JP2009162690A - 故障判定装置およびライト制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車高センサの故障を判定する故障判定装置において、車高センサの故障をより精度よく検出することができるようにする。
【解決手段】ライト制御装置は、故障判定処理にて、車軸荷重を変化させる原因となる事象の検出結果を取得し(S230)、この事象が検出されれば(S250:YES)、車高センサからの出力値の変化量が、予め設定された変化量閾値未満であるか否かを判定する(S280)。そして、その変化量が変化量閾値未満であれば(S280:YES)、車高センサが故障していると判定する。このようなライト制御装置によれば、車軸荷重を変化させる原因となる事象が検出されたにも拘わらず、車高センサからの出力値の変化量が変化量閾値未満しか変化しなかった場合に、車高センサが故障であるものと判断することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車高センサの故障を判定する故障判定装置、および故障判定装置の機能を有するライト制御装置に関する。
従来、一般的にセンサの故障を判定する故障判定装置においては、センサからの出力値が予め設定された所定範囲外になった場合に、センサが故障していると判定する手法(以下、「第1の手法」という)が広く知られている。
また、車両において乗員が座席に着席しているか否かを検出する着座センサの故障を検出する手法として、車高センサによる検出結果と着座センサによる検出結果との関連性からセンサ(着座センサ)の故障を判定する手法(以下、「第2の手法」という)を採用した故障判定装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この故障判定装置においては、車高センサの検出結果に変化があるにも拘わらず着座センサによる検出結果に変化がなければ、着座センサが故障しているものとして処理を実施する。
特開2005−350014号公報
しかしながら、車高センサの故障を検出する際には、上記の手法を利用したとしても、故障を検出できない虞がある。具体的には、まず、上記「第1の手法」を用いる場合について考える。
この手法を用いる場合、車高センサに異常があるにも拘わらず、この車高センサからの出力値が所定範囲内であれば、車高センサが正常であると判断してしまうので、車高センサの故障を検出することができない。
次に、上記第2の手法を用いる場合について考える。一般的に着座センサは二値出力(ONまたはOFFを出力)するセンサであるため、着座センサの異常を検出する場合には、車高センサからの出力に変化があったときに着座センサの検知状態が切り替わるか否か(つまり、ON・OFFするか)を検出すればよい。
ところが、車高センサは車高に応じた出力値を発生させるセンサであるため、二値出力するセンサとは異なり、車高センサが着座センサ等の他のセンサと連動した出力をするからといって、その値が正常であるとは限らない。よって、上記第2の手法でも車高センサが故障しているか否かを判断することができない。
そこで、このような問題点を鑑み、車高センサの故障を判定する故障判定装置およびライト制御装置において、車高センサの故障をより精度よく検出することができるようにすることを本発明の目的とする。
かかる目的を達成するために成された請求項1に記載の故障判定装置おいて、事象検出手段は車両に備えられた複数の車軸のうちの少なくとも何れかの車軸に対する荷重である車軸荷重を変化させる原因となる事象を検出し、判定手段は車軸荷重を変化させる原因となる事象が検出される前後における車高センサからの出力値の変化量が、予め設定された閾値未満であるか否かを判定し、その変化量が閾値未満であれば、車高センサが故障していると判定する。
このような故障判定装置によれば、車軸荷重を変化させる原因となる事象が検出されたにも拘わらず、車高センサからの出力値の変化量が閾値未満しか変化しなかった場合に、車高センサが故障であるものと判断することができる。よって、車高センサの故障をより精度よく検出することができる。
ところで、請求項1に記載の故障判定装置において、事象検出手段は、請求項2に記載のように、車軸荷重を変化させる原因となる事象として自車両の加速度を検出する加速度検出手段として構成されていてもよい。
このような故障判定装置によれば、車軸荷重を変化させる原因となる事象として、自車両の加速度(例えば、特に加減速する際の加速度)を検出するので、簡素な構成で確実にこの事象を検出することができる。
また、請求項2に記載の故障判定装置においては、請求項3に記載のように、加速度検出手段による加速度の検出結果に応じて判定手段が判定の際に参照する閾値を変更する閾値変更手段を備えていてもよいし、請求項4に記載のように、加速度検出手段による加速度の検出結果に応じて予め設定された複数の閾値から判定手段が判定の際に参照する閾値を選択する閾値選択手段を備えていてもよい。
このような故障判定装置によれば、加速度の大きさ(車軸荷重の変化量)に応じて適切な大きさの閾値に変更することができるので、車高センサが故障していることを確実に検出することができる。
さらに、請求項1に記載の故障判定装置において、事象検出手段は、請求項5に記載のように、車軸荷重を変化させる原因となる事象として自車両の乗員が着座したか否かを検出する着座検出手段として構成されていてもよい。
このような故障判定装置によれば、車軸荷重を変化させる原因となる事象として、乗員が着座したか否かを検出するので、確実にこの事象を検出することができる。
なお、事象検出手段は、車両内に荷物が置かれたか否かを検出する荷物検出手段として構成されていてもよい。
次に、請求項6に記載のライト制御装置においては、故障検出手段が複数の車軸に1つ以上ずつ配置された複数の車高センサの故障を検出し、禁止手段は故障が検出された車高センサの検出結果を光軸制御手段が使用することを禁止する。そして、故障検出手段は、請求項1〜請求項5の何れかに記載の故障判定装置として構成されている。
従って、このようなライト制御装置によれば、車高センサの故障を精度よく判定することができ、この判定結果によって故障が検出された車高センサを光軸制御に利用しないようにすることができるので、誤った光軸制御が実施されることを防止することができる。
さらに、請求項6に記載のライト制御装置においては、請求項7に記載のように、光軸制御手段は、禁止手段により使用を禁止されていない車高センサのみによる検出結果から車両の前後方向における傾きを検出できるか否かを判定し、傾きを検出できる場合には傾きを検出し、傾きを検出できない場合には予め設定された角度に光軸の向きを変更するようにしてもよい。
このようなライト制御装置によれば、車高センサによって傾きを検出できない場合には光軸の向きを固定することができる。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
[本実施形態の構成]
図1は本発明が適用されたライト制御装置1の概略構成を示すブロック図である。
このライト制御装置1は、例えば乗用車等の車両に搭載された装置であって、図1に示すように、通信プロトコルCAN(Controller Area Network)によって通信が実施されるCAN通信線3を介して接続された演算部10、各種車高センサ11〜14(左前車高センサ11、右前車高センサ12、左後車高センサ13、右後車高センサ14)、車速センサ15、舵角センサ16、加速度センサ17(事象検出手段、加速度検出手段)、および着座センサ18(事象検出手段、着座検出手段)を備えている。また、演算部10は、通信プロトコルLIN(Local Interconnect Network)によって通信が実施されるLIN通信線5にも接続されており、このLIN通信線5はヘッドライト20に接続されている。
各種車高センサ11〜14は、車両における各車輪近傍にそれぞれ配置されており、例えば、車輪を指示するサスペンションの伸縮量を検出することによって各車輪近傍における車高を検出する。これらの車高センサ11〜14による検出結果は、CAN通信線3を介して演算部10に送信される。なお、車高センサ11〜14は、路面までの距離を直接検出したり、車両本体と車輪との距離を検出したりする構成を採用することもできる。
車速センサ15は、周知の車速センサであって、車速(当該車両の移動速度)の検出結果を、CAN通信線3を介して演算部10に送信する。
舵角センサ16は、車両におけるハンドルの操舵量を検出する周知のセンサとして構成されており、操舵量(舵角)の検出結果を、CAN通信線3を介して演算部10に送信する。
加速度センサ17は、車両に加えられる前後方向における加速度を検出し、この検出結果を、CAN通信線3を介して演算部10に送信する。
着座センサ18は、車両における各座席にそれぞれ配置されており、乗員が着席(着座)したか否かを検出する周知のセンサである。この着座センサ18は、乗員が着座したか否か(或いは乗員が立ち上がったか否か)の検出結果を、検出状態が変化した座席の位置の情報とともにCAN通信線3を介して演算部10に送信する。
演算部10は、CPU、ROM、RAM等を備えた周知のマイコンとして構成されており、各種車高センサ11〜14、車速センサ15、および舵角センサ16による各検出結果を、CAN通信線3を介して受信し、該受信した検出結果に応じて、ヘッドライト20のランプ(図示省略)の光軸(以下、単に「光軸」ともいう。)が向けられるべき角度(照射角度)を決定する処理を実施する。
そして、演算部10は、この決定した照射角度に実際の光軸が向けられるように、照射角度を指定した制御指令を、LIN通信線5を介してヘッドライト20に対して送信する。なお、この制御指令に含まれる照射角度の情報としては、鉛直方向(車両の進行方向に対して前後方向)における角度の情報と、鉛直方向とは直交する水平方向(車両の進行方向に対して左右方向)における角度の情報とが含まれる。
また、演算部10にて決定される照射角度は、予め設定された角度(例えば、鉛直方向においては路面に対して平行になる角度。水平方向においては車両の進行方向正面方向の角度)を基準角度として、この基準角度からの角度差を示す値となる。
ここで、ヘッドライト20は、周知の車両のように、車両の前方における左右2箇所に配置されており、演算部10による制御指令は、これら左右のヘッドライト20に対して送信される。なお、図1においては、これら左右のヘッドライト20のうち、一方のヘッドライト20のみを図示している。また、各ヘッドライト20がランプ(図示省略)を点灯させる構成については図示を省略する。
各ヘッドライト20は、それぞれ、図1に示すように、制御部21と、鉛直方向制御モータ23と、水平方向制御モータ25とを備えている。なお、鉛直方向制御モータ23が駆動されると、この駆動に応じてランプによる光軸が鉛直方向に移動させられることになる。また、水平方向制御モータ25が駆動されると、この駆動に応じてランプによる光軸が水平方向に移動させられることになる。また、各種モータ23,25は、例えば、ステッピングモータとして構成されていればよい。
制御部21は、CPU、ROM、RAM等を備えた周知のマイコンとして構成されており、演算部10による制御指令に基づいて、鉛直方向制御モータ23、および水平方向制御モータ25を駆動させる。つまり、制御部21は、演算部10による制御指令に含まれる照射角度の情報に基づいて、基準角度に対する現在の光軸の角度と、制御指令に含まれる照射角度との角度差を演算し、この角度差をゼロにするための制御信号を各種モータ23,25に送信する。この処理により、実際の光軸の角度が演算部10による制御指令通りに変更される。
[本実施形態の処理]
上記のように構成されたライト制御装置1において、ヘッドライトの光軸の向きを制御する処理について、図2を用いて説明する。図2は演算部10が実行するレベリング制御処理を示すフローチャートである。なお、レベリング処理におけるS120,S130の処理は、本発明でいう禁止手段に相当し、S130〜S160の処理は、本発明でいう光軸制御手段に相当する。
レベリング制御処理は、予め設定された周期毎に起動される処理であって、まず、車高センサが故障しているか否かを表す判定結果である車高センサ故障判定結果を取得する(S110)。ここで、車高センサ11〜14が故障しているか否かについては、車高センサ11〜14毎に後述する故障判定処理(図3参照)が実施されることによって判断することができるように設定されている。
続いて、水平方向に対する車両の傾きを表すピッチ角が算出可能であるか否かを判定する(S120)。この処理においては、前輪における何れかの車高センサ11,12と、後輪における何れかの車高センサ13,14との両方が正常に作動していれば(故障していなければ)、ピッチ角を算出可能であると判断し、前輪における両方の車高センサ11,12、または後輪における両方の車高センサ13,14が故障していれば、ピッチ角を算出不可能であると判断する。
ピッチ角を算出不可能であれば(S120:NO)、レベリング制御を停止させ(予め設定された規定の角度に光軸の向きを固定させ)(S170)、レベリング制御処理を終了する。また、ピッチ角を算出可能であれば(S120:YES)、ピッチ角を算出する(S130)。
ピッチ角を算出する処理においては、正常に作動している車高センサからの出力のみから前輪における車高と後輪における車高とを検出し、これらの車高からピッチ角を算出する。つまり、故障している車高センサから出力を無視する。
ここで、前輪における両方の車高センサ11,12が正常に作動している場合には、例えば、前輪における両方の車高センサ11,12からの出力の平均値を前輪における車高として採用する。また、後輪における両方の車高センサ13,14が正常に作動している場合には、例えば、後輪における両方の車高センサ13,14からの出力の平均値を後輪における車高として採用する。
なお、本処理において算出されたピッチ角の演算結果は、例えば最新の2秒分が当該演算部10のRAMに蓄積される。
続いて、算出したピッチ角に対してフィルタ処理を実施する(S140)。ここで、フィルタ処理とは、RAMに記録された複数のピッチ角の演算結果における平均値を演算する処理を示す。つまり、この処理では、一時的な衝撃等によってピッチ角が大きく変化した場合であっても、ヘッドライトの光軸の向きが大きく変化しないようにしている。
続いて、ピッチ角や、車速センサ15および操舵角センサ16による検出結果に応じて、ヘッドライト20の制御部21が各種モータ23,25に制御信号を送信する際のステップ数を演算する(S150)。この処理においては、ピッチ角に応じて照射目標への角度θを演算し、この角度θを、単位ステップ当たりの制御角度で除算すればよい。
なお、各種モータがステッピングモータとして構成されていない場合には、現在の光軸の向きを検出し、この向きに応じて各種モータ23,25による変位量を演算すればよい。
そして、このステップ数を含む情報を制御指令としてヘッドライト20に送信し(S160)、レベリング制御処理を終了する。
次に、各車高センサ11〜14の故障を判定する処理について図3を用いて説明する。図3は演算部10が実行する故障判定処理を示すフローチャートである。なお、故障判定処理は、本発明でいう判定手段および故障検出手段に相当する。
故障判定処理は、前述のレベリング制御処理と並行して予め設定された周期で車高センサ11〜14毎に実施される処理である。ここで、本処理においては、説明を簡素化するために、左前車高センサ11についての処理のみを説明する。なお、他の車高センサ12〜14においても同様の処理が実施される。
左前車高センサ11についての故障判定処理においては、まず、判定対象となる車高センサ11からの出力(車高センサ値)を取得し、当該演算部10のRAMに記録する(S210)。なお、演算部10のRAMには、車高センサ11からの出力が1秒間分蓄積されるよう設定されている。
そして、車高センサ11の出力の変化量を計算する(S220)。なお、ここでいう変化量とは、予め設定された時間だけ前(例えば1秒前)における出力との差分を表す。
続いて、ピッチ角を変化させる要因(ピッチ角変化要因)を取得し、当該演算部10のRAMに記録する(S230)。ここでピッチ角を変化させる要因(車軸荷重を変化させる原因となる事象)としては、加速度センサ17による検出結果や、着座センサ18による検出結果等を取得する。
なお、演算部10のRAMには、加速度センサ17による検出結果や、着座センサ18による検出結果が1秒間分蓄積されるよう設定されている。
そして、車高センサ11による最新の出力が予め設定された正常範囲内であるか否かを判定する(S240)。車高センサ11の出力が正常範囲内であれば(S240:YES)、ピッチ角変化要因が発生したか否かを判定する(S250)。
この処理においては、加速度センサ17からの出力値に変化が生じたか(つまり、車両に加わる加速度に変化が生じたか)や、着座センサ18の検出状態が変化したかを検出し、これらの何れかに変化が生じた場合にピッチ角変化要因が発生したと判定する。なお、加速度において変化が生じた場合とは、例えば、予め設定された時間だけ前(例えば1秒前)における加速度に対して、最新の加速度が所定量(例えば、1.5m/s2)以上変化した場合を表す。
ピッチ角変化要因が発生していれば(S250:YES)、少なくとも車高センサ11の出力が変化すべき値を表す車高センサ変化量閾値(以下、「変化量閾値」という)を算出する(S270:閾値変更手段、閾値選択手段)。この処理においては、車両にかかる加速度が変化した場合には、その加速度の大きさと車高センサ11の位置に応じて変化量閾値を設定し、着座センサ18による検出状態が変化した場合には、着座状態が変化した座席の位置や車高センサ11の位置に応じた所定の値に変化量閾値を設定する。
具体的には、運転席における着座状態が変化した場合には、各車軸と運転席との距離に応じて変化量閾値を設定すればよい。つまり、通常、運転席からは後輪の車軸よりも前輪の車軸のほうが近い位置にあるため、運転席における着座状態が変化すると、後輪側の車高よりも前輪側の車高が大きく変化することが予想される。このため、運転席における着座状態が変化した場合には、後輪側の車高センサ13,14の変化量閾値よりも、前輪側の車高センサ11,12の変化量閾値を大きな値に設定する。
また、加速度に対して変化量閾値を設定する際には、図4(a)の加速度と変化量閾値との関係を表すマップに示すように、加速度が大きくなるにつれて変化量閾値も連続的かつ単調に大きくなるように設定すればよい。
また、図4(b)の加速度と変化量閾値との関係表に示すように、加速度の値に応じて複数の変化量閾値のうちの1つを選択するようにしてもよい。図4(b)に示す例では、加速度が大きくなるにつれて、段階的に変化量閾値が大きくなるように設定する。
なお、加速度に応じて変化量閾値を設定する場合においても、前輪側の車高センサ11,12における変化量閾値と、後輪側の車高センサ13,14における変化量閾値とを異なる値に設定するようにしてもよい。
続いて、車高センサ11からの出力の変化量(絶対値)がS270にて算出した変化量閾値以上であるか否かを判定する(S280)。つまり、この処理では、車両荷重を変化させる原因となる事象が発生する前後における車高センサ11からの出力差が、変化量閾値以上であるか否かを判定する。
車高センサ11からの出力の変化量がこの変化量閾値以上であれば(S280:YES)、この車高センサ11が故障である旨をRAMに記録し(S290)、故障判定処理を終了する。また、S240の処理にて、車高センサ11の出力が正常範囲内でない場合(S240:NO)においても、この車高センサ11が故障である旨を当該演算部10のRAMに記録し(S290)、故障判定処理を終了する。
また、S280の処理にて、車高センサ11からの出力の変化量が変化量閾値未満である場合(S280:NO)、およびS250の処理にて、ピッチ角変化要因が発生していない場合(S250:NO)には、車高センサ11が正常である旨を当該演算部10のRAMに記録し(S260)、故障判定処理を終了する。
[本実施形態による効果]
以上のように詳述したライト制御装置1おいて、加速度センサ17および着座センサ18は、車両に備えられた複数の車軸のうちの少なくとも何れかの車軸に対する荷重である車軸荷重を変化させる原因となる事象を検出する。そして演算部10は、故障判定処理にて、車軸荷重を変化させる原因となる事象が検出される前後における車高センサ11〜14からの出力値の変化量が、予め設定された変化量閾値未満であるか否かを判定し、その変化量が変化量閾値未満であれば、車高センサ11〜14が故障していると判定する。
従って、このようなライト制御装置1によれば、車軸荷重を変化させる原因となる事象が検出されたにも拘わらず、車高センサ11〜14からの出力値の変化量が変化量閾値未満しか変化しなかった場合に、車高センサ11〜14が故障であるものと判断することができる。よって、車高センサ11〜14の故障をより精度よく検出することができる。
また、このようなライト制御装置1によれば、車軸荷重を変化させる原因となる事象として、自車両の加速度の変化(例えば、特に加減速する際の加速度の変化)または乗員が着座したか否かを検出するので、簡素な構成で確実にこの事象を検出することができる。
さらに、ライト制御装置1において演算部10は、故障判定処理において、加速度センサ17による加速度の検出結果に応じて判定の際に参照する変化量閾値を変更するか、或いは、予め設定された複数の変化量閾値から判定の際に参照する変化量閾値を選択する。
従って、このようなライト制御装置1によれば、加速度の大きさ(車軸荷重の変化量)に応じて適切な大きさの変化量閾値に変更することができるので、車高センサ11〜14が故障していることを確実に検出することができる。
また、ライト制御装置1において制御部10は、故障判定処理にて、複数の車軸に1つ以上ずつ配置された複数の車高センサ11〜14の故障を検出し、故障が検出された車高センサ11〜14の検出結果を使用することを禁止する。
従って、このようなライト制御装置1によれば、車高センサ11〜14の故障を精度よく判定することができ、この判定結果によって故障が検出された車高センサ11〜14を光軸制御に利用しないようにすることができるので、誤った光軸制御が実施されることを防止することができる。
さらに、ライト制御装置1において制御部10は、故障判定処理にて、使用を禁止されていない車高センサのみによる検出結果から車両の前後方向における傾きを検出できるか否かを判定し、傾きを検出できる場合には傾きを検出し、傾きを検出できない場合には予め設定された角度に前記光軸の向きを変更する
[その他の実施形態]
本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
例えば、上記実施形態においては、加速度センサ17および着座センサ18を備えた構成としたが、加速度センサ17、または着座センサ18のうちの一方のみを備えた構成としてもよい。なお、着座センサ18のみが備えられている場合には、S270の処理は不要とすることもできる。
また、上記実施形態においては、車軸荷重を変化させる原因となる事象を検出する手段として、加速度センサ17および着座センサ18を採用したが、上記事象を検出できる手段であればどのような手段を採用してもよい。例えば、車両内に荷物が置かれたか否かを検出する荷物検出手段や、給油されたか否かを検出する給油検出手段等を備えていてもよい。
本発明が適用されたライト制御装置1の概略構成を示すブロック図である。 レベリング制御処理を示すフローチャートである。 故障判定処理を示すフローチャートである。 加速度と変化量閾値との関係を表すマップ(a)、および加速度と変化量閾値との関係表(b)である。
符号の説明
1…ライト制御装置、3…CAN通信線、5…LIN通信線、10…演算部、11…左前車高センサ、12…右前車高センサ、13…左後車高センサ、14…右後車高センサ、15…車速センサ、16…操舵角センサ、16…舵角センサ、17…加速度センサ、18…着座センサ、20…ヘッドライト、21…制御部、23…鉛直方向制御モータ、25…水平方向制御モータ。

Claims (7)

  1. 車両に搭載された車高センサの故障を判定する故障判定装置であって、
    前記車両に備えられた複数の車軸のうちの少なくとも何れかの車軸に対する荷重である車軸荷重を変化させる原因となる事象を検出する事象検出手段と、
    前記事象検出手段によって前記事象が検出される前後における車高センサからの出力値の変化量が、予め設定された閾値未満であるか否かを判定し、前記変化量が前記閾値未満であれば、前記車高センサが故障していると判定する判定手段と、
    を備えたことを特徴とする故障判定装置。
  2. 請求項1に記載の故障判定装置において、
    前記事象検出手段は、前記事象として自車両の加速度を検出する加速度検出手段として構成されていること
    を特徴する故障判定装置。
  3. 請求項2に記載の故障判定装置において、
    前記加速度検出手段による加速度の検出結果に応じて前記判定手段が判定の際に参照する閾値を変更する閾値変更手段を備えたこと
    を特徴とする故障判定装置。
  4. 請求項2に記載の故障判定装置において、
    前記加速度検出手段による加速度の検出結果に応じて予め設定された複数の閾値から前記判定手段が判定の際に参照する閾値を選択する閾値選択手段を備えたこと
    を特徴とする故障判定装置。
  5. 請求項1に記載の故障判定装置において、
    前記事象検出手段は、前記事象として自車両の乗員が着座したか否かを検出する着座検出手段として構成されていること
    を特徴とする故障判定装置。
  6. ヘッドライトの光軸の向きを制御するライト制御装置であって、
    車両における複数の車軸に1つ以上ずつ配置された複数の車高センサと、
    該各車高センサからの検出結果に応じて車両の前後方向における傾きを検出し、該傾きに応じて車両に対するヘッドライトの光軸の角度を設定し、該設定した角度に光軸の向きを変更する光軸制御手段と、
    前記車高センサ毎に、該各車高センサが故障しているか否かを検出する故障検出手段と、
    前記故障検出手段によって故障が検出された車高センサによる検出結果の使用を禁止する禁止手段と、
    を備え、
    前記故障検出手段は、請求項1〜請求項5の何れかに記載の故障判定装置として構成されていること
    を特徴とするライト制御装置。
  7. 請求項6に記載のライト制御装置において、
    前記光軸制御手段は、前記禁止手段により使用を禁止されていない車高センサのみによる検出結果から車両の前後方向における傾きを検出できるか否かを判定し、前記傾きを検出できる場合には前記傾きを検出し、該傾きを検出できない場合には予め設定された角度に前記光軸の向きを変更すること
    を特徴とするライト制御装置。
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