JP6224556B2 - トランスミッションのシンクロ装置 - Google Patents

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本発明は、外周にドグ歯を有して回転軸に相対回転自在に支持されたギヤと、前記回転軸に結合されたハブと、前記ハブに軸方向摺動自在にスプライン結合されたスリーブと、前記スリーブの内周のスプライン歯に噛合可能なドグ歯を外周に有するとともに、前記ギヤとの摩擦係合を可能にして前記ハブおよび該ギヤ間に配置されたブロッキングリングとを備えるトランスミッションのシンクロ装置に関する。
かかるトランスミッションのシンクロ装置は、例えば下記特許文献1により公知である。このシンクロ装置は、スリーブのスプライン歯の歯先がブロッキングリングのドグ歯の歯先に当たらないように、スリーブのスプライン歯の歯先の位相とブロッキングリングのドグ歯の歯先の位相とが半ピッチずれており、スプライン歯の歯先の斜面とドグ歯の歯先の斜面とが当接することで、スプライン歯がドグ歯をスムーズに掻き分けて噛合できるようになっている。
特開2001−132771号公報
しかしながら、スリーブの位相とギヤの位相との関係は偶然に左右されて自由のコントロールできないため、ブロッキングリングのドグ歯を掻き分けた後のスリーブのスプライン歯の歯先の位相が、たまたまギヤのドグ歯の歯先の位相と一致していると両者の歯先が引っ掛かってしまい、スリーブのスプライン歯がギヤのドグ歯にスムーズに噛合できなくなる場合がある。
特に、DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)、AMT(オートマチック・マニュアル・トランスミッション)、無段変速機に組み合わされた副変速機等においては、シンクロ装置のスリーブがアクチュエータで駆動されるため、シンクロ装置の係合の失敗によるリトライが繰り返されると、変速応答性の低下やトルク抜けが発生して商品性を著しく低下させる懸念がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、スリーブのスプライン歯の歯先とギヤのドグ歯の歯先との引っ掛かりを回避してシンクロ装置のスムーズな係合を可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、外周にドグ歯を有して回転軸に相対回転自在に支持されたギヤと、前記回転軸に結合されたハブと、前記ハブに軸方向摺動自在にスプライン結合されたスリーブと、前記スリーブの内周のスプライン歯に噛合可能なドグ歯を外周に有するとともに、前記ギヤとの摩擦係合を可能にして前記ハブおよび該ギヤ間に配置されたブロッキングリングとを備え、前記スリーブのスプライン歯を前記ブロッキングリングのドグ歯および前記ギヤのドグ歯に噛合させることで、前記ギヤを前記回転軸に結合するトランスミッションのシンクロ装置であって、前記ギヤのドグ歯は、歯先が平坦な平歯であって、歯先の軸方向突出量が大きいギヤ側長歯と歯先の軸方向突出量が小さいギヤ側短歯とを交互に配置して構成され、前記スリーブのスプライン歯のうちの相互に隣接する少なくとも2個のスプライン歯は、歯先が平坦な平歯であって、歯先の軸方向突出量が大きいスリーブ側長歯と歯先の軸方向突出量が小さいスリーブ側短歯とで構成されるとともに、前記スリーブのスプライン歯のうちの残りのスプライン歯は、歯先が尖ったチャンファ歯で構成され、前記ブロッキングリングのドグ歯は、歯先が尖ったチャンファ歯で構成され、前記スリーブのチャンファ歯に対向する位置に設けられて前記スリーブ側長歯および前記スリーブ側短歯に対向する位置で欠歯することを特徴とするトランスミッションのシンクロ装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記スリーブ側長歯と歯先と前記スリーブ側短歯の歯先との軸方向距離は、前記ギヤ側長歯の歯先と前記ギヤ側短歯の歯先との軸方向距離よりも大きいことを特徴とするトランスミッションのシンクロ装置が提案される。
尚、実施の形態の第1ギヤ16は本発明のギヤに対応し、実施の形態のギヤ側長歯16dおよびギヤ側短歯16eは本発明のギヤのドグ歯に対応し、実施の形態のスリーブ側長歯19a、スリーブ側短歯19bおよびチャンファ歯19cは本発明のスリーブのスプライン歯に対応し、実施の形態の第1ブロッキングリング20は本発明のブロッキングリングに対応し、実施の形態の第1ブロッキングリング20のドグ歯20aは本発明のブロッキングリングのドグ歯に対応する。
請求項1の構成によれば、シンクロ装置は、外周にドグ歯を有して回転軸に相対回転自在に支持されたギヤと、回転軸に結合されたハブと、ハブに軸方向摺動自在にスプライン結合されたスリーブと、スリーブの内周のスプライン歯に噛合可能なドグ歯を外周に有するとともに、ギヤとの摩擦係合を可能にしてハブおよび該ギヤ間に配置されたブロッキングリングとを備え、スリーブのスプライン歯をブロッキングリングのドグ歯およびギヤのドグ歯に噛合させることで、ギヤを回転軸に結合することができる。
ギヤのドグ歯は、平歯よりなるギヤ側長歯およびギヤ側短歯で構成され、スリーブのスプライン歯は、平歯よりなるスリーブ側長歯およびスリーブ側短歯と、歯先が尖ったチャンファ歯とで構成され、ブロッキングリングのドグ歯は、歯先が尖ったチャンファ歯で構成され、スリーブのチャンファ歯に対向する位置に設けられてスリーブ側長歯およびスリーブ側短歯に対向する位置で欠歯するので、スリーブのチャンファ歯がブロッキングリングのチャンファ歯に噛合してスリーブおよびギヤの回転が同期した後、スリーブおよびギヤの僅かな相対回転により、スリーブ側長歯の平坦な歯先はギヤ側長歯の平坦な歯先あるいはギヤ側短歯の平坦な歯先を滑って引っ掛かることなく、スリーブ側長歯およびギヤ側長歯の側面どうしが当接して軸方向の摺動をガイドすることで、スリーブのスプライン歯をギヤのドグ歯にスムーズに噛合させることができる。
また請求項2の構成によれば、スリーブ側長歯と歯先とスリーブ側短歯の歯先との軸方向距離は、ギヤ側長歯の歯先とギヤ側短歯の歯先との軸方向距離よりも大きいので、スリーブ側長歯19a…およびギヤ側長歯16d…の側面の当接を速やかに達成し、スリーブ側長歯とギヤ側長歯とを確実に噛合させることができる。
回転軸の軸線に沿うシンクロ装置の縦断面図。 図1の2−2線断面図。 シンクロ装置の作用説明図(その1)。 シンクロ装置の作用説明図(その2)。
以下、図1〜図4に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すように、ミッションケース11にボールベアリング12を介して中空の回転軸13が回転自在に支持されており、回転軸13の外周にニードルベアリング14,15を介して相対回転自在に支持された第1ギヤ16および第2ギヤ17は、シンクロ装置Sにより回転軸13に選択的に結合可能である。
シンクロ装置Sは、第1ギヤ16および第2ギヤ17間で回転軸13にスプライン結合されたハブ18と、ハブ18の外周に軸方向摺動自在にスプライン結合されたスリーブ19と、ハブ18および第1ギヤ16間に配置された第1ブロッキングリング20と、ハブ18および第1ブロッキングリング20間に配置された第1シンクロナイザスプリング21と、ハブ18および第2ギヤ17間に配置された第2ブロッキングリング22と、ハブ18および第2ブロッキングリング22間に配置された第2シンクロナイザスプリング23とを備えており、スリーブ19の右動により第1ギヤ16が回転軸13に結合され、スリーブ19の左動により第2ギヤ17が回転軸13に結合される。
シンクロ装置Sの右半部、つまり第1ギヤ16を回転軸13に結合する部分の構造と、シンクロ装置Sの左半部、つまり第2ギヤ17を回転軸13に結合する部分の構造とは実質的に同一であるため、以下にシンクロ装置Sの右半部を代表として詳細な構造を説明する。
図1および図2に示すように、スリーブ19の内周にはハブ18の外周にスプライン嵌合する多数のスプライン歯19a…,19b…,19c…が形成され、第1ブロッキングリング20の外周にはスリーブ19のスプライン歯19c…に係合可能な多数のドグ歯20a…が形成され、第1シンクロナイザスプリング21は、スリーブ19のスプライン歯19a…,19b…,19c…および第1ブロッキングリング20のドグ歯20a…間に配置される。
第1ギヤ16は、回転軸13に回転自在に支持されたボス部16aと、ボス部16aから径方向外側に延びるディスク部16bと、ディスク部16bの外周に形成された多数のギヤ歯16c…とを備えており、ボス部16aの外周には多数のドグ歯よりなるギヤ側長歯16d…およびギヤ側短歯16e…が形成されるとともに、第1ブロッキングリング20の内周のコーン面20bに当接可能なコーン面16fが形成される。
スリーブ19のスプライン歯19a…,19b…,19c…は、スリーブ側長歯19a…、スリーブ側短歯19b…およびチャンファ歯19c…からなる。スリーブ側長歯19a…およびスリーブ側短歯19b…は相互に隣接して少なくとも一対が設けられており、それらの第1ギヤ16側の歯先は平坦な平歯で構成される。そしてスリーブ側長歯19a…の歯先の第1ギヤ16側への突出量は、スリーブ側短歯19b…の歯先の第1ギヤ16側への突出量よりも大きくなっている。それに対し、スリーブ19のチャンファ歯19c…の歯先は尖った三角歯で構成され、その歯先の第1ギヤ16側への突出量は、スリーブ側短歯19b…の歯先の第1ギヤ16側への突出量と同等か、それよりも小さくなっている。
第1ギヤ16のドグ歯16d…,16e…は、周方向に交互に配置されたギヤ側長歯16d…およびギヤ側短歯16e…からなる。ギヤ側長歯16d…およびギヤ側短歯16e…のスリーブ19側の歯先は平坦な平歯で構成され、ギヤ側長歯16d…の歯先のスリーブ19側への突出量は、ギヤ側短歯16e…の歯先のスリーブ19側への突出量よりも大きくなっている。スリーブ側長歯19a…およびスリーブ側短歯19b…の歯先間の距離αは、ギヤ側長歯16d…およびギヤ側短歯16e…の歯先間の距離βよりも大きく設定される(図2参照)。
スリーブ19側に向かって尖った三角歯で構成された第1ブロッキングリング20のドグ歯20a…は、スリーブ19のチャンファ歯19c…に対向する部分だけに設けられており、スリーブ19のスリーブ側長歯19a…およびスリーブ側短歯19b…に対向する部分は欠歯している。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
図3(A)はシンクロ装置Sが係合解除したオフギヤ状態であり、中立位置にあるスリーブ19に対して第1ギヤ16は相対回転している。
図3(B)はボーク状態であり、図示せぬアクチュエータによりハブ18に対してスリーブ19が右動することで、スリーブ19が前進する荷重が第1シンクロナイザスプリング21を介して第1ブロッキングリング20に伝達され、第1ブロッキングリング20が第1ギヤ16に向けて付勢される。スリーブ19が更に前進すると、スリーブ19のチャンファ歯19c…の歯先と第1ブロッキングリング20のドグ歯20a…の歯先とが斜面どうしで当接し、かつ第1ギヤ16のコーン面16fと第1ブロッキングリング20のコーン面20bとが接触して摩擦力によるトルクが発生するため、このトルクにより第1ギヤ16の回転とスリーブ19の回転(つまり回転軸13の回転)との差回転が次第に減少する。このとき、スリーブ19のスリーブ側長歯19a…と第1ギヤ16のギヤ側長歯16d…とは接触していない。
図3(C)は同期完了第1段階であり、第1ギヤ16とスリーブ19との差回転がゼロになり、第1ギヤ16のコーン面16fと第1ブロッキングリング20のコーン面20bとの間の摩擦力によるトルクが消滅するため、スリーブ19のチャンファ歯19c…が第1ブロッキングリング20のドグ歯20a…を掻き分けることが可能になる。その結果、スリーブ19のスリーブ側長歯19a…の平坦な歯先と、第1ギヤ16のギヤ側長歯16d…の平坦な歯先とが当接する。
図4(D)は同期完了第2段階であり、第1ギヤ16のコーン面16fと第1ブロッキングリング20のコーン面20bとの間の摩擦力によるトルクが消滅し、第1ギヤ16とスリーブ19とが相対回転し発生し始めることで、スリーブ19のスリーブ側長歯19a…の平坦な歯先と、第1ギヤ16のギヤ側長歯16d…の平坦な歯先とが滑ってスリーブ19が僅かに前進し、スリーブ19のスリーブ側長歯19a…の平坦な歯先と、第1ギヤ16のギヤ側短歯16e…の平坦な歯先とが当接する。
尚、スリーブ19および第1ギヤ16の位相により、スリーブ側長歯19a…の歯先とギヤ側長歯16d…の歯先とが当接しない場合には、図3(C)の同期完了第1段階または図4(D)の同期完了第2段階を経由することなく、図4(E)の案内状態に直接移行する。
図4(E)は案内状態であり、第1ギヤ16とスリーブ19との相対回転自在により、スリーブ19のスリーブ側長歯19a…の平坦な歯先と、第1ギヤ16のギヤ側短歯16e…の平坦な歯先とが滑り、スリーブ19のスリーブ側長歯19a…の側面と、第1ギヤ16のギヤ側長歯16d…の側面とが当接する。
図4(F)はシンクロ装置Sが係合したインギヤ状態であり、スリーブ19は、スリーブ側長歯19a…の側面を第1ギヤ16のギヤ側長歯16d…の側面に案内されながら前進し、スリーブ19のスリーブ側長歯19a…、スリーブ側短歯19b…およびチャンファ歯19c…が、第1ギヤ16のギヤ側長歯16d…およびギヤ側短歯16e…に全て係合し、スリーブ19および第1ギヤ16間のトルク伝達が可能になる。
以上のように、本実施の形態によれば、スリーブ19のチャンファ歯19c…が第1ブロッキングリング20のドグ歯20a…に噛合してスリーブ19および第1ギヤ16の回転が同期した後、スリーブ19および第1ギヤ16の僅かな相対回転により、スリーブ側長歯19a…の平坦な歯先はギヤ側長歯16d…の平坦な歯先あるいはギヤ側短歯16e…の平坦な歯先を滑って引っ掛かることなく、スリーブ側長歯19a…およびギヤ側長歯16d…の側面どうしが当接して軸方向の摺動をガイドすることで、スリーブ19のスプライン歯19a…,19b…,19c…を第1ギヤ16のドグ歯16d…,16e…にスムーズに噛合させることができる。
その際に、スリーブ側長歯19a…の歯先とスリーブ側短歯19b…の歯先との軸方向距離αは、ギヤ側長歯16d…の歯先とギヤ側短歯16e…の歯先との軸方向距離βよりも大きいので(図2参照)、図4(D)の同期完了第2段階において、スリーブ側短歯19b…の歯先がギヤ側長歯16d…の歯先に当接することなく、スリーブ側長歯19a…の歯先がギヤ側短歯16e…に歯先に確実に当接することが保証され、スリーブ側長歯19a…およびギヤ側長歯16d…の側面の当接を速やかに達成することができる。
またスリーブ19のチャンファ歯19c…の歯先の第1ギヤ16側への突出量は、スリーブ側短歯19b…の歯先の第1ギヤ16側への突出量と同等か、それよりも小さくなっているので(図2参照)、図4(D)の同期完了第2段階において、スリーブ側長歯19a…の歯先がギヤ側短歯16e…に歯先に当接する前に、スリーブ19のチャンファ歯19c…の尖った歯先が第1ギヤ16のギヤ側長歯16d…の歯先に引っ掛かる事態を未然に防止することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態ではスリーブ側長歯19a…およびスリーブ側短歯19b…を複数対備えているが、スリーブ側長歯19aおよびスリーブ側短歯19bは少なくとも一対あれば良い。
13 回転軸
16 第1ギヤ(ギヤ)
16d ギヤ側長歯(ギヤのドグ歯)
16e ギヤ側短歯(ギヤのドグ歯)
18 ハブ
19 スリーブ
19a スリーブ側長歯(スリーブのスプライン歯)
19b スリーブ側短歯(スリーブのスプライン歯)
19c チャンファ歯(スリーブのスプライン歯)
20 第1ブロッキングリング(ブロッキングリング)
20a 第1ブロッキングリングのドグ歯(ブロッキングリングのドグ歯)
α スリーブ側長歯と歯先とスリーブ側短歯の歯先との軸方向距離
β ギヤ側長歯の歯先とギヤ側短歯の歯先との軸方向距離

Claims (2)

  1. 外周にドグ歯(16d,16e)を有して回転軸(13)に相対回転自在に支持されたギヤ(16)と、前記回転軸(13)に結合されたハブ(18)と、前記ハブ(18)に軸方向摺動自在にスプライン結合されたスリーブ(19)と、前記スリーブ(19)の内周のスプライン歯(19a,19b,19c)に噛合可能なドグ歯(20a)を外周に有するとともに、前記ギヤ(16)との摩擦係合を可能にして前記ハブ(18)および該ギヤ(16)間に配置されたブロッキングリング(20)とを備え、前記スリーブ(19)のスプライン歯(19a,19b,19c)を前記ブロッキングリング(20)のドグ歯(20a)および前記ギヤ(16)のドグ歯(16d,16e)に噛合させることで、前記ギヤ(16)を前記回転軸(13)に結合するトランスミッションのシンクロ装置であって、
    前記ギヤ(16)のドグ歯(16d,16e)は、歯先が平坦な平歯であって、歯先の軸方向突出量が大きいギヤ側長歯(16d)と歯先の軸方向突出量が小さいギヤ側短歯(16e)とを交互に配置して構成され、
    前記スリーブ(19)のスプライン歯(19a,19b,19c)のうちの相互に隣接する少なくとも2個のスプライン歯は、歯先が平坦な平歯であって、歯先の軸方向突出量が大きいスリーブ側長歯(19a)と歯先の軸方向突出量が小さいスリーブ側短歯(19b)とで構成されるとともに、前記スリーブ(19)のスプライン歯(19a,19b,19c)のうちの残りのスプライン歯は、歯先が尖ったチャンファ歯(19c)で構成され、
    前記ブロッキングリング(20)のドグ歯(20a)は、歯先が尖ったチャンファ歯で構成され、前記スリーブ(19)のチャンファ歯(19c)に対向する位置に設けられて前記スリーブ側長歯(19a)および前記スリーブ側短歯(19b)に対向する位置で欠歯することを特徴とするトランスミッションのシンクロ装置。
  2. 前記スリーブ側長歯(19a)と歯先と前記スリーブ側短歯(19b)の歯先との軸方向距離(α)は、前記ギヤ側長歯(16d)の歯先と前記ギヤ側短歯(16e)の歯先との軸方向距離(β)よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載のトランスミッションのシンクロ装置。
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