JP2009162167A - 圧縮機用電動機 - Google Patents

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【課題】圧縮機用電動機において、密閉容器から排出される冷媒ガスの油含有率を低減すること。
【解決手段】圧縮機用電動機7は、鉄芯23とこの鉄芯23の両側からエンドコイル17が突出するコイル24とを有する固定子7bと、鉄芯23の中央穴に回転可能に配置された回転子7aと、回転子7aの中央穴に嵌合され少なくとも一側が当該回転子7aより突出して偏心力が加えられるシャフト6と、回転子7aの上側及び下側に設置された上バランスウエイト16a及び下バランスウエイト16bとを備える。上下のバランスウエイト16の先端部外周面が全周にわたって上下のエンドコイル17よりも突出されている。回転子7aの上面に流れ込む潤滑油8を下バランスウエイト16bの下面に油を導く油流出穴を設けている。
【選択図】図4B

Description

本発明は、圧縮機用電動機に係わり、特に回転子の両側にバランスウエイトを設置した圧縮機用電動機に好適なものである。
従来の圧縮機用電動機としては、特開2000−73977号公報(特許文献1)に示されたものがある。
この特許文献1の圧縮機用電動機は、鉄芯とこの鉄芯の両側からエンドコイルが突出するコイルとを有する固定子と、鉄芯の中央穴に回転可能に配置された回転子と、この回転子の中央穴に嵌合され少なくとも一側が当該回転子より突出して偏心力が加えられるシャフトと、回転子の上側及び下側に設置され且つエンドコイルより低い上バランスウエイト及び下バランスウエイトと、を備えて構成されている。
この圧縮機用電動機は、圧縮機外殻を構成する密閉容器の内部に、圧縮機構より吐出される油分を含む冷媒ガスが固定子と回転子との間を下側から上側に流れる状態に設置される。
そして、上バランスウエイトの上部を円周外周面とすることで、回転子上部の吐出パイプ近傍の空間でのミスト状の冷媒ガスの掻き回しを低減し、冷媒ガスに含まれた油滴の更なる微細化を抑制することによって、密閉容器外部の冷凍サイクルへ吐出される冷媒ガス中の冷凍機油を減少させ、オイルレートを低減させている。
特許文献1の図3の例では、回転子上部に流れ込む冷凍機油を放出するための開口部を円周外周面の一部に設けている。
特開2000−73977号公報
しかしながら、上述した特許文献1の圧縮機用電動機では、エンドコイルより低い上バランスウエイト及び下バランスウエイトとなっているため、上バランスウエイトの上面及び下バランスウエイトの下面に冷媒ガスが流れ込み、上下バランスウエイトのこれらの面における冷媒ガスの掻き回しによって冷媒ガスに含まれた油滴の微細化が行われる。
そこで、上バランスウエイトの先端部外周面を上エンドコイルよりも突出することが考えられるが、回転子上部に流れ込む冷凍機油を放出するための開口部の深さが極めて深くなり(換言すれば、開口部が高さ方向に長くなり)、この開口部による冷媒ガスの掻き回しで冷媒ガスに含まれた油滴の微細化が行われ、密閉容器外部の冷凍サイクルへ吐出される冷媒ガス中の冷凍機油が増大する、という課題が生じていた。
本発明の目的は、密閉容器から排出される冷媒ガスの油含有率を低減できる圧縮機用電動機を提供することにある。
なお、本発明のその他の目的と有利点は以下の記述から明らかにされる。
前述の目的を達成するための本発明の第1の態様は、鉄芯とこの鉄芯の両側からエンドコイルが突出するコイルとを有する固定子と、前記鉄芯の中央穴に回転可能に配置された回転子と、前記回転子の中央穴に嵌合され少なくとも一側が当該回転子より突出して偏心力が加えられるシャフトと、前記回転子の上側及び下側に設置された上バランスウエイト及び下バランスウエイトと、を備えて構成され、前記上下のバランスウエイトの先端部外周面が全周にわたって前記上下のエンドコイルよりも突出され、圧縮機外殻を構成する密閉容器の内部に設置されて、圧縮機構より吐出される油分を含む冷媒ガスが前記固定子と前記回転子との間を一側から他側に流れる圧縮機用電動機であって、前記回転子の上面に流れ込む潤滑油を前記下バランスウエイトの下方に導く油流出穴を設けたことにある。
係る本発明の第1の態様におけるより好ましい具体的構成例は次の通りである。
(1)前記油流出穴は、前記回転子の上面から下面に貫通して形成された第1油流出穴と、前記下バランスウエイトの上面から下面に貫通して形成された第2油流出穴とからなっていること。
(2)前記(1)において、前記第1油流出穴は複数の細い穴で構成されて前記回転子の中央穴の周囲に円周状に配列され、前記下バランスウエイトは前記シャフトが貫通する中央穴を有し、この中央穴は前記複数の第1油流出穴の配列の円周径よりも大きく形成されて前記第2油流出穴を兼ねていること。
(3)前記(2)において、前記下バランスウエイトは、その中央穴の下部周囲に当該中央穴に連通し且つ下面に開口する複数のリベット用凹部を設け、その複数の凹部の底面から貫通するリベットにより固定されていること。
(4)前記(1)において、前記下バランスウエイトは、前記シャフトが貫通する中央穴と、この中央穴に仕切り壁を介して隣接すると共に回転子側から凹む下アンバランス量付与凹部と、この下アンバランス量付与凹部の底部から下面に貫通する第3油流出穴とを有していること。
(5)前記(4)において、前記回転子は複数の磁石挿入穴に挿入された永久磁石を備え、前記下バランスウエイトの仕切り壁は前記磁石挿入穴の下面を塞ぐように設けられていること。
(6)前記(1)において、前記上バランスウエイトは前記シャフトが貫通する中央穴を有し、この中央穴は前記複数の第1油流出穴の配列の円周径よりも大きく形成されていること。
(7)前記(6)において、前記上バランスウエイトは、その中央穴に連通し且つ上面に開口する上アンバランス量付与凹部を設け、この上アンバランス量付与凹部の底面から貫通するリベットを介して固定されていること。
(8)前記固定子のコイルは集中巻方式で巻かれ、前記上下のバランスウエイトは、回転中心軸を対称軸としたときのバランスウエイトの外周面が対称となるように、亜鉛合金ダイキャスト一体成形品で構成されていること。
また、本発明の第2の態様は、鉄芯とこの鉄芯の両側からエンドコイルが突出するコイルとを有する固定子と、前記鉄芯の中央穴に回転可能に配置された回転子と、前記回転子の中央穴に嵌合され少なくとも一側が当該回転子より突出して偏心力が加えられるシャフトと、前記回転子の上側及び下側に設置された上バランスウエイト及び下バランスウエイトと、を備え、前記上下のバランスウエイト及び前記回転子は上下が連通される構成とし、前記上下のバランスウエイトの先端部外周面が全周にわたって前記上下のエンドコイルよりも突出され、圧縮機外殻を構成する密閉容器の内部に設置されて、圧縮機構より吐出される油分を含む冷媒ガスが前記固定子と前記回転子との間を一側から他側に流れることにある。
また、本発明の第3の態様は、鉄芯とこの鉄芯の両側からエンドコイルが突出するコイルとを有する固定子と、前記鉄芯の中央穴に回転可能に配置された回転子と、前記回転子の中央穴に嵌合され少なくとも一側が当該回転子より突出して偏心力が加えられるシャフトと、前記回転子の上側及び下側に設置された上バランスウエイト及び下バランスウエイトと、を備え構成され、前記上下のバランスウエイトの先端部外周面が全周にわたって前記上下のエンドコイルよりも突出され、圧縮機外殻を構成する密閉容器の内部に設置されて、圧縮機構より吐出される油分を含む冷媒ガスが前記固定子と前記回転子との間を一側から他側に流れる圧縮機用電動機であって、前記下バランスウエイトは、前記シャフトが貫通する中央穴と、この中央穴に仕切り壁を介して隣接すると共に回転子側から凹む上アンバランス付与凹部と、この上アンバランス付与凹部の底部から下面に貫通する油流出穴とを有していることにある。
係る本発明の第3の態様におけるより好ましい具体的構成例は次の通りである。
(1)前記回転子は複数の磁石挿入穴に挿入された永久磁石を備え、前記下バランスウエイトの仕切り壁は前記磁石挿入穴の下面を塞ぐように設けられていること。
また、本発明の第4の態様は、鉄芯とこの鉄芯の両側からエンドコイルが突出するコイルとを有する固定子と、前記鉄芯の中央穴に回転可能に配置された回転子と、前記回転子の中央穴に嵌合され少なくとも一側が当該回転子より突出して偏心力が加えられるシャフトと、前記回転子の両側に設置されたバランスウエイトと、を備え構成され、前記両側のバランスウエイトの先端部外周面が全周にわたって前記両側のエンドコイルよりも突出され、圧縮機外殻を構成する密閉容器の内部に設置されて、圧縮機構より吐出される油分を含む冷媒ガスが前記固定子と前記回転子との間を一側から他側に流れる圧縮機用電動機であって、前記一側のバランスウエイトは、前記シャフトが貫通する中央穴を有し、この中央穴に連通し且つ反回転子側の面に開口するアンバランス付与凹部を設け、このアンバランス付与凹部の底面から貫通するリベットを介して固定されていることにある。
係る本発明の圧縮機用電動機によれば、密閉容器から排出される冷媒ガスの油含有率を低減できる。
以下、本発明の一実施形態を図1から図11Cを参照しながら説明する。
本実施形態における密閉型電動圧縮機50の全体の構成、動作、機能などに関して、図1から図3を参照しながら説明する。なお、図2において、実線矢印は密閉容器1の底部の油溜9から吸い上げられた潤滑油8の流れを示し、点線矢印は圧縮機構2より吐出された冷媒ガスの流れを示す。
密閉型電動圧縮機50は、冷凍空調装置(例えば、空気調和機、冷蔵庫、冷凍庫、冷蔵・冷凍ショーケースなど)やヒートポンプ式給湯装置などの冷凍サイクルの構成機器として用いられ、密閉容器1、圧縮機構2、及び電動機7を主要構成要素として備えている。
密閉容器1は、円筒状の筒部とこの筒部の上下に溶着された蓋部とから構成され、内部を密閉空間としている。この密閉容器1は、圧縮機構2及び電動機7を収納し、底部の油溜9に冷凍機油などの潤滑油8を貯留している。この潤滑油8の油面は副軸受15の上方に位置するよう設定されている。
密閉容器1の上蓋部を貫通して吸込パイプ11が設けられ、密閉容器1の筒部を貫通して吐出パイプ22が設けられている。この吐出パイプ22は、フレーム5の直下に位置して、密閉容器1内の中心方向に突出して設けられている。吐出パイプ22の先端はエンドコイル17の外周面より中心側に突出して開口されている。
圧縮機構2は、フルオロカーボンや二酸化炭素などの冷媒ガスを圧縮して密閉容器1内に吐出するものであり、密閉容器1内の上部に設置されている。この圧縮機構2は、固定スクロール3、旋回スクロール4、フレーム5、及びオルダムリング10を主要構成要素として備えている。
固定スクロール3は、端板上に渦巻状のラップを立設して構成され、フレーム5上にボルト止めされている。固定スクロール3の周縁部には吸込口12が設けられ、中央部には吐出口14が設けられている。吸込口12には吸込パイプ11が連通している。吐出口14は密閉容器1内の圧縮機構2の上方の空間と連通されている。
旋回スクロール4は、端板上に渦巻状のラップを立設して構成され、固定スクロール3と噛み合わされて圧縮室を形成する。この旋回スクロール4は固定スクロール3とフレーム5との間に挟み込まれている。旋回スクロール4の反固定スクロール側にはボス部が突出して設けられ、このボス部内には旋回軸受が設置され、この旋回軸受内にはシャフト6の偏心ピン部6aが嵌合されている。
オルダムリング10は、旋回スクロール4の自転規制機構を構成するものであり、旋回スクロール4とフレーム5との間に設置され、旋回スクロール4が自転するのを防止して円軌道運動を行わせる。
フレーム5は、密閉容器1に溶接で固定され、固定スクロール3、オルダムリング10、及び旋回スクロール4を支持している。このフレーム5の中央には下方に突出する筒部が設けられている。この筒部内には、シャフト6を軸支する主軸受5aが設けられている。
固定スクロール3及びフレーム5の外周部には、固定スクロール3の上方空間とフレーム5の下方空間とを連通する複数の吐出ガス通路18aが形成されている。この複数の吐出ガス通路18aは全周にわたって配置されている。
電動機7は、固定子7b、回転子7a、シャフト6、及びバランスウエイト16を主要構成要素として備え、回転子7aに永久磁石35(図5b参照)を備えた同期電動機で構成されている。
固定子7bは、電流を流して回転磁界を発生させる複数の導体を有するコイル24と、この回転磁界を効率よく伝達するための鉄芯23とを主要構成要素として備えている。コイル24のエンドコイル17は鉄芯23の両側からが突出されている。鉄芯23は密閉容器1に焼き嵌めして固定されている。固定子7bの外周には全周にわたって多数の切欠きが形成され、この切欠きと密閉容器1との間に吐出ガス通路18が形成されている。
回転子7aは、鉄芯25とこの鉄芯25に内蔵された永久磁石35とを主要構成要素として備え、固定子7bからの回転磁界を回転運動に変換し、シャフト6を中心に回転される。この回転子7aは、固定子7bの鉄芯23の中央穴に回転可能に配置されている。
シャフト6は、回転子7aの中央穴に嵌合されて回転子7aと一体化されている。シャフト6の一側(図示例では上側)は、回転子7aより突出して圧縮機構2に係合され、圧縮機構2の圧縮動作により偏心力が加えられる。本実施形態では、シャフト6は、その両側が回転子7aの両側より突出され、回転子7aの両側で主軸受5a及び副軸受15により軸支され、安定して回転することができる。副軸受15は、密閉容器1に溶接して固定された支持部材により支持されると共に、潤滑油8に浸漬されている。
シャフト6の下端は密閉容器1の底部の油溜9内に延びている。このシャフト6には潤滑油8を各軸受部および各摺動面へ供給する貫通穴6bが設けられ、この貫通穴6bを通して油溜9より潤滑油8が吸い上げられるようになっている。シャフト貫通穴6bを通して吸い上げられた潤滑油8は、各軸受及び圧縮機構2の摺動部に供給される。圧縮機構2の摺動部に供給された潤滑油8は、冷媒ガスと共に固定スクロール3の中央部の吐出口14から吐出されるため、吐出口14より吐出された吐出ガスの中にはミスト状の潤滑油が多く含まれている。
バランスウエイト16は、回転子7aの両側に設置された上バランスウエイト(圧縮機構側バランスウエイト)16a及び下バランスウエイト(反圧縮機構側バランスウエイト)16bから構成され、複数のリベット31を共用して回転子7aに固定されている。上下のバランスウエイト16a、16bは共通のリベット31を介して回転子7aに固定されている。これによって、上下のバランスウエイト16a、16bを回転子7aに安価に且つ容易に固定することができる。
回転中心軸を対称軸としたときの上バランスウエイト16a及び下バランスウエイト16bの外周面が対称に形成されている。上バランスウエイト16a及び下バランスウエイト16bの先端部外周面は全周にわたって上エンドコイル(圧縮機構側エンドコイル)17a及び下エンドコイル(反圧縮機構側エンドコイル)17bよりも突出されている。
上バランスウエイト16aの先端部外周面が全周にわたって上エンドコイル17aよりも上方に突出されてフレーム5に接近され、下バランスウエイト16bの先端部外周面が全周にわたって下エンドコイル17bよりも下方に突出されて潤滑油8の油面に接近されている。
エンドコイル17よりも突出した下バランスウエイト16bの外周面と密閉容器1の内周面との間のガス通路面積Bと、エンドコイル17よりも突出した上バランスウエイト16aの外周面と密閉容器1の内周面との間のガス通路面積Aとの比を、同等以下にしている。具体的には、下側のガス通路面積と下側のガス通路面積との比が0.9〜1.0の範囲内となるように設定されている。
かかる構成において、電動機7に通電されて回転子7aが回転されると、これに伴ってシャフト6も回転され、偏心ピン部6aが偏心した回転運動をすることにより、旋回スクロール4が旋回駆動され、固定スクロール3と旋回スクロール4との間に形成される圧縮室が外周側から中央部に移動しながら小さくなる。これによって、密閉容器1の外部の冷凍サイクルに通じた吸込パイプ11及び吸込口12を通して冷媒ガスが吸入されて圧縮されて行き、圧縮された冷媒ガスは固定スクロール3の中央部の吐出口14から密閉容器1内の上部空間に吐出される。これらの動作が繰り返される。
固定スクロール3の吐出口14から上方へ吐出される多量の潤滑油を含んだミスト状の冷媒ガスは、圧縮機構2の外周部に設けられた吐出ガス通路18aを通って密閉容器1の内側の全周から圧縮機構2の下方の空間(電動機7の上方の空間)に導かれる。この過程で冷媒ガスに含まれる油分の一部が分離され、吐出ガス通路18aや密閉容器1の内面などを伝わって、最終的には密閉容器1の底部の油溜9に貯留される。
ここで、上バランスウエイト16aの先端部外周面が全周にわたって上エンドコイル17aよりも上方に突出されているので、圧縮機構2の下方の空間に導かれた冷媒ガスは上バランスウエイト16aの上面及びその上方に流入することが抑制される。これによって、上バランスウエイト16aの上面で冷媒ガスが掻き回されることが抑制され、冷媒ガスに含まれた油滴の微細化が抑制されると共に、冷媒ガスが上バランスウエイト16aの上面上方を通って直接吐出パイプ22に至り冷凍サイクルへ流出されることが抑制される。特に、本実施形態では、上バランスウエイト16aの先端部外周面が全周にわたってフレーム5に接近されているので、これらの油分流出抑制効果を格段に向上することができる。
このようにして圧縮機構2の下方の空間に導かれた冷媒ガスの大部分は、電動機7の外周部に設けられた吐出ガス通路18bを通って全周から電動機7の下方の空間(潤滑油8の油面上方の空間)に導かれる。この過程で冷媒ガスに含まれる油分の一部がさらに分離され、吐出ガス通路18bや密閉容器1の内面などを伝わって、密閉容器1の底部の油溜9に貯留される。
ここで、下バランスウエイト16bの先端部外周面が全周にわたって下エンドコイル17bよりも下方に突出されているので、電動機7の下方の空間21に導かれた冷媒ガスは、下バランスウエイト16bの下面及びその下方に流入することが抑制されると共に、下バランスウエイト16bの先端部外周面によって流れる方向が反転され、下バランスウエイト16bと下エンドコイル17bとの間の空間に流入されて流れる方向が反転される。これによって、下バランスウエイト16bの下面で冷媒ガスが掻き回されることが抑制され、冷媒ガスに含まれた油滴の微細化が抑制されると共に、この吐出ガス通路18bから流出された後に反転する過程で冷媒ガスに含まれる油分の一部がさらに分離される。特に、本実施形態では、下バランスウエイト16bの先端部外周面が全周にわたって潤滑油8の油面に接近されているので、これらの油分流出抑制効果を格段に向上することができる。
流れる方向が反転された冷媒ガスは、下バランスウエイト16bと下エンドコイル17bとの間の空間、回転子7aと固定子7bとの間の空隙19、上バランスウエイト16aと上エンドコイル17aとの間の空間、さらには上エンドコイル17aの上方の空間20を通って、吐出パイプ22に吸込まれて冷凍サイクルに流出される。ここで、上バランスウエイト16aの先端部外周面が全周にわたって上エンドコイル17aよりも上方に突出されているので、上エンドコイル17aの上方の空間に導かれた冷媒ガスは上バランスウエイト16aの上面及びその上方に流入することが抑制される。これによって、上バランスウエイト16aの上面で冷媒ガスが掻き回されることが抑制され、冷媒ガスに含まれた油滴の微細化が抑制される。
本実施形態では、下バランスウエイト16bのエンドコイル17よりも突出した外周面と密閉容器1の内周面との間の空間20のガス通路面積Bとエンドコイル17よりも突出した上バランスウエイト16aの外周面と密閉容器1の内周面との間の空間21のガス通路面積Aが同等以下になっているので、油含有率を格段に低減できる。
係る低減効果について、ガス通路面積Bとガス通路面積Aとの比であるガス通路面積比B/Aと油含有率との関係を示す図3を参照しながら説明する。
電動機7の下方から回転子7aと固定子7bとの間の空隙を通って電動機7の上方に流れる冷媒ガスに対しては、電動機7の上側と下側の形状の違いによるガス通路面積の差に起因する電動機7の上下間で起こる冷媒ガスの流れの影響を考慮することが必要である。特に、電動機7の上下間でのガス流を流体力学で扱われる定常流とみなしてエネルギー保存則を適用すると、ρv/2+p+ρgz=constで数式化されるベルヌーイの定理と呼ばれる関係が成り立つことが知られている。
上記関係式によれば、ガス通路面積Bがガス通路面積Aに対して大きい場合、ガス通路面積Bでの流速が低下して圧力が上昇し、上側ガス通路面積での流速は相対的に増加して圧力が低下することから、圧力差による下側から上側への流れが発生することになり、下部空間における油分離を妨げる方向に作用することとなる。このため、ガス通路面積比B/Aが1.0を超えると、図3に示すように、油含有率が急激に増大する。
上述した本実施形態によれば、電動機7の回転子7aのバランスウェイト16a、16b部の変更を行うことのみで、吐出ガスの油含有率を低減することができ、圧縮機構2や副軸受部材15は従来通りに設計することができることから、変更に伴うコスト増加を抑えることができる。その結果、安価に冷媒ガスと潤滑油との気液分離を行うことができ、吐出ガスの油含有率を抑えることができる。従って、冷凍サイクル中での配管圧力損失や凝縮器、蒸発器などの熱交換器での熱交換効率の低下を防止するという効果を期待でき、サイクル性能を大幅に向上させることが可能である。また、圧縮機内の油持ち出しを抑えられることから油面安定化にもつながり、軸受部への安定的な油供給が可能になることから信頼性上の向上も期待できる。
次に、図4Aから図11Cを参照しながら、電動機7について具体的に説明する。
回転子7aの上面には、軸受を潤滑した潤滑油8や、圧縮機構2から吐出された冷媒ガスから分離された潤滑油8などが流れ込む。図4Aから図4Cに示すように、回転子7aの上面に流れ込む潤滑油8を回転子7a及び下バランスウエイト16b内を通して下バランスウエイト16bの下方に導く油流出穴26が設けられている。この油流出穴26によって潤滑油8を流出することにより、従来例のように回転子7aの上面に流れ込む潤滑油8を放出するための開口部を上バランスウエイト16aの外周面に開口する必要がなく、この開口部による冷媒ガスの掻き回しで冷媒ガスに含まれた油滴の微細化が行われることを防止できる。
油流出穴26は、回転子7aの上面から下面に貫通して形成された第1油流出穴26aと、下バランスウエイト16bの上面から下面に貫通して形成された第2油流出穴26bとから構成されている。これによって、回転子7aの上面に流れ込む潤滑油8は、第1油流出穴26aを通して回転子7aの下面に流下され、さらには第2流出穴26bの側壁面を流下された後に、第2流出穴26bに近接する油溜9に確実に滴下させることができる。
第1油流出穴26aは、複数の細い穴で構成され、回転子7aの中央穴の周囲に円周状に配列されている。下バランスウエイト16bはシャフト6が貫通する中央穴26bを有し、この中央穴26bは複数の第1油流出穴26aの配列の円周径よりも大きく形成されて第2油流出穴26bを兼ねている。これによって、簡単な構成で、圧縮機が若干傾いていても、回転子7aの上面に流れ込む潤滑油8を複数の第1油流出穴26aの何れかを通して油溜9に確実に滴下させることができる。
下バランスウエイト16bは、その中央穴26bの下部周囲に当該中央穴26bに連通し且つ下面に開口する複数のリベット用凹部26cを等間隔に設け、その複数のリベット用凹部26cの底面から貫通するリベット31により固定されている。これによって、中央穴26bを流下する潤滑油8は各リベット用凹部26cに集められ、各リベット用凹部26cの壁面を流下されることとなり、より一層確実に潤滑油8を油溜9に確実に滴下させることができると共に、リベット31の長さを短縮でき、その信頼性を向上することができる。
上バランスウエイト16aはシャフト6が貫通する中央穴37を有し、この中央穴37は複数の第1油流出穴26aの配列の円周径よりも大きく形成されている。これによって、軸受を潤滑した潤滑油8や圧縮機構2から吐出された冷媒ガスから分離された潤滑油8などが多い場合であっても、中央穴37内に潤滑油8を一時的に貯留させつつ、複数の第1油流出穴26aを通して確実に流出させることができる。
下バランスウエイト16bは、中央穴26bに仕切り壁32を介して隣接すると共に回転子7a側から凹む下アンバランス量付与凹部33と、この上アンバランス付与凹部33の底部から下面に貫通する第3油流出穴26dとを形成している。回転子7aの下面を伝わって下アンバランス量付与凹部33に流入した潤滑油8は第3油流出穴26dより直ぐに流出されるので、下バランスウエイト16bのアンバランス量が下アンバランス量付与凹部33に流入した潤滑油8で変化することを防止できる。
回転子7aは複数の磁石挿入穴34に挿入された永久磁石35を備え、この永久磁石35は平面から見て四角形を成すように配置されている。そして、下バランスウエイト16bの仕切り壁32は磁石挿入穴34の下面を塞ぐように設けられている。これによって、簡単な構成で、下アンバランス量付与と永久磁石35の支持とを両立させることができる。
永久磁石35は、具体的には、複数枚(図示例では、3枚)で構成され、中央の永久磁石35が仕切り壁32で支持され、両側の永久磁石35が下バランスウエイト16bの本体部分で支持されている。このように永久磁石35を複数枚に分割したことにより、次の効果が得られる。第1に、永久磁石単体のコストダウンを図ることができる。第2に、固定子7bからの磁界の影響により永久磁石35には渦電流が発生するが、永久磁石35を分割することにより渦電流損を低減させることができる。
上バランスウエイト16aは、その中央穴37に連通し、上面に開口する上アンバランス量付与凹部36を設け、この上アンバランス量付与凹部36の底面から貫通するリベット31を介して固定されている。これによって、リベット31の長さを短縮でき、その信頼性を向上することができる。
上述したように、上バランスウエイト16a、回転子7a及び下バランスウエイト16bは、中央穴37、油流出穴26a及び中央穴26bにより上下が連通される構成となっている。
固定子7bのコイル24は集中巻方式で巻かれている。これによって、コイルエンド17の高さを低くすることができ、換言すれば、バランスウエイト16をエンドコイル17より容易に突出させることができる。
上下のバランスウエイト16は、回転中心軸を対称軸としたときのバランスウエイト16の外周面が対称となるように、金属一体成形品、具体的には亜鉛合金ダイキャスト一体成形品で構成されている。これによって、上下のバランスウエイト16を容易に製作することができる。
本発明の一実施形態における密閉型電動圧縮機の縦断面図である。 図1の密閉型電動圧縮機における冷媒ガス及び潤滑油の流れを示す図である。 密閉型電動圧縮機におけるガス通路面積比B/Aと油含有率との関係を実験的に求めた特性図である。 本実施形態の電動機の平面図である。 図4AのA−A断面図である。 図4Aの底面図である。 本実施形態の電動機における回転子にバランスウエイトを設置した状態の平面図である。 図5AのB−B断面図である。 図5Aの底面図である。 本実施形態の電動機における回転子にバランスウエイトを設置した状態の上から見た斜視図である。 本実施形態の電動機における回転子にバランスウエイトを設置した状態の下から見た斜視図である。 図6の一部断面拡大図である。 本実施形態における回転子の平面図である。 図9AのC−C断面図である。 本実施形態における上バランスウエイトの平面図である。 図10AのD−D断面図である。 図10Aの底面図である。 本実施形態における下バランスウエイトの平面図である。 図11AのE−E断面図である。 図11Aの底面図である。
符号の説明
1…密閉容器、2…圧縮機構、3…固定スクロール、4…旋回スクロール、5…フレーム、5a…主軸受、6…シャフト、6a…偏心ピン部、6b…油供給穴、7…電動機、7a…回転子、7b…固定子、8…潤滑油、9…油溜、10…オルダムリング、11…吸込パイプ、12…吸込口、14…吐出パイプ、15…副軸受、16a…上バランスウェイト、16b…下バランスウェイト、17…コイルエンド、17a…上コイルエンド、17b…下コイルエンド、18a、18b…吐出ガス通路、19…固定子と回転子との間の空隙、20…電動機の上方空間、21…電動機の下方空間、22…吐出パイプ、23…固定子の鉄芯、24…固定子のコイル、25…回転子の鉄芯、26…油流出穴、26a…第1油流出穴、26b…第2油流出穴(下バランスウエイトの中央穴)、26c…リベット用凹部、26d…第3油流出穴、31…リベット、32…仕切り壁、33…下アンバランス量付与凹部、35…永久磁石、36…上アンバランス量付与凹部、37…上バランスウエイトの中央穴、50…密閉型電動圧縮機。

Claims (13)

  1. 鉄芯とこの鉄芯の両側からエンドコイルが突出するコイルとを有する固定子と、
    前記鉄芯の中央穴に回転可能に配置された回転子と、
    前記回転子の中央穴に嵌合され少なくとも一側が当該回転子より突出して偏心力が加えられるシャフトと、
    前記回転子の上側及び下側に設置された上バランスウエイト及び下バランスウエイトと、を備えて構成され、
    前記上下のバランスウエイトの先端部外周面が全周にわたって前記上下のエンドコイルよりも突出され、
    圧縮機外殻を構成する密閉容器の内部に設置されて、圧縮機構より吐出される油分を含む冷媒ガスが前記固定子と前記回転子との間を一側から他側に流れる圧縮機用電動機であって、
    前記回転子の上面に流れ込む潤滑油を前記下バランスウエイトの下方に導く油流出穴を設けた
    ことを特徴とする圧縮機用電動機。
  2. 請求項1において、前記油流出穴は、前記回転子の上面から下面に貫通して形成された第1油流出穴と、前記下バランスウエイトの上面から下面に貫通して形成された第2油流出穴とからなっていることを特徴とする圧縮機用電動機。
  3. 請求項2において、前記第1油流出穴は複数の細い穴で構成されて前記回転子の中央穴の周囲に円周状に配列され、前記下バランスウエイトは前記シャフトが貫通する中央穴を有し、この中央穴は前記複数の第1油流出穴の配列の円周径よりも大きく形成されて前記第2油流出穴を兼ねていることを特徴とする圧縮機用電動機。
  4. 請求項3において、前記下バランスウエイトは、その中央穴の下部周囲に当該中央穴に連通し且つ下面に開口する複数のリベット用凹部を設け、その複数の凹部の底面から貫通するリベットにより固定されていることを特徴とする圧縮機用電動機。
  5. 請求項2において、前記下バランスウエイトは、前記シャフトが貫通する中央穴と、この中央穴に仕切り壁を介して隣接すると共に回転子側から凹む下アンバランス量付与凹部と、この下アンバランス量付与凹部の底部から下面に貫通する第3油流出穴とを有していることを特徴とする圧縮機用電動機。
  6. 請求項5において、前記回転子は複数の磁石挿入穴に挿入された永久磁石を備え、前記下バランスウエイトの仕切り壁は前記磁石挿入穴の下面を塞ぐように設けられていることを特徴とする圧縮機用電動機。
  7. 請求項2において、前記上バランスウエイトは前記シャフトが貫通する中央穴を有し、この中央穴は前記複数の第1油流出穴の配列の円周径よりも大きく形成されていることを特徴とする圧縮機用電動機。
  8. 請求項7において、前記上バランスウエイトは、その中央穴に連通し且つ上面に開口する上アンバランス量付与凹部を設け、この上アンバランス量付与凹部の底面から貫通するリベットを介して固定されていることを特徴とする圧縮機用電動機。
  9. 請求項1から8の何れかにおいて、前記固定子のコイルは集中巻方式で巻かれ、前記上下のバランスウエイトは、回転中心軸を対称軸としたときのバランスウエイトの外周面が対称となるように、亜鉛合金ダイキャスト一体成形品で構成されていることを特徴とする圧縮機用電動機。
  10. 鉄芯とこの鉄芯の両側からエンドコイルが突出するコイルとを有する固定子と、
    前記鉄芯の中央穴に回転可能に配置された回転子と、
    前記回転子の中央穴に嵌合され少なくとも一側が当該回転子より突出して偏心力が加えられるシャフトと、
    前記回転子の上側及び下側に設置された上バランスウエイト及び下バランスウエイトと、を備え、
    前記上下のバランスウエイト及び前記回転子は上下が連通される構成とし、
    前記上下のバランスウエイトの先端部外周面が全周にわたって前記上下のエンドコイルよりも突出され、
    圧縮機外殻を構成する密閉容器の内部に設置されて、圧縮機構より吐出される油分を含む冷媒ガスが前記固定子と前記回転子との間を一側から他側に流れる
    ことを特徴とする圧縮機用電動機。
  11. 鉄芯とこの鉄芯の両側からエンドコイルが突出するコイルとを有する固定子と、
    前記鉄芯の中央穴に回転可能に配置された回転子と、
    前記回転子の中央穴に嵌合され少なくとも一側が当該回転子より突出して偏心力が加えられるシャフトと、
    前記回転子の上側及び下側に設置された上バランスウエイト及び下バランスウエイトと、を備え構成され、
    前記上下のバランスウエイトの先端部外周面が全周にわたって前記上下のエンドコイルよりも突出され、
    圧縮機外殻を構成する密閉容器の内部に設置されて、圧縮機構より吐出される油分を含む冷媒ガスが前記固定子と前記回転子との間を一側から他側に流れる圧縮機用電動機であって、
    前記下バランスウエイトは、前記シャフトが貫通する中央穴と、この中央穴に仕切り壁を介して隣接すると共に回転子側から凹む上アンバランス付与凹部と、この上アンバランス付与凹部の底部から下面に貫通する油流出穴とを有している
    ことを特徴とする圧縮機用電動機。
  12. 請求項11において、前記回転子は複数の磁石挿入穴に挿入された永久磁石を備え、前記下バランスウエイトの仕切り壁は前記磁石挿入穴の下面を塞ぐように設けられていることを特徴とする圧縮機用電動機。
  13. 鉄芯とこの鉄芯の両側からエンドコイルが突出するコイルとを有する固定子と、
    前記鉄芯の中央穴に回転可能に配置された回転子と、
    前記回転子の中央穴に嵌合され少なくとも一側が当該回転子より突出して偏心力が加えられるシャフトと、
    前記回転子の両側に設置されたバランスウエイトと、を備え構成され、
    前記両側のバランスウエイトの先端部外周面が全周にわたって前記両側のエンドコイルよりも突出され、
    圧縮機外殻を構成する密閉容器の内部に設置されて、圧縮機構より吐出される油分を含む冷媒ガスが前記固定子と前記回転子との間を一側から他側に流れる圧縮機用電動機であって、
    前記一側のバランスウエイトは、前記シャフトが貫通する中央穴を有し、この中央穴に連通し且つ反回転子側の面に開口するアンバランス付与凹部を設け、このアンバランス付与凹部の底面から貫通するリベットを介して固定されている
    ことを特徴とする圧縮機用電動機。
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