JP2009165873A - 遊技機 - Google Patents

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Takaaki Ichihara
高明 市原
Shigeki Inaba
重貴 稲葉
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

【課題】 主制御手段の処理負担を軽減することができる遊技機を提供する。
【解決手段】 主制御回路11は、入力信号に基づいて、演出主コマンド信号あるいは終
了主コマンド信号を副制御回路21に出力する。副制御回路21は、演出主コマンド信号
が入力されると演出副コマンド信号を、終了主コマンド信号が入力されると終了副コマン
ド信号を表示制御回路31に出力する。同時に、スピーカ25及びランプ26を制御する
ための音指示情報及びランプ指示情報を音源IC23及びランプ駆動回路24に出力する
。さらに、終了主コマンド信号が入力されてから演出主コマンド信号が入力されない状態
が設定時間継続したことを条件に、所定の演出動作を示す開始副コマンド信号を表示制御
回路31に出力するとともに、音指示情報及びランプ指示情報を音源IC23及びランプ
駆動回路24に出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関する。
遊技機、例えば、パチンコ機は、図7に示すように、被制御機器、被制御機器を制御す
る被制御機器制御回路、被制御機器を駆動する被制御機器駆動回路、被制御機器制御回路
にコマンド信号を出力するともに被制御機器駆動回路に駆動信号を出力する主制御回路等
を有している。被制御機器としては、表示装置(例えば、液晶表示装置やドット表示装置
等)、スピーカ、ランプ(例えば、LED)、大入賞口を開閉する大入賞口開閉部材等が
用いられている。また、被制御機器制御回路としては、表示装置を制御する表示制御回路
、スピーカを制御する音制御回路、ランプを制御するランプ制御回路等が用いられている
。また、被制御機器駆動回路としては、大入賞口開閉部材を駆動する大入賞口開閉部材駆
動回路等が用いられている。
従来の遊技機では、主制御回路は、入力信号や記憶回路に記憶されている制御プログラ
ム等に基づいて、表示制御回路、音制御回路、ランプ制御回路等の被制御機器制御回路そ
れぞれにコマンド信号を出力するように構成されている。(特許文献1参照)
特開2002−292084号公報
従来の遊技機では、主制御回路は、表示制御回路、音制御回路、ランプ制御回路等の被
制御機器制御回路それぞれに、各演出動作毎にコマンド信号を出力するように構成されて
いるため、主制御回路におけるコマンド信号の出力処理に要する処理負担が大きい。また
、近年、遊技機の動作が複雑化しており、それに伴って主制御回路の処理負担が増加する
傾向にある。
一方、遊技機では、使用可能な主制御回路が定められているため、主制御回路の処理能
力には限界がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、主制御回路の処理負担を軽減することがで
きる遊技機を提供することである。
前記課題を解決するための本発明の第1発明は、演出動作を示す演出主コマンド信号と
、演出動作の終了を示す終了主コマンド信号を出力可能な主制御手段と、演出主コマンド
信号が入力されると、入力された演出主コマンド信号で示されている演出動作が実行され
るように被制御機器を制御し、終了主コマンド信号が入力されると、演出動作が終了する
ように被制御機器を制御し、さらに、終了主コマンド信号が入力されてから演出主コマン
ド信号が入力されない状態が設定時間継続したことを条件に所定の演出動作が実行される
ように被制御機器を制御する副制御手段を備えている。
なお、本発明では、「演出動作」は、遊技者に遊技結果や遊技状態等を報知する演出動
作を意味する。例えば、始動信号の入力(抽選条件の成立)に起因して行った抽選により
取得した抽選情報の判定結果や客待状態(始動信号が入力されてなく、且つ抽選情報が保
留されていない状態)であること等を、表示装置、スピーカ、ランプ等を用いて報知する
ことによって実行される。
また、副制御手段による被制御機器の制御方法としては、被制御機器の駆動回路に指示
情報を出力する方法や被制御機器を制御する被制御機器制御装置にコマンド信号を出力す
る方法を用いることができる。
また、主制御手段から終了主コマンド信号が出力されてから設定時間の計時動作を開始
することは、副制御手段に終了主コマンド信号が入力されてから設定時間の計時動作を開
始することと同義であり、主制御手段から終了主コマンド信号が出力されてから設定時間
の計時動作を開始することは、本発明の、副制御手段に終了主コマンド信号が入力されて
から設定時間の計時動作を開始する概念に含まれる。
請求項1に記載の遊技機では、主制御手段と副制御手段を設けるとともに、演出動作を
、主制御手段が管理する演出動作と副制御手段が管理する演出動作に分け、主制御手段は
、主制御手段が管理する演出動作に関する主コマンド信号のみを出力し、副制御手段は、
主制御手段が管理している演出動作の内容、開始時期及び終了時期(演出動作態様)は主
コマンド信号で指示され、副制御手段が管理している演出動作の内容、開始時期及び終了
時期(演出動作態様)は主コマンド信号に基づいて判断している。
これにより、主制御手段は、主制御手段が管理している演出動作に関する主コマンド信
号の出力処理のみを実行すればよいため、主制御手段の処理負担が軽減される。また、副
制御手段により複数の被制御機器を制御する場合には、主制御手段は、副制御手段により
制御される複数の被制御機器それぞれにコマンド信号を出力する必要がないため、主制御
手段の処理負担が一層軽減される。
本発明の第1の実施の形態の概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態の動作を説明するフローチャート図である。 本発明の第1の実施の形態の動作を説明するフローチャート図である。 本発明の第1の実施の形態の動作を説明するフローチャート図である。 本発明の第1の実施の形態の動作を説明するタイミングチャート図である。 本発明の第1の実施の形態の概略構成図である。 従来例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の第1の実施の形態の概略構成図を図1に示す。本実施の形態は、本発明をパチ
ンコ機として構成したものである。
本実施の形態は、主制御回路(主制御手段)11と、被制御機器制御回路(被制御機器
制御手段)と、被制御機器とを備えている。被制御機器制御回路としては、副制御回路(
副制御手段)21、表示制御回路(表示制御手段)31等が用いられている。被制御機器
としては、スピーカ(音発生手段)25、ランプ(光発生手段)26、液晶表示装置やド
ット表示装置等の表示装置(表示手段)38等を有している。主制御回路11は主制御基
板10に配設され、副制御回路21は副制御基板20に配設され、表示制御回路31は表
示制御基板30に配設されている。
なお、これ以外にも、賞球制御基板に配設されている賞球制御回路等の被制御機器制御
回路、賞球装置や大入賞口を開閉する大入賞口開閉部材等の被制御機器、大入賞口開閉部
材を駆動する大入賞口開閉部材駆動回路等の被制御機器駆動回路等を備えている。
主制御基板10には、インターフェース回路(入力インターフェース回路10a、出力
インターフェース回路10b)、主制御回路11、記憶回路(記憶手段)12等が配設さ
れている。
記憶回路12には、パチンコ機全体の遊技動作を制御する主制御回路11の制御プログ
ラム、当たり判定用乱数プログラム、当たり変動パターン用乱数プログラム、当たり図柄
用乱数プログラム、はずれ変動パターン用乱数プログラム、はずれ図柄用乱数プログラム
等が記憶される。
主制御回路11は、入力インターフェース回路10aを介して入力される、遊技状態を
示す入力信号(遊技球が始動入賞口に入賞あるいは始動ゲートを通過したことを示す始動
信号、遊技球が入賞口に入賞したことを示す入賞信号等)と記憶回路12に記憶されてい
る制御プログラム等に基づいて、出力インターフェース回路10bを介して主コマンド信
号等を出力する。例えば、始動信号の入力に基づいて、変動開始主コマンド信号、停止主
コマンド信号等を副制御回路21に出力する。変動開始主コマンド信号は、変動パターン
主コマンド信号と図柄主コマンド信号により構成される。
主制御回路11は、これ以外にも、賞球主コマンド信号を賞球制御基板に配設されてい
る賞球制御回路に出力したり、駆動信号を大入賞口開閉部材駆動装置に出力する。
副制御基板20には、インターフェース回路(入力インターフェース回路20a、出力
インターフェース回路20b〜20d)、副制御回路21、記憶回路22、音源IC(ス
ピーカ駆動回路)23、ランプ駆動回路24等が配設されている。
記憶回路22には、副制御回路21の制御プログラム、スピーカ25を制御するための
音指示情報やランプ26を制御するためのランプ指示情報、副変動パターン用乱数プログ
ラム等が記憶される。
なお、スピーカ25を制御するための音指示情報やランプ26を制御するためのランプ
指示情報は、主コマンド信号(あるいは副コマンド信号)に対応させて記憶されている。
例えば、変動パターン主コマンド信号あるいは変動開始主コマンド信号(変動パターン主
コマンド信号と図柄主コマンド信号)に対応させて記憶されている。
また、副変動パターン用乱数プログラムによって発生される副変動パターン用の乱数は
、主制御回路11から出力される変動パターン主コマンド信号で示される変動パターンが
副変動パターンを有する場合に、副変動パターンで表示する表示情報(キャラクタの種類
等)を決定するために用いられる(詳細は後述する)。
副制御回路21は、受信・解析モジュール21a、音モジュール21b、ランプモジュ
ール21cとしての機能を備えている。本実施の形態では、受信・解析モジュール21a
、音モジュール21b、ランプモジュール21cをソフトウェアで構成しているが、ハー
ドウェアで構成することもできる。
副制御回路21は、入力インターフェース回路20aを介して入力された主コマンド信
号に基づいて、出力インターフェース回路20bを介して表示制御回路31に副コマンド
信号を出力する。(受信・解析モジュール21a)。
例えば、入力された変動パターン主コマンド信号で示されている変動パターンを示す変
動パターン副コマンド信号と、取得した副変動パターン用の乱数に対応する表示情報を示
す副変動パターン副コマンド信号と、入力された図柄主コマンド信号で示されている図柄
を示す図柄副コマンド信号とにより構成される変動開始副コマンド信号を出力する。ある
いは、入力された停止主コマンド信号で示されている演出動作を終了させる停止副コマン
ド信号を出力する。あるいは、停止主コマンド信号が入力されてから、変動開始主コマン
ド信号が入力されない状態が設定時間継続した場合に客待副コマンド信号を出力する。
また、副制御回路21は、入力された主コマンド信号に基づいて、音指示情報を記憶回
路22から読み出して音源IC23に出力する。音源IC23は、入力された音指示情報
に対応する音制御信号を出力インターフェース回路20cを介してスピーカ25に出力す
る(音モジュール21b)。
また、副制御回路21は、入力された主コマンド信号に基づいて、ランプ指示情報を記
憶回路22から読み出してランプ駆動回路24に出力する。ランプ駆動回路24は、入力
されたランプ指示情報に対応するランプ制御信号を出力インターフェース回路20dを介
してランプ26に出力する(ランプモジュール21c)。
表示制御基板30には、インターフェース回路(入力インターフェース回路30a、出
力インターフェース回路30b)、表示制御回路31、記憶回路32、駆動回路33等が
配設されている。
記憶回路32には、表示制御回路31の制御プログラム、表示装置38を副コマンド信
号に基づいて制御するための表示指示情報等が記憶されている。例えば、変動開始副コマ
ンド信号(変動パターン副コマンド信号及び図柄副コマンド信号、あるいは変動パターン
副コマンド信号と副変動パターン副コマンド信号及び図柄副コマンド信号)、停止副コマ
ンド信号や客待副コマンド信号等に対応させて記憶されている。
表示制御回路31は、入力インターフェース回路30aを介して入力された副コマンド
信号に基づいて、表示装置38を制御するための表示指示情報を駆動回路33に出力する
。駆動回路33は、入力された表示指示情報に基づいて表示制御信号を出力インターフェ
ース回路30bを介して表示装置38に出力する。
本実施の形態では、主制御回路11が本発明の主制御手段に対応し、変動開始主コマン
ド信号(変動パターン主コマンド信号及び図柄主コマンド信号)が本発明の演出主コマン
ド信号に対応し、停止主コマンド信号が本発明の終了主コマンド信号に対応し、副制御回
路21が本発明の副制御手段に対応し、変動開始副コマンド信号(変動パターン副コマン
ド信号及び図柄副コマンド信号、あるいは変動パターン副コマンド信号と副変動パターン
副コマンド信号及び図柄副コマンド信号)が本発明の演出副コマンド信号に対応し、停止
副コマンド信号が本発明の終了副コマンド信号に対応し、客待副コマンド信号が本発明の
開始副コマンド信号に対応する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。本実施の形態では、演出動作を主制御回路11
が管理する演出動作(例えば、抽選情報の判定結果に基づく変動演出動作や大当たり演出
動作等)と副制御回路21が管理する演出動作(例えば、客待時の演出動作)に分け、主
制御回路11は、主制御回路11が管理する演出動作に関する主コマンド信号を副制御回
路21に出力する。副制御回路21は、主コマンド信号が入力されると、主コマンド信号
に対応する副変動パターン副コマンド信号を主コマンド信号に付加して表示制御回路31
に出力するように構成されている。
先に、副コマンド信号について説明する。
遊技の演出を多様化し、遊技に対する遊技者の興趣を高めるために、表示装置に図柄を
変動表示している最中の所定時期に副変動パターンを表示させる変動パターン用いること
がある。副変動パターンとしては、例えば、犬、猫、鳥、兎等のキャラクタ、風景、図柄
等の表示情報を固定あるいは変動表示させるパターンが用いられる。図柄の変動表示中に
副変動パターンが表示される変動パターンを用いることで、変動パターンの種類が増加し
、遊技の演出が多様化する。
しかしながら、このような図柄の変動表示中に副変動パターンを表示させる変動パター
ンを含む複数の変動パターンの中から任意の変動パターンを選択する処理を主制御回路に
実行させると、主制御回路の処理負担が増大する。例えば、副変動パターンに用いられる
表示情報の種類が異なるだけで、表示情報の表示時期や表示態様(位置、移動方向、大き
さ等)は同じである変動パターンが存在する場合でも、主制御回路は、いずれかを選択す
る処理を実行する必要がある。
このような場合には、変動パターンを、表示情報の表示時期や表示態様が定められてい
る副変動パターンを表示する基本変動パターンと、副変動パターンで用いられる表示情報
とによって構成し、基本変動パターンの決定を主制御回路に実行させ、副変動パターンで
用いる表示情報の決定を副制御回路(あるいは、表示制御回路)に実行させることにより
、主制御回路の処理負担を軽減することができる。
すなわち、表示制御回路31の記憶回路32に、基本変動パターン及び副変動パターン
で使用される表示情報に対応させて表示指示情報を記憶させておく。主制御回路11は、
始動信号が入力されると、変動パターン用の乱数を読み取り、読み取った変動パターン用
の乱数に対応する基本変動パターンを示す変動パターン主コマンド信号を出力する。副制
御回路21は、変動パターン主コマンド信号が入力されると、副変動パターン用の乱数を
読み取る。そして、入力された変動パターン主コマンド信号で示され変動パターンを示す
変動パターン副コマンドと読み取った副変動パターン用の乱数に対応する表示情報を示す
副変動パターン副コマンド信号を表示制御回路31に出力する。表示制御回路31は、副
変動パターンコマンド信号で示されている変動パターン及び副変動パターン副コマンド信
号で示されている表示情報に対応する表示指示情報を出力する。なお、副変動パターンで
使用する表示情報を表示制御回路31が選択するように構成することもできる。
次に、主制御回路11の動作を説明する。
主制御回路11は、入力信号に基づいて種々の主コマンド信号を出力する。
例えば、始動信号が入力されると(抽選条件が成立すると)、当たり判定用の乱数を読
み取り、読み取った当たり判定用の乱数が所定値(当たり値)であるか否かを判定する。
当たり判定用の乱数が所定値(当たり値)である場合には、当たり変動パターン用の乱数
及び当たり図柄用の乱数を読み取る。一方、読み取った当たり判定用の乱数が所定値(当
たり値)でない場合には、はずれ変動パターン用の乱数及びはずれ図柄用の乱数を読み取
る。そして、変動パターン(当たり変動パターン用の乱数に対応する当たり変動パターン
あるいははずれ変動パターン用の乱数に対応するはずれ変動パターン)を示す変動パター
ン主コマンド信号と図柄(当たり図柄用の乱数に対応する当たり図柄あるいははずれ図柄
用の乱数に対応するはずれ図柄)を示す図柄主コマンド信号により構成される変動開始主
コマンド信号を主コマンド信号として出力する。
なお、表示装置38に複数の図柄を変動表示させる場合には、各図柄毎に図柄主コマン
ド信号を出力する。例えば、左図柄、中図柄、右図柄を変動表示させる場合には、図柄主
コマンド信号として、左図柄主コマンド信号、中図柄主コマンド信号、右図柄主コマンド
信号を出力する。
また、変動開始主コマンド信号を出力した後、変動開始主コマンド信号に含まれている
変動パターン主コマンド信号で示されている変動パターンの変動時間に対応する時間が経
過した時点で、停止主コマンド信号(確定主コマンド信号)を出力する。
さらに、当たり判定用の乱数が所定値(当たり値)である場合には、停止主コマンド信
号を出力してから所定の停止時間が経過した時点で、大当たり演出開始主コマンド信号を
出力する。同時に、大入賞口開閉部材を駆動制御して、遊技者に有利な特別遊技状態を発
生させる。そして、特別遊技状態が終了すると(例えば、大入賞口開閉部材が設定回数開
制御された場合あるいは特別遊技状態が設定時間継続した場合)、大当たり演出終了主コ
マンド信号を出力する。
また、液晶表示装置38に図柄の変動表示あるいは大当たり演出表示が実施されている
状態で始動信号が入力された場合には、抽選情報、例えば、当たり判定用の乱数を保留球
として記憶する。そして、停止主コマンド信号あるいは大当たり演出終了主コマンド信号
を出力してから所定の待機時間が経過した時点で、保留球として記憶されている抽選情報
の判定結果に基づいた変動開始主コマンド信号を出力する(保留球の消化)。
次に、副制御回路21の動作を、図2〜図4に示すフローチャート図を用いて説明する
。図2〜図4のフローチャート図に示す処理は、適宜の時期に開始される。
ステップS1では、変動開始主コマンド信号が入力されたか否かを判断する。例えば、
変動開始主コマンド信号を構成する変動パターン主コマンド信号が入力されたか否かを判
断する。変動開始主コマンド信号が入力された場合にはステップS2に進み、入力されな
い場合にはステップS11に進む。
ステップS2では、変動開始主コマンド信号がすべて正しく入力されたか否かを判断す
る。例えば、変動開始主コマンド信号を構成する変動パターン主コマンド信号と左図柄主
コマンド信号、中図柄主コマンド信号及び右図柄主コマンド信号が全て正しく入力された
か否かを判別する。変動開始主コマンド信号が全て正しく入力された場合にはステップS
3に進み、入力されなかった場合にはリターンする。
ステップS3では、タイマ3に第3の設定時間を設定(第3の設定時間を計時するタイ
マ3をセット)する。ステップS3では、タイマ3の第3の設定時間として、例えば、「
−1」秒を設定する。
なお、本実施の形態では、後述するステップS25のタイマ3の減算処理において、タ
イマ3の値が正の場合にタイマ3の値を減算し、タイマ3の値が「0」あるいは負の場合
にタイマ3の値を減算しないように構成されている。
ステップS4では、変動開始設定処理を実行した後、ステップS5に進む。変動開始設
定処理では、例えば、入力された変動パターン主コマンド信号で示されている変動パター
ンに対応するパターンの音(変動音)をスピーカ25から出力させるための音指示情報、
変動パターンに対応するパターンでランプ26を点灯させる(変動ランプ)ためのランプ
指示情報を記憶回路22から読み取る準備、変動開始副コマンド信号を出力する準備を行
う。変動開始副コマンド信号を出力する準備としては、例えば、入力された変動パターン
主コマンド信号で示されている変動パターンを示す変動パターン副コマンド信号、入力さ
れた図柄主コマンド信号で示されている図柄を示す図柄副コマンド信号、副変動パターン
用の乱数を読み取り、読み取った副変動パターン用の乱数に対応する表示情報を示す副変
動パターン副コマンド信号を出力する準備を行う。
ステップS5では、変動開始副コマンド信号を出力した後、ステップS6に進む。同時
に、音指示情報及びランプ指示情報の出力を開始する。
ステップS6では、タイマ1及びタイマ2に第1の設定時間及び第2の設定時間を設定
(第1の設定時間を計時するタイマ1及び第2の設定時間を計時するタイマ2をセット)
した後、リターンする。なお、第1の設定時間としては、変動パターン主コマンド信号で
示されている変動パターンの変動時間より短い時間が設定され、第2の設定時関としては
、変動パターン主コマンド信号で示されている変動パターンの変動時間より長い時間が設
定される。
ステップS11では、停止主コマンド信号が入力されたか否かを判断する。停止主コマ
ンド信号が入力された場合にはステップS12に進み、停止主コマンド信号が入力されて
いない場合にはステップS21に進む。
ステップS12では、タイマ1がタイムアップしているか否か(第1の設定時間が経過
しているか否か)を判断する。タイマ1がタイムアップしていない場合にはステップS1
3に進み、タイムアップしている場合にはステップS14に進む。
ステップS13では、エラー処理を実行する。エラー処理では、例えば、エラー情報コ
マンド信号を出力する。勿論、エラー処理では、これ以外の種々の処理を実行することが
できる。
このステップS12及びS13は、変動パターン主コマンド信号で示されている変動パ
ターン(基本変動パターン)の変動時間に対応する第1の設定時間が経過する前に停止主
コマンド信号が入力された場合にエラー処理を実行するためのステップである。
ステップS14では、待機状態設定処理を実行した後、ステップS15に進む。待機状
態設定処理では、例えば、図柄を停止表示させた後の待機時に表示装置38に待機パター
ン(待機表示)を表示させるための停止副コマンド信号を出力する準備、待機時にスピー
カ25から待機パターン音(待機音)を発生させるための音指示情報や、待機時に待機パ
ターン(待機ランプ)でランプ26を点灯させるためのランプ指示情報を記憶回路22か
ら読み取る準備を行う。
ステップS15では、停止副コマンド信号を出力した後、ステップS16に進む。同時
に、待機時の音指示情報及びランプ指示情報の出力を開始する。停止副コマンド信号とし
ては、例えば、入力された停止主コマンド信号を用いることができる。
なお、待機時に表示装置38に図柄副コマンド信号で示されている図柄を表示させるよ
うに構成することができる。また、待機時に、スピーカ25から音を発生させないように
構成したり、ランプ26を点灯させないように構成することもできる。
ステップS16では、タイマ3に第3の設定時間を設定した後、リターンする。本実施
の形態では、ステップS16では、タイマ3の設定時間として、表示装置38、スピーカ
25、ランプ26の最大待機時間、例えば、120秒が設定される。タイマ3は、停止主
コマンド信号が入力されてから、変動開始副コマンド信号(例えば、変動パターン副コマ
ンド信号)が入力されない状態が最大待機時間継続したことを判別する計時手段として用
いられている。
ステップS21では、前回停止副コマンド信号あるいは客待副コマンド信号を出力して
から変動開始副コマンド信号を出力したか否かを判断する。変動開始副コマンド信号を出
力した場合にはステップS22に進み、変動開始副コマンド信号を出力していない場合に
はリターンする。
ステップS22では、前回変動開始副コマンド信号を出力してから停止副コマンド信号
を出力したか否かを判断する。停止副コマンド信号を出力した場合にはステップS26に
進み、停止副コマンド信号を出力していない場合にはステップS23に進む。ステップS
22は、変動開始主コマンド信号が入力されて変動開始副コマンド信号を出力した後停止
主コマンド信号の入力を待機している状態であるか、変動開始主コマンド信号及び停止主
コマンド信号が入力された状態であるかを判断するためのものである。
ステップS23では、タイマ2がタイムアップしたか否か(第2の設定時間が経過して
いるか否か)を判断する。タイマ2がタイムアップしている場合にはステップS24に進
み、タイマ2がタイムアップしていない場合にはステップS25に進む。
ステップS24では、エラー処理を実行する。エラー処理では、例えば、エラー情報コ
マンド信号を出力する。勿論、エラー処理では、これ以外の種々の処理を実行することが
できる。
このステップS23及びS24は、変動パターン主コマンド信号で示されている変動パ
ターン(基本変動パターン)の変動時間に対応する第2の設定時間が経過しても停止主コ
マンド信号が入力されない場合にエラー処理を実行するためのステップである。
ステップS25では、タイマ3の減算処理を実行する。本実施の形態では、ステップS
25において、タイマ3の値が正であればタイマ3の値を減算し、タイマ3の値が負であ
ればタイマ3の値を減算しない。すなわち、停止副コマンド信号を出力してステップS1
6でタイマ3に正の値が設定された場合にのみ、ステップS25でタイマ3の減算処理が
行われる。
ステップS26では、タイマ3がタイムアップしたか否か(第3の設定時間が経過して
タイマ3の値「0」になったか否か)を判断する。すなわち、停止主コマンド信号が入力
されてから(あるいは停止副コマンド信号を出力してから)、変動開始主コマンド信号が
入力されない状態が第3の設定時間(最大待機時間)継続したか否かを判断する。タイマ
3がタイムアップしていない場合(タイマ3の値が正の値である場合)にはステップS2
5に進み、タイムアップしている場合(タイマ3の値が「0」である場合)にはステップ
S27に進む。
ステップS27では、前回停止副コマンド信号を出力してから客待副コマンド信号を出
力したか否かを判断する。客待副コマンド信号を出力していない場合にはステップS28
に進み、客待副コマンド信号を出力している場合にはリターンする。
ステップS28では、客待状態設定処理を実行する。客待状態設定処理では、例えば、
待機後の客待時に表示装置38に客待パターン(デモパターン)を表示させる(客待時の
演出表示)ための客待副コマンド信号を出力する準備、客待時にスピーカ25から客待パ
ターンを(客待音)を発生させるための音指示情報や、客待時にランプ26を客待パター
ン(客待ランプ)で点灯させるためのランプ指示情報を記憶回路22から読み取る準備を
行う。
ステップS29では、客待副コマンド信号を出力した後、リターンする。同時に、客待
時の音指示情報及びランプ指示情報の出力を開始する。客待時の演出動作は、主制御回路
から変動開始主コマンド信号が出力されることによって中止される。
なお、客待時に、表示装置38に図柄副コマンド信号で示される図柄を表示させるよう
に構成することができる。また、客待時に、スピーカ25から音を発生させないように構
成したり、ランプ26を点灯させないように構成することもできる。
表示制御回路31は、副制御回路21から出力された副コマンド信号に基づいて表示装
置38を制御するための表示指示情報を出力する。
例えば、変動パターン副コマンド信号、副変動パターン副コマンド信号、左図柄副コマ
ンド信号、中図柄福コマンド信号、右図柄副コマンド信号により構成される変動開始副コ
マンド信号が順に入力される場合、変動パターン副コマンド信号が入力されると、表示装
置38の左図柄表示部、中図柄表示部、右図柄表示部に図柄を高速で変動させる表示指示
情報を記憶回路32から読み出して表示装置38に出力する。そして、副変動パターン副
コマンド信号、左図柄副コマンド信号、中図柄福コマンド信号、右図柄副コマンド信号が
入力されると、変動パターン副コマンド信号、副変動パターン副コマンド信号、左図柄副
コマンド信号、中図柄福コマンド信号、右図柄副コマンド信号に対応する表示指示情報を
記憶回路32から読み出して表示装置38に出力する。
次に、停止副コマンド信号が入力されると、表示装置38に図柄副コマンド信号で示さ
れている図柄を停止表示(確定表示)させるとともに、待機パターン(待機時演出表示)
を表示させる表示指示情報を記憶回路32から読み出して表示装置38に出力する。表示
装置38に表示させる待機パターンとして、図柄副コマンド信号で示されている図柄を表
示させるパターンを用いることもできる。この場合には、停止副コマンド信号が入力され
てから待機期間にわたって、図柄副コマンド信号で示される図柄が表示される。
また、客待副コマンド信号が入力されると、表示装置38に客待パターン(客待演出表
示)を表示させるための表示指示情報を記憶回路32から読み出して表示装置38に出力
する。
本実施の形態の動作の1例を、図5に示すタイミングチャート図により具体的に説明す
る。
時点t1で始動信号が入力されると、主制御回路11は、抽選情報を取得し、取得した
抽選情報の判定結果(抽選結果)に基づいた変動パターン及び左図柄、中図柄、右図柄を
示す変動パターン主コマンド信号及び左図柄主コマンド信号、中図柄主コマンド信号、右
図柄主コマンド信号により構成される変動開始主コマンド信号を出力する。変動開始主コ
マンド信号を構成する各コマンド信号は、例えば、4ms毎に順次出力される。副制御回
路21は、変動パターンコ主マンド信号の受信を契機に受信タイマに値を設定(例えば、
副制御回路21の処理周期を16msとするなら、3周期分の48msを設定)する。そ
して、最後の処理周期内で全てのコマンド信号を受信したか否かの確認及び整合性(当た
りの変動パターンに対して当たり図柄であるか、はずれの変動パターンに対してはずれ図
柄であるか)を判定する。これにより、副制御回路21は、確実に変動開始主コマンド信
号を判別することができる。
そして、副制御回路21は、主制御回路11から変動パターン主コマンド信号が出力さ
れてから(変動パターン主コマンド信号が入力されてから)所定時間T1経過した時点t
2で、変動パターン副コマンド信号、副変動パターン副コマンド信号、左図柄副コマンド
信号、中図柄副コマンド信号、右図柄副コマンド信号により構成される変動開始副コマン
ド信号を出力する。同時に、例えば、変動パターン主コマンド信号で示されている変動パ
ターンに対応する音指示情報及びランプ指示情報を記憶回路22から読み出し、それぞれ
音源IC23及びランプ駆動回路24に出力する。なお、図2に示すステップS6及びS
9のエラー処理が実行される場合には、副制御回路21からエラー情報を出力し、表示装
置38、スピーカ25、ランプ26等に出力させるように構成してもよい。
表示制御回路31は、時点t2で、変動開始副コマンド信号を構成する変動パターン副
コマンド信号が入力されると、表示装置38の左図柄表示部、中図柄表示部、右図柄表示
部に図柄の高速変動表示を開始させる。続けて、副変動パターン副コマンド信号、左図柄
副コマンド信号、中図柄副コマンド信号、右図柄副コマンド信号が入力されると、変動開
始副コマンド信号に対応する図柄を変動表示させる。
主制御回路11は、変動開始主コマンド信号を出力した時点t1から、所定時間T1及
び変動開始主コマンド信号に含まれている変動パターン主コマンド信号で示されている変
動パターンの変動時間に対応する時間T2が経過した時点t3で、停止主コマンド信号を
出力する。
副制御回路21は、停止主コマンド信号が入力されると、停止副コマンド信号を表示制
御回路31に出力する。同時に、待機時における待機パターンの音をスピーカ25から出
力させるための音指示情報、待機パターンでランプ26を点灯させるためのランプ指示情
報を記憶回路22から読み出し、それぞれ音源IC23及びランプ駆動回路24に出力す
る。
表示制御回路31は、停止副コマンド信号が入力されると、表示装置38に、図柄副コ
マンド信号で示される図柄を停止(確定)表示させる。
その後、副制御回路21は、停止主コマンド信号が入力された時点t3から最大待機時
間T3が経過する前に変動開始主コマンド信号が入力されると、同様の処理を繰り返す。
一方、停止主コマンド信号が入力された時点t3から最大待機時間T3が経過しても変動
開始主コマンド信号が入力されない場合には、副制御回路21は、時点t4で客待副コマ
ンド信号を表制御回路31に出力する。同時に、客待時における客待パターンの音をスピ
ーカ25から発生させるための音指示情報、客待パターンでランプ26を点灯させるため
のランプ指示情報を記憶回路22から読み出し、それぞれ音源IC23及びランプ駆動回
路24に出力する。
表示制御回路31は、客待副コマンド信号が入力されると、表示装置38に、客待時の
客待パターンを表示装置38に表示させる。
以上のように、本実施の形態では、演出動作を主制御回路11が管理する演出動作(抽
選情報の判定結果に基づく変動演出動作や大当たり演出動作等)と副制御回路21が管理
する演出動作(客待時の演出動作)に分け、主制御回路11は、主制御回路11が管理す
る演出動作に関する主コマンド信号を副制御回路21に出力し、副制御回路21は、主制
御回路11が管理している演出動作の実施は主制御回路11から出力される主コマンド信
号の入力を契機に行い、副制御回路21が管理している演出動作の実施は主制御回路11
から出力される主コマンド信号に基づいて副制御回路21が時間管理して行う。また、従
来例のように、表示制御回路、音制御回路、ランプ制御回路それぞれに主コマンド信号を
出力するのではなく、副制御回路21に主コマンド信号を出力している。このため、主制
御回路11の主コマンド信号出力のための処理負担が軽減される。
以上の実施の形態では、副制御回路21による被制御機器の制御方法として、表示制御
回路31に副コマンド信号を出力し、音源IC23及びランプ駆動回路24に音指示情報
及びランプ指示情報を出力する方法を用いたが、副制御回路21による被制御機器の制御
方法はこれに限定されない。
例えば、副制御基板20の副制御回路21に、表示制御回路31の機能を有する表示モ
ジュールをプログラムして、表示装置を駆動する駆動回路及び表示装置とのI/F回路と
を副制御基板20に設け、副制御回路21から音指示情報、ランプ指示情報及び表示指示
情報を出力する方法を用いることもできる。
あるいは、音制御回路を有する音制御基板やランプ制御回路を有するランプ制御基板を
設け、表示制御基板と同じように副制御基板に接続して、副制御回路21から表示制御回
路、音制御回路及びランプ制御回路に副コマンド信号を出力する方法を用いることもでき
る。
以下に、表示制御回路、音制御回路及びランプ制御回路等の複数の被制御機器制御回路
に演出動作を実行させるために副制御回路からコマンド信号を出力する第2の実施の形態
を図6により説明する。図6は、パチンコ機として構成した第2の実施の形態の概略構成
図である。
本実施の形態では、主制御基板50、副制御基板60、表示制御基板70、音制御基板
80、ランプ制御基板90、スピーカ85、ランプ96を有している。
また、演出効果を高めるために、複数の表示装置、すなわち、液晶表示装置(第1の表
示手段)78とドット表示装置(第2の表示手段)79を設け、さらに、各表示装置を制
御する液晶表示制御回路(第1の表示制御手段)71とドット表示制御回路(第2の表示
制御手段)74を設けている。本実施の形態では、液晶表示装置78を抽選情報の判定結
果等の演出変動表示を実施するメインの表示装置として用い、ドット表示装置39をサブ
(補助)の表示装置として用いている。もちろん、表示装置の数は適宜選択することがで
きる。
主制御基板50には、入力インターフェース回路50a、出力インターフェース回路5
0b、主制御回路51、記憶回路52等が配設されている。
主制御回路51は、第1の実施の形態と同様に、入力インターフェース回路50aを介
して入力された、遊技状態を示す入力信号と記憶回路52に記憶されている制御プログラ
ム等に基づいて、主制御回路51が管理している演出動作に関する主コマンド信号を出力
インターフェース回路50bを介して出力する。例えば、変動パターン主コマンド信号と
図柄主コマンド信号により構成される変動開始主コマンド信号、停止主コマンド信号、大
当たり演出主コマンド信号等を出力する。
副制御基板60には、入力インターフェース回路60a、出力インターフェース回路6
0b〜60d、副制御回路61、記憶回路62等が配設されている。
記憶回路62には、副制御回路61の制御プログラムや副変動パターン用乱数プログラ
ム等が記憶される。
第1の実施の形態では、受信・解析モジュール、音モジュール及びランプモジュールの
機能を副制御回路に持たせたが、本実施の形態では、音制御回路81とランプ制御回路9
1を設けているため、副制御回路61には受信・解析モジュールの機能を持たせている。
副制御回路61は、入力インターフェース回路60aを介して入力された主コマンド信
号(変動開始主コマンド信号や停止主コマンド信号等)に基づいて、出力インターフェー
ス60b〜60dを介して副コマンド信号を出力する。例えば、出力インターフェース回
路60bを介して表示コマンド信号、出力インターフェース回路60cを介して音コマン
ド信号、出力インターフェース回路60dを介してランプコマンド信号を副コマンド信号
として出力する。
表示コマンド信号としては、例えば、前述したように、変動パターン主コマンド信号で
示されている変動パターンを示す変動パターン副コマンド信号、図柄主コマンド信号で示
されている図柄を示す図柄副コマンド信号、副変動パター用の乱数に対応する表示情報を
示す副変動パターン副コマンド信号により構成される変動開始副コマンド信号、停止主コ
マンド信号で示されている演出動作を終了させる停止副コマンド信号、客待副コマンド信
号等が用いられる。
なお、本実施の形態では、液晶表示装置78とドット表示装置79を制御する液晶表示
制御回路71とドット表示制御回路74に同じ表示コマンド信号を出力している。
音コマンド信号やランプコマンド信号としては、例えば、前述したように、変動パター
ン副コマンド信号、停止副コマンド信号、客待副コマンド信号等を出力する。
表示制御基板70には、入力インターフェース回路70a、出力インターフェース回路
70b、70c、液晶表示制御回路71、ドット表示制御回路74、記憶回路72、75
、駆動回路73、76等が配設されている。
記憶回路72には、液晶表示制御回路71の制御プログラム、液晶表示装置78を副制
御回路61から出力される副コマンド信号(変動開始副コマンド信号、停止副コマンド信
号や客待副コマンド信号等)に基づいて制御するための液晶表示指示情報等が記憶されて
いる。液晶表示指示情報は、例えば、変動パターン副コマンド信号、副変動パターン副コ
マンド信号及び図柄副コマンド信号に対応させて記憶されている。
また、記憶回路75には、ドット表示制御回路74の制御プログラム、ドット表示装置
79を副制御回路61から出力される副コマンド信号に基づいて制御するためのドット表
示指示情報等が記憶されている。ドット表示指示情報は、例えば、変動パターン副コマン
ド信号、副変動パターン副コマンド信号及び図柄副コマンド信号に対応させて記憶されて
いる。
なお、副変動パターンを液晶表示装置78にのみ表示させる場合には、記憶回路72に
、液晶表示指示情報を変動パターン副コマンド信号、副変動パターン副コマンド信号及び
図柄副コマンド信号に対応させて記憶し、記憶回路75に、ドット表示指示情報を変動パ
ターン副コマンド信号及び図柄副コマンド信号に対応させて記憶する。
液晶表示制御回路71及びドット表示制御回路74は、入力インターフェース回路70
aを介して入力される副コマンド信号(変動開始副コマンド信号、停止副コマンド信号や
客待副コマンド信号等)に基づいて、それぞれ記憶回路72及び75から液晶表示装置7
8及びドット表示装置79を制御するための液晶表示指示情報やドット表示指示情報を読
み出して駆動回路73及び76に出力する。駆動回路73及び76は、入力された液晶表
示指示情報及びドット表示指示情報に基づいて液晶表示制御信号及びドット表示制御信号
を出力インターフェース回路70b及び70cを介して液晶表示装置78及びドット表示
装置79に出力する。
音制御基板80には、入力インターフェース回路80a、出力インターフェース回路8
0b、音制御回路81、記憶回路82、音源IC83等が配設されている。
記憶回路42には、音制御回路81の制御プログラム、副制御回路61から出力される
副コマンド信号(音コマンド信号)に基づいてスピーカ85を制御するための音指示情報
が記憶されている。音指示情報は、例えば、音コマンド信号として出力される変動パター
ン副コマンド信号に対応させて記憶されている。
音制御回路81は、入力された副コマンド信号(例えば、変動パターン副コマンド信号
に基づいて、スピーカ85を制御するための音指示情報を音源IC83に出力する。音源
IC83は、入力された音指示情報に基づいて、音制御信号を出力インターフェース回路
80bを介してスピーカ85に出力する。
ランプ制御基板90には、入力インターフェース回路90a、出力インターフェース回
路90b、ランプ制御回路91、記憶回路92、ランプ駆動回路93等が配設されている

記憶回路92には、ランプ制御回路91の制御プログラム、副制御回路61から出力さ
れる副コマンド信号に基づいてランプ96を制御するためのランプ指示情報が記憶されて
いる。ランプ指示情報は、例えば、ランプコマンド信号として出力される変動パターン副
コマンド信号に対応させて記憶されている。
ランプ制御回路91は、入力された副コマンド信号(例えば、変動パターン副コマンド
信号)に基づいて、ランプ96を制御するためのランプ指示情報をランプ駆動回路93に
出力する。ランプ駆動回路93は、入力されたランプ指示情報に基づいて、ランプ制御信
号をインターフェース回路90bを介してランプ96に出力する。
第2の実施の形態の動作は、副制御回路61から音制御回路81及びランプ制御回路9
1に副コマンド信号(音コマンド信号やランプコマンド信号)が出力され点を除いて第1
の実施の形態の動作と同様である。
以上のように、本実施の形態では、演出動作を主制御回路51が管理する演出動作と副
制御回路61が管理する演出動作に分け、主制御回路51は、主制御回路51が管理する
演出動作に関する主コマンド信号を副制御回路61に出力し、副制御回路61は、主制御
回路51が管理している演出動作の実施は主制御回路51から出力される主コマンド信号
の入力を契機に行い、副制御回路61が管理している演出動作の実施は主制御回路51か
ら出力される主コマンド信号に基づいて副制御回路61が時間管理して行う。また、従来
例のように、表示制御回路、音制御回路、ランプ制御回路それぞれに主コマンド信号を出
力するのではなく、副制御回路61に主コマンド信号を出力している。このため、主制御
回路51の主コマンド信号出力のための処理負担が軽減される。
また、副制御回路61は、表示制御回路71、74、音制御回路81、ランプ制御回路
91に副コマンド信号を出力すればよく、表示指示情報、音指示情報、ランプ指示情報を
出力する処理が不要となるため、副制御回路61の処理負担が軽減される。
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されることなく、種々の変更、追加、削除
が可能である。
例えば、コマンド信号や指示情報や制御信号の出力方法は、実施の形態で説明した方法
に限定されず、種々の方法を用いることができる。
また、主制御回路が管理する演出動作や副制御回路が管理する演出動作は、適宜選択可
能である。
また、副制御回路から、被制御機器である表示装置、スピーカ(音発生手段)やランプ
(光発生手段)を制御するためのコマンド信号や指示情報を出力する場合について説明し
たが、これら以外の種々の被制御機器を制御するためのコマンド信号や指示情報を出力す
る場合にも適用することができる。さらに、副制御回路からコマンド信号や指示情報を出
力する被制御機器の数は種々変更可能である。
また、パチンコ機について説明したが、本発明は、パチンコ機以外のスロットマシン等
の種々の遊技機にも適用することができる。
本発明は、以下のように構成することができる。
例えば、「(態様1)遊技状態を示す入力信号に基づいて主コマンド信号を副制御手段
に出力する主制御手段と、入力された主コマンド信号に基づいて副コマンド信号を被制御
機器制御手段に出力する副制御手段と、入力された副コマンド信号に基づいて被制御機器
を制御する被制御機器制御手段とを備え、主制御手段は、演出動作を示す演出主コマンド
信号と、演出動作の終了を示す終了主コマンド信号を出力可能であり、副制御手段は、演
出主コマンド信号が入力されると、入力された演出主コマンド信号で示されている演出動
作を示す演出副コマンド信号を出力し、終了主コマンド信号が入力されると、演出動作の
終了を示す終了副コマンド信号を出力するとともに、計時動作を開始し、演出主コマンド
信号が入力されない状態が設定時間継続したことを条件に所定の演出動作を示す開始副コ
マンド信号を出力し、被制御機器制御手段は、演出副コマンド信号が入力されると、入力
された演出副コマンド信号で示されている演出動作が実行されるように被制御機器を制御
し、終了副コマンド信号が入力されると、演出動作が終了するように被制御機器を制御し
、開始副コマンド信号が入力されると、入力された開始副コマンド信号で示されている所
定の演出動作が実行されるように被制御機器を制御する、遊技機。」として構成すること
ができる。
なお、主制御手段から終了主コマンド信号が出力されてから設定時間の計時動作を開始
すること、あるいは副制御手段から終了副コマンド信号を出力してから設定時間の計時を
開始することは、副制御手段に終了主コマンド信号が入力されてから設定時間の計時動作
を開始することと同義であり、主制御手段から終了主コマンド信号が出力されてから設定
時間の計時動作を開始すること、あるいは副制御手段から終了副コマンド信号を出力して
から設定時間の計時動作を開始することは、本発明の、副制御手段に終了主コマンド信号
が入力されてから設定時間の計時動作を開始する概念に含まれる。
態様1の遊技機では、主制御手段と副制御手段を設けるとともに、演出動作を、主制御
手段が管理する演出動作と副制御手段が管理する演出動作に分け、主制御手段は、主制御
手段が管理する演出動作に関する主コマンド信号のみを出力し、副制御手段は、主制御手
段が管理している演出動作の内容、開始時期及び終了時期(演出動作態様)は主コマンド
信号で指示され、副制御手段が管理している演出動作の内容、開始時期及び終了時期(演
出動作態様)は主コマンド信号の入力を契機に判断し、各演出動作態様が実行されるよう
に被制御機器制御回路に副コマンド信号を出力する。
態様1の遊技機を用いれば、主制御手段は、主制御手段が管理している演出動作に関す
る主コマンド信号の出力処理のみを実行すればよいため、主制御手段の処理負担が軽減さ
れる。また、副制御手段は、被制御機器制御手段に副コマンド信号を出力すればよいため
、被制御機器を制御するための指示情報を出力する場合に比べて副制御手段の処理負担が
軽減される。
10、50、110 主制御基板
10a、10b、20a〜20d、30a、30b、50a、50b、60a〜60d、
70a〜70c、80a、80b、90a、90b、110a、110b、130a、1
30b、140a、140b、150a、150b インターフェース回路
11、51、111 主制御回路(主制御手段)
12、22、32、52、62、72、75、82、92、112、132、142、1
52 記憶回路(記憶手段)
20、50 副制御基板
21、51 副制御回路(副制御手段)
23、83、143 音源IC
24、93、153 ランプ駆動回路
25、85、145 スピーカ(音発生手段)
26、96、156 ランプ(光発生手段)
30、70、130 表示制御基板
31、131 表示制御回路(表示制御手段)
71 液晶表示制御回路(第1の表示制御手段)
74 ドット表示制御回路(第2の表示制御手段)
38、138 表示装置(表示手段)
78 液晶表示装置(第1の表示手段)
79 ドット表示装置(第2の表示手段)
80、140 音制御基板
81、141 音制御回路(音制御手段)
90、150 ランプ制御基板
91、151 ランプ制御回路(ランプ制御手段)

Claims (1)

  1. 遊技状態を示す入力信号に基づいて主コマンド信号を副制御手段に出力する主制御手段と
    、入力された主コマンド信号に基づいて被制御機器を制御する副制御手段とを備え、
    主制御手段は、演出動作を示す演出主コマンド信号と、演出動作の終了を示す終了主コ
    マンド信号を出力可能であり、
    副制御手段は、演出主コマンド信号が入力されると、入力された演出主コマンド信号で
    示されている演出動作が実行されるように被制御機器を制御し、終了主コマンド信号が入
    力されると、演出動作が終了するように被制御機器を制御するとともに、計時動作を開始
    し、演出主コマンド信号が入力されない状態が設定時間継続したことを条件に所定の演出
    動作が実行されるように被制御機器を制御する、
    遊技機。
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