JPH08164245A - 遊技機の電飾装置およびその製造方法 - Google Patents
遊技機の電飾装置およびその製造方法Info
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- JPH08164245A JPH08164245A JP30926994A JP30926994A JPH08164245A JP H08164245 A JPH08164245 A JP H08164245A JP 30926994 A JP30926994 A JP 30926994A JP 30926994 A JP30926994 A JP 30926994A JP H08164245 A JPH08164245 A JP H08164245A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 飾り物の前面でデザイン図を鮮明な色に発光
表示する。 【構成】 平面的には意匠パターン２、表示部３、遮光
部４および引き出し線５を備え、断面的には表示板６、
ＥＬ板７、接着剤８および剥離紙９を有し、表示板６は
透明フィルム６ａに光透過性の意匠印刷６ｂの表示部、
表示部以外の部分に銀色系の遮光印刷６ｃを備え、ＥＬ
板７は透明電極７ａと背面電極７ｂとの間に発光層７ｃ
を有し、発光層７ｃは意匠パターン２より少し小さな点
線示の正面形状を有し、その発光層７ｃの外縁には透明
電極７ａと背面電極７ｂとの絶縁を保持する絶縁層７ｄ
を備え、全体の厚さは０．５ｍｍ程度のものが得られ、
透明電極７ａと背面電極７ｂとの間に電圧を加えること
によって、発光層７ｃが所定色に発光し、その発光が透
明電極７ａを透過して視認される。１０は型抜き成形す
る前の原型を示す。
表示する。 【構成】 平面的には意匠パターン２、表示部３、遮光
部４および引き出し線５を備え、断面的には表示板６、
ＥＬ板７、接着剤８および剥離紙９を有し、表示板６は
透明フィルム６ａに光透過性の意匠印刷６ｂの表示部、
表示部以外の部分に銀色系の遮光印刷６ｃを備え、ＥＬ
板７は透明電極７ａと背面電極７ｂとの間に発光層７ｃ
を有し、発光層７ｃは意匠パターン２より少し小さな点
線示の正面形状を有し、その発光層７ｃの外縁には透明
電極７ａと背面電極７ｂとの絶縁を保持する絶縁層７ｄ
を備え、全体の厚さは０．５ｍｍ程度のものが得られ、
透明電極７ａと背面電極７ｂとの間に電圧を加えること
によって、発光層７ｃが所定色に発光し、その発光が透
明電極７ａを透過して視認される。１０は型抜き成形す
る前の原型を示す。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はパチンコ機、スロット
マシンなどの遊技機に用いられ、特にプレート状やフィ
ルム状など薄物の電飾装置に関する。
マシンなどの遊技機に用いられ、特にプレート状やフィ
ルム状など薄物の電飾装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】パチンコ機にあっては、ストップラン
プ、賞球ランプ、入賞口、風車、ランプ風車、センタ役
物、大入賞口、バンド飾りおよびサイドランプなど多種
類の飾り物を、遊技板の前面に存在するセル板上に取り
付けてあり、これらの飾り物のうちで、発光表示による
電飾効果を出す場合には、飾り物の前面に位置する意匠
パターンの裏側に電球または発光ダイオード（ＬＥＤ）
などの光源を配置し、この光源に遊技板の裏面に取り付
けた電気ユニットから電力を供給し、光源を点灯し、こ
の光源から発光した光を飾り物の意匠パターンに照射し
て透過することによって、飾り物の意匠パターンを所定
色に発光表示している。
プ、賞球ランプ、入賞口、風車、ランプ風車、センタ役
物、大入賞口、バンド飾りおよびサイドランプなど多種
類の飾り物を、遊技板の前面に存在するセル板上に取り
付けてあり、これらの飾り物のうちで、発光表示による
電飾効果を出す場合には、飾り物の前面に位置する意匠
パターンの裏側に電球または発光ダイオード（ＬＥＤ）
などの光源を配置し、この光源に遊技板の裏面に取り付
けた電気ユニットから電力を供給し、光源を点灯し、こ
の光源から発光した光を飾り物の意匠パターンに照射し
て透過することによって、飾り物の意匠パターンを所定
色に発光表示している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】一般に、電球や発光ダ
イオードなどの光源は、例えば厚さ０．５ミリメート
ル、面積２０平方ミリメートルなどのように、薄くて広
い面積を有し、しかも動植物や乗り物などの意匠パター
ンを有する単体に構成するのはむずかしい。
イオードなどの光源は、例えば厚さ０．５ミリメート
ル、面積２０平方ミリメートルなどのように、薄くて広
い面積を有し、しかも動植物や乗り物などの意匠パター
ンを有する単体に構成するのはむずかしい。
【０００４】このため、上記飾り物の内部に電球などの
光源を配置する複雑な構造を取らなければならないう
え、遊技球の通り道の邪魔とならないように電球を設置
する必要から、電球設置に制約が多く、飾り物の前面に
適切に設けた意匠パターンを鮮明な色に発光表示するの
はほとんど不可能に近かった。
光源を配置する複雑な構造を取らなければならないう
え、遊技球の通り道の邪魔とならないように電球を設置
する必要から、電球設置に制約が多く、飾り物の前面に
適切に設けた意匠パターンを鮮明な色に発光表示するの
はほとんど不可能に近かった。
【０００５】そこで、この発明は、遊技球の道筋に支障
を招くことなく、飾り物の前面を鮮明な色に発光表示す
ることができる電飾装置およびその製造方法を提供する
ものである。
を招くことなく、飾り物の前面を鮮明な色に発光表示す
ることができる電飾装置およびその製造方法を提供する
ものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明の電飾装置は、
透明電極と背面電極との間に発光層を有し飾り物の前面
に付設されるエレクトロルミネッセンスプレートと、発
光層への電力供給のためにエレクトロルミネッセンスプ
レートより一体に延びて飾り物を経由して遊技板の裏面
に引き出し可能な引き出し線とを備えている。上記電飾
装置における光透過性の意匠パターンを有する表示プレ
ートを、エレクトロルミネッセンスプレートの表面に重
ね合わせて一体に結合することも可能である。上記電飾
装置における光透過性の表示プレートの意匠パターンの
表示部を光透過性とし表示部以外の部分を遮光性とする
ことも可能である。上記電飾装置におけるエレクトロル
ミネッセンスプレートの裏面に接着剤を付けてもよい。
この発明の製造方法は、光透過性樹脂板の裏面に光透過
性の意匠印刷を行い、この光透過性樹脂板の意匠印刷の
裏面に透明電極と背面電極との間に発光層を有するエレ
クトロルミネッセンスプレートを一体に結合し、これら
のエレクトロルミネッセンスプレートと意匠印刷および
光透過性樹脂板からなる積層体を意匠パターンに型抜き
成形する。この発明のもう一つの製造方法は、光透過性
樹脂板の裏面に光透過性の意匠印刷を行い、この意匠印
刷の表示部以外の部分に遮光印刷を行い、この光透過性
樹脂板の遮光印刷および意匠印刷側の裏面に透明電極と
背面電極との間に発光層を有するエレクトロルミネッセ
ンスプレートを一体に結合し、このエレクトロルミネッ
センスプレートの裏面に接着剤および剥離紙を含むのり
付けを行い、これらの接着剤と剥離紙とエレクトロルミ
ネッセンスプレートと意匠印刷と遮光印刷および光透過
性樹脂板からなる積層体を意匠パターンに型抜き成形す
る。
透明電極と背面電極との間に発光層を有し飾り物の前面
に付設されるエレクトロルミネッセンスプレートと、発
光層への電力供給のためにエレクトロルミネッセンスプ
レートより一体に延びて飾り物を経由して遊技板の裏面
に引き出し可能な引き出し線とを備えている。上記電飾
装置における光透過性の意匠パターンを有する表示プレ
ートを、エレクトロルミネッセンスプレートの表面に重
ね合わせて一体に結合することも可能である。上記電飾
装置における光透過性の表示プレートの意匠パターンの
表示部を光透過性とし表示部以外の部分を遮光性とする
ことも可能である。上記電飾装置におけるエレクトロル
ミネッセンスプレートの裏面に接着剤を付けてもよい。
この発明の製造方法は、光透過性樹脂板の裏面に光透過
性の意匠印刷を行い、この光透過性樹脂板の意匠印刷の
裏面に透明電極と背面電極との間に発光層を有するエレ
クトロルミネッセンスプレートを一体に結合し、これら
のエレクトロルミネッセンスプレートと意匠印刷および
光透過性樹脂板からなる積層体を意匠パターンに型抜き
成形する。この発明のもう一つの製造方法は、光透過性
樹脂板の裏面に光透過性の意匠印刷を行い、この意匠印
刷の表示部以外の部分に遮光印刷を行い、この光透過性
樹脂板の遮光印刷および意匠印刷側の裏面に透明電極と
背面電極との間に発光層を有するエレクトロルミネッセ
ンスプレートを一体に結合し、このエレクトロルミネッ
センスプレートの裏面に接着剤および剥離紙を含むのり
付けを行い、これらの接着剤と剥離紙とエレクトロルミ
ネッセンスプレートと意匠印刷と遮光印刷および光透過
性樹脂板からなる積層体を意匠パターンに型抜き成形す
る。
【０００７】
【作用】この発明の電飾装置によれば、エレクトロルミ
ネッセンスプレートを飾り物の前面に取り付け、引き出
し線によりエレクトロルミネッセンスプレートの発光層
に遊技板の裏側から電力を供給することにより、エレク
トロルミネッセンスプレートが飾り物の前面で鮮明な色
に発光表示する。上記電飾装置によれば、エレクトロル
ミネッセンスプレートの表面に光透過性の意匠パターン
を有する表示プレートを重ね合わせて一体に結合するこ
とにより、意匠パターンで描ける色彩や絵柄の幅が増加
する。上記電飾装置によれば、光透過性の表示プレート
の意匠パターンの表示部を光透過性とし表示部以外の部
分を遮光性とすることにより、発光表示および非発光表
示の両方の鮮明な色彩の組み合わせの意匠パターンが得
られる。上記電飾装置によれば、エレクトロルミネッセ
ンスプレートの裏面に接着剤を付けることにより、電飾
装置の飾り物への取り付け作業が簡単となる。この発明
の製造方法によれば、光透過性の意匠印刷により光透過
性樹脂板の裏面に単色または複数色でデザイン図を描く
とともに、この光透過性樹脂板の裏面にエレクトロルミ
ネッセンスプレートを光透過性を有する接着剤によりま
たは熱圧着により一体に結合した後に型抜き成形し、絵
ずれのない意匠パターンが得られる。この発明のもう一
つの製造方法によれば、光透過性樹脂板に行われた意匠
印刷の表示部以外の部分に例えば銀白系の遮光印刷を行
い、この光透過性樹脂板の裏面にエレクトロルミネッセ
ンスプレートを一体に結合し、このエレクトロルミネッ
センスプレートの裏面に接着剤および剥離紙を含むのり
付けを行った後に型抜き成形し、遮光部および接着剤を
有する電飾装置が容易に得られる。
ネッセンスプレートを飾り物の前面に取り付け、引き出
し線によりエレクトロルミネッセンスプレートの発光層
に遊技板の裏側から電力を供給することにより、エレク
トロルミネッセンスプレートが飾り物の前面で鮮明な色
に発光表示する。上記電飾装置によれば、エレクトロル
ミネッセンスプレートの表面に光透過性の意匠パターン
を有する表示プレートを重ね合わせて一体に結合するこ
とにより、意匠パターンで描ける色彩や絵柄の幅が増加
する。上記電飾装置によれば、光透過性の表示プレート
の意匠パターンの表示部を光透過性とし表示部以外の部
分を遮光性とすることにより、発光表示および非発光表
示の両方の鮮明な色彩の組み合わせの意匠パターンが得
られる。上記電飾装置によれば、エレクトロルミネッセ
ンスプレートの裏面に接着剤を付けることにより、電飾
装置の飾り物への取り付け作業が簡単となる。この発明
の製造方法によれば、光透過性の意匠印刷により光透過
性樹脂板の裏面に単色または複数色でデザイン図を描く
とともに、この光透過性樹脂板の裏面にエレクトロルミ
ネッセンスプレートを光透過性を有する接着剤によりま
たは熱圧着により一体に結合した後に型抜き成形し、絵
ずれのない意匠パターンが得られる。この発明のもう一
つの製造方法によれば、光透過性樹脂板に行われた意匠
印刷の表示部以外の部分に例えば銀白系の遮光印刷を行
い、この光透過性樹脂板の裏面にエレクトロルミネッセ
ンスプレートを一体に結合し、このエレクトロルミネッ
センスプレートの裏面に接着剤および剥離紙を含むのり
付けを行った後に型抜き成形し、遮光部および接着剤を
有する電飾装置が容易に得られる。
【０００８】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面とともに詳
述する。
述する。
【０００９】図１は実施例の電飾装置を示す図、図２は
同電飾装置の製造方法を示すフローチャート、図３は実
施例のゲージ盤を示す正面図、図４は実施例の電飾装置
をゲージ盤上の飾り物に取り付けた断面図、図５は実施
例の電飾装置の引き出し線と電気ユニット側フラットケ
ーブルとの接続を示す断面図、図６は引き出し線の接続
端子部および電気ユニット側フラットケーブルの接続端
子部を重ね合わせる状態を示す平面図である。
同電飾装置の製造方法を示すフローチャート、図３は実
施例のゲージ盤を示す正面図、図４は実施例の電飾装置
をゲージ盤上の飾り物に取り付けた断面図、図５は実施
例の電飾装置の引き出し線と電気ユニット側フラットケ
ーブルとの接続を示す断面図、図６は引き出し線の接続
端子部および電気ユニット側フラットケーブルの接続端
子部を重ね合わせる状態を示す平面図である。
【００１０】図３において、遊技板２０はほぼ方形のベ
ニヤ板の前面に図外のデザイン図の印刷されたセル板を
接着し、セル板上には図外の発射装置から発射された遊
技球を遊技領域に誘導するバンド２１を設置し、このバ
ンド２１内における遊技領域の中央部にはセンタ役物２
２、その周囲の遊技領域には左右のランプ風車２３、左
右の入賞口２４、左右の電動チューリップ２５、下部の
始動口２６、最下部のアウト口２７および全体に点在す
る多数の遊技釘２８それぞれを取り付け、バンド２１外
における非遊技領域の上部には賞球ランプ２９およびス
トップランプ３０を取り付け、以て、遊技板２０がゲー
ジ盤となる。
ニヤ板の前面に図外のデザイン図の印刷されたセル板を
接着し、セル板上には図外の発射装置から発射された遊
技球を遊技領域に誘導するバンド２１を設置し、このバ
ンド２１内における遊技領域の中央部にはセンタ役物２
２、その周囲の遊技領域には左右のランプ風車２３、左
右の入賞口２４、左右の電動チューリップ２５、下部の
始動口２６、最下部のアウト口２７および全体に点在す
る多数の遊技釘２８それぞれを取り付け、バンド２１外
における非遊技領域の上部には賞球ランプ２９およびス
トップランプ３０を取り付け、以て、遊技板２０がゲー
ジ盤となる。
【００１１】上記バンド２１、入賞口２４、アウト口２
７および遊技釘２８以外の飾り物、つまりセンタ役物２
２、ランプ風車２３、電動チューリップ２５、始動口２
６、賞球ランプ２９およびストップランプ３０などの飾
り物は、それぞれの網目模様を描いた前面にカラフルな
色彩およびデザインされた薄物の電飾装置１を有する。
７および遊技釘２８以外の飾り物、つまりセンタ役物２
２、ランプ風車２３、電動チューリップ２５、始動口２
６、賞球ランプ２９およびストップランプ３０などの飾
り物は、それぞれの網目模様を描いた前面にカラフルな
色彩およびデザインされた薄物の電飾装置１を有する。
【００１２】例えば、センタ役物２２に用いられた電飾
装置１を例として図１を参照して説明すると、この電飾
装置１は、大まかには、Ａ図に示す正面図ではセンタ役
物２２の上部前面とほぼ同じ外形を有する意匠パターン
２、意匠パターン２中の表示部３、意匠パターン３中の
表示部以外の部分である遮光部４、および引き出し線５
を備え、Ｂ図に示す断面図では表示プレート６、表示プ
レート６の裏面に付設されたエレクトロルミネッセンス
プレート７、エレクトロルミネッセンスプレート７の裏
面に付設された接着剤８および剥離紙９から構成され
る。
装置１を例として図１を参照して説明すると、この電飾
装置１は、大まかには、Ａ図に示す正面図ではセンタ役
物２２の上部前面とほぼ同じ外形を有する意匠パターン
２、意匠パターン２中の表示部３、意匠パターン３中の
表示部以外の部分である遮光部４、および引き出し線５
を備え、Ｂ図に示す断面図では表示プレート６、表示プ
レート６の裏面に付設されたエレクトロルミネッセンス
プレート７、エレクトロルミネッセンスプレート７の裏
面に付設された接着剤８および剥離紙９から構成され
る。
【００１３】表示プレート６は、光透過性樹脂板６ａの
裏面に光透過性を有する単色または複数色からなる例え
ば煙りを吐く船のようなデサイン化された意匠印刷６ｂ
を備え、この意匠印刷６ｂの表示部以外の部分に遮光印
刷６ｃを備え、意匠印刷６ｂの遮光印刷抜きされた部分
が表示部３となり、遮光印刷６ｃが遮光部４となり、こ
の遮光印刷６ｃは例えば宝くじにおいてコインなどで剥
がす部分に使用されている銀色の光を遮る性質を有する
素材にて構成される。
裏面に光透過性を有する単色または複数色からなる例え
ば煙りを吐く船のようなデサイン化された意匠印刷６ｂ
を備え、この意匠印刷６ｂの表示部以外の部分に遮光印
刷６ｃを備え、意匠印刷６ｂの遮光印刷抜きされた部分
が表示部３となり、遮光印刷６ｃが遮光部４となり、こ
の遮光印刷６ｃは例えば宝くじにおいてコインなどで剥
がす部分に使用されている銀色の光を遮る性質を有する
素材にて構成される。
【００１４】エレクトロルミネッセンスプレート７は透
明電極７ａと背面電極７ｂとの間に発光層７ｃを有し、
透明電極７ａおよび背面電極７ｂは意匠パターン２およ
び引き出し線５を含む正面形状を備え、発光層７ｃは意
匠パターン２より少し小さなＡ図に点線で示す正面形状
を有し、その発光層７ｃの外縁には透明電極７ａと背面
電極７ｂとの絶縁を保持する絶縁層７ｄを備え、発光層
７ｃは樹脂バインダ中に８０〜９０ウエイトパーセント
の比率で蛍光体を分散し、透明電極７ａと背面電極７ｂ
との間に電圧を加えることによって、発光層７ｃ中の蛍
光体が所定色に発光し、その発光が透明電極７ａを透過
して発光表示する（日経ＢＰ社；ＮＩＫＫＥＩ ＭＡＴ
ＥＲＩＡＬＳ＆ＴＥＣＨＮＯＬＯＧＹ；９４．１（ｎ
ｏ．１３７参照）。
明電極７ａと背面電極７ｂとの間に発光層７ｃを有し、
透明電極７ａおよび背面電極７ｂは意匠パターン２およ
び引き出し線５を含む正面形状を備え、発光層７ｃは意
匠パターン２より少し小さなＡ図に点線で示す正面形状
を有し、その発光層７ｃの外縁には透明電極７ａと背面
電極７ｂとの絶縁を保持する絶縁層７ｄを備え、発光層
７ｃは樹脂バインダ中に８０〜９０ウエイトパーセント
の比率で蛍光体を分散し、透明電極７ａと背面電極７ｂ
との間に電圧を加えることによって、発光層７ｃ中の蛍
光体が所定色に発光し、その発光が透明電極７ａを透過
して発光表示する（日経ＢＰ社；ＮＩＫＫＥＩ ＭＡＴ
ＥＲＩＡＬＳ＆ＴＥＣＨＮＯＬＯＧＹ；９４．１（ｎ
ｏ．１３７参照）。
【００１５】なお図１のＡ図中の符号１０は引き出し線
５を含む意匠パターン２を型抜き成形する前の原型（オ
リジナルパターン）を示す。
５を含む意匠パターン２を型抜き成形する前の原型（オ
リジナルパターン）を示す。
【００１６】上記絶縁層７ｄは引き出し線５の部分にも
存在するが、この部分では透明電極７ａおよび背面電極
７ｂは絶縁層７ｄ中に並列配置に敷設され、引き出し線
５の端部において、絶縁層７ｄの一表面が剥ぎ取られて
透明電極７ａおよび背面電極７ｂが露出し、絶縁層７ｄ
の他表面が露出した透明電極７ａおよび背面電極７ｂに
裏打ちされた接続端子部を構成する（図６参照）。
存在するが、この部分では透明電極７ａおよび背面電極
７ｂは絶縁層７ｄ中に並列配置に敷設され、引き出し線
５の端部において、絶縁層７ｄの一表面が剥ぎ取られて
透明電極７ａおよび背面電極７ｂが露出し、絶縁層７ｄ
の他表面が露出した透明電極７ａおよび背面電極７ｂに
裏打ちされた接続端子部を構成する（図６参照）。
【００１７】この電飾装置１の製造工程について図２を
用いて説明すると、原型１０の光透過性樹脂板６ａを構
成する透明フィルムの裏面に意匠印刷６ｂを行い、この
意匠印刷６ｂの表示部３以外の部分に遮光印刷６ｃを行
い、この透明フィルム６ａの遮光印刷６ｂおよび意匠印
刷６ｃ側の裏面に原型１０のエレクトロルミネッセンス
プレート（ＥＬプレート）７を熱圧着し、このエレクト
ロルミネッセンスプレート７の裏面に接着剤８および剥
離紙９を含むのり付けを行い、これらの接着剤８と剥離
紙９とエレクトロルミネッセンスプレート７と意匠印刷
６ｂと遮光印刷６ｃおよび透明フィルム６ａからなる原
型１０の積層体を引き出し線５を含む意匠パターン２に
型抜き成形することによって、図１のＡ図に実線で示す
外形を有する電飾装置１が完成する。
用いて説明すると、原型１０の光透過性樹脂板６ａを構
成する透明フィルムの裏面に意匠印刷６ｂを行い、この
意匠印刷６ｂの表示部３以外の部分に遮光印刷６ｃを行
い、この透明フィルム６ａの遮光印刷６ｂおよび意匠印
刷６ｃ側の裏面に原型１０のエレクトロルミネッセンス
プレート（ＥＬプレート）７を熱圧着し、このエレクト
ロルミネッセンスプレート７の裏面に接着剤８および剥
離紙９を含むのり付けを行い、これらの接着剤８と剥離
紙９とエレクトロルミネッセンスプレート７と意匠印刷
６ｂと遮光印刷６ｃおよび透明フィルム６ａからなる原
型１０の積層体を引き出し線５を含む意匠パターン２に
型抜き成形することによって、図１のＡ図に実線で示す
外形を有する電飾装置１が完成する。
【００１８】この実施例では、エレクトロルミネッセン
スプレートメーカ（製造業者）が図１のＡ図に点線で示
す形状の発光層７ａ、つまり型抜きされる意匠パターン
２よりも少し小さな形状の発光層７ａを有する仮想線示
の原型１０のエレクトロルミネッセンスプレート７を製
造して印刷メーカに納入する。
スプレートメーカ（製造業者）が図１のＡ図に点線で示
す形状の発光層７ａ、つまり型抜きされる意匠パターン
２よりも少し小さな形状の発光層７ａを有する仮想線示
の原型１０のエレクトロルミネッセンスプレート７を製
造して印刷メーカに納入する。
【００１９】印刷メーカは、原型１０の透明フィルム６
ａに意匠印刷６ｂおよび遮光印刷６ｃを行い、その透明
フィルム６ａの裏面を上記購入したエレクトロルミネッ
センスプレート７の透明電極７ａに重ね合わせて熱圧着
して、透明フィルム６ａとエレクトロルミネッセンスプ
レート７とをその間に意匠印刷６ｂおよび遮光印刷６ｃ
介在した状態で一体に結合し、そのエレクトロルミネッ
センスプレート７の背面電極７ｃの裏面に接着剤８を層
状に形成し、その接着剤８の裏面に剥離紙９を付設した
後に、プレス機械などで原型１０から図１のＡ図に実線
で示す引き出し線５を含む意匠パターン２の型抜きを行
うことで、意匠パターン２の表示部３を構成する絵が意
匠パターン２の遮光部４と位置ずれを発生することが無
く、薄物の電飾装置１を完成して飾り物メーカに納入す
る。
ａに意匠印刷６ｂおよび遮光印刷６ｃを行い、その透明
フィルム６ａの裏面を上記購入したエレクトロルミネッ
センスプレート７の透明電極７ａに重ね合わせて熱圧着
して、透明フィルム６ａとエレクトロルミネッセンスプ
レート７とをその間に意匠印刷６ｂおよび遮光印刷６ｃ
介在した状態で一体に結合し、そのエレクトロルミネッ
センスプレート７の背面電極７ｃの裏面に接着剤８を層
状に形成し、その接着剤８の裏面に剥離紙９を付設した
後に、プレス機械などで原型１０から図１のＡ図に実線
で示す引き出し線５を含む意匠パターン２の型抜きを行
うことで、意匠パターン２の表示部３を構成する絵が意
匠パターン２の遮光部４と位置ずれを発生することが無
く、薄物の電飾装置１を完成して飾り物メーカに納入す
る。
【００２０】飾り物メーカは、電飾装置１から剥離紙９
を剥がすとともに、電飾装置１の引き出し線５を図４に
示す組み立ての完了したセンタ役物２２のベース２２ａ
に形成された貫通孔２２ｂに前面より挿入し、電飾装置
１の裏面に露出した接着剤９をセンタ役物２２の前面２
２ｃに重ね合わせて押圧し、薄物の電飾装置１をセンタ
役物２２の前面２２ｃに取り付けた後に、パチンコ機メ
ーカに納入する。
を剥がすとともに、電飾装置１の引き出し線５を図４に
示す組み立ての完了したセンタ役物２２のベース２２ａ
に形成された貫通孔２２ｂに前面より挿入し、電飾装置
１の裏面に露出した接着剤９をセンタ役物２２の前面２
２ｃに重ね合わせて押圧し、薄物の電飾装置１をセンタ
役物２２の前面２２ｃに取り付けた後に、パチンコ機メ
ーカに納入する。
【００２１】この飾り物メーカで電飾装置１の付設され
たセンタ役物２２をパチンコ機メーカに出荷するのに先
駆けて、貫通孔２２ｂからベース２２ａの裏面に引き出
された引き出し線５の中間部をセンタ役物２２の遊技板
２０の裏側に突出配置される背部ユニット２２ｄの側面
に図外の接着テープにて添付しておけば、後述するパチ
ンコ機メーカでのセンタ役物２２の組み付け性が向上す
る。
たセンタ役物２２をパチンコ機メーカに出荷するのに先
駆けて、貫通孔２２ｂからベース２２ａの裏面に引き出
された引き出し線５の中間部をセンタ役物２２の遊技板
２０の裏側に突出配置される背部ユニット２２ｄの側面
に図外の接着テープにて添付しておけば、後述するパチ
ンコ機メーカでのセンタ役物２２の組み付け性が向上す
る。
【００２２】パチンコ機メーカでは、飾り物の遊技板２
０への組み付け工程にて、電飾装置１の付いたセンタ役
物２２を遊技板２０に取り付ける場合、図４に示すよう
に、センタ役物２２の背部ユニット２２ｄおよびベース
２２ａの裏面より出ている引き出し線５を遊技板２０に
形成されたセンタ役物用開口２０ａに前面より挿入し、
ベース２２ａの周縁をセンタ役物用開口２０ａまわりの
遊技板２０の前面に位置する図外のセル板に当接し、ベ
ース２２ａの周縁に形成され図外のねじ挿入用の貫通孔
より木ねじのようなねじ釘を遊技板２０に形成された下
穴を介して締結することにより、センタ役物２２を遊技
板２０に取り付ける。
０への組み付け工程にて、電飾装置１の付いたセンタ役
物２２を遊技板２０に取り付ける場合、図４に示すよう
に、センタ役物２２の背部ユニット２２ｄおよびベース
２２ａの裏面より出ている引き出し線５を遊技板２０に
形成されたセンタ役物用開口２０ａに前面より挿入し、
ベース２２ａの周縁をセンタ役物用開口２０ａまわりの
遊技板２０の前面に位置する図外のセル板に当接し、ベ
ース２２ａの周縁に形成され図外のねじ挿入用の貫通孔
より木ねじのようなねじ釘を遊技板２０に形成された下
穴を介して締結することにより、センタ役物２２を遊技
板２０に取り付ける。
【００２３】そして、遊技板２０の裏面にエレクトロル
ミネッセンスプレート７への電力供給用の図外の電気ユ
ニットや遊技制御ユニットなどの各種の機能部品を取り
付けた後に、電気ユニットから延びる電気ユニット側フ
ラットケーブル１１の接続端子部を上記遊技板２０の裏
側に突出した引き出し線５の接続端子部に、センタ役物
２２の背部ユニット２２ｄに設けたクリップ１２を用い
て接続する。
ミネッセンスプレート７への電力供給用の図外の電気ユ
ニットや遊技制御ユニットなどの各種の機能部品を取り
付けた後に、電気ユニットから延びる電気ユニット側フ
ラットケーブル１１の接続端子部を上記遊技板２０の裏
側に突出した引き出し線５の接続端子部に、センタ役物
２２の背部ユニット２２ｄに設けたクリップ１２を用い
て接続する。
【００２４】このクリップ１２による接続は、図６に示
すように、電気ユニット側フラットケーブル１１の接続
端子部に露出する導電体１１ａと引き出し線５の接続端
子部に露出する導電体５ａを互いにその極性を間違えな
いように矢印方向に重ね合わせたまま、図５に示すよう
に、電気ユニット側フラットケーブル１１の接続端子部
と引き出し線５の接続端子部とをクリップ１２の相対峙
する二つの挟持片１２ａ，１２ｂ間の隙間に上方より挿
入することによって、その挿入過程において、図５の点
線示から実線示のように、二つの挟持片１２ａ，１２ｂ
がその弾力に抗して電気ユニット側フラットケーブル１
１の接続端子部と引き出し線５の接続端子部とで互いに
外側に押し開かれつつその復元弾力にて電気ユニット側
フラットケーブル１１の接続端子部と引き出し線５の接
続端子部とを一体に保持し、以て、電気ユニット側フラ
ットケーブル１１の接続端子部の導電体１１ａと引き出
し線５の接続端子部の導電体５ａとが弾性押圧下で重ね
合わせに接続される。
すように、電気ユニット側フラットケーブル１１の接続
端子部に露出する導電体１１ａと引き出し線５の接続端
子部に露出する導電体５ａを互いにその極性を間違えな
いように矢印方向に重ね合わせたまま、図５に示すよう
に、電気ユニット側フラットケーブル１１の接続端子部
と引き出し線５の接続端子部とをクリップ１２の相対峙
する二つの挟持片１２ａ，１２ｂ間の隙間に上方より挿
入することによって、その挿入過程において、図５の点
線示から実線示のように、二つの挟持片１２ａ，１２ｂ
がその弾力に抗して電気ユニット側フラットケーブル１
１の接続端子部と引き出し線５の接続端子部とで互いに
外側に押し開かれつつその復元弾力にて電気ユニット側
フラットケーブル１１の接続端子部と引き出し線５の接
続端子部とを一体に保持し、以て、電気ユニット側フラ
ットケーブル１１の接続端子部の導電体１１ａと引き出
し線５の接続端子部の導電体５ａとが弾性押圧下で重ね
合わせに接続される。
【００２５】したがって、この実施例構造によれば、図
外の遊技制御ユニットが遊技情報に応じ電気ユニットを
制御することにより、所定の電圧を持つ電力が電気ユニ
ットからエレクトロルミネッセンスプレート７の透明電
極７ａと背面電極７ｂとに供給され、この電力供給の
間、エレクトロルミネッセンスプレート７の発光層７ｃ
が所定色の光を発光し、この発光層７ｃにより発光され
た光が、意匠印刷６ｂおよび光透過性樹脂板６ａを透過
し、意匠パターン２の表示部３がその意匠印刷６ａの持
つ所定色を鮮明な色にて発光表示して視認でき、遮光部
６ｃでは上記発光層７ｃからの光は遮光されて透過しな
いけれども、その遮光印刷６ｃの銀色系の色彩により、
意匠パターン２の遮光部４の前面にある意匠印刷６ａが
光透過性樹脂板６ａを通して鮮明な所定色にて浮き上が
るように視認できる。
外の遊技制御ユニットが遊技情報に応じ電気ユニットを
制御することにより、所定の電圧を持つ電力が電気ユニ
ットからエレクトロルミネッセンスプレート７の透明電
極７ａと背面電極７ｂとに供給され、この電力供給の
間、エレクトロルミネッセンスプレート７の発光層７ｃ
が所定色の光を発光し、この発光層７ｃにより発光され
た光が、意匠印刷６ｂおよび光透過性樹脂板６ａを透過
し、意匠パターン２の表示部３がその意匠印刷６ａの持
つ所定色を鮮明な色にて発光表示して視認でき、遮光部
６ｃでは上記発光層７ｃからの光は遮光されて透過しな
いけれども、その遮光印刷６ｃの銀色系の色彩により、
意匠パターン２の遮光部４の前面にある意匠印刷６ａが
光透過性樹脂板６ａを通して鮮明な所定色にて浮き上が
るように視認できる。
【００２６】上記実施例では電飾装置１は使用する素材
を適切に選定することにより、剥離紙９を除く全体の厚
さを、例えば０．５ミリメートル程度に作ることは容易
であることから、遊技球の道筋に支障を招くことなく、
図３に示すセンタ役物２２以外のランプ風車２３、電動
チューリップ２５、始動口２６、賞球ランプ２９および
ストップランプ３０などの飾り物の前面をも鮮明な色に
発光表示することができる。
を適切に選定することにより、剥離紙９を除く全体の厚
さを、例えば０．５ミリメートル程度に作ることは容易
であることから、遊技球の道筋に支障を招くことなく、
図３に示すセンタ役物２２以外のランプ風車２３、電動
チューリップ２５、始動口２６、賞球ランプ２９および
ストップランプ３０などの飾り物の前面をも鮮明な色に
発光表示することができる。
【００２７】上記接着剤は両面粘着テープまたは不乾性
薬剤の接着剤を使用しても同様の作用効果がある。
薬剤の接着剤を使用しても同様の作用効果がある。
【００２８】上記意匠パターン２には遮光印刷６ｃによ
る遮光部４を有するが、この遮光部４を設けることな
く、意匠パターン２の全域をエレクトロルミネッセンス
プレート７の裏打ちされた意匠印刷６ｂに形成し、その
意匠パターン７の全域を発光層７ｃにより発光表示する
表示部３に形成し、発光表示の領域を広げ、その意匠パ
ターン２の色彩の発光変化によって、遊技性を高めるこ
とができる。
る遮光部４を有するが、この遮光部４を設けることな
く、意匠パターン２の全域をエレクトロルミネッセンス
プレート７の裏打ちされた意匠印刷６ｂに形成し、その
意匠パターン７の全域を発光層７ｃにより発光表示する
表示部３に形成し、発光表示の領域を広げ、その意匠パ
ターン２の色彩の発光変化によって、遊技性を高めるこ
とができる。
【００２９】上記クリップ１２は二つの挟持片１２ａ，
１２ｂを有する縦型を例として図示して説明したが、図
７に示すように、クリップ１２Ａを飾り物３１の外面
と、その外面より片持ち支持に突出する一つの挟持片１
２ｃとで構成し、一つの挟持片１２ｃの点線示から実線
示への弾性変形により、電気ユニット側フラットケーブ
ル１１の接続端子部の導電体１１ａと引き出し線５の接
続端子部の導電体５ａとを弾性押圧下で重ね合わせに接
続することも可能である。
１２ｂを有する縦型を例として図示して説明したが、図
７に示すように、クリップ１２Ａを飾り物３１の外面
と、その外面より片持ち支持に突出する一つの挟持片１
２ｃとで構成し、一つの挟持片１２ｃの点線示から実線
示への弾性変形により、電気ユニット側フラットケーブ
ル１１の接続端子部の導電体１１ａと引き出し線５の接
続端子部の導電体５ａとを弾性押圧下で重ね合わせに接
続することも可能である。
【００３０】上記実施例はのり付けにて接着剤９を設け
た例を図示して説明したが、のり付けを行わずに、表示
プレート６の裏面にエレクトロルミネッセンスプレート
７を熱圧着したままで電飾装置１Ａを構成することも可
能である。
た例を図示して説明したが、のり付けを行わずに、表示
プレート６の裏面にエレクトロルミネッセンスプレート
７を熱圧着したままで電飾装置１Ａを構成することも可
能である。
【００３１】この場合には、図８に示すように、電飾装
置１Ａを飾り物３１の前面にフレーム３２にて嵌め殺し
に装着し、フレーム３２による額縁効果による高級感を
醸し出すことができる。
置１Ａを飾り物３１の前面にフレーム３２にて嵌め殺し
に装着し、フレーム３２による額縁効果による高級感を
醸し出すことができる。
【００３２】上記実施例のエレクトロルミネッセンスプ
レート７として透明保護膜を有するものを使用し、発光
層７ｃにて表示プレート６における意匠パターン２と同
様の色彩と絵柄を構成し、表示プレート６を省略してエ
レクトロルミネッセンスプレート７をそのまま飾り物の
前面に取り付ければ、電飾装置１または１Ａの構造を一
層薄い簡素なものにできる。
レート７として透明保護膜を有するものを使用し、発光
層７ｃにて表示プレート６における意匠パターン２と同
様の色彩と絵柄を構成し、表示プレート６を省略してエ
レクトロルミネッセンスプレート７をそのまま飾り物の
前面に取り付ければ、電飾装置１または１Ａの構造を一
層薄い簡素なものにできる。
【００３３】図１において、原型１０は一つの電飾装置
１または１Ａに合わせた大きさに図示したが、一つの原
型１０で複数の電飾装置１または１Ａを型抜きすること
も可能である。
１または１Ａに合わせた大きさに図示したが、一つの原
型１０で複数の電飾装置１または１Ａを型抜きすること
も可能である。
【００３４】上記実施例ではエレクトロルミネッセンス
プレートメーカ、印刷メーカ、役物メーカおよびパチン
コ機メーカごとの分業でコスト的に有利に製造する過程
を例として説明したが、単一企業内で製造することも可
能である。
プレートメーカ、印刷メーカ、役物メーカおよびパチン
コ機メーカごとの分業でコスト的に有利に製造する過程
を例として説明したが、単一企業内で製造することも可
能である。
【００３５】さらに、上記実施例では表示プレート６の
裏面にエレクトロルミネッセンスプレート７を一体に結
合するのに熱圧着を用いる作業性の良い例を図示して説
明したが、接着剤を用いて表示プレート６とエレクトロ
ルミネッセンスプレート７とを一体に結合することも可
能であり、この接着剤としては表示プレート６とエレク
トロルミネッセンスプレート７を一体に結合する固相状
態において例えば透明または半透明など光透過性を有す
るものを用いることは勿論である。
裏面にエレクトロルミネッセンスプレート７を一体に結
合するのに熱圧着を用いる作業性の良い例を図示して説
明したが、接着剤を用いて表示プレート６とエレクトロ
ルミネッセンスプレート７とを一体に結合することも可
能であり、この接着剤としては表示プレート６とエレク
トロルミネッセンスプレート７を一体に結合する固相状
態において例えば透明または半透明など光透過性を有す
るものを用いることは勿論である。
【００３６】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次のような効果がある。請求項１によれば、エレク
トロルミネッセンスプレートとこれより一体に延びる引
き出し線とを備えているから、エレクトロルミネッセン
スプレートを飾り物の前面に取り付け、引き出し線によ
りエレクトロルミネッセンスプレートの発光層に遊技板
の裏側から電力を供給することにより、光源の設置で遊
技球の道筋を邪魔することなく、エレクトロルミネッセ
ンスプレートの発光層で形象される鮮明な色彩と形状を
有する意匠パターンを飾り物の前面で発光表示すること
ができる。請求項２によれば、エレクトロルミネッセン
スプレートの表面に光透過性の意匠パターンを有する表
示プレートを重ね合わせて一体に結合してあるから、意
匠パターンで描ける色彩や絵柄の幅を増加することがで
きる。請求項３によれば、光透過性の表示プレートの意
匠パターンの表示部を光透過性とし表示部以外の部分を
遮光性としてあるから、発光表示および非発光表示の両
方の鮮明な色彩の組み合わせの意匠パターンを容易に得
ることができる。請求項４によれば、エレクトロルミネ
ッセンスプレートの裏面に接着剤を付けてあるから、電
飾装置の飾り物への取り付けを簡単に行うことができ
る。請求項５によれば、光透過性樹脂板の裏面に意匠印
刷を行い、この光透過性樹脂板の意匠印刷の裏面にエレ
クトロルミネッセンスプレートを一体に結合し、これら
のエレクトロルミネッセンスプレートと意匠印刷および
光透過性樹脂板からなる積層体を意匠パターンに型抜き
成形することにより、絵ずれのない意匠パターンを簡単
に得ることができる。請求項６によれば、光透過性樹脂
板の裏面に意匠印刷を行い、この意匠印刷の表示部以外
の部分に遮光印刷を行い、この光透過性樹脂板の遮光印
刷および意匠印刷側の裏面にエレクトロルミネッセンス
プレートを一体に結合し、このエレクトロルミネッセン
スプレートの裏面に接着剤および剥離紙を含むのり付け
を行い、これらの接着剤と剥離紙とエレクトロルミネッ
センスプレートと意匠印刷と遮光印刷および光透過性樹
脂板からなる積層体を意匠パターンに型抜き成形するこ
とにより、遮光部および接着剤を有する電飾装置を容易
に得ることができる。
ば、次のような効果がある。請求項１によれば、エレク
トロルミネッセンスプレートとこれより一体に延びる引
き出し線とを備えているから、エレクトロルミネッセン
スプレートを飾り物の前面に取り付け、引き出し線によ
りエレクトロルミネッセンスプレートの発光層に遊技板
の裏側から電力を供給することにより、光源の設置で遊
技球の道筋を邪魔することなく、エレクトロルミネッセ
ンスプレートの発光層で形象される鮮明な色彩と形状を
有する意匠パターンを飾り物の前面で発光表示すること
ができる。請求項２によれば、エレクトロルミネッセン
スプレートの表面に光透過性の意匠パターンを有する表
示プレートを重ね合わせて一体に結合してあるから、意
匠パターンで描ける色彩や絵柄の幅を増加することがで
きる。請求項３によれば、光透過性の表示プレートの意
匠パターンの表示部を光透過性とし表示部以外の部分を
遮光性としてあるから、発光表示および非発光表示の両
方の鮮明な色彩の組み合わせの意匠パターンを容易に得
ることができる。請求項４によれば、エレクトロルミネ
ッセンスプレートの裏面に接着剤を付けてあるから、電
飾装置の飾り物への取り付けを簡単に行うことができ
る。請求項５によれば、光透過性樹脂板の裏面に意匠印
刷を行い、この光透過性樹脂板の意匠印刷の裏面にエレ
クトロルミネッセンスプレートを一体に結合し、これら
のエレクトロルミネッセンスプレートと意匠印刷および
光透過性樹脂板からなる積層体を意匠パターンに型抜き
成形することにより、絵ずれのない意匠パターンを簡単
に得ることができる。請求項６によれば、光透過性樹脂
板の裏面に意匠印刷を行い、この意匠印刷の表示部以外
の部分に遮光印刷を行い、この光透過性樹脂板の遮光印
刷および意匠印刷側の裏面にエレクトロルミネッセンス
プレートを一体に結合し、このエレクトロルミネッセン
スプレートの裏面に接着剤および剥離紙を含むのり付け
を行い、これらの接着剤と剥離紙とエレクトロルミネッ
センスプレートと意匠印刷と遮光印刷および光透過性樹
脂板からなる積層体を意匠パターンに型抜き成形するこ
とにより、遮光部および接着剤を有する電飾装置を容易
に得ることができる。
【図１】 実施例の電飾装置を示すもので、Ａ図は正面
図、Ｂ図はＡ図のＡ−Ａ線断面図。
図、Ｂ図はＡ図のＡ−Ａ線断面図。
【図２】 同実施例の電飾装置の製造方法を示すフロー
チャート。
チャート。
【図３】 実施例のゲージ盤を示す正面図。
【図４】 実施例の電飾装置を飾り物に取り付けた断面
図。
図。
【図５】 実施例の電飾装置の引き出し線と電気ユニッ
ト側フラットケーブルとの接続を示す断面図。
ト側フラットケーブルとの接続を示す断面図。
【図６】 引き出し線および電気ユニット側フラットケ
ーブルそれぞれの接続端子部を重ね合わせる状態を示す
平面図。
ーブルそれぞれの接続端子部を重ね合わせる状態を示す
平面図。
【図７】 異なる実施例の電飾装置の引き出し線と電気
ユニット側フラットケーブルとの接続を示す断面図。
ユニット側フラットケーブルとの接続を示す断面図。
【図８】 異なる実施例の電飾装置の飾り物への取り付
けを示すもので、Ａ図は正面図、Ｂ図はＡ図のＢ−Ｂ線
断面図。
けを示すもので、Ａ図は正面図、Ｂ図はＡ図のＢ−Ｂ線
断面図。
１，１Ａ 電飾装置 ２ 意匠パターン ３ 表示部 ４ 遮光部 ５ 引き出し線 ６ 表示プレート ６ａ 光透過性樹脂板 ６ｂ 意匠印刷 ６ｃ 遮光印刷 ７ エレクトロルミネッセンスプレート ７ａ 透明電極 ７ｂ 背面電極 ７ｃ 発光層 ７ｄ 絶縁層 ８ 接着剤 ９ 剥離紙 １０ 原型
Claims (6)
- 【請求項１】 遊技板の前面に取り付けられる飾り物の
前面に設けられ、遊技板の裏面からの電力供給により所
定色に発光表示する遊技機の電飾装置であって、透明電
極と背面電極との間に発光層を有し飾り物の前面に付設
されるエレクトロルミネッセンスプレートと、発光層へ
の電力供給のためにエレクトロルミネッセンスプレート
より一体に延びて飾り物を経由して遊技板の裏面に引き
出し可能な引き出し線とを備えたことを特徴とする遊技
機の電飾装置。 - 【請求項２】 光透過性の意匠パターンを有する表示プ
レートを、エレクトロルミネッセンスプレートの表面に
重ね合わせて一体に結合したことを特徴とする請求項１
記載の遊技機の電飾装置。 - 【請求項３】 表示プレートの意匠パターンの表示部を
光透過性とし表示部以外の部分を遮光性としたことを特
徴とする請求項１記載の遊技機の電飾装置。 - 【請求項４】 エレクトロルミネッセンスプレートの裏
面に接着剤を付けたことを特徴とする請求項１〜３のい
ずれかに記載の遊技機の電飾装置。 - 【請求項５】 光透過性樹脂板の裏面に光透過性の意匠
印刷を行い、この光透過性樹脂板の意匠印刷の裏面に透
明電極と背面電極との間に発光層を有するエレクトロル
ミネッセンスプレートを一体に結合し、これらのエレク
トロルミネッセンスプレートと意匠印刷および光透過性
樹脂板からなる積層体を意匠パターンに型抜き成形する
ことを特徴とする遊技機の電飾装置の製造方法。 - 【請求項６】 光透過性樹脂板の裏面に光透過性の意匠
印刷を行い、この意匠印刷の表示部以外の部分に遮光印
刷を行い、この光透過性樹脂板の遮光印刷および意匠印
刷側の裏面に透明電極と背面電極との間に発光層を有す
るエレクトロルミネッセンスプレートを一体に結合し、
このエレクトロルミネッセンスプレートの裏面に接着剤
および剥離紙を含むのり付けを行い、これらの接着剤と
剥離紙とエレクトロルミネッセンスプレートと意匠印刷
と遮光印刷および光透過性樹脂板からなる積層体を意匠
パターンに型抜き成形することを特徴とする遊技機の電
飾装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30926994A JP3638325B2 (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 遊技機の電飾装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30926994A JP3638325B2 (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 遊技機の電飾装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08164245A true JPH08164245A (ja) | 1996-06-25 |
| JP3638325B2 JP3638325B2 (ja) | 2005-04-13 |
Family
ID=17990964
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30926994A Expired - Fee Related JP3638325B2 (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 遊技機の電飾装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3638325B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6053795A (en) * | 1998-01-13 | 2000-04-25 | 3M Innovative Properties Company | Toy having image mode and changed image mode |
| US6120026A (en) * | 1998-01-13 | 2000-09-19 | 3M Innovative Properties Co. | Game with privacy material |
| KR100664532B1 (ko) * | 2004-03-09 | 2007-01-09 | 원명예 | 평면광원체를 이용한 상품부착용 이미지발광부재의 제조방법 |
| JP2008229146A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Samii Kk | 装飾装置 |
| JP2010094443A (ja) * | 2008-10-20 | 2010-04-30 | Nippon Pachinko Buhin Kk | 遊技機用演出表示装置及びそれを備えた遊技機 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6870269B2 (ja) * | 2016-10-11 | 2021-05-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
1994
- 1994-12-13 JP JP30926994A patent/JP3638325B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6053795A (en) * | 1998-01-13 | 2000-04-25 | 3M Innovative Properties Company | Toy having image mode and changed image mode |
| US6120026A (en) * | 1998-01-13 | 2000-09-19 | 3M Innovative Properties Co. | Game with privacy material |
| KR100664532B1 (ko) * | 2004-03-09 | 2007-01-09 | 원명예 | 평면광원체를 이용한 상품부착용 이미지발광부재의 제조방법 |
| JP2008229146A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Samii Kk | 装飾装置 |
| JP2010094443A (ja) * | 2008-10-20 | 2010-04-30 | Nippon Pachinko Buhin Kk | 遊技機用演出表示装置及びそれを備えた遊技機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3638325B2 (ja) | 2005-04-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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