JPH11202814A - Elの装飾ユニット体、及び装飾用el面発光体 - Google Patents

Elの装飾ユニット体、及び装飾用el面発光体

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JPH11202814A
JPH11202814A JP10014806A JP1480698A JPH11202814A JP H11202814 A JPH11202814 A JP H11202814A JP 10014806 A JP10014806 A JP 10014806A JP 1480698 A JP1480698 A JP 1480698A JP H11202814 A JPH11202814 A JP H11202814A
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light
layer
emitting
electrode layer
side electrode
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JP10014806A
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Kozo Oshio
宏三 大塩
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 装飾表示したい形象像をポジティブに発光さ
せ、その複数発光色を各形象体ごとに発光させて、より
リアル感の高い美観のある装飾表示し、安全性と生産性
をもたせ、紫外線による劣化を防止する。 【解決手段】 基台となる板部材5の面上に、EL面発
光体の各層ごと所望形状の象形像等のポジティブ形状の
形象体に形成し、その各別体にした形象体を互いに各適
当な位置関係にして配設し、各EL面発光体を同時又は
個々に通電させる電極パターンを板部材上に形成し、E
L面発光体全体を透光性板部材4で覆い、樹脂体で内包
し、表面側電極層又は発光層を各象形体ごとの色で発光
するように蛍光顔料等によって配色して発光させ、発光
面側に半透光性ミラー材7を設け、その面で外来光を反
射してかつ自発光を透過させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界発光によって
平面発光するEL面発光体のELの装飾ユニット体及び
装飾用EL面発光体に関するものである。
【従来の技術】従来、EL面発光体は軽量でかつ厚みも
1mm程度と薄く、しかも発光面から均一な平面の発光
が得られ、その発光色も青緑、緑、オレンジ、白などあ
り、低消費電力で発熱も伴わないため、主に表示器のバ
ックライトとして利用されている。そのバックライトと
しての原理は、図19(a)(b)に示すように平面体
のEL面発光体2の発光面上に遮蔽板19を重ね、この
遮蔽板19によって遮蔽する部分で光を遮り、遮蔽され
ない部分から透過する光でその部分を表示するものであ
る。その方法には(a)図に示すように、透明な遮蔽板
19上に例えば“Beatles”という文字を印刷し
たものを重ねて、ネガティブ(文字の部分が暗い影とな
る)に表示する方法と、(b)図に示すように逆に“B
eatles”の文字を除く部分に印刷したものを重ね
て、ポジティブ(文字の部分が明るく光る)に表示する
方法がある。しかしこの遮蔽板を使ったマスキングによ
る発光表示の方法では、本発明の実施例中に示す図1〜
図4、図14、図15のような絵柄のものを、複数発光
色を各別体にしたEL面発光体で組合せて発光表示する
ことは到底できなかった。また発光輝度は発光面積が大
きくなればなるほど低下するため、マスキングされる面
積が大きいほど表示させる部分の輝度が下がってしま
い、コントラストが得られにくて見えにくくなってしま
う問題もあった。また他のポジティブに表示する方法と
しては、例えば特開平2ー8887号公報に提案されて
るように、多数のEL発光素子をドットマトリックス状
に並べて、所望形状の部分に面した位置にあるEL発光
素子を発光させて表示する方法があるが、この構成は非
常に複雑で製作コストがかかる上に、一つの画素をよほ
ど小さくしなければ、発光部分と非発光部分とのきれい
な境界線が得られない。また非発光領域のEL発光素子
がやはり無駄になってしまう。その他に前記した別の問
題として、実際に発光表示する上において、昼間の太陽
光が直接EL面発光体に照射されると、その紫外線によ
って表面のカラー色が色褪せてしまい、そのうち白っぽ
くなって美観が悪くなってしまう問題があった。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
の問題に鑑みて試作試行の上になされたもので、その解
決しようとする課題は、装飾表示したい所望形状の文
字、シンボル、図形、絵、象形像等の形象像を、従来と
は全く違う構成でポジティブに発光させて表示するよう
にして、その複数発光色を各形象体ごと発光させること
によって、よりリアル感の高い美観のある装飾表示する
ことであって、しかも安全性と生産性をもったELの装
飾ユニット体を提供することである。また昼間の太陽光
が直接EL面発光体に照射されても、その紫外線による
劣化を極力防止するELの装飾ユニット体を提供するこ
とでもある。
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するために、壁、窓、卓上、床等に置く額、たて、
看板等において、その基台となる板部材の面上に、EL
面発光体の各層ごと所望形状の文字、シンボル、図形、
絵、象形像等のポジティブ形状の形象体に形成し、その
各別体にした形象体を互いに各適当な位置関係にして配
設し、その各EL面発光体を同時又は個々に通電させる
電極パターンを板部材上に形成し、そのEL面発光体全
体を透光性板部材で覆って設けた構成にしてなり、また
各形成したEL面発光体全体を樹脂体で内包して構成す
るものであり、また一体でなるEL面発光体の表面側電
極層又は発光層を各象形体ごとの色で発光するように、
蛍光顔料等によって配色して発光させる構成である。ま
た各構成したELの装飾ユニット体の発光面側に半透光
性ミラー材を設け、その面で適当に外来光を反射してか
つ自発光を透過させる構成である。
【発明の実施の形態】本発明が実施する形態を以下に列
挙し、詳細については実施例で説明する。 *EL面発光体は分散型でも薄膜型でも構成でき、また
各層を透明体に形成して非発光時は透明状態になるEL
面発光体で構成してよい。また透光性の表面側電極層や
発光層を予め青、緑、ピンクなどの蛍光顔料等で着色し
たインクで有色体に形成しておき、非発光時においても
その有色体の色を視覚できるEL面発光体で構成しても
よい。また透光性の表面側電極層の上面と裏面に互いに
異なった色を着色しておき、非発光時は上面の色が視覚
でき、発光時は裏面の色が浮かび上がって視覚できるよ
うにしてもよい。 *透光性板部材としては透明や半透明のプラスチック材
が採用でき、アクリル樹脂、ポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリメチルペンテン、ポリスチレン、酢酸セル
ロース、ポリプロピレン、酪酢酸セルロース、AS樹
脂、透明ABS樹脂、ポリブタジエン、ポリウレタン、
エポキシ樹脂、ポリアミド、フェノール樹脂、不飽和ポ
リエステル、シリコン樹脂、アイオノマー、ポリスルホ
ン、ポリブテン、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、EV
A樹脂、ポリプロピレン等のプラスチックや、またガラ
スなどで構成することもできる。また濁状やスモーク状
でも発光部位形状が視覚できる程度の透光性で構成して
よい。 *電極パターンは裸の金属線や被覆のあるリード線やア
ルミ、銅、クロム等の箔線や導電テープ、及び成膜した
透明導電膜体等で構成してよい。またその配線も板部材
の表面にパターニングしても、又はその裏面にパターニ
ングしてその先端の電極部分を表面側へ突出させて構成
してもよい。 *EL面発光体を内包する樹脂体は、少なくとも各発光
面領域を含む面が透光性であればよく、濁状やスモーク
状でもよい。また裏面の非発光面側は透光性でなくても
よく、例えば黒色にすれば発光面とのコントラストが得
られる発光表示ができる。 *板部材は、木材や金属材、ガラスやプラスチック材等
で構成してよい。 *半透光性ミラー材は、ガラス材や樹脂材で形成でき、
光が一方向のみ半透光性でも両方向に半透光性でもよ
い。 *額及び看板は、枠体に別体の板部材や透光性板部材を
はめ込んだ構成のものでもよいし、枠体と一体にした板
部材又は透光性板部材で構成してもよい。 *収納ボックスは、枠体又は板部材又は透光性板部材の
いずれかのどの部位に設けてもよい。
【実施例】本発明を図面を基に説明する。図1〜図5、
図14、図15に示すものは、基台となる板部材5上
で、ポジティブ形状の形象体に形成した各別体で複数色
のEL面発光体をそれぞれ互いに適当な位置関係に配設
して、その上から透光性板部材4で覆って設けたELの
装飾ユニット体の各実施例を示すものである。図1は、
図7に示した構造の従来一般の分散型EL面発光体によ
って実施した構成を示すもので、ここでまず図7のEL
面発光体2の基本構造を説明すると、EL面発光体2は
交流電界をかけて電界発光を利用するもので、その構造
は上から透明な表面側電極層2a、発光層2b、誘電層
2c、背面側電極層2dが積層されており、表面側電極
層2aは透明な絶縁層2a−1の下面一帯にITO等で
なる透明導電膜層2a−2が成膜されており、この表面
側電極層2aと背面側電極層2d間に交流電界をかける
ことで発光層2bでの電界発光がなされる。この表面側
電極層2aと背面側電極層2dにそれぞれ導電線6a、
6bを接続しており、この積層した厚みは約1mm程度
である。そして前記の透明な絶縁層2a−1は、3フッ
化1エチレンポリマー、ポリオレフィン、ポリエチレン
テレフタレート(PET)等で形成できる。ここで実使
用においては、背面側電極層2dの下面に絶縁する層を
適当な厚みで積層してもよい。図1の実施例において
は、図7に示したEL面発光体2を切り欠き加工し、緑
に発光するEL面発光体2からびん形状の象形体に形成
したEL面発光体2A1と、ピンクに発光するEL面発
光体2からびん中より注がれるワイン形状の象形体に形
成したEL面発光体2A2と、青く発光するEL面発光
体2からカクテルグラス形状の象形体に形成したEL面
発光体2A3とを図のような位置関係に配置し、EL面
発光体2A1、2A2、2A3の各象形体の表面側電極
層2aと背面側電極層2dの図示した位置の電極面に導
電線6a、6bを接続し、額の基台の木材でなる板部材
5の面上に、同じ色にしたアルミ箔体の各電極パターン
9a、9bをそれぞれ面上に設け、その各電極パターン
9a、9bと各導電線6a、6bとをそれぞれ接続し、
その上からガラス材でなる透光性板部材4を重ねて、前
記の板部材5と透光性板部材4を枠体17内にはめ込ん
で構成したものである。この構成で、駆動回路13から
送られてくる交流パルス電源がコネクタ8を介して各電
極パターン9a、9bに送られ、同時に各EL面発光体
2A1、2A2、2A3に通電して発光させることがで
きる。この構成によりびんからカクテルグラスにワイン
が注がれるように発光表示できる。ここで透光性板部材
4は、外側から手で直接電極パターン9に触れられない
ように感電防止の役目を果たしている。図2及び図3
は、図8に示すシート状で屈曲するEL面発光体によっ
て実施した構成を示すものである。まずそのEL面発光
体2の基本構造を説明すると、上から透明な表面側電極
層2a、発光層2b、誘電層2c、背面側電極層2dが
積層されている。表面側電極層2aは周端から約5mm
の幅で露出する表面側電極域2eを非発光面側に形成
し、その下面は接続導電膜2hとしてカーボン膜と銀ペ
ーストを印刷(塗布)している。また下層の背面側電極
層2dの下面には透明な保護層2gを敷層しており、背
面側電極層2dの周端から約5mmの幅で露出する背面
側電極域2fを形成し、その下面に接続導電膜2hとし
て銀ペーストを同様に印刷(塗布)している。前記の保
護層2gは、塩化ビニルやシリコンなどで形成してい
る。この表面側電極域2eと背面側電極域2fとは約1
〜2mmの幅の間隔が空いており互いに絶縁している。
この構成において、表面側電極域2eの領域は非発光面
となり、そこから内側の領域が発光面となる。このEL
面発光体の構成において、本発明を実施する上では表面
側電極域2eと背面側電極域2fとは互いに並設されて
なくてもよく、互いに離れた位置に適当な間隔を空けて
それぞれ設けたものでもよい。また非発光領域である表
面側電極域2eの領域を可能な限りに最小に形成すれ
ば、その非発光の部位を極力視覚されにくい構成にして
実施できる。図2においては、図8に示したシート状の
EL面発光体2によってマンボウの形状に形成した実施
例の構成を示すものである。マンボウの形状を8つの部
分の象形体に分割し、各部分を複数の異なる発光色でな
るEL面発光体2A1〜2A8で適当な位置に配設し、
図2(a)に示すように、背ひれ、腹ひれ、唇、目の部
分をピンク色に発光するEL面発光体2A1、2A2、
2A3、2A5、2A6、2A8で各形成し、体の上半
分を緑色に発光するEL面発光体2A4で、体の下半分
を青色に発光するEL面発光体2A7で形成し、そして
各EL面発光体2A1〜2A8は図2(b)に示すよう
な形状にした形象体で形成している。この図2(b)に
おいて、斜線部分は互いに隣接しあうEL面発光体2A
によって互いに重ね合わせて遮蔽する部分を示してお
り、黒い部分は非発光面側に露出する表面側電極域2e
が存在する部分でり、その部分は表面側電極層2aに導
通していて非発光領域である。図2(c)は、図2
(a)の状態で透視した状態を示したもので、図2
(b)のように形成した各EL面発光体2A1〜2A8
の表面側電極域2eと背面側電極域2fの各電極面は、
図2(c)のようにして互いに遮蔽させて、発光面側に
は露出させないようにしている。図2(d)は、その非
発光面側に露出する表面側電極域2eと背面側電極域2
fの各電極面に接面するように形成した電極パターン9
a、9bをたての基台のプラスチックでなる板部材5の
面上に形成したもので、この電極パターン9a、9bど
うしを互いに絶縁して前記の表面側電極域2eと背面側
電極域2fを一括して接続するもので、両電極パターン
9a、9bとがクロスする部分には絶縁膜20を介在し
て絶縁している。ここで形成する電極パターン9a、9
bは、透明導電膜を成膜してパターニングしてもよい
が、Cr、Al、Cu等をスパッタリング法などで成膜
したものや、同金属の箔線を成膜せずにパターニングし
たままの導電膜体でもよい。また板部材5とは別体のフ
ィルム体に成膜してパターニングした透明導電膜や導電
膜体でもよい。前記の板部材5の面上に成膜してパター
ニングした透明導電膜でなる電極パターン9a、9bの
面上に、一体的に配設したEL面発光体2A1〜2A8
の各表面側電極域2eと各背面側電極域2fの電極面が
接面するように重ねて、その上から透光性板部材4をス
ライド部5bにスライドさせて設ける。このようにして
マンボウが発光するたてが作製でき、そして電極パター
ン9a、9bに通電することで、マンボウの象形体にし
た各EL面発光体2A1〜2A8を同時に発光させるこ
とができる。この構成によって実施すれば、各表面側電
極域2eの非発光領域部分が隣接して重ね合わせたEL
面発光体2Aによって隠されて発光面側に露出しないた
め、発光時に黒い影が発光面側に出ることがない。これ
が例えば図1に示した構成で実施すると、発光面の領域
に接面している導電線6aの部分が黒い影となって出て
しまうが、図2に示したような構成にして各発光色のE
L面発光体2Aを互いに配設することで、黒い影が発光
面側に出ずに発光表示させることができる。尚、互いに
重ね合わせるEL面発光体2Aどうしの固定は、例えば
両面テープやボンドなどでしてよい。図3は、図2で示
した構成からさらにリアル感が出てくるように発光表示
させる構成を示すものである。(a)図において予め透
光性板部材4の内面上にマンボウの輪郭線や境界線及び
眼と腹ひれ筋を印刷しておき、さらに板部材5の面上に
一体にしたEL面発光体2A1〜2A8の輪郭を印刷し
て、通電させるための金属箔でなる電極パターン9a、
9bを同じ面上に接着させておく。次に一体に接合した
EL面発光体2A1〜2A8を板部材5上の輪郭線に合
わせて載置し、その上から透光性板部材4の内面に印刷
した輪郭線をEL面発光体2A1〜2A8の輪郭に合わ
せて重ね、その状態で上からねじ18、18、18、1
8によって固定して構成したものである。このように構
成することで、(b)図に示すように透光性板部材4に
印刷した輪郭線によって、まずマンボウの各部分がくっ
きりと発光して見易くなると共に、マンボウのリアル感
をかなり出すことができる。また製作時EL面発光体2
A1〜2A8の位置合わせと電極パターン9a、9bへ
の接続が非常に簡単であり、生産性もとてもよい。ここ
で他の実施構成としては、所望の象形体に形成した白く
発光するEL面発光体2Aの面上に、各部分を適当な色
にしてカラープリントした透光性板部材4を重ねる構成
にしてもよい。図2、図3に示した構成においては、8
つのEL面発光体2A1〜2A8が透光性板部材4で覆
われているため、各EL面発光体2A1〜2A8には透
光性板部材4の外から直接外力が及ぶことがない。この
ためEL面発光体2A1〜2A8がずれたり、外れた
り、ばらばらに分解したりすることがない。また各電極
面は発光時高圧になっていて感電の恐れがあるが、透光
性板部材4によって電極面には直接触れられないため感
電の恐れもない。また製作時非発光面側に露出する各表
面側電極域2eと背面側電極域2fとの電極面どうしの
接続には、アルミや銅やクロムなどの導電テープ材や箔
線で個々に接続することもできるが、各電極間どうしを
ひとつひとつ導電テープ材で接続するのは非常に手間が
かかり生産性が悪い。しかも導電テープ材は経時劣化で
剥がれ易くなり、接触不良も起こしやすい。それに比べ
て図2、図3で示した実施例の構成では、一体にしたE
L面発光体2A1〜2A8をパターニングした電極パタ
ーン9a、9bの面上に載置して固定するだけで接続で
きる構成であって、生産性が非常によい。ここで本発明
の構成でEL面発光体から文字体や象形体を形成するの
に、図7又は図8に示したEL面発光体2の一面体から
その形を例えばレーザーやカッターによって切り抜き加
工してもよいし、又は最初からその形に各積層して製作
してもよい。また表面側電極層2a及び背面側電極層2
dの各電極への接続は、その電極層面でなる電極面で
も、その電極層に接続された電極面でもよく、そして図
8に示した非発光面側に形成した表面側電極域2eや背
面側電極域2fでなる電極面でもよい。図9は、従来の
EL面発光体2の表面側電極層2aの構成を新規な構成
にした実施例を示すもので、表面側電極層2aの上面の
一部又は全面から発光層2bへと通電できる導電域を形
成したものである。その構成の表面側電極層2a′の説
明をすると、図9(a)は従来の表面側電極層2aの構
成を示したもので、表面側電極層2aは透明な絶縁層2
a−1をベースにしてその面下にスプレー法、蒸着法、
スパッタリング法、CVD法などで成膜するITO等の
透明導電膜層2a−2(斜線部分)を形成している。こ
こでこの構成では当然ながら表面側電極層2aの上面
(露出面)側から発光層2bへと通電することはできな
い。このため表面側電極層2aの上面側から発光層2b
へと通電できるようにした実施例の構成を、(b)
(c)(d)図に示している。(b)図は透明導電膜層
2a−2を透明な絶縁層2a−1の3面、発光層2b側
の下面、側面、上面に連続する成膜を設けたものであ
る。この構成によって、上面にまで成膜した透明導電膜
層2a−2に通電することで発光層2bの面へと通電で
き、そして発光させることができる。ここで透明な絶縁
層2a−1の側面はR取りされてることが連続して成膜
しやすく望ましい。また上面まで成膜する透明導電膜層
2a−2は、上面の一部であっても全面であってもよ
い。(c)図は他の実施構成であり、予め透明な絶縁層
2a−1の上面と裏面に透明導電膜層2a−2を成膜し
ておき、その両面に透明導電膜を成膜しておいた別体の
透明フィルム2a−3を挟持させて接続するものであ
る。(d)図はまた他の実施構成であり、予め発光層2
b面側に成膜した透明導電膜層2a−2の面にアルミ等
の金属箔体2a−4を接面させ、その金属箔体2a−4
を上面側まで折り返して設けたものである。この構成で
あれば発光層2bまでの電気抵抗が少なくして構成でき
る。尚、アルミ箔体の接合は接着でもアルミ蒸着でもよ
い。また他の構成として表面側電極層2a′全体が透明
な導電性のフィルム体で形成してもよい。ここで図9
(b)(c)(d)の構成で実施するには、図示した側
面の部位をそのまま残したままにして、他の部分をカッ
トして所望の象形体を形成することで実施できる。ま
た、図9で示した実施構成の他に、本発明者が出願した
特願平9ー345926号公報で提案されているEL面
発光体の構成でも実施することができる。図4は、図9
に示したEL面発光体2Aによって実施する構成を示す
ものである。(a)図において、青く発光するEL面発
光体2でコーヒーカップの形状の象形体に形成したEL
面発光体2A1と、白く発光するEL面発光体2で皿の
形状の象形体に形成したEL面発光体2A2と、赤く発
光するEL面発光体2でスプーンの形状の象形体に形成
したEL面発光体2A3とを図のような位置関係に互い
に配置し、透明導電膜でなる電極パターン9aを透光性
板部材4の内面上に図のように切り欠きを有した形状で
パターニングして成膜し、その成膜面の端部を突出して
別体のコネクタハウジング8aの端子と接続させる。そ
の透光性板部材4の内面に成膜した電極パターン9aの
面と各象形体形状のEL面発光体2A1、2A2、2A
3の表面側電極層2a′とをそれぞれ接面するように配
置し、そして額の基台である板部材5の内面上に透明導
電膜でなる電極パターン9bを図のようにパターニング
してそれぞれ成膜する。そしてその端部を突出させてコ
ネクタハウジング8aの端子と接続し、この電極パター
ン9bの電極面とEL面発光体2A1、2A2、2A3
の各背面側電極層2dの電極面とが互いに接面する位置
に配置させ、その上から透光性板部材4で覆って設けて
構成するものである。この実施例のようにエッチング法
などでパターニングした電極パターン9a、9bを板部
材5と透光性板部材4に成膜して設けてもよく、EL面
発光体2A1、2A2、2A3の象形体の各電極面と、
透明導電膜でなる各電極パターン9a、9bとの電気的
な配線と接続がサンドイッチ状にでき、非常に簡単であ
る。ここで、板部材5や透光性板部材4の内面に、予め
電極パターン9a、9bを成膜しておいた別体のフィル
ム体を介在して設けてもよい。またEL面発光体2A
1、2A2、2A3の各象形体の表面側電極層2a′及
び背面側電極層2dの電極面と電極パターン9a、9b
との接面は、各象形体の電極面の全面でもよいし、一部
分の面でもよい。また各象形体の背面側電極層2d側の
各電極面は発光面側から視覚できないため、その電極面
間を箔状のアルミ箔線や銅箔線やクロム箔線、又は被覆
されたリード線等をパターニングして、その電極パター
ン9によって実施してもよい。また別体のコネクタハウ
ジング8aも板部材5や透光性板部材4や枠体17のい
ずれに設けてもよい。ここで透明導電膜としては、1例
として酸化インジウムや酸化スズの材料で製膜でき、酸
化インジウム95%と酸化スズ5%の成分にして実施で
きる。またその成膜法としてはスパッタリング法や電子
ビーム蒸着法やバイロゾル法、スプレー法などで成膜で
き、また透明導電膜でなる電極パターン9a、9bの各
電極面への接続は、機械的に接面するのみでもよいが、
導電性接着剤で互いの面を接合してもよく、導電性接着
剤としては、例えばイオンケミー(株)製の製品名G−
50T、A−80T、B−30T等で実施できる。図
5、図6、図11は、半透光性ミラー材7を発光面側に
設けて構成した実施例を示すものである。図5は、図4
に示した構成から、透光性板部材4を一方向に透光性の
ガラス材でなる半透光性ミラー材7で形成したものであ
る。(a)図はその構成にして非発光時の状態を示すも
ので、象形体にしたEL面発光体2A1、2A2、2A
3は発光していないため、その状態にあっては額体は鏡
体のようになって写る。これは半透光性ミラー材7が外
来光を反射するため、周りの景色が反射して写って見
え、内側のEL面発光体2A1、2A2、2A3は見え
ない。そして太陽光が直射されてもその光は反射され、
波長域180〜400nmの紫外線によるEL面発光体
2A1、2A2、2A3の劣化を防止してくれる。
(b)図は、前記EL面発光体2A1、2A2、2A3
が発光した状態を示すもので、半透光性ミラー材7が発
光側からの光は透過するため、鏡の上にカップとスプー
ンと皿の象形が浮かび上がったようにして発光視覚で
き、とても神秘的な美観を与える。このように半透光性
ミラー材7は、保護して感電防止のほか鏡の役目や紫外
線による劣化防止や神秘的な美観をももたらせてくれ
る。この実施例では板部材5上の突出する電極パターン
9a、9bの部位に、外部コネクタと嵌合して接続する
ように嵌合部5aを設けている。この構成により外部コ
ネクタ8と嵌合部5aとを嵌合させ挿脱式に接続するこ
とができる。この嵌合部5aは凹形状であっても凸形状
であってもよく、例えば凸形状にしてコの字形の外部コ
ネクタと嵌合接続するようにしてもよい。図6は、樹脂
材でなる半透光性ミラー材7を発光面側に設けて、樹脂
体3a、3bで内包したELの装飾ユニット体の各実施
構成を示すものである。(a)図は長方形状のEL面発
光体2の面上に、Beatlesと印刷された同形の遮
蔽板19を重ね、その上から同形の半透光性ミラー材7
を重ね、全体を樹脂体3a、3bで内包したものであ
る。この構成により、Beatlesの文字は黒い影と
なって、ネガティブに発光表示できる。(b)図は
(a)図の構成で、Beatlesの文字以外の部分を
印刷した遮蔽板19を重ねて設けたものである。この構
成では、Beatlesの文字が光ってポジティブに発
光表示できる。尚、半透光性ミラー材7は、EL面発光
体2の前面で遮蔽板19の後面に設けてもよい。(c)
図は、図8に示したEL面発光体2からBeatles
の文字体に形成したEL面発光体2Aの前面に、半透光
性ミラー材7を重ねて、その両側から樹脂体3a、3b
で内包して構成したものである。この構成で、非発光時
は(d)図のように鏡面になっているが、発光時は
(e)図に示すように、文字の部分のみが発光して浮き
上がって見え、その時発光しない表面側電極域2eの部
分は全く視覚されない。(f)図は、半透光性ミラー材
7をBeatlesの文字体に形成したEL面発光体2
Aと同一形状に形成したものである。各構成も太陽光の
紫外線によるEL面発光体2の劣化を極力防止すること
ができる。ここで樹脂材でなる半透光性ミラー材7とし
ては、例えばポリエステルフィルムを基材としてアルミ
コーティングを施し、可視光透過率16%程度で実施で
きる。また内包する樹脂体3は各EL面発光体2Aを完
全に覆っており、そのため電極面に直接触れられなくし
て感電防止、密封することによる防湿、さらに樹脂体3
の剛性によって屈曲に対して強度を増しEL面発光体2
Aの折れ防止、塵埃の侵入を防いで汚れ防止などの役目
を果たすことができる。樹脂体3の接合させる面はその
周端のみでも、その周端から内包したEL面発光体2A
の周縁まで接合させてもよく、そのように接合させるこ
とで、内包したEL面発光体2A1〜2A5をその位置
でさらにしっかり固定でき、ずれることがない。熱圧着
(ラミネート)するフィルム状で透光性の樹脂体3とし
ては、透光性のフッ素樹脂フィルムやポリ3ーフッ化塩
化エチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビ
ニリデン等で実施できる。図10は、従来のEL面発光
体2の構成において、その発光面側の透明フィルム体2
A−1を半透光性ミラー材7で形成したものである。
(a)図は、透明フィルム体2A−1の上層を半透光性
ミラー材7で形成し、(b)図は、透明フィルム体2A
−1の全層を半透光性ミラー材7で形成したものであ
る。この構成によって、EL面発光体2を所望形状の形
象体に形成するのみで、図6に示した半透光性ミラー材
7を重ねる工程が省略できる。図11はその図10に示
したEL面発光体2から、SALEの文字体に形成した
EL面発光体2A1〜2A4を樹脂体3a、3bで内包
した構成を示すものである。(a)図が発光時であり、
(b)図が非発光時を示す。この実施構成では、樹脂体
3の上部に孔の開いた掛止部3cが形成されておりよっ
て、またその両側にはゴム磁石でなる係着材10が具備
されている。係着材10としては、そのほかに両面テー
プ、マグネット、面ファスナー、吸着盤などで構成して
もよい。また図10に示した半透光性ミラー材7は、透
明フィルム体2A−1の一部層であればよく、例えばそ
の下層部に形成してもよい。図12は、一体でなるEL
面発光体によって各形象体像を各色の複数色に発光する
ようにした装飾用EL面発光体2Bの構成を示すもの
で、(a)図はその平面図であり、(b)図はxーyで
カットした縦断面の拡大図を示すものである。透光性の
絶縁層2a−1とその下面に成膜する透明導電膜層2a
−2でなる表面側電極層2aにおいて、その絶縁層2a
−1と透明導電膜層2a−2の間の絶縁層2a−1の下
面に、各形象体の形状に合わせて各色の透光性の蛍光顔
料を印刷したもので、コーヒーカップの青い象形体に印
刷した印刷層2a1と、スプーンの緑の象形体に印刷し
た印刷層2a2と、皿のピンクの象形体に印刷した印刷
層2a3と、バックグランドを紫に印刷した印刷層2a
4を図のようにパターン印刷している。そして発光層2
bをその発光色が白く発光するように、Cuをドープし
た硫化亜鉛ZnSにMnを加えたものを混合した蛍光体
に形成してある。この構成により、発光層2bが白く発
光することによって、その光は各パターン印刷した透光
性印刷層2a1〜2a4を透過して、その各印刷色に各
形象体像を発光させることができる。ここで印刷層は絶
縁層2a−1の上面でも、透明導電膜層2a−2の下面
にパターン印刷して設けてもよく、また別体の薄膜体に
印刷したものを前記面上に成膜して設けてもよい。また
発光層2bは白く発光するものに限らず、例えば他の色
で薄く発光させてもよく、その場合は各印刷層の蛍光色
と合成した色で発光される。図13は、一体でなる別の
構成のEL面発光体によって各形象体像を各色の複数色
に発光するようにした装飾用EL面発光体2Cの構成を
示すもので、(a)図はその平面図であり、(b)図は
xーyでカットした縦断面の拡大図を示している。透光
性の絶縁層2a−1とその下面に成膜する透明導電膜層
2a−2でなる表面側電極層2aの下面に積層する発光
層2bにおいて、各形象体像の形状に合わせて各色の蛍
光顔料を含んだ蛍光インクを成分にして、スクリーン印
刷等によって発光層2b1〜2b4を形成したもので、
この実施例ではコーヒーカップの象形体に形成した発光
層2b1が青色の蛍光顔料を入れたインクで青く発光
し、スプーンの象形体に形成した発光層2b2が緑色の
蛍光顔料を入れたインクで緑に発光し、皿の象形体に形
成した発光層2b3がピンク色の蛍光顔料を入れたイン
クでピンクに発光し、バックグランドに形成した発光層
2b4が紫色の蛍光顔料を入れたインクで紫に発光する
構成になっている。ここで発光層2bは色調に応じてC
u、Pb、Mn、Al、Cl、I等を添加したZnS、
ZnSe等の蛍光体を有機質バインダに混合したものを
使用してよく、例えば蛍光体と六フッ化プロピレンとフ
ッ化ビニリデンの共重合体を溶媒メチルエチルケトンに
溶かしたバインダで形成する発光インクで構成できる。
図12、図13に示した装飾用EL面発光体2B、2C
は、前実施例の各構成と同様に、板部材5と透光性板部
材4で覆って設けてELの装飾ユニット体を構成しても
よいし、また樹脂体3a、3bで内包して、表面側電極
層2aと背面側電極層2dの各電極に接続した導電線6
a、6bを樹脂体3a、3bから突出させてELの装飾
ユニット体を構成してもよい。また樹脂体3a、3bを
紫外線をカットする樹脂で構成してもよい。蛍光顔料も
それに限らず蛍光作用をもった蛍光体を用いてもよい。
図14は、図2、図3で示したマンボウの形状に形成し
たEL面発光体2A1〜2A7を大きく形成して看板を
構成したものである。各EL面発光体2A1〜2A7の
背面側電極域2fに電極パターン9b1〜9b7と、各
表面側電極域2eに共通に接続する電極パターン9aを
板部材5上に形成し、その上から透光性板部材4で覆っ
て設け構成したものである。この構成によって電極パタ
ーン9b1〜9b7へ各個別に通電することで、各EL
面発光体2A1〜2A7を個々に通電して発光させるこ
とができる。図15は、たての基台である板部材5の下
部に設けた収納ボックス11内に、各形成したEL面発
光体2Aを発光させるための駆動回路13と、電子制御
回路16と、その電源として電池12aを設けたもので
ある。ピンクに発光するEL面発光体2からカクテルグ
ラスに注がれたワインの形状の象形体に形成したEL面
発光体2A1と、黄色に発光するEL面発光体2からカ
クテルグラスに挟んだレモンの輪切りの形状の象形体に
形成したEL面発光体2A2と、青く発光するEL面発
光体2からカクテルグラスの形状の象形体に形成したE
L面発光体2A3とを、それぞれ図のような位置関係に
配置して設けた構成にするもので、ワインの形状に形成
したEL面発光体2A1の象形体を図のように上から横
に5つの部分に分割し、その各部分に分割した背面側電
極層2dの各電極面に、透明導電膜でなる電極パターン
9b1〜9b5をそれぞれ接続し、別体の各象形体に接
続する電極パターン9a、9bをそれぞれ設け、その各
接続したEL面発光体2A1、2A2、2A3の上を透
光性板部材4で覆って設け構成したものである。この構
成によって前記した電極パターン9b1〜9b5への通
電を、例えば9b5→9b1の順に通電していけばワイ
ンが注がれて増していくように発光表示でき、また各部
分が全点灯している状態から9b1→9b5の順に通電
を断っていけば、ワインが減っていくように発光表示で
きる。ここで駆動回路13としては、DC−ACインバ
ータ回路で構成でき、例として図16(a)(b)に示
す回路で構成して実施できる。電源12としては収納ボ
ックス11の外部から供給してもよく、商用電源やカー
バッテリーから供給してもよい。ここでEL面発光体2
Aの各象形体の点灯/消灯は電源スイッチ14によって
なされる。尚、収納ボックス11は、透光性板部材4を
基台にしてその部分に設けてもよい。そしてELの装飾
ユニット体1と収納ボックス11とを、抜き差しできる
ようにして構成してもよい。この構成により、所望の表
示したいELの装飾ユニット体1を差し替えることで容
易に交換表示できる。また受光素子15としてCDSを
設けて、例えば図17のように回路構成することで、暗
くなると自動点灯するようになる。受光素子15として
はCDS以外にホトダイオード、ホトトランジスタなど
で実施してもよい。図18は、EL面発光体2Aの各ポ
ジティブ形状の象形体に形成した複数体を個別に点灯さ
せるようにした電子制御回路16の一実施例を示すもの
である。“B”“e”“a”“t”“l”“e”“s”
の各文字の形状に形成して、適当な位置に並べて配置し
たEL面発光体2A1〜2A7の各背面側電極層2f1
〜2f7の電極面に接続して個別に給電することで、各
EL面発光体2A1〜2A7を個別に点灯させることが
可能である。ここで個別に給電させる制御は、電子制御
回路16によって所定のタイミングでSSR(ソリッド
ステートリレー)のゲートをONさせることでなされ
る。(b)図はその個別に給電するタイミングの例をい
くつか挙げたものである。この制御は図14、図15に
示した複数体のEL面発光体2A1〜2Anにも、同様
に電子制御回路16によって制御し発光表示することが
できる。尚、SSRとしてトライアック等を用いても実
施できる。また各EL面発光体2Aへの点灯/消灯の信
号を音楽の音圧や音量レベル(デシベル)によって、適
当なレベルにスレッシュホールドレベルをもってきて、
そのレベルを境に点灯/消灯させる制御なども同様に実
施できる。本発明は、文字、シンボル、図形、絵、象形
像等の形象体を組合わせて構成することもでき、また文
字をいくつか組合わせてロゴタイプを構成することもで
きる。また図1から図15まで示した実施例の構成は、
例えばショーウインドウのガラス面上に貼ってや、壁や
窓に掛けて発光表示することができ、また看板等の大き
さに構成することもできる。
【発明の効果】本発明は前述した構成により、EL面発
光体の表示に寄与しない部分の材料の無駄も無く、所望
形状の文字、シンボル、図形、絵、象形像等を表す複数
の形象体を組合わせてそのままポジティブに装飾発光で
き、しかも各配設した複数発光色のEL面発光体を同時
及び個々に装飾発光させることができる。また一体のE
L面発光体から各形象体像の各色にして装飾発光させる
こともできる。これにより従来にないポジティブでリア
ル感の高い美観を備えた装飾発光が可能で、その装飾ユ
ニット体はかさばらず発熱や感電の恐れもなく安全で、
各EL面発光体を発光させるための構成も簡単なため、
製作が非常に容易で生産性の良い従来に無い額、たて、
看板等の装飾発光するELの装飾ユニット体を提供でき
る。またELの装飾ユニット体の発光面側に設けた半透
光性ミラー材によって、適当に外来光を反射して自発光
を透過させるため、昼間の太陽光が直接EL面発光体に
照射されても、紫外線によって表面のカラー色が色褪せ
たり、白っぽくなって美観が悪くなってしまうことが極
力無くなると共に、昼と夜とでそのELの装飾ユニット
体が2つの役目を兼用でき、昼間は鏡体の役目を果た
し、夜は発光時に神秘的な美観を与える装飾ユニット体
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の1実施例の分解正面図 (b)本発明の1実施例の正面図
【図2】(a)本発明の1実施例の正面図 (b)本発明の1実施例の分解した正面図 (c)本発明の1実施例の透視正面図 (d)本発明の1実施例の立体斜視図
【図3】(a)本発明の1実施例の立体斜視図 (b)本発明の1実施例の正面図
【図4】(a)本発明の1実施例の分解正面図 (b)本発明の1実施例の正面図
【図5】(a)(b)本発明の1実施例の正面図
【図6】(a)(b)(c)(f)本発明の1実施例の
分解斜視図 (d)(e)本発明の1実施例の正面図
【図7】従来のEL面発光体の斜視図
【図8】EL面発光体の一部拡大の斜視図
【図9】(a)従来のEL面発光体の斜視図 (b)(c)(d)本発明の1実施例の斜視図
【図10】(a1)本発明の1実施例の斜視図 (a2)本発明の1実施例の一部拡大した断面図 (b1)本発明の1実施例の斜視図 (b2)本発明の1実施例の一部拡大した断面図
【図11】(a)(b)本発明の1実施例の正面図
【図12】(a)本発明の1実施例の正面図 (b)(a)図のx−y方向にカットした拡大縦断面図
【図13】(a)本発明の1実施例の正面図 (b)(a)図のx−y方向にカットした拡大縦断面図
【図14】本発明の1実施例の一部透視した正面図
【図15】本発明の1実施例の一部透視した正面図
【図16】(a)本発明の1実施例の回路構成図 (b)本発明の1実施例の回路図
【図17】本発明の1実施例の回路構成図
【図18】(a)本発明の1実施例の回路構成図 (b)本発明の1実施例のタイミングチャート
【図19】(a)従来のEL面発光体の表示方法を示す
斜視図 (b)従来のEL面発光体の表示方法を示す斜視図
【符号の説明】
1 : ELの装飾ユニット体 2 : EL面発光体 2a : 表面側電極層 2a′ : (上面に導電域を設けた)表面側電極層 2a−1 : 透光性の絶縁層 2a−2 : 透明導電膜層 2an : 透光性印刷層 2b : 発光層 2bn : (各色に発光する)発光層 2c : 誘電層 2d : 背面側電極層 2e : 表面側電極域 2f : 背面側電極域 2g : 保護層 2h : 接続導電膜 2A : (本発明の形成する)EL面発光体 3 : 樹脂体 3a : (発光面側の)樹脂体 3b : (非発光面側の)樹脂体 3c : 掛止部 4 : 透光性板部材 5 : 板部材 5a : 嵌合部 5b : スライド部 6 : 導電線 6a : (ELの表面側に接続する)導電線 6b : (ELの裏面側に接続する)導電線 7 : 半透光性ミラー材 8 : コネクタ 8a : コネクタハウジング 9 : 電極パターン 9a : (ELの表面側に接続する)電極パターン 9b : (ELの裏面側に接続する)電極パターン 10 : 係着材 11 : 収納ボックス 12 : 電源 12a : 電池 13 : 駆動回路 14 : 電源スイッチ 15 : 受光素子 16 : 電子制御回路 17 : 枠体 18 : ネジ 19 : 遮蔽板 20 : 絶縁膜

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁、窓、卓上、床等に置く額、たて、看
    板等において、その基台となる板部材(5)の面上に、
    透光性の表面側電極層(2a)と発光層(2b)と誘電
    層(2c)と背面側電極層(2d)を少なくとも積層し
    てなるEL面発光体(2)の各層を所望形状の文字、シ
    ンボル、図形、絵、象形像等の形象体に形成して、その
    各別体に形成した複数発光色の形成体(2A1)(2A
    2)・・・(2An)をそれぞれ適当な位置関係にして
    配設し、その配設した各形成体(2A1)(2A2)・
    ・・(2An)の表面側電極層(2a)と背面側電極層
    (2d)の少なくとも背面側電極層(2d)の各電極に
    通電させる電極パターン(9)を板部材(5)上に形成
    し、その各形象体に形成したEL面発光体(2A1)
    (2A2)・・・(2An)全体を透光性板部材(4)
    で覆って設け、前記電極パターン(9)に通電すること
    で、各形象体の複数発光色のEL面発光体(2A1)
    (2A2)・・・(2An)を発光して装飾することを
    特徴とするELの装飾ユニット体。
  2. 【請求項2】 前記透光性板部材(4)が半透光性ミラ
    ー材(7)でなる請求項1項記載のELの装飾ユニット
    体。
  3. 【請求項3】 前記ELの装飾ユニット体(1)の端部
    に外部コネクタと嵌合する嵌合部(5a)又はコネクタ
    ハウジング(8a)を設けてなる請求項1又は2項記載
    のELの装飾ユニット体。
  4. 【請求項4】 透光性の表面側電極層(2a)と発光層
    (2b)と誘電層(2c)と背面側電極層(2d)を少
    なくとも積層してなるEL面発光体(2)の発光側の前
    面に、所望形状の文字、シンボル、図形、絵、象形像等
    の形象形状に遮蔽する遮蔽板(19)を重ね、その遮蔽
    板(19)の前面又は後面に半透光性ミラー材(7)を
    重ね、前記EL面発光体(2)の表面側電極層(2a)
    と背面側電極層(2d)の各電極に導電線(6a)(6
    b)をそれぞれ接続し、その全体を少なくとも発光面領
    域を含む面が透光性でなる樹脂体(3:3a、3b)で
    内包し、前記導電線(6a)(6b)の端部を内包した
    樹脂体(3:3a、3b)から突出して形成したことを
    特徴とするELの装飾ユニット体。
  5. 【請求項5】 透光性の表面側電極層(2a)と発光層
    (2b)と誘電層(2c)と背面側電極層(2d)を少
    なくとも積層してなるEL面発光体(2)の各層を所望
    形状の文字、シンボル、図形、絵、象形像等のポジティ
    ブ形状の形象体に形成し、その形象体に形成した形成体
    (2A1)(2A2)・・・(2An)の前面に半透光
    性ミラー材(7)を重ね、その形象体に形成したEL面
    発光体(2A1)(2A2)・・・(2An)の表面側
    電極層(2a)と背面側電極層(2d)の各電極に導電
    線(6a)(6b)をそれぞれ接続し、その全体を少な
    くとも発光面領域を含む面が透光性でなる樹脂体(3:
    3a、3b)で内包し、前記導電線(6a)(6b)の
    端部を内包した樹脂体(3:3a、3b)から突出して
    形成したことを特徴とするELの装飾ユニット体。
  6. 【請求項6】 前記半透光性ミラー材(7)が、各形象
    体に形成したEL面発光体(2A1)(2A2)・・・
    (2An)と同形象体に形成してなる請求項5項記載の
    ELの装飾ユニット体。
  7. 【請求項7】 前記樹脂体(3)に掛止部(3d)や係
    着材(10)を設けてなる請求項4、5又は6項記載の
    ELの装飾ユニット体。
  8. 【請求項8】 前記ELの装飾ユニット体(1)に収納
    ボックス(11)を設け、その収納ボックス(11)内
    部にEL面発光体(2A1)(2A2)・・・(2A
    n)を発光させる駆動回路(13)、又は駆動回路(1
    3)及び電池ボックスを設け、外部から供給される電源
    (12)や前記電池ボックスに収納する電池(12a)
    によって駆動回路(13)を駆動させる構成にした請求
    項1〜7項のいずれか1項に記載のELの装飾ユニット
    体。
  9. 【請求項9】 前記形象体に形成したEL面発光体(2
    A1)(2A2)・・・(2An)の各電極にそれぞれ
    所定のタイミングで給電する電子制御回路(16)を前
    記駆動回路(13)に接続し、各EL面発光体(2A
    1)(2A2)・・・(2An)をそれぞれ所定のタイ
    ミングの信号で点灯するようにした請求項8項記載のE
    Lの装飾ユニット体。
  10. 【請求項10】 前記形象体に形成したEL面発光体
    (2A1)(2A2)・・・(2An)の少なくとも一
    体を複数の部分に分割し、その分割した各部分の電極に
    それぞれ所定のタイミングで給電する電子制御回路(1
    6)を前記駆動回路(13)に接続し、その複数の分割
    した各部分をそれぞれ所定のタイミングの信号で点灯す
    るようにした請求項8又は9項記載のELの装飾ユニッ
    ト体。
  11. 【請求項11】 透光性の絶縁層(2a−1)とその下
    面に設けた透明導電膜層(2a−2)とでなる表面側電
    極層(2a)と発光層(2b)と誘電層(2c)と背面
    側電極層(2d)を少なくとも積層してなるEL面発光
    体(2)において、前記絶縁層(2a−1)の一面層又
    は全層を半透光性ミラー材(7)で形成したことを特徴
    とする装飾用EL面発光体。
  12. 【請求項12】 透光性の絶縁層(2a−1)とその下
    面に設けた透明導電膜層(2a−2)とでなる表面側電
    極層(2a)と発光層(2b)と誘電層(2c)と背面
    側電極層(2d)を少なくとも積層してなるEL面発光
    体(2)において、前記表面側電極層(2a)面に所望
    形状の文字、シンボル、図形、絵、象形像等の形象体像
    を各色の蛍光顔料等で印刷した透光性印刷層(2a1)
    (2a2)・・・(2an)を設けたことを特徴とする
    装飾用EL面発光体。
  13. 【請求項13】 透光性の絶縁層(2a−1)とその下
    面に設けた透明導電膜層(2a−2)とでなる表面側電
    極層(2a)と発光層(2b)と誘電層(2c)と背面
    側電極層(2d)を少なくとも積層してなるEL面発光
    体(2)において、前記発光層(2b)を所望形状の文
    字、シンボル、図形、絵、象形像等の形象体ごとに各色
    の蛍光顔料等を含むインクを成分にして発光層(2b
    1)(2b2)・・・(2bn)を形成したことを特徴
    とする装飾用EL面発光体。
  14. 【請求項14】 前記の装飾用EL面発光体(2B)
    (2C)において、その表面側電極層(2a)と背面側
    電極層(2d)の各電極に導電線(6a)(6b)をそ
    れぞれ接続し、その装飾用EL面発光体全体を板部材
    (5)と透光性板部材(4)で覆って設けた請求項12
    又は13項記載のELの装飾ユニット体。
  15. 【請求項15】 前記の装飾用EL面発光体(2B)
    (2C)において、その表面側電極層(2a)と背面側
    電極層(2d)の各電極に導電線(6a)(6b)をそ
    れぞれ接続し、その装飾用EL面発光体全体を少なくと
    も発光面領域を含む面が透光性でなる樹脂体(3:3
    a、3b)で内包し、前記導電線(6a)(6b)の端
    部を内包した樹脂体(3:3a、3b)から突出して形
    成した請求項12又は13項記載のELの装飾ユニット
    体。
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