JP2009165541A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】透光性を有する遊技盤の表面に導電性の遊技釘を植設して遊技球が流下する遊技領域を形成するとともに、該遊技盤の後方に画像表示装置を配設して該遊技盤を透かして画像を表示するようにした遊技機において、遊技盤裏面の電気部品や画像表示装置の静電気による不具合を防止する。
【解決手段】遊技に関わる遊技装置(一般入賞口2,2、普通変動入賞装置3、特別変動入賞装置4、普図始動ゲート6、始動入賞口10、役物装置40)の電気部品(例えば、ゲートセンサ6aなどの各種センサ、モータ44やソレノイドなどの各種駆動源、制御基板47などの各種基板、その他ランプ、LEDなど)を遊技盤1の裏面に配設し、遊技釘500を遊技盤1に形成された貫通孔(打込穴1c)に対して植設し、遊技釘500の少なくとも先端部分を絶縁手段503aにより電気的に絶縁する。
【選択図】図8

Description

本発明は、透光性を有する遊技盤の表面に導電性の遊技釘を植設して遊技球が流下する遊技領域を形成するとともに、該遊技盤の後方に画像表示装置を配設して該遊技盤を透かして画像を表示するようにした遊技機に関する。
従来、木製の合板に遊技釘を打ち込んで遊技盤を構成し、該遊技盤に向けて遊技球を発射することで遊技を行う遊技機が知られている。木製の遊技盤においては、遊技盤表面に形成された位置決め凹部に対して遊技釘を打ち込むことで植設されていたが、この際に遊技釘は遊技盤内をねじ切って切削しながら打ち込まれるので遊技釘は一定の保持力により保持されることとなっていた。
近年においては、遊技盤の本体を合成樹脂で構成したものが考えられているが、合成樹脂製の遊技盤の場合、そのまま金属製の遊技釘を打ち込むと本体にクラック等が発生する可能性があることから、予め遊技盤の前後に貫通する貫通孔を形成しておき、その孔に螺旋状の溝が形成された遊技釘を打ち込むようになっている(例えば、特許文献1参照)。また、透明合成樹脂製の遊技盤の後方に可動部材と該可動部材を作動させる電気的駆動源を設けるようにした遊技機も考えられている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−204862号公報 特開2005−131299号公報
遊技球は島設備から供給されて、遊技機の発射装置から発射されて遊技領域を流下するが、その間に静電気が帯電しやすい。また、遊技盤を合成樹脂で成型するようにすると、金属製の遊技球が合成樹脂へ接触する頻度が増し更に静電気が帯電しやすくなってしまう。このような静電気が帯電した遊技球は遊技領域を流下する間に、金属製の遊技釘に衝突することとなるが、従来の遊技機の場合、遊技釘を植設している孔が貫通孔となっているため、静電気が遊技釘を通って遊技盤の後方に伝わり、遊技盤後方に配設されている電気的駆動源に悪影響を及ぼし、故障の原因となっている。
本発明の目的は、透光性を有する遊技盤の表面に導電性の遊技釘を植設して遊技球が流下する遊技領域を形成するとともに、該遊技盤の後方に画像表示装置を配設して該遊技盤を透かして画像を表示するようにした遊技機において、遊技盤裏面の電気部品や画像表示装置の静電気による不具合を防止することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、透光性を有する遊技盤の表面に導電性の遊技釘を植設して遊技球が流下する遊技領域を形成するとともに、該遊技盤の後方に画像表示装置を配設して該遊技盤を透かして画像を表示するようにした遊技機において、
遊技に関わる遊技装置の電気部品を前記遊技盤裏面に配設し、
前記遊技釘を前記遊技盤に形成された貫通孔に対して植設し、
前記遊技釘の少なくとも先端部分を絶縁手段により電気的に絶縁したことを特徴とする。
ここで、「遊技装置」とは、例えば、可動部材を備える変動入賞装置、ランプやLEDを備える発光装飾装置、動作する演出部材を備える可動演出装置(役物装置)、遊技球が入賞する入賞口、遊技球が通過するゲートである。
また、「電気部品」とは、ソレノイド、ランプ、LED、モータ、センサ、基板などである。
また、「絶縁手段」とは、ゴム、シリコンなどの絶縁性の素材からなる部材や、ゴム、シリコン、絶縁油などの絶縁性の素材からなる被膜などである。
請求項1に記載の発明によれば、遊技に関わる遊技装置の電気部品を遊技盤裏面に配設し、遊技釘を遊技盤に形成された貫通孔に対して植設し、遊技釘の少なくとも先端部分を絶縁手段により電気的に絶縁したので、遊技盤裏面の電気部品や画像表示装置が故障する等を防止できる。すなわち、遊技釘を遊技盤に形成された貫通孔に対して植設しても、遊技釘の少なくとも先端部分は絶縁手段により電気的に絶縁されているので、遊技領域を流下する遊技球から静電気が遊技釘を介して遊技盤裏面に伝わることを防止でき、遊技盤裏面の電気部品や画像表示装置が静電気により故障したり誤作動したりする等の不具合を防止できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、前記遊技釘は、本体部の径よりも大きい外径で構成されて螺旋状の溝が形成された螺旋部を備え、
前記螺旋部よりも先端方向に当該螺旋部の外径よりも小径の先端部を形成し、該先端部を前記絶縁手段により電気的に絶縁したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、遊技釘は、本体部の径よりも大きい外径で構成されて螺旋状の溝が形成された螺旋部を備えたので、螺旋部により遊技釘の保持力を高めることができる。また、螺旋部よりも先端方向に当該螺旋部の外径よりも小径の先端部を形成し、該先端部を絶縁手段により電気的に絶縁したので、遊技釘を打ち込む際に絶縁手段が傷ついたり、剥がれたりすることを防止できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の遊技機であって、前記先端部を曲面形状に構成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、先端部を曲面形状に構成したので、遊技釘の先端が遊技盤の裏面まで突き抜けても保管時に他の遊技盤を傷つけることを防止できるとともに、遊技釘の先端部が遊技盤の裏面に突き抜けても静電気が遊技盤の裏面に伝わるのを防止できる。すなわち、遊技盤の製造時において遊技釘を貫通孔に打ち込んだ場合、遊技釘の先端部が遊技盤の裏面まで突き抜けてしまうこともあるが、遊技盤(本体)に遊技釘を植設した状態で保管する場合、複数の遊技盤を背合わせで重ねて保管すると裏面に突き出た遊技釘で重なった遊技盤を傷つけてしまい画像の見栄えを悪くしてしまう。しかしながら、本発明のように先端部を曲面形状に構成することで、仮に遊技釘の先端部が遊技盤の裏面まで突き抜けても保管時に他の遊技盤を傷つけることを防止できる。また、静電気(静電荷)は曲率半径が小さく尖っている所ほど密度が高くなり、そこから放電される可能性が高くなるが、本発明のように先端部を曲面形状に構成することで、静電気が遊技盤の裏面に伝わる可能性を低くすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の遊技機であって、前記貫通孔に対する遊技釘の打ち込み深さを規制する打込規制部を前記遊技釘に形成したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、貫通孔に対する遊技釘の打ち込み深さを規制する打込規制部を遊技釘に形成したので、遊技釘の打ち込み深さを適正位置にすることができ、遊技釘が遊技盤の裏面に突き抜けたり、遊技釘の遊技領域での高さが異なってしまったりする等の不具合を防止できる。また、遊技釘の先端部と電気部品との間に一定の距離を確保することができるので、静電気が遊技盤裏面に伝わる可能性を低くすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2から4の何れか一項に記載の遊技機であって、前記螺旋部に、前記遊技釘の円周方向に沿ってリング状の溝部を形成したことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、螺旋部に、遊技釘の円周方向に沿ってリング状の溝部を形成したので、遊技釘の保持力が極めて高くなり、遊技中に遊技球の衝突等により遊技釘が脱落してしまう等を防止できる。
本発明によれば、遊技に関わる遊技装置の電気部品を遊技盤裏面に配設し、遊技釘を遊技盤に形成された貫通孔に対して植設し、遊技釘の少なくとも先端部分を絶縁手段により電気的に絶縁したので、遊技盤裏面の電気部品や画像表示装置が故障する等を防止できる。すなわち、遊技釘を遊技盤に形成された貫通孔に対して植設しても、遊技釘の少なくとも先端部分は絶縁手段により電気的に絶縁されているので、遊技領域を流下する遊技球から静電気が遊技釘を介して遊技盤裏面に伝わることを防止でき、遊技盤裏面の電気部品や画像表示装置が静電気により故障したり誤作動したりする等の不具合を防止できる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここでは、本発明にかかる遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について説明を行う。
図1,2に示すように、本実施形態の遊技機100は、矩形枠状に構成された機枠110を備え、機枠110の前面側には、該機枠110に対して前方向へ扉状に回動可能に矩形枠状の前面枠120が軸着されている。なお、矩形枠状の機枠110は、裏面側から見て左側の一辺が金属製とされ、その他の辺は木製となっている。これによって、裏面側から見て左側の一辺においては、強度を保ったまま厚みを薄くでき、後述するように表示ユニット170を備える裏機構枠160の配設を可能としている。
前面枠120は、当該前面枠120に備えられる各種部材等の取付用のベースとなる前面枠本体130と、当該前面枠本体130に対して、その前面側に回動可能に軸支されたクリア部材保持枠140と、前面枠本体130の前面のクリア部材保持枠140の下側に取り付けられた発射操作ユニット150と、前面枠本体130の裏面側に回動可能に軸支され、表示ユニット170を備える裏機構枠160とを有する。
前面枠本体130は、矩形枠状の機枠110の前面側をちょうど覆うような概略矩形板状に構成されるとともに、その中央から上端部にわたる部分に、遊技盤1を嵌め込んで収容するための方形状の開口部131が形成されている。そして、前面枠本体130に収容された遊技盤1の前面が前面枠本体130の開口部131から前側に臨むようになっている。すなわち遊技盤1は、前面枠本体130に嵌め込まれることで前面枠120に取り付けられている。
また、前面枠本体130の遊技盤1が嵌め込まれた開口部131、すなわち、前面枠本体130の中央より少し下側から上端部にわたる部分には、前面枠本体130の前側を覆うクリア部材保持枠140が配置されており、遊技盤1の前面とクリア部材保持枠140に嵌め込まれたクリア部材としてのガラス板141との間で、遊技盤1の前面に設けられた遊技領域区画壁9に囲まれた部分が、遊技球が発射されて流下する第1遊技領域1aとされている。
また、クリア部材保持枠140の一方の側部(遊技機100の前面側から見て左側の側部)は、前面枠本体130の一方の側部に回動可能に軸支されて、扉状に開閉自在とされ、クリア部材保持枠140を開くことにより、遊技盤1の前面側の第1遊技領域1aの前側を開放可能となっている。クリア部材保持枠140には、前面枠本体130の開口部131をほぼ閉塞するように、該開口部131に嵌め込まれた遊技盤1との間に遊技球が流下可能な第1遊技領域1aとなる間隔を開けて二重のガラス板141が固定されている。そして、クリア部材保持枠140において、遊技機100の前側からガラス板141を介して遊技盤1の前面側の少なくとも第1遊技領域1aの部分が視認可能となっている。また、クリア部材保持枠140の前面であって、ガラス板141が固定されて第1遊技領域1aを視認可能とする部分の周囲には、枠装飾装置としてのランプやLED、音声を出力するスピーカなどが設けられている。
また、前面枠本体130に軸着されたクリア部材保持枠140の開放端側となる前面側から見て右側の端部の前面には、施錠装置の一部をなす鍵穴143が形成されている。この鍵穴143は、前面枠本体130の施錠装置の一部であるとともに、クリア部材保持枠140の施錠装置の一部でもあって、鍵穴143に鍵を入れて一方(例えば左回り)に回すと前面枠本体130の施錠が解除され、他方(例えば右回り)に回すとクリア部材保持枠140の施錠が解除されるようになっている。
また、前面枠本体130の前面側のクリア部材保持枠140の下側には、発射操作ユニット150が取り付けられている。発射操作ユニット150は、左右側部のうちの一側部となる左側部を前面枠本体130に軸着されて、左右方向に回動して開閉自在な開閉パネル151とその下の下部パネル152とからなる。開閉パネル151は、排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を発射する発射装置(図示略)に遊技球を送る上皿153を有している。この上皿153の周囲には、遊技者が操作可能な演出用ボタン155が設けられている。また、開閉パネル151の下側の下部パネル152には、上皿153に収容しきれない遊技球を収容する下皿154及び灰皿と、第1遊技領域1aに向けての遊技球の発射操作を行うとともに、該遊技領域1aに遊技球を発射する際の発射勢を調節するための操作ハンドル156、音声を出力するスピーカ157などが設けられている。
また、図2に示すように、前面枠本体130の裏面側であって、遊技盤1が嵌め込まれた開口部131の上端部から中央より少し下側にわたる部分には、前面枠本体130の裏面側を覆うように裏機構枠160が配置されている。裏機構枠160の前面の左端部は、前面枠本体130の裏面であって遊技機100の裏面側から見て右側の側部に回動可能に軸支されて扉状に開閉自在とされ、裏機構枠160を開くことにより、遊技盤1の裏面側の上部を開放可能となっている。なお、裏機構枠160と前面枠本体130の連結部分は着脱自在であって、前面枠本体130、裏機構枠160はそれぞれユニット単位で交換やメンテナンスが可能となっている。
裏機構枠160には、画像表示装置として、画像表示面171が前側(開口した側)となるように、液晶表示パネル175(液晶表示器、バックライトを含む)を備える表示ユニット170が配設されており、遊技盤1の裏面側に表示ユニット170の画像表示面171が臨むようになっている。すなわち、表示ユニット170は該裏機構枠160を介して前面枠120側に配設された状態で遊技盤1の後方位置に配設されることとなる。液晶表示パネル175の画像表示面171の面積は、前面枠本体130に形成された開口部131に嵌め込まれた遊技盤1の大部分を裏面側から覆うことができる面積となっており、後述する遊技盤1における遊技盤本体1bを透して後方を視認可能な視認開口87よりも広いものである。
また、表示ユニット170は前後に移動可能に取り付けられているとともに、付勢部材により前方側に向かって付勢された状態となっている。よって、遊技盤1が装着されて裏機構枠160を閉じた状態においては、後述する遊技盤1の裏面に設けられて後方に突出する押圧部83,83,…が、表示ユニット170の前面に密着し、表示ユニット170は遊技盤1の裏面から押圧部83,83,…の突出幅の分だけ後方側へ隔離した位置に配されるようになっている。
また、裏機構枠160の背面(裏面)には、CPUなどを備えた演出制御基板を有し、画像表示装置をなす表示ユニット170における液晶表示器の表示を制御する表示制御装置をなす第1演出制御装置が配設されている。この第1演出制御装置は、遊技盤1の裏面に取り付けられて遊技制御装置30の制御の下で演出の制御を行う第2演出制御装置31と接続するようになっている。この他に、裏機構枠160には、遊技機100が設置される島設備に設けられた供給装置から供給される遊技球を一時貯留する貯留タンク192や、遊技制御装置30の制御の下、排出発射制御装置に制御されて貯留タンク192から所定数の遊技球を排出する排出装置などが設けられている。
また、前面枠本体130の裏面側であって遊技盤1が嵌め込まれた開口部131の下方には、賞球の排出や遊技球の発射を制御する排出発射制御装置(図示略)、遊技機100内の各装置に電力を供給する電源回路としての電源供給装置(図示略)などが取り付けられている。その他、前面枠本体130には、各部材の取付位置に各部材を取り付けるための構造が設けられており、例えば、取り付けられた部材を囲むように補強用のリブが形成されていたり、ビス等による部材の取り付けのためのボス等が形成されている。
図1,3,4に示すように、前面枠本体130の開口部131に嵌め込まれる遊技盤1は、遊技盤本体1bと、遊技盤本体1bの裏面側に配される遊技盤裏面構成部材80とを備える。遊技盤本体1bは透明な合成樹脂(例えば、ポリカーボネートやアクリル)からなり、前面には、遊技領域区画壁9で囲まれた第1遊技領域1aを有し、この第1遊技領域1a内に発射装置(図示略)から遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うようになっている。
遊技盤本体1bの前面側には、第1遊技領域1aを区画する遊技領域区画壁9を備える遊技領域区画部材8,8,…が取り付けられている。この遊技領域区画部材8,8,…は所定の厚みを有し、遊技盤本体1bの前面の四隅に配されて第1遊技領域1aを区画するものであって、遊技盤1の中心側に配される側面が第1遊技領域1aを区画する遊技領域区画壁9をなしている。また、遊技領域区画部材8,8,…は不透明な材質からなり、第1遊技領域1a以外から遊技機100の内部が見えないようになっている。
さらに、遊技盤本体1bの四隅に配された遊技領域区画部材8,8,…には、遊技盤1を前面枠本体130に形成された開口部131に対して着脱可能とする係合凹部8b、固定凹部8cが形成されている。前面側から見て左側の上下にある遊技領域区画部材8,8には、前面枠本体130に設けられた係合部材132,132が係合可能な係合凹部8bが形成され、遊技盤1の前面側から見て右側の上下にある遊技領域区画部材8,8には、前面枠本体130に設けられた固定部133が係合可能な固定凹部8cが形成されている。そして、前面枠本体130に形成された開口部131に対して、前面側から係合凹部8b,8bを係合部材132,132に係合させ、この係合部分を軸として他端部を後方に回動させて開口部131に収容し、固定凹部8c,8cに固定部133,133を係合させることで遊技盤1が前面枠本体130に固定されるようになっている。
遊技盤1を構成する遊技盤本体1bの前面側に形成された第1遊技領域1a内には、遊技盤1の装飾や遊技球を流下案内する遊技装置として、始動入賞口10および普通変動入賞装置3、特別変動入賞装置4、一般入賞口形成部材14,14に設けられた一般入賞口2,2が設けられている。さらに遊技装置として、風車と呼ばれる打球方向変換部材11,11、多数の障害釘(図7に一部を図示)、流下方向規制装置7が設けられている。また、この他に遊技装置として、普図始動ゲート6、入賞口などに入賞しなかった遊技球を回収するアウト口5、ランプ・LEDなどの遊技盤装飾装置などが設けられている。また、遊技盤本体1bの裏面側には、遊技球が流下可能な後述する第2遊技領域20が設けられ、第1遊技領域1aには遊技装置として、この第2遊技領域20への導入口をなすワープ入口12,12、第2遊技領域20からの導出口13が設けられている。
普図始動ゲート6は遊技球が上下に通過可能なゲートであり、その内部には遊技球の通過を検出する電気部品としてのゲートセンサ6a(図4に図示)が設けられている。そして、該ゲートセンサ6aで遊技球が検出されることに基づき普図変動表示ゲームの始動条件が成立するようになっている。また、普図変動表示ゲームは、遊技盤1の前面側に設けられた図示しない普図変動表示器にて表示されるようになっている。さらに、遊技盤1の前面側には、未処理となっている第1普図変動表示ゲームの回数をLEDの点滅で表示する図示しない普図始動記憶表示器が設けられている。
始動入賞口10および普通変動入賞装置3は第1遊技領域1aの下部にあって、その内部には遊技球の流入を検出する電気部品としての始動口センサが設けられている。この始動入賞口10および普通変動入賞装置3は、特図始動入賞口であって、始動口センサで遊技球が検出されることに基づき特図変動表示ゲームの始動条件が成立するようになっている。この特図変動表示ゲームは、遊技盤1の前面側に設けられた図示しない特図変動表示器にて表示されるようになっている。また、遊技盤1の前面側には、未処理となっている特図変動表示ゲームの回数をLEDの点滅で表示する図示しない特図始動記憶表示器が設けられている。
普通変動入賞装置3は左右一対の開閉部材3a,3aを具備し、始動入賞口10の下部に配設されている。開閉部材3a,3aは、常時は遊技球が流入不能な閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)を保持しているが、普図変動表示ゲームの結果が所定の停止表示態様(例えば、「7」)となった場合には、普図の当たりとなって、普通変動入賞装置3の開閉部材3a,3aが所定時間(例えば、0.5秒間)逆「ハ」の字状に開いて普通変動入賞装置3に遊技球が流入し易い状態(遊技者にとって有利な状態)に変化されるようになっている。なお、開閉部材3a,3aは、電気部品としてのソレノイド(普電SOL)により駆動される。これにより、特図変動表示ゲームの始動が容易となる。
また、特図変動表示ゲームは、第1遊技領域1a内に設けられた特図変動表示器で実行されるが、ここで実行される特図変動表示ゲームに対応する表示ゲームが上述した表示ユニット170の画像表示面171に表示されるようになっている。この特図変動表示ゲームに対応した表示ゲームの表示領域は、遊技盤本体1bの裏面側に配された表示領域区画壁64,89、役物装置40によって区画された領域であって、透明な材質からなる遊技盤本体1bを通して、その裏面側に配された表示ユニット170の画像表示面171を視認可能な領域となっている。なお、遊技機100に特図変動表示器を備えずに、表示ユニット170のみで特図変動表示ゲームを実行するようにしても良い。そして、特図変動表示ゲームの結果として、特図変動表示器の表示態様が特別結果態様(たとえば「7」)となった場合には、大当たりとなって特別遊技状態(いわゆる、大当たり状態)となる。また、これに対応して画像表示面171における表示ゲームの表示態様も特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となる。
特別変動入賞装置4は、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉4aによって開閉される大入賞口を備えていて、特別遊技状態中は、大入賞口を閉じた状態から開いた状態に変換することにより大入賞口内への遊技球の流入を容易にさせる。なお、開閉扉4aは、電気部品としてのソレノイド(大入賞口SOL)により駆動される。また、大入賞口の内部(入賞領域)には、該大入賞口に入った遊技球を検出するための電気部品としての大入賞口用センサ(カウントセンサ)が配設されている。
一般入賞口形成部材14,14は、第1遊技領域1aの下部に位置する遊技領域区画壁9に沿って配されており、前面側には一般入賞口2,2が形成されている。また、この一般入賞口2,2には、一般入賞口2,2に入った遊技球を検出するための電気部品としての一般入賞口センサが配設されている。また、一般入賞口形成部材14,14は、遊技に関連した装飾が施されて一部が光を透過可能に構成されているとともに電気部品としてのLEDなどを備えており、遊技盤1の装飾を行う遊技盤装飾装置の一部をなしている。
そして、遊技を開始することにより第1遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、一般入賞口2,2、特図始動入賞口(始動入賞口10、普通変動入賞装置3)、大入賞口(特別変動入賞装置4)等の入賞口の何れかに入賞すると、それぞれの入賞口に対応した所定数の賞球としての遊技球が排出発射制御装置(排出発射制御基板)の制御により排出装置によって上皿153に排出される(払い出される)ようになっている。
また、流下方向規制装置7は、第1遊技領域1aとなる遊技盤本体1bの前面に突出するように取り付けられている。この流下方向規制装置7は透光性を有する材質からなる部材で、鎧部7aとその両端に接続した案内部7b,7bとから略コ字状に形成されていて、コ字状の開口部分が下側を向くように第1遊技領域1aの中央部に配され、第1遊技領域1aの中央部分を区画するようになっている。これによって、第1遊技領域1aに発射されて流下する遊技球が第1遊技領域1aの左右に振り分けられ、第1遊技領域1aの中央部分における画像表示面171の視認性が保たれるようになっている。
この流下方向規制装置7の鎧部7aは、第1遊技領域1aの中央部分に対して上側に配されて上方に突出するような円弧状をしており、その上面が中央から左右に下るような傾斜面とされている。このように上面が円弧状となっていることで、第1遊技領域1aの上方に発射され、流下する遊技球を傾斜に沿って左右に振り分けることができるようになっている。
また、鎧部7aの端部に連続した案内部7b,7bは、第1遊技領域1aの中央部分に対して左右に配されて下方に向かって延在するようになっている。この案内部7b,7bは、鎧部7aで左右に振り分けられた遊技球が中央部分へ戻らないように下方へ案内するものである。また、この案内部7b,7bの下端部にはワープ流路への入口となるワープ入口12,12が、流下方向規制装置7の外側(案内部7bと、対向する遊技領域区画壁9との間)を流下する遊技球を受け入れ可能に形成されている。また、遊技盤本体1bにおけるワープ入口12,12が配される部分には、前後に貫通したワープ孔が形成され、ワープ入口12,12から流入した遊技球を、遊技盤本体1bの裏面側に形成された後述する第2遊技領域20へ誘導可能とされている。
また、第1遊技領域1aにおける始動入賞口10の上側には、後述する第2遊技領域20からの導出口13が形成されている。この導出口13は、遊技盤本体1bに形成された前後に貫通した導出孔に導出口形成部材23を取り付けることで構成されている。この導出口形成部材23は、遊技盤本体1bと略同じ厚みを有し、導出孔に嵌め込まれる部分に導出口13を形成する筒状の開口23aが形成されている。この筒状の開口23aの内周面における下側の面(導出口13の底面)は、後方に配される後述するステージ部材21の形状に合わせた曲面とされているとともに前側に傾斜するようにされており、ステージから前側に誘導された遊技球を第1遊技領域1aに誘導可能とされている。また、この曲面とされた遊技球が転動する下側の面の下方には、ステージの下方に前後方向に沿って延在するように形成された球誘導路22の下流側端部が形成されている。導出口形成部材の前端部に位置する球誘導路22の下流側端部は、始動入賞口10の直上に位置するようになっており、ここを流下した遊技球は高い確率で始動入賞口10に流入するようになっている。
図3,4に示すように、遊技盤1を構成する遊技盤本体1bの裏面側には、遊技盤裏面構成部材80が取り付けられている。この遊技盤裏面構成部材80は、上部カバー部材81、下部カバー部材82、側部カバー部材84とから遊技盤本体1bの周囲に沿う矩形状に形成され、不透明又は半透明とされた合成樹脂(例えば、ポリカーボネートやABS)からなる。この遊技盤裏面構成部材80の略中央部には、遊技盤本体1bに形成された第1遊技領域1aの大部分と重なるように略矩形状の視認開口87が形成されている。
上部カバー部材81は、遊技盤本体1bの裏面における上側部分を覆う板状の部材で、左右及び上側の周縁が遊技盤本体1bの上側部分における外周に沿うような形状をしている。また、下側の周縁は、遊技盤本体1bの前面側に形成された第1遊技領域1aの周縁をなす遊技領域区画壁9に略沿うように湾曲した形状とされている。
また、この上部カバー部材81が配される部分における遊技盤本体1bの裏面には、遊技装置としての役物装置40が取り付けられている。この役物装置40は、図5に示すように、前方に配される前面装飾部材41と、該前面装飾部材41の後方に設けられた収納ケース42とを備え、図3,7に示すように、その大部分が、上部カバー部材81の下側の周縁よりも下側に配されるようになっている。なお、図7では、役物装置40のみ側面を示し、他は断面を示している。
前面装飾部材41の前面は遊技盤1の前面側から遊技盤本体1bを透して視認可能となっており、この前面には、例えば機種名や装飾図柄などが描かれ、装飾が施されている。また、役物装置40は所定の前後幅を有し、遊技盤1と表示ユニット170の間の上部の隙間から遊技機100の内部が見えないようにする機能も有する。
図5に示すように、収納ケース42の内部には、可動部材43や、該可動部材43を駆動する電気部品としてのモータ44、制御基板47などが収納されている。可動部材43は、収納ケース42に対して回動可能に軸着されているとともに、リンク部材45を介してモータ44と接続されている。そして可動部材43は、モータ44を駆動することにより、図5に示すように収納ケース42に収納された隠蔽位置と、図6に示すように収納ケース42の下方に現出した現出位置とに変換可能となっている。
このような役物装置40は、第1演出制御装置が第2演出制御装置31を介して制御するようになっており、遊技の進行に合わせて動作するようになっている。可動部材43は、図5に示すように、通常時は役物装置40の内部に収納された収納位置にあって、遊技者からは見えないように隠蔽されている。そして、例えば、変動表示ゲームにおけるリーチ予告やリーチ状態中の演出のような、遊技の進行に合わせてモータ44を駆動して可動部材43を動作させ、図6に示すように、可動部材43が役物装置40下方に現出した現出位置に移動させる。
役物装置40は視認開口87の上部を区画する区画部材としての機能も有しており、この役物装置40の下方から可動部材43を現出させることにより、画像表示面171の前側に重なった状態で遊技者から視認可能となる。よって、画像表示面171において可動部材43の現出と連動した表示を行うことで、より効果的な演出も可能となり、遊技の興趣を向上させることができる。なお、図6に示すように、現出位置にある可動部材43を収納位置に戻す際には、モータ44を逆方向に駆動することで、付勢部材46の付勢力により可動部材43が回動して収納位置に戻るようになっている。
図3,4に示すように、下部カバー部材82は、遊技盤本体1bの裏面における下側部分を覆う板状の部材で、左右及び下側の周縁が遊技盤本体1bの下側部分における外周に沿うような形状をしている。また、上側の周縁は第1遊技領域1aに設けられた下部役物装置(普通変動入賞装置3、特別変動入賞装置4、一般入賞口形成部材14,14)の後部を覆うことができるように、下部役物装置の配設部位における上縁部に沿う形状とされている。この下部カバー部材82の裏面側には、下部役物装置の後部を覆う下部覆い部材60が取り付けられるようになっている。
下部覆い部材60はその前面側に、始動入賞口10、普通変動入賞装置3、特別変動入賞装置4、一般入賞口2,2などに入賞した遊技球を流下させる入賞球流路を備える。この入賞球流路は、遊技機100の外部(島設備の回収樋)に連通する図示しない流路に接続するようになっている。
また、下部覆い部材60は透明な材質からなり、一部がレンズのように加工されていて、裏面側に配されたLED基板(図示略)に備えられた電気部品としてのLEDからの光を下部役物装置に向けて誘導する機能も有する。さらに、下部覆い部材60の上部には着色されて半透明とされた板状の表示領域区画壁64が形成されており、表示領域を区画するとともに、遊技機100の内部が見えないようにしている。なお、表示領域区画壁64の形状は、下部覆い部材60の前面に配された部材に対応した形状(一部が曲面)とされている。また、表示領域区画壁64の下側には、電気部品としてのLED基板63が表示領域区画壁64と平行になるように水平に配設されている。そして、このLED基板63の上面に配されたLEDにより表示領域区画壁64を下側から照らすことで、その光が半透明の表示領域区画壁64を介して遊技領域を装飾するようになっている。
また、下部覆い部材60の裏面側から見て左側の端部は、上下方向に沿って延在する回動軸を備える連結部62が形成されており、第2演出制御装置31が左右方向に扉状に回動可能に軸支されるようになっている。第2演出制御装置31は、画像データなどを記憶したROMを備える演出データ基板と、遊技盤装飾装置を駆動するための盤装飾ドライバを備えたドライバ基板を備え、遊技制御装置30の制御の下で演出の制御を行うものである。この第2演出制御装置31は、裏機構枠160に設けられた第1演出制御装置と直接接続するようになっている。さらに、第2演出制御装置31の裏面側には、遊技を制御する遊技制御装置30が取り付けられている。
すなわち、機種に依存する演出データ基板を備えた第2演出制御装置31、遊技制御装置30は遊技盤1に取り付けられ、複数の機種で共通使用可能な第1演出制御装置、排出発射制御装置、電源供給装置は前面枠本体130もしくは裏機構枠160に取り付けられている。よって、遊技盤1を変更することにより機種に依存する装置(基板)のみが交換され、遊技機100の遊技内容を変更することが可能である。
側部カバー部材84は、遊技盤本体1bの左右それぞれの側端に沿って取り付けられており、上端部が上部カバー部材81の下端に接して連続するように配されるとともに、下端部が下部カバー部材82の上端部に接して連続するように配される。さらに、側部カバー部材84と一体に表示領域区画壁89を備える側壁部材88が取り付けられている。
側壁部材88は、表示領域を区画する表示領域区画壁89を備え、該表示領域区画壁89が遊技盤本体1bに対して上下方向に延在するとともに後方へ延出するような向きで配される。なお、左右の表示領域区画壁89は遊技盤本体1bに対して略垂直に配されるが、より詳細には、後方へ向かって間隔が狭くなるように若干斜めに配されるようになっている。
この表示領域区画壁89は、表示領域区画壁89を通して遊技機100の内部が透けて見えない程度の半透明とされており、表示領域区画壁89の外側を前方から隠蔽するように構成されている。また、表示領域区画壁89の遊技盤本体1bの側端側に配される面には波状の凹凸が形成されており、さらに、表示領域区画壁89の遊技盤本体1bの中央側に配される面には、不透明な装飾用のシールが貼付されるようになっており、表示領域区画壁89を透して遊技機100の内部が見えないようになっている。
以上のような構成を有する役物装置40、表示領域区画壁89,64によって、遊技盤本体1bの裏面側に前後方向に沿った筒状の空間が形成される。この表示領域区画壁89,64および役物装置40は、遊技盤1の後方に配される後述する表示ユニット170の画像表示面171に近接するように配され(当接はしない)、特図変動表示ゲームに対応した表示ゲームなどの表示領域を区画するようになっている。すなわち、表示ユニット170の画像表示面171のうち、表示領域区画壁89,64および役物装置40で囲まれた領域が遊技盤1の前面側から視認可能な表示領域(視認領域)となる。これによって、第1遊技領域1aの大部分に表示ユニット170の画像が表示されることとなる。また後述するようにこの遊技盤本体1bの裏面側における表示領域区画壁89,64および役物装置40で囲まれた領域の一部が、遊技球が流下可能な第2遊技領域20とされている。
なお、画像表示面171の面積は、遊技盤裏面構成部材80に形成された視認開口87よりも広いので、視認開口87から露出する領域に所定の画像が表示されるように第1演出制御装置によって制御されている。また、上述したように、表示領域区画壁89,64と役物装置40は、遊技機100の内部が見えないようにする機能も有しており、これらで囲まれた視認開口87の外周部分となる領域は遊技盤1の前面側からは見えないようになっている。
また、上部カバー部材81、下部カバー部材82の裏面には、遊技盤本体1bの左右端部に沿って配される周縁の近傍に後方へ突出する押圧部83,83,…が形成されている。この押圧部83,83,…は、遊技盤1の裏面側に配される表示ユニット170の前面(表示ユニット170の外枠の前面)に、その後端部が当接するようになっている。表示ユニット170は、付勢部材によって前側に付勢されているので、押圧部83,83,…と表示ユニット170は密着した状態で保持されるようになっている。
この押圧部83,83,…により、遊技盤1に対して表示ユニット170が所定の間隔をおいて遊技機100の奥側に配されるようになり、表示ユニット170と遊技者との距離を確保でき、奥行き感を出すことができるとともに、大型の表示ユニット170を用いた場合でも、遊技者にとって見やすい構成とすることができる。また、遊技盤側から入り込む外光によって画像表示面171における表示が見にくくなることを防止できる。
また、遊技盤本体1bの裏面側における表示領域区画壁89,64および役物装置40で囲まれた領域内には、遊技装置としてのステージ部材21が配されている。このステージ部材21は透光性を有する材質からなる板状の部材であって、左右の端部は表示領域区画壁89に一部が支持されるとともに近接して配され、後端部は表示領域区画壁89の後端部と等しい前後位置に配されている。すなわち、このステージ部材21によって、表示領域区画壁89,64および役物装置40によって形成された前後方向に沿った筒状の空間が上下に区画されるようになっている。そして、遊技盤1の裏面側に表示ユニット170が配されることで、表示ユニット170と表示領域区画壁89、ステージ部材21および役物装置40によって囲まれた空間である第2遊技領域20が遊技盤本体1bの裏面側に形成される。このように形成される第2遊技領域20へは、案内部7b,7bに形成されたワープ入口12,12に流入した遊技球が誘導されるようになっている。
遊技盤本体1bの裏面におけるワープ入口12,12と対応する位置には、遊技装置としての遊技球流路形成部材をなすワープ流路形成部材24,24が配されている。このワープ流路形成部材24,24は透光性を有する材質からなる部材で、ワープ入口12,12に流入してワープ孔を通って遊技盤本体1bの裏面に至った遊技球を、ステージ部材21の上面に形成されたステージ21a上に誘導するワープ流路が内部に形成されている。
ステージ部材21は、左右両側が中央に向かって下る傾斜面となっているとともに、中央部が上向きに突出した略W字状に形成されている。そして、このステージ部材21の上面が、遊技球が転動するステージ21aとされ、遊技球が略W字状の傾斜に沿って左右に転動するようになっている。また、このステージ部材21の中央部は、遊技盤本体1bに形成された導出口13の後方に位置するように形成されており、ステージ21aは、導出口形成部材23によって形成された導出口13の底面に連続するようになっている。これによって、ステージ21a上を転動する遊技球は前側へ誘導され、導出口13から第1遊技領域1aへ導出されることとなる。
また、ステージ21aの左右方向の中央であって、遊技球が転動する面の下側には、遊技球が流下可能な流路である球誘導路22の後方部分が形成されている。この球誘導路22は、前後方向に沿って延在するように形成された遊技球が一個流下可能な内径を有する筒状の流路で、前側に向かって下るように傾斜している。この球誘導路22の上流側端部はステージ21aに開口しており、下流側端部は上述したように、導出口形成部材23の前端部に開口している。
次に、遊技釘500について図7,8を参照して詳細に説明する。
図8に示すように、遊技釘500は、金属製(導電性を有する材質)の棒状の部材であって、遊技盤本体1bに打ち込まれる先端側から順に、先端部503、螺旋部502、本体部501、釘頭部504の各部を備える。
本体部501は所定径を有する長尺な円柱状をしており、第1遊技領域1a内に配されて流下する遊技球と衝突する部分である。この本体部501の一端に連続して本体部501の径よりも大きい径を有する釘頭部504が形成されている。また、本体部501の釘頭部504が形成された端部とは反対側の端部に連続して、遊技盤本体1bに打ち込まれる螺旋部502が形成されている。この螺旋部502は当該本体部501の径よりも大きい所定の外径を有し、外周には遊技釘500の軸心を中心として螺旋状に延在する溝502aが形成されている。この螺旋部502により遊技釘の保持力を高めることができる。
ここで、溝502aの螺旋部502と先端部503との境界部分でなす角度θは、55[°]程度とされている。この角度θ(ネジ角度)は、小さいほど保持力が向上するが、あまり小さくしてしまうと打ち込み時に打込穴1cを余分に削ってしまい、かえって保持力を低下させてしまう。そこで、本実施形態にあっては、角度θは、55[°]程度に設定されている。
また、螺旋部502の長手方向の略中央には、当該遊技釘500の円周方向に沿ってリング状の溝部505が一本形成されている。溝部505は、側方から見て略V字状に構成されている。そして、当該略V字状の溝部505をなす2つの傾斜面のうち、先端側に位置する先端側傾斜面505aの方が逆側(後側)の後側傾斜面505bよりも当該遊技釘500の長手方向に対する角度が大きくされている。この溝部505により遊技釘500の保持力が極めて高くなり、遊技中に遊技球の衝突等により遊技釘500が脱落してしまうこと等を防止できる。
なお、溝部505を略V字状に構成すると共に、略V字状の2つの傾斜面のうち、先端側の先端側傾斜面505aの方が逆側の後側傾斜面505bよりも遊技釘500の長手方向に対する角度が大きくなるようにしたことで、打ち込みをスムーズに行えるとともに保持力も高めることが可能となっている。
以上のことから、螺旋部502に、遊技釘500の円周方向に沿ってリング状の溝部505を形成したこととなる。
先端部503は遊技釘500における遊技盤本体1bに打ち込まれる側の先端をなす部分であって、螺旋部502に連続して形成されており、半球状となるように曲面形状に構成されているとともに絶縁手段503aにより覆われて電気的に絶縁されている。この絶縁手段503aは、ゴム、シリコンなどの絶縁性の素材からなる部材を取り付けたもの、もしくは、ゴム、シリコン、絶縁油などの絶縁性の素材からなる被膜を形成したものである。このように先端部503が半球状とされていることで、仮に、遊技釘500の先端が遊技盤本体1bの裏面まで突き抜けても保管時に他の遊技盤1を傷つけることを防止できる。また、先端部503において静電気(静電荷)の密度が高くなることを防ぎ、静電気が遊技盤本体1bの裏面に伝わる可能性を低くすることができる。さらに、絶縁手段503aにより覆われて電気的に絶縁されているので、静電気が遊技盤本体1bの裏面に伝わる可能性をより低くすることができる。また、先端部503は螺旋部502の外径よりも小径とされており、遊技釘500を打ち込む際に絶縁手段503aが傷ついたり、剥がれたりしないようにされている。
以上のことから、先端部503を曲面形状に構成したこととなる。
また、遊技釘500は、本体部501の径よりも大きい外径で構成されて螺旋状の溝502aが形成された螺旋部502を備え、螺旋部502よりも先端方向に当該螺旋部502の外径よりも小径の先端部503を形成し、該先端部503を絶縁手段503aにより電気的に絶縁したこととなる。
このような遊技釘500は、遊技盤本体1bの所定位置に形成された打込穴に対して打ち込まれている。打込穴1cは、所定厚(例えば、10[mm]程度)を有する遊技盤本体1bを貫通して形成されている。また、打込穴1cは、遊技盤本体1bの前面に直交する方向に対して所定角度(例えば、5[°]程度)傾斜して形成されている。これにより、当該打込穴1cに打ち込まれた遊技釘500は、所定角度傾斜した状態で遊技盤本体1bに配設されるようになっている。なお、遊技釘500の遊技盤本体1bの直交方向に対する角度は、例えば、ゼロ[°]、即ち、傾斜させずに打ち込まれたものであっても良い。
また、遊技釘500の打込穴1cに対する打ち込み深さは、当該遊技釘500の先端部503が打込穴1cの開口端より突出しない程度とされている。なお、遊技釘500は、このような打ち込み深さで遊技盤本体1bに打ち込んだ状態で、釘頭部504がクリア部材としてのガラス板141の裏面に近接する位置に配されるような長さとされている。
このように第1遊技領域1aに植設される遊技釘500には、発射装置から発射された遊技球が衝突するが、このとき遊技球に静電気が帯電している場合は接触によって遊技釘500が帯電することがある。遊技釘500が打ち込まれる打込穴1cは貫通穴であるので、遊技釘500が帯電することで遊技釘500から遊技盤本体1bの裏面側に配されている遊技装置(一般入賞口2,2、普通変動入賞装置3、特別変動入賞装置4、普図始動ゲート6、始動入賞口10、役物装置40)に放電し、電気部品(例えば、ゲートセンサ6aなどの各種センサ、モータ44やソレノイドなどの各種駆動源、制御基板47などの各種基板、その他ランプ、LEDなど)が故障したり誤作動したりする虞がある。
図7には一例として、流下方向規制装置7の外側であって、案内部7bと、対向する遊技領域区画壁9との間、すなわち遊技球の流下が頻繁な領域に植設された遊技釘500の一つを示した。この遊技釘500の近く(外側)には、遊技盤本体1bの裏面側に電気部品としてのモータ44や制御基板47を備えた遊技装置としての役物装置40が配設されている。この役物装置40は可動部材43を備えているが、この可動部材43は役物装置40(収納ケース42)の内部に収納された収納位置にある状態(前面装飾部材41で前方を隠蔽された隠蔽状態)から、役物装置40の外部に現出して可動部材43と遊技盤本体1bの裏面との間に他の部材がない状態(現出状態)に変換可能に構成されている。そして、可動部材43が現出状態に変換すると該可動部材43は前述の遊技球の流下が頻繁な領域に植設された遊技釘500に近づくこととなる。また、可動部材43は装飾のためメッキ加工されている。よって、遊技釘500に帯電した静電気が可動部材43に放電される可能性が高く、更に可動部材43が現出状態に変換すると放電される可能性が益々高くなる。このように、役物装置40は特に遊技釘500に帯電した静電気の影響を受けて、内部のモータ44や制御基板47が故障したり誤作動したりする可能性が高い。しかし上述したように遊技釘500の少なくとも先端部分を絶縁手段503aにより覆うことで、可動部材43と遊技釘500の間に絶縁手段503aが配されて電気的に絶縁されることとなり、可動部材43への放電を防ぐことができて役物装置40の電気部品の故障や誤作動を防止できる。さらに、先端部503が曲面なので、先端部503から放電する可能性を低くすることができ、より確実に電気部品の故障などを防止できる。他の遊技装置でも同様に、絶縁手段503aによって静電気による電気部品の故障や誤作動を防ぐことができる。
以上のことから、透光性を有する遊技盤1の表面に導電性の遊技釘500を植設して遊技球が流下する遊技領域(第1遊技領域1a)を形成するとともに、該遊技盤1の後方に画像表示装置(表示ユニット170)を配設して該遊技盤1を透かして画像を表示するようにした遊技機100において、遊技に関わる遊技装置(一般入賞口2,2、普通変動入賞装置3、特別変動入賞装置4、普図始動ゲート6、始動入賞口10、役物装置40)の電気部品(例えば、ゲートセンサ6aなどの各種センサ、モータ44やソレノイドなどの各種駆動源、制御基板47などの各種基板、その他ランプ、LEDなど)を遊技盤裏面に配設し、遊技釘500を遊技盤1に形成された貫通孔(打込穴1c)に対して植設し、遊技釘500の少なくとも先端部分を絶縁手段503aにより電気的に絶縁したこととなる。
次に、上述した実施形態の遊技機の変形例である遊技釘の変形例について図9を参照して説明する。なお、基本的には、上述の実施形態の遊技機と同様の構成を有しており、以下、主に異なる部分について説明する。本変形例の遊技機の遊技釘510は、遊技盤本体1bに形成された打込穴1cに対して当該遊技釘510の打ち込み深さを規制する打込規制部506が形成されている。
打込規制部506は、例えば、本体部501の所定位置に当該本体部501に連続して形成されている。また、打込規制部506は、例えば、当該本体部501の外径よりも大きい外径を有するフランジ状に形成されている。具体的には、打込規制部506は、例えば、螺旋部502側に当該遊技釘510の長手方向に対して略直交する直交面を具備するとともに、釘頭部504側ほど小さい外径となるように形成されている。このような遊技釘510を遊技盤本体1bの打込穴1cに打ち込むと、打込規制部506の直交面が遊技盤本体1bの表面に当接した状態となり、当該遊技釘500の遊技盤本体1bに対する打ち込みが規制される。
このように打込穴1cに対して遊技釘510の打ち込み深さが規制されることで、遊技釘510の打ち込み深さを適正位置にすることができ、遊技釘510が遊技盤1の裏面に突き抜けたり、遊技釘510の遊技領域での高さが異なってしまったりする等の不具合を防止できる。また、遊技釘510の先端部503と電気部品との間に一定の距離を確保することができるので、静電気が遊技盤1の裏面に伝わる可能性を低くすることができる。
なお、本変形例の遊技釘510にあっては、螺旋部502に形成された溝部505は、先端部503側に向かって径が小さくなるテーパ形状となっている。即ち、先端側傾斜面505aと遊技釘510の長手方向とのなす角度は、例えば、90[°]とされている。また、螺旋部502の先端部503側の部分は、先端部503側に向かって径が小さくなるテーパ形状となっており、この部分も先端部503と同様に絶縁手段503aにより覆われて電気的に絶縁されている。
以上のことから、貫通孔(打込穴1c)に対する遊技釘510の打ち込み深さを規制する打込規制部506を遊技釘510に形成したこととなる。
なお、以上の実施形態では、遊技釘500(510)として、先端部503が曲面形状に構成されたものを例示したが、先端部503を曲面形状とするか否かは適宜変更することができる。
さらに、螺旋部502に溝部505を一本形成するようにしたが、溝部505の本数は、適宜変更することができる。
加えて、溝部505を、略V字状に構成して、先端側傾斜面505aの方が後側傾斜面505bよりも遊技釘500の長手方向に対する角度を大きくするようにしたが、これに限られるものではなく、例えば、後側傾斜面505bの方が先端側傾斜面505aよりも遊技釘500の長手方向に対する角度を大きくするようにしても良い。
また、絶縁手段503aによって電気的に絶縁する方法として、ゴム、シリコンなどの絶縁性の素材からなる部材を取り付けたもの、もしくは、ゴム、シリコン、絶縁油などの絶縁性の素材からなる被膜を形成したものを挙げたが、これ以外の方法により絶縁するようにしても良い。
また、遊技釘500(510)の先端部503を絶縁手段503aにより覆って電気的に絶縁するとしたが、少なくとも先端部分が絶縁手段503aにより覆われて電気的に絶縁されていれば良く、先端部503以外の部分も絶縁手段503aにより覆って電気的に絶縁しても良い。すなわち、例えば、螺旋部502まで絶縁手段503aにより覆うようにしても良いし、打込穴1cに挿入される部分のすべてを絶縁手段503aにより覆うようにしても良い。
以上のような遊技機100は、透光性を有する遊技盤1の表面に導電性の遊技釘500を植設して遊技球が流下する遊技領域(第1遊技領域1a)を形成するとともに、該遊技盤1の後方に画像表示装置(表示ユニット170)を配設して該遊技盤1を透かして画像を表示するようにした遊技機100であって、遊技に関わる遊技装置(一般入賞口2,2、普通変動入賞装置3、特別変動入賞装置4、普図始動ゲート6、始動入賞口10、役物装置40)の電気部品(例えば、ゲートセンサ6aなどの各種センサ、モータ44やソレノイドなどの各種駆動源、制御基板47などの各種基板、その他ランプ、LEDなど)を遊技盤裏面に配設し、遊技釘500を遊技盤1に形成された貫通孔(打込穴1c)に対して植設し、遊技釘500の少なくとも先端部分を絶縁手段503aにより電気的に絶縁している。
したがって、遊技に関わる遊技装置の電気部品を遊技盤裏面に配設し、遊技釘500を遊技盤1に形成された貫通孔に対して植設し、遊技釘500の少なくとも先端部分を絶縁手段503aにより電気的に絶縁したので、遊技盤裏面の電気部品や画像表示装置が故障する等を防止できる。すなわち、遊技釘500を遊技盤1に形成された貫通孔に対して植設しても、遊技釘500の少なくとも先端部分は絶縁手段503aにより電気的に絶縁されているので、遊技領域を流下する遊技球から静電気が遊技釘を介して遊技盤裏面に伝わることを防止でき、遊技盤裏面の電気部品や画像表示装置が静電気により故障したり誤作動したりする等の不具合を防止できる。
また、遊技釘500は、本体部501の径よりも大きい外径で構成されて螺旋状の溝502aが形成された螺旋部502を備え、螺旋部502よりも先端方向に当該螺旋部502の外径よりも小径の先端部503を形成し、該先端部503を絶縁手段503aにより電気的に絶縁している。
したがって、遊技釘500は、本体部501の径よりも大きい外径で構成されて螺旋状の溝502aが形成された螺旋部502を備えたので、螺旋部502により遊技釘500の保持力を高めることができる。また、螺旋部502よりも先端方向に当該螺旋部502の外径よりも小径の先端部503を形成し、該先端部503を絶縁手段503aにより電気的に絶縁したので、遊技釘500を打ち込む際に絶縁手段503aが傷ついたり、剥がれたりすることを防止できる。
また、先端部503を曲面形状に構成している。
したがって、先端部503を曲面形状に構成したので、遊技釘500の先端が遊技盤1の裏面まで突き抜けても保管時に他の遊技盤1を傷つけることを防止できるとともに、遊技釘500の先端部503が遊技盤1の裏面に突き抜けても静電気が遊技盤1の裏面に伝わるのを防止できる。すなわち、遊技盤1の製造時において遊技釘500を貫通孔に打ち込んだ場合、遊技釘500の先端部503が遊技盤1の裏面まで突き抜けてしまうこともあるが、遊技盤(本体)に遊技釘500を植設した状態で保管する場合、複数の遊技盤1を背合わせで重ねて保管すると裏面に突き出た遊技釘500で重なった遊技盤1を傷つけてしまい画像の見栄えを悪くしてしまう。しかしながら、本発明のように先端部503を曲面形状に構成することで、仮に遊技釘500の先端部が遊技盤1の裏面まで突き抜けても保管時に他の遊技盤1を傷つけることを防止できる。また、静電気(静電荷)は曲率半径が小さく尖っている所ほど密度が高くなり、そこから放電される可能性が高くなるが、本発明のように先端部503を曲面形状に構成することで、静電気が遊技盤1の裏面に伝わる可能性を低くすることができる。
また、貫通孔(打込穴1c)に対する遊技釘510の打ち込み深さを規制する打込規制部506を遊技釘510に形成している。
したがって、貫通孔に対する遊技釘510の打ち込み深さを規制する打込規制部506を遊技釘510に形成したので、遊技釘510の打ち込み深さを適正位置にすることができ、遊技釘510が遊技盤1の裏面に突き抜けたり、遊技釘510の遊技領域での高さが異なってしまったりする等の不具合を防止できる。また、遊技釘510の先端部503と電気部品との間に一定の距離を確保することができるので、静電気が遊技盤1の裏面に伝わる可能性を低くすることができる。
また、螺旋部502に、遊技釘500の円周方向に沿ってリング状の溝部505を形成している。
したがって、螺旋部502に、遊技釘500の円周方向に沿ってリング状の溝部505を形成したので、遊技釘500の保持力が極めて高くなり、遊技中に遊技球の衝突等により遊技釘500が脱落してしまう等を防止できる。
なお、本発明の遊技機100は、遊技機100として、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの遊技釘500(510)を使用する全ての遊技機に適用可能である。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明を適用した一実施の形態の構成を示す遊技機の前面側から見た斜視図であって、透明部材保持枠を開放した状態を示す図である。 遊技盤を取り外した遊技機の前面側から見た斜視図であって、透明部材保持枠を開放した状態を示す図である。 遊技盤の裏面側を示す斜視図である。 遊技盤の裏面側から見た分解斜視図である。 収納ケースの後面壁を取り外した状態の役物装置の裏面側から見た斜視図であって、可動部材が収納位置にある状態を示す図である。 収納ケースの後面壁を取り外した状態の役物装置の裏面側から見た斜視図であって、可動部材が現出位置にある状態を示す図である。 遊技機の役物装置が設けられた部分における側部断面図である。 遊技盤本体に遊技釘が打ち込まれた状態を模式的に示す図である。 変形例にかかる遊技釘を示す図である。
符号の説明
1 遊技盤
1a 第1遊技領域(遊技領域)
1b 遊技盤本体
1c 打込穴(貫通孔)
2 一般入賞口(遊技装置)
3 普通変動入賞装置(遊技装置)
4 特別変動入賞装置(遊技装置)
6 普図始動ゲート(遊技装置)
6a ゲートセンサ(電気部品)
10 始動入賞口(遊技装置)
40 役物装置(遊技装置)
44 モータ(電気部品)
47 制御基板(電気部品)
100 遊技機
170 表示ユニット(画像表示装置)
500 遊技釘
501 本体部
502 螺旋部
502a 溝
503 先端部
503a 絶縁手段
505 溝部
506 打込規制部
510 遊技釘

Claims (5)

  1. 透光性を有する遊技盤の表面に導電性の遊技釘を植設して遊技球が流下する遊技領域を形成するとともに、該遊技盤の後方に画像表示装置を配設して該遊技盤を透かして画像を表示するようにした遊技機において、
    遊技に関わる遊技装置の電気部品を前記遊技盤裏面に配設し、
    前記遊技釘を前記遊技盤に形成された貫通孔に対して植設し、
    前記遊技釘の少なくとも先端部分を絶縁手段により電気的に絶縁したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技釘は、本体部の径よりも大きい外径で構成されて螺旋状の溝が形成された螺旋部を備え、
    前記螺旋部よりも先端方向に当該螺旋部の外径よりも小径の先端部を形成し、該先端部を前記絶縁手段により電気的に絶縁したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記先端部を曲面形状に構成したことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記貫通孔に対する遊技釘の打ち込み深さを規制する打込規制部を前記遊技釘に形成したことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記螺旋部に、前記遊技釘の円周方向に沿ってリング状の溝部を形成したことを特徴とする請求項2から4の何れか一項に記載の遊技機。
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