JPH0966135A - 遊技機の電飾装置 - Google Patents

遊技機の電飾装置

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JPH0966135A
JPH0966135A JP22645495A JP22645495A JPH0966135A JP H0966135 A JPH0966135 A JP H0966135A JP 22645495 A JP22645495 A JP 22645495A JP 22645495 A JP22645495 A JP 22645495A JP H0966135 A JPH0966135 A JP H0966135A
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明宏 磯村
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隆 提箸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性の釘とエレクトロルミネセンスランプ
の構成要素とのショート防止を図ると共に一体化を図
る。 【解決手段】 セルシート1中の光透過性及び電気絶縁
性の有る表面パネル1aを、金属のような導電性の有る
釘12の打ち込みで伸びる伸展性を有する材料で形成し
ておき、釘12をセルシート1の前面より発光層1c及
び背面電極1fを経由して遊技板2に打ち込むと、その
釘12が打ち込まれる際の摩擦力で、表面パネル1aの
釘12まわりが釘12の打ち込まれるのに伴って伸びて
釘12の外周面に沿って背面電極1fとの間に電気絶縁
皮膜を作り、ショートを回避できる。また、釘12の打
ち込み時の衝撃力で、発光層1c及び背面電極1fが遊
技板2との間で圧縮を受けて表面パネル1aの伸びた部
分と一体となり、セルシート1が所定の平面度を保持し
て、品質信頼性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はパチンコ機やスロ
ットマシンなどの遊技機に用いられ、エレクトロルミネ
センスランプを発光表示部として備えた電飾装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の電飾装置としては、特開平
7−16341号公報に開示されたように、遊技板の前
面に発光表示部として設けられるエレクトロルミネセン
スランプの背面電極に導電性の釘を逃げるための逃げ孔
を形成することにより、導電性の釘によるエレクトロル
ミネセンスランプのショートを回避するようにした遊技
機の電飾装置を用いることが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記逃げ孔に
よるショート防止においては、逃げ孔を空洞状態で取り
残したままであり、遊技中にエレクトロルミネセンスラ
ンプの前面より突出した釘に遊技球が衝突して跳ね返る
ことで、釘が衝撃を繰り返し受けることにより、逃げ孔
の周縁の背面電極がそれに重ね合わされた部材との間に
剥がれを生じる可能性がある。その背面電極の剥がれが
進行すると、釘まわりの遊技球の道筋の表面性状が凹凸
になり、遊技球の反発具合や道筋が不自然な状態とな
り、遊技性に欠ける問題がある。そのようなことから、
導電性の釘の外周面に電気絶縁性の皮膜をコーティング
してエレクトロルミネセンスランプのショート回避を図
ることも考えられるけれども、当該釘を釘打ち機で打ち
付ける場合、釘打ち機のチャックで釘を把持したまま、
釘の頭部を釘打ち機のハンマで叩くことで、釘を打ち込
むことから、皮膜がチャックとの摩擦で擦過傷を受け、
その擦過傷の部分より露出した釘の外周面により、エレ
クトロルミネセンスランプがショートする可能性があ
り、にわかに採用しがたいものである。
【0004】そこで、この発明は、背面電極への逃げ孔
形成と釘への電気絶縁性皮膜形成との相克する問題を克
服するように、導電性の釘が打ち込まれる際の力で光透
過性及び電気絶縁性の有る表面パネルを伸ばして、釘に
よるエレクトロルミネセンスランプのショート回避を図
り、品質信頼性を向上することができる遊技機の電飾装
置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の電飾装置は、
エレクトロルミネセンスランプの光透過性及び電気絶縁
性の有る表面パネルを、釘の打ち込みで伸びる伸展性を
有する材料で形成したことを特徴としている。この発明
によれば、セルシートを例えば遊技板の前面に重ね合わ
せて一体に結合した状態において、金属のような導電性
の有る釘をセルシートの前面より発光層及び背面電極を
経由して遊技板に打ち込むことにより、その釘が打ち込
まれる際の摩擦力で、表面パネルの釘まわりが当該釘の
打ち込まれるのに伴って伸びて釘の外周面に沿って背面
電極との間に電気絶縁皮膜を作り、エレクトロルミネセ
ンスランプの表面電極と背面電極との間のショートを回
避することができる。また、上記釘の打ち込み時の衝撃
力で表面パネルの伸びた部分の周囲における発光層及び
背面電極が遊技板との間で圧縮を受けることにより当該
表面パネルの伸びた部分と一体となり、釘が遊技球から
の衝撃を繰り返し受けても、釘まわりの遊技球の道筋の
表面性状が所定の平面度を保持して、遊技球の反発具合
や道筋をいつまでも自然な状態とし、遊技性が適切な状
態となり、品質信頼性を向上することができる。また、
釘を打ち込む前の状態において、釘の尖端を位置決めす
る程度の下穴をセルシートにその前面よりプレス加工で
形成しておけば、当該下穴形成と同時に表面パネルに伸
び案内が形成でき、表面パネルの伸びが一段と良好な状
態となり、電気絶縁性をより一層安定確保できる。
【0006】
【発明の実施の形態】図2は一実施形態のパチンコ機の
電飾装置を示し、4は店の島に取り付けられる外枠とこ
れに開閉可能に装着された前枠とからなるパチンコ機の
図外の機枠の内部に着脱自在に組み付けられるゲージ盤
で、このゲージ盤4はほぼ方形のベニヤ板により構成さ
れた図1に示す遊技板2の前面の全域にデザイン図の描
かれた図1に示すセルシート1を一体に結合してあり、
そのセルシート1上に図外の発射装置から発射された図
外の遊技球を遊技領域に誘導するバンド5、センタ役物
6、風車7、始動口8、一般入賞口9、大入賞口10、
アウト口11及び多数の遊技釘12,12Aを備えてい
る。
【0007】セルシート1は、大まかには、光透過性、
電気絶縁性、遊技釘12の打ち込みで伸びる伸展性を有
する透明なポリエチレンテレフタレートフィルム(PE
Tフィルムと俗称されている)製の表面パネル1aの裏
面に図2に点線で示すように点在配置されたエレクトロ
ルミネセンスランプからなる複数の発光表示部13a,
13b,13c,13d,13e,13f,13gと、
発光表示部13a〜13g以外の部分である通常の塗料
印刷にて形成された非発光表示部13hとからなるデザ
イン図を有している。
【0008】図3は上記ゲージ盤4に打ち込むことで取
り付けられる導電性を有する各種形状の釘を示し、a図
は通常の丸頭12aを有する打ち込み釘の先端部の外周
に複数段刻まれた螺旋溝12bを有する遊技釘12で、
この遊技釘12はハンマ又は自動釘打ち機などでセルシ
ート1の前面よりゲージ盤4に打ち込まれる。
【0009】b図は通常の丸頭12aを有する打ち込み
釘としてのもう1つの遊技釘12Aで、この遊技釘12
Aは風車7などのボス部に予め回転可能に貫装された状
態でハンマ又は自動釘打ち機などでセルシート1の前面
よりゲージ盤4に打ち込まれる。
【0010】図1は図2に示す実施形態のA−A線に相
当する製造過程での各態様を表現した断面図を示し、ゲ
ージ盤4は、セルシート1の裏面を遊技板2の前面に接
着剤3で接着し、遊技釘12,12Aをセルシート1の
前面より発光表示部13fを貫通して遊技板2に打ち付
けてある。
【0011】後述する下穴加工以前及び釘打ち込み工程
以前におけるセルシート1は、図1のa図に示すよう
に、遊技板2の前面とほぼ合同な形状の方形に形成され
たPETフィルムによる透明な表面パネル1aと、表面
パネル1aの裏面の全面に真空蒸着で形成された透明な
表面電極1bと、表面電極1bの発光表示部13fと対
応する部分に印刷された発光層1cと、表面電極1bの
非発光部13hと対応する部分に印刷された非発光層1
dと、発光層1cの裏面及び非発光層1dの裏面の全面
を覆う状態で印刷された絶縁層1eと、発光層1cと対
応する位置で絶縁層1eの裏面に重ね合わせた状態に印
刷された背面電極1fと、背面電極1fの裏面及び絶縁
層1eの裏面の全面を覆う状態で印刷された保護層1g
と、保護層1gの裏面の全面に印刷された接着層1h
と、セルシート1を遊技板2に接着剤3で接着する際の
定着を良くするためのケント紙のような定着用紙1iと
からなる積層体に形成されている。
【0012】また、上記セルシート1、接着剤3及び遊
技板2のそれぞれの物性はそれぞれの固相において図3
のa図〜b図に示す各種の釘12,12Aの入りを許容
する性質を有していることは勿論である。
【0013】ゲージ盤4の製造工程について説明する
と、先ず、図1のa図に示すように、タブロイド判また
は遊技板2とほぼ合同な方形の大きさを有する表面パネ
ル1aの裏面の全面に表面電極1bを成膜し、この成膜
された表面電極1bの裏面に発光層1c及び非発光層1
dを多色刷り印刷により並列配置した状態に形成する。
例えば、発光層形成部分に発光層1cを形成するための
材料を有すると共に発光層形成部分以外の部分を材料抜
きとした発光層用の印刷スクリーンで、発光層1cを表
面電極1bの裏面に多色刷り印刷のセルフアライメント
(位置合わせ)を取って印刷して形成する。また、非発
光層形成部分に非発光層1dを形成するための塗料を有
すると共に非発光層形成部分以外の部分を塗料抜きとし
た非発光層用の印刷スクリーンで、非発光層1dを表面
電極1bの裏面に上記セルフアライメント時の位置決め
部を基準としたセルフアライメントを取って印刷して形
成する。これらの発光層1c及び非発光層1dの印刷は
それぞれが一色つづの場合を想定した2工程だけを説明
したが、実際には、発光層1c及び非発光層1dのそれ
ぞれは、多色で複数のデザイン図を提供する状態で人の
視覚に訴える絵柄を形成することから、2工程以上にな
るのが普通であると共に、発光層1c及び非発光層1d
のどちらを先に印刷してもよいけれども、印刷された層
の厚さが薄く形成される方を先に印刷すれば、当該先に
印刷した発光層1c及び非発光層1dを形成するための
材料や塗料が、その後に用いられる印刷スクリーンに転
写するのを防止し、定着待ち時間を短くして、発光層1
c及び非発光層1dの印刷時間を短縮することができ
る。
【0014】次に、表面電極1bの裏面に並設された発
光層1c及び非発光層が定着した後に、発光層1c及び
非発光層1dの裏面の全面に絶縁層1eを印刷で成膜し
て定着した後に、背面電極形成部分に背面電極1fを形
成するための材料を有すると共に背面電極形成部分以外
の部分を材料抜きとした背面電極用の印刷スクリーン
で、背面電極1fを上記絶縁層1eの平坦状の裏面に上
記セルフアライメント時の位置決め部を基準としたセル
フアライメントを取って印刷で成膜して定着させる。そ
の後、背面電極1fを含む絶縁層1eの裏面の全面に保
護層1gを背面電極1fを被覆する状態で印刷で成膜
し、その保護層1gが定着した後に、保護層1gの平坦
状の裏面の全面に、表面パネル1aとほぼ同形に形成さ
れた定着用紙1iを接着層1hを介在させると共に重ね
合わせ状態で加圧して一体に結合する。
【0015】そして、この表面パネル1a、表面電極1
b、発光層1c、非発光層1d、絶縁層1e、背面電極
1f、保護層1g、接着層1h及び定着用紙1iからな
る積層体がタブロイド判のような大きさの場合は遊技板
2とほぼ同形の方形に型抜き成形することにより、セル
シート1が完成する。
【0016】さらに、遊技板1の前面の全面に溶融した
接着剤3を糊付けし、その接着剤3の上に上記セルシー
ト1の定着用紙1iの裏面を重ね合わせ、この重ね合わ
された3者にセルシート1の前面側と遊技板の裏面側と
の両方より互いに向き合う方向の圧力を加え、遊技板2
とセルシート1とを接着剤3を介在させた状態で加圧密
着した状態で一体に結合する。
【0017】次に、セルシート1の前面より各種釘用下
穴、飾り物用下穴などの必要な穴明け加工を行う。この
実施形態では遊技釘12を例として図1に図示してある
ことから、図1のb図に示すように、発光層1cの真上
における部分において、釘用下穴14はセルシート1に
その前面より遊技釘12の尖端を位置決めする程度の大
きさにプレス加工で形成しておく。具体的には、プレス
加工で使用される図外のポンチの先端が、表面パネル1
aを押圧し、当該ポンチの侵入に伴って表面パネル1a
をはじめとするセルシート1を遊技板2に引きずり込む
ように侵入する。そして、表面パネル1aの伸びがその
限界に達すると、ポンチの先端が表面パネル1a以下セ
ルシート1を突き破った後に遊技板2の表面に食い込む
ことにより、セルシート1及び遊技板2の表層に図1の
b図に示すような釘用下穴14が形成される。この釘用
下穴14は、図1のb図に仮想線で示す遊技釘12の尖
端を入れ込む摺鉢状の窪みになっており、プレス加工時
の加圧力で、当該釘用下穴14の形成と同時に、伸び案
内を表面パネル1aに形成している。
【0018】その後、遊技釘12を釘用下穴14を位置
決め部としてセルシート1の前面より遊技板2にハンマ
又は自動釘打ち機にて打ち込むと、遊技釘12の侵入に
伴う遊技釘12と表面パネル1aとの間に働く摩擦力に
より、表面パネル1aが伸ばされて図1のc図に示すよ
うな状態となって遊技釘12の外周面に沿って背面電極
1fとの間に電気絶縁皮膜を作り、エレクトロルミネセ
ンスランプの表面電極1bと背面電極1fとの間のショ
ートを回避することができる。この遊技釘12の尖端が
遊技板2に打ち込まれた後に続くハンマリングにより、
遊技釘12の先端部が遊技板2に進入する過程では、先
端部の外周に複数段刻まれた螺旋溝12bに遊技板2の
破断面の一部が食い込むことで、遊技釘12が螺旋溝1
2bの螺旋方向に回転しながら打ち込まれる。
【0019】この遊技釘12の打ち込みが完了した状態
において、表面パネル1a、表面電極1b、発光層1
c、絶縁層1e、背面電極1f、保護層1g、接着層1
h及び定着用紙1iの性状がどのような状態であるかを
確認するために、遊技釘12の打ち込まれた部分でゲー
ジ盤4を切断して観察したところ(ゲージ盤4のカット
モデルを観察したところ)、図1のc図とほぼ同様な状
態が肉眼で目視でき、とりわけ、表面パネル1aが遊技
釘12の外周面に沿って遊技板2の方向に伸びて背面電
極1fとの間に電気絶縁皮膜を作っており、その表面パ
ネル1aの伸びた先端が遊技板2の表層部分に食い込ん
でいると共に、表面電極1bが発光層1cのほぼ厚さの
範囲で絶縁層1e側に湾曲した状態に塑性変形している
ことが肉眼で確認できた。この表面電極1bが表面パネ
ル1aと一緒にほぼ同様に伸展せずに発光層1cのほぼ
厚さの範囲で絶縁層1e側に湾曲した状態に塑性変形し
た理由は、表面パネル1aの裏面に真空蒸着で形成され
た表面電極1bの伸び率が表面パネル1aの伸び率より
も小さいことから、表面パネル1aが伸びる途中で、表
面電極1bが粉々に破断されて発光層1cや絶縁層1e
にばらばらに埋没したことによるものと理解できるであ
ろう。この表面電極1bの粉々に破断された部分は肉眼
で見えない状態であったが、図1のc図において、表面
電極1bと背面電極1fとの間に図外のドライバー回路
からエレクトロルミネセンスランプの発光に必要な電力
を供給したところ、発光層1cが遊技釘12の周囲から
未発光部分を生じることなく蛍光発光した状態を視認で
きたので、上記表面電極1bの粉々に破断された部分
が、連続状態にある表面電極1bと背面電極1fとの間
でショートしていない状態であることも確認できた。ま
た、遊技釘12の周囲におけるセルシート1の表面性状
が所定の平面度を保持した状態を視認できたが、これは
遊技釘12の衝撃力で表面パネル1aの伸びた部分の周
囲における発光層1c、絶縁層1e、背面電極1f、保
護層1g、接着層1h及び定着用紙1iが遊技板2との
間で圧縮を受けたことで、当該表面パネル1aの伸びた
部分と一体となったことによるものと理解できるであろ
う。
【0020】上記遊技釘12の打ち込み後において、バ
ンド5、センタ役物6、風車7、始動口8、一般入賞口
9、大入賞口10、アウト口11などのような各種の役
物や飾り物をセルシート1の前面に取り付けることによ
り、ゲージ盤4が完成する。
【0021】したがって、この実施形態によれば、完成
したゲージ盤4において、表面パネル1aを光透過性、
電気絶縁性及び釘の打ち込みで伸びる伸展性を有する材
料で形成したことにより、セルシート1の前面よりエレ
クトロルミネセンスランプの構成部分、つまり発光表示
部13a〜13gに遊技釘12を通常の状態で打ち込む
だけで、その遊技釘12が打ち込まれる際の摩擦力で、
表面パネル1aの遊技釘12まわりが当該遊技釘12の
打ち込まれるのに伴い伸びて遊技釘12の外周面に沿っ
て背面電極1fとの間に電気絶縁皮膜を作り、エレクト
ロルミネセンスランプの表面電極1aと背面電極1fと
の間のショートを回避することができる。また、上記遊
技釘12を打ち込む時の衝撃力で、表面パネル1aの伸
びた部分の周囲における発光層1c及び背面電極1fが
遊技板2との間で圧縮を受けることにより当該表面パネ
ル1aの伸びた部分と一体となり、遊技釘12が図外の
遊技球からの衝撃を繰り返し受けても、遊技釘12まわ
りの遊技球の道筋の表面性状が所定の平面度を保持し
て、遊技球の反発具合や道筋をいつまでも自然な状態と
し、好適な遊技性を確保することができる。
【0022】また、図1のc図においては図3のa図に
示した遊技釘12を用いた場合を図示して説明したが、
図3のb図示した遊技釘12Aをゲージ盤4に実際に打
ち込んで、その部分のカットモデルを作り、そのカット
モデルを肉眼で確認したところ、表面パネル1aの伸び
状態、発光層1c、絶縁層1e、背面電極1f、保護層
1g、接着層1h及び定着用紙1iの塑性変形状態は図
1のc図と同様であったことが視認できたので、遊技釘
12を遊技釘12Aに読み替えれば、遊技釘12Aの打
ち込みによる表面パネル1aの伸びによって、遊技釘1
2Aの外周面に沿って背面電極1fとの間に電気絶縁皮
膜が形成され、その電気絶縁皮膜が表面電極1bと背面
電極1fとの間のショートを回避できることは容易に理
解できるであろう。
【0023】よって、発光表示部13a〜13g(図2
参照)における表面電極1bと背面電極1fとの間に図
外のドライバー回路からエレクトロルミネセンスランプ
の発光に必要な電力を供給した場合、導電性を有する遊
技釘12,12Aを介する表面電極1b、発光層1c及
び背面電極1fの相互間でのショートを適切に回避する
ことができる。また、遊技釘12,12Aを打ち込む時
の衝撃力で、表面パネル1aの伸びた部分の周囲におけ
る発光層1c及び背面電極1fが遊技板2との間で圧縮
を受けることにより当該表面パネル1aの伸びた部分と
一体になっているから、遊技釘12,12Aが図外の遊
技球からの衝撃を繰り返し受けても、12,12Aまわ
りにおける表面パネル1aの表面性状が所定の平面度を
適切に保持し、遊技球の反発具合や道筋がいつまでも自
然な状態となり、品質信頼性を向上することができる。
【0024】前記保護層1gとして絶縁層1eと同じ物
性を有する材料を使用すれば、保護層1gを絶縁層1e
と重ね合わせ面間で強固に結合することができ、また、
保護層1gとして接着層1hと同じ物性を有する材料を
使用すれば、保護層1gを接着層1hと一体にできる。
換言するならば、保護層1gを絶縁層1e又は接着層1
hの一方又は両方と代替して、製造作業を容易にする可
能である。
【0025】前記実施形態では遊技球を発光表示部13
a〜13gをバンド5により、その内部に区画されたゲ
ージ盤4の遊技領域に配置した場合を図示して説明した
が、図示は省略するけれども、発光表示部をバンド5よ
り外側に位置するゲージ盤4の非遊技領域又は機枠1に
おける前枠の前面に配置しても実施できる。
【0026】前記実施形態では遊技機として遊技球を使
用するパチンコ機を図示して説明したが、同実施形態で
の始動口8や一般入賞口9への入賞検出による遊技状況
をメダル投入による遊技状況と読み替えれることにより
スロットマシンにも適用可能である。
【0027】なお、図1のb図に示すセルシート1に釘
用下穴14を形成した状態において、センタ役物6を取
り付ける木ねじのような金属製のねじ釘についても実験
を行ったが、これらの釘では表面パネル1aに図1のc
図に示すような伸びを認めることができず、表面電極1
bと背面電極1fとの間にエレクトロルミネセンスラン
プの発光に必要な電力を供給したところ、表面電極1b
と背面電極1fとが上記ねじ釘を介してショートし、発
光層1cが蛍光発光しない状態を確認した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態を示す図1のA−A線に相当する断
面図で、a図はセルシートを遊技板に一体に結合した状
態、b図はセルシートに釘用下穴を加工した状態、c図
は遊技釘を打ち込んだ状態を示している。
【図2】 同実施形態のゲージ盤を示す正面図。
【図3】 同実施形態に使用された各種の釘を示す側面
図。
【符号の説明】
1 セルシート 1a 表面パネル 1b 表面電極 1c 発光層 1e 絶縁層 1f 背面電極 4 ゲージ盤 12,12A 遊技釘(打ち込まれる釘) 13a〜13g 発光表示部 13h 非発光表示部 14 釘用下穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過性及び電気絶縁性の有る表面パネ
    ルの裏面に表面電極と発光層と背面電極とからなるエレ
    クトロルミネセンスランプに構成された発光表示部を有
    するセルシートを備えた遊技機の電飾装置において、表
    面パネルを釘の打ち込みで伸びる伸展性を有する材料で
    形成したことを特徴とする遊技機の電飾装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008256789A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Aiba Procucts Co Ltd 遊技機
JP2009165541A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Sophia Co Ltd 遊技機

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