2008007023 A JP 2008007023A JP 2008007023 A JP2008007023 A JP 2008007023A JP 2009166676 A JP2009166676 A JP 2009166676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engaged
vehicle
meter
engaging
engagement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008007023A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Uehara
剛 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008007023A priority Critical patent/JP2009166676A/ja
Publication of JP2009166676A publication Critical patent/JP2009166676A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】ビスや組付けのための専用部品が不要で、部品点数や車両重量の増加を抑制できる機器組付け構造を得る。
【解決手段】メータ本体18の下部には、インストルメントアッパパネル14内に配設されたインパネリインフォース26に向けて第1係合部28が形成され、メータ本体18の側部には、インストルメントアッパパネル14に向けて第2係合部30が形成されている。インパネリインフォース26には、第1係合部28と係合可能な第1被係合部32が設けられ、インストルメントアッパパネル14には、第2係合部30と係合可能な第2被係合部34が設けられている。第1係合部28の軸部28Aは第1被係合部32内を摺動可能であり、第1係合部28の軸部28Aが第1被係合部32内をメータ本体18の組付け位置に向かって摺動するのに伴って第2係合部30が非係合位置から第2被係合部34との係合位置に向かって移動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、インストルメントパネル内に固定された取付部材に機器を固定する機器組付け構造に関する。
下記特許文献1には、インストルメントパネル内のリインフォースに設置基台を設け、ビスを用いて設置基台と計器類を固定した構造が開示されている。
特開平11−321385号公報
しかしながら、上記先行技術では、専用部品としての設置基台や、設置基台と計器類を固定するためのビスを用いるため、部品点数が増加すると共に車両重量が増加する。
本発明は上記事実を考慮し、ビスや組付けのための専用部品が不要で、部品点数や車両重量の増加を抑制できる機器組付け構造を得ることが目的である。
請求項1の発明は、インストルメントパネル内に固定された取付部材に機器を固定する機器組付け構造であって、前記機器から前記取付部材に向けて形成された第1係合部と、前記機器から前記インストルメントパネルに向けて形成された第2係合部と、前記取付部材に形成されると共に前記第1係合部と係合可能な第1被係合部と、前記インストルメントパネルに形成されると共に前記第2係合部と係合可能な第2被係合部と、を備え、前記第1係合部が前記第1被係合部内を摺動可能であり、前記第1係合部が前記第1被係合部内を前記機器の組付け位置に向かって摺動するのに伴って前記第2係合部と前記第2被係合部とが非係合位置から係合位置に向かって移動することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の機器組付け構造において、前記第1係合部が前記機器の下方側に突出するように形成されており、前記機器が下方側に配置された前記取付部材に組付けられ、前記第1係合部が前記第1被係合部内を摺動するときに前記機器の下面部が前記取付部材の上面部を摺動可能であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の機器組付け構造において、前記機器が計器であり、前記取付部材が車体補強用のリインフォースであることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の機器組付け構造において、前記機器の上部を覆うように取付けられた車両用内装部材と、前記車両用内装部材から前記機器に向けて形成された第3係合部と、前記機器に形成されると共に前記第3係合部と係合可能な第3被係合部と、を備えることを特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、機器からインストルメントパネル内に固定された取付部材に向けて第1係合部が形成されており、機器からインストルメントパネルに向けて第2係合部が形成されている。機器をインストルメントパネル内の取付部材に組付ける際には、第1係合部を取付部材に形成された第1被係合部に挿入して第1被係合部内を摺動させる。また、インストルメントパネルには第2被係合部が設けられており、第1係合部が第1被係合部内を機器の組付け位置に向かって摺動するのに伴って、第2係合部が非係合位置から第2被係合部との係合位置に向かって移動する。そして、機器の第1係合部が取付部材の第1被係合部に係合されると共に、機器の第2係合部がインストルメントパネルの第2被係合部に係合され、機器が取付部材及びインストルメントパネルに固定される。このため、ビスや組付けのための専用部品を用いることなく、機器を取付部材及びインストルメントパネルに組付け、位置決めすることが可能であり、部品点数や車両重量の増加を抑制することができる。
請求項2記載の本発明によれば、第1係合部が機器の下方側に突出するように形成されており、機器を取付部材に組付ける際には、第1係合部を下方側に配置された取付部材の第1被係合部に挿入して第1被係合部内を摺動させる。第1係合部が第1被係合部内を摺動するときに、機器の下面部が取付部材の上面部を摺動し、機器の重量が取付部材で支えられる。そして、第1係合部が第1被係合部に係合することで、機器が取付部材に組付けられる。従って、第1係合部と第1被係合部の摺動時に機器の重量が取付部材で支えられるため、作業者の作業負担を軽減することができる。
請求項3記載の本発明によれば、機器が計器であり、取付部材が車体補強用のリインフォースであるので、計器の第1係合部がリインフォースの第1被係合部に係合されると共に、計器の第2係合部がインストルメントパネルの第2被係合部に係合され、計器がリインフォース及びインストルメントパネルに固定される。これにより、ビスや組付けのための専用部品を用いることなく、計器をリインフォース及びインストルメントパネルに組付け、位置決めすることが可能であり、部品点数や車両重量の増加を抑制することができる。
請求項4記載の本発明によれば、車両用内装部材の組付け時には、車両用内装部材から機器に向けて形成された第3係合部を、機器の上方側から機器に形成された第3被係合部に係合させる。これによって、車両用内装部材が機器の上部を覆うように取付けられる。このため、ビスや組付けのための専用部品を用いることなく、車両用内装部材を機器に組付け、位置決めすることができる。また、インストルメントパネルと取付部材と車両用内装部材の3部品にまたがる機器の組付け、位置決めが可能である。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る機器組付け構造は、ビスや組付けのための専用部品が不要であり、部品点数や車両重量の増加させることなく機器を組付けることができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る機器組付け構造は、機器を組付ける際に機器の重量が取付部材で支えられ、作業者の作業負担を軽減することができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る機器組付け構造は、計器をリインフォースに組付ける際に、ビスや組付けのための専用部品が不要で、部品点数や車両重量の増加を抑制できるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る機器組付け構造は、車両用内装部材を機器に組付ける際に、ビスや組付けのための専用部品が不要で、部品点数や車両重量の増加を抑制できるという優れた効果を有する。
以下、図1〜図3を用いて、本発明に係る機器組付け構造の一実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
図1には、本実施形態に係る機器組付け構造が適用された車室内の前方側が示されている。この図に示されるように、車両10のボデー本体11には車室12が設けられており、車室12の前方には、車両後方側に斜め下方に湾曲するように張り出したインストルメントアッパパネル14が配設されている。インストルメントアッパパネル14の下部には、車両後方側に張り出した位置から下方に湾曲して車両前方側に延びたインストルメントロアパネル16が配設されている。
インストルメントアッパパネル14の車両幅方向の中央部付近には、機器としてのメータ本体18が組付けられており、メータ本体18の上部には、インストルメントアッパパネル14の上面に沿って車両用内装部材としてのメータクラスタ20が取付けられている。メータクラスタ20は、インストルメントアッパパネル14の上面とほぼ連続した湾曲形状に形成されている。メータ本体18の車室12側の面には、図示しない計器類が配設されている。また、インストルメントアッパパネル14の下部におけるインストルメントロアパネル16の中央部付近には、車両上下方向に沿って、図示しないフロントヒータやオーディオ部品等が取付けられる開口部22が形成されている。
図2には、メータ本体18を組付けるための機器組付け構造の分解斜視図が示されている。この図に示されるように、インストルメントアッパパネル14内の下方側には、車両幅方向に沿って取付部材としてのインパネリインフォース26が固定されている。インパネリインフォース26は、車体補強用の剛性部材からなり、断面が略ハット形状に形成され、開口が上方側を向いている。
メータ本体18の下面部には、下方側のインパネリインフォース26に向けて突出する第1係合部28が設けられている。第1係合部28は、車両幅方向に間隔をおいて2個設けられている。第1係合部28は、車両上下方向に沿って断面が円形の軸部28Aを備えており、軸部28Aの先端にはフランジ部28Bが形成されている。メータ本体18の一方の側面部(図2中の幅方向右側)には、車両幅方向に沿って突出する第2係合部30が設けられている。第2係合部30は、舌片状とされ、その面が横方向に配置されてインストルメントアッパパネル14の取付部14Aに向けて張り出すように形成されている。
インパネリインフォース26の車両前後方向の前端部26Aには、ほぼ水平な平面状の上面部26Bが形成されている。前端部26Aには、メータ本体18の第1係合部28と対向する位置に、第1係合部28と係合可能な第1被係合部32が2個形成されている。第1被係合部32は、略L字状の開口部からなり、インパネリインフォース26の前端部26Aの端縁から車両前後方向に沿って形成された導入部32Aと、導入部32Aの後端(終端)部から車両幅方向に沿って形成された奥側開口部32Bと、奥側開口部32Bの端部に形成された円孔部32Cと、を備えている。
導入部32Aは、第1係合部28のフランジ部28Bの外径よりも大きな幅を有しており、フランジ部28Bを上下方向に挿通可能な大きさに形成されている。奥側開口部32Bは、車両前後方向の幅が第1係合部28の軸部28Aの外径とほぼ同じか、又は軸部28Aの外径より若干小さく形成されている。また、インパネリインフォース26の前端部26Aをフランジ部28Bの上面とメータ本体18の下面部との間で挟み込むことができるように、前端部26Aの板厚と、フランジ部28Bの上面とメータ本体18の下面部との間隔が設定されている。そして、フランジ部28Bを奥側開口部32Bの下方側に突き出してフランジ部28Bとメータ本体18の下面部との間でインパネリインフォース26の前端部26Aを挟んだ状態で、第1係合部28の軸部28Aを奥側開口部32Bの車両幅方向奥側(図2中の幅方向右側)に摺動可能となっている。すなわち、フランジ部28Bとメータ本体18の下面部との間でインパネリインフォース26の前端部26Aを挟み込むことで、メータ本体18の車両上下方向(高さ方向)の位置決めが可能である。また、第1係合部28の軸部28Aを導入部32Aの後端側及び奥側開口部32Bの車両幅方向奥側に摺動させる際には、メータ本体18の下面部がインパネリインフォース26の上面部26Bを摺動可能となっている。
第1係合部28の軸部28Aが円孔部32Cに挿入された位置がメータ本体18の組付け位置となっている。円孔部32Cの内径は、軸部28Aが車両前後方向及び車両幅方向に動かないように円孔部32Cにぴったりと嵌り込むような大きさに設定されている。第1係合部28の軸部28Aが奥側開口部32Bから円孔部32Cに摺動される際には、軸部28A等が奥側開口部32Bで弾性変形して円孔部32Cに嵌り込むようになっている。軸部28Aが円孔部32Cに嵌り込むことで、メータ本体18の車両前後方向と車両幅方向の補助的な位置決めが可能である。
インストルメントアッパパネル14の取付部14Aは、車両上下方向に沿って配設されており、取付部14Aには、メータ本体18の第2係合部30と対向する位置に、第2係合部30と係合可能な第2被係合部34が形成されている。第2被係合部34は、車両前後方向に沿って配置された長孔を備えており、舌片状の第2係合部30が挿入可能な大きさに形成されている。第2被係合部34の長孔の長さと、第2係合部30の車両前後方向の長さは、第2係合部30が第2被係合部34に挿入されたときに第2係合部30が車両前後方向にガタつかないような長さに設定されている。これによって、メータ本体18の車両前後方向の位置決めが可能である。また、第2係合部30には、車両上下方向に弾性変形可能な係合爪30Aが形成されており、第2係合部30が第2被係合部34内に挿入されたときに、係合爪30Aが第2被係合部34の長孔の周縁部内側面に係合可能となっている。係合爪30Aが第2被係合部34の長孔の周縁部内側面に係合されることで、メータ本体18の車両幅方向の位置決めが可能である。
このとき、第1係合部28の軸部28Aが第1被係合部32の円孔部32Cに挿入されると同時に、第2係合部30の係合爪30Aが第2被係合部34の長孔の周縁部内側面に係合されるように、第1係合部28と第1被係合部32、及び第2係合部30と第2被係合部34の位置関係が設定されている。
メータ本体18の第2係合部30と反対側の側面部(図中の車両幅方向左側)には、車両幅方向に沿って突出する板状の第3被係合部36が設けられている。第3被係合部36には、車両前後方向に沿って長孔36Aが形成されている。また、メータクラスタ20の車両幅方向の一端部(図中の車両幅方向左側)には、第3被係合部36と対向する位置に、第3被係合部36に向けて突出する第3係合部38が設けられている。第3係合部38は、舌片状とされ、第3被係合部36の長孔36Aに挿入可能な大きさに形成されている。第3係合部38の長さと、第3被係合部36の長孔36Aの長さは、第3係合部38が第3被係合部36の長孔36Aに挿入されたときに第3係合部38が車両前後方向にガタつかないような長さに設定されている。これによって、メータクラスタ20の車両幅方向の一端部側の車両前後方向と車両幅方向の位置決めが可能である。
また、第3係合部38には、車両幅方向に弾性変形可能な係合爪38Aが形成されており、係合爪38Aが長孔36Aの周縁部下面に(弾性的に)係合可能となっている。これによって、メータクラスタ20の車両幅方向の一端部側の車両上下方向(高さ方向)の位置決めが可能である。また、メータクラスタ20の車両幅方向の他端部(図中の車両幅方向右側)は、図示しないクリップによりインストルメントアッパパネル14の取付部(図示省略)に係合可能な構成となっている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図2に示されるように、メータ本体18をインストルメントアッパパネル14内のインパネリインフォース26に組付ける際には、メータ本体18の下部に設けられた2個の第1係合部28を、インパネリインフォース26の上方側からそれぞれ第1被係合部32の導入部32Aに挿入する。そして、メータ本体18をインパネリインフォース26の平面状の上面部26Bの上に置く。この状態で、メータ本体18の下面部をインパネリインフォース26の上面部26Bと摺動させながら、第1係合部28の軸部28Aを第1被係合部32の導入部32A内に沿って車両後方に摺動させ、さらに軸部28Aを奥側開口部32B内に沿って車両幅方向内側に摺動させる。その際、軸部28Aの先端のフランジ部28Bとメータ本体18の下面部との間でインパネリインフォース26の前端部26Aを挟み込んだ状態で、第1係合部28の軸部28Aが奥側開口部32Bの車両幅方向奥側(図2中の幅方向右側)に摺動する。これによって、メータ本体18が車両上下方向(高さ方向)に位置決めされる。
第1係合部28の軸部28Aが第1被係合部32の奥側開口部32B内をメータ本体18の組付け位置(図2中の幅方向右側)に向かって摺動するのに伴って、メータ本体18の側部に設けられた第2係合部30が第2被係合部34内に挿入され、第2係合部30が非係合位置から第2被係合部34との係合位置に向かって移動する。その際、第1係合部28の軸部28Aは、弾性変形しながら第1被係合部32の奥側開口部32Bから円孔部32Cに移動する。そして、第1係合部28が第1被係合部32の円孔部32Cに係合されると同時に、第2係合部30の係合爪30Aが第2被係合部34の周縁部内側面に係合される。これによって、メータ本体18が車両前後方向と、車両幅方向に位置決めされると共に、インパネリインフォース26及びインストルメントアッパパネル14の取付部14Aに固定される。このため、メータ本体18のガタツキなどの発生が抑制される。
このようなメータ本体18の組付け構造では、ビスや組付けのための専用部品を用いることなく、メータ本体18をインパネリインフォース26及びインストルメントアッパパネル14に位置決めしつつ組付けることができる。従って、部品点数や車両重量の増加を防止又は抑制することができる。
また、メータ本体18の第1係合部28の軸部28Aが第1被係合部32内に摺動するときに、メータ本体18の下面部がインパネリインフォース26の上面部26Bを摺動するため、メータ本体18の重量がインパネリインフォース26で支えられる。このため、メータ本体18の重量をインパネリインフォース26で支えながらメータ本体18をインパネリインフォース26及びインストルメントアッパパネル14に組付けることができ、作業者の作業負担を軽減することができる。
さらに、メータクラスタ20を組付ける際には、メータクラスタ20をメータ本体18の上方側から覆うようにして、メータクラスタ20の第3係合部38をメータ本体18の第3被係合部36の長孔36Aに挿入する。これによって、メータクラスタ20の車両幅方向の一端部側が車両前後方向及び車両幅方向に位置決めされる。そして、第3係合部38の係合爪38Aを長孔36Aの周縁部下面に係合させると共に、メータクラスタ20のクリップ(図示省略)をインストルメントアッパパネル14に係合させることで、メータクラスタ20がメータ本体18の上部に取付けられる。これによって、メータクラスタ20が車両上下方向に位置決めされる。このため、ビスや組付けのための専用部品を用いることなく、メータクラスタ20をメータ本体18に位置決めしつつ組付けることができる。また、インパネリインフォース26とインストルメントアッパパネル14とメータクラスタ20の3部品にまたがるメータ本体18の係合、位置決め構造を実現できる。
このようなメータ本体18に組付け構造では、作業者がメータ本体18を取付ける際の作業負担を軽減することができるため、メンテナンス時にメータ本体18の交換などが容易となる。また、メータ本体18を取外して、メータ本体18の裏側に取付けられたヒューズボックス(図示省略)を容易に交換することができ、メンテナンス時の作業者の取扱い性が向上すると共に、低コスト化が可能となる。
一方、図3には、比較例に係るメータ本体102の組付け構造が示されている。この図に示されるように、メータ本体102の上部には、車両幅方向両側に車両上下方向に沿って取付部104が設けられており、取付部104にビス挿通孔105が形成されている。メータ本体102の下部に設けられた基台106の下部には、車両幅方向両側に略L字状の取付部108が設けられており、取付部108にビス挿通孔109が形成されている。そして、メータ本体102の側から取付部104のビス挿通孔105及び取付部108のビス挿通孔109にそれぞれビス110を挿入し、締結工具112を用いてビス110を図示しないインストルメントパネル及びリインフォースに締付けることで、メータ本体102がインストルメントパネル及びリインフォースに取付けられる。
この方法では、複数のビス110を用いてメータ本体102をインストルメントパネル及びリインフォースに締結するので、部品点数が多くなり、コストアップにつながると共に、組付け工数が多くなる。また、メンテナンス等でメータ本体102を交換する際には、ビス110を落とさないように取外す必要があり、作業が煩雑となる。また、メータ本体102をボルトとナットによりインストルメントパネル及びリインフォースに取付ける場合でも、同様に部品点数が多くなり、コストアップにつながると共に、取付け及び取外し作業が煩雑となる。
これに対して、本実施形態では、ビスを用いることなく、メータ本体18をインパネリインフォース26及びインストルメントアッパパネル14に取付けることができ、部品点数が少なく、メータ本体18の取付時の作業負担を軽減できる。また、メンテナンス時にビスを落とさないように取外す作業が不要となり、取扱い性が向上する。
〔上記実施形態の補足説明〕
第1係合部28と第1被係合部32、第2係合部30と第2被係合部34、第3係合部38と第3被係合部36の形状は、上記実施形態に限定されず、他の構成でもよい。第1係合部28はL字状の開口部であったが、例えば、鍵穴状や瓢箪形の開口でもよい。また、第1係合部が第1被係合部内を車両幅方向に沿って摺動してから車両前後方向に摺動して第1係合部と第1被係合部とが係合される構成でもよい。
また、上記実施形態では、第1係合部28をメータ本体18の下部に設け、第2係合部28をメータ本体18の側部に設けたが、これに限定されず、他の位置に設けてもよい。例えば、第1係合部が第1被係合部内を車両幅方向に沿って摺動してから車両前後方向に摺動して第1係合部と第1被係合部とが係合される構成の場合には、第2係合部30と第2被係合部34は車両前後方向に沿って対向する位置に設けることができる。
また、上記実施形態では、メータ本体18をインパネリインフォース26に取付けたが、パイプ状のインパネリインフォースに取付けられたブラケットを利用してメータ本体18を取付けてもよい。
上記実施形態では、メータ本体18を組付ける構造であったが、これに限定されず、従来、ビス又はボルトとナットを用いて取付部材に取付ける他の機器について、本発明を適用することができる。機器としては、例えば、ECU(エレクトロニック・コントロール・パネル)部品、オーディオ部品、ヒータなどがある。
例えば、インストルメントパネルにオーディオ部品を取付ける場合には、リインフォース、インストルメントパネルに第2被係合部、第3係合部を設けると共に、オーディオクラスタに第3係合部を設けることができる。また、例えば、インストルメントパネルの裏側にECU部品を取付ける場合には、リインフォースに代わる部材として、ボデーフロアを用いることができる。この場合、ボデーフロア、インストルメントパネルに第1被係合部、第2被係合部を設けることができる。
一実施形態に係るメータ本体の組付け構造が適用された車両の車室内を示す斜視図である。 図1に示すメータ本体の組付け構造の全体構成を示す分解斜視図である。 比較例に係るメータ本体の組付け構造を示す斜視図である。
符号の説明
10 車両
14 インストルメントアッパパネル(インストルメントパネル)
18 メータ本体(機器)
20 メータクラスタ(車両用内装部材)
26 リインフォース(取付部材)
26B 上面部
28 第1係合部
30 第2係合部
32 第1被係合部
34 第2被係合部
36 第3被係合部
38 第3係合部

Claims (4)

  1. インストルメントパネル内に固定された取付部材に機器を固定する機器組付け構造であって、
    前記機器から前記取付部材に向けて形成された第1係合部と、
    前記機器から前記インストルメントパネルに向けて形成された第2係合部と、
    前記取付部材に形成されると共に前記第1係合部と係合可能な第1被係合部と、
    前記インストルメントパネルに形成されると共に前記第2係合部と係合可能な第2被係合部と、を備え、
    前記第1係合部が前記第1被係合部内を摺動可能であり、
    前記第1係合部が前記第1被係合部内を前記機器の組付け位置に向かって摺動するのに伴って前記第2係合部と前記第2被係合部とが非係合位置から係合位置に向かって移動することを特徴とする機器組付け構造。
  2. 前記第1係合部が前記機器の下方側に突出するように形成されており、前記機器が下方側に配置された前記取付部材に組付けられ、
    前記第1係合部が前記第1被係合部内を摺動するときに前記機器の下面部が前記取付部材の上面部を摺動可能であることを特徴とする請求項1に記載の機器組付け構造。
  3. 前記機器が計器であり、前記取付部材が車体補強用のリインフォースであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の機器組付け構造。
  4. 前記機器の上部を覆うように取付けられた車両用内装部材と、
    前記車両用内装部材から前記機器に向けて形成された第3係合部と、
    前記機器に形成されると共に前記第3係合部と係合可能な第3被係合部と、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の機器組付け構造。
JP2008007023A 2008-01-16 2008-01-16 機器組付け構造 Pending JP2009166676A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008007023A JP2009166676A (ja) 2008-01-16 2008-01-16 機器組付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008007023A JP2009166676A (ja) 2008-01-16 2008-01-16 機器組付け構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009166676A true JP2009166676A (ja) 2009-07-30

Family

ID=40968371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008007023A Pending JP2009166676A (ja) 2008-01-16 2008-01-16 機器組付け構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009166676A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021084567A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 豊田合成株式会社 部材の取付構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021084567A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 豊田合成株式会社 部材の取付構造
JP7172965B2 (ja) 2019-11-29 2022-11-16 豊田合成株式会社 部材の取付構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2695775A1 (en) Vehicle bumper mounting structure
JP6281203B2 (ja) クロスメンバ
JP6030152B2 (ja) 車両の運転席を設置するための構造
JP2009166676A (ja) 機器組付け構造
JP5464731B2 (ja) 電気接続箱の取付構造、および電気接続箱
JPWO2013105462A1 (ja) 車体の側面構造
JP2010023749A (ja) 車両用インストルメントパネル上面部支持構造
JP5867106B2 (ja) 内装部材の取付構造及びインストルメントパネル構造
JP2010111136A (ja) 内装部材の取付構造
JP2008114736A (ja) 自動車のバッテリ支持構造
JP5961502B2 (ja) バンパ取付け用リテーナ
JP2006306330A (ja) シフトレバー装置の組付け構造及び組付け方法
JP5569870B2 (ja) ブラケット構造
JP2010221774A (ja) 車載用機器のボルト締結部構造
JP6256373B2 (ja) インパネモジュールの取付構造
JP2006123746A (ja) 車室の室内構造
JP5120236B2 (ja) 車両用インストルメントパネルにおけるセンターロアパネルの組付構造
JP4809274B2 (ja) インストルメントパネル取付部構造
JP2007030711A (ja) インストルメントパネルの取付構造
JP5257349B2 (ja) 車載機器の取り付け構造
JP5454322B2 (ja) バッテリパックの着脱構造及びその取外し方法
JP5038767B2 (ja) ステアリングコラム取付部構造
JP5432685B2 (ja) 自動車のインパネ取付け構造
JP2015058877A (ja) バックドアガーニッシュ
KR101240861B1 (ko) 자동차용 공조시스템의 마운팅구조