JP2009165114A - 負荷駆動装置 - Google Patents

負荷駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009165114A
JP2009165114A JP2008312947A JP2008312947A JP2009165114A JP 2009165114 A JP2009165114 A JP 2009165114A JP 2008312947 A JP2008312947 A JP 2008312947A JP 2008312947 A JP2008312947 A JP 2008312947A JP 2009165114 A JP2009165114 A JP 2009165114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
power supply
driving device
load driving
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008312947A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5266030B2 (ja
JP2009165114A5 (ja
Inventor
Akihiro Nakahara
明宏 中原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Electronics Corp
Original Assignee
NEC Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Electronics Corp filed Critical NEC Electronics Corp
Priority to JP2008312947A priority Critical patent/JP5266030B2/ja
Publication of JP2009165114A publication Critical patent/JP2009165114A/ja
Publication of JP2009165114A5 publication Critical patent/JP2009165114A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5266030B2 publication Critical patent/JP5266030B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/08Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage
    • H03K17/082Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit
    • H03K17/0822Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit in field-effect transistor switches
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/06Modifications for ensuring a fully conducting state
    • H03K17/063Modifications for ensuring a fully conducting state in field-effect transistor switches

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】従来の負荷駆動装置は、電源逆接続時に確実に出力トランジスタを確実にオン状態とすることできなかった。
【解決手段】本発明にかかる負荷駆動装置1は、第1、第2の電源ライン間に直列に接続された出力トランジスタT1及び負荷11と、第1、第2の電源ライン間に接続される電源の極性が逆になった場合に出力トランジスタT1をオン状態とし、出力トランジスタT1のゲートと第2の電源ライン間に接続される保護トランジスタMN1と、保護トランジスタMN1のバックゲートに電圧を供給する配線上に配置される抵抗R1と、を有するものである。
【選択図】図2

Description

本発明にかかる負荷駆動装置は、特に負荷への電力供給を制御する出力トランジスタを有する負荷駆動装置に関する。
機能回路や動力装置などの負荷に電源からの電力を供給する負荷駆動装置が多く用いられている。この負荷駆動装置は、電源と負荷の間に接続され、スイッチとなる出力トランジスタを有する。そして、出力トランジスタの導通状態に応じて負荷への電力の供給又は供給する電力の遮断を行う。負荷駆動装置は、ハイサイドスイッチと呼ばれることもある。このような負荷駆動装置の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されている負荷駆動装置100の回路図を図17に示す。図17に示すように、負荷駆動装置100は、ドライバ回路102、スイッチング用N型MOSFET(T101)、制御用N型MOSFET(T102)を有する。制御用N型MOSFET(T102)は、スイッチング用N型MOSFET(T101)のゲートとグランドとの間に設けられる。そして、制御用N型MOSFET(T102)は、ドライバ回路102より出力される駆動信号s2によりオン、オフ動作する。制御用N型MOSFET(T102)がオフのときには、ドライバ回路102より出力される駆動信号s1がハイレベル信号を出力することでスイッチング用N型MOSFET(T101)はオンとなり、負荷101に電力を供給する。一方、制御用N型MOSFET(T102)がオンのときには、スイッチング用N型MOSFET(T101)のゲートがグランドに接地されるので、スイッチング用N型MOSFET(T101)がオフとなるように制御され、負荷101への供給電力を遮断する。
また、制御用N型MOSFET(T102)は寄生ダイオードD102を備える。寄生ダイオードD102は、アノードがグランド側、カソードがスイッチング用N型MOSFET(T101)のゲート側に接続されるので、直流電源103を逆接続した場合でも、寄生ダイオードD2が存在することにより、スイッチング用N型MOSFET(T101)のゲートに電源103より電圧が印加されるため、スイッチング用N型MOSFET(T101)はオンとなる。そのため、スイッチング用N型MOSFET(T101)の寄生ダイオードD101に逆接続電流が流れることはなく、寄生ダイオードD101の発熱を防止できる。つまり、負荷駆動装置100では、電源103の逆接続時におけるスイッチング用N型MOSFET(T101)及びその他の回路部品の損傷を防止することができる。
特開2007−19812号公報
負荷駆動装置の出力トランジスタとして用いられるスイッチング用N型MOSFETは、高い電流能力を実現するために、N型半導体基板上に形成された縦型構造を有するN型MOSトランジスタが多く用いられる。また、負荷駆動装置の実装面積を縮小するために、制御用N型MOSFET(T102)をスイッチング用N型MOSFET(T101)と同一の半導体基板上に形成することが好ましい。
しかしながら、このような構成において、負荷駆動装置100を実現した場合、電源の逆接続時に、制御用N型MOSFET(102)のドレインをコレクタとし、バックゲートをベースとし、N型半導体基板をエミッタとする寄生トランジスタQ102が形成される。この寄生トランジスタQ102よる問題を説明する図を図18に示す。図18は、負荷駆動装置100の制御用N型MOSFET(T102)及びスイッチング用N型MOSFET(T101)をN型半導体基板上に形成したものを示す。また、図18では、電源103の極性が正常時に対して逆になった接続状態を示している。
図18に示すように、電源103の逆接続が発生した場合、N型半導体基板に電源103の負極側電圧VSSが供給され、正常接続時に接地電圧が供給される接地端子GNDに電源103の正極側電圧VBが供給される。このような状態では、寄生トランジスタQ102がオンするため、寄生ダイオードD102を介してスイッチング用N型MOSFET(T101)のゲートに供給される電荷は、寄生トランジスタQ102によって引き抜かれる。そのため、スイッチング用N型MOSFET(T101)のゲートの電圧は、電源逆接続時においても接地電圧に近い値となる。
従って、特許文献1に記載の負荷駆動装置100では、制御用N型MOSFET(T102)をスイッチング用N型MOSFET(T101)と同様にN型半導体基板上に形成した場合、電源103の逆接続時にスイッチング用N型MOSFET(T101)をオンさせることができず、寄生ダイオードD101に過大な電流が流れる。つまり、このような場合、特許文献1に記載の負荷駆動装置100では、スイッチング用N型MOSFET(T101)の発熱による破壊を防止することができない。
本発明の一態様にかかる負荷駆動装置は、第1、第2の電源ライン間に直列に接続された出力トランジスタ及び負荷と、前記第1、第2の電源ライン間に接続される電源の極性が逆になった場合に前記出力トランジスタをオン状態とし、前記出力トランジスタのゲートと前記第2の電源ライン間に接続される保護トランジスタと、前記保護トランジスタのバックゲートに電圧を供給する配線上に配置される抵抗と、を有するものである。
また、本発明の別の態様にかかる負荷駆動装置は、一導電型の半導体基板上に素子が形成される負荷駆動装置であって、第1の電源ラインと出力端子との間に接続され、前記出力端子と第2の電源ラインとの間に接続される負荷を駆動する出力トランジスタと、前記第1、第2の電源ライン間に接続される電源の極性が逆になった場合に前記出力トランジスタをオン状態とし、前記出力トランジスタのゲートと前記第2の電源ライン間に接続される保護トランジスタと、前記保護トランジスタのバックゲートに電圧を供給する配線上に配置される拡散抵抗と、を有するものである。
本発明にかかる負荷駆動装置は、電源の逆接続が発生した場合に、抵抗又は拡散抵抗によって保護トランジスタのバックゲートに印加される電圧を低くすることができる。これにより、保護トランジスタのドレインをコレクタとし、保護トランジスタのバックゲートをベースとし、一導電型の半導体基板をエミッタとする寄生トランジスタのベース電圧が低くなるため、電源逆接続時においてもこの寄生トランジスタをオフ状態とすることができる。つまり、寄生トランジスタをオフ状態とし、保護トランジスタを有効に動作させることができる。これにより、本発明にかかる負荷駆動装置は、保護トランジスタが一導電型の半導体基板上に形成される場合であっても、電源逆接続時に出力トランジスタをオンさせ、出力トランジスタの発熱を抑制することができる。
本発明にかかる負荷駆動装置によれば、電源逆接続時においても出力トランジスタの発熱を抑制して負荷駆動装置の破壊を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に本発明に至る前の構想にかかる負荷駆動装置1の回路図を示す。図1に示すように、負荷駆動装置1は、電源10、負荷11、ドライバ回路12、逆接続保護回路13、出力トランジスタT1、電源端子PWR、接地端子GND、出力端子OUTを有する。以下の説明では、電源端子PWRには、第1の電源ラインが接続され、接地端子GNDには第2の電源ラインが接続されるものとする。
電源10は、電源端子PWRと接地端子GNDとの間に接続される。そして、正常接続時には、電源10は、電源端子PWRに正極側電圧VBを供給し、接地端子GNDに負極側電圧VSSを供給する。負荷11は、出力端子OUTと接地端子GNDとの間に接続される。負荷11は、例えば機能回路や動力装置などであって、負荷駆動装置1において電力の供給先となるものである。
ドライバ回路12は、負荷駆動装置1の制御装置である。ドライバ回路12は、出力トランジスタT1のゲートに制御信号S1を供給し、逆接続保護回路13に制御信号S2を供給する。この構想においては、制御信号S1、S2は、互いに逆相となる信号であるものとする。ドライバ回路12は、制御信号S1、S2によって出力トランジスタT1の導通状態を制御する。
逆接続保護回路13は、出力トランジスタT1のゲートと接地端子GNDとの間に接続され、ドライバ回路12によって制御される。逆接続保護回路13は、制御信号S2がハイレベルの状態で出力トランジスタT1のゲートから電荷の引き抜きを行う。また制御信号S2がロウレベルの状態ではオフ状態となり、出力トランジスタT1のゲートから電荷の引き抜きは行わない。
より具体的には、逆接続保護回路13は、保護トランジスタMN1及び抵抗(第1の抵抗、例えば、拡散抵抗R1)を有する。保護トランジスタMN1は、一導電型(例えば、N型)の半導体基板に形成されるN型MOSトランジスタである。保護トランジスタMN1は、ドレインが出力トランジスタT1のゲートに接続され、ゲートに制御信号S2が入力され、ソースが接地端子GNDに接続される。なお、この構想においては、保護トランジスタMN1を用いて正常動作時における出力トランジスタT1のゲートからの放電動作も行う。拡散抵抗R1は、N型半導体基板上に他導電型(例えば、P型)の拡散領域を用いて形成される。例えば、拡散抵抗R1は、両端に不純物濃度の高いP+拡散領域によって抵抗の接続端子を形成し、その接続端子間を接続する不純物濃度の低いP−拡散領域で抵抗部分を形成する。拡散抵抗R1は、一方の端子が保護トランジスタMN1のバックゲートに接続され、他方の端子が接地端子GNDに接続される。
出力トランジスタT1は、ドレインが電源端子PWRに接続され、ソースが出力端子OUTに接続され、ゲートに制御信号S1が供給される。出力トランジスタT1は、制御信号S1がハイレベルの状態でオン状態となり、制御信号S1がロウレベルの状態でオフ状態となる。
次に、電源が正常に接続されている場合における負荷駆動装置1の動作について説明する。まず、制御信号S1がハイレベルであり、制御信号S2がロウレベルである場合、出力トランジスタT1はオン状態となる。そのため、負荷11には電源10が出力する正極側電圧VBが電力として供給される。一方、制御信号S1がロウレベルであり、制御信号S2がハイレベルである場合、出力トランジスタT1はオフ状態となる。そのため、負荷11には電源10からの電力が供給されず、出力端子OUTの電圧はほぼ0Vとなる。なお、負荷駆動装置1の通常時の動作において保護トランジスタMN1のバックゲートにはほとんど電流が流れない。そのため、保護トランジスタMN1のバックゲートには、拡散抵抗R1を介してであっても、電源10の負極側電圧VSSとほぼ同じ電圧が印加される。
続いて、電源10が逆接続された場合における負荷駆動装置1について説明する。電源10が逆接続された場合、逆接続保護回路13を構成する素子において寄生素子が形成され、その寄生素子を経由して出力トランジスタT1のゲートに電荷が流れ込む。電源10が逆接続された場合における負荷駆動装置1の回路図を図2に示す。
図2に示すように、電源10が逆接続された場合、接地端子GNDに電源10の正極側電圧VBが印加され、電源端子PWRに電源10の負極側電圧VSSが印加される。これにより、逆接続保護回路13には、寄生素子として、寄生ダイオードD1、D1a、D1b、寄生トランジスタQ1が形成される。
寄生ダイオードD1は、保護トランジスタMN1のバックゲートをアノードとし、保護トランジスタMN1において出力トランジスタT1のゲートに接続される側の拡散領域をカソードとする。つまり、寄生ダイオードD1は、保護トランジスタMN1のバックゲートにアノードが接続され、出力トランジスタT1のゲートにカソードが接続される。
寄生ダイオードD1aは、寄生ダイオードD1aは、アノードが拡散抵抗R1の接地端子GND側の端子に接続され、カソードが電源端子PWRに接続される。寄生ダイオードD1bは、アノードが拡散抵抗R1の保護トランジスタMN1のバックゲート側の端子に接続され、カソードが電源端子PWRに接続される。寄生トランジスタQ1は、コレクタが保護トランジスタMN1のドレインに接続され、ベースが保護トランジスタMN1のバックゲートに接続され、エミッタが電源端子PWRに接続される。
この寄生素子についてより具体的に説明するために、逆接続保護回路13と出力トランジスタT1の断面図を図3に示す。図3に示す断面図では、逆接続保護回路13と出力トランジスタT1とが1つのN型半導体基板に形成される例を示す。
図3に示すように、拡散抵抗R1は、N型半導体基板上にP型の拡散領域を用いて形成される。図3に示す例では、拡散抵抗R1は、両端に不純物濃度の高いP+拡散領域によって抵抗の接続端子を形成し、その接続端子間を接続する不純物濃度の低いP−拡散領域で抵抗部分が形成される。保護トランジスタMN1は、N型半導体基板上にP型半導体領域で形成されるPウェル(以下、場合に応じて保護トランジスタMN1のバックゲートと称す)を有する。そして、Pウェル上にP+拡散領域とN+拡散領域を有する。P+拡散領域は、Pウェルへの電位供給端子となり、保護トランジスタMN1のバックゲート電圧をPウェルに与える。N+拡散領域は、保護トランジスタMN1のソース又はドレイン領域を形成する。そして、N型半導体基板の上層であって、2つのN+拡散領域に跨る領域には、ゲート酸化膜を介してゲート電極が形成される。
出力トランジスタT1は、N型半導体基板上にP型半導体で形成されるP−Body領域(以下、場合に応じて出力トランジスタT1のバックゲートと称す)を有する。そしてP−Body領域上にN+拡散領域とP+拡散領域を有する。このN+拡散領域は、出力トランジスタT1のソースとなる。そして、分離して形成されるP−Body領域のそれぞれに形成されるN+拡散領域に跨る領域には、ゲート酸化膜を介してゲート電極が形成される。なお、出力トランジスタT1はN型半導体基板をドレインとして利用するものである。P−Body領域に形成されるP+拡散領域は、P−Body領域にバックゲート電圧を供給するものである。
そして、寄生ダイオードD1は、保護トランジスタMN1のバックゲートと保護トランジスタMN1において出力トランジスタT1のゲートに接続される側のN+拡散領域との間に形成される。このとき、寄生ダイオードD1は、P型半導体で形成されるバックゲートをアノードとし、N型半導体で形成されるN+拡散領域をカソードとする。寄生トランジスタQ1は、保護トランジスタMN1のバックゲートをベースとし、N型半導体基板をエミッタとし、保護トランジスタMN1において出力トランジスタT1のゲートに接続される側のN+拡散領域をコレクタとして形成される。寄生ダイオードD1aは、拡散抵抗R1において接地端子GND側に接続されるP+拡散領域をアノードとし、N型半導体基板をカソードとして形成される。寄生ダイオードD1bは、拡散抵抗R1において保護トランジスタMN1のバックゲートに接続される側のP+拡散領域をアノードとし、N型半導体基板をカソードとして形成される。
ここで、電源10を逆接続した場合における負荷駆動装置1の動作について説明する。電源10の逆接続時には、拡散抵抗R1及び寄生ダイオードD1を介して出力トランジスタT1のゲートに電荷が流れ込む。この構想では、このとき寄生ダイオードD1a及びD1bにも電流が流れる。そこで、寄生ダイオードD1a及びD1bに電流が流れた場合に寄生ダイオードD1a及びD1bのカソード側に発生する電圧について説明する。図4に寄生ダイオードD1a及びD1bに流れる電流と寄生ダイオードD1a及びD1bのアノード側に発生する電圧との関係を示すグラフを示す。
図4では、寄生ダイオードD1aのアノード側のノードをNaで示し、寄生ダイオードD1bのアノード側のノードをNbで示した。なお、ノードNbには寄生トランジスタQ1のベースが接続される。また、寄生ダイオードD1a及びD1bのカソードは、寄生トランジスタQ1のエミッタと共通の領域に接続される。そのため、寄生ダイオードD1bのアノードとカソードの間に発生する電圧は、寄生トランジスタQ1のベースとエミッタ間の電圧となる。
図4に示すように、電源10が逆接続された場合、寄生ダイオードD1aに電流が流れる。また、寄生ダイオードD1bには拡散抵抗R1を介して電流が流れる。そのため、ノードNbの電圧は、拡散抵抗R1と流れる電流によりノードNaの電圧よりも低くなる。図4に示す例では、ノードNaの電圧は正極側電圧VB程度であるのに対して、ノードNbの電圧は0.5V程度となっている。ここで、寄生トランジスタQ1の閾値電圧は0.5Vよりも高い。つまり、ノードNbの電圧が0.5V程度では、寄生トランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧は閾値電圧を超えることはできない。そのため、この構想では、寄生トランジスタQ1は、電源10が逆接続された場合であっても、オフ状態を維持する。
従って、本構想では、拡散抵抗R1及び寄生ダイオードD1を介して出力トランジスタT1のゲートに流れ込む電荷が寄生トランジスタQ1によって引き抜かれることがない。しかしながら、電源10の逆接続時には、出力トランジスタT1のゲート電圧は寄生ダイオードD1を介して供給されるため、ゲート電圧は、最大で0.5V程度となるノードNbの電圧より高くならない。そのため、出力トランジスタT1はON状態にならない。すなわち、本構想では、電源10の逆接続時の出力トランジスタT1の過熱を防止することができない。そこで、本発明者は、別の解決方法を考案した。
実施の形態1
上記で言及した構想にかかる負荷駆動装置1においては、電源10の逆接続時は、保護トランジスタMN1はオン状態とならない。またさらに上記の構想では、以下に示すような考慮すべき点がある。負荷11の接地電圧が負荷駆動装置1の接地端子GNDから供給される。そのため、電源が正常に接続され、かつ、電源がオフ状態において、逆接続保護回路13によって出力トランジスタT1のゲートの電荷を引き抜くことで出力トランジスタT1のソース・ゲート間の電圧を実質的に同じにして出力トランジスタT1をオフ状態とすることができた。しかしながら、負荷11は、負荷駆動装置とは離れた場所から接地電圧が供給される場合がある。このような場合、負荷駆動装置の接地端子GNDから供給される接地電圧と負荷11の接地電圧とに差が生じる場合がある。このように接地電圧に差が生じた場合、負荷駆動装置1の構成では、出力トランジスタT1のソース・ゲート間電圧を出力トランジスタT1がオフ状態となるほど小さくすることができず、出力トランジスタT1のオフ状態を確実に制御できない問題がある。
そこで、実施の形態1にかかる負荷駆動装置2では、出力トランジスタT1のゲートから電荷を引き抜くゲート放電回路14を出力端子OUTと出力トランジスタT1のゲートとの間に設ける。これにより、負荷駆動装置2では、負荷11の接続形態によらず通常動作時における出力トランジスタT1のオフ状態の制御を確実に行う。また、負荷駆動装置2では、電源10の逆接続時に負荷駆動装置2を保護する逆接続保護回路15を独立して設ける。
図5に実施の形態1にかかる負荷駆動装置2の回路図を示す。図5に示すように、負荷駆動装置2は、電源10、負荷11、ドライバ回路12、ゲート放電回路14、逆接続保護回路15、バックゲート制御回路16、出力トランジスタT1、クランプダイオードD10、電流制限抵抗R10、電源端子PWR、接地端子GND、出力端子OUTを有する。
電源10は、電源端子PWRと接地端子GNDとの間に接続される。そして、正常接続時には、電源10は、電源端子PWRに正極側電圧VBを供給し、接地端子GNDに負極側電圧VSSを供給する。負荷11は、出力端子OUTと接地端子GNDとの間に接続される。負荷11は、例えば、機能回路や動力装置等であって、負荷駆動装置2において電力の供給先となるものである。
ドライバ回路12は、負荷駆動装置2の制御装置である。ドライバ回路12は、出力トランジスタT1のゲートに制御信号S1を供給し、ゲート放電回路14に制御信号S2を供給する。この実施の形態においては、制御信号S1、S2は、互いに逆相となる信号であるものとする。ドライバ回路12は、制御信号S1、S2によって出力トランジスタT1の導通状態を制御する。
出力トランジスタT1は、ドレインが電源端子PWRに接続され、ソースが出力端子OUTに接続され、ゲートに制御信号S1が供給される。出力トランジスタT1は、制御信号S1がハイレベルの状態でオン状態となり、制御信号S1がロウレベルの状態でオフ状態となる。
ゲート放電回路14は、出力トランジスタT1のゲートと出力端子OUTとの間に接続され、ドライバ回路12によって制御される。ゲート放電回路14は、制御信号S2がハイレベルの状態で出力トランジスタT1のゲートから電荷の引き抜きを行う。また制御信号S2がロウレベルの状態ではオフ状態となり、出力トランジスタT1のゲートから電荷の引き抜きは行わない。
より具体的には、ゲート放電回路14は、放電トランジスタMN2及び第2の抵抗(例えば、拡散抵抗R2)を有する。放電トランジスタMN2は、N型半導体基板に形成されるN型MOSトランジスタである。放電トランジスタMN2は、ドレインが出力トランジスタT1のゲートに接続され、ゲートに制御信号S2が入力され、ソースが出力端子OUTに接続される。拡散抵抗R2は、N型半導体基板上にP型の拡散領域を用いて形成される。拡散抵抗R2は、前述した構想における拡散抵抗R1と同じ構造を有する。拡散抵抗R2は、一方の端子が放電トランジスタMN2のバックゲートに接続され、他方の端子が出力端子OUTに接続される。
逆接続保護回路15は、出力トランジスタT1のゲートと接地端子GNDとの間に接続される。逆接続保護回路15は、保護トランジスタMN3及び抵抗(第1の抵抗、例えば、拡散抵抗R3)を有する。保護トランジスタMN3は、ソース/ドレインの一方が出力トランジスタT1のゲートに接続され、ソース/ドレインの他方が接地端子GNDに接続され、ゲートがソース/ドレインの他方と接続される。つまり、電源10の正常時には保護トランジスタMN3は、ダイオード接続された構成を有し、ソースがダイオードのアノード側端子となり、ドレインがダイオードのカソード側端子となる。また、保護トランジスタMN3のバックゲートは拡散抵抗R3を介してバックゲート制御回路16に接続され、電源10の逆接続時には保護トランジスタMN3は、ドレインが接地端子GND、ソースが出力トランジスタT1のゲートに接続される。
バックゲート制御回路16は、出力端子OUTと接地端子GNDとの間に設けられる。バックゲート制御回路16は、電源10が正常に接続される状態では保護トランジスタMN3のバックゲートに接地端子GNDの電圧に基づいた電圧を供給し、電源10が逆接続される状態では保護トランジスタMN3のバックゲートに電源端子PWRの電圧に基づいた電圧を供給する。バックゲート制御回路16は、第1のスイッチ部16aと第2のスイッチ部16bを有する。第1のスイッチ部16aは、本実施の形態においては導通状態となることはないが、第2のスイッチ部16bは、出力端子OUTに電源10の正極側電圧VBが供給されている状態において保護トランジスタMN3のバックゲートに電源10の負極側電圧VSSを供給する。なお、本実施の形態では、第2のスイッチ部16bは、電流制限抵抗R10を介して接地電圧に接続されるが、保護トランジスタMN3のバックゲートに流れる電流はごくわずかである。そのため、接地端子GNDから保護トランジスタMN3のバックゲートに至る経路での電圧変動は無視できる程度に小さい。
より具体的には、第1のスイッチ部16aは、NMOSトランジスタMN4、MN5を有する。NMOSトランジスタMN4とNMOSトランジスタMN5は、出力端子OUTと拡散抵抗R3との間で直列に接続される。また、NMOSトランジスタMN4のゲートとNMOSトランジスタMN5のゲートはともに電流制限抵抗R10を介して接地端子GNDに接続される。NMOSトランジスタMN4のバックゲートとNMOSトランジスタMN5のバックゲートはともにNMOSトランジスタMN4とNMOSトランジスタMN5との接続点に接続される。
第2のスイッチ部16bは、NMOSトランジスタMN6、MN7を有する。NMOSトランジスタMN6とNMOSトランジスタMN7は、拡散抵抗R3と接地端子GNDとの間に、電流制限抵抗R10を介して直列に接続される。また、NMOSトランジスタMN6のゲートとNMOSトランジスタMN7のゲートはともに出力端子OUTに接続される。NMOSトランジスタMN6のバックゲートとNMOSトランジスタMN7のバックゲートはともにNMOSトランジスタMN6とNMOSトランジスタMN7との接続点に接続される。なお、NMOSトランジスタMN7のソースは電流制限抵抗R10を介して接地端子GNDに接続される。そして、第2のスイッチ部16bは、NMOSトランジスタMN7のソースの電圧と出力端子OUTとの電圧差が0.7V(NMOSトランジスタMN7のソース・バックゲート間の寄生ダイオードの順バイアス電圧)+閾値電圧VT(NMOSトランジスタMN6の閾値電圧)以上でオンとなる。
電流制限抵抗R10とクランプダイオードD10は、接地端子GNDと電源端子PWRとの間に直列に接続される。そして、クランプダイオードD10は、アノードが電流制限抵抗R10に接続され、カソードが電源端子PWRに接続される。
次に、電源が正常に接続されている場合における負荷駆動装置2の動作について説明する。まず、制御信号S1がハイレベルであり、制御信号S2がロウレベルである場合、放電トランジスタMN2がオフ状態でとなり出力トランジスタT1はオン状態となる。そのため、負荷11には電源10が出力する正極側電圧VBが電力として供給される。一方、制御信号S1がロウレベルであり、制御信号S2がハイレベルである場合、放電トランジスタMN2がオン状態となり出力トランジスタT1のゲートから出力端子OUTに対して電化を引き抜く。そのため、出力トランジスタT1のゲート・ソース間が放電トランジスタMN2によりショートされた状態となり、出力トランジスタT1はオフ状態となる。そのため、負荷11には電源10からの電力が供給されず、出力端子OUTの電圧はほぼ0Vとなる。なお、負荷駆動装置1の通常時の動作において放電トランジスタMN2のバックゲートにはほとんど電流が流れない。そのため、放電トランジスタMN2のバックゲートには、拡散抵抗R2を介してであっても、出力端子OUTの電圧とほぼ同じ電圧が印加される。
また、電源10が正常に接続されている状態においては、接地端子GNDと出力トランジスタT1のゲート間に接続されている、ダイオード接続された保護トランジスタMN3はオンしないため、保護トランジスタMN3は無効な状態となっている。また、第2のスイッチ部16bがオン状態となるため、保護トランジスタMN3のバックゲートには拡散抵抗R3及び電流制限抵抗R10を介して接地電圧が印加される。
続いて、電源10が逆接続された場合における負荷駆動装置2について説明する。電源10が逆接続された場合、ゲート放電回路14及び逆接続保護回路15を構成する素子において寄生素子が形成されるが、その寄生素子をオフすることができ、逆接保護回路15を経由して出力トランジスタT1のゲートに電荷が流れ込む。電源10が逆接続された場合における負荷駆動装置2の回路図を図6に示す。
図6に示すように、電源10が逆接続された場合、接地端子GNDに電源10の正極側電圧VBが印加され、電源端子PWRに電源10の負極側電圧VSSが印加される。これにより、ゲート放電回路14には、寄生素子として、寄生ダイオードD2、D2a、D2b、寄生トランジスタQ2が形成される。また、逆接続保護回路15には、寄生素子として、寄生ダイオードD3、D3a、D3b、寄生トランジスタQ3が形成される。
寄生ダイオードD2は、放電トランジスタMN2のバックゲートをアノードとし、放電トランジスタMN2において出力トランジスタT1のゲートに接続される側の拡散領域をカソードとする。つまり、寄生ダイオードD2は、放電トランジスタMN2のバックゲートにアノードが接続され、出力トランジスタT1のゲートにカソードが接続される。
寄生ダイオードD2aは、アノードが拡散抵抗R2の出力端子OUT側の端子に接続され、カソードが電源端子PWRに接続される。寄生ダイオードD2bは、アノードが拡散抵抗R2の放電トランジスタMN2のバックゲート側の端子に接続され、カソードが電源端子PWRに接続される。寄生トランジスタQ2は、コレクタが放電トランジスタMN2のドレインに接続され、ベースが放電トランジスタMN2のバックゲートに接続され、エミッタが電源端子PWRに接続される。
また、寄生ダイオードD3は、保護トランジスタMN3のバックゲートをアノードとし、保護トランジスタMN3において出力トランジスタT1のゲートに接続される側の拡散領域をカソードとする。つまり、寄生ダイオードD3は、保護トランジスタMN3のバックゲートにアノードが接続され、出力トランジスタT1のゲートにカソードが接続される。
寄生ダイオードD3aは、アノードが拡散抵抗R3のバックゲート制御回路16側の端子に接続され、カソードが電源端子PWRに接続される。寄生ダイオードD3bは、アノードが拡散抵抗R3の保護トランジスタMN3のバックゲート側の端子に接続され、カソードが電源端子PWRに接続される。寄生トランジスタQ3は、コレクタが保護トランジスタMN3の出力トランジスタT1のゲート側の拡散領域に接続され、ベースが保護トランジスタMN3のバックゲートに接続され、エミッタが電源端子PWRに接続される。
この寄生素子についてより具体的に説明するために、ゲート放電回路14、逆接続保護回路15及び出力トランジスタT1の断面図を図7に示す。図7に示す断面図では、ゲート放電回路14、逆接続保護回路15及び出力トランジスタT1が1つのN型半導体基板に形成される例を示す。
図7に示すように、ゲート放電回路14及び逆接続保護回路15は、それぞれ、図3に示した逆接続保護回路13と実質的に同じ構造を有する素子によって形成される。また、出力トランジスタT1は、図3に示した出力トランジスタT1と同じものである。
ここで、電源10を逆接続した場合における負荷駆動装置2の動作について説明する。電源10の逆接続時には、正極側電圧VBが保護トランジスタMN3のゲートに印加される。これによって、保護トランジスタMN3はオン状態となる。しかしながら、出力トランジスタT1がオン状態となる前に、遷移期間がある。この遷移期間の間、出力端子OUTにおける電圧は、正極側電圧VBとなって、そして、出力トランジスタT1に形成される寄生ダイオードのフォワード電圧(0.7V程度)となる。なぜならば、出力トランジスタT1の寄生ダイオードが、一時的に順方向にバイアスされるからである。その後、出力トランジスタT1は、オン状態となり、出力端子OUTにおける電圧は0V程度になる。
電源10の逆接続時には、保護トランジスタMN3がオン状態となる前に、電荷は、一時的に拡散抵抗R2及び寄生ダイオードD2を介して出力トランジスタT1のゲートに流れる。以下に、電流が寄生ダイオードD2a及びD2bを通って流れる際に寄生ダイオードD2a及びD2bのカソード側で発生する電圧について説明する。
図6では、寄生ダイオードD2aのアノード側のノードはNcによって示され、寄生ダイオードD2bのアノード側のノードは、Ndによって示される。寄生トランジスタQ2のベースは、ノードNdに接続されている。寄生ダイオードD2a及びD2bのカソードは、寄生トランジスタQ2のエミッタと共通の領域に接続される。そのため、寄生ダイオードD2bのアノードとカソードの間に発生する電圧は、寄生トランジスタQ2のベースとエミッタの間の電圧となる。
図6に示すように、電源10の逆接続時においては、寄生ダイオードD2aを介して電流が流れる。さらに、拡散抵抗R2を経由して寄生ダイオードD2aを介して電流が流れる。そのため、ノードNdの電圧は、拡散抵抗R2及び拡散抵抗R2を流れる電流によって決まるノードNcの電圧よりも低くなる。ノードNcの電圧は、正極側電圧VB程度となるが、ノードNdの電圧は、拡散抵抗R2の電圧降下によって0.5V程度となる。寄生トランジスタQ2の閾値電圧は、0.5Vより高い。これは、ノードNdの電圧が0.5V程度のときは、寄生トランジスタQ2のベース−エミッタ間電圧がこの閾値電圧を超えられないことを意味している。そのため、本実施の形態では、寄生トランジスタQ2を介する出力トランジスタのゲートと電源端子PWRの間の電流経路が形成されない。
これにより、保護トランジスタMN3を介して出力トランジスタT1のゲートに流れ込む電荷は、寄生トランジスタQ2によって引き抜かれない。従って、保護トランジスタMN3が出力トランジスタT1のゲートに電荷を供給することができれば、出力トランジスタT1はオン状態となる。
一方、本実施の形態では、クランプダイオードD10が順方向バイアスされるため、電流制限抵抗R10及びクランプダイオードD10を介して接地端子GNDから電源端子PWRに電流が流れる。つまり、電流制限抵抗R10とクランプダイオードD10の間のノードにはクランプダイオードD10のダイオード電圧(例えば、約0.7V)が発生する。第1のスイッチ部16aの閾値電圧は、0.7V程度のダイオード電圧よりも高く、第1のスイッチ部16aはオフ状態を維持する。
出力端子OUTに印加される電圧が、第2のスイッチ部16bの閾値電圧以上であれば、第2のスイッチ部16bはオン状態となり、拡散抵抗R2及び寄生ダイオードD2a、D2bと同様に、拡散抵抗R3の電圧降下によって0.7V程度のダイオード電圧がノードNe(寄生ダイオードD3aのアノード側のノード)に供給される。この場合、拡散抵抗R2と寄生ダイオードD2a、D2bと同様に、拡散抵抗R3の電圧降下によって、最大でも0.5V程度の電圧が、ノードNf(寄生ダイオードD3のアノード側のノード)に供給される。その結果、寄生トランジスタQ3は、オン状態とならない。したがって、保護トランジスタMN3を介して出力トランジスタT1のゲートに流れ込む電荷は、寄生トランジスタQ3によって引き抜かれない。
出力端子OUTに供給される電圧が第2のスイッチ部16bの閾値電圧よりも低いときは、第2のスイッチ部16bはオフ状態となる。つまり、バックゲート制御回路16の第1のスイッチ部16a及び第2のスイッチ部16bはともにオフ状態となる。したがって、出力端子OUTとクランプダイオードD10のアノードの間の電圧である、最大でも0.7V程度の電圧が、寄生ダイオードD3aのアノードに供給される。しかしながら、拡散抵抗R3の電圧降下により、寄生ダイオードD3bのアノードには最大でも0.5V程度の電圧が発生するため、寄生トランジスタQ3はオン状態とならない。これにより、保護トランジスタMN3を介して出力トランジスタT1のゲートに流れ込む電荷は、寄生トランジスタQ3によって引き抜かれない。
電源10の逆接続状態では、最大でも0.5V程度の電圧が保護トランジスタMN3のバックゲートに印加される。そのため、保護トランジスタMN3は、バックゲート電圧が基本的にロウレベルである。電源10の逆接続時には、保護トランジスタMN3の接地電位GNDには出力トランジスタT1のゲート電圧よりも高電位が印加されるため、保護トランジスタMN3は正常な導通状態になる。従って、本実施の形態では、接地端子GNDに印加された電源10の正極側電圧VBから保護トランジスタMN3で発生するオン電圧を差し引いた電圧が出力トランジスタT1のゲートに印加され、出力トランジスタT1がオン状態となる。そして、出力トランジスタT1は、オン状態を維持する。
出力トランジスタT1がオン状態のときは、実質的に0Vに等しい電圧が出力端子OUTに供給される。ノードNdの電圧は、実質的に0Vよりも低く、寄生抵抗Q2のオフ状態は維持される。さらに、ノードNeに供給される電圧は、クランプダイオードD10のアノードに供給される0.7V程度のダイオード電圧よりも低く維持され、ノードNfに供給される電圧は0.5V程度を維持する。これにより、寄生トランジスタQ3のオフ状態が維持される。
また、放電トランジスタMN2に形成される寄生トランジスタQ2は、拡散抵抗R2及び拡散抵抗R2の寄生ダイオードD2a、D2bにより、オフ状態を維持する。さらに、保護トランジスタMN3に形成される寄生トランジスタQ3は、拡散抵抗R3及び拡散抵抗R3の寄生ダイオードD3a、D3bにより、オフ状態を維持する。
従って、本実施の形態では、電源10の逆接続時にダイオード接続される保護トランジスタMN3が順方向にバイアスされる。これにより、保護トランジスタMN3がMOSスイッチとしてオン動作して、動作して、電源10の逆接続時に出力トランジスタT1のゲート電圧は電源10の正極側電圧VBに近い値となる。そして、出力トランジスタT1はオン状態となる。また、電源10の逆接続時に形成される寄生トランジスタQ2、Q3は、それぞれ電源10の逆接続時にオフ状態を維持するため、寄生トランジスタQ2、Q3によって出力トランジスタT1がオフ状態となることはない。
上記説明より、実施の形態1における負荷駆動装置2は、出力トランジスタT1のゲートと出力端子OUTとの間にゲート放電回路14を有する。これにより、負荷駆動装置2では、負荷11の接地電圧と負荷駆動装置2の接地端子GNDとに電圧差がある場合であっても、通常動作時に出力トランジスタT1のオフする場合において出力トランジスタT1のソース・ゲート間をショートし、出力トランジスタT1のオフ状態を確実に制御することができる。つまり、負荷駆動装置2では、負荷11の接続形態によらず通常動作時における出力トランジスタT1のオフ状態の制御を確実に行うことができる。
また、放電トランジスタMN2とともに拡散抵抗R2を設け、保護トランジスタMN3とともに拡散抵抗R3を設けることで、前述した構想と同様に、電源10の逆接続時において寄生トランジスタQ2、Q3のオフ状態を維持することができる。これにより、負荷駆動装置2では、電源10の逆接続時に接地端子GNDと出力トランジスタT1との間でMOSスイッチとして保護トランジスタMN3を確実に機能させることができる。つまり、負荷駆動装置2では、電源10の逆接続時に保護トランジスタMN3を介して出力トランジスタT1をオン状態とし、負荷駆動装置2の過熱による破壊を防止することができる。
実施の形態2
実施の形態2にかかる負荷駆動装置3の回路図を図8に示す。図8に示すように、負荷駆動装置3は、実施の形態1におけるゲート放電回路14及び逆接続保護回路15の変形例を示すゲート放電回路14a及び逆接続保護回路15aを有する。負荷駆動装置3において負荷駆動装置2と同様のものについては、負荷駆動装置2と同じ符号を付して説明を省略する。
ゲート放電回路14aは、ゲート放電回路14に対して拡散抵抗R2と並列に接続されるダイオードD4が追加されている。また、逆接続保護回路15aは、逆接続保護回路15に対して拡散抵抗R3と並列に接続されるダイオードD5が追加されている。ダイオードD4及びD5は、電源10が正常に接続されている場合においては、順方向にバイアスされることはない。そのため、電源10が正常に接続されている場合における負荷接続回路3の動作は負荷駆動装置2と実質的に同じものとなる。
次に、電源10が逆接続された場合における負荷駆動装置3について説明する。電源10が逆接続された場合、上記実施の形態と同様に寄生素子が形成される。そこで、電源10が逆接続された場合における負荷駆動装置3の回路図を図9に示す。図9に示すように、負荷駆動装置3では、ダイオードD4の追加に伴い寄生トランジスタQ4が形成される。寄生トランジスタQ4は、ベースがダイオードD4のアノードに接続され、コレクタがダイオードD4のカソードに接続され、エミッタが電源端子PWRに接続される。また、ダイオードD5の追加に伴い寄生トランジスタQ5が形成される。寄生トランジスタQ5は、ベースがダイオードD5のアノードに接続され、コレクタがダイオードD5のカソードに接続され、エミッタが電源端子PWRに接続される。
この寄生素子についてより具体的に説明するために、ゲート放電回路14a、逆接続保護回路15a及び出力トランジスタT1の断面図を図10に示す。図10に示す断面図では、ゲート放電回路14a、逆接続保護回路15a及び出力トランジスタT1が1つのN型半導体基板に形成される例を示す。
図10に示すように、ダイオードD4は、ゲート放電回路14aが形成される領域に形成される。ダイオードD4は、N型半導体基板上に形成されるPウェルを有する。そして、このPウェル上にアノード側端子となるP+拡散領域とカソード側端子となるN+拡散領域を有する。このダイオードD4において寄生トランジスタQ4は、Pウェルをベースとし、N+拡散領域をコレクタとし、N型半導体基板をエミッタとして形成される。
ダイオードD5は、逆接続保護回路15aが形成される領域に形成される。ダイオードD5は、N型半導体基板上に形成されるPウェルを有する。そして、このPウェル上にアノード側端子となるP+拡散領域とカソード側端子となるN+拡散領域を有する。このダイオードD5において寄生トランジスタQ5は、Pウェルをベースとし、N+拡散領域をコレクタとし、N型半導体基板をエミッタとして形成される。
続いて、電源10を逆接続した場合における負荷駆動装置3の動作について説明する。負荷駆動装置3の基本的動作は負荷駆動装置2と同様である。しかし、負荷駆動装置3では、電源10の逆接続時に寄生トランジスタQ4、Q5がオン状態となる。そのため、負荷駆動装置3では、電源10の逆接続時に放電トランジスタMN2のバックゲート及び保護トランジスタMN3のバックゲートの電圧が電源10の負極側電圧VSSに近い値となる。これにより、負荷駆動装置3では、寄生ダイオードD2、D3が順方向にバイアスされない。さらに、寄生トランジスタQ2、Q3のベース・エミッタ間電圧は実施の形態1に比べて小さくなり、例えば0Vに近い値となる。従って、負荷駆動装置3では、寄生トランジスタQ2、Q3が実施の形態1よりも確実なオフ状態となる。
上記説明より、負荷駆動装置3では、ダイオードD4、D5において形成される寄生トランジスタQ4、Q5が電源10の逆接続時にオン状態となることで、放電トランジスタMN2及び保護トランジスタMN3のバックゲートを電源10の負極側電圧VSSに近い電圧値とする。これにより、寄生トランジスタQ2、Q3は、実施の形態1よりも確実なオフ状態とすることができる。そのため、負荷駆動装置3は、実施の形態1よりも寄生トランジスタQ2、Q3が動作する可能性が低く、より高い信頼性を実現することができる。
実施の形態3
実施の形態3にかかる負荷駆動装置4の回路図を図11に示す。図11に示すように、負荷駆動装置4は、実施の形態1における逆接続保護回路15の変形例を示す逆接続保護回路15bを有する。負荷駆動装置4において負荷駆動装置2と同様のものについては、負荷駆動装置2と同じ符号を付して説明を省略する。
逆接続保護回路15bは、逆接続保護回路15に対してデプレッション型NMOSトランジスタMN8が追加されている。デプレッション型NMOSトランジスタMN8は、保護トランジスタMN3と接地端子GNDとの間に接続される。また、デプレッション型NMOSトランジスタMN8は、ゲートが保護トランジスタMN3のゲートと接続され、バックゲートが保護トランジスタMN3のバックゲートと接続される。
電源10が正常に接続されている場合における負荷駆動装置4の動作は負荷駆動装置2の動作と同じであるため説明を省略する。また、電源10の逆接続時における負荷駆動装置4には上記実施の形態と同様に寄生素子が形成される。電源10の逆接続時における負荷駆動装置4の回路図を図12に示す。図12に示すように、電源10の逆接続時における負荷駆動装置4の回路図は、図6に示した負荷駆動装置2の回路図に対してデプレッション型NMOSトランジスタMN8を追加したものであるため、説明を省略する。
次に、負荷駆動装置4のゲート放電回路14、逆接続保護回路15b及び出力トランジスタT1の断面図を図13に示す。図13に示す断面図では、ゲート放電回路14、逆接続保護回路15b及び出力トランジスタT1が1つのN型半導体基板に形成される例を示す。図13に示すようにデプレッション型NMOSトランジスタMN8は、保護トランジスタMN3が形成されるPウェルに形成される。デプレッション型NMOSトランジスタMN8は、ソース又はドレインとなる2つのN+拡散領域を有する。また、2つのN+拡散領域の間であって、基板表面付近にはN型半導体で形成されるNチャネル領域が形成される。さらに、2つのN+拡散領域の間であって、基板上層には、ゲート酸化膜を介してゲート電極が形成される。
続いて、電源10の逆接続時における負荷駆動装置4の動作について説明する。この場合における負荷駆動装置4の動作は、実質的に負荷駆動装置2と同じである。しかし、負荷駆動装置4では、電源10の逆接続時にデプレッション型NMOSトランジスタMN8が定電流源として動作する。
デプレッション型NMOSトランジスタMN8がない場合、保護トランジスタMN3を介して接地端子GNDから出力トランジスタT1に瞬間的に大きな電流が流れる。そのため、実施の形態1、2における保護トランジスタMN3は、この大きな電流を流すことができるように大きなトランジスタサイズを要する。しかし、負荷駆動装置4では、デプレッション型NMOSトランジスタMN8を定電流源として動作させることで、保護トランジスタMN3に流れる電流量を制御することができる。これにより、負荷駆動装置4は、実施の形態1、2における負荷駆動装置4よりも保護トランジスタMN3を小さく設計することが可能になる。つまり、負荷駆動装置4は、保護トランジスタMN3の回路面積を縮小することで、負荷駆動装置が形成されるチップの面積を小さくすることが可能になる。
実施の形態4
実施の形態4にかかる負荷駆動装置5の回路図を図14に示す。図14に示すように、負荷駆動装置5は、実施の形態2における逆接続保護回路15aの変形例を示す逆接続保護回路15cを有する。負荷駆動装置5において負荷駆動装置3と同様のものについては、負荷駆動装置3と同じ符号を付して説明を省略する。逆接続保護回路15cは、逆接続保護回路15aに対して実施の形態3で用いたデプレッション型NMOSトランジスタMN8が追加されている。このデプレッション型NMOSトランジスタMN8の接続は、実施の形態3におけるものと同じである。
電源10が正常に接続されている場合における負荷駆動装置5の動作は実施の形態2の負荷駆動装置3の動作と同じであるため説明を省略する。また、電源10の逆接続時における負荷駆動装置5には上記実施の形態と同様に寄生素子が形成される。電源10の逆接続時における負荷駆動装置5の回路図を図15に示す。図15に示すように、電源10の逆接続時における負荷駆動装置5の回路図は、図9に示した負荷駆動装置3の回路図に対してデプレッション型NMOSトランジスタMN8を追加したものであるため、説明を省略する。さらに、負荷駆動装置5のゲート放電回路14a、逆接続保護回路15c及び出力トランジスタT1の断面図を図16に示す。図16に示す断面図では、ゲート放電回路14a、逆接続保護回路15c及び出力トランジスタT1が1つのN型半導体基板に形成される例を示す。図16に示すように、負荷駆動装置5におけるデプレッション型NMOSトランジスタMN8は、図13で示したものと同じであるため説明を省略する。
負荷駆動装置5においても、デプレッション型NMOSトランジスタMN8は、電源10の逆接続時において保護トランジスタMN3に流れる電流を制御する定電流源として動作する。そのため、負荷駆動装置5は、負荷駆動装置3よりも保護トランジスタMN3を小さく設計することが可能になる。つまり、負荷駆動装置5は、保護トランジスタMN3の回路面積を縮小することで、負荷駆動装置が形成されるチップの面積を小さくすることが可能になる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上記実施の形態では、ゲート放電回路、逆接続保護回路及び出力トランジスタが1つの半導体基板上に形成される例を説明したが、本発明は、保護トランジスタと拡散抵抗が1つの半導体基板上に形成されていればよい。つまり、本発明は、1つの半導体基板にゲート放電回路、逆接続保護回路及び出力トランジスタが形成されるものに限定されるものではない。
また、実施の形態1乃至4は、いわゆる通常の知識を有する当業者によって組合せることもできる。出力トランジスタT1及び/又はMOSトランジスタが、上述したゲート構造の代わりにトレンチゲート構造を有していてもよい。
本発明に至る前の構想にかかる負荷駆動装置の回路図である。 本発明に至る前の構想にかかる負荷駆動装置において電源の逆接続が発生した場合の回路図である。 本発明に至る前の構想にかかる負荷駆動装置において形成される寄生素子を説明するための半導体装置の断面図である。 本発明に至る前の構想において拡散抵抗の両端に形成される寄生ダイオードにおいて発生する電圧と寄生ダイオードに流れる電流の関係を示すグラフである。 実施の形態1にかかる負荷駆動装置の回路図である。 実施の形態1にかかる負荷駆動装置において電源の逆接続が発生した場合の回路図である。 実施の形態1にかかる負荷駆動装置において形成される寄生素子を説明するための半導体装置の断面図である。 実施の形態2にかかる負荷駆動装置の回路図である。 実施の形態2にかかる負荷駆動装置において電源の逆接続が発生した場合の回路図である。 実施の形態2にかかる負荷駆動装置において形成される寄生素子を説明するための半導体装置の断面図である。 実施の形態3にかかる負荷駆動装置の回路図である。 実施の形態3にかかる負荷駆動装置において電源の逆接続が発生した場合の回路図である。 実施の形態3にかかる負荷駆動装置において形成される寄生素子を説明するための半導体装置の断面図である。 実施の形態4にかかる負荷駆動装置の回路図である。 実施の形態4にかかる負荷駆動装置において電源の逆接続が発生した場合の回路図である。 実施の形態4にかかる負荷駆動装置において形成される寄生素子を説明するための半導体装置の断面図である。 従来の負荷駆動装置の回路図である。 従来の負荷駆動装置において発生する問題を説明するための図である。
符号の説明
1〜5 負荷駆動装置
10 電源
11 負荷
12 ドライバ回路
13、15、15a、15b 逆接続保護回路
14、14a ゲート放電回路
14a ゲート放電回路
16 バックゲート制御回路
16a、16b スイッチ部
T1 出力トランジスタ
MN1、MN3 保護トランジスタ
MN2 放電トランジスタ
MN4〜MN7 NMOSトランジスタ
MN8 デプレッション型NMOSトランジスタ
R1〜R3 拡散抵抗
R10 電流制限抵抗
D1、D1a、D1b 寄生ダイオード
D2、D2a、D2b 寄生ダイオード
D3、D3a、D3b 寄生ダイオード
D4、D5 ダイオード
D10 クランプダイオード
Q1〜Q5 寄生トランジスタ

Claims (12)

  1. 第1、第2の電源ライン間に直列に接続された出力トランジスタ及び負荷と、
    前記第1、第2の電源ライン間に接続される電源の極性が逆になった場合に前記出力トランジスタをオン状態とし、前記出力トランジスタのゲートと前記第2の電源ライン間に接続される保護トランジスタと、
    前記保護トランジスタのバックゲートに電圧を供給する配線上に配置される抵抗と、
    を有する負荷駆動装置。
  2. 前記抵抗は、拡散抵抗である請求項1に記載の負荷駆動装置。
  3. 前記出力トランジスタ、前記保護トランジスタ及び前記抵抗は、N型半導体基板上に形成される請求項1又は2に記載の負荷駆動装置。
  4. 前記抵抗は、一端が前記保護トランジスタのバックゲートに接続され、他端が前記第2の電源ラインに接続され、
    前記保護トランジスタは、前記出力トランジスタのゲートから電荷を引き抜くことで前記出力トランジスタをオフ状態とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の負荷駆動装置。
  5. 前記保護トランジスタは、前記保護トランジスタのバックゲートをアノードとし、前記保護トランジスタにおいて前記出力トランジスタのゲートと接続される拡散領域をカソードとする寄生ダイオードを有し、
    前記第1、第2の電源ライン間に接続される電源の極性が逆になった場合に前記第2の電源ラインからの電圧を前記抵抗と前記寄生ダイオードを介して前記出力トランジスタのゲートに印加する請求項4に記載の負荷駆動装置。
  6. 前記負荷駆動装置は、
    前記第1、第2の電源ライン間に接続される電源が通常接続状態において前記保護トランジスタのバックゲートに前記第2の電源ラインの電圧に応じた電圧を与え、前記電源の極性が逆になった場合には前記保護トランジスタのバックゲートに前記第1の電源ラインの電圧に応じた電圧を与えるバックゲート制御回路を有し、
    前記抵抗は、前記バックゲート制御回路と前記保護トランジスタのバックゲートとの間に設けられる請求項1乃至3のいずれか1項に記載の負荷駆動装置。
  7. 前記バックゲート制御回路と前記第2の電源ラインとの間に設けられる電流制限抵抗と、
    前記電流制限抵抗にアノードが接続され、前記第1の電源ラインにカソードが接続される保護ダイオードと、
    を有する請求項6のいずれか1項に記載の負荷駆動装置。
  8. 前記保護トランジスタと前記第2の電源ラインとの間に接続され、バックゲートが前記保護トランジスタのバックゲートと共通接続され、ゲートが前記保護トランジスタのゲートと共通接続されるデプレッション型トランジスタを有する請求項6又は7に記載の負荷駆動装置。
  9. 前記抵抗は、第1の抵抗として定義され、
    前記負荷駆動装置は、さらに、
    前記出力トランジスタのゲートと前記出力トランジスタのソースの間に設けられ、前記出力トランジスタのオフ状態において前記出力トランジスタのゲート・ソース間をショートする放電トランジスタと、
    拡散抵抗であって、前記放電トランジスタのバックゲートと前記出力トランジスタのソースとの間に接続される第2の抵抗と、
    を有する請求項6乃至8のいずれか1項に記載の負荷駆動装置。
  10. 前記負荷駆動装置は、前記抵抗と並列に接続される保護ダイオードを有する請求項1乃至9のいずれか1項に記載の負荷駆動装置。
  11. 前記保護トランジスタと前記抵抗は、同一の半導体基板上に形成される請求項1乃至10のいずれか1項に記載の負荷駆動装置。
  12. 一導電型の半導体基板上に素子が形成される負荷駆動装置であって、
    第1の電源ラインと出力端子との間に接続され、前記出力端子と第2の電源ラインとの間に接続される負荷を駆動する出力トランジスタと、
    前記第1、第2の電源ライン間に接続される電源の極性が逆になった場合に前記出力トランジスタをオン状態とし、前記出力トランジスタのゲートと前記第2の電源ライン間に接続される保護トランジスタと、
    前記保護トランジスタのバックゲートに電圧を供給する配線上に配置される拡散抵抗と、
    を有する負荷駆動装置。
JP2008312947A 2007-12-12 2008-12-09 負荷駆動装置 Expired - Fee Related JP5266030B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008312947A JP5266030B2 (ja) 2007-12-12 2008-12-09 負荷駆動装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007321101 2007-12-12
JP2007321101 2007-12-12
JP2008312947A JP5266030B2 (ja) 2007-12-12 2008-12-09 負荷駆動装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009165114A true JP2009165114A (ja) 2009-07-23
JP2009165114A5 JP2009165114A5 (ja) 2012-02-02
JP5266030B2 JP5266030B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=40513402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008312947A Expired - Fee Related JP5266030B2 (ja) 2007-12-12 2008-12-09 負荷駆動装置

Country Status (3)

Country Link
US (2) US8174808B2 (ja)
EP (1) EP2071723B1 (ja)
JP (1) JP5266030B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2323259A1 (en) 2009-11-05 2011-05-18 Renesas Electronics Corporation Load driving device
JP2011101187A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Renesas Electronics Corp 負荷駆動装置
JP2011239242A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Renesas Electronics Corp 負荷駆動回路
CN112054792A (zh) * 2019-06-06 2020-12-08 罗姆股份有限公司 高侧开关

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5438470B2 (ja) 2009-11-05 2014-03-12 ルネサスエレクトロニクス株式会社 電力供給制御回路
CA2795813A1 (en) * 2010-04-08 2011-10-13 Siemens Aktiengesellschaft Circuit and method for protecting a controllable power switch
JP6368196B2 (ja) * 2014-08-28 2018-08-01 ローム株式会社 降圧dc/dcコンバータおよびそのコントロールic、オフィス用通信機器、電動自転車
US10497780B2 (en) * 2018-04-27 2019-12-03 Semiconductor Components Industries, Llc Circuit and an electronic device including a transistor and a component and a process of forming the same

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0348330U (ja) * 1989-09-12 1991-05-09
JP2005137190A (ja) * 2003-05-14 2005-05-26 Internatl Rectifier Corp 電力用スイッチのためのバッテリ逆接続の保護回路
JP2007019812A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Yazaki Corp 電源の逆接続保護機能を備えた負荷駆動装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3741394C2 (de) * 1987-12-07 1996-01-11 Siemens Ag Schaltungsanordnung zum Schutz vor Verpolungsschäden für Lastkreise mit einem MOS-FET als Schalttransistor
US4992683A (en) * 1989-09-28 1991-02-12 Motorola, Inc. Load driver with reduced dissipation under reverse-battery conditions
US5910675A (en) * 1995-12-14 1999-06-08 Nec Corporation Semiconductor device and method of making the same
US5821796A (en) * 1996-09-23 1998-10-13 Texas Instruments Incorporated Circuitry for providing a high impedance state when powering down a single port node
JP4620282B2 (ja) * 2001-04-24 2011-01-26 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置
JP3625474B1 (ja) * 2004-04-05 2005-03-02 富士通テン株式会社 接点腐食防止回路
US7283343B2 (en) * 2004-12-15 2007-10-16 Texas Instruments Incorporated Integrated reverse battery protection circuit for an external MOSFET switch
JP5266029B2 (ja) * 2007-12-14 2013-08-21 ルネサスエレクトロニクス株式会社 負荷駆動装置
US7928794B2 (en) * 2008-07-21 2011-04-19 Analog Devices, Inc. Method and apparatus for a dynamically self-bootstrapped switch

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0348330U (ja) * 1989-09-12 1991-05-09
JP2005137190A (ja) * 2003-05-14 2005-05-26 Internatl Rectifier Corp 電力用スイッチのためのバッテリ逆接続の保護回路
JP2007019812A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Yazaki Corp 電源の逆接続保護機能を備えた負荷駆動装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2323259A1 (en) 2009-11-05 2011-05-18 Renesas Electronics Corporation Load driving device
JP2011101187A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Renesas Electronics Corp 負荷駆動装置
JP2011101188A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Renesas Electronics Corp 負荷駆動装置
US8638534B2 (en) 2009-11-05 2014-01-28 Renesas Electronics Corporation Load driving device
US8848328B2 (en) 2009-11-05 2014-09-30 Renesas Electronics Corporation Load driving device
US9762053B2 (en) 2009-11-05 2017-09-12 Renesas Electronics Corporation Load driving device
JP2011239242A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Renesas Electronics Corp 負荷駆動回路
CN112054792A (zh) * 2019-06-06 2020-12-08 罗姆股份有限公司 高侧开关
JP2020202438A (ja) * 2019-06-06 2020-12-17 ローム株式会社 ハイサイドスイッチ
JP7319834B2 (ja) 2019-06-06 2023-08-02 ローム株式会社 ハイサイドスイッチ
CN112054792B (zh) * 2019-06-06 2024-04-19 罗姆股份有限公司 高侧开关

Also Published As

Publication number Publication date
EP2071723B1 (en) 2015-02-11
EP2071723A3 (en) 2013-03-20
US8605399B2 (en) 2013-12-10
US20120188674A1 (en) 2012-07-26
JP5266030B2 (ja) 2013-08-21
US20090154041A1 (en) 2009-06-18
EP2071723A2 (en) 2009-06-17
US8174808B2 (en) 2012-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5266029B2 (ja) 負荷駆動装置
JP5266030B2 (ja) 負荷駆動装置
JP5438469B2 (ja) 負荷駆動装置
JP5438470B2 (ja) 電力供給制御回路
JP4597044B2 (ja) 逆流防止回路
JP6680102B2 (ja) 半導体集積回路装置
US20110279152A1 (en) Load driving device
US20140307354A1 (en) Esd protection circuit
US20060268478A1 (en) Methods and Apparatus for Electrostatic Discharge Protection in a Semiconductor Circuit
JP2000012853A (ja) 半導体装置
JP2007081019A (ja) 半導体装置
JP7038531B2 (ja) 電源逆接続保護機能を備えた負荷駆動回路
JP4437655B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の駆動回路
EP1139566A1 (en) Semiconductor circuit with insulated gate device and associated control circuitry
JP6277151B2 (ja) センサ装置
JP2006245405A (ja) 半導体装置及びそれを用いたモータ駆動装置
JP5438468B2 (ja) 負荷駆動装置
JP2005224088A (ja) 負荷保護回路
JP2010109165A (ja) Esd保護回路およびesd保護回路を有する半導体集積回路
JP2004297636A (ja) 半導体集積回路の入力回路

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111208

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5266030

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees