JP6522467B2 - 車両用変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、軸方向に駆動されるスリーブギヤと、そのスリーブギヤと同期した状態で軸方向に移動したスリーブギヤが歯合するドッグギヤとを具備する車両用変速機に関するものである。
従来、上記スリーブギヤとドッグギヤとを具備する変速機として図6に示すものが知られている。即ち、図6に示す変速機は、シンクロメッシュ機構を採用した車両用変速機であって、出力軸1と、その出力軸1に空転状態で装着されたサード歯車、セカンド歯車、ロー歯車等の段ギヤ2と、その段ギヤ2に隣接して同軸に設けられ外歯3aを有するドッグギヤ3と、出力軸1と同回転するクラッチハブ4と、内周に例えばスプライン歯形の内歯6aをもってクラッチハブ4の外周に歯合して嵌挿されたスリーブギヤ6と、そのスリーブギヤ6とドッグギヤ3のコーン面との間に介装され外歯7aをもつシンクロナイザリング7とを主要部材として構成される。
この従来の車両用変速機では、ドッグギヤ3は、段ギヤ2と一体的に形成され、又は別に形成されたとしても、その後の圧入や溶接等により一体化される。そして、図6(a)に示す状態からスリーブギヤ6を軸方向に移動させることにより、シンクロナイザリング7を介してドッグギヤ3のコーン面に摩擦力を付与する。その後その摩擦力によりスリーブギヤ6に対するドッグギヤ3の回転速度差を無くした状態で、スリーブギヤ6を更に軸方向に移動させると、図6(b)に示すように、スリーブギヤ6の内歯6aがドッグギヤ3の外歯3aに歯合して、ギヤ入れが完了するように構成されている。
また、このような変速機では、ギヤ入れが行われた後のギヤ抜けを回避するために、軸方向に噛み合うスリーブギヤ6の内歯6a及びドッグギヤ3の外歯3aは図7に示すような形状を採るものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。即ち、図7(a)に示すように、ドッグギヤ3の外歯3aは、クラッチハブ4に臨む端部からそのクラッチハブ4から遠ざかるに従って歯厚を狭くした傾斜歯面3cを有し、スリーブギヤ6の内歯6aは、その外歯3aに臨む端部から歯幅方向内側に向って歯厚を狭くした傾斜歯面6cを具備する。そして、図7(b)に示すように、スリーブギヤ6が軸方向に移動し、スリーブギヤ6の内歯6aの傾斜歯面6cがドッグギヤ3における外歯3aの傾斜歯面3cと十分な噛み合い長さをもって歯合することによりギヤ入れが完了するように構成される。
スリーブギヤ6とドッグギヤ3の各傾斜歯面3c,6cは同一の傾斜角度を有し、スリーブギヤ6とドッグギヤ3とが傾くことなく互いに平行な状態で完全に噛み合うと、スリーブギヤ6とドッグギヤ3の各傾斜歯面3c,6cは面接触して逆楔型に噛み合うことになる。この状態でトルクが伝達されると、面接触して逆楔型に噛み合う各傾斜歯面3c,6cは、スリーブギヤ6とドッグギヤ3が互いに接近する方向に付勢して、スリーブギヤ6が軸方向(歯幅方向)へ移動してドッグギヤ3から離脱(ギヤ抜け)することを防止するとしている。
特開平04−362314号公報
しかし、このような変速機であっても、ギヤ入れが行われた後のギヤ抜けが時として生じることが知られている。このギヤ抜け現象とは、走行中にドッグギヤ3とスリーブギヤ6の噛み合いが外れてしまう現象であり、このギヤ抜けが生じると、動力伝達が途切れてしまうことになる。
このようなギヤ抜けの発生メカニズムは複雑であるけれども、近年では、計測技術やシミュレーション技術が進化し、それらを活用した研究によって、ギヤ抜けの発生原因は少しずつ明らかになってきている。そして、クラッチハブ4に対するスリーブギヤ6の傾きや、出力軸1に対するドッグギヤ3の傾きがその要因の1つとして認識されるに至った。
即ち、段ギヤ2は、その外周に形成される歯が出力軸1に対して傾斜するはすば歯車が採用されているので、トルクが入力されると、段ギヤ2とドッグギヤ3は段ギヤ2のねじれ角によるスラスト荷重の影響で、段ギヤ2と出力軸1と間のラジアル隙間の分だけ傾き、その出力軸1に対してドッグギヤ3は傾いて回転することが確認されている。
そして、段ギヤ2が出力軸1に対して傾いて回転すると、図8に示すように、ドッグギヤ3に歯合するスリーブギヤ6もクラッチハブ4に対して傾く。すると、ドッグギヤ3とスリーブギヤ6の双方の回転中心がずれて、ドッグギヤ3とスリーブギヤ6との間の接触荷重分布は周方向において均一では無くなり、傾斜方向に直交する側部にその接触荷重が集中する傾向を生じさせるとしている。
しかし、図8の拡大図に示すように、ドッグギヤ3に対してスリーブギヤ6が傾斜すると、傾斜方向に直交する側部では、スリーブギヤ6とドッグギヤ3の各傾斜歯面3c,6cが面接触することは無い。このため、その各傾斜歯面3c,6cはスリーブギヤ6とドッグギヤ3を接近させる付勢力を十分に生じさせることができず、時としてスリーブギヤ6が軸方向(歯幅方向)へ移動してドッグギヤ3から離脱するいわゆるギヤ抜けを発生させることから、従来の車両用変速機では、そのようなギヤ抜けを効果的に抑制し得ないという、未だ解決すべき課題が残存していた。
本発明の目的は、ドッグギヤやスリーブギヤが傾いても、ギヤ抜けを効果的に抑制し得る車両用変速機を提供することにある。
本発明は、出力軸に相対回転可能に設けられた段ギヤと、段ギヤに同軸に設けられ外歯を有するドッグギヤと、出力軸と一体に設けられたクラッチハブに軸方向に摺動可能に設けられ内歯がドッグギヤの外歯に歯合可能に構成されたスリーブギヤとを備え、外歯がクラッチハブに臨む端部からクラッチハブから遠ざかるに従って歯厚を狭くした傾斜歯面を有し、内歯が外歯に臨む端部から歯幅方向内側に向って歯厚を狭くした傾斜歯面を有し、内歯が外歯に歯合した状態で外歯の傾斜歯面と内歯の傾斜歯面が嵌合するように構成された車両用変速機の改良である。
その特徴ある構成は、外歯の中心軸に対する傾斜歯面の傾斜角と内歯の中心軸に対する傾斜歯面の傾斜角との差が、クラッチハブに対するスリーブギヤの最大傾きと出力軸に対するドッグギヤの最大傾きの差を超えて、スリーブギヤの最大傾きとドッグギヤの最大傾きの和未満であるところにある。
ここで、外歯の中心軸に対する傾斜歯面の傾斜角が内歯の中心軸に対する傾斜歯面の傾斜角より大きいことが好ましいけれども、外歯の中心軸に対する傾斜歯面の傾斜角が出力軸に対するドッグギヤの最大傾きより大きいようであれば、外歯の中心軸に対する傾斜歯面の傾斜角より内歯の中心軸に対する傾斜歯面の傾斜角が大きいようであっても良い。
本発明の車両用変速機は、ドッグギヤの外歯がスプライン形の傾斜歯面を備え、スリーブギヤの内歯がスプライン形の傾斜歯面を備える。そして、本発明では、その外歯の中心軸に対する傾斜歯面の傾斜角と内歯の中心軸に対する傾斜歯面の傾斜角との差が、クラッチハブに対するスリーブギヤの最大傾きと出力軸に対するドッグギヤの最大傾きの差を超えて、スリーブギヤの最大傾きとドッグギヤの最大傾きの和未満であることを要件とする。
このため、ドッグギヤに歯合するスリーブギヤがクラッチハブに対して傾くと、その接触荷重が集中する側部において、スリーブギヤとドッグギヤの各傾斜歯面を面接触させることができる。すると、その面接触して逆楔型に噛み合う各傾斜歯面に荷重が集中するので、その各傾斜歯面は傾斜方向にずれようとする力により、スリーブギヤとドッグギヤを互いに接近する方向に付勢することができる。これにより、ドッグギヤやスリーブギヤが傾いても、ドッグギヤとスリーブギヤの噛み合いが外れてしまうようなギヤ抜けを効果的に抑制することが可能になる。
本発明実施形態の変速機におけるスリーブギヤとドッグギヤが傾いた場合の傾斜方向に直行する方向の側部における1つの歯の形状及びその噛み合い関係を示す図である。 その変速機におけるスリーブギヤとシンクロナイザリングとドッグギヤの1つの歯の形状及びその噛み合い関係を示す図である。 そのスリーブギヤがドッグギヤと噛み合う周囲の構造を示す図4のA部拡大断面図である。 そのスリーブギヤ周囲の構造を有する車両用変速機の断面図である。 本発明の別の変速機におけるスリーブギヤとドッグギヤが傾いた場合の傾斜方向に直行する方向の側部における1つの歯の形状及びその噛み合い関係を示す図1に対応する図である。 従来の変速機のスリーブギヤ周囲の構造を示す図3に対応する拡大断面図である。 その従来のスリーブギヤとシンクロナイザリングとドッグギヤの1つの歯の形状及びその噛み合い関係を示す図2に対応する図である。 その従来のスリーブギヤとドッグギヤが傾いた場合の傾斜方向に直行する方向の側部における1つの歯の形状及びその噛み合い関係を示す図1に対応する図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図4に、本発明における車両用変速機10を示す。この変速機は常時噛み合い式の機械式変速機10であって、この実施の形態における機械式変速機10は、ギヤケース11と、そのギヤケース11内に設けられた入力軸12と、その入力軸12に連結してその入力軸12に同軸に設けられた出力軸13と、出力軸13に支持されてその出力軸13の周囲で空転するサード歯車、セカンド歯車、ロー歯車等の複数の段ギヤ14とを備える。
ギヤケース11には出力軸13の下方にその出力軸13に平行にカウンタシャフト16が設けられ、このカウンタシャフト16には複数のドライブギヤ17が一体的に形成される。カウンタシャフト16の先頭に設けられたカウンタドライブギヤ17hは入力軸12に形成されたスピードギヤ12aと歯合しており、これによりカウンタシャフト16は入力軸12とともに回転するように構成される。また、出力軸13に回転可能に支持された複数の段ギヤ14は、カウンタシャフト16に形成されたドライブギヤ17のいずれかと常時噛み合っており、複数の段ギヤ14のそれぞれの間の出力軸13には、円盤状のクラッチハブ18がそれぞれ一体的に設けられる。そして、その複数のクラッチハブ18の外周には、軸方向に伸びるスプラインが形成され、そのスプライン上にスリーブギヤ19が摺動可能に設けられる。
また、この機械式変速機10では、出力軸13の上方にその出力軸13に平行な複数のシフタロッド21(図では1本のみ示す。)が長手方向に移動可能に設けられ、この複数のシフタロッド21には、シフタフォーク22の上端がそれぞれ設けられる。シフタフォーク22の下部はスリーブギヤ19に連結され、そのシフタロッド21を選択的に軸方向に移動させることにより、その移動するシフタロッド21とともに移動するシフタフォーク22は、その下端に連結されたスリーブギヤ19を軸方向に摺動させるように構成される。このため、シフタロッド21が軸線方向に移動すると、そのシフタロッド21とともにシフタフォーク22がスリーブギヤ19とともに前進又は後退することになる。これにより、ギヤ抜き操作及び所望のギヤ入れ操作がなされることになる。
シフタフォーク22とともに移動するスリーブギヤ19周囲の構造は略同一構造であるので、そのうちの1つを代表して説明する。
すると、図3に詳しく示すように、スリーブギヤ19はクラッチハブ18に設けられるものであり、このクラッチハブ18はリング状をなして出力軸13に嵌着固定され、その出力軸13に対して回転も軸方向への移動も不能に取付けられる。そして、このクラッチハブ18の外周には外歯18aを形成する軸方向に延びるスプラインが形成される。
一方、スリーブギヤ19はリング状をなし、クラッチハブ18の外周における外歯18aに歯合するスプライン19aが内周に形成される。このスプラインはスリーブギヤ19の内歯19aを形成するものとなる。そして、スリーブギヤ19の外周には、シフタフォーク22が係合される溝19bが周方向に形成される。
また、段ギヤ14はクラッチハブ18に隣接して出力軸13に回動自在に外嵌され、段ギヤ14には、クラッチハブ18に対向する側にドッグギヤ31が隣接して同軸に設けられる。このドッグギヤ31は、段ギヤ14と別に作製され、その後の圧入や溶接等により段ギヤ14に一体化される。そして、段ギヤ14の外周には、カウンタシャフト16のドライブギヤ17(図4)と噛み合う歯14aが出力軸13に対して傾斜して設けられる。一方、ドッグギヤ31は、その外周に形成された外歯31bと、この外歯31b部分よりも小径で、しかも、クラッチハブ18側に向かって小径となるテーパコーン31cとを備える。
また、ドッグギヤ31のテーパコーン31cには、この円錐面に合致する傾斜面を内周に備えたシンクロナイザリング32が外嵌され、このシンクロナイザリング32の外周に設けたスプラインから成る外歯32aを、クラッチハブ18のスプラインから成る外歯18aとドッグギヤ31の外歯31bとの間に設定する。そして、これらの外歯18a,32a,31bは、その外周及び周方向ピッチを同一としてスリーブギヤ19のスプラインから成る内歯19aと単独で、または一連に噛み合うことができるように構成される。
そして、軸方向に噛み合うスリーブギヤ19の内歯19a、シンクロナイザリング32の外歯32b及びドッグギヤ31の外歯31bは図2に示すような形状を採る。即ち、スリーブギヤ19の内歯19aは、両端部がチャンファ角θ1で交差して先細になるようにカットされたチャンファ面19cをもつものである。同様に、シンクロナイザリング32の外歯32b及びドッグギヤ31の外歯31bの、スリーブギヤ19の内歯19aに臨むそれぞれの端部にも、それぞれチャンファ角θ2で交差して先細になるようにカットされたチャンファ面32c、及びチャンファ角θ3で交差して先細になるようにカットされたチャンファ面31eをもつ。
また、ドッグギヤ31の外歯31bには、クラッチハブ18に臨む端部からそのクラッチハブ18から遠ざかるに従って歯厚を狭くした傾斜歯面31fが形成され、スリーブギヤ19の内歯19aには、その外歯31bに臨む端部から歯幅方向内側に向って歯厚を狭くした傾斜歯面19dが形成される。即ち、スリーブギヤ19の内歯19aは、チャンファ面19cと交差する元々の歯面上に歯幅方向内側に向って歯厚を小さくした傾斜歯面19dが形成される。より具体的には、内歯19aの傾斜歯面19dは、チャンファ面19cと元々の歯面との稜線位置より若干歯幅方向内側から歯厚が小さくされたテーパ状に形成される。この傾斜歯面19dに対向してドッグギヤ31の外歯31bの歯面もチャンファ面31eから歯幅方向に歯厚が小さくなるように徐変された傾斜歯面31fとなっている。
そして、図2(b)に示すように、スリーブギヤ19が軸方向に移動し、スリーブギヤ19の内歯19aの傾斜歯面19dがドッグギヤ31における外歯31bの傾斜歯面31fと十分な噛み合い長さをもって歯合することによりギヤ入れが完了するように構成される。このため、各傾斜歯面19d,31fの長さは、このスリーブギヤ19とドッグギヤ31を介してトルクを伝達するに十分な強度を有する長さに設定される。即ち、スリーブギヤ19の内歯19aの傾斜歯面19dがドッグギヤ31における外歯31bの傾斜歯面31fと十分な噛み合い長さをもって歯合することにより必要な噛み合い代を得ることができ、それによりギヤ入れが完了するように構成される。
そして、本発明の特徴ある構成は、ドッグギヤ31における外歯31bの中心軸31hに対する傾斜歯面31fの傾斜角αと、スリーブギヤ19における内歯19aの中心軸19hに対する傾斜歯面19dの傾斜角βが異なるところにある。
即ち、図1に示す様に、ギヤ入れがなされた状態で、トルクが伝達された場合に生じる出力軸13やクラッチハブ18に対するスリーブギヤ19の最大傾きγと、その出力軸13に対するドッグギヤ31の最大傾きδを予め計算により求める。そして、スリーブギヤ19にドッグギヤ31が傾いた状態で噛み合っても、その傾斜方向に直交する一方又は他方の側部において、スリーブギヤ19とドッグギヤ31の各傾斜歯面19d,31fが面接触するように、ドッグギヤ31における外歯31bの傾斜歯面31fの傾斜角αと、スリーブギヤ19における内歯19aの傾斜歯面19dの傾斜角βを異ならせるものである。図1では、一方の側部において、スリーブギヤ19とドッグギヤ31の各傾斜歯面19d,31fが面接触する場合を示す。
具体的に、出力軸13に対して計算により予め求められるスリーブギヤ19の最大傾きγとドッグギヤ31の最大傾きδは同一方向に傾く場合と異なる方向に傾く場合が考えられる。このため、外歯31bの傾斜歯面31fの傾斜角αと、内歯19aの傾斜歯面19dの傾斜角βとの差(|α−β|)は、クラッチハブ18に対するスリーブギヤ19の最大傾きγ(図1)と出力軸13に対するドッグギヤ31の最大傾きδ(図1)の差(|γ−δ|)を超えて、スリーブギヤ19の最大傾きγとドッグギヤ31の最大傾きδの和(γ+δ)未満の範囲となる。よって、この範囲の差をもって、ドッグギヤ31における外歯31bの傾斜歯面31fの傾斜角αと、スリーブギヤ19における内歯19aの傾斜歯面19dの傾斜角βを異ならせることを特徴とする。このようにして、図1では、その傾斜方向に直交する一方の側部において各傾斜歯面19d,31fが面接触するようにする場合を示す。
ここで、図1に示す様に、このドッグギヤ31における外歯31bの中心軸31hに対する傾斜歯面31fの傾斜角αを、スリーブギヤ19の内歯19aの中心軸19hに対する傾斜歯面19dの傾斜角βより大きくすることが好ましい。けれども、図5に示すように、ドッグギヤ31における外歯31bの中心軸31hに対する傾斜歯面31fの傾斜角αが出力軸13に対するドッグギヤ31の最大傾きδより大きいようであれば、ドッグギヤ31における外歯31bの中心軸31hに対する傾斜歯面31fの傾斜角αより、スリーブギヤ19の内歯19aの中心軸19hに対する傾斜歯面19dの傾斜角βを大きくするようにしても良い。図5では、傾斜方向に直行する他方の側部において、スリーブギヤ19とドッグギヤ31の各傾斜歯面19d,31fが面接触する場合を示す。
そして、図3に示すように、ドッグギヤ31における外歯31bのクラッチハブ18とは反対側の端部には、切削加工、精密鍛造、焼結等によりこのドッグギヤ31を成形する際に、ストッパ31dが形成される。このストッパ31dの外径は、外歯31b部分の外径よりも大きく形成され、図2(b)に示すように、スリーブギヤ19の内歯19aの傾斜歯面19dがドッグギヤ31における外歯31bの傾斜歯面31fと十分な噛み合い長さをもって歯合して、ギヤ入れが完了した状態で、図3(b)に示すように、スリーブギヤ19の端縁がこのストッパ31dに当接し、ドッグギヤ31とスリーブギヤ19がそれ以上に接近することを防止するように構成される。
次に、このように構成された車両用変速機の動作を説明する。
この車両用変速機10の変速操作にあって、ギヤ抜き状態からシフタフォーク22が移動してギヤ入れが行われる場合を説明すると、そのシフタフォーク22が係合するスリーブギヤ19は、クラッチハブ18の外周からシフタフォーク22とともに移動する。
図2(a)及び図3(a)に示す様に、スリーブギヤ19が右側に移動してそのスプラインから成る内歯19aがシンクロナイザリング32のスプラインから成る外歯32aと接触するまでは、ドッグギヤ31のテーパコーン31cとシンクロナイザリング32内周面との摩擦力が、全くないか、または極めて小さいため、出力軸13側の回転力はドッグギヤ31側には伝達されない。
スリーブギヤ19が右側に移動してその内歯19aがシンクロナイザリング32の外歯32aと接触すると、シンクロナイザリング32はドッグギヤ31に押しつけられ、ドッグギヤ31のテーパコーン31cとシンクロナイザリング32内周面との摩擦力が大きくなると、ドッグギヤ31側が出力軸13側の回転速度に同期するようになる。そして、出力軸13側の回転速度にドッグギヤ31側の回転速度が同期すると、そのスリーブギヤ19はシンクロナイザリング32のスプラインから成る外歯32aに案内されてスリーブギヤ19は更に右側に移動することになり、図2(b)及び図3(b)に示すように、ドッグギヤ31の外歯31bに嵌合することになる。
ここで、図2に示すように、ドッグギヤ31の外歯31bにはスプライン形の傾斜歯面31fが形成され、スリーブギヤ19の内歯19aにはスプライン形の傾斜歯面19dが形成されているので、このようなドッグギヤ31とスリーブギヤ19の外歯31bと内歯19aが歯合すると、各傾斜歯面31f,19dは逆楔型に噛み合うことになる。このため、各傾斜歯面31f,19dが歯合した状態でトルクを伝達させると、互いの傾斜歯面31f,19dには、その傾斜に沿って移動しようとする力が発生して、ドッグギヤ31とスリーブギヤ19を軸方向に互いに接近させる方向に付勢することになる。すると、スリーブギヤ19が軸方向に移動してドッグギヤ31に接近し、必要な噛み合い代が確保されることになる。
そして、そのように噛み合い代が確保された状態で、スリーブギヤ19の端縁がストッパ31dに当接し、ドッグギヤ31とスリーブギヤ19が噛み合ってギヤ入れが完了する。すると、図4に示す入力軸12の回転はカウンタシャフト16を回転させて、カウンタシャフト16に設けられたドライブギヤ17も回転し、そのドライブギヤ17と歯合する段ギヤ14が出力軸13とともに回転する。これにより、入力軸12に入力された動力を出力軸13に伝達することが可能になる。
一方、段ギヤ14は、その外周に形成される歯14aが出力軸13に対して傾斜するはすば歯車が採用されているので、図1に示すように、ドライブギヤ17と歯合して段ギヤ14にトルクが入力されると、段ギヤ14とドッグギヤ31は段ギヤ14のねじれ角によるスラスト荷重の影響で、段ギヤ14と出力軸13と間のラジアル隙間の分だけ傾いて回転することになる。
段ギヤ14が傾いて回転すると、ドッグギヤ31に歯合するスリーブギヤ19もクラッチハブ18に対して傾く。すると、ドッグギヤ31とスリーブギヤ19の双方の回転中心がずれて、ドッグギヤ31とスリーブギヤ19との間の接触荷重分布は周方向において均一では無くなり、幾何学的な関係から、傾斜方向に直交する側部にその接触荷重が集中する傾向を生じさせる。
そして、本発明では、ドッグギヤ31における外歯31bの中心軸31hに対する傾斜歯面31fの傾斜角αと、スリーブギヤ19の内歯19aの中心軸19hに対する傾斜歯面19dの傾斜角βとの差(|α−β|)が、クラッチハブ18に対するスリーブギヤ19の最大傾きγと出力軸13に対するドッグギヤ31の最大傾きδの差を超えて、スリーブギヤ19の最大傾きγとドッグギヤ31の最大傾きδの和(γ+δ)未満であるとし、スリーブギヤ19にドッグギヤ31が傾いた状態で噛み合っても、その傾斜方向に直交する一方又は他方の側部において、スリーブギヤ19とドッグギヤ31の各傾斜歯面19d,31fが面接触するようにした。
このため、ドッグギヤ31に歯合するスリーブギヤ19がクラッチハブ18に対して傾き、その傾斜方向に直交する両側部において、図1の一方の拡大図に示す様に、少なくとも一方の側部においては、スリーブギヤ19の傾斜歯面19dとドッグギヤ31の傾斜歯面31fが面接触して逆楔型に噛み合うことになる。
ここで、図1では、ドッグギヤ31における外歯31bの中心軸31hに対する傾斜歯面31fの傾斜角αを、スリーブギヤ19の内歯19aの中心軸19hに対する傾斜歯面19dの傾斜角βより大きくした場合を示し、その一方の拡大図では、ドッグギヤ31の外歯31bが図の下方に移動してスリーブギヤ19の内歯19aに図の上側から接触することになる。このため、その面接触したスリーブギヤ19の傾斜歯面19dとドッグギヤ31の傾斜歯面31fに接触荷重が集中すると、逆楔型に噛み合う各傾斜歯面19d,31fはその傾斜に沿って移動しようとして、スリーブギヤ19とドッグギヤ31を互いに接近する方向に付勢することになる。
一方、図1の他方の拡大図に示す様に、その傾斜方向に直交する他方の側部においては、ドッグギヤ31の外歯31bが図の上方に移動してスリーブギヤ19の内歯19aに図の下側から接触することになる。このため、この他方の側部においては、ドッグギヤ31の傾斜歯面31fとチャンファ面31eとの交線がスリーブギヤ19の内歯19aにおける傾斜歯面19dに接触する。よって、この他方の側部にあっては、スリーブギヤ19の傾斜歯面19dとドッグギヤ31の傾斜歯面31fが面接触することはないけれども、ドッグギヤ31の傾斜歯面31fとチャンファ面31eとの交線がスリーブギヤ19の内歯19aにおける傾斜歯面19dに接触して、その傾斜歯面19dの傾斜に沿ってその傾斜方向に案内される。従って、この他方の側部にあっても、スリーブギヤ19とドッグギヤ31を互いに接近することを妨げるようなことはない。
このように、本発明では、ドッグギヤ31における外歯31bの中心軸31hに対する傾斜歯面31fの傾斜角αと、スリーブギヤ19における内歯19aの中心軸19hに対する傾斜歯面19dの傾斜角βが異ならせ、例え、ドッグギヤ31やそのドッグギヤ31に歯合するスリーブギヤ19が傾いても、その傾斜方向に直交する両側部の内の少なくとも一方の側部において、スリーブギヤ19の傾斜歯面19dとドッグギヤ31の傾斜歯面31fを面接触させるようにした。このため、面接触するそれぞれの傾斜歯面19d,31fは逆楔型に噛み合うことになり、接触荷重の集中により、逆楔型に噛み合う各傾斜歯面19d,31fはその傾斜に沿って移動しようとして、スリーブギヤ19とドッグギヤ31を互いに接近する方向に付勢する。これにより、本発明では、ドッグギヤ31やそのドッグギヤ31に歯合するスリーブギヤ19が傾いても、スリーブ19が段ギヤ14から遠ざかって、そのドッグギヤ31とスリーブギヤ19の噛み合いが外れてしまう現象である、いわゆるギヤ抜けを防止することが可能になるのである。
なお、上述した実施の形態では、ドッグギヤ31の外歯31bにおける傾斜歯面31fの傾斜角αが、スリーブギヤ19の内歯19aにおける傾斜歯面19dの傾斜角βより大きい場合を説明した。けれども、図5に示すように、ドッグギヤ31における外歯31bの中心軸31hに対する傾斜歯面31fの傾斜角αが出力軸13に対するドッグギヤ31の最大傾きδより大きいようであれば、ドッグギヤ31における外歯31bの中心軸31hに対する傾斜歯面31fの傾斜角αより、スリーブギヤ19の内歯19aの中心軸19hに対する傾斜歯面19dの傾斜角βを大きくするようにしても良い。
このように、ドッグギヤ31における外歯31bの傾斜歯面31fの傾斜角αより、スリーブギヤ19の内歯19aの傾斜歯面19dの傾斜角βを大きくすると、図5の他方の拡大図に示す様に、その他方の側部において、スリーブギヤ19の傾斜歯面19dとドッグギヤ31の傾斜歯面31fが面接触して逆楔型に噛み合うことになる。この他方の拡大図では、ドッグギヤ31の外歯31bが図の上方に移動してスリーブギヤ19の内歯19aに図の下側から接触することになる。このため、その面接触したスリーブギヤ19の傾斜歯面19dとドッグギヤ31の傾斜歯面31fに接触荷重が集中すると、逆楔型に噛み合う各傾斜歯面19d,31fはその傾斜に沿って移動しようとして、スリーブギヤ19とドッグギヤ31を互いに接近する方向に付勢することになる。
一方、図5の一方の拡大図に示す様に、その傾斜方向に直交する一方の側部においては、ドッグギヤ31の外歯31bが図の下方に移動してスリーブギヤ19の内歯19aに図の上側から接触することになる。このため、この一方の側部においては、スリーブギヤ19の傾斜歯面19dとチャンファ面19cとの交線がドッグギヤ31の外歯31bにおける傾斜歯面31fに接触する。よって、この一方の側部にあっては、スリーブギヤ19の傾斜歯面19dとドッグギヤ31の傾斜歯面31fが面接触することはないけれども、スリーブギヤ19の傾斜歯面19dとチャンファ面19cとの交線がドッグギヤ31の外歯31bにおける傾斜歯面31fに接触して、その傾斜歯面31fの傾斜に沿ってその傾斜方向に案内される。
そして、ドッグギヤ31における外歯31bの中心軸31hに対する傾斜歯面31fの傾斜角αが、出力軸13に対するドッグギヤ31の最大傾きδより大きい場合、例え、ドッグギヤ31が出力軸13に対して傾いても、その傾斜歯面31fがスリーブギヤ19を遠ざける方向に傾くことはない。従って、この一方の側部にあっても、スリーブギヤ19の傾斜歯面19dとチャンファ面19cとの交線が接触する傾斜歯面31fは、スリーブギヤ19とドッグギヤ31を互いに接近させる方向に付勢し、その接近を妨げるようなことはない。
よって、ドッグギヤ31における外歯31bの中心軸31hに対する傾斜歯面31fの傾斜角αより、スリーブギヤ19の内歯19aの中心軸19hに対する傾斜歯面19dの傾斜角βを大きくするようにしても、外歯31bの傾斜歯面31fの傾斜角αが出力軸13に対するドッグギヤ31の最大傾きδより大きい場合であれば、接触荷重の集中により、噛み合う各傾斜歯面19d,31fはその傾斜に沿って移動しようとして、スリーブギヤ19とドッグギヤ31を互いに接近する方向に付勢するので、例えドッグギヤ31やそのドッグギヤ31に歯合するスリーブギヤ19が傾いても、スリーブ19が段ギヤ14から遠ざかって、そのドッグギヤ31とスリーブギヤ19の噛み合いが外れてしまう現象である、いわゆるギヤ抜けを防止することが可能になる。
10 車両用変速機
13 出力軸
14 段ギヤ
18 クラッチハブ
19 スリーブギヤ
19a 内歯
19d 傾斜歯面
19h 内歯の中心軸
31 ドッグギヤ
31b 外歯
31f 傾斜歯面
31h 外歯の中心軸
α 外歯の傾斜歯面の傾斜角
β 内歯の傾斜歯面の傾斜角
γ スリーブギヤの最大傾き
δ ドッグギヤの最大傾き

Claims (3)

  1. 出力軸(13)に相対回転可能に設けられた段ギヤ(14)に同軸に設けられ外歯(31b)を有するドッグギヤ(31)と、前記出力軸(13)と一体に設けられたクラッチハブ(18)に軸方向に摺動可能に設けられ内歯(19a)が前記ドッグギヤ(31)の外歯(31b)に歯合可能に構成されたスリーブギヤ(19)とを備え、
    前記外歯(31b)が前記クラッチハブ(18)に臨む端部から前記クラッチハブ(18)から遠ざかるに従って歯厚を狭くした傾斜歯面(31f)を有し、前記内歯(19a)が前記外歯(31b)に臨む端部から歯幅方向内側に向って歯厚を狭くした傾斜歯面(19d)を有し、前記内歯(19a)が前記外歯(31b)に歯合した状態で前記外歯(31b)の傾斜歯面(31f)と前記内歯(19a)の傾斜歯面(19d)が嵌合するように構成された車両用変速機において、
    前記外歯(31b)の中心軸(31h)に対する前記傾斜歯面(31f)の傾斜角(α)と前記内歯(19a)の中心軸(19h)に対する前記傾斜歯面(19d)の傾斜角(β)との差(|α−β|)が、前記クラッチハブ(18)に対する前記スリーブギヤ(19)の最大傾き(γ)と前記出力軸(13)に対する前記ドッグギヤ(31)の最大傾き(δ)の差(|γ−δ|)を超えて、前記スリーブギヤ(19)の最大傾き(γ)と前記ドッグギヤ(31)の最大傾き(δ)の和(γ+δ)未満である
    ことを特徴とする車両用変速機。
  2. 外歯(31b)の中心軸(31h)に対する傾斜歯面(31f)の傾斜角(α)が内歯(19a)の中心軸(19h)に対する傾斜歯面(19d)の傾斜角(β)より大きい請求項1記載の車両用変速機。
  3. 外歯(31b)の中心軸(31h)に対する傾斜歯面(31f)の傾斜角(α)が出力軸(13)に対するドッグギヤ(31)の最大傾き(δ)より大きく、前記外歯(31b)の中心軸(31h)に対する前記傾斜歯面(31f)の傾斜角(α)より内歯(19a)の中心軸(19h)に対する傾斜歯面(19d)の傾斜角(β)が大きい請求項1記載の車両用変速機。
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