JP2005058478A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 遊技者の選択によって出現頻度の低い図柄変動を高頻度で表示し、かつ、図柄変動の面白味を減退させない。
【解決手段】 この遊技機は、複数の変動パターンの図柄変動が表示される図柄表示器23と、図柄変動の変動パターンを予め選択する手段とが設けられる。図柄表示器23には、第1表示領域23aと第2表示領域23bが設けられる。
抽選で所定の図柄変動を図柄表示器23に表示することを決定すると、第1表示領域23aには抽選された図柄変動が表示され、第2表示領域23bには遊技者によって選択された図柄変動が表示される。
【選択図】 図6
【解決手段】 この遊技機は、複数の変動パターンの図柄変動が表示される図柄表示器23と、図柄変動の変動パターンを予め選択する手段とが設けられる。図柄表示器23には、第1表示領域23aと第2表示領域23bが設けられる。
抽選で所定の図柄変動を図柄表示器23に表示することを決定すると、第1表示領域23aには抽選された図柄変動が表示され、第2表示領域23bには遊技者によって選択された図柄変動が表示される。
【選択図】 図6
Description
本発明は、複数の変動パターンの図柄変動が表示される図柄表示器を備えた遊技機に関する。
例えばパチンコ機等の遊技機では、複数の変動パターンの図柄変動を図柄表示器に表示される。特に、リーチとなる図柄変動に対しては様々な変動パターンが設定され、それらの図柄変動が面白いか否かが遊技機の面白さを決める一つの要因となっている。
一般的に、図柄変動の変動パターンは、大当りの期待度と連動して出現頻度が決められている。すなわち、期待度の高い変動パターンに係る図柄変動(例えば、プレミアムリーチに係る図柄変動)は出現頻度が低く、期待度の低い変動パターンに係る図柄変動(例えば、ノーマルリーチに係る図柄変動)は出現頻度が高く設定されている。このため、出現頻度の低い図柄変動はなかなか表示されず、遊技者はこのような図柄変動を見てみたいという強い欲求を持っている。
一般的に、図柄変動の変動パターンは、大当りの期待度と連動して出現頻度が決められている。すなわち、期待度の高い変動パターンに係る図柄変動(例えば、プレミアムリーチに係る図柄変動)は出現頻度が低く、期待度の低い変動パターンに係る図柄変動(例えば、ノーマルリーチに係る図柄変動)は出現頻度が高く設定されている。このため、出現頻度の低い図柄変動はなかなか表示されず、遊技者はこのような図柄変動を見てみたいという強い欲求を持っている。
かかる欲求を満足するための一つの方法としては、遊技者によって変動パターンを選択可能とし、図柄変動を表示する際に、遊技者が選択した変動パターンに係る図柄変動を表示することが考えられる。
しかしながら、遊技者が選択した変動パターンに係る図柄変動をそのまま表示することとすると、実際の期待度と、表示される図柄変動の期待度とが相違する場合が生じる。すなわち、遊技者は出現頻度の低い変動パターンを選択することが多いと考えられるため、実際の期待度は低いにもかかわらず期待度の高い図柄変動が表示されてしまうからである。したがって、遊技者の選択ではなく抽選によって出現頻度の低い図柄変動が表示された場合にも、遊技者は大当り期待度が低いと考えるようになる。これによって、遊技者の大当りに対する期待感は盛り上がりに欠けるものとなり、図柄変動の面白味が減退されてしまうこととなる。
しかしながら、遊技者が選択した変動パターンに係る図柄変動をそのまま表示することとすると、実際の期待度と、表示される図柄変動の期待度とが相違する場合が生じる。すなわち、遊技者は出現頻度の低い変動パターンを選択することが多いと考えられるため、実際の期待度は低いにもかかわらず期待度の高い図柄変動が表示されてしまうからである。したがって、遊技者の選択ではなく抽選によって出現頻度の低い図柄変動が表示された場合にも、遊技者は大当り期待度が低いと考えるようになる。これによって、遊技者の大当りに対する期待感は盛り上がりに欠けるものとなり、図柄変動の面白味が減退されてしまうこととなる。
なお、特許文献1には、複数のキャラクタを表示可能な液晶表示器を備え、遊技者によって液晶表示器に表示されるキャラクタを選択可能とした遊技機が開示されている。ただし、特許文献1の遊技機では、登場するキャラクタを選択することはできるが、そのキャラクタの出現頻度は不変となっていた。したがって、出現頻度の低いキャラクタを選択するとそのキャラクタが表示されない場合があり、出現頻度の低いキャラクタ(表示演出)を見たいという遊技者の欲求を満足させるものではなかった。
特開2002−136649号公報
本発明は上述した実情に鑑みなされたものであり、その目的は、出現頻度の低い図柄変動を遊技者の選択によって高頻度で表示しても、図柄変動の面白味を減退させない遊技機を提供することである。
上記課題を解決するために創作された遊技機は、複数の変動パターンの図柄変動を表示する図柄表示器を備えた遊技機であって、遊技者によって操作され、図柄変動の変動パターンを予め選択する手段と、所定の契機に基づいて図柄変動の変動パターンを抽選する手段と、抽選手段によって抽選された変動パターンと選択手段によって選択された変動パターンとが異なる所定の図柄変動において、抽選された変動パターンに係る図柄変動と選択された変動パターンに係る図柄変動の両者を図柄表示器に表示する手段と、を有する(手段1)。
(手段1に記載の遊技機の作用と効果) この遊技機では、遊技者によって選択された変動パターンに係る図柄変動と、所定の契機に基づいて抽選された変動パターンに係る図柄変動(実際の遊技に基づく図柄変動)とが異なる場合は、それら2つの図柄変動が図柄表示器にあわせて表示される。したがって、遊技者が選択した図柄変動を高頻度で表示しても、実際の遊技結果に基づく図柄変動もあわせて表示されるため、遊技者は実際の期待度を認識することができる。これによって、図柄変動の面白味が減退してしまうことを防止することができる。
手段1に記載の遊技機において、変動パターンの中には図柄変動がリーチとなる複数の変動パターンが含まれており、前記選択手段は、図柄変動がリーチとなる複数の変動パターンの中から1の変動パターンを選択することが好ましい(手段2)。
(手段2に記載の遊技機の作用と効果) 手段2に記載の遊技機では、遊技者はリーチとなる複数の変動パターンの中からいずれかの変動パターンを選択する。これによって、遊技者は見たいと思っていたリーチ演出を見ることができる。
手段2に記載の遊技機において、前記表示手段は、抽選手段によって抽選された変動パターンがリーチとなる変動パターンであり、かつ、抽選された変動パターンと選択された変動パターンとが異なる場合に、抽選された変動パターンに係る図柄変動と選択された変動パターンに係る図柄変動の両者を図柄表示器に表示することが好ましい(手段3)。
(手段3に記載の遊技機の作用と効果) 手段3に記載の遊技機では、実際の遊技に基づいてリーチとなる図柄変動を表示するときに、遊技者によって選択された図柄変動を併せて表示する。リーチとなる図柄変動は変動時間が長く設定されているため、遊技者の選択した図柄変動について充分な内容を表示することができる。また、実際の遊技に基づいてリーチとなる図柄変動が表示される確率は、選択された変動パターンの図柄変動(出現頻度が低い)が表示される確率より高いため、遊技者は選択した変動パターンに係る図柄変動を高い確率で見ることができる。
手段3に記載の遊技機において、前記表示手段は、さらに、選択手段によって変動パターンが選択されてから所定回数連続してリーチとならない変動パターンが抽選された場合に、それ以降に抽選される非リーチの変動パターンに係る図柄変動と選択された変動パターンに係る図柄変動の両者を図柄表示器に表示することが好ましい(手段4)。
(手段4に記載の遊技機の作用と効果) この遊技機では、遊技者によって変動パターンが選択されてからリーチとならない図柄変動が所定回数連続する場合は、リーチとならない図柄変動に併せて選択された図柄変動(リーチとなる図柄変動)が表示される。したがって、変動パターンが選択された後、その選択された変動パターンに係る図柄変動が長時間表示されないという事態を防止することができる。
手段1〜4のいずれかに記載の遊技機において、前記表示手段は、選択された変動パターンに係る図柄変動の表示時間が抽選された変動パターンに係る図柄変動の表示時間より長い場合は、選択された変動パターンに係る図柄変動についてはそのダイジェスト版を表示することが好ましい(手段5)。
(手段5に記載の遊技機の作用と効果) この遊技機では、選択された図柄変動の表示時間が実際の遊技に基づいて抽選した図柄変動の表示時間より長い場合は、選択された図柄変動についてはダイジェスト版を表示する。このため、実際の遊技に基づいて抽選された図柄変動の表示時間内に選択された図柄変動を終了させることができる。
手段1〜5のいずれかに記載の遊技機において、図柄表示器には、第1表示領域と第2表示領域が設けられ、前記表示手段は、抽選された変動パターンに係る図柄変動を第1表示領域に表示し、選択された変動パターンに係る図柄変動を第2表示領域に表示することが好ましい(手段6)。
(手段6に記載の遊技機の作用と効果) この遊技機では、抽選された変動パターンに係る図柄変動を第1表示領域に表示し、選択された変動パターンに係る図柄変動を第2表示領域に表示するため、遊技者は図柄表示器のどの領域に表示されたかによって、抽選された図柄変動か選択された図柄変動かを判別することができる。
手段6に記載の遊技機において、前記表示手段は、さらに、第2表示領域に表示されている図柄変動が遊技者によって選択されたものである旨の表示を行なうことが好ましい(手段7)。
(手段7に記載の遊技機の作用と効果) この遊技機では、さらに、第2表示領域に表示されている図柄変動が遊技者によって選択された図柄変動である旨の表示が行なわれるため、遊技者は確実に選択された図柄変動と抽選された図柄変動とを識別することができる。
手段1〜7のいずれかに記載の遊技機において、メイン制御部と、メイン制御部と接続されたサブ制御部とを有し、前記抽選手段がメイン制御部に設けられる一方、前記表示手段がサブ制御部に設けられ、前記選択手段はサブ制御部に直接接続されて、選択手段により選択された変動パターンがサブ制御部に直接入力されることが好ましい(手段8)。
(手段8に記載の遊技機の作用と効果) この遊技機では、選択手段によって選択された変動パターンが直接サブ制御部に入力され、メイン制御部には入力されないようになっている。このため、選択手段を介してメイン制御部に不正な信号が入力される可能性を無くすことができる。
次に、本発明を具現化した一実施形態に係るパチンコ機について説明する。まず、本実施形態に係るパチンコ機の特徴を簡単に説明する。
(目的) 本実施形態のパチンコ機は、遊技者の操作によって遊技者が見たいと思っているリーチ演出に係る図柄変動を見ることができるようにする。その際、実際の大当り抽選の期待度と図柄変動によって遊技者に与えられる期待度とが一致するようにして、図柄変動の面白味を減退しないようにする。
(目的) 本実施形態のパチンコ機は、遊技者の操作によって遊技者が見たいと思っているリーチ演出に係る図柄変動を見ることができるようにする。その際、実際の大当り抽選の期待度と図柄変動によって遊技者に与えられる期待度とが一致するようにして、図柄変動の面白味を減退しないようにする。
(構成) 本実施形態のパチンコ機では、図柄表示器にデモ画面(又は大当り画面)を表示するときに、リーチ演出を選択(予約)する選択画面を表示する。選択画面が表示されると、遊技者はボタンを操作してリーチ演出を選択する。選択されたリーチ演出は、表示制御基板に直接入力される。
パチンコ遊技が行なわれてパチンコ球が始動口に入賞すると、メイン制御基板は大当り抽選を行い、大当り抽選の結果に応じて変動パターンを抽選する。抽選された変動パターンは表示制御基板に送られる。表示制御基板は、メイン制御基板から送られた変動パターンがリーチとなる変動パターンであり、かつ、その変動パターンによって行なわれるリーチ演出と遊技者によって選択されたリーチ演出とが異なる場合は、メイン制御基板から送られた変動パターンに係る図柄変動と、遊技者によって選択されたリーチ演出に係る図柄変動の両者を図柄表示器に表示する。
パチンコ遊技が行なわれてパチンコ球が始動口に入賞すると、メイン制御基板は大当り抽選を行い、大当り抽選の結果に応じて変動パターンを抽選する。抽選された変動パターンは表示制御基板に送られる。表示制御基板は、メイン制御基板から送られた変動パターンがリーチとなる変動パターンであり、かつ、その変動パターンによって行なわれるリーチ演出と遊技者によって選択されたリーチ演出とが異なる場合は、メイン制御基板から送られた変動パターンに係る図柄変動と、遊技者によって選択されたリーチ演出に係る図柄変動の両者を図柄表示器に表示する。
(効果) このパチンコ機では、遊技者によって選択されたリーチ演出に係る図柄変動は、リーチとなる図柄変動を表示する際に併せて表示される。リーチとなる確率は、遊技者によって選択されたリーチ演出に係る図柄変動が表示される確率より高いため、遊技者は見たいと思っているリーチ演出に係る図柄変動を高確率で見ることができる。また、選択されたリーチ演出に係る図柄変動を表示しても、実際にメイン制御基板で抽選された図柄変動が併せて表示されるため、遊技者は実際の大当り期待度を知ることができる。このため、遊技者の選択したリーチ演出に係る図柄変動を高頻度に表示するようにしても、図柄変動の面白みが減退することを防止できる。
(本実施形態に係るパチンコ機のその他の特徴)
(1)遊技者によって選択されたリーチ演出に係る図柄変動の表示時間が抽選された図柄変動の表示時間より長い場合は、選択されたリーチ演出に係る図柄変動についてはそのダイジェスト版が表示される。
(2)図柄表示器には、第1表示領域と第2表示領域が設けられる。第2表示領域は図柄表示器の画面右下角部に形成され、第1表示領域は第2表示領域以外の部分とされる。そして、第1表示領域にはメイン制御基板で抽選された図柄変動が表示され、第2表示領域には遊技者によって選択されたリーチ演出に係る図柄変動が表示される。
(1)遊技者によって選択されたリーチ演出に係る図柄変動の表示時間が抽選された図柄変動の表示時間より長い場合は、選択されたリーチ演出に係る図柄変動についてはそのダイジェスト版が表示される。
(2)図柄表示器には、第1表示領域と第2表示領域が設けられる。第2表示領域は図柄表示器の画面右下角部に形成され、第1表示領域は第2表示領域以外の部分とされる。そして、第1表示領域にはメイン制御基板で抽選された図柄変動が表示され、第2表示領域には遊技者によって選択されたリーチ演出に係る図柄変動が表示される。
以下、本実施形態に係るパチンコ機について図面を参照して詳細に説明する。まず、本実施形態に係るパチンコ機の全体構成を簡単に説明する。図1は本実施形態に係るパチンコ機の外観を示す正面図である。図1に示すように本実施形態に係るパチンコ機10は遊技盤14を備える。遊技盤14には、センター役物装置15、始動口25、大入賞口26等が適宜配置されている。
センター役物装置15は、遊技盤12の略中央に組付けられている。センター役物装置15には図柄表示器23(本実施形態では液晶表示器)が設けられている。図柄表示器23には3つの特別図柄(左図柄,中図柄,右図柄)が変動表示される。変動表示される特別図柄が所定の組合せ(例えば、7・7・7等のゾロ目)で停止すると、パチンコ機10は大当り遊技状態に移行するようになっている。
始動口25の内部には、パチンコ球の入賞を検知する始動口センサ41を有する。始動口センサ41によってパチンコ球が検出されると、図柄表示器23に特別図柄が変動表示される。
大入賞口26は開閉蓋27を有し、開平蓋27はソレノイド40によって開閉駆動されるようになっている。開閉蓋27は、大当り遊技状態に移行すると開放される。開閉蓋27が開放される期間は、大入賞口26にパチンコ球が所定個数(一般的には10個)入賞するか、開放してから30秒間を経過するまでのいずれか早いほうで終了する。開閉蓋27が開放されると、大入賞口26にパチンコ球が入賞可能な状態となる。
始動口25の内部には、パチンコ球の入賞を検知する始動口センサ41を有する。始動口センサ41によってパチンコ球が検出されると、図柄表示器23に特別図柄が変動表示される。
大入賞口26は開閉蓋27を有し、開平蓋27はソレノイド40によって開閉駆動されるようになっている。開閉蓋27は、大当り遊技状態に移行すると開放される。開閉蓋27が開放される期間は、大入賞口26にパチンコ球が所定個数(一般的には10個)入賞するか、開放してから30秒間を経過するまでのいずれか早いほうで終了する。開閉蓋27が開放されると、大入賞口26にパチンコ球が入賞可能な状態となる。
また、遊技盤14の下方には、賞球の受皿である上皿93が設けられる。上皿93の裏側には効果音を出力するスピーカ28が収容される。また、遊技盤14の周囲にはランプ34が配される。遊技の進行に応じて、スピーカ28から効果音が出力され、ランプ34が点灯される。
上皿93の下方には、パチンコ球を一時的に貯留する下皿21が設けられる。下皿21の側方には発射装置が設けられる。発射装置は、発射ハンドル20や図示しない発射モータにより構成される。遊技者が発射ハンドル20を操作すると発射モータが駆動され、これによって遊技盤14の遊技領域内にパチンコ球が発射されるようになっている。
上皿93の下方には、パチンコ球を一時的に貯留する下皿21が設けられる。下皿21の側方には発射装置が設けられる。発射装置は、発射ハンドル20や図示しない発射モータにより構成される。遊技者が発射ハンドル20を操作すると発射モータが駆動され、これによって遊技盤14の遊技領域内にパチンコ球が発射されるようになっている。
さらに、上皿93の側方には、選択スイッチ30a,30bと決定ボタン32が設けられる。選択スイッチ30a,30bと決定ボタン32は、リーチとなる図柄変動中に行なわれる種々の演出(いわゆる、リーチ演出)の中から1のリーチ演出を選択(予約)するためのスイッチである。選択スイッチ30a,30bと決定ボタン32によって選択されたリーチ演出に係る図柄変動は、ノーマルリーチとなる図柄変動が表示される際に併せて図柄表示器23に表示される。
ここで、図柄表示器23に表示される図柄変動について説明する。本実施形態では、図柄変動中にどのような遊技演出(リーチ演出を含む)を行なうかは変動パターンによって決められている。
変動パターンは、図柄変動中に行なわれる遊技演出の内容の他、図柄変動の開始から各図柄(左図柄,右図柄,中図柄)が停止するまでの時間を規定する。図2はパチンコ機10に設定されている変動パターンを模式的に示している。図2中、「S」は図柄変動の開始を、「L」は左図柄の停止タイミングを、「R」は右図柄の停止タイミングを、「E」は中図柄の停止タイミング(すなわち、図柄変動の終了タイミング)を表している。例えば、変動パターン1の図柄変動では、図柄変動を開始してから「t1」時間後に左図柄が停止し、「t2」時間後に右図柄が停止し、「t3」時間後に中図柄が停止することとなる。
変動パターンは、図柄変動中に行なわれる遊技演出の内容の他、図柄変動の開始から各図柄(左図柄,右図柄,中図柄)が停止するまでの時間を規定する。図2はパチンコ機10に設定されている変動パターンを模式的に示している。図2中、「S」は図柄変動の開始を、「L」は左図柄の停止タイミングを、「R」は右図柄の停止タイミングを、「E」は中図柄の停止タイミング(すなわち、図柄変動の終了タイミング)を表している。例えば、変動パターン1の図柄変動では、図柄変動を開始してから「t1」時間後に左図柄が停止し、「t2」時間後に右図柄が停止し、「t3」時間後に中図柄が停止することとなる。
図2に示すように変動パターンは、図柄変動がリーチとなるか否かに応じて設定されている。すなわち、リーチとならない図柄変動に対しては非リーチ変動パターン1,2,・・nが設定されており、リーチとなる図柄変動に対してはリーチ変動パターンn+1,・・n+m(大当りとなる変動パターンを含む)が設定されている。なお、複数の変動パターンの中からいずれの変動パターンを選択するかは、メイン制御基板が始動入賞時に行う抽選によって決定される。
図から明らかなように、リーチ変動パターンn+1,・・n+mの変動時間は、非リーチ変動パターン1,2,・・nの変動時間より長く設定されている。これは、リーチとなる図柄変動では変動時間を長くすることで、遊技者の大当りになるかもしれないという期待感を盛り上げるためである。
また、同じリーチ変動パターンn+1,・・n+mでも、変動パターン毎に変動時間が異なり、変動時間の短いものから長いものまで複数設定されている。本実施形態では、変動時間の短いリーチ変動パターンn+1(いわゆるノーマルリーチに係る変動パターン)は抽選確率が高く、変動時間の長いリーチ変動パターン(例えば、プレミアムリーチに係る変動パターン)は抽選確率が低く設定されている。また、変動時間の長いリーチ変動パターンに係る図柄変動では、図柄変動中に種々のリーチ演出が行なわれるようになっている。したがって、変動時間の長いリーチ変動パターンに係る図柄変動が表示されると、遊技者の大当りに対する期待感が高められるようになっている。
図から明らかなように、リーチ変動パターンn+1,・・n+mの変動時間は、非リーチ変動パターン1,2,・・nの変動時間より長く設定されている。これは、リーチとなる図柄変動では変動時間を長くすることで、遊技者の大当りになるかもしれないという期待感を盛り上げるためである。
また、同じリーチ変動パターンn+1,・・n+mでも、変動パターン毎に変動時間が異なり、変動時間の短いものから長いものまで複数設定されている。本実施形態では、変動時間の短いリーチ変動パターンn+1(いわゆるノーマルリーチに係る変動パターン)は抽選確率が高く、変動時間の長いリーチ変動パターン(例えば、プレミアムリーチに係る変動パターン)は抽選確率が低く設定されている。また、変動時間の長いリーチ変動パターンに係る図柄変動では、図柄変動中に種々のリーチ演出が行なわれるようになっている。したがって、変動時間の長いリーチ変動パターンに係る図柄変動が表示されると、遊技者の大当りに対する期待感が高められるようになっている。
図3には、リーチ変動パターンn+1の図柄変動(ノーマルリーチ)と、リーチ変動パターンn+iの図柄変動(スーパーリーチA)の表示スケジュールが模式的に示されている。図3に示すように、変動パターンn+1の図柄変動(ノーマルリーチ)では、右図柄が停止してから中図柄が停止するまでの間に特別なリーチ演出は行なわれない。一方、変動パターンn+iの図柄変動(スーパーリーチA)では、右図柄が停止してから中図柄が停止するまでの間に、まず、キャラクタAが登場し、次いで、キャラクタBが登場するようになっている。
なお、図3から明らかなように、変動パターンn+1の図柄変動(ノーマルリーチ)の変動時間は、変動パターンn+iの図柄変動(スーパーリーチA)の変動時間よりも短い。このため、選択スイッチ30a,30bと決定ボタン32によってスーパーリーチA(変動パターンn+i)が選択され、ノーマルリーチ(変動パターンn+1)の図柄変動とスーパーリーチAの図柄変動が併せて表示されるときは、スーパーリーチAの図柄変動についてはそのダイジェスト版が表示される。すなわち、図3の下段に示すように、スーパーリーチAのダイジェスト版では、右図柄停止後の表示内容のうち特殊なリーチ演出が行なわれる部分(キャラクタA,キャラクタB等)のみが表示される。これによって、ノーマルリーチの変動時間とスーパーリーチAのダイジェスト版の変動時間とが同一となり、両者が同時に終了することとなる。
なお、図3から明らかなように、変動パターンn+1の図柄変動(ノーマルリーチ)の変動時間は、変動パターンn+iの図柄変動(スーパーリーチA)の変動時間よりも短い。このため、選択スイッチ30a,30bと決定ボタン32によってスーパーリーチA(変動パターンn+i)が選択され、ノーマルリーチ(変動パターンn+1)の図柄変動とスーパーリーチAの図柄変動が併せて表示されるときは、スーパーリーチAの図柄変動についてはそのダイジェスト版が表示される。すなわち、図3の下段に示すように、スーパーリーチAのダイジェスト版では、右図柄停止後の表示内容のうち特殊なリーチ演出が行なわれる部分(キャラクタA,キャラクタB等)のみが表示される。これによって、ノーマルリーチの変動時間とスーパーリーチAのダイジェスト版の変動時間とが同一となり、両者が同時に終了することとなる。
ここで、選択スイッチ30a,30bと決定ボタン32によって選択されたリーチ演出に係る図柄変動と、抽選で決定されたノーマルリーチの図柄変動とが、図柄表示器23に表示されるときの表示態様について説明する。
まず、選択スイッチ30a,30bと決定ボタン32によって1のリーチ演出を選択する手順を説明する。図柄表示器23には所定のタイミング(例えば、デモ画面に切替えられてから所定時間が経過した時点)でリーチ演出を選択するための選択画面(図4)が表示される。図4に示すように選択画面には、選択可能となっている複数のリーチ演出36a,36b,36c(スーパーリーチA,スーパーリーチB,スーパーリーチC)が表示される。選択画面に表示されるリーチ演出36a,36b,36cは、リーチ変動パターンの中から適宜選択された変動パターン(ノーマルリーチ以外のもの)に係るリーチ演出とされている。なお、表示されたリーチ演出36a,36b,36cのうち仮選択されているリーチ演出には囲み枠38が付されている(図4ではリーチ演出36b(スーパーリーチB)に囲み枠38が付され、リーチ演出36bが仮選択されている)。
選択画面が表示されると、遊技者は選択スイッチ30a,30bを操作して、囲み枠38を選択したいリーチ演出まで移動させる。例えば、リーチ演出36a(スーパリーチA)を選択したいときは、選択スイッチ30aを操作して、囲み枠38をリーチ演出36bからリーチ演出36aに移動させる。また、リーチ演出36c(スーパリーチC)を選択したいときは、選択スイッチ30bを操作して、囲み枠38をリーチ演出36bからリーチ演出36cに移動させる。
囲み枠38を所望のリーチ演出まで移動させると、遊技者は決定ボタン32を操作する。決定ボタン32が操作されると、その操作時に囲み枠38が付されているリーチ演出が本選択される。本選択されたリーチ演出は、後述する表示制御基板78に直接入力され、記憶される。
まず、選択スイッチ30a,30bと決定ボタン32によって1のリーチ演出を選択する手順を説明する。図柄表示器23には所定のタイミング(例えば、デモ画面に切替えられてから所定時間が経過した時点)でリーチ演出を選択するための選択画面(図4)が表示される。図4に示すように選択画面には、選択可能となっている複数のリーチ演出36a,36b,36c(スーパーリーチA,スーパーリーチB,スーパーリーチC)が表示される。選択画面に表示されるリーチ演出36a,36b,36cは、リーチ変動パターンの中から適宜選択された変動パターン(ノーマルリーチ以外のもの)に係るリーチ演出とされている。なお、表示されたリーチ演出36a,36b,36cのうち仮選択されているリーチ演出には囲み枠38が付されている(図4ではリーチ演出36b(スーパーリーチB)に囲み枠38が付され、リーチ演出36bが仮選択されている)。
選択画面が表示されると、遊技者は選択スイッチ30a,30bを操作して、囲み枠38を選択したいリーチ演出まで移動させる。例えば、リーチ演出36a(スーパリーチA)を選択したいときは、選択スイッチ30aを操作して、囲み枠38をリーチ演出36bからリーチ演出36aに移動させる。また、リーチ演出36c(スーパリーチC)を選択したいときは、選択スイッチ30bを操作して、囲み枠38をリーチ演出36bからリーチ演出36cに移動させる。
囲み枠38を所望のリーチ演出まで移動させると、遊技者は決定ボタン32を操作する。決定ボタン32が操作されると、その操作時に囲み枠38が付されているリーチ演出が本選択される。本選択されたリーチ演出は、後述する表示制御基板78に直接入力され、記憶される。
リーチ演出が選択されると、その選択されたリーチ演出に係る図柄変動は、始動入賞に基づく抽選によってノーマルリーチの図柄変動が表示される際に図柄表示器23に併せて表示される。図5〜図8は、遊技者によってスーパーリーチA(図3参照)が選択され、選択されたスーパーリーチAに係る図柄変動(ダイジェスト版)とノーマルリーチの図柄変動とが図柄表示器に表示されるときの表示画面を示している。
図5〜8に示すように図柄表示器23の表示画面には、抽選で決定された図柄変動(ノーマルリーチ)が表示される第1表示領域23aと、選択された図柄変動(スーパーリーチAのダイジェスト版)が表示される第2表示領域23bが設けられる。第2表示領域23bは、図柄表示器23の画面右下角に小さく形成され、第1表示領域23aは第2表示領域23b以外の領域とされる。図から明らかなように、第2表示領域23bは第1表示領域23aより小さい。このため、遊技者は第1表示領域23aに表示される図柄変動が抽選に基づく図柄変動(実際の遊技に基づく図柄変動)であり、第2表示領域23bに表示される図柄変動が選択した図柄変動であることを認識することができる。
なお、第2表示領域23bに表示される図柄変動が遊技者によって選択された図柄変動である旨の表示(例えば、「選択されたリーチ演出を表示中」等の表示)をさらに行なうようにしてもよい。この表示は、第2表示領域23b内の一部(例えば、第2表示領域23bの下辺近傍)に設けることができる。また、第2表示領域23bに表示される図柄変動に用いられる図柄を特別図柄とは異なる種類の図柄(擬似図柄)とすることで、第2表示領域23bに表示される図柄変動が遊技者の選択に係るものであることを判別できるようにしてもよい。
図5〜8に示すように図柄表示器23の表示画面には、抽選で決定された図柄変動(ノーマルリーチ)が表示される第1表示領域23aと、選択された図柄変動(スーパーリーチAのダイジェスト版)が表示される第2表示領域23bが設けられる。第2表示領域23bは、図柄表示器23の画面右下角に小さく形成され、第1表示領域23aは第2表示領域23b以外の領域とされる。図から明らかなように、第2表示領域23bは第1表示領域23aより小さい。このため、遊技者は第1表示領域23aに表示される図柄変動が抽選に基づく図柄変動(実際の遊技に基づく図柄変動)であり、第2表示領域23bに表示される図柄変動が選択した図柄変動であることを認識することができる。
なお、第2表示領域23bに表示される図柄変動が遊技者によって選択された図柄変動である旨の表示(例えば、「選択されたリーチ演出を表示中」等の表示)をさらに行なうようにしてもよい。この表示は、第2表示領域23b内の一部(例えば、第2表示領域23bの下辺近傍)に設けることができる。また、第2表示領域23bに表示される図柄変動に用いられる図柄を特別図柄とは異なる種類の図柄(擬似図柄)とすることで、第2表示領域23bに表示される図柄変動が遊技者の選択に係るものであることを判別できるようにしてもよい。
図5に示すように、図柄変動を開始した直後は、第1表示領域23aには特別図柄42,43,44が変動表示され、第2表示領域23にも特別図柄45,46,47が変動表示される。図中、矢印は特別図柄42,43,44(45,46,47)が下方向に高速スクロールしている状態を表している。そして、第1表示領域23a内の左図柄43と右図柄44が「7」で停止してリーチとなると、第2表示領域23b内の左図柄46と右図柄47も停止してリーチとなる。
ここで、図3から明らかなように、ノーマルリーチの図柄変動ではリーチ後に特別な遊技演出は行なわれず、一方、スーパーリーチA(ダイジェスト版)ではキャラクタAの出現やキャラクタBの出現等のリーチ演出が行なわれてから中図柄が停止する。したがって、第2表示領域23bには、まず、キャラクタA(48a,48b,48c)が出現する画像(図6参照)が表示され、次いで、キャラクタB(49)が出現して全図柄45,46,47が再変動する画像(図7参照)が表示され、最後に、全ての図柄45,46,47が停止表示される(図8参照)。一方、図6乃至8から明らかなように、第1表示領域23aには、第2表示領域23bにキャラクタA(48a,48b,48c)やキャラクタB(49)が出現する際も単に中図柄42が変動表示され、第2表示領域23bの図柄45,46,47が停止するタイミングと略同時に中図柄42が停止する。
なお、抽選で決定された変動パターンがノーマルリーチ以外の変動パターンの場合(すなわち、非リーチの図柄変動やスーパーリーチの図柄変動)は、図9に示すように、選択されたリーチ演出に係る図柄変動は表示されず、抽選で決定された図柄変動のみが表示されるようにすることが好ましい。非リーチの図柄変動では変動時間も短く、非リーチの図柄変動を表示するときに遊技者によって選択された図柄変動(リーチ変動)を表示したとしても、選択された図柄変動のリーチ演出の内容を充分に表示できないためである。また、実際の遊技に基づいてスーパーリーチの図柄変動が表示されるときは、その図柄変動に遊技者の興味が集中するため、選択された図柄変動を表示してもその効果を充分に奏することができないためである。
ここで、図3から明らかなように、ノーマルリーチの図柄変動ではリーチ後に特別な遊技演出は行なわれず、一方、スーパーリーチA(ダイジェスト版)ではキャラクタAの出現やキャラクタBの出現等のリーチ演出が行なわれてから中図柄が停止する。したがって、第2表示領域23bには、まず、キャラクタA(48a,48b,48c)が出現する画像(図6参照)が表示され、次いで、キャラクタB(49)が出現して全図柄45,46,47が再変動する画像(図7参照)が表示され、最後に、全ての図柄45,46,47が停止表示される(図8参照)。一方、図6乃至8から明らかなように、第1表示領域23aには、第2表示領域23bにキャラクタA(48a,48b,48c)やキャラクタB(49)が出現する際も単に中図柄42が変動表示され、第2表示領域23bの図柄45,46,47が停止するタイミングと略同時に中図柄42が停止する。
なお、抽選で決定された変動パターンがノーマルリーチ以外の変動パターンの場合(すなわち、非リーチの図柄変動やスーパーリーチの図柄変動)は、図9に示すように、選択されたリーチ演出に係る図柄変動は表示されず、抽選で決定された図柄変動のみが表示されるようにすることが好ましい。非リーチの図柄変動では変動時間も短く、非リーチの図柄変動を表示するときに遊技者によって選択された図柄変動(リーチ変動)を表示したとしても、選択された図柄変動のリーチ演出の内容を充分に表示できないためである。また、実際の遊技に基づいてスーパーリーチの図柄変動が表示されるときは、その図柄変動に遊技者の興味が集中するため、選択された図柄変動を表示してもその効果を充分に奏することができないためである。
次に、パチンコ機10の制御系の構成について説明する。図10はパチンコ機10の制御系の構成を示すブロック図である。図10に示すように、本実施形態のパチンコ機には、メイン制御基板62、サブ制御基板70、表示制御基板78、払出制御基板52及び発射制御基板88が設けられる。
メイン制御基板62は、パチンコ遊技を統括的に制御する制御装置である。メイン制御基板62には、パチンコ遊技に関る統括的な制御を行うための処理実行手段としてメインCPU64を備える。メインCPU64は、ROM66、RAM68を備える。ROM66には、パチンコ遊技全体に関る遊技制御プログラムや、遊技制御プログラムの実行に必要となる予め設定されたデータが格納されている。RAM68は、随時読み出しおよび書き込みが可能な記憶手段であって、メインCPU64が遊技制御プログラムを実行する際に各種データや入出力信号が格納される。
メイン制御基板62には、入出力インターフェース回路(図示省略)を介して各種検出器(例えば、始動口センサ41)から出力される検出信号が入力する。また、メインCPU64は、入出力インターフェース回路を介して各種駆動装置(例えば、ソレノイド40)に対して制御出力を行う。さらに、メイン制御基板62は、サブ制御基板70および払出制御基板52に接続され、これらの制御基板70,52とデータ通信を行う。
メイン制御基板62には、入出力インターフェース回路(図示省略)を介して各種検出器(例えば、始動口センサ41)から出力される検出信号が入力する。また、メインCPU64は、入出力インターフェース回路を介して各種駆動装置(例えば、ソレノイド40)に対して制御出力を行う。さらに、メイン制御基板62は、サブ制御基板70および払出制御基板52に接続され、これらの制御基板70,52とデータ通信を行う。
サブ制御基板70は、メイン制御基板62から送信されたコマンドに基づいてランプ34の点灯制御、スピーカ28から効果音を出力する音声制御、メイン制御基板62から送信されたコマンドの受信及び表示制御基板78に対するコマンドの送信を行う制御装置である。
サブ制御基板70には、処理実行手段としてサブCPU72が装備される。サブCPU72にも、ROM74、RAM76が設けられる。ROM74には、サブCPU72が上述した各種制御を実行するための制御プログラムや、これら制御プログラムの実行に必要となるデータが格納されている。RAM76は、随時読み出しおよび書き込みが可能な記憶手段であり、サブCPU72が上記制御プログラムを実行する際に各種データや入出力信号が格納される。サブCPU72には、出力インターフェース回路(図示省略)を介してランプ34やスピーカ28が接続されている。また、サブ制御基板70は、メイン制御基板62および表示制御基板78にデータ通信可能に接続されている。
サブ制御基板70には、処理実行手段としてサブCPU72が装備される。サブCPU72にも、ROM74、RAM76が設けられる。ROM74には、サブCPU72が上述した各種制御を実行するための制御プログラムや、これら制御プログラムの実行に必要となるデータが格納されている。RAM76は、随時読み出しおよび書き込みが可能な記憶手段であり、サブCPU72が上記制御プログラムを実行する際に各種データや入出力信号が格納される。サブCPU72には、出力インターフェース回路(図示省略)を介してランプ34やスピーカ28が接続されている。また、サブ制御基板70は、メイン制御基板62および表示制御基板78にデータ通信可能に接続されている。
表示制御基板78は、サブ制御基板70から送信されたコマンドを受けて図柄表示器23に遊技画像(例えば、特別図柄の図柄変動)を表示する制御装置である。表示制御基板78にも処理実行手段として表示CPU80や、VDP86(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)が装備される。
表示CPU80は、ROM82、RAM84を備える。ROM82には、図柄表示器23に遊技画像を表示するための制御プログラムや表示用データ等が格納されている。RAM84は、随時読み出しおよび書き込みが可能な記憶手段であり、表示CPU80が上記制御プログラムを実行する際に各種データや入出力信号が格納される。VDP86には図柄表示器23が接続される。VDP86は、表示CPU80の制御出力に応じて画像データを生成し、その生成した画像データを図柄表示器23に出力する処理を行う。また、表示制御基板78には、インターフェース回路(図示省略)を介して選択スイッチ30a,30b及び決定ボタン32が接続されている。選択スイッチ30a,30b及び決定ボタン32によって選択されたリーチ演出に係る情報はRAM84に格納される。
なお、ROM82に格納された表示用データには、変動パターン毎に作成されたスケジューラデータが含まれている。スケジューラデータは、変動パターンによって決められた表示内容(各図柄の変動及び停止とキャラクタ演出)を具現化するためのデータである。なお、選択スイッチ30a,30bと決定ボタン32によって選択可能とされたリーチ演出に係る変動パターンについては、そのダイジェスト版を表示するためのスケジューラデータもROM82内に格納されている。
表示CPU80は、ROM82、RAM84を備える。ROM82には、図柄表示器23に遊技画像を表示するための制御プログラムや表示用データ等が格納されている。RAM84は、随時読み出しおよび書き込みが可能な記憶手段であり、表示CPU80が上記制御プログラムを実行する際に各種データや入出力信号が格納される。VDP86には図柄表示器23が接続される。VDP86は、表示CPU80の制御出力に応じて画像データを生成し、その生成した画像データを図柄表示器23に出力する処理を行う。また、表示制御基板78には、インターフェース回路(図示省略)を介して選択スイッチ30a,30b及び決定ボタン32が接続されている。選択スイッチ30a,30b及び決定ボタン32によって選択されたリーチ演出に係る情報はRAM84に格納される。
なお、ROM82に格納された表示用データには、変動パターン毎に作成されたスケジューラデータが含まれている。スケジューラデータは、変動パターンによって決められた表示内容(各図柄の変動及び停止とキャラクタ演出)を具現化するためのデータである。なお、選択スイッチ30a,30bと決定ボタン32によって選択可能とされたリーチ演出に係る変動パターンについては、そのダイジェスト版を表示するためのスケジューラデータもROM82内に格納されている。
払出制御基板52は、メイン制御基板62から送信されたコマンド(賞球コマンド)に基づいて払出装置90を制御する制御装置である。払出制御基板52は処理実行手段として払出CPU56を備える。払出CPU56も、ROM58、RAM60を備える。ROM58には、メイン制御基板70からの賞球コマンドに基づいて賞球を払い出すための制御プログラム等が格納されている。RAM60は、随時読み出しおよび書き込みが可能な記憶手段であり、払出CPU56が上記制御プログラムを実行する際に各種データや入出力信号が格納される。また、払出制御基板52と発射制御基板88は、それぞれの基板に設けられたインターフェース回路を介して接続されている。発射制御基板88は、遊技盤14に向けてパチンコ球を発射する発射装置の発射モータを制御する制御装置である。
上述した各制御基板52,62,70,78,88や各種装置(図柄表示器23,スピーカ28,ランプ34等)には、電源基板50から電力が供給される。電源基板50は外部交流電源に接続され、外部交流電源から供給される電力を各制御基板や各種装置の作動電圧(+5V,+12V,+34V)に変換し、各制御基板や各種装置に供給する。
最後に、図柄表示器23に図柄変動を表示するために、メイン制御基板62と表示制御基板78において実行される処理を説明する。まず、メイン制御基板62で実行される処理について説明する。
図11に示すように、メイン制御基板62では、まず、始動口センサ41からの始動入賞信号を受信したか否かの判定を行う(S10)。始動入賞信号を受信していない場合〔ステップS10でNOの場合〕には、そのままメイン制御基板62の処理を終了する。
始動入賞信号を受信した場合〔ステップS10でYESの場合〕には、大当り乱数を抽選し(S12)、大当り図柄乱数を抽選し(S12)、リーチ判定用乱数を抽選する(S16)。大当り乱数は、当該図柄変動が大当りとなるか否かを決める乱数である。大当り図柄乱数は、当該図柄変動が大当りとなる場合に、どの図柄で大当りとなるかを決める乱数である。リーチ判定用乱数は、当該図柄変動がリーチとなるか否かを決める乱数である。
図11に示すように、メイン制御基板62では、まず、始動口センサ41からの始動入賞信号を受信したか否かの判定を行う(S10)。始動入賞信号を受信していない場合〔ステップS10でNOの場合〕には、そのままメイン制御基板62の処理を終了する。
始動入賞信号を受信した場合〔ステップS10でYESの場合〕には、大当り乱数を抽選し(S12)、大当り図柄乱数を抽選し(S12)、リーチ判定用乱数を抽選する(S16)。大当り乱数は、当該図柄変動が大当りとなるか否かを決める乱数である。大当り図柄乱数は、当該図柄変動が大当りとなる場合に、どの図柄で大当りとなるかを決める乱数である。リーチ判定用乱数は、当該図柄変動がリーチとなるか否かを決める乱数である。
次に、ステップS12で抽選した大当たり乱数に基づいて大当たりか否かの判定を行う(S18)。大当たりであった場合〔ステップS18でYESの場合〕には、ステップS14で抽選した大当り図柄乱数から大当たり図柄を決定する(S20)。大当たりでなかった場合〔ステップS18でNOの場合〕には、ステップS16で抽選したリーチ判定用乱数に基づいてリーチとなるか否かを判定する(S22)。リーチとなる場合〔ステップS22でYESの場合〕には、リーチでハズレとなるハズレ図柄〔左図柄と右図柄が同一で中図柄が異なるハズレ図柄〕を決定する(S24)。リーチとならない場合〔ステップS22でNOの場合〕には、リーチとならないハズレ図柄〔左図柄と右図柄が異なるハズレ図柄〕を決定する(S26)。
上述したステップS20、S24又はS26によって最終的に停止表示される停止図柄を決定すると、次に、その停止図柄に対応する変動パターンを決定する(S27)。具体的には、停止図柄が大当りの場合は大当りとなる変動パターン群の中から1の変動パターンを抽選し、リーチでハズレとなる場合はリーチでハズレとなる変動パターン群の中から1の変動パターンを抽選し、リーチとならずにハズレとなる場合は非リーチ変動パターン群の中から1の変動パターンを抽選する。
変動パターンを決定すると、メイン制御基板62は、特別図柄の停止図柄を指定するコマンド及び当該図柄変動の変動パターンを指定するコマンドを、サブ制御基板70を介して表示制御基板78へ出力する(S28)。
コマンドを出力すると、当該図柄変動の変動時間を計時するための図柄変動タイマをスタートさせる(S30)。次いで、ステップS30でスタートした図柄変動タイマがタイムアップ(すなわち、ステップS27で決定された変動パターンで規定される変動時間が経過)したか否かを判定し(S32)、図柄変動タイマがタイムアップしていない場合〔ステップS32でNOの場合〕は、図柄変動タイマがタイムアップするまで待機する。
図柄変動タイマがタイムアップしている場合〔ステップS32でYESの場合〕は、サブ制御基板70を介して表示制御基板78に停止コマンドを出力する(S34)。したがって、変動パターンで規定された変動時間が経過すると、メイン制御基板62から表示制御基板78に向かって停止コマンドが出力されることとなる。
変動パターンを決定すると、メイン制御基板62は、特別図柄の停止図柄を指定するコマンド及び当該図柄変動の変動パターンを指定するコマンドを、サブ制御基板70を介して表示制御基板78へ出力する(S28)。
コマンドを出力すると、当該図柄変動の変動時間を計時するための図柄変動タイマをスタートさせる(S30)。次いで、ステップS30でスタートした図柄変動タイマがタイムアップ(すなわち、ステップS27で決定された変動パターンで規定される変動時間が経過)したか否かを判定し(S32)、図柄変動タイマがタイムアップしていない場合〔ステップS32でNOの場合〕は、図柄変動タイマがタイムアップするまで待機する。
図柄変動タイマがタイムアップしている場合〔ステップS32でYESの場合〕は、サブ制御基板70を介して表示制御基板78に停止コマンドを出力する(S34)。したがって、変動パターンで規定された変動時間が経過すると、メイン制御基板62から表示制御基板78に向かって停止コマンドが出力されることとなる。
次に、表示制御基板78における処理について図12を参照して説明する。図12に示すように、表示制御基板78は、まず、メイン制御基板62から送信されたコマンド群(停止図柄及び変動パターンに関するコマンド)を受信したか否かを判定する(S40)。
メイン制御基板62からのコマンド群を受信していない場合〔ステップS40でNOの場合〕は、選択画面を表示するタイミング(すなわち、デモ画面に切換えられてから所定時間が経過した時点)か否かを判断する(S42)。選択画面を表示しない場合〔ステップS42でNO〕はそのまま処理を終了し、選択画面を表示する場合〔ステップS42でYES〕は図柄表示器23に選択画面(図4参照)を表示する(S44)。
選択画面を表示すると、次いで、遊技者によってリーチ演出が選択されたか否かを判定する(S46)。遊技者によってリーチ演出が選択されなかった場合〔ステップS46でNO〕はそのまま処理を終了し、リーチ演出が選択された場合〔ステップS46でYES〕はその選択されたリーチ演出を記憶して(S48)、処理を終了する。
メイン制御基板62からのコマンド群を受信していない場合〔ステップS40でNOの場合〕は、選択画面を表示するタイミング(すなわち、デモ画面に切換えられてから所定時間が経過した時点)か否かを判断する(S42)。選択画面を表示しない場合〔ステップS42でNO〕はそのまま処理を終了し、選択画面を表示する場合〔ステップS42でYES〕は図柄表示器23に選択画面(図4参照)を表示する(S44)。
選択画面を表示すると、次いで、遊技者によってリーチ演出が選択されたか否かを判定する(S46)。遊技者によってリーチ演出が選択されなかった場合〔ステップS46でNO〕はそのまま処理を終了し、リーチ演出が選択された場合〔ステップS46でYES〕はその選択されたリーチ演出を記憶して(S48)、処理を終了する。
一方、ステップS40でYESの場合〔メイン制御基板62からのコマンド群を受信している場合〕は、そのコマンド群で指定された図柄変動がノーマルリーチの図柄変動か否かを判定する(S50)。ノーマルリーチの図柄変動でない場合〔ステップS50でNO〕は、そのコマンド群で指定された図柄変動(すなわち、非リーチの図柄変動又はスーパーリーチの図柄変動等)を、メイン制御基板62から停止コマンドを受信するまで表示する(S58,S60)。そして、メイン制御基板62から出力された停止コマンドを受信すると〔ステップS60でYES〕、図柄表示器23に図柄を確定表示して(S62)、処理を終了する。
一方、ステップS50でYESの場合〔コマンド群で指定された図柄変動がノーマルリーチの場合〕は、遊技者によって選択されたリーチ演出が記憶されているか否か(すなわち、当該処理周期より前の処理周期のステップS48の処理によって記憶されたリーチ演出があるか否か)を判定する(S52)。リーチ演出が記憶されていない場合〔ステップS52でNO〕は、ステップS58,S60に進んで、そのコマンド群で指定された図柄変動を図柄表示器23に表示する。
逆に、リーチ演出が記憶されている〔ステップS52でYES〕は、メイン制御基板62から停止コマンドを受信するまで、そのコマンド群で指定された図柄変動と、記憶されているリーチ演出に係る図柄変動(すなわち、選択されたリーチ演出のダイジェスト版)とを合成して図柄表示器23に表示する(S54,S60)。これによって、コマンド群で指定された図柄変動が図柄表示器23の第1表示領域23aに表示され、記憶されたリーチ演出に係る図柄変動が図柄表示器23の第2表示領域23bに表示される(図5〜8参照)。そして、メイン制御基板62から出力された停止コマンドを受信すると〔ステップS56でYES〕、図柄表示器23に図柄を確定表示して(S62)、処理を終了する。
逆に、リーチ演出が記憶されている〔ステップS52でYES〕は、メイン制御基板62から停止コマンドを受信するまで、そのコマンド群で指定された図柄変動と、記憶されているリーチ演出に係る図柄変動(すなわち、選択されたリーチ演出のダイジェスト版)とを合成して図柄表示器23に表示する(S54,S60)。これによって、コマンド群で指定された図柄変動が図柄表示器23の第1表示領域23aに表示され、記憶されたリーチ演出に係る図柄変動が図柄表示器23の第2表示領域23bに表示される(図5〜8参照)。そして、メイン制御基板62から出力された停止コマンドを受信すると〔ステップS56でYES〕、図柄表示器23に図柄を確定表示して(S62)、処理を終了する。
以上、説明したように、本実施形態のパチンコ機10では、遊技者によって選択されたリーチ演出に係る図柄変動は、メイン制御基板62の抽選に基づいてノーマルリーチとなる図柄変動を表示する際に併せて表示される。ノーマルリーチが抽選される確率は、遊技者によって選択されたリーチ演出(スーパーリーチ等)に係る図柄変動が抽選される確率より高いため、遊技者は見たいと思っているリーチ演出に係る図柄変動を高確率で見ることができる。
また、メイン制御基板62で抽選された図柄変動は図柄表示器23の第1表示領域23aに表示され、遊技者が選択したリーチ演出に係る図柄変動は図柄表示器23の第2表示領域23bに表示される。このため、遊技者は第1表示領域23aに表示される図柄変動から、実際の大当り抽選の期待度を知ることができる。したがって、第2表示領域23bにスーパーリーチに係る図柄変動が表示されてハズレとなっても、スーパーリーチに係る図柄変動に対して大当り期待度が低いという印象は抱かない。これによって、メイン制御基板62の抽選によってスーパーリーチ等の図柄変動が表示されると、遊技者はその図柄変動に対して大きな大当り期待感を抱くことができる。
また、メイン制御基板62で抽選された図柄変動は図柄表示器23の第1表示領域23aに表示され、遊技者が選択したリーチ演出に係る図柄変動は図柄表示器23の第2表示領域23bに表示される。このため、遊技者は第1表示領域23aに表示される図柄変動から、実際の大当り抽選の期待度を知ることができる。したがって、第2表示領域23bにスーパーリーチに係る図柄変動が表示されてハズレとなっても、スーパーリーチに係る図柄変動に対して大当り期待度が低いという印象は抱かない。これによって、メイン制御基板62の抽選によってスーパーリーチ等の図柄変動が表示されると、遊技者はその図柄変動に対して大きな大当り期待感を抱くことができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、下記に記載の形態で好適に実施することができる。
(1)上述した実施形態では、メイン制御基板の抽選によってノーマルリーチの図柄変動が表示されるときに併せて、遊技者によって選択されたリーチ演出に係る図柄変動が表示された。しかしながら、遊技者の選択に係る図柄変動は、ノーマルリーチ以外の図柄変動と併せて表示されてもよい。
例えば、リーチとならない図柄変動が表示されるときに併せて、遊技者の選択に係る図柄変動が表示されてもよい。リーチとならない図柄変動が抽選される確率は、ノーマルリーチとなる図柄変動が抽選される確率よりも高いため、遊技者の選択に係る図柄変動をより高確率で表示することができる。
また、遊技者の選択に係る図柄変動は、ノーマルリーチの図柄変動及び非リーチの図柄変動のどちらとも併せて表示するようにしてもよい。かかる場合、遊技者によってリーチ演出が選択されてから図柄変動が所定回数行なわれるまでは、ノーマルリーチの図柄変動が表示されるまで待機することが好ましい。そして、遊技者がリーチ演出を選択してから所定回数図柄変動が行なわれる間にノーマルリーチの図柄変動が表示される場合は、そのノーマルリーチの図柄変動に併せて遊技者の選択に係る図柄変動を表示する。一方、遊技者がリーチ演出を選択してから所定回数連続してノーマルリーチの図柄変動が抽選されない場合は、それ以降に表示される非リーチの図柄変動に併せて遊技者の選択に係る図柄変動を表示する。これによって、遊技者によって選択されたリーチ演出に係る図柄変動が、リーチ演出が選択されてから余りに長期間表示されないという事態の発生を防止することができる。
例えば、リーチとならない図柄変動が表示されるときに併せて、遊技者の選択に係る図柄変動が表示されてもよい。リーチとならない図柄変動が抽選される確率は、ノーマルリーチとなる図柄変動が抽選される確率よりも高いため、遊技者の選択に係る図柄変動をより高確率で表示することができる。
また、遊技者の選択に係る図柄変動は、ノーマルリーチの図柄変動及び非リーチの図柄変動のどちらとも併せて表示するようにしてもよい。かかる場合、遊技者によってリーチ演出が選択されてから図柄変動が所定回数行なわれるまでは、ノーマルリーチの図柄変動が表示されるまで待機することが好ましい。そして、遊技者がリーチ演出を選択してから所定回数図柄変動が行なわれる間にノーマルリーチの図柄変動が表示される場合は、そのノーマルリーチの図柄変動に併せて遊技者の選択に係る図柄変動を表示する。一方、遊技者がリーチ演出を選択してから所定回数連続してノーマルリーチの図柄変動が抽選されない場合は、それ以降に表示される非リーチの図柄変動に併せて遊技者の選択に係る図柄変動を表示する。これによって、遊技者によって選択されたリーチ演出に係る図柄変動が、リーチ演出が選択されてから余りに長期間表示されないという事態の発生を防止することができる。
(2)上述した実施形態では、遊技者によって選択されたリーチ演出に係る図柄変動については、そのダイジェスト版を表示することで、ノーマルリーチの図柄変動中に終了するようになっていた。しかしながら、遊技者によって選択された図柄変動についても、ダイジェスト版ではなく、完全なバージョンを表示するようにしてもよい。例えば、図柄変動が保留されており複数の図柄変動が連続して表示されるときは、複数の図柄変動にわたって遊技者の選択に係る図柄変動(完全バージョン)を表示するようにしてもよい。
(3)上述した実施形態では、遊技者によって選択された図柄変動は、その図柄変動の中から必要な部分(見せたい部分)だけを取り出し、ダイジェスト版として表示した。しかしながら、図柄変動をダイジェスト版として表示する方法は、上述した方法に限られず、種々の方法を採ることができる。例えば、図柄変動のうち見せたい部分を標準速度で表示し、それ以外の部分については早送りで表示することによって、ダイジェスト版として表示することもできる。あるいは、図柄変動全体を早送りで表示することによってダイジェスト版として表示することもできる。すなわち、本明細書でいう「ダイジェスト版」とは、当該変動パターンに予め設定されている変動時間よりも短い時間で表示を行なうものを意味し、その表示内容や表示方法についてはいかなる形態をも採り得る。
(4)上述した実施形態では、遊技者によって選択された図柄変動は、始動入賞に基づく抽選によってリーチとなる図柄変動が表示されるときに表示された。しかしながら、本発明はこのような形態に限られず、例えば、始動入賞毎に抽選を行なって、その抽選結果に基づいて遊技者によって選択された図柄変動を表示するようにしてもよい。このような形態では、遊技者によってリーチ演出が選択された後、直ちにリーチ変動が表示される場合でも、そのリーチ変動に併せて遊技者の選択したリーチ演出が表示されない場合が生じる。このため、遊技者は選択された図柄変動が表示されるタイミングを予測し難くなり、表示されたときの喜びが大きくなる。
(5)なお、上述した各実施形態は本発明をパチンコ機に適用した例であったが、本発明はこの他にも、スロットマシン、アレンジホール機(一定数の鋼球を遊技盤上に射出して所定の当たり状態を成立させるもの)、雀球遊技機等の各種遊技機にも適用することができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10・・パチンコ機
14・・遊技盤
15・・センター役物装置
23・・図柄表示器
25・・始動口
26・・大入賞口
40・・ソレノイド
41・・始動口センサ
62・・メイン制御基板
78・・表示制御基板
14・・遊技盤
15・・センター役物装置
23・・図柄表示器
25・・始動口
26・・大入賞口
40・・ソレノイド
41・・始動口センサ
62・・メイン制御基板
78・・表示制御基板
Claims (1)
- 複数の変動パターンの図柄変動を表示する図柄表示器を備えた遊技機であって、
遊技者によって操作され、図柄変動の変動パターンを予め選択する手段と、
所定の契機に基づいて図柄変動の変動パターンを抽選する手段と、
抽選手段によって抽選された変動パターンと選択手段によって選択された変動パターンとが異なる所定の図柄変動において、抽選された変動パターンに係る図柄変動と選択された変動パターンに係る図柄変動の両者を図柄表示器に表示する手段と、を有する遊技機。
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- 2003-08-12 JP JP2003292577A patent/JP2005058478A/ja active Pending
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