JPH11102166A - Elの装飾ユニット体 - Google Patents

Elの装飾ユニット体

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JPH11102166A
JPH11102166A JP9337833A JP33783397A JPH11102166A JP H11102166 A JPH11102166 A JP H11102166A JP 9337833 A JP9337833 A JP 9337833A JP 33783397 A JP33783397 A JP 33783397A JP H11102166 A JPH11102166 A JP H11102166A
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light
emitting
side electrode
plate member
electrode layer
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JP9337833A
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Kozo Oshio
宏三 大塩
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】EL面発光体を奥行きのある立体空間的な発光
表示にして、立体的装飾効果をも得る。 【解決手段】EL面発光体2cを所望形状の複数の形成
体でポジティブ形状に形成し、片側の電極層部分を一体
的に連結して共通電極とし、EL面発光体に導電線6
a,6b1,6b2を接続し、全体を発光面を含む面が
透光性でなる樹脂体3で内包させ、導電線の端部を樹脂
体から突出させ、樹脂体で内包したELの装飾ユニット
体及び樹脂体で内包しないままの形成したEL面発光体
の各発光面側を、3mm以上の厚さの透光性板部材で覆
い、裏面側を同体の透光性板部材又は別体の板部材で覆
って固設させ、水平面上に10゜の傾きまで立つ重心に
して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界発光によって
平面発光するEL面発光体のELの装飾ユニット体に関
するものである。
【従来の技術】従来、EL面発光体は軽量でかつ厚みも
1mm程度と薄く、しかも発光面から均一な平面の発光
が得られ、その発光色も青緑、緑、オレンジ、白などあ
り、低消費電力で発熱も伴わないため、主に表示器のバ
ックライトとして利用されている。そのバックライトと
しての原理は、図23(a)(b)に示すように平面体
のEL面発光体2の発光面上に遮蔽板19を重ね、この
遮蔽板19によって遮蔽する部分で光を遮り、遮蔽され
ない部分から透過する光でその部分を表示するものであ
る。その方法には(a)図に示すように、透明な遮蔽板
19上に例えば“Beatles”という文字を印刷し
たものを重ねて、ネガティブ(文字の部分が暗い影とな
る)に表示する方法と、(b)図に示すように逆に“B
eatles”の文字を除く部分に印刷したものを重ね
て、ポジティブ(文字の部分が明るく光る)に表示する
方法がある。この表示の仕方は、例えば実開昭63ー1
01498号公報にも提案されているが、ポジティブに
表示する場合には、EL面発光体の面積と同じ遮蔽面積
にした透明な板上に文字の部分を除いた部分をインク
(通常は黒インク)でもって印刷して遮蔽しなければな
らない。このように構成した場合、実際にはその印刷し
た部分から若干光が透過してしまうため、バックが滲ん
だように光ってしまい外観の見栄えがよくない。そして
これを防ぐには、バックのインクをかなり厚く塗って印
刷しなければならなくなる。またポジティブに表示する
その他の方法としては、不透明な板から文字部分を切り
抜くことも考えられるが、そうした場合には例えば“B
eatles”であれば“B”“e”“a”の囲まれた
字体の部分が落ちてしまい、表示した時にやはり外観の
見栄えがよくない。また遮蔽したEL面発光体の部分は
光が遮られており、その発光部分は用を果たしていない
ためその材料は全く無駄になってしまう。また他のポジ
ティブに表示する方法として、例えば特開平2ー888
7号公報に提案されてるように、多数のEL発光素子を
ドットマトリックス状に並べて、所望形状の部分に面し
た位置にあるEL発光素子を発光させて表示する方法が
あるが、この構成は非常に複雑で製作コストがかかる上
に、一つの画素をよほど小さくしなければ、発光部分と
非発光部分とのきれいな境界線が得られない。また非発
光領域のEL発光素子がやはり無駄になってしまう。さ
らに従来のEL面発光体は面発光体であるがために、平
面上にその発光面を平行に載置して使用されており、常
に面発光としての面的な装飾効果しかなく、立体的な装
飾効果が得られてなかった。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
の問題に鑑みて試作試行の上になされたもので、その解
決しようとする課題は、装飾して表示したい所望形状の
文字、シンボル、図形、絵、象形像等の複数の形成体
を、従来とは全く違う構成でポジティブに発光表示する
ようにすることであり、また従来の平面状のEL面発光
体の平面的な表示から、立体的に視覚できる表示にする
ことで、従来の単なる平面上の表示から奥行きのある立
体空間的な表示にして立体的装飾効果をも得られるよう
にすることである。またEL面発光体をポジティブな所
望形状にした複数の形成体を、従来に無い保全性と生産
性をもったELの装飾ユニット体を提供することであ
る。
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するために、EL面発光体を所望形状の複数の形成
体(文字であればその組合せたロゴタイプや、ある表現
や意味をもつ単語であり、シンボル、図形、絵、象形像
等であればそれらを組合わせて表現するもの)で、各ポ
ジティブ形状に形成して、且つそれらを少なくとも片側
の電極層部分を一体的に連結して共通電極として形成す
るもので、その形成したEL面発光体に導電線を接続
し、全体を少なくとも発光面を含む面が透光性でなる樹
脂体で内包させて、前記導電線の端部を樹脂体から突出
させてELの装飾ユニット体を構成するものである。ま
た樹脂体で内包したELの装飾ユニット体及び樹脂体で
内包しないままの形成したEL面発光体の各発光面側
を、少なくとも3mm以上の厚さの透光性板部材で覆
い、裏面側を同体の透光性板部材又は別体の板部材で覆
って固設させELの装飾ユニット体を構成するものであ
る。またEL面発光体を一平面体で構成するものを、水
平面上に少なくとも10゜の傾きまで立つ重心にして構
成するものである。
【発明の実施の形態】本発明が実施する形態を以下に列
挙し、詳細については実施例で説明する。 *EL面発光体は分散型でも薄膜型でも構成でき、また
各層を透明体に形成し非発光時は透明状態になるEL面
発光体でも構成してよい。また透光性の表面側電極層又
は発光層を予め青、緑、ピンクなどの蛍光顔料等で着色
したインクで有色体に形成しておき、非発光時において
もその有色体の色を視覚できるEL面発光体で構成して
もよい。また透光性の表面側電極層の上面と裏面に異な
った色を着色しておき、非発光時は上面の色が視覚で
き、発光時は裏面の色が浮かび上がって視覚できるよう
にしてもよい。 *透光性板部材としては透明や半透明のプラスチック材
が採用でき、アクリル樹脂、ポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリメチルペンテン、ポリスチレン、酢酸セル
ロース、ポリプロピレン、酪酢酸セルロース、AS樹
脂、透明ABS樹脂、ポリブタジエン、ポリウレタン、
エポキシ樹脂、ポリアミド、フェノール樹脂、不飽和ポ
リエステル、シリコン樹脂、アイオノマー、ポリスルホ
ン、ポリブテン、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、EV
A樹脂、ポリプロピレン等のプラスチックや、またガラ
スや水晶などで構成することができる。また濁状やスモ
ーク状でも発光部位形状が視覚できる程度の透光性で構
成してよい。 *導電線や接続線は裸の金属線や被覆のある電線や箔線
及び透明電極体等で構成してよい。 *導電線と接続線との接続は互いにはんだ接続しても、
コネクタ等で互いに嵌合式にして挿脱可能に接続しても
よい。 *コネクタはハウジング付きのコンタクト式でも、ハウ
ジング無しのコンタクト式であってもよい。 *複数の形成体に形成したEL面発光体を内包する樹脂
体は、少なくとも発光面を含む面が透光性であればよ
く、裏面の非発光面側は透光性でなくても例えば黒色で
あれば発光面とのコントラストが得られる発光表示がで
きる。 *前記樹脂体は絶縁性をもった柔らかいフィルム状や、
適当な厚み(3mm未満)と硬さをもった樹脂体で形成
してよく、その素材としては前記した透光性板部材の樹
脂等で実施でき、発光面を透明度の高い樹脂で形成すれ
ばさらにその面を鮮やかに発光表示できる。また内包す
る樹脂体の接合の仕方は、熱圧着に限らず接着剤やねじ
等で固定してもよい。 *透光性板部材の厚みは、少なくとも3mm以上とし、
適当に3mm、4mm、5mmと形成してよい。
【実施例】本発明を図面を基に説明する。図1〜図3に
示すものは、従来一般の分散型EL面発光体から本発明
を実施する構成を示すものである。各図の(a)図は正
面図を示し(b)図は裏面図を示す。図3は、分散型E
L面発光体を示し、その部分拡大図を示したものであ
る。ここでEL面発光体2の基本構造を説明すると、E
L面発光体2は交流電界をかけて電界発光を利用するも
ので、その構造は上から透明な表面側電極層2a、発光
層2b、誘電層2c、背面側電極層2dが積層されてお
り、表面側電極層2aは透明フィルム体2a−1の下面
一帯にITO等でなる透明導電膜2a−2が成膜されて
おり、この表面側電極層2aと背面側電極層2d間に交
流電界をかけることで発光層2bでの電界発光がなされ
る。この表面側電極層2aと背面側電極層2dにそれぞ
れ導電線6a、6bを接続しており、この積層した厚み
は約1mm程度である。そして前記の透明フィルム体2
a−1は、3フッ化1エチレンポリマー、ポリオレフィ
ン、ポリエチレンテレフタレート(PET)等で形成で
きる。ここで実使用においては、背面側電極層2dの下
面に絶縁層を適当な厚みで積層してもよい。図1は“B
eatles”という単語で本発明を実施した例を示し
ている。図3に示したEL面発光体2から“Beatl
es”の、B、e、a、t、l、e、sという7文字の
文字体を形成し、図1の実施例ではB、e、a、t、
l、e、sの各文字を横に並べて一体的に連結させてい
る。この構成を形成するには図3に示したEL面発光体
2の一面体からレーザー等でその形を切り抜き加工して
もよいし、又は最初からその形で積層して製作してもよ
い。各文字との間は連結しているため、各層体2a〜2
dも一体的に連結しており、“Beatles”という
形を成すEL面発光体2Aは、その表面側電極層2aと
背面側電極層2dに接続した導電線6a、6bに通電す
ることで、“Beatles”という形全体をポジティ
ブに発光表示できる。このEL面発光体2A全体をフィ
ルム状の透光性でなる樹脂体3を片側で折り返して重ね
て内包し、導電線6a、6bのもう一方の先端を突出さ
せ、重ねた樹脂体3の周縁は熱圧着で接合させる。ここ
で内包する樹脂体3はEL面発光体2Aの感電防止、防
湿、防塵、さらに屈曲による折れ防止の役目を果たして
いる。また樹脂体3の発光面側の樹脂体3aと非発光面
側の樹脂体3bとの接合させる面は、その周縁から各E
L面発光体2Aの周縁まで接合させてもよく、そのよう
に接合させることでさらにEL面発光体2Aをしっかり
固定して保護できる。熱圧着(ラミネート)するフィル
ム状の樹脂体3としては、透光性のフッ素樹脂フィルム
やポリ3ーフッ化塩化エチレン、ポリエチレンテレフタ
レート等で実施できる。図2は、同じ図3に示したEL
面発光体2から違う構成にして実施したものであり、
“Beatles”の各文字を横にそれぞれ離して並
べ、その下端部分をアンダーラインのように連結して一
体的に形成したものである。この構成であればアンダー
ラインの部分も含めて黒い部分全体が一様にポジティブ
に発光表示できる。この構成でも、各文字体を連結する
部分は強度が弱くなっているが、樹脂体3:3a,3b
で内包することで、その部分に外力が直接加わらなく、
しっかり密着しているため屈曲などによる折れを防止し
ている。図4〜図8に示すものは本発明の第2の実施例
であって、シート状で屈曲するEL面発光体から所望形
状の文字、シンボル、図形、絵、象形像等をポジティブ
形状に形成して、本発明を実施する構成を示すものであ
る。図8でこのシート状のEL面発光体2の基本構造を
説明すると、上から透明な表面側電極層2a、発光層2
b、誘電層2c、背面側電極層2dが積層されている。
表面側電極層2aは周端から約5mmの幅で露出する表
面側電極域2eを非発光面側に形成し、その下面は接続
導電膜2hとしてカーボン膜と銀ペーストが印刷(塗
布)されている。また下層の背面側電極層2dの下面に
は透明な保護層2gが敷層されており、背面側電極層2
dの周端から約5mmの幅で露出する背面側電極域2f
を形成し、その下面に接続導電膜2hとして銀ペースト
が同様に印刷(塗布)されている。前記の保護層2g
は、塩化ビニルやシリコンなどで形成されている。この
表面側電極域2eと背面側電極域2fとは約1〜2mm
の幅の間隔が空いており互いに絶縁されている。この構
成において、表面側電極域2eの領域は非発光面とな
り、そこから内側の領域が発光面となる。このEL面発
光体の構成において、本発明を実施する上では表面側電
極域2eと背面側電極域2fとは互いに並設されてなく
てもよく、互いに離れた位置に適当な間隔を空けてそれ
ぞれ設けたものでもよい。また非発光領域である表面側
電極域2eの領域を可能な限りに最小に形成すれば、そ
の非発光の部位を極力視覚されにくい構成にして実施で
きる。尚、図示してない薄膜型EL面発光体について
は、発光層の上下を絶縁層でサンドイッチ状に挟んだ2
重絶縁構造となっている。図4は、このシート状のEL
面発光体2で実施した構成を示すものであり、“Bea
tles”という文字を図8で示した背面側電極域2f
より内側の領域で各形成したものである。この構成で
“Beatles”という文字体を形成した部分は、表
面側電極域2eと背面側電極域2fとで連結しており、
各形成体の両共通電極としてそれぞれ通電でき、黒い部
分全体が一様に発光する。この形成したEL面発光体2
B全体を前実施例と同様に透光性の樹脂体3:3a,3
bで内包し、導電線6a、6bのみ突出させている。こ
こで樹脂体3は感電防止や防湿の役目のほか、連結部分
へ外力が加わることや屈曲による折れ防止の役目も果た
している。特に本実施構成のシート状のEL面発光体2
は屈曲し、しかも各文字体の連結部分はその幅が狭くな
っているため、外力に対して非常に弱くなっているが、
樹脂体3a,3bで各文字体の周縁まで熱圧着で接合さ
せることで、その幅が狭い部分での樹脂体3a,3bの
接合幅は、他の部分より縦に長くなっているため、逆に
その部分は屈曲に対して強くなる。ここで“Beatl
es”という文字体を、最初からその形で積層して形成
してもよいが、このEL面発光体2を面状態から所望の
形状に後からレーザー等でカットして形成してもよい。
図5は、同様のEL面発光体2から違う構成にして実施
したもので、“Beatles”という7文字を背面側
電極域2fを含む面上に形成したものである。この構成
により背面側電極域2fは、各文字体を形成した部分ご
とに分離され、各文字体は表面側電極域2eでは連結し
ており共通の電極となるが、背面側電極域2fでは各分
離しており、各文字体ごとに背面側電極域2f1、2f
2・・・2f7の各分離した電極が形成される。そして
表面側電極域2eの適所に銅箔線でなる導電線6aを接
続し、背面側電極域2f1、2f2・・・2f7の各電
極に同じ銅箔線で導電線6b1、6b2・・・6b7を
接続する。このように形成したEL面発光体2Cを透光
性の樹脂体3:3a,3bで内包し、前記の導電線6a
と導電線6b1、6b2・・・6b7との端部を樹脂体
3:3a,3bから突出させる。このように構成した導
電線6aと各導電線6b1、6b2・・・6b7との間
に通電することで、その導電線6bに対応した各文字体
の部分を発光できる。また導電線6b1、6b2・・・
6b7全部に通電すると全文字体が発光し、(a)図で
示す黒い部分が発光することになって、各文字体の下の
アンダーラインの部分は非発光面のため発光せず、各文
字体が独立して発光するように視覚できる。このように
図5の構成では、共通電極である表面側電極域2eの部
分を発光させたい形成部分から外側に出せるため、所望
の発光させたい形状のみ発光させることができる。これ
が図2に示したEL面発光体2Aの構造ではできえなか
った。図6は、図5で示したEL面発光体2C自体は全
く同じ構成にして、各背面側電極域2f1、2f2・・
・2f7に接続した各導電線6b1、6b2・・・6b
7を一括接続して透光性の樹脂体3:3a,3b内に納
め、その一括接続した導電線6bと表面側電極域2eに
接続した導電線6aのみを樹脂体3から突出させた構成
である。この構成により導電線6a、6bに通電するこ
とで、“Beatles”の全文字を同時に発光させる
ことができる。ここで突出する導電線6a、6bの部分
に、外部コネクタと嵌合して接続する嵌合部3cを設け
ている。これにより外部コネクタと導電線6a、6bと
の接続を挿脱式にすることができる。この嵌合部3cは
凹部形状にしても凸部形状にしてもよく、例えば凸部形
状にしてコの字状の外部コネクタと嵌合して接続するよ
うにしてもよい。また図(c)に示すように、この部位
に樹脂体3:3a,3bとは別体のコネクタハウジング
8aを設け、そのコネクタハウジング8aの端子と導電
線6a、6bとを接続して構成してもよい。この実施例
で示した外部コネクタとの接続させる構成は、前実施例
の構成(特に図5の構成)でも勿論実施できる。図7
は、本発明をシンボルの形成体で実施したものである。
矢印を示す一つのシンボルの形成体を4つ並べたもの
で、図5に示した実施例と同様に4つのシンボルの共通
電極である表面側電極域2eに接続する導電線6aと、
背面側電極域2f1〜2f4に接続する導電線6b1〜
6b4に各通電することで、各矢印を同時又は別々に発
光させることができる。例えば左から右に順に点灯する
ようにすれば、「その方向に進行せよ」という表示にで
きる。図9〜図11は、各形成したEL面発光体2B,
2Cを樹脂体3:3a,3bで内包する状態を示すもの
である。図9は、本発明の構成を作製する分解斜視図を
示し、図のようにBeatlesの7つの文字体を横並
びにして、図8に示すEL面発光体2から切り抜いてE
L面発光体2Cを形成している。そしてそのEL面発光
体2Cの裏面には斜線部分の領域に、表面側電極域2e
が露出しており、その表面側電極域2eから若干間隔を
空けて上方に背面側電極域2fが、各文字体ごとに分離
して露出している。この構成により7つの文字体は表面
側電極域2eの領域を共通電極にして一体的に連結して
おり、発光する部分も7つの文字体のみの部分(黒い部
分)にできる。次に樹脂体3bの内面上に適当な幅をも
って横長に透明導電膜体9,9を成膜して、EL面発光
体2Cを載置した時に前記の表面側電極域2eと各背面
側電極域2f1、2f2・・・2f7の電極面に接面す
る位置で固定する。そしてその上から樹脂体3aを重ね
て、樹脂体3aと樹脂体3bとが互いに接面する部分を
熱圧着によって接合させる。このように構成して突出す
る導電線6a,6bに通電することで、透明導電膜体
9,9に接面している各文字体の共通電極である表面側
電極域2eと、各分離している各背面側電極域2f1、
2f2・・・2f7の電極に通電でき、7つの文字体を
同時に発光できる。ここで透明導電膜体9は、酸化イン
ジウムや酸化スズの材料で作製でき、その1例として酸
化インジウム95%と酸化スズ5%の成分で実施でき
る。また透明導電膜体9の電極域への接合は、導電性接
着剤で互いの面を接着でき、導電性接着剤としては、例
えばイオンケミー(株)社製の製品名G−50T、A−
80T、B−30T等で実施できる。これによりさらに
導電性を高められると共にしっかりと固定できてずれる
ことがない。図10は、図9に示した実施例の構成か
ら、Beatlesの7つの文字体を個別に発光させる
ように構成したものである。前実施例と同様にしてEL
面発光体2Cを形成し、樹脂体3bの内面上に各形成体
の背面側電極域2f1、2f2・・・2f7と、表面側
電極域2eに通電する透明導電膜体9をそれぞれパター
ニングして成膜し、その樹脂体3b上の端部に導電線6
b1、6b2・・・6b7と、各文字体の共通電極とな
る導電線6aを突出し、その樹脂体3bと樹脂体3aと
を接合させて構成したものである。この構成により7つ
の文字体を個別又は同時に発光させることができる。こ
こで図9、図10に示した構成で、樹脂体3bは透光性
でなくてもよく、また透明導電膜体9のほかに、Cu、
Al、Cr等の金属箔体やカーボン膜を成膜した導電膜
体9aでもよく、その成膜面にリード線を接続してリー
ド線を樹脂体3:3a,3bから突出させるようにして
もよい。また樹脂体3とは別体のフィルム体に、予め導
電膜を成膜したもを樹脂体3bの内面上に介在させて設
けてもよい。図11は、自動車と人間の象形体にEL面
発光体2Cを形成し、実施したものである。同様に各背
面側電極域2f1、2f2と表面側電極域2eに接続す
る透明導電膜体9をそれぞれパターニングして成膜し、
その端部に別体のコネクタハウジング8aを設けて構成
したものである。この構成であれば、別体のコネクタハ
ウジングの抜き差しによって接続して通電できる。尚、
前述した実施例において、樹脂体3aの面上に形成体の
輪郭線や、境界線を印刷したものを重ねて構成して実施
してもよい。また所望の形成体に形成した白く発光する
EL面発光体の面上に、形成体の各部分に合わせて適当
な色でカラープリントしたフィルム体を重ねる構成にし
てもよい。前述の実施例の構成は、例えばショーウイン
ドウのガラス面上に貼ることや、壁に掛けて発光表示す
ることができ、また看板等の大きさに構成して発光表示
することもできる。図12〜図13は、図1〜図11で
示した樹脂体3で内包したELの装飾ユニット体1の発
光面側を厚さ3mm以上の透光性板部材4で覆い、裏面
側を別体の板部材5で覆って両部材を互いに固設したも
のである。(a)図はその斜視図を示し、(b)図はx
ーy方向の断面図を示している。図12(c)は、EL
面発光体2Aを樹脂体3:3a,3bで内包したELの
装飾ユニット体1の裏面を示すもので、突出している導
電線6a、6bに接続線7a、7bを接続している。そ
して(a)図に示すようにその端部にコネクタ8を接続
し、板部材5の中央に形成した凹部5a内に前記ELの
装飾ユニット体1を嵌合させ、その発光面側を透光性板
部材4で覆い、裏面側の板部材5と4隅をねじ18、1
8、18、18で互いに留めて固設したものである。こ
こで透光性板部材4としては、前記した透明や半透明の
樹脂やガラス等で構成でき、本実施例ではガラスで実施
している。また板部材5としては透光性であっても非透
光性であってもよく、透光性であれば前記した樹脂やガ
ラス等で実施でき、また非透光性であればその他の樹脂
や金属で実施でき、例えば内面側にメッキや鏡面処理し
たものでもよい。本実施例ではアルミ蒸着した板で実施
している。EL面発光体にとって、安全性(感電防止)
や保全性(防湿と耐強度)は絶対条件であるが、その条
件を満足するのにEL面発光体全体を樹脂で密閉状態に
内包することで、その必要な厚みとしては通常一般に使
用される容器体やパッケージ体の厚み1〜2mm程度で
十分である。ここで本発明の実施例のように発光面側を
3mm以上の透光性板部材4で覆うことで、例えば曲げ
強度に関しては、ヤング率の法則で2mmの厚さに対し
て3mmの厚さにすれば、(3/2)の3乗倍の3.3
75倍強度が増すことになる。また本発明の立体的な装
飾感を出す方法として、発光面側を厚みのある透光性板
部材4で覆うことで光の屈折作用を応用でき、従来の平
面的な発光表示から立体的な発光表示へと、その発光面
を立体空間的に視覚させることができる。ここでその光
の屈折作用を応用した表示方法についてその原理を説明
する。図24(a)において、容器体の中にある物体を
図のような角度から視覚することはできないが、(b)
図のように容器体に水を満たすと、底面上にあった物体
が宙に浮いたように浮かび上がり、肉眼でその存在をあ
たかも浮かび上がった位置にあるようにはっきり視覚す
ることができる。この現象は光が異なる媒質を光学的に
密な媒質から光学的に疎な媒質へと透過する場合、光が
その境界面に達すると光の進路を変えられてしまう光の
屈折作用である。この作用によって物体が浮かび上がっ
て見える位置が(c)図に示すように見る角度によって
変わり、視点を水平にもっていくほど物体は上方へ浮か
び上がって、光学的に密な媒質の厚み分まで浮かび上が
る。そして臨界角を過ぎると光は全反射してしまうため
視界から見えなくなってしまう。このため視点を垂直か
ら臨界角に達するまで角度を変えることで、物体はその
厚み分の間で浮かび上がり、立体空間的な像として視覚
できる。しかも視点をa→b→c→dと動かせば、視点
に連動して浮き沈みする動画像となる。ここで厚さ1〜
2mm程度でも屈折作用は起きるが、3mm以上の厚み
があると特に顕著にその作用を視覚することができる。
(d)図において、屈折角は媒質固有の屈折率で決ま
り、入射角I、屈折角R、空気の屈折率n1、媒質の屈
折率n2とすると、 sinI/sinR = n1(−1)/n2 = 1
/n2 となる。ここで臨界角となるのは、屈折角Rが90°と
なる入射角Iであるから sinI/sin90° = sinI = 1/n2 となり、ここで(e)(f)図で、屈折作用を実際に応
用して実施した場合に、“Beatles”(Beaは
図示してない)という文字全体を途中で切らさず、媒質
の厚み分の間で最大限に浮かび上がらせるためには、臨
界角に達する距離よりも長い側面方向への距離が必要で
ある。すなわち(e)図の構成では臨界角に達する距離
よりも側面までの距離が短いため、“Beatles”
の文字は浮き上がる途中で切れてしまい、切れた部分は
見えなくなってしまう。このため透光性板部材4の底面
においた文字、シンボル、図形、絵、象形像などの像全
体を途中で切らさず、最大厚み分上方へ浮かび上がらせ
るための条件を求めると、 像面から透光性板部材4の上面までの距離:a 像面の最端から引いた垂線と側面までの距離:b 臨界角に達する距離:B とすれば、b≧Bであることが必要であり、透光性板部
材4の屈折率をnとすると、臨界角になる地点では、次
式が成り立つ。 sinI = 1/n ・・・ tanI = b/a ・・・ の両式より、 b/a = 1/√(nの2乗−1) (注)√(nの2乗−1)は、(nの2乗−1)の平方
根を表す。ここで、この式より代表的な注型用樹脂のa
とbの関係を求めると、下欄のようになる。 (屈折率n) (b/a) *フェノール樹脂 1.58〜1.66 0.817〜0.755 *ユリア樹脂 1.54〜1.56 0.854〜0.835 *不飽和ポリエステル 1.52〜1.57 0.874〜0.826 *エポキシ樹脂 1.61 0.793 *スチロール樹脂 1.59〜1.60 0.809〜0.801 *アクリル樹脂 1.48〜1.50 0.917〜0.894 このaとbの関係により、例えばアクリル樹脂で透光性
板部材4を実施したとすると、 b/a > 0.92 の関係の時に、アクリル樹脂体の底面においた文字、シ
ンボル、図形、絵、象形像などの像全体が途中で切れず
に、その最大厚み分上方へ浮かび上がらせることができ
る。また立体的装飾効果として、図12〜図13の構成
で、裏面側の板部材5も透光性樹脂で構成すれば、前面
から透過する光と裏面から透過する光とで、昼間におい
ても“Beatles”の文字の輪郭を明暗をつけては
っきりと視覚でき、しかも前面側からでも裏面側からで
もその文字体をはっきりと視覚することができる。これ
が従来の図23に示すような表示体の構成であれば、ま
ずEL面発光体2を平面上に載置して設けるため、当然
ながらその裏面から表示部分を見ることはできないし、
またそのEL面発光体2を平面上に立てて設けたとして
も、昼間の光によって前方から見れば文字の部分は、前
面からの光も裏面からの光も遮蔽板19とEL面発光体
2の面で遮られて透過しないため、暗くてはっきりその
部分は見えにくい。これが逆光の光であればなおさら見
えにくくなってしまう。図13は、ELの装飾ユニット
体1を板部材5の凹部5a内に嵌合させて、板部材5と
透光性板部材4の両面を互いに接着して固設したもので
ある。接着剤としてはエポキシ等で接着すれば、硬化後
は透明になるため、板部材5と透光性板部材4との間に
一体感がでる。この構成によっても“Beatles”
の文字を屈折作用によって、視点の角度に応じて前方に
浮き上がらせることができる。そして同様に板部材5を
透光性にすれば、昼間の外乱光でも“Beatles”
の文字を4側面からどの角度でもはっきりと視覚するこ
とができる。図14は、図1〜図11に示したEL面発
光体2A、2B、2Cの各単体を注型用樹脂でモールド
して構成する実施例を示すものである。EL面発光体2
A、2B、2Cのいずれか単体に接続線7を所要数接続
し、その接続線7の端部にコネクタ8を接続したものを
注型用樹脂で固設したものである。その成形方法は、ま
ず注型用の型にアクリルやエポキシ等の注型用樹脂を3
mm以上の深さにして流し込み、硬化後前記したEL面
発光体2A、2B、2Cのいずれかに接続した接続線7
とコネクタ8を一体にしたものを、(a)図のようにし
て型内で固定し、その状態にしたまま前記注型用樹脂を
コネクタ8の端面と同一高さまで注入して、硬化させ成
形するものである。この構成にして実施することでEL
面発光体2A、2B、2Cのいずれか単体と接続線7と
の接合部、及び接続線7とコネクタ8との接合部に外部
からストレスがかかることがないし、またEL面発光体
2A、2B、2Cはどれも完全にモールドされるから、
防湿効果が最もよい。しかも前実施例のような接合面が
無いため、4側面から入射した光は内部で反射すること
もなく透過し、昼間でも4側面から文字の部分をはっき
りくっきりと視覚することができる。また透光性の樹脂
は耳かきなどで応用されている集光作用があり、樹脂内
で発光した光は、成形体内で表面から透過する光よりも
全反射する光のほうが多いため、成形体の樹脂内は全体
が明るく光ることになる。尚、EL面発光体2A、2
B、2Cのいずれか単体と接続線7との接続の仕方は、
図14(c)(d)に示すように、導電線6を介しても
よいし、直接EL面発光体2A、2B、2Cの各電極面
に接続してもよい。また(a)図に示すコネクタ8も図
のようにハウジング付きでもよいし、ハウジング無しの
コンタクトのみでもよい。またEL面発光体2A、2
B、2Cの各単体を図12、図13に示したように透光
性板部材4と板部材5で直に覆って固設する構成にして
実施してもよい。また図14の構成で、EL面発光体2
A、2B、2Cのいずれか単体をモールド内で1色又は
複数色混在させた複数体を並べて2層、3層・・n層に
する構成にしてもよい。またEL面発光体2A、2B、
2Cのいずれかでその輝度が強すぎる場合は、その発光
面上に半透明やスモーク状のフィルムを重ねて構成して
もよい。図15は、本発明のELの装飾ユニット体1を
平面上に立つようにして、しかも10°の傾きまで倒れ
ない構成にした実施例である。(a)図において、成形
体と内在するEL面発光体との比重をほぼ同じとして、
成形体に外力Fが加わると成形体の重心Wは中央部にあ
り、(b)(c)図において成形体が直方体であれば1
0°まで倒れない条件は、tan10°=1/5.67
であるから、 (底辺長 / 高さ) > (1 / 5.67) の条件で倒れなくなる。1例として底辺長4mmとすれ
ば、高さが22.7mm未満であれば10°まで傾けて
も倒れない。このためEL面発光体2A、2B、2Cを
覆う発光面側の透光性板部材4の厚みを厚くすればする
ほど倒れにくくなり、平面上に立たせて表示することが
できる。また図16のように底面の面積を拡げてもよ
く、さらに倒れにくく水平面上に立てて置くことができ
る。図17、図18は、本発明のELの装飾ユニット体
1を水平面上又は垂直面上に安定して固定したり、置く
ための実施例を示すものである。図17において、EL
の装飾ユニット体1の底面に係着材10として両面テー
プを設けたもので、これにより平面上に粘着固定して置
くことができる。係着材10としては、そのほかにゴム
磁石、マグネット、面ファスナー、吸着盤などを設けて
もよく、また係着材10をELの装飾ユニット体1の側
面に設けて、垂直面上に固定できるようにしてもよい。
またELの装飾ユニット体1に孔を開口して、上からそ
の孔によって吊り下げられるようにしてもよい。図18
(a)(b)は、ELの装飾ユニット体1の底部に載置
台11を設けたもので、この載置台11を設けることに
より、EL表示ユニット体1をさらに安定して平面上に
置くことができる。尚、載置台11に係着材10を具備
することもできる。本発明において、ELの装飾ユニッ
ト体1となる構成は、次の3形態である。 1)EL面発光体2A、2B、2Cのいずれかを樹脂体
3で内包し、導電線6を突出させたもの 2)EL面発光体2A、2B、2Cのいずれかを樹脂体
3で内包し、導電線6を突出させたものに接続線7とコ
ネクタ8を接続して透光性板部材4、又は透光性板部材
4と板部材5によって覆い一体的に固設したもの 3)EL面発光体2A、2B、2Cのいずれか単体に接
続線7とコネクタ8を接続して透光性板部材4、又は透
光性板部材4と板部材5によって覆い一体的に固設した
もの ここで前記の係着材10又は載置台11は、それぞれ上
記3形態のどの形態に設けてもよい。また1)の構成で
導電線6に直接コネクタ8を接続し、コネクタ8を透光
性樹脂体3から突出するように設けて構成してもよい。
図19は(a)(b)は、載置台11内にEL面発光体
2A、2B、2Cのいずれかを発光させるための駆動回
路13と電池ボックスを設け、その電源12として電池
12aを収納したものである。駆動回路13としては、
DC−ACインバータ回路で構成でき、例として図20
(a)(b)に示す回路で構成実施できる。電源12と
しては載置台11の外部から供給してもよく、商用電源
やカーバッテリーから供給してもよい。ここでEL面発
光体2A、2B、2Cのいずれかの点灯/消灯は電源ス
イッチ14によってなされる。また他の実施構成とし
て、透光性板部材4又は板部材5内に駆動回路13又は
駆動回路13と電池ボックスを設けるスペースを形成し
て、前実施例と同様に外部から供給する電源12や電池
ボックスに収納する電池12aによって駆動回路13を
駆動するように構成してもよい。例えば前記の載置台1
1の部分を透光性板部材4又は板部材5で一体形に形成
して、その部分の内側にスペースを形成して駆動回路1
3や電池ボックスを設けるように構成してもよい。図1
9(b)図は、ELの装飾ユニット体1を載置台11と
コネクタ8によって、抜き差しできるようにした構成で
ある。この構成により所望の表示したいELの装飾ユニ
ット体1を差し替えることで容易に交換できる。この実
施例では回路内に受光素子15としてCDSを設けてあ
り、例えば図21のように回路構成することで、暗くな
ると自動点灯するようになる。受光素子15としてはC
DS以外にホトダイオード、ホトトランジスタなどで実
施してもよい。図22は、EL面発光体2A、2Cのい
ずれかの各象形体を個別に点灯させるようにした電子制
御回路16の一実施例を示すものである。EL面発光体
2Aとしてはその実施例として図10で示した構成であ
り、EL面発光体2Cとしてはその実施例として図5、
図7、図10、図11で示した構成であって、各要素体
にそれぞれ導電線6b1・・・6b7が接続してある。
そしてその導電線6b1・・・6b7に個別に給電する
ことで、各要素体2A1〜2A7又は2C1〜2C7を
個別に点灯させることが可能である。ここで個別に給電
させる制御は、電子制御回路16によって所定のタイミ
ングでSSR(ソリッドステートリレー)17のゲート
をONさせることでなされる。(b)図はその個別に給
電するタイミングの例をいくつか挙げたものである。
尚、SSR17としてトライアック等を用いて実施でき
る。また各要素体への点灯/消灯の信号を音楽の音圧や
音量レベル(デシベル)によって、適当なレベルにスレ
ッシュホールドレベルをもってきて、そのレベルを境に
点灯/消灯させる制御なども同様に実施できる。またE
L面発光体2A、2B、2Cの少なくともいずれかで複
数色のEL面発光体を混在させて構成し実施することも
できる。また前記の透光性板部材4の前面の形状は凸レ
ンズ状や半球状、さらにかまぼこ(アーチ)状にしたり
複数の凹凸面を形成してもよい。板部材5にしても同様
の形状に形成してよい。
【発明の効果】本発明は前述の構成により、EL面発光
体の表示に寄与しない部分の材料の無駄も無く、所望形
状の文字、シンボル、図形、絵、象形像等の複数の一体
化した形成体をそのままポジティブに、しかも同時及び
個々に発光させて表示することができる。これにより従
来にないポジティブな発光装飾が可能で、そのユニット
体はかさばらず発熱や感電の恐れもなく安全で、耐強
度、防湿、防塵の保全性もよく、そして複数の形成体を
一体化して製作できるため、その製作が非常に容易で生
産性の良いELの装飾ユニット体を提供できる。さらに
従来の平面状のEL面発光体のもつ平面的な装飾表示か
ら、奥行きのある立体空間的な装飾表示ができ、立体的
装飾効果も得られるELの装飾ユニット体を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の1実施例の正面図 (b)本発明の1実施例の裏面図
【図2】(a)本発明の1実施例の正面図 (b)本発明の1実施例の裏面図
【図3】本発明の1実施例の斜視図
【図4】(a)本発明の1実施例の正面図 (b)本発明の1実施例の裏面図
【図5】(a)本発明の1実施例の正面図 (b)本発明の1実施例の裏面図
【図6】(a)本発明の1実施例の正面図 (b)本発明の1実施例の裏面図 (c)本発明の1実施例の一部正面図
【図7】本発明の1実施例の正面図
【図8】本発明の1実施例の斜視図
【図9】本発明の1実施例の分解斜視図
【図10】本発明の1実施例の分解斜視図
【図11】本発明の1実施例の正面図
【図12】(a)本発明の1実施例の斜視図 (b)本発明の1実施例の側面図 (c)本発明の1実施例の一部裏面図
【図13】(a)本発明の1実施例の斜視図 (b)本発明の1実施例の側面図
【図14】(a)本発明の1実施例の斜視図 (b)本発明の1実施例の側面図 (c)本発明の1実施例の一部裏面図 (d)本発明の1実施例の一部裏面図
【図15】(a)本発明の1実施例の斜視図 (b)本発明の1実施例の側面図 (c)本発明の1実施例の側面図
【図16】本発明の1実施例の斜視図
【図17】本発明の1実施例の斜視図
【図18】(a)本発明の1実施例の斜視図 (b)本発明の1実施例の斜視図
【図19】(a)本発明の1実施例の透視斜視図 (b)本発明の1実施例の透視斜視図
【図20】(a)本発明の1実施例の回路構成図 (b)本発明の1実施例の回路図
【図21】本発明の1実施例の回路構成図
【図22】(a)本発明の1実施例の回路構成図 (b)本発明の1実施例のタイミングチャート
【図23】(a)従来のEL面発光体の表示方法を示す
斜視図 (b)従来のEL面発光体の表示方法を示す斜視図
【図24】(a)(b)(c)(d)屈折の原理を示す
断面図 (e)(f)屈折の原理を示す斜視図
【符号の説明】
1 : ELの装飾ユニット体 2 : EL面発光体 2a : 表面側電極層 2a−1 : 透明フィルム体 2a−2 : 透明導電膜 2b : 発光層 2c : 誘電層 2d : 背面側電極層 2e : 表面側電極域 2f : 背面側電極域 2g : 保護層 2h : 接続導電膜 2A,2B,2C : (本発明の形成する)EL面発
光体 3 : 樹脂体 3a : (発光側の)樹脂体 3b : (非発光側の)樹脂体 3c : 嵌合部 4 : 透光性板部材 5 : 板部材 5a : 凹部 6 : 導電線 6a : (表面側に接続する)導電線 6b : (裏面側に接続する)導電線 7 : 接続線 8 : コネクタ 8a : コネクタハウジング 9 : 透明導電膜体 10 : 係着材 11 : 載置台 12 : 電源 12a : 電池 13 : 駆動回路 14 : 電源スイッチ 15 : 受光素子 16 : 電子制御回路 17 : SSR 18 : ネジ 19 : 遮蔽板 20 : 絶縁膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ELの装飾ユニット体
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界発光によって
平面発光するEL面発光体のELの装飾ユニット体に関
するものである。
【従来の技術】従来、EL面発光体は軽量でかつ厚みも
1mm程度と薄く、しかも発光面から均一な平面の発光
が得られ、その発光色も青緑、緑、オレンジ、白などあ
り、低消費電力で発熱も伴わないため、主に表示器のバ
ックライトとして利用されている。そのバックライトと
しての原理は、図23(a)(b)に示すように平面体
のEL面発光体2の発光面上に遮蔽板19を重ね、この
遮蔽板19によって遮蔽する部分で光を遮り、遮蔽され
ない部分から透過する光でその部分を表示するものであ
る。その方法には(a)図に示すように、透明な遮蔽板
19上に例えば“Beatles”という文字を印刷し
たものを重ねて、ネガティブ(文字の部分が暗い影とな
る)に表示する方法と、(b)図に示すように逆に“B
eatles”の文字を除く部分に印刷したものを重ね
て、ポジティブ(文字の部分が明るく光る)に表示する
方法がある。この表示の仕方は、例えば実開昭63−1
01498号公報にも提案されているが、ポジティブに
表示する場合には、EL面発光体の面積と同じ遮蔽面積
にした透明な板上に文字の部分を除いた部分をインク
(通常は黒インク)でもって印刷して遮蔽しなければな
らない。このように構成した場合、実際にはその印刷し
た部分から若干光が透過してしまうため、バックが滲ん
だように光ってしまい外観の見栄えがよくない。そして
これを防ぐには、バックのインクをかなり厚く塗って印
刷しなければならなくなる。またポジティブに表示する
その他の方法としては、不透明な板から文字部分を切り
抜くことも考えられるが、そうした場合には例えば“B
eatles”であれば“B”“e”“a”の囲まれた
字体の部分が落ちてしまい、表示した時にやはり外観の
見栄えがよくない。また遮蔽したEL面発光体の部分は
光が遮られており、その発光部分は用を果たしていない
ためその材料は全く無駄になってしまう。また発光輝度
は発光面積が大きくなればなるほど低下するため、マス
キングされる面積が大きいほど表示させる部分の輝度が
下がってしまい、コントラストが得られにく見えにくく
なってしまう問題もあった。また他のポジティブに表示
する方法として、例えば特開平2−8887号公報に提
案されてるように、多数のEL発光素子をドットマトリ
ックス状に並べて、所望形状の部分に面した位置にある
EL発光素子を発光させて表示する方法があるが、この
構成は非常に複雑で製作コストがかかる上に、一つの画
素をよほど小さくしなければ、発光部分と非発光部分と
のきれいな境界線が得られない。また非発光領域のEL
発光素子がやはり無駄になってしまう。さらに従来のE
L面発光体は面発光体であるがために、平面上にその発
光面を平行に載置して使用されており、常に面発光とし
ての面的な装飾効果しかなく、立体的な装飾効果が得ら
れてなかった。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
の問題に鑑みて試作試行の上になされたもので、その解
決しようとする課題は、装飾して表示したい所望形状の
文字、シンボル、図形、絵、象形像等の複数の形象体
を、従来とは全く違う構成でポジティブに発光表示する
ようにすることであり、また従来の平面状のEL面発光
体の平面的な表示から、立体的に視覚できる表示にする
ことで、従来の単なる平面上の表示から奥行きのある立
体空間的な表示にして立体的装飾効果をも得られるよう
にすることである。またEL面発光体をポジティブな所
望形状にした複数の形象体を、従来に無い保全性と生産
性をもったELの装飾ユニット体を提供することであ
る。
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するために、EL面発光体を所望形状の複数の形象
体(文字であればその組合せたロゴタイプや、ある表現
や意味をもつ単語であり、シンボル、図形、絵、象形像
等であればそれらを組合わせて表現するもの)で、各ポ
ジティブ形状に形成して、且つそれらを少なくとも片側
の電極層部分を一体的に連結して共通電極として形成す
るもので、その形成したEL面発光体に導電線を接続
し、全体を少なくとも発光面を含む面が透光性でなる樹
脂体で内包させて、前記導電線の端部を樹脂体から突出
させてELの装飾ユニット体を構成するものである。ま
た樹脂体で内包したELの装飾ユニット体及び樹脂体で
内包しないままの形成したEL面発光体の各発光面側
を、少なくとも3mm以上の厚さの透光性板部材で覆
い、裏面側を同体の透光性板部材又は別体の板部材で覆
って固設させELの装飾ユニット体を構成するものであ
る。またEL面発光体を一平面体で構成するものを、水
平面上に少なくとも10゜の傾きまで立つ重心にして構
成するものである。
【発明の実施の形態】本発明が実施する形態を以下に列
挙し、詳細については実施例で説明する。 *EL面発光体は分散型でも薄膜型でも構成でき、また
各層を透明体に形成し非発光時は透明状態になるEL面
発光体でも構成してよい。また透光性の表面側電極層又
は発光層を予め青、緑、ピンクなどの蛍光顔料等で着色
したインクで有色体に形成しておき、非発光時において
もその有色体の色を視覚できるEL面発光体で構成して
もよい。また透光性の表面側電極層の上面と裏面に異な
った色を着色しておき、非発光時は上面の色が視覚で
き、発光時は裏面の色が浮かび上がって視覚できるよう
にしてもよい。 *透光性板部材としては透明や半透明のプラスチック材
が採用でき、アクリル樹脂、ポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリメチルペンテン、ポリスチレン、酢酸セル
ロース、ポリプロピレン、酪酢酸セルロース、AS樹
脂、透明ABS樹脂、ポリブタジエン、ポリウレタン、
エポキシ樹脂、ポリアミド、フェノール樹脂、不飽和ポ
リエステル、シリコン樹脂、アイオノマー、ポリスルホ
ン、ポリブテン、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、EV
A樹脂、ポリプロピレン等のプラスチックや、またガラ
スや水晶などで構成することができる。また濁状やスモ
ーク状でも発光部位形状が視覚できる程度の透光性で構
成してよい。 *導電線や接続線は裸の金属線や被覆のある電線や箔線
及び透明電極体等で構成してよい。 *導電線と接続線との接続は互いにはんだ接続しても、
コネクタ等で互いに嵌合式にして挿脱可能に接続しても
よい。 *コネクタはハウジング付きのコンタクト式でも、ハウ
ジング無しのコンタクト式であってもよい。 *複数の形象体に形成したEL面発光体を内包する樹脂
体は、少なくとも発光面を含む面が透光性であればよ
く、裏面の非発光面側は透光性でなくても例えば黒色で
あれば発光面とのコントラストが得られる発光表示がで
きる。 *前記樹脂体は絶縁性をもった柔らかいフィルム状や、
適当な厚み(3mm未満)と硬さをもった樹脂体で形成
してよく、その素材としては前記した透光性板部材の樹
脂等で実施でき、発光面を透明度の高い樹脂で形成すれ
ばさらにその面を鮮やかに発光表示できる。また内包す
る樹脂体の接合の仕方は、熱圧着に限らず接着剤やねじ
等で固定してもよい。 *透光性板部材の厚みは、少なくとも3mm以上とし、
適当に3mm、4mm、5mmと形成してよい。
【実施例】本発明を図面を基に説明する。図1〜図3に
示すものは、従来一般の分散型EL面発光体から本発明
を実施する構成を示すものである。各図の(a)図は正
面図を示し(b)図は裏面図を示す。図3は、分散型E
L面発光体を示し、その部分拡大図を示したものであ
る。ここでEL面発光体2の基本構造を説明すると、E
L面発光体2は交流電界をかけて電界発光を利用するも
ので、その構造は上から透明な表面側電極層2a、発光
層2b、誘電層2c、背面側電極層2dが積層されてお
り、表面側電極層2aは透明フィルム体2a−1の下面
一帯にITO等でなる透明導電膜2a−2が成膜されて
おり、この表面側電極層2aと背面側電極層2d間に交
流電界をかけることで発光層2bでの電界発光がなされ
る。この表面側電極層2aと背面側電極層2dにそれぞ
れ導電線6a、6bを接続しており、この積層した厚み
は約1mm程度である。そして前記の透明フィルム体2
a−1は、3フッ化1エチレンポリマー、ポリオレフィ
ン、ポリエチレンテレフタレート(PET)等で形成で
きる。ここで実使用においては、背面側電極層2dの下
面に絶縁層を適当な厚みで積層してもよい。図1は“B
eatles”という単語で本発明を実施した例を示し
ている。図3に示したEL面発光体2から“Beatl
es”の、B、e、a、t、l、e、sという7文字の
文字体を形成し、図1の実施例ではB、e、a、t、
l、e、sの各文字を横に並べて一体的に連結させてい
る。この構成を形成するには図3に示したEL面発光体
2の一面体からレーザー等でその形を切り抜き加工して
もよいし、又は最初からその形で積層して製作してもよ
い。各文字との間は連結しているため、各層体2a〜2
dも一体的に連結しており、“Beatles”という
形を成すEL面発光体2Aは、その表面側電極層2aと
背面側電極層2dに接続した導電線6a、6bに通電す
ることで、“Beatles”という形全体をポジティ
ブに発光表示できる。このEL面発光体2A全体をフィ
ルム状の透光性でなる樹脂体3を片側で折り返して重ね
て内包し、導電線6a、6bのもう一方の先端を突出さ
せ、重ねた樹脂体3の周縁は熱圧着で接合させる。ここ
で内包する樹脂体3はEL面発光体2Aの感電防止、防
湿、防塵、さらに屈曲による折れ防止の役目を果たして
いる。また樹脂体3の発光面側の樹脂体3aと非発光面
側の樹脂体3bとの接合させる面は、その周縁から各E
L面発光体2Aの周縁まで接合させてもよく、そのよう
に接合させることでさらにEL面発光体2Aをしっかり
固定して保護できる。熱圧着(ラミネート)するフィル
ム状の樹脂体3としては、透光性のフッ素樹脂フィルム
やポリ3−フッ化塩化エチレン、ポリエチレンテレフタ
レート等で実施できる。図2は、同じ図3に示したEL
面発光体2から違う構成にして実施したものであり、
“Beatles”の各文字を横にそれぞれ離して並
べ、その下端部分をアンダーラインのように連結して一
体的に形成したものである。この構成であればアンダー
ラインの部分も含めて黒い部分全体が一様にポジティブ
に発光表示できる。この構成でも、各文字体を連結する
部分は強度が弱くなっているが、樹脂体3:3a,3b
で内包することで、その部分に外力が直接加わらなく、
しっかり密着しているため屈曲などによる折れを防止し
ている。図4〜図8に示すものは本発明の第2の実施例
であって、シート状で屈曲するEL面発光体から所望形
状の文字、シンボル、図形、絵、象形像等をポジティブ
形状に形成して、本発明を実施する構成を示すものであ
る。図8でこのシート状のEL面発光体2の基本構造を
説明すると、上から透明な表面側電極層2a、発光層2
b、誘電層2c、背面側電極層2dが積層されている。
表面側電極層2aは周端から約5mmの幅で露出する表
面側電極域2eを非発光面側に形成し、その下面は接続
導電膜2hとしてカーボン膜と銀ペーストが印刷(塗
布)されている。また下層の背面側電極層2dの下面に
は透明な保護層2gが敷層されており、背面側電極層2
dの周端から約5mmの幅で露出する背面側電極域2f
を形成し、その下面に接続導電膜2hとして銀ペースト
が同様に印刷(塗布)されている。前記の保護層2g
は、塩化ビニルやシリコンなどで形成されている。この
表面側電極域2eと背面側電極域2fとは約1〜2mm
の幅の間隔が空いており互いに絶縁されている。この構
成において、表面側電極域2eの領域は非発光面とな
り、そこから内側の領域が発光面となる。このEL面発
光体の構成において、本発明を実施する上では表面側電
極域2eと背面側電極域2fとは互いに並設されてなく
てもよく、互いに離れた位置に適当な間隔を空けてそれ
ぞれ設けたものでもよい。また非発光領域である表面側
電極域2eの領域を可能な限りに最小に形成すれば、そ
の非発光の部位を極力視覚されにくい構成にして実施で
きる。尚、図示してない薄膜型EL面発光体について
は、発光層の上下を絶縁層でサンドイッチ状に挟んだ2
重絶縁構造となっている。図4は、このシート状のEL
面発光体2で実施した構成を示すものであり、“Bea
tles”という文字を図8で示した背面側電極域2f
より内側の領域で各形成したものである。この構成で
“Beatles”という文字体を形成した部分は、表
面側電極域2eと背面側電極域2fとで連結しており、
各形成体の両共通電極としてそれぞれ通電でき、黒い部
分全体が一様に発光する。この形成したEL面発光体2
B全体を前実施例と同様に透光性の樹脂体3:3a,3
bで内包し、導電線6a、6bのみ突出させている。こ
こで樹脂体3は感電防止や防湿の役目のほか、連結部分
へ外力が加わることや屈曲による折れ防止の役目も果た
している。特に本実施構成のシート状のEL面発光体2
は屈曲し、しかも各文字体の連結部分はその幅が狭くな
っているため、外力に対して非常に弱くなっているが、
樹脂体3a,3bで各文字体の周縁まで熱圧着で接合さ
せることで、その幅が狭い部分での樹脂体3a,3bの
接合幅は、他の部分より縦に長くなっているため、逆に
その部分は屈曲に対して強くなる。ここで“Beatl
es”という文字体を、最初からその形で積層して形成
してもよいが、このEL面発光体2を面状態から所望の
形状に後からレーザー等でカットして形成してもよい。
図5は、同様のEL面発光体2から違う構成にして実施
したもので、“Beatles”という7文字を背面側
電極域2fを含む面上に形成したものである。この構成
により背面側電極域2fは、各文字体を形成した部分ご
とに分離され、各文字体は表面側電極域2eでは連結し
ており共通の電極となるが、背面側電極域2fでは各分
離しており、各文字体ごとに背面側電極域2f1、2f
2・・・2f7の各分離した電極が形成される。そして
表面側電極域2eの適所に銅箔線でなる導電線6aを接
続し、背面側電極域2f1、2f2・・・2f7の各電
極に同じ銅箔線で導電線6b1、6b2・・・6b7を
接続する。このように形成したEL面発光体2Cを透光
性の樹脂体3:3a,3bで内包し、前記の導電線6a
と導電線6b1、6b2・・・6b7との端部を樹脂体
3:3a,3bから突出させる。このように構成した導
電線6aと各導電線6b1、6b2・・・6b7との間
に通電することで、その導電線6bに対応した各文字体
の部分を発光できる。また導電線6b1、6b2・・・
6b7全部に通電すると全文字体が発光し、(a)図で
示す黒い部分が発光することになって、各文字体の下の
アンダーラインの部分は非発光面のため発光せず、各文
字体が独立して発光するように視覚できる。このように
図5の構成では、共通電極である表面側電極域2eの部
分を発光させたい形成部分から外側に出せるため、所望
の発光させたい形状のみ発光させることができる。これ
が図2に示したEL面発光体2Aの構造ではできえなか
った。図6は、図5で示したEL面発光体2C自体は全
く同じ構成にして、各背面側電極域2f1、2f2・・
・2f7に接続した各導電線6b1、6b2・・・6b
7を一括接続して透光性の樹脂体3:3a,3b内に納
め、その一括接続した導電線6bと表面側電極域2eに
接続した導電線6aのみを樹脂体3から突出させた構成
である。この構成により導電線6a、6bに通電するこ
とで、“Beatles”の全文字を同時に発光させる
ことができる。ここで突出する導電線6a、6bの部分
に、外部コネクタと嵌合して接続する嵌合部3cを設け
ている。これにより外部コネクタと導電線6a、6bと
の接続を挿脱式にすることができる。この嵌合部3cは
凹部形状にしても凸部形状にしてもよく、例えば凸部形
状にしてコの字状の外部コネクタと嵌合して接続するよ
うにしてもよい。また図(c)に示すように、この部位
に樹脂体3:3a,3bとは別体のコネクタハウジング
8aを設け、そのコネクタハウジング8aの端子と導電
線6a、6bとを接続して構成してもよい。この実施例
で示した外部コネクタとの接続させる構成は、前実施例
の構成(特に図5の構成)でも勿論実施できる。図7
は、本発明をシンボルの形成体で実施したものである。
矢印を示す一つのシンボルの形成体を4つ並べたもの
で、図5に示した実施例と同様に4つのシンボルの共通
電極である表面側電極域2eに接続する導電線6aと、
背面側電極域2f1〜2f4に接続する導電線6b1〜
6b4に各通電することで、各矢印を同時又は別々に発
光させることができる。例えば左から右に順に点灯する
ようにすれば、「その方向に進行せよ」という表示にで
きる。図9〜図11は、各形成したEL面発光体2B,
2Cを樹脂体3:3a,3bで内包する状態を示すもの
である。図9は、本発明の構成を作製する分解斜視図を
示し、図のようにBeatlesの7つの文字体を横並
びにして、図8に示すEL面発光体2から切り抜いてE
L面発光体2Cを形成している。そしてそのEL面発光
体2Cの裏面には斜線部分の領域に、表面側電極域2e
が露出しており、その表面側電極域2eから若干間隔を
空けて上方に背面側電極域2fが、各文字体ごとに分離
して露出している。この構成により7つの文字体は表面
側電極域2eの領域を共通電極にして一体的に連結して
おり、発光する部分も7つの文字体のみの部分(黒い部
分)にできる。次に樹脂体3bの内面上に適当な幅をも
って横長に透明導電膜体9,9を成膜して、EL面発光
体2Cを載置した時に前記の表面側電極域2eと各背面
側電極域2f1、2f2・・・2f7の電極面に接面す
る位置で固定する。そしてその上から樹脂体3aを重ね
て、樹脂体3aと樹脂体3bとが互いに接面する部分を
熱圧着によって接合させる。このように構成して突出す
る導電線6a,6bに通電することで、透明導電膜体
9,9に接面している各文字体の共通電極である表面側
電極域2eと、各分離している各背面側電極域2f1、
2f2・・・2f7の電極に通電でき、7つの文字体を
同時に発光できる。ここで透明導電膜体9は、酸化イン
ジウムや酸化スズの材料で作製でき、その1例として酸
化インジウム95%と酸化スズ5%の成分で実施でき
る。また透明導電膜体9の電極域への接合は、導電性接
着剤で互いの面を接着でき、導電性接着剤としては、例
えばイオンケミー(株)社製の製品名G−50T、A−
80T、B−30T等で実施できる。これによりさらに
導電性を高められると共にしっかりと固定できてずれる
ことがない。図10は、図9に示した実施例の構成か
ら、Beatlesの7つの文字体を個別に発光させる
ように構成したものである。前実施例と同様にしてEL
面発光体2Cを形成し、樹脂体3bの内面上に各形成体
の背面側電極域2f1、2f2・・・2f7と、表面側
電極域2eに通電する透明導電膜体9をそれぞれパター
ニングして成膜し、その樹脂体3b上の端部に導電線6
b1、6b2・・・6b7と、各文字体の共通電極とな
る導電線6aを突出し、その樹脂体3bと樹脂体3aと
を接合させて構成したものである。この構成により7つ
の文字体を個別又は同時に発光させることができる。こ
こで図9、図10に示した構成で、樹脂体3bは透光性
でなくてもよく、また透明導電膜体9のほかに、Cu、
Al、Cr等の金属箔体やカーボン膜を成膜した導電膜
体9aでもよく、その成膜面にリード線を接続してリー
ド線を樹脂体3:3a,3bから突出させるようにして
もよい。また樹脂体3とは別体のフィルム体に、予め導
電膜を成膜したもを樹脂体3bの内面上に介在させて設
けてもよい。図11は、自動車と人間の象形体にEL面
発光体2Cを形成し、実施したものである。同様に各背
面側電極域2f1、2f2と表面側電極域2eに接続す
る透明導電膜体9をそれぞれパターニングして成膜し、
その端部に別体のコネクタハウジング8aを設けて構成
したものである。この構成であれば、別体のコネクタハ
ウジングの抜き差しによって接続して通電できる。尚、
前述した実施例において、樹脂体3aの面上に形成体の
輪郭線や、境界線を印刷したものを重ねて構成して実施
してもよい。また所望の形成体に形成した白く発光する
EL面発光体の面上に、形成体の各部分に合わせて適当
な色でカラープリントしたフィルム体を重ねる構成にし
てもよい。前述の実施例の構成は、例えばショーウイン
ドウのガラス面上に貼ることや、壁に掛けて発光表示す
ることができ、また看板等の大きさに構成して発光表示
することもできる。図12〜図13は、図1〜図11で
示した樹脂体3で内包したELの装飾ユニット体1の発
光面側を厚さ3mm以上の透光性板部材4で覆い、裏面
側を別体の板部材5で覆って両部材を互いに固設したも
のである。(a)図はその斜視図を示し、(b)図はx
−y方向の断面図を示している。図12(c)は、EL
面発光体2Aを樹脂体3:3a,3bで内包したELの
装飾ユニット体1の裏面を示すもので、突出している導
電線6a、6bに接続線7a、7bを接続している。そ
して(a)図に示すようにその端部にコネクタ8を接続
し、板部材5の中央に形成した凹部5a内に前記ELの
装飾ユニット体1を嵌合させ、その発光面側を透光性板
部材4で覆い、裏面側の板部材5と4隅をねじ18、1
8、18、18で互いに留めて固設したものである。こ
こで透光性板部材4としては、前記した透明や半透明の
樹脂やガラス等で構成でき、本実施例ではガラスで実施
している。また板部材5としては透光性であっても非透
光性であってもよく、透光性であれば前記した樹脂やガ
ラス等で実施でき、また非透光性であればその他の樹脂
や金属で実施でき、例えば内面側にメッキや鏡面処理し
たものでもよい。本実施例ではアルミ蒸着した板で実施
している。EL面発光体にとって、安全性(感電防止)
や保全性(防湿と耐強度)は絶対条件であるが、その条
件を満足するのにEL面発光体全体を樹脂で密閉状態に
内包することで、その必要な厚みとしては通常一般に使
用される容器体やパッケージ体の厚み1〜2mm程度で
十分である。ここで本発明の実施例のように発光面側を
3mm以上の透光性板部材4で覆うことで、例えば曲げ
強度に関しては、ヤング率の法則で2mmの厚さに対し
て3mmの厚さにすれば、(3/2)の3乗倍の3.3
75倍強度が増すことになる。また本発明の立体的な装
飾感を出す方法として、発光面側を厚みのある透光性板
部材4で覆うことで光の屈折作用を応用でき、従来の平
面的な発光表示から立体的な発光表示へと、その発光面
を立体空間的に視覚させることができる。ここでその光
の屈折作用を応用した表示方法についてその原理を説明
する。図24(a)において、容器体の中にある物体を
図のような角度から視覚することはできないが、(b)
図のように容器体に水を満たすと、底面上にあった物体
が宙に浮いたように浮かび上がり、肉眼でその存在をあ
たかも浮かび上がった位置にあるようにはっきり視覚す
ることができる。この現象は光が異なる媒質を光学的に
密な媒質から光学的に疎な媒質へと透過する場合、光が
その境界面に達すると光の進路を変えられてしまう光の
屈折作用である。この作用によって物体が浮かび上がっ
て見える位置が(c)図に示すように見る角度によって
変わり、視点を水平にもっていくほど物体は上方へ浮か
び上がって、光学的に密な媒質の厚み分まで浮かび上が
る。そして臨界角を過ぎると光は全反射してしまうため
視界から見えなくなってしまう。このため視点を垂直か
ら臨界角に達するまで角度を変えることで、物体はその
厚み分の間で浮かび上がり、立体空間的な像として視覚
できる。しかも視点をa→b→c→dと動かせば、視点
に連動して浮き沈みする動画像となる。ここで厚さ1〜
2mm程度でも屈折作用は起きるが、3mm以上の厚み
があると特に顕著にその作用を視覚することができる。
(d)図において、屈折角は媒質固有の屈折率で決ま
り、入射角I、屈折角R、空気の屈折率n1、媒質の屈
折率n2とすると、 sinI/sinR = n1(≒1)/n2 = 1
/n2 となる。ここで臨界角となるのは、屈折角Rが90゜と
なる入射角Iであるから sinI/sin90゜ = sinI = 1/n2 となり、ここで(e)(f)図で、屈折作用を実際に応
用して実施した場合に、“Beatles”(Beaは
図示してない)という文字全体を途中で切らさず、媒質
の厚み分の間で最大限に浮かび上がらせるためには、臨
界角に達する距離よりも長い側面方向への距離が必要で
ある。すなわち(e)図の構成では臨界角に達する距離
よりも側面までの距離が短いため、“Beatles”
の文字は浮き上がる途中で切れてしまい、切れた部分は
見えなくなってしまう。このため透光性板部材4の底面
においた文字、シンボル、図形、絵、象形像などの像全
体を途中で切らさず、最大厚み分上方へ浮かび上がらせ
るための条件を求めると、 像面から透光性板部材4の上面までの距離:a 像面の最端から引いた垂線と側面までの距離:b 臨界角に達する距離:B とすれば、b≧Bであることが必要であり、透光性板部
材4の屈折率をnとすると、臨界角になる地点では、次
式が成り立つ。 sinI = 1/n ・・・ tanI = b/a ・・・ の両式より、 b/a = 1/√(nの2乗−1) (注)√(nの2乗−1)は、(nの2乗−1)の平方
根を表す。ここで、この式より代表的な注型用樹脂のa
とbの関係を求めると、下欄のようになる。 このaとbの関係により、例えばアクリル樹脂で透光性
板部材4を実施したとすると、 b/a > 0.92 の関係の時に、アクリル樹脂体の底面においた文字、シ
ンボル、図形、絵、象形像などの像全体が途中で切れず
に、その最大厚み分上方へ浮かび上がらせることができ
る。また立体的装飾効果として、図12〜図13の構成
で、裏面側の板部材5も透光性樹脂で構成すれば、前面
から透過する光と裏面から透過する光とで、昼間におい
ても“Beatles”の文字の輪郭を明暗をつけては
っきりと視覚でき、しかも前面側からでも裏面側からで
もその文字体をはっきりと視覚することができる。これ
が従来の図23に示すような表示体の構成であれば、ま
ずEL面発光体2を平面上に載置して設けるため、当然
ながらその裏面から表示部分を見ることはできないし、
またそのEL面発光体2を平面上に立てて設けたとして
も、昼間の光によって前方から見れば文字の部分は、前
面からの光も裏面からの光も遮蔽板19とEL面発光体
2の面で遮られて透過しないため、暗くてはっきりその
部分は見えにくい。これが逆光の光であればなおさら見
えにくくなってしまう。図13は、ELの装飾ユニット
体1を板部材5の凹部5a内に嵌合させて、板部材5と
透光性板部材4の両面を互いに接着して固設したもので
ある。接着剤としてはエポキシ等で接着すれば、硬化後
は透明になるため、板部材5と透光性板部材4との間に
一体感がでる。この構成によっても“Beatles”
の文字を屈折作用によって、視点の角度に応じて前方に
浮き上がらせることができる。そして同様に板部材5を
透光性にすれば、昼間の外乱光でも“Beatles”
の文字を4側面からどの角度でもはっきりと視覚するこ
とができる。図14は、図1〜図11に示したEL面発
光体2A、2B、2Cの各単体を注型用樹脂でモールド
して構成する実施例を示すものである。EL面発光体2
A、2B、2Cのいずれか単体に接続線7を所要数接続
し、その接続線7の端部にコネクタ8を接続したものを
注型用樹脂で固設したものである。その成形方法は、ま
ず注型用の型にアクリルやエポキシ等の注型用樹脂を3
mm以上の深さにして流し込み、硬化後前記したEL面
発光体2A、2B、2Cのいずれかに接続した接続線7
とコネクタ8を一体にしたものを、(a)図のようにし
て型内で固定し、その状態にしたまま前記注型用樹脂を
コネクタ8の端面と同一高さまで注入して、硬化させ成
形するものである。この構成にして実施することでEL
面発光体2A、2B、2Cのいずれか単体と接続線7と
の接合部、及び接続線7とコネクタ8との接合部に外部
からストレスがかかることがないし、またEL面発光体
2A、2B、2Cはどれも完全にモールドされるから、
防湿効果が最もよい。しかも前実施例のような接合面が
無いため、4側面から入射した光は内部で反射すること
もなく透過し、昼間でも4側面から文字の部分をはっき
りくっきりと視覚することができる。また透光性の樹脂
は耳かきなどで応用されている集光作用があり、樹脂内
で発光した光は、成形体内で表面から透過する光よりも
全反射する光のほうが多いため、成形体の樹脂内は全体
が明るく光ることになる。尚、EL面発光体2A、2
B、2Cのいずれか単体と接続線7との接続の仕方は、
図14(c)(d)に示すように、導電線6を介しても
よいし、直接EL面発光体2A、2B、2Cの各電極面
に接続してもよい。また(a)図に示すコネクタ8も図
のようにハウジング付きでもよいし、ハウジング無しの
コンタクトのみでもよい。またEL面発光体2A、2
B、2Cの各単体を図12、図13に示したように透光
性板部材4と板部材5で直に覆って固設する構成にして
実施してもよい。また図14の構成で、EL面発光体2
A、2B、2Cのいずれか単体をモールド内で1色又は
複数色混在させた複数体を並べて2層、3層・・n層に
する構成にしてもよい。またEL面発光体2A、2B、
2Cのいずれかでその輝度が強すぎる場合は、その発光
面上に半透明やスモーク状のフィルムを重ねて構成して
もよい。図15は、本発明のELの装飾ユニット体1を
平面上に立つようにして、しかも10゜の傾きまで倒れ
ない構成にした実施例である。(a)図において、成形
体と内在するEL面発光体との比重をほぼ同じとして、
成形体に外力Fが加わると成形体の重心Wは中央部にあ
り、(b)(c)図において成形体が直方体であれば1
0゜まで倒れない条件は、tan10゜=1/5.67
であるから、 (底辺長 / 高さ) > (1 / 5.67) の条件で倒れなくなる。1例として底辺長4mmとすれ
ば、高さが22.7mm未満であれば10゜まで傾けて
も倒れない。このためEL面発光体2A、2B、2Cを
覆う発光面側の透光性板部材4の厚みを厚くすればする
ほど倒れにくくなり、平面上に立たせて表示することが
できる。また図16のように底面の面積を拡げてもよ
く、さらに倒れにくく水平面上に立てて置くことができ
る。図17、図18は、本発明のELの装飾ユニット体
1を水平面上又は垂直面上に安定して固定したり、置く
ための実施例を示すものである。図17において、EL
の装飾ユニット体1の底面に係着材10として両面テー
プを設けたもので、これにより平面上に粘着固定して置
くことができる。係着材10としては、そのほかにゴム
磁石、マグネット、面ファスナー、吸着盤などを設けて
もよく、また係着材10をELの装飾ユニット体1の側
面に設けて、垂直面上に固定できるようにしてもよい。
またELの装飾ユニット体1に孔を開口して、上からそ
の孔によって吊り下げられるようにしてもよい。図18
(a)(b)は、ELの装飾ユニット体1の底部に載置
台11を設けたもので、この載置台11を設けることに
より、EL表示ユニット体1をさらに安定して平面上に
置くことができる。尚、載置台11に係着材10を具備
することもできる。本発明において、ELの装飾ユニッ
ト体1となる構成は、次の3形態である。 1)EL面発光体2A、2B、2Cのいずれかを樹脂体
3で内包し、導電線6を突出させたもの 2)EL面発光体2A、2B、2Cのいずれかを樹脂体
3で内包し、導電線6を突出させたものに接続線7とコ
ネクタ8を接続して透光性板部材4、又は透光性板部材
4と板部材5によって覆い一体的に固設したもの 3)EL面発光体2A、2B、2Cのいずれか単体に接
続線7とコネクタ8を接続して透光性板部材4、又は透
光性板部材4と板部材5によって覆い一体的に固設した
もの ここで前記の係着材10又は載置台11は、それぞれ上
記3形態のどの形態に設けてもよい。また1)の構成で
導電線6に直接コネクタ8を接続し、コネクタ8を透光
性樹脂体3から突出するように設けて構成してもよい。
図19は(a)(b)は、載置台11内にEL面発光体
2A、2B、2Cのいずれかを発光させるための駆動回
路13と電池ボックスを設け、その電源12として電池
12aを収納したものである。駆動回路13としては、
DC−ACインバータ回路で構成でき、例として図20
(a)(b)に示す回路で構成実施できる。電源12と
しては載置台11の外部から供給してもよく、商用電源
やカーバッテリーから供給してもよい。ここでEL面発
光体2A、2B、2Cのいずれかの点灯/消灯は電源ス
イッチ14によってなされる。また他の実施構成とし
て、透光性板部材4又は板部材5内に駆動回路13又は
駆動回路13と電池ボックスを設けるスペースを形成し
て、前実施例と同様に外部から供給する電源12や電池
ボックスに収納する電池12aによって駆動回路13を
駆動するように構成してもよい。例えば前記の載置台1
1の部分を透光性板部材4又は板部材5で一体形に形成
して、その部分の内側にスペースを形成して駆動回路1
3や電池ボックスを設けるように構成してもよい。図1
9(b)図は、ELの装飾ユニット体1を載置台11と
コネクタ8によって、抜き差しできるようにした構成で
ある。この構成により所望の表示したいELの装飾ユニ
ット体1を差し替えることで容易に交換できる。この実
施例では回路内に受光素子15としてCDSを設けてあ
り、例えば図21のように回路構成することで、暗くな
ると自動点灯するようになる。受光素子15としてはC
DS以外にホトダイオード、ホトトランジスタなどで実
施してもよい。図22は、EL面発光体2A、2Cのい
ずれかの各象形体を個別に点灯させるようにした電子制
御回路16の一実施例を示すものである。EL面発光体
2Aとしてはその実施例として図10で示した構成であ
り、EL面発光体2Cとしてはその実施例として図5、
図7、図10、図11で示した構成であって、各要素体
にそれぞれ導電線6b1・・・6b7が接続してある。
そしてその導電線6b1・・・6b7に個別に給電する
ことで、各要素体2A1〜2A7又は2C1〜2C7を
個別に点灯させることが可能である。ここで個別に給電
させる制御は、電子制御回路16によって所定のタイミ
ングでSSR(ソリッドステートリレー)17のゲート
をONさせることでなされる。(b)図はその個別に給
電するタイミングの例をいくつか挙げたものである。
尚、SSR17としてトライアック等を用いて実施でき
る。また各要素体への点灯/消灯の信号を音楽の音圧や
音量レベル(デシベル)によって、適当なレベルにスレ
ッシュホールドレベルをもってきて、そのレベルを境に
点灯/消灯させる制御なども同様に実施できる。またE
L面発光体2A、2B、2Cの少なくともいずれかで複
数色のEL面発光体を混在させて構成し実施することも
できる。また前記の透光性板部材4の前面の形状は凸レ
ンズ状や半球状、さらにかまぼこ(アーチ)状にしたり
複数の凹凸面を形成してもよい。板部材5にしても同様
の形状に形成してよい。
【発明の効果】本発明は前述の構成により、EL面発光
体の表示に寄与しない部分の材料の無駄も無く、所望形
状の文字、シンボル、図形、絵、象形像等の複数の一体
化した形成体をそのままポジティブに、しかも同時及び
個々に発光させて表示することができる。これにより従
来にないポジティブな発光装飾が可能で、そのユニット
体はかさばらず発熱や感電の恐れもなく安全で、耐強
度、防湿、防塵の保全性もよく、そして複数の形成体を
一体化して製作できるため、その製作が非常に容易で生
産性の良いELの装飾ユニット体を提供できる。さらに
従来の平面状のEL面発光体のもつ平面的な装飾表示か
ら、奥行きのある立体空間的な装飾表示ができ、立体的
装飾効果も得られるELの装飾ユニット体を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の1実施例の正面図 (b)本発明の1実施例の裏面図
【図2】(a)本発明の1実施例の正面図 (b)本発明の1実施例の裏面図
【図3】本発明の1実施例の斜視図
【図4】(a)本発明の1実施例の正面図 (b)本発明の1実施例の裏面図
【図5】(a)本発明の1実施例の正面図 (b)本発明の1実施例の裏面図
【図6】(a)本発明の1実施例の正面図 (b)本発明の1実施例の裏面図 (c)本発明の1実施例の一部正面図
【図7】本発明の1実施例の正面図
【図8】本発明の1実施例の斜視図
【図9】本発明の1実施例の分解斜視図
【図10】本発明の1実施例の分解斜視図
【図11】本発明の1実施例の正面図
【図12】 (a)本発明の1実施例の斜視図 (b)本発明の1実施例の側面図 (c)本発明の1実施例の一部裏面図
【図13】 (a)本発明の1実施例の斜視図 (b)本発明の1実施例の側面図
【図14】 (a)本発明の1実施例の斜視図 (b)本発明の1実施例の側面図 (c)本発明の1実施例の一部裏面図 (d)本発明の1実施例の一部裏面図
【図15】(a)本発明の1実施例の斜視図 (b)本発明の1実施例の側面図 (c)本発明の1実施例の側面図
【図16】本発明の1実施例の斜視図
【図17】本発明の1実施例の斜視図
【図18】(a)本発明の1実施例の斜視図 (b)本発明の1実施例の斜視図
【図19】(a)本発明の1実施例の透視斜視図 (b)本発明の1実施例の透視斜視図
【図20】(a)本発明の1実施例の回路構成図 (b)本発明の1実施例の回路図
【図21】本発明の1実施例の回路構成図
【図22】(a)本発明の1実施例の回路構成図 (b)本発明の1実施例のタイミングチャート
【図23】(a)従来のEL面発光体の表示方法を示す
斜視図 (b)従来のEL面発光体の表示方法を示す斜視図
【図24】(a)(b)(c)(d)屈折の原理を示す
断面図 (e)(f)屈折の原理を示す斜視図
【符号の説明】 1 : ELの装飾ユニット体 2 : EL面発光体 2a : 表面側電極層 2a−1 : 透明フィルム体 2a−2 : 透明導電膜 2b : 発光層 2c : 誘電層 2d : 背面側電極層 2e : 表面側電極域 2f : 背面側電極域 2g : 保護層 2h : 接続導電膜 2A,2B,2C : (本発明の形成する)EL面発
光体 3 : 樹脂体 3a : (発光側の)樹脂体 3b : (非発光側の)樹脂体 3c : 嵌合部 4 : 透光性板部材 5 : 板部材 5a : 凹部 6 : 導電線 6a : (表面側に接続する)導電線 6b : (裏面側に接続する)導電線 7 : 接続線 8 : コネクタ 8a : コネクタハウジング 9 : 透明導電膜体 10 : 係着材 11 : 載置台 12 : 電源 12a : 電池 13 : 駆動回路 14 : 電源スイッチ 15 : 受光素子 16 : 電子制御回路 17 : SSR 18 : ネジ 19 : 遮蔽板 20 : 絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平9−217106 (32)優先日 平9(1997)7月28日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性の表面側電極層(2a)と発光層
    (2b)と誘電層(2c)と背面側電極層(2d)を少
    なくとも積層してなるEL面発光体(2)の各層を、所
    望形状の文字、シンボル、図形、絵、象形像等のポジテ
    ィブ形状に形成した複数の形成体にして、その少なくと
    も片側の表面側電極層(2a)又は背面側電極層(2
    d)を共通電極にして一体的に連結して形成し、この形
    成したEL面発光体(2A)の表面側電極層(2a)と
    背面側電極層(2d)の各電極面に導電線(6a)(6
    b)をそれぞれ所要数接続し、その形成したEL面発光
    体(2A)全体を少なくとも発光面を含む面が透光性で
    なる樹脂体(3:3a,3b)で内包し、前記導電線
    (6a)(6b)のもう一方の端部を内包した樹脂体
    (3:3a,3b)から突出して形成したことを特徴と
    するELの装飾ユニット体。
  2. 【請求項2】 透光性の表面側電極層(2a)と発光層
    (2b)と誘電層(2c)と背面側電極層(2d)を少
    なくとも積層してなるEL面発光体の非発光面側に、適
    当な幅で露出して表面側電極層(2a)に導通する表面
    側電極域(2e)と、その表面側電極域(2e)から適
    当な間隔をあけて適当な幅で露出して背面側電極層(2
    d)に導通する背面側電極域(2f)を形成して、その
    EL面発光体(2)の各層を前記表面側電極域(2e)
    の含まない面に所望形状の文字、シンボル、図形、絵、
    象形像等のポジティブ形状に形成した複数の形成体を一
    体的に連結して形成し、この形成したEL面発光体(2
    B)の各形成体の共通電極となる表面側電極域(2e)
    と背面側電極域(2f)の各電極面に導電線(6a)
    (6b)をそれぞれ接続し、この形成したEL面発光体
    (2B)全体を少なくとも発光面を含む面が透光性でな
    る樹脂体(3:3a,3b)で内包し、前記導電線(6
    a)(6b)のもう一方の端部を内包した樹脂体(3:
    3a,3b)から突出して形成したことを特徴とするE
    Lの装飾ユニット体。
  3. 【請求項3】 透光性の表面側電極層(2a)と発光層
    (2b)と誘電層(2c)と背面側電極層(2d)を少
    なくとも積層してなるEL面発光体の非発光面側に、適
    当な幅で露出して表面側電極層(2a)に導通する表面
    側電極域(2e)と、その表面側電極域(2e)から適
    当な間隔をあけて適当な幅で露出して背面側電極層(2
    d)に導通する背面側電極域(2f)を形成して、その
    EL面発光体(2)の各層を前記背面側電極域(2f)
    の含む面に所望形状の文字、シンボル、図形、絵、象形
    像等のポジティブ形状に形成した複数の形成体を一体的
    に連結して、且つ各形成体間の背面側電極域(2f)の
    電極部分を互いに分離して形成し、この形成したEL面
    発光体(2C)の各形成体の共通電極となる表面側電極
    域(2e)の電極面に導電線(6a)と、各分離した背
    面側電極域(2f1)(2f2)・・・(2fn)の各
    電極面に導電線(6b1)(6b2)・・・(6bn)
    をそれぞれ接続し、この形成したEL面発光体(2C)
    全体を少なくとも発光面を含む面が透光性でなる樹脂体
    (3:3a,3b)で内包し、前記導電線(6a)、
    (6b1)(6b2)・・・(6bn)のもう一方の各
    端部を内包した樹脂体(3:3a,3b)から突出して
    形成したことを特徴とするELの装飾ユニット体。
  4. 【請求項4】 前記導電線(6b1)(6b2)・・・
    (6bn)を前記樹脂体(3:3a,3b)内で一括接
    続して内包し、その一括接続した導電線(6b)の端部
    を内包した樹脂体(3:3a,3b)から突出して形成
    した請求項3項記載のELの装飾ユニット体。
  5. 【請求項5】 前記形成したELの装飾ユニット体の導
    電線(6a)(6b)又は(6a)(6b1)(6b
    2)・・・(6bn)の突出部分に、外部コネクタと挿
    脱して嵌合する嵌合部(3c)又はコネクタハウジング
    (8a)を設けて形成した請求項1〜4のいずれか1項
    に記載のELの装飾ユニット体。
  6. 【請求項6】 前記形成したELの装飾ユニット体の突
    出する導電線(6a)(6b)又は(6a)(6b1)
    (6b2)・・・(6bn)に所要数の接続線(7)を
    それぞれ接続し、その接続線(7)のもう一端にコネク
    タ(8)を接続し、そのELの装飾ユニット体の発光面
    側を少なくとも厚さ3mm以上の透光性板部材(4)で
    覆い、且つ裏面側を同体の透光性板部材(4)で覆うか
    又は別体の板部材(5)で覆って一体的に固設してなる
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のELの装飾ユニッ
    ト体。
  7. 【請求項7】 透光性の表面側電極層(2a)と発光層
    (2b)と誘電層(2c)と背面側電極層(2d)を少
    なくとも積層してなるEL面発光体(2)の各層を、所
    望形状の文字、シンボル、図形、絵、象形像等のポジテ
    ィブ形状に形成した複数の形成体にして、その少なくと
    も片側の表面側電極層(2a)又は背面側電極層(2
    d)を共通電極にして一体的に連結して形成し、この形
    成したEL面発光体(2A)の表面側電極層(2a)と
    背面側電極層(2d)の各電極面に接続線(7)をそれ
    ぞれ所要数接続し、その接続線(7)のもう一端にコネ
    クタ(8)を接続し、そのEL面発光体(2A)の発光
    面側を少なくとも厚さ3mm以上の透光性板部材(4)
    で覆い、且つ裏面側を同体の透光性板部材(4)で覆う
    か又は別体の板部材(5)で覆って一体的に固設したこ
    とを特徴とするELの装飾ユニット体。
  8. 【請求項8】 透光性の表面側電極層(2a)と発光層
    (2b)と誘電層(2c)と背面側電極層(2d)を少
    なくとも積層してなるEL面発光体の非発光面側に、適
    当な幅で露出して表面側電極層(2a)に導通する表面
    側電極域(2e)と、その表面側電極域(2e)から適
    当な間隔をあけて適当な幅で露出して背面側電極層(2
    d)に導通する背面側電極域(2f)を形成して、その
    EL面発光体(2)の各層を前記表面側電極域(2e)
    の含まない面に所望形状の文字、シンボル、図形、絵、
    象形像等のポジティブ形状に形成した複数の形成体を一
    体的に連結して形成し、この形成したEL面発光体(2
    B)の各形成体の共通電極となる表面側電極域(2e)
    と背面側電極域(2f)の各電極面に接続線(7)をそ
    れぞれ接続し、その接続線(7)のもう一端にコネクタ
    (8)を接続し、このEL面発光体(2B)の発光面側
    を少なくとも厚さ3mm以上の透光性板部材(4)で覆
    い、且つ裏面側を同体の透光性板部材(4)で覆うか又
    は別体の板部材(5)で覆って一体的に固設したことを
    特徴とするELの装飾ユニット体。
  9. 【請求項9】 透光性の表面側電極層(2a)と発光層
    (2b)と誘電層(2c)と背面側電極層(2d)を少
    なくとも積層してなるEL面発光体の非発光面側に、適
    当な幅で露出して表面側電極層(2a)に導通する表面
    側電極域(2e)と、その表面側電極域(2e)から適
    当な間隔をあけて適当な幅で露出して背面側電極層(2
    d)に導通する背面側電極域(2f)を形成して、その
    EL面発光体(2)の各層を前記背面側電極域(2f)
    の含む面に所望形状の文字、シンボル、図形、絵、象形
    像等のポジティブ形状に形成した複数の形成体を一体的
    に連結して、且つ各形成体間の背面側電極域(2f)の
    電極部分を互いに分離して形成し、この形成したEL面
    発光体(2C)の各形成体の共通電極となる表面側電極
    域(2e)の電極面と、各分離した背面側電極域(2f
    1)(2f2)・・・(2fn)の各電極面に所要数の
    接続線(7)をそれぞれ接続し、その接続線(7)のも
    う一端にコネクタ(8)を接続し、この形成したEL面
    発光体(2C)の発光面側を少なくとも厚さ3mm以上
    の透光性板部材(4)で覆い、且つ裏面側を同体の透光
    性板部材(4)で覆うか又は別体の板部材(5)で覆っ
    て一体的に固設したことを特徴とするELの装飾ユニッ
    ト体。
  10. 【請求項10】 前記導電線(6)が透明導電膜体
    (9)でなる請求項1〜6のいずれか1項に記載のEL
    の装飾ユニット体。
  11. 【請求項11】 前記接続線(7)が透明導電膜体
    (9)でなる請求項6〜9のいずれか1項に記載のEL
    の装飾ユニット体。
  12. 【請求項12】 前記ELの装飾ユニット体(1)にお
    いて、発光像面から透光性板部材(4)の上面までの距
    離をa、発光像面の最端から側面までの距離をb、透光
    性板部材(4)の屈折率をn、とすると、 b/a > 1/√(nの2乗−1) の式が成り立つ透光性板部材(4)で構成した請求項
    6,7,8又は9項記載のELの装飾ユニット体。
  13. 【請求項13】 前記一体的に固設したELの装飾ユニ
    ット体(1)が、水平面上に立ち、その転倒角度が10
    °まで倒れない重心で構成した請求項6〜12のいずれ
    か1項に記載のELの装飾ユニット体。
  14. 【請求項14】 前記ELの装飾ユニット体(1)の底
    面又は側面に係着材(10)を具備した請求項1〜13
    のいずれか1項に記載のELの装飾ユニット体。
  15. 【請求項15】 前記ELの装飾ユニット体(1)の底
    部に載置台(11)を設けた請求項1〜14のいずれか
    1項に記載のELの装飾ユニット体。
  16. 【請求項16】 前記透光性板部材(4)、板部材
    (5)、載置台(11)のいずれか内部に前記EL面発
    光体を発光させる駆動回路(13)、又は駆動回路(1
    3)及び電池ボックスを設け、外部から供給される電源
    (12)や前記電池ボックスに収納する電池(12a)
    によって駆動回路(13)を駆動し発光させる構成にし
    た請求項6〜15のいずれか1項に記載のELの装飾ユ
    ニット体。
  17. 【請求項17】 前記EL面発光体(2C)の片側の背
    面側電極域(2f)の電極部分を個々に分離した複数の
    形成体(2C1)(2C2)・・・(2Cn)にそれぞ
    れ所定のタイミングで給電する電子制御回路(16)を
    前記駆動回路(13)と接続し、各分離した形成体をそ
    れぞれ所定のタイミングの信号で点灯するようにした請
    求項16項記載のELの装飾ユニット体。
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