JP2009162301A - トルク伝達素子及びトルク伝達装置、並びにその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】トルク伝達素子間の噛合性及びシフトフィール性の高いトルク伝達素子及びトルク伝達装置、並びにこれらの製造方法を提供すること。
【解決手段】他の素子と噛合することによりトルクを伝達する変速機のトルク伝達素子は、他の素子の歯と係合する少なくとも1つの歯1を備える。歯1は、他の素子との噛合前に他の素子寄りに位置する第1角部1aと、他の素子との噛合時に第1角部1aよりも他の素子の歯寄りに位置する第2角部1b及び第3角部1cと、を有する。第1角部1aは、第2角部1b及び第3角部1cよりも尖鋭ではない。第1先端面1d及び第2先端面1eは鍛造加工によって形成され、第1側面1f及び第2側面1gは切削加工によって形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、手動変速機のトルク伝達素子及びトルク伝達装置、並びにその製造方法に関する。
図6に、手動変速機のトルク伝達装置における変速を説明するための概略部分断面図を示す。トルク伝達装置における変速は、シフトフォーク63によりハブスリーブ62をシャフトの軸方向に沿って移動させて(矢印67方向)、ハブスリーブ62とギア66とを噛合させることによって実施される。図6に示す形態においては、シンクロナイザリング65を介してハブスリーブ62とギア66とを同期させている。
図7に、同期時におけるハブスリーブの内周面に形成された歯とギアの外周面に形成された歯の係合状態を示す概略平面図を示す。ハブスリーブ62がギア66と係合する際、ハブスリーブ62内周面に形成された歯68(又は溝)とギア66外面に形成された歯69(又は溝)とが係合(又は嵌合)することになる。図7(a)は、ハブスリーブ62の内周面に形成された歯68とギア66外周面に形成された歯69とが係合する前の状態を示す。歯68,69は、それぞれ係合をスムーズにするための隅取り面68a,69a及び係合後の抜けを防止するためのテーパ面68b,69bを有する。シフトフォーク63の移動により、ハブスリーブがギア66方向(矢印67方向)に移動されると、歯68と歯69とは図7(b)のようにテーパ面68b,69bが対向するように係合する。
従来、ギア等のトルク伝達素子は切削加工によって製造されていたが、自動車部品のコスト削減に対する要求から、その製造方法は切削加工から鍛造加工へと変わりつつある。例えば、特許文献1〜3には、変速機の歯車を鍛造加工によって製造する方法が開示されている。
特開平11−193861号公報 特開2002−227969号公報 特開2004−332794号公報
切削加工又は鍛造加工によって製造されたトルク伝達素子(例えば、ギア又はスリーブ)には、以下のような課題が存在する。
図8に、切削加工によって形成された2つのトルク伝達素子の歯が係合した状態を示す概略部分平面図を示す。切削加工において形成された歯の角部は、尖鋭なピン角となる(例えば、歯31の角部31a(A部分),31b(B部分),31c)。この場合、ギアピースの歯とスリーブの歯との噛合性は向上し、両部品が外れにくくなるという利点を有するが、シフトフィール性が悪化するという欠点を有する。
図9に、鍛造加工によって形成された2つのトルク伝達素子の歯が係合した状態を示す概略部分平面図を示す。一方、鍛造加工において形成された歯の角部は、鍛造型の角部のダレ(丸み)が転写されることにより、曲面状に面取りされたような角となる(例えば、歯41の角部41a(A部分),41b(B部分),41c)。この場合、シフトフィール性は向上するという利点を有するが、図9に示すように掛かり代が幅d分だけ減少するので噛合性が悪化し、両素子が外れやすくなるという欠点を有する。
本発明の目的は、トルク伝達素子間の噛合性及びシフトフィール性の高いトルク伝達素子及びトルク伝達装置、並びにこれらの製造方法を提供することである。
本発明の第1視点によれば、他の素子と噛合することによりトルクを伝達する変速機のトルク伝達素子であって、他の素子の歯と係合する少なくとも1つの歯を備え、歯は、他の素子との噛合前に他の素子寄りに位置する第1角部と、他の素子との噛合時に第1角部よりも他の素子の歯寄りに位置する第2角部と、を有し、第1角部は、第2角部よりも尖鋭ではないトルク伝達素子を提供する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、歯は、他の素子との噛合前に他の素子に面する第1先端面及び第2先端面と、他の素子との噛合時に他の素子の歯に面する側面と、を有し、第1角部は第1先端面と第2先端面とで形成され、第2角部は第1先端面と側面とで形成される。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第1先端面及び第2先端面は鍛造加工によって形成され、側面は切削加工によって形成されている。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第1角部は丸みを有する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第2角部は丸みを有さない。
本発明の第2視点によれば、第1トルク伝達素子と第2トルク伝達素子とを備え、両トルク伝達素子が噛合することによりトルクを変換するトルク伝達装置であって、第1トルク伝達素子は、その外周面に第2トルク伝達素子と係合するための少なくとも1つの歯を有し、第2トルク伝達素子は、その内周面に第1トルク伝達素子と係合するための少なくとも1つの歯を有し、第1トルク伝達素子及び第2トルク伝達素子のうちの少なくとも一方の歯は、他方のトルク伝達素子との噛合前に他方のトルク伝達素子寄りに位置する第1角部と、他方のトルク伝達素子との噛合時に第1角部よりも他の素子の歯寄りに位置する第2角部と、を有し、第1角部は、第2角部よりも尖鋭ではないトルク伝達装置を提供する。
上記第2視点の好ましい形態によれば、第1トルク伝達素子及び第2トルク伝達素子のうちの少なくとも一方の歯は、他方のトルク伝達素子との噛合前に他の素子に面する第1先端面及び第2先端面と、他方のトルク伝達素子との噛合時に他の素子の歯に面する側面と、を有し、第1角部は第1先端面と第2先端面とで形成され、第2角部は第1先端面と側面とで形成されている。
上記第2視点の好ましい形態によれば、第1トルク伝達素子はギアであり、第2トルク伝達素子はスリーブである。
本発明の第3視点によれば、変速機のトルク伝達装置におけるトルク伝達素子の製造方法であって、他のトルク伝達素子と係合するための歯を鍛造加工によって成形する鍛造工程と、他のトルク伝達素子の歯との係合時に他のトルク伝達素子の歯寄りに位置する角部が尖鋭になるように、鍛造加工によって成形した歯の一部を切削加工する切削工程と、を含むトルク伝達素子の製造方法を提供する。
上記第3視点の好ましい形態によれば、他のトルク伝達素子と係合するための歯は、他のトルク伝達素子との噛合前に他のトルク伝達素子に面し、第1角部を形成する第1先端面及び第2先端面と、他のトルク伝達素子との噛合時に他のトルク伝達素子の歯に面し、第1先端面とで第2角部を形成する側面と、を有し、鍛造工程において第1先端面及び第2先端面を形成し、切削工程において側面を形成する。
本発明のトルク伝達素子及びトルク伝達装置によれば、シフトフィール性に影響する第1角部に丸みを持たせるとともに、噛合性に影響する第2角部は尖鋭になるように形成した。これにより、切削加工のみによって形成したトルク伝達素子よりシフトフィール性を向上させることができるとともに、鍛造加工のみによって形成したトルク伝達素子よりトルク伝達素子間の噛合いを外れにくくすることができる。
本発明のトルク伝達素子は、鍛造加工と切削加工を組み合わせることにより容易に製造することができる。
本発明のトルク伝達素子について説明する。図1に、本発明のトルク伝達素子の概略部分平面図を示す。図1は、トルク伝達素子に形成された1つの歯の概略部分平面図である。歯1は、他の素子との噛合前に、噛合する他のトルク伝達素子側の先端に位置する(噛合する他の素子寄りの位置する)第1角部1aと、他の素子との噛合時に第1角部1aよりも他の素子の歯寄りに位置する第2角部1b及び第3角部1cとを有する。第1角部1aは、他の素子との噛合前に該他の素子方向に面する第1先端面1d及び第2先端面1eとで形成される。好ましくは、第1先端面1d及び第2先端面1eは、他の素子とスムーズに噛合できるようにする隅取り(面取り)によって形成された面である。第2角部1b及び第3角部1cは、他の素子との噛合時に該他の素子の歯に面する第1側面1f及び第2側面1gと、第1先端面1d及び第2先端面1eとで形成される。すなわち、第2角部1bは、第1先端面1dと第1側面1fとで形成され、第3角部1cは、第2先端面1eと第2側面1gとで形成されている。第1側面1f及び第2側面1gは、噛合時に他の素子の歯との噛合が外れにくくなるように、先端側の第1角部1aから歯1の幅を縮小させるようなテーパ面となっている。
第1角部1aは、第2角部1b及び第3角部1cよりも尖鋭になっていない。好ましくは、第1角部1aは、面取りされたように、第2角部1b及び第3角部1cよりも丸みを帯びている(曲面状となっている)。一方、第2角部1b及び第3角部1cは、丸みを帯びず、尖鋭なピン角であると好ましい。
このような第1角部1a及び第2角部1bと第3角部1cの形状は、鍛造加工と切削加工とを組み合わせることによって適宜形成することができる。第1先端面1d及び第2先端面1e、並びに両先端面1d,1eで形成される第1角部1aは、鍛造加工によって形成されたものであると好ましく、第2角部1b及び第3角部1cは、鍛造加工によって形成された第1先端面1d、第2先端面1eと切削加工によって形成された第1側面1f、第2側面1gとで形成されたものであると好ましい。
次に、本発明のトルク伝達装置について説明する。本発明のトルク伝達装置は、少なくとも2つのトルク伝達素子を有し、そのうちの少なくとも一方が上述のような本発明のトルク伝達素子である。図2〜図4に、本発明のトルク伝達装置において、2つのトルク伝達素子の歯が係合した状態を示す概略平面図を示す。図2〜図4において、2つのトルク伝達素子としては、例えば、トルク伝達装置のギアとスリーブを挙げることができる。この場合、例えば、少なくとも1つの第1歯1はギアの外周面に形成されたものであり、少なくとも1つの第2歯2はスリーブの内周面に形成されたものであり、第1歯1と第2歯2とが係合することにより、2つのトルク伝達素子は噛合される。
図2は、2つのトルク伝達素子が共に図1に示す本発明のトルク伝達素子であるトルク伝達装置の概略部分平面図である。本発明のトルク伝達装置において、トルク伝達素子の第1歯1の第2角部1bと第3角部1c及び第2歯2の第2角部2bと第3角部2cは尖鋭なピン角であり、第1歯1の第1角部1a及び第2歯2の第1角部2aは丸みを有する角部である。
図3は、図2とは異なる形態を示す本発明のトルク伝達装置の概略部分平面図である。本発明のトルク伝達装置において、第1歯1は、本発明のトルク伝達素子の歯であるが、第2歯32は、切削加工によって形成された歯である。すなわち、第2歯32の第1角部32a、第2角部32b及び第3角部32cは、尖鋭なピン角となっている。
図4は、図2及び図3とは異なる形態を示す本発明のトルク伝達装置の概略部分平面図である。本発明のトルク伝達装置において、第1歯1は、本発明のトルク伝達素子の歯であるが、第2歯42は、鍛造加工によって形成された歯である。すなわち、第2歯42の第1角部42a、第2角部42b及び第3角部42cは、鍛造型によって形成された丸みを帯びた角となっている。
図2〜図4に示す本発明のトルク伝達装置によれば、少なくとも一方のトルク伝達素子は本発明のトルク伝達素子になっているので、丸みを帯びた第1角部(A部分)によりシフトフィール性を向上させると共に、尖鋭な第2角部及び第3角部(B部分)により噛合性を向上させることができる。
次に、本発明のトルク伝達素子の製造方法について説明する。図5に、本発明のトルク伝達素子の製造方法を説明するための概略工程図を示す。図5は、トルク伝達素子に形成された1つの歯の概略平面図である。まず、トルク伝達素子の歯1は、鍛造加工によって形成する。これにより、鍛造型の角部の形状が転写されるので、歯1の第1角部1a、第2角部1h及び第3角部1iともに曲面を有する角部となる(図5(a))。次に、他のトルク伝達素子の歯と噛合する際に該歯に面するテーパ面を切削加工によって形成する。すなわち、鍛造加工によって形成された第1側面1j、第2側面1k、及び丸みを有する角部1h,1iを除去すると共に、新たに作成される第1側面1f及び第2側面1gと第1先端面1d及び第2先端面1eとで形成される第2角部1b及び第3角部1cがピン角となるように、切取領域1l,1m(ハッチング領域)を決定し、切削加工によって除去する(図5(b))。なお、切取領域1l,1mの形状はいずれの形状でもよい。すなわち、図5(a)において鍛造加工される歯1の形状は、目的とする歯1の形状(図5(c))が得られるものであれば、特に限定されない。これにより、丸みを有さないピン角を有する第2角部1b及び第3角部1cが形成される(図5(c))。
本発明は、上記各実施形態を基に説明したが、上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、本発明の範囲内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、上記実施形態に対し種々の変形、変更及び改良を含むことができることはいうまでもない。また、本発明の請求の範囲の枠内において、種々の開示要素の多様な組み合わせ・置換ないし選択が可能である。
本発明のさらなる課題、目的及び展開形態は、請求の範囲を含む本発明の全開示事項からも明らかにされる。
本発明のトルク伝達素子及びトルク伝達装置並びにその製造方法は、手動変速機に適用することができ、例えば自動車の手動変速機に適用することができる。
本発明のトルク伝達素子の概略部分平面図 本発明のトルク伝達装置を説明するための概略部分平面図 本発明のトルク伝達装置を説明するための概略部分平面図 本発明のトルク伝達装置を説明するための概略部分平面図 本発明のトルク伝達素子の製造方法を説明するための概略工程図 手動変速機のトルク伝達装置における変速を説明するための概略部分断面図 同期時におけるハブスリーブの内周面に形成された歯とギアピースの外周面に形成された歯の係合状態を示す概略平面図 切削加工によって形成された歯同士が係合した状態を示す概略部分平面図 鍛造加工によって形成された歯同士が係合した状態を示す概略部分平面図
符号の説明
1 (第1)歯
1a 第1角部
1b,1h 第2角部
1c,1i 第3角部
1d 第1先端面
1e 第2先端面
1f,1j 第1側面
1g,1k 第2側面
1l,1m 切取領域
2,32,42 (第2)歯
2a,32a,42a 第1角部
2b,32b,42b 第2角部
2c,32c,42c 第3角部
2d,32d,42d 第1先端面
2e,32e,42e 第2先端面
2f,32f,42f 第1側面
2g,32g,42g 第2側面
62 スリーブ
63 シフトフォーク
65 シンクロナイザリング
66 ギア
67 シフト方向
68,69 歯
68a,69a 隅取り面
68b、69b テーパ面

Claims (10)

  1. 他の素子と噛合することによりトルクを伝達する変速機のトルク伝達素子であって、
    前記他の素子の歯と係合する少なくとも1つの歯を備え、
    前記歯は、前記他の素子との噛合前に前記他の素子寄りに位置する第1角部と、前記他の素子との噛合時に前記第1角部よりも前記他の素子の歯寄りに位置する第2角部と、を有し、
    前記第1角部は、前記第2角部よりも尖鋭ではないことを特徴とするトルク伝達素子。
  2. 前記歯は、前記他の素子との噛合前に前記他の素子に面する第1先端面及び第2先端面と、前記他の素子との噛合時に前記他の素子の歯に面する側面と、を有し、
    前記第1角部は前記第1先端面と前記第2先端面とで形成され、
    前記第2角部は前記第1先端面と前記側面とで形成されることを特徴とする請求項1に記載のトルク伝達素子。
  3. 前記第1先端面及び前記第2先端面は鍛造加工によって形成され、
    前記側面は切削加工によって形成されていることを特徴とする請求項2に記載のトルク伝達素子。
  4. 前記第1角部は丸みを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のトルク伝達素子。
  5. 前記第2角部は丸みを有さないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のトルク伝達素子。
  6. 第1トルク伝達素子と第2トルク伝達素子とを備え、両トルク伝達素子が噛合することによりトルクを変換するトルク伝達装置であって、
    前記第1トルク伝達素子は、その外周面に前記第2トルク伝達素子と係合するための少なくとも1つの歯を有し、
    前記第2トルク伝達素子は、その内周面に前記第1トルク伝達素子と係合するための少なくとも1つの歯を有し、
    前記第1トルク伝達素子及び前記第2トルク伝達素子のうちの少なくとも一方の前記歯は、他方のトルク伝達素子との噛合前に前記他方のトルク伝達素子寄りに位置する第1角部と、他方のトルク伝達素子との噛合時に前記第1角部よりも前記他の素子の歯寄りに位置する第2角部と、を有し、
    前記第1角部は、前記第2角部よりも尖鋭ではないことを特徴とするトルク伝達装置。
  7. 前記第1トルク伝達素子及び前記第2トルク伝達素子のうちの少なくとも一方の前記歯は、前記他方のトルク伝達素子との噛合前に前記他の素子に面する第1先端面及び第2先端面と、前記他方のトルク伝達素子との噛合時に前記他の素子の歯に面する側面と、を有し、
    前記第1角部は前記第1先端面と前記第2先端面とで形成され、
    前記第2角部は前記第1先端面と前記側面とで形成されていることを特徴とする請求項6に記載のトルク伝達装置。
  8. 前記第1トルク伝達素子はギアであり、
    前記第2トルク伝達素子はスリーブであることを特徴とする請求項6又は7に記載のトルク伝達装置。
  9. 変速機のトルク伝達装置におけるトルク伝達素子の製造方法であって、
    他のトルク伝達素子と係合するための歯を鍛造加工によって成形する鍛造工程と、
    前記他のトルク伝達素子の歯との係合時に前記他のトルク伝達素子の歯寄りに位置する角部が尖鋭になるように、前記鍛造加工によって成形した前記歯の一部を切削加工する切削工程と、を含むことを特徴とするトルク伝達素子の製造方法。
  10. 前記他のトルク伝達素子と係合するための前記歯は、前記他のトルク伝達素子との噛合前に前記他のトルク伝達素子に面し、第1角部を形成する第1先端面及び第2先端面と、前記他のトルク伝達素子との噛合時に前記他のトルク伝達素子の歯に面し、前記第1先端面とで第2角部を形成する側面と、を有し、
    前記鍛造工程において前記第1先端面及び前記第2先端面を形成し、
    前記切削工程において前記側面を形成することを特徴とする請求項9に記載のトルク伝達素子の製造方法。
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