JPH0951975A - 遊技機の電飾装置 - Google Patents

遊技機の電飾装置

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JPH0951975A
JPH0951975A JP20821095A JP20821095A JPH0951975A JP H0951975 A JPH0951975 A JP H0951975A JP 20821095 A JP20821095 A JP 20821095A JP 20821095 A JP20821095 A JP 20821095A JP H0951975 A JPH0951975 A JP H0951975A
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JP
Japan
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light emitting
emitting layer
layer
back surface
electrode
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Pending
Application number
JP20821095A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Isomura
明宏 磯村
Takashi Sagehashi
隆 提箸
Masatoshi Takizawa
昌利 滝沢
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作時の位置合わせの精度をとりわけ高くし
なくても、同一平面上で発光表示部と非発光表示部との
一体化を図る。 【解決手段】 光透過性の表面パネル1aの裏面の全面
に表面電極1bを形成し、この表面電極1bの裏面に発
光層1cと非発光層1dとを隣接配置した状態での組で
表されるデザイン図を重ね合わせて形成してあると共
に、その発光層1cと非発光層1dとの隣接部分で、一
方の層1c又は他方の層1dを他方の層1d又は一方の
層1cの裏面に重ね合わせてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はパチンコ機やスロ
ットマシンなどの遊技機に用いられ、エレクトロルミネ
センスランプを発光表示部として備えた電飾装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の電飾装置としては、特開平
4−50092号公報、特開平7−16341号公報及
び特開平7−108084号公報に開示されたように、
遊技板の前面にエレクトロルミネセンスランプを発光表
示部として設けることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者のいずれ
においても、エレクトロルミネセンスランプの発光表示
部と従前の塗料による非発光表示部との前後方向への段
違い配置により、遊技者が発光表示部と非発光表示部と
の境目に違和感を受ける可能があり、視覚に訴える遊技
性に欠ける問題がある。
【0004】このようなことから、透明電極の裏面に発
光層と非発光層とを隣接配置した状態での組で表される
デザイン図を重ね合わせて形成して、同一平面上で発光
表示部と非発光表示部との一体化を図ることも考えられ
るけれども、発光層と非発光層との製作時に位置ずれを
生じると、発光層と非発光層との隣接間に隙間が発生し
てその裏側の部材が見えてしまうことから、にわかに採
用しがたいものである。
【0005】そこで、この発明は、製作時の位置合わせ
の精度をとりわけ高くしなくても、同一平面上で発光表
示部と非発光表示部との一体化を図り、視覚に訴える遊
技性を高めて、品質信頼性を向上することができる遊技
機の電飾装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の電飾装置は、
光透過性の表面パネルの裏面に表面電極と発光層と背面
電極とからなるエレクトロルミネセンスランプに構成さ
れた発光表示部を有するセルシートを備えた遊技機の電
飾装置において、表面パネルの裏面の全面に表面電極を
形成し、この表面電極の裏面に発光層と非発光層とを隣
接配置した状態での組で表されるデザイン図を重ね合わ
せて形成し、その発光層と非発光層との隣接部分で一方
の層を他方の層の裏面に重ね合わせたことを特徴として
いる。この請求項1の発明によれば、発光層と非発光層
とを表面電極の裏面による同一平面上で一体とするに際
し、発光層と非発光層との隣接部分で一方の層を他方の
層の裏面に重ね合わせたことにより、背面電極の印刷時
の位置合わせ(セルフアライメント)を高精度に設定す
ることなく通常の精度に設定し、その通常の精度の範囲
内で発光層と非発光層との位置がずれても、発光層と非
発光層との隣接間に印刷抜きの隙間が発生するのを適切
に阻止して、視覚に訴える遊技性を向上することができ
る。請求項2の電飾装置は、請求項1に記載の一方の層
を発光層とし、他方の層を非発光層としたことを特徴と
している。この請求項2の発明によれば、発光層を非発
光層の裏面に重ね合わせたことにより、発光層と非発光
層とが互いに隣接する部分では発光層からの蛍光発光が
非発光層を透過し、発光層の色彩と非発光層の色との混
色発光となって、発光層の縁取りを形成することができ
る。請求項3の電飾装置は、請求項1に記載の一方の層
を非発光層とし、他方の層を発光層としたことを特徴と
している。この請求項3の発明によれば、非発光層を発
光層の裏面に重ね合わせたことにより、発光層と非発光
層とが互いに隣接する部分でも、発光層からの蛍光発光
が非発光層を透過しないことから、当該発光層の縁取り
が発光層だけの色彩で形成することができる。請求項4
の電飾装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の発光層
と非発光層とを同色系としたことを特徴としている。こ
の請求項4の発明によれば、発光層と非発光層とを同色
系とすれば、発光層の縁取りを色濃く形成することがで
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】図2は一実施形態のパチンコ機の
電飾装置を示し、4は店の島に取り付けられる外枠とこ
れに開閉可能に装着された前枠とからなるパチンコ機の
図外の機枠の内部に着脱自在に組み付けられるゲージ盤
で、このゲージ盤4はほぼ方形のベニヤ板により構成さ
れた図1に示す遊技板2の前面の全域にデザイン図の描
かれた図1に示すセルシート1を一体に結合してあり、
そのセルシート1上に図外の発射装置から発射された図
外の遊技球を遊技領域に誘導するバンド5、センタ役物
6、風車7、始動口8、一般入賞口9、大入賞口10、
アウト口11及び多数の遊技釘12を備えている。
【0008】セルシート1は、大まかには、光透過性を
有する透明なポリエチレンテレフタレートフィルム(P
ETフィルムと俗称されている)製の表面パネルの裏面
に図2に点線で示すように点在配置されたエレクトロル
ミネセンスランプからなる複数の発光表示部13aと、
発光表示部13a以外の部分である通常の塗料印刷にて
形成された非発光表示部13bとからなるデザイン図を
有している。
【0009】図1は図2に示す実施形態のA−A線断面
図を示し、ゲージ盤4は、セルシート1の裏面を遊技板
2の前面に接着剤3で接着してある。
【0010】セルシート1は、遊技板2の前面とほぼ合
同な形状の方形に形成されたPETフィルムによる透明
な表面パネル1aと、表面パネル1aの裏面の全面に真
空蒸着で形成された透明な表面電極1bと、表面電極1
bの発光表示部13aと対応する部分に印刷された発光
層1cと、表面電極1bの非発光表示部13bと対応す
る部分に印刷された非発光層1dと、発光層1cの裏面
及び非発光層1dの裏面の全面を覆う状態で印刷された
絶縁層1eと、発光層1cと対応する位置で絶縁層1e
の裏面に重ね合わせた状態に印刷された背面電極1f
と、背面電極1fの裏面及び非発光層1dの裏面を覆う
状態で印刷された保護層1gと、保護層1gの裏面の全
面に印刷された接着層1hと、セルシート1を遊技板2
に接着剤3で接着する際の定着を良くするためのケント
紙のような定着用紙1iとからなる積層体に形成されて
いる。
【0011】この実施形態の場合、発光層1cと非発光
層1dとが互いに隣接する部分では発光層1cを非発光
層1dの裏面に重ね合わせてある。
【0012】ゲージ盤4の製造工程について説明する
と、先ず、タブロイド判または遊技板2とほぼ合同な方
形の大きさを有する表面パネル1aの裏面の全面に表面
電極1bを成膜し、非発光層形成部分に非発光層1dを
形成するための塗料を有すると共に非発光層形成部分以
外の部分を塗料抜きとした非発光層用の印刷スクリーン
で、非発光層1dを表面電極1bの裏面に多色刷り印刷
のセルフアライメント(位置合わせ)を取って印刷して
形成定着した後に、発光層形成部分に発光層1cを形成
するための材料を有すると共に発光層形成部分以外の部
分を材料抜きとした発光層用の印刷スクリーンで、発光
層1cを表面電極1bの裏面に上記セルフアライメント
時の位置決め部を基準としたセルフアライメントを取っ
て印刷して形成する。この時、発光層用の印刷スクリー
ンは発光層形成部分の発光層1cを形成するための材料
を隣接する非発光層1dの裏面に被覆形成する。また、
これらの発光層1c及び非発光層1dの印刷は2工程の
ように説明したが、実際には、発光層1c及び非発光層
1dのそれぞれは、多色で複数のデザイン図を提供する
状態で人の視覚に訴える絵柄を形成することから、2工
程以上になるのが普通である。
【0013】次に、発光層1cが定着した後に、発光層
1c及び非発光層1dの裏面の全面に絶縁層1eを印刷
で成膜して定着した後に、背面電極形成部分に背面電極
1fを形成するための材料を有すると共に背面電極形成
部分以外の部分を材料抜きとした背面電極用の印刷スク
リーンで、背面電極1fを上記絶縁層1eの平坦状の裏
面に上記セルフアライメント時の位置決め部を基準とし
たセルフアライメントを取って印刷で成膜して定着させ
る。その後、背面電極1fを含む絶縁層1eの裏面の全
面に保護層1gを背面電極1fを被覆する状態で印刷で
成膜し、その保護層1gが定着した後に、保護層1gの
平坦状の裏面の全面に、表面パネル1aとほぼ同形に形
成された定着用紙1iを接着層1hを介在させた状態で
重ね合わせた状態で加圧して一体に結合する。
【0014】そして、この表面パネル1a、表面電極1
b、発光層1c、非発光層1d、絶縁層1e、背面電極
1f、保護層1g、接着層1h及び定着用紙1iからな
る積層体がタブロイド判のような大きさの場合は遊技板
2とほぼ同形の方形に型抜き成形することにより、セル
シート1が完成する。
【0015】さらに、遊技板1の前面の全面に溶融した
接着剤3を糊付けし、その接着剤3の上に上記セルシー
ト1の定着用紙1iの裏面を重ね合わせ、この重ね合わ
された3者にセルシート1の前面側と遊技板の裏面側と
の両方より互いに向き合う方向の圧力を加え、遊技板2
とセルシート1とを接着剤3を介在させた状態で加圧密
着した状態で一体に結合し、セルシート1の前面より各
種釘用下穴、飾り物用下穴などの必要な穴明け加工を行
った後に、遊技釘12をセルシート1の前面より遊技板
2に打ち込むと共に、バンド5、センタ役物6、風車
7、始動口8、一般入賞口9、大入賞口10、アウト口
11などのような各種の役物や飾り物をセルシート1の
前面に取り付けることにより、図2に示す状態のゲージ
盤4が完成する。
【0016】したがって、この実施形態の完成したゲー
ジ盤4によれば、発光層1cと非発光層1dとが互いに
隣接する部分では発光層1cを非発光層1dの裏面に重
ね合わせた状態に形成したので、発光層1cと非発光層
1dとの隣接部分に印刷抜きされた白色で見える空白部
分が発生するのを適切に阻止して、視覚に訴える遊技性
を高めることができる。また、表面電極1bと背面電極
1fとの間に図外のドライバー回路からエレクトロルミ
ネセンスランプの発光に必要な電力を供給した場合、発
光層1cが蛍光発光で鮮明に浮き上がるように発光表示
すると共に、発光層1cと非発光層1dとが互いに隣接
する部分では発光層1cからの蛍光発光が非発光層1d
を透過し、当該発光層1cの色彩と非発光層1dの色彩
との混色発光となって、発光層1cの縁取りを形成する
ことができる。
【0017】前記保護層1gとして絶縁層1eと同じ物
性を有する材料を使用すれば、保護層1gを絶縁層1e
と重ね合わせ面間で強固に結合することができる。
【0018】前記実施形態では発光層1cを非発光層1
dの裏面に重ね合わせたけれども、図3に示すように、
発光層1cと非発光層1dとの互いに隣接する部分では
非発光層1dを発光層1cの裏面に重ね合わせれば、発
光層1cからの蛍光発光が非発光層1dを透過しないこ
とから、当該発光層1cの縁取りが発光層1cだけの色
彩に形成することができる。
【0019】また、図は省略するが、発光層1cと非発
光層1dとを同色系とすれば、発光層1cの縁取りを色
濃く形成することができる。
【0020】遊技球を発光表示部13aをバンド5によ
りその内部に区画されたゲージ盤4の遊技領域に配置し
た場合を図示して説明したが、図示は省略するけれど
も、発光表示部をバンド5より外側に位置するゲージ盤
4の非遊技領域又は機枠の前面に配置しても実施でき
る。
【0021】前記実施形態では遊技機として遊技球を使
用するパチンコ機を図示して説明したが、同実施形態で
の始動口8や一般入賞口9への入賞による遊技状況をメ
ダル投入による遊技状況と読み替えれることによりスロ
ットマシンにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1を示す図2のA−A線断面図。
【図2】 実施形態1のゲージ盤を示す正面図。
【図3】 実施形態2の断面図。
【符号の説明】
1 セルシート 1a 表面パネル 1b 表面電極 1c 発光層 1d 非発光層 1f 背面電極 4 ゲージ盤 13a 発光表示部 13b 非発光表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過性の表面パネルの裏面に表面電極
    と発光層と背面電極とからなるエレクトロルミネセンス
    ランプに構成された発光表示部を有するセルシートを備
    えた遊技機の電飾装置において、表面パネルの裏面の全
    面に表面電極を形成し、この表面電極の裏面に発光層と
    非発光層とを隣接配置した状態での組で表されるデザイ
    ン図を重ね合わせて形成し、その発光層と非発光層との
    隣接部分で一方の層を他方の層の裏面に重ね合わせたこ
    とを特徴とする遊技機の電飾装置。
  2. 【請求項2】 一方の層を発光層とし、他方の層を非発
    光層としたことを特徴とする請求項1記載の遊技機の電
    飾装置。
  3. 【請求項3】 一方の層を非発光層とし、他方の層を発
    光層としたことを特徴とする請求項1記載の遊技機の電
    飾装置。
  4. 【請求項4】 発光層と非発光層とを同色系としたこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機の
    電飾装置。
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