JP4029061B2 - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍冷蔵庫や空調機等に用いられる密閉型回転圧縮機に関し、特に油吐出防止に係る油分離構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
密閉型回転圧縮機は、そのコンパクト性や構造が簡単なことから、冷凍冷蔵庫や空調機等に多く用いられている。ロータリ圧縮機やスクロール圧縮機等の密閉型回転圧縮機の構成については、非特許文献1に記載されている。以下に、密閉型回転圧縮機の構成を、ロータリ圧縮機(以下、圧縮機)を例に図5および図6を用いて説明する。図5は、従来の圧縮機の縦断面図である。
図に示す圧縮機は、密閉容器1と、偏心部2aを有するシャフト2,シリンダ3,ローラ4,ベーン7,バネ8,上軸受9,下軸受10等から成り密閉容器1の内部の下方に配置された圧縮機構部と、上下端側にそれぞれ設けられたコイルエンド11b,11dを有する固定子11,回転子12等から成り密閉容器1の上方に配置された回転電動機部とから構成される。
そして、固定子11の外周側には、作動流体の流路とするための複数の切欠き11aが設けられている。密閉容器1の上部には、密閉容器1の内部の回転電動機部に通電するための導入端子13と、密閉容器1の内部から作動流体を冷凍サイクルに導く吐出管14が設けられている。この吐出管14は、密閉容器1の内部に貫通しており、その吸入口14aが回転電動機部の固定子11や回転子12と接触しないように、固定子11の上端側のコイルエンド11bよりも上側に位置している。また、密閉容器1の側面には作動流体を冷凍サイクルから圧縮機に導く吸入管15が設けられている。そして、密閉容器1の底部の油溜り16には冷凍機油が貯留される構成となっている。
上記構成の圧縮機の動作について説明する。圧縮機の回転電動機部に通電して回転子12を回転させると、偏心部2aによりローラ4は偏心回転運動を行い、シリンダ3内に形成された吸入室5と圧縮室(図示せず)の容積が変化する。これに伴って作動流体は、吸入管15から流路9aを経て吸入室5に吸入され、圧縮室にて圧縮される。圧縮された作動流体は、油溜り16から供給され、圧縮機構部を潤滑した冷凍機油の霧滴(以下、オイルミスト)を混合した状態で、吐出孔9bを経て回転電動機部の下部空間17に吐出され、固定子11の切欠き11aや、固定子11と回転子12の隙間18を通過して、回転電動機部の上部空間19に流れる。
そして、作動流体は吐出管14から吐出されるが、同時に作動流体に混合した冷凍機油も吐出されてしまう。そのため圧縮機では、圧縮機の信頼性および冷凍サイクルの高効率化の観点から、油を分離して密閉容器1の外部への冷凍機油の吐出を抑えている。
この作動流体から冷凍機油の分離を行う構成としては、例えば特許文献1に示されているように、回転子12の上部に設けた油分離板を用いる方法がある。図6に油分離板の周辺の詳細断面図を示す。回転子12には、永久磁石20の挿入孔を閉塞する上側端板21aおよび下側端板21bが具備されると共に、回転子12に上下方向に貫通形成された複数の貫通孔12aと、貫通孔12aの出口の上方に配され回転子12の上面との間に油分離空間22を形成する油分離板23とが、固定部材24によって回転子12に固定されている。
このように構成された圧縮機では、圧縮機構部から回転電動機部の下部空間17に吐出されたオイルミストを含む作動流体の一部は、回転子12に設けられた貫通孔12aを通って油分離空間22に流入する。そして、ここで遠心力により油分離板23の外周出口から作動流体を放射状に吐出し、固定子11のコイルエンド11bに吹き付けられて作動流体とこれに含まれたオイルミストが分離される。そして、油を分離した作動流体だけが上昇して、密閉容器1内の上部に設けられた吐出管14から外部へ吐出される。一方、固定子11のコイルエンド11bに付着した冷凍機油は下方へ伝わって落ち、密閉容器1の底部に貯留されている油溜り16へ戻される。
【0003】
【非特許文献1】
「冷凍空調便覧、新版第5版、II巻 機器編」、日本冷凍協会、平成5年、第30項〜第43項
【特許文献1】
特開平8−28476号公報(第6項、図1〜図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の圧縮機では、回転電動機部の下部空間17から上部空間19への作動流体の流れは、固定子11の外周側の切欠き11aや、固定子11と回転子12の隙間18、あるいは、図6のように構成される圧縮機の場合は回転子12の貫通孔12aを通過していた。このうち、固定子11と回転子12の隙間18は、回転電動機部の効率の観点から通常0.5mm程度の狭い幅であるため、ここを流れる作動流体の割合は非常に少ない。また、回転子12の貫通孔12aについても、回転子12の積層鉄芯の断面積が減り磁気回路が狭くなると、回転電動機部の効率が低下するため大きく出来ない。従って、固定子11の切欠き11aを通過する作動流体の割合が非常に多くなる。
図6のように構成された従来の圧縮機では、回転子12に上下方向に貫通形成された複数の貫通孔12aを通過する作動流体からの油分離しか出来ず、特に流量の多い固定子11の外周側の切欠き11aを通過する作動流体からの油分離が課題であった。
また、従来の圧縮機を、二酸化炭素を主成分とした自然冷媒を作動流体として用いる冷凍サイクルに適用した場合、圧縮室6から吐出される作動流体の圧力が臨界圧力を越えるため、密閉容器1の内部の作動流体は超臨界状態となり、作動流体に対する冷凍機油の溶解量が増加し、特に密閉容器1の内部での油分離が課題であった。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するためのものであり、回転電動機部の効率を低下させることなく、簡易かつ低コストに油分離効率を高めて、密閉容器の外部に持ち出される冷凍機油の量を低減し、圧縮機の信頼性を向上させ、高効率の冷凍サイクルを得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の圧縮機は、密閉容器と、前記密閉容器内の下部に設けられた圧縮機構部と、前記圧縮機構部の上方に設けられた回転子と固定子から構成された回転電動機部と、前記回転電動機部の上方に設けられた吐出管と、前記密閉容器内の下部に設けられた油溜りと、を備え、前記圧縮機構部から吐出される作動流体を、前記固定子と前記密閉容器との隙間から前記密閉容器の上部空間に導き、前記吐出管から前記密閉容器外に吐出する圧縮機において、
前記固定子の上端側コイルエンドよりも内側に位置するように前記固定子に固定され、前記上部空間を内側空間と外側空間とに区画するとともに、上端側ほど内径が小さくなっている略円筒形状の区画部材をさらに備え、前記吐出管の吸入口は、前記内側空間であって前記回転子の回転中心軸の近傍に位置するとともに、前記吐出管の吸入口を含む前記内側空間は、前記回転子の回転によって旋回流れが生じることを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の圧縮機において、前記区画部材の上端部と前記密閉容器内の上端面との間に隙間を設けるとともに、前記吐出管の吸入口が前記隙間よりも下方に位置していることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1に記載の圧縮機において、前記区画部材に連通孔を設けるとともに、前記吐出管の吸入口が前記連通孔よりも下方に位置していることを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1に記載の圧縮機において、前記上端側コイルエンドまたは前記区画部材の内周側に鍔部を設けたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の圧縮機において、前記作動流体として二酸化炭素を用いたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態による圧縮機は、固定子の上端側コイルエンドよりも内側に位置するように固定子に固定されて、上部空間を内側空間と外側空間とに区画するとともに、上端側ほど内径が小さくなっている略円筒形状の区画部材をさらに備え、吐出管の吸入口は、内側空間であって回転子の回転中心軸の近傍に位置するとともに、吐出管の吸入口を含む内側空間は、回転子の回転によって旋回流れが生じるものである。本実施の形態によれば、区画部材を設けたことにより、内側空間の内部で回転子によって誘起される作動流体の旋回流れが、外側空間に拡散しないため、その旋回流れを維持でき、旋回流れによる遠心油分離作用を十分に発揮させることができる。これによってオイルミストを、区画部材の内壁面に確実に付着させて液滴とし、油溜りに戻すことができるので、冷凍機油が作動流体とともに吐出管から吐出されることを防止することができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による圧縮機において、区画部材の上端部と密閉容器内の上端面との間に隙間を設けるとともに、吐出管の吸入口が隙間よりも下方に位置しているものである。本実施の形態によれば、密閉容器内上方に狭い隙間を設けることにより、その隙間を通過した作動流体が広い内側空間を下向きに拡がって流れるため、重力の影響を大きく受ける作動流体より密度の大きいオイルミストは、大きな下向き速度成分を持つことになり、油分離が促進される。
本発明の第3の実施の形態は、第1の実施の形態による圧縮機において、区画部材に連通孔を設けるとともに、吐出管の吸入口が連通孔よりも下方に位置しているものである。本実施の形態によれば、内側空間と外側空間を連通する流路を連通孔としたために、区画部材の上端部を密閉容器内の上端面に接触固定することが可能となり、当該区画部材の圧縮機組立て時における位置決め精度が向上する。
本発明の第4の実施の形態は、第1の実施の形態による圧縮機において、上端側コイルエンドまたは区画部材の内周側に鍔部を設けたものである。本実施の形態によれば、鍔部を設けて形成した下側空間に作動流体を流入させ、その作動流体を回転子と共に回転させて生じた遠心力にて下側空間の径方向に移動させることにより、鍔部近傍の冷凍機油の霧滴や液滴を、下側空間から回転子と固定子の隙間を経て、油溜りに強制的に戻すことができる。
本発明の第5の実施の形態は、第1から第4の実施の形態による圧縮機において、作動流体として二酸化炭素を用いたものである。本実施の形態によれば、密閉容器内が冷凍機油の溶解量が増加する超臨界状態になっても、第1から第10の実施の形態によって重力や遠心力等の作用で油分離を効果的に行い、冷凍機油の容器外への吐出を防止するので、作動流体として二酸化炭素を用いて、環境保護に役立てることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明のいくつかの実施例について、図面を参照しながら説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施例における圧縮機の縦断面図であり、図2は、図1に示す圧縮機のX―X矢視の横断面図である。なお、本発明の第1の実施例における圧縮機は、前述した従来の圧縮機とほぼ同様な構成であり、同一機能部品については同一の符号を適用する。
本実施例の圧縮機は、密閉容器1と、その密閉容器1の内部の下方に配置された圧縮機構部と、その上方に配置された回転電動機部とから構成される。圧縮機構部は、回転中心軸Lを中心に回転可能なシャフト2と、内部に円筒面3aを有するシリンダ3と、シャフト2の偏心部2aに嵌合され、シャフト2の回転に伴いシリンダ3の内側で偏心回転運動を行うローラ4と、ローラ4に先端を接しながらシリンダ3のベーン溝3bの内部を往復運動し、シリンダ3とローラ4により形成される空間を吸入室5と圧縮室6に分割するベーン7と、ベーン7の背面に設置され、ベーン7をローラ4に押し付けるバネ8と、シャフト2を支える上軸受9および下軸受10とから構成される。上軸受9は、吸入管15に接続され、その吸入管15から吸入した作動流体を吸入室5に導入する流路9aと、圧縮室6で圧縮された作動流体を回転電動機部の下部空間17に吐出する吐出孔9bとを有する。
【0009】
回転電動機部は、密閉容器1の内部に焼嵌めされた固定子11と、シャフト2に焼嵌めされて固定子11の内周部で回転する回転子12とから構成される。この固定子11には、その上端側にコイルエンド11bと、下端側にコイルエンド11dとが設けられている。また、固定子11の外周側には、下部空間17と上部空間19とを連通し、作動流体の流路となる複数の切欠き11aが設けられている。そして、密閉容器1の底部の油溜り16には冷凍機油が貯留される構成となっている。
【0010】
一方、固定子11の上端側のコイルエンド11bの外側に、区画部材としての薄肉円筒31を嵌合して、回転電動機部の上部空間19を当該薄肉円筒31で内側空間19aと外側空間19bとに区画する。この薄肉円筒31は、例えば絶縁性に優れたテフロン(登録商標)樹脂等で形成され、その厚みは1ミリメートル程度とする。また薄肉円筒31は、コイルエンド11bの上端部11c近傍の位置で折れ部31aを有し、この薄肉円筒31の折れ部31aの上部は、上部側に向かうほど内径が小さく形成され、薄肉円筒31の上端部31bと密閉容器1内の上端面1aとの間に、作動流体の流路となる隙間34が設けられている。
さらに、密閉容器1の上部には、密閉容器1の内部の回転電動機部に通電するための導入端子13と、密閉容器1の内部の上部空間19から作動流体を冷凍サイクルに導く吐出管30が設けられている。この吐出管30は、密閉容器1の内部まで貫通しており、密閉容器1の内部において曲部30bを有し、吐出管30の密閉容器内開口端としての吸入口30aは、薄肉円筒31の内側(即ち、内側空間19a内)で隙間34の下方に位置させる。即ち、吸入口30aを薄肉円筒31の上端部31bより下方に配置する。また、吐出管30の吸入口30aの位置は、回転子12の回転中心軸Lの近傍とし、斜め下方を向ける。このため、導入端子13は、密閉容器1の上部に設けた吐出管30の取り付けの障害にならない位置に取り付ける構成とする。なお、本実施例では、従来技術と同様な油分離板方法の回転子12の貫通孔12a(図6参照)は設けていない。
【0011】
次に、上記構成の圧縮機の動作について説明する。作動流体は、吸入管15から上軸受9に設けられた流路9aを通じて吸入室5に導かれる。回転電動機部に通電し、回転子12と一体のシャフト2を回転させると、ローラ4は偏心回転運動を行い、吸入室5と圧縮室6の容積が変化し、これに伴い作動流体は吸入、圧縮される。圧縮された作動流体は、吐出孔9bの吐出弁(図示せず)が開くと、油溜り16から供給され圧縮機構部を潤滑したオイルミストを混合した状態で、回転電動機部の下部空間17に吐出される。この下部空間17内の作動流体は、固定子11の外周側に形成した回転電動機部と密閉容器1との隙間としての切欠き11aや、固定子11と回転子12の隙間18(エアギャップ)を通過して、回転電動機部の上部空間19に流れる。そして、作動流体は、上部空間19で冷凍機油を分離し、吐出管14から吐出される。
【0012】
この油分離動作について説明する。前述のように、圧縮機構部から回転電動機部の下部空間17に吐出されたオイルミストを含む作動流体は、固定子11と回転子12の隙間18や、固定子11の切欠き11aを通過して、回転電動機部の上部空間19の内側空間19aや外側空間19bに移動する。このとき、固定子11と回転子12の隙間18は非常に狭いので、固定子11の切欠き11aを通過する作動流体の割合が非常に多くなる。
この固定子11の切欠き11aを通過して薄肉円筒31の外側空間19bに流入した作動流体は、薄肉円筒31の上端部31bと密閉容器1内の上端面1aとの間の隙間34を経て、薄肉円筒31の内側空間19aに移動する。そして、薄肉円筒31の内側空間19aの作動流体は、隙間34の下方に位置する吸入口30aに吸入されて、外部の冷凍サイクルへ吐出される。また、薄肉円筒31の内側空間19aで回転子12が高速回転するため、薄肉円筒31の内側空間19aの作動流体には、回転中心軸Lを中心とした旋回流れが生じる。
【0013】
さらに、油分離動作とその効果について詳細に説明する。
薄肉円筒31をコイルエンド11bの外側に嵌合し、回転電動機部の上部空間19を薄肉円筒31の内側空間19aと外側空間19bに区画したことにより、固定子11の切欠き11aを通過して上部空間19に流入した作動流体の流路を制限することができる。
即ち、上部空間19を内側空間19aと外側空間19bに区画する薄肉円筒31を設けたことにより、薄肉円筒31の内側空間19aの旋回流れが薄肉円筒31の外側空間19bに拡散することを防ぐため、回転運動エネルギーの減衰が抑えられる。このため、コイルエンド11bの上端面11cより上部における薄肉円筒31の内部空間19aの旋回流速が維持されやすくなり、薄肉円筒31の上端部31bと密閉容器1内の上端面1aとの隙間34を経て、当該隙間34の下方に設けた吸入口30aに向かう作動流体とオイルミストとに強い遠心力が作用する。従って、作動流体よりも大きな密度を有し大きな遠心力が作用するオイルミストは、薄肉円筒31の内側側面に付着して液滴となり、作動流体よりも密度が大きいため、作動流体よりも下側に流れて作動流体から分離される。
【0014】
また、薄肉円筒31の上端部31bと密閉容器1内の上端面1aとの間に隙間34を設けたことにより、固定子11の切欠き11aを通過したオイルミストを含む作動流体は、外側空間19bを密閉容器1の上端部近傍まで上向きに流れた後、隙間34を通過して薄肉円筒31の内側空間19aに入る。隙間34は密閉容器1内の上端面1aの真下であり、薄肉円筒31の内側空間19aは隙間34よりも下方に拡がるため、薄肉円筒31の内部空間19aに流入した作動流体は、流れの幅を拡大しつつ下向きの流速成分を持つ流れを形成する。この下向きに流れる作動流体に混合したオイルミストは、周囲の作動流体から下向きの流速成分を与えられる。また、オイルミストは作動流体に比べて密度が大きく、冷凍機油に働く重力が作動流体に働く重力よりも大きいため、オイルミストは作動流体よりも大きな下向き速度成分を持つ。このため、オイルミストは、作動流体の下方に向かって流れ、作動流体から分離される。つまり、薄肉円筒31の上端部31bと密閉容器1内の上端面1aとの隙間34を通り、薄肉円筒31の内側空間19aに作動流体を流入させることで、オイルミストは作動流体から分離される。
【0015】
また、本実施例では、吐出管30が密閉容器1の内部に貫通して、吐出管30の吸入口30aが薄肉円筒31の内側空間19aで隙間34よりも下方の位置にあるため、隙間34から内側空間19aに流入する作動流体が吸入口30aに向かってより下向きに流れる。よって、オイルミストは作動流体から強い下向きの外力を与えられ、オイルミストが作動流体から分離されやすくなる。また、吐出管30の吸入口30aが斜め下方に向けて開口しており、吸入口30aに吸入される作動流体の流れは下向きから上向きに急激に変わる。このため、吸入口30aに誘引されて下向きに流れてきたオイルミストは、作動流体より密度が大きく慣性力が大きいために、流れを上向きに変えずに下方の回転子12の上端面12bへと向かう。一方、冷凍機油よりも密度が小さく慣性力も小さな作動流体は吸入口30aに吸入される。このため、作動流体とオイルミストは分離される。
【0016】
また、薄肉円筒31の内部空間19aでは、回転子12が回転しているため、回転子12の上面12bの近傍で粘性により旋回流れが生じる。薄肉円筒31の内側空間19aの作動流体は、旋回流れから受ける剪断力により回転子12の上面12bの近傍に近づくほど回転方向の流速成分が増す。コイルエンド11bの上端面11cより上部では、コイルエンド11bの外側に嵌合した薄肉円筒31の内側側面まで、旋回流れの影響を受ける領域が拡大するため、作動流体の回転方向の流速が急激に低下してしまうが、薄肉円筒31の内側側面を円筒形状としたことにより、コイルエンド11bの上端面11cより上部の薄肉円筒31の内側側面が作動流体に与える回転方向の流速損失は非常に小さくなる。
【0017】
また、薄肉円筒31の折れ部31aの上部が、上部側ほど内径が小さく形成されているため、薄肉円筒31の折れ部31aの上部に付着した冷凍機油の液滴には、内側で回転する作動流体の遠心力により薄肉円筒31の内側側面に向かう外力が加わる。その薄肉円筒31の内側側面に向かう外力の薄肉円筒31の内側側面に垂直な分力は、薄肉円筒31の内側側面からの反力とバランスするが、薄肉円筒31の内側側面に平行な分力が残る。このため、薄肉円筒31の折れ部31aの上部に付着した冷凍機油の液滴には、薄肉円筒31の内側側面に平行な下向きの力が作用し、作動流体の下側に向かう流れがより促進される。
さらに、薄肉円筒31の内側側面に付着せず吐出管30の吸入口30aに吸入されないオイルミストは、吐出管30の吸入口30aの下部において、密度が作動流体よりも大きいために、作動流体よりもさらに回転子12の上面12bの近傍に到達する。
【0018】
また、薄肉円筒31をコイルエンド11bの外側に固定したことにより、回転子12の上面12bの近傍に至り大きな旋回流速を与えられ大きな遠心力を受けたオイルミストは、複数の銅線の束で構成され表面に複雑な凹凸形状を有するコイルエンド11bに付着するため、液滴に成長しやすく作動流体との分離が促進される。
上記の作用効果により、霧滴から液滴に成長し、作動流体から分離された冷凍機油は、重力により固定子11と回転子12の隙間18を通過して、密閉容器1の底部の油溜り16に戻される。一方、旋回流れによる遠心力が冷凍機油よりも小さく、薄肉円筒31の内側空間19aの中心部に集まる作動流体は、冷凍機油が分離された状態で吐出管30の吸入口30aに導かれる。
【0019】
以上のように、本実施例では、作動流体とともに圧縮機外部の冷凍サイクルへ持ち出される冷凍機油の量を抑えることができ、熱交換器に冷凍機油が付着して熱交換効率を低下させることを防止し、かつ、油溜り16の冷凍機油の量を常に一定にして圧縮機の信頼性と効率を向上させることが可能である。
また、本実施例は、薄肉円筒31をコイルエンド11bに嵌合させ、薄肉円筒31の上端と密閉容器1内の上端面との間に隙間を設け、吐出管30を延長してその吸入口30aを薄肉円筒31の内側に位置させるだけであり、従来の圧縮機から僅かな変更のみで簡単に本実施例の効果が得られ非常に安価である。
【0020】
(実施例2)
図3は、本発明の第2の実施例における圧縮機の縦断面図である。第2の実施例の圧縮機は、薄肉円筒を除いて図1および図2で説明した第1の実施例における圧縮機と同様な構成であり、同一機能部品については同一符号を適用する。また、第1の実施例の圧縮機と同一の構成および作用の説明を省略する。
本実施例の圧縮機では、固定子上端側のコイルエンド11bの内側に、区画部材としての薄肉円筒32を嵌合して、回転電動機部の上部空間19を当該薄肉円筒32により内側空間19aと外側空間19bに区画する。また、薄肉円筒32を、その下端から上端までの内側側面を上端側ほど内径が小さくなる形状に形成し、かつ薄肉円筒32の上端部32bと密閉容器1内の上端面1aとの間に隙間34を設ける構成とする。
【0021】
次に、以上のように構成した薄肉円筒32の油分離動作とその効果について説明する。
薄肉円筒32の内側空間19aの作動流体は、回転子12の上面12bの近傍で生じる旋回流れから、剪断力による回転運動エネルギーを与えられて旋回流れを生じるが、薄肉円筒32をコイルエンド11bの内側に嵌合させたことにより、薄肉円筒32をコイルエンド11bの外側に嵌合させる場合と比較して、内側空間19aの領域が小さくなるため回転運動エネルギーの拡散が抑えられる。従って、薄肉円筒32の内側空間19aの旋回流速が、第1の実施例と比較して、全体的に大きくなる。そして、薄肉円筒32の上端部32bの隙間34から内側空間19aに流入した作動流体は、第1の実施例の場合より、強い遠心力を受ける。このため、作動流体と冷凍機油との密度差に起因する遠心力の差によって、オイルミストが、薄肉円筒32の内側側面により付着しやすくなり、液滴への成長が促進されて、作動流体から冷凍機油が一段と分離される。
【0022】
また、薄肉円筒32をコイルエンド11bの内側に嵌合させたことにより、薄肉円筒32の内側に薄肉円筒32の形状の自由度を制限する障害物が無いため、第1の実施例の圧縮機よりも、薄肉円筒32の下端から上端までの内側側面を上端側ほど内径を更に小さく形成することが可能となる。そのため、薄肉円筒32の内側側面に付着した冷凍機油の液滴に作用するところの、遠心力の薄肉円筒32の内側側面に垂直な分力は、薄肉円筒32の内側側面からの反力とバランスし、薄肉円筒32の内側側面に付着した冷凍機油の液滴に作用するところの、遠心力の薄肉円筒32の内側側面に平行な分力が残る。そのため、薄肉円筒32の下端から上端までの内側側面に付着した冷凍機油の液滴の下向きの流れが促進されて、第1の実施例の圧縮機よりも、密閉容器1の下部の油溜り16に冷凍機油が一段と戻りやすくなる。
なお、上記に説明した作用効果の他に、第2の実施例の構成においても、第1の実施例と同様の構成による作用効果が同様に得られることは言うまでもない。
【0023】
以上のように、本実施例では、作動流体とともに圧縮機外部の冷凍サイクルへ持ち出される冷凍機油の量を抑えることができ、熱交換器に冷凍機油が付着して熱交換効率を低下させることを防止し、かつ、油溜り16の冷凍機油の量を常に一定にして圧縮機の信頼性と効率を向上させることが可能である。
【0024】
(実施例3)
図4は、本発明の第3の実施例における圧縮機の縦断面図である。第3の実施例の圧縮機は、薄肉円筒を除いて図1および図2で説明した第1の実施例における圧縮機と同様な構成であり、同一機能部品については同一符号を適用する。また、第1の実施例の圧縮機と同一の構成および作用の説明を省略する。
本実施例の圧縮機では、固定子上端側のコイルエンド11bの内側に、区画部材としての薄肉円筒33を嵌合して、回転電動機部の上部空間19を当該薄肉円筒33により、内側空間19aと外側空間19bとに区画する。このとき薄肉円筒33の上端部を、密閉容器1内の上端面1aに接触させて固定する構成とする。また、薄肉円筒33の上部に、内側空間19aと外側空間19bとを連通する作動流体の流路としての、複数の連通孔35を設ける。また、回転子12の上面12bの近傍において、薄肉円筒33の下部の内側側面から薄肉円筒33の内側に向かう鍔部33aを設ける。そして、この鍔部33aで、薄肉円筒33の内側空間19aを上側空間19a’と下側空間19cとに区画し、鍔部33aの中心部に、上側空間19a’と下側空間19cとを連通する流路36を形成する構成とする。
【0025】
次に、以上のように構成した薄肉円筒33及び鍔部33aの油分離動作とその効果について説明する。
薄肉円筒33で区画した内側空間19aと外側空間19bを、薄肉円筒33の上部に設けた複数の連通孔35で連通したことにより、薄肉円筒33の上端部を密閉容器1内の上端面1aに接触固定することが可能となり、区画部材のコイルエンド内側または外側の設置場所に係わらず、圧縮機組立て時における区画部材の縦方向の位置決め精度が向上する。尚、薄肉円筒をコイルエンドの外側に設けた構成であれば、薄肉円筒と高速で回転する回転子との接触可能性がより低下して、薄肉円筒及び回転子の接触による損傷を防止し、信頼性の高い圧縮機を提供することができる。
【0026】
一方、薄肉円筒33の内周側に回転中心軸Lに向かう鍔部33aを設け、薄肉円筒33の内側空間19aを、鍔部33aで上側空間19a’と下側空間19cとに区画し、鍔部33aの中心部に上側空間19a’と下側空間19cとを連通する流路36を形成したことにより、薄肉円筒33の下側空間19cでは、回転している回転子12の上面12bから粘性により回転運動エネルギーを与えられた作動流体に、回転中心軸Lから外側に向かう強い遠心力が働くことになる。この強い遠心力が作用する作動流体は、鍔部33aと回転子12の上面12bとの間の下側空間19cを、薄肉円筒33の内側側面に向けて径方向に流れ、薄肉円筒33の内側側面と鍔部33aとで形成される角部に沿って、回転子12と固定子11の隙間18を下向きに流れる。
このとき回転子12の上面12bの回転中心軸Lの近傍では、作動流体が外側に向けて流れるために圧力が低下し、作動流体が鍔部33aの上部空間19a’から流路36を経て鍔部33aの下側空間19cに流入する。このため、薄肉円筒33をコイルエンド11bに嵌合させ、作動流体を薄肉円筒33の上部から薄肉円筒33の内側空間19aに流入させることにより、作動流体から分離されて鍔部33aの上側空間19a’の下部に集められた冷凍機油の霧滴や液滴が、鍔部33aの流路36から下側空間19cおよび回転子12と固定子11の隙間18を経て、密閉容器1の下部に設けた油溜り16へと強制的に戻される。このように、鍔部33aの上側空間19a’の下部に集められた冷凍機油の霧滴や液滴が強制的に油溜り16に戻されることにより、鍔部33aの上部空間19a’のオイルミストの濃度が低下して、圧縮機から冷凍機油が吐出されるのを一段と防ぐことができる。
ところで、上記実施例では薄肉円筒33の内周側に鍔部33aを設けたが、上端側コイルエンドの内周部に独立して鍔部を設ける構成(図示せず)とすることも可能であり、本実施例と同様の作用効果によって、鍔部近傍の冷凍機油の霧滴や液滴を鍔部で形成した下側空間から油溜りへ強制的に戻すことができる。
なお、上記に説明した作用効果の他に、第3の実施例の構成においても、第1および第2の実施例と同様の構成による作用効果が同様に得られることは言うまでもない。
【0027】
以上のように、本実施例では、作動流体とともに圧縮機外部の冷凍サイクルへ持ち出される冷凍機油の量を抑えることができ、熱交換器に冷凍機油が付着して熱交換効率を低下させることを防止し、かつ、油溜り16の冷凍機油の量を常に一定にして圧縮機の信頼性と効率を向上させることが可能である。
【0028】
なお、上述した第1から第3の実施例の圧縮機において、環境に優しい二酸化炭素などの作動流体を用いて、密閉容器1の内部の作動流体が超臨界状態になり、作動流体に対する冷凍機油の溶解量が増加する構成に対しては、前述した薄肉円筒31等の作用によって油分離の効果が特に顕著になる。
【0029】
【発明の効果】
以上述べてきたように、本発明によれば、薄肉円筒を固定子上端側のコイルエンドに嵌合し、薄肉円筒で密閉容器内の上部空間を内側空間と外側空間に区画し、吐出管を密閉容器1の内部まで貫通し、その吐出管の吸入口を薄肉円筒の内側に位置させることにより、固定子の切欠きを通過した作動流体は、外側空間を上向きに流れ、薄肉円筒の上端部と密閉容器内の上端面との隙間を通過して吐出管の吸入口に向かって、内側空間を下向きに流れ、そして、吸入口に吸い込まれる際に再び上向きに流れる。このように薄肉円筒で上部空間を内側空間と外側空間に区画することによって、作動流体は、上向きから下向き、更に上向きに流れるとともに、内側空間に流入した作動流体は、回転子により誘起されて旋回して流れる。
従って、密度の大きいオイルミストは、重力や下向き流れの慣性力で下方側に落ち、且つ旋回流れの遠心力で薄肉円筒の内壁に付着して作動流体から分離されるため、作動流体とともに密閉容器外の冷凍サイクルへ持ち出される冷凍機油の量を抑えることができる。即ち、熱交換器に冷凍機油が付着して熱交換効率を低下させることを防止し、かつ、油溜りの冷凍機油の量を常に一定にして圧縮機の信頼性と効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例における圧縮機の縦断面図
【図2】 図1に示す圧縮機のX―X矢視の横断面図
【図3】 本発明の第2の実施例における圧縮機の縦断面図
【図4】 本発明の第3の実施例における圧縮機の縦断面図
【図5】 従来の圧縮機の縦断面図
【図6】 従来の圧縮機の油分離板の周辺の詳細断面図
【符号の説明】
1 密閉容器
1a 上端面
11 固定子
11a 切欠き
11b コイルエンド
12 回転子
14、30 吐出管
14a、30a 吸入口
16 油溜り
19 上部空間
19a 内側空間
19a’ 上側空間
19b 外側空間
19c 下側空間
30b 曲部
31、32、33 薄肉円筒
31a 折れ部
31b、32b 上端部
33a 鍔部

Claims (5)

  1. 密閉容器と、
    前記密閉容器内の下部に設けられた圧縮機構部と、
    前記圧縮機構部の上方に設けられた回転子と固定子から構成された回転電動機部と、
    前記回転電動機部の上方に設けられた吐出管と、
    前記密閉容器内の下部に設けられた油溜りと、を備え、
    前記圧縮機構部から吐出される作動流体を、前記固定子と前記密閉容器との隙間から前記密閉容器の上部空間に導き、前記吐出管から前記密閉容器外に吐出する圧縮機において、
    前記固定子の上端側コイルエンドよりも内側に位置するように前記固定子に固定され、前記上部空間を内側空間と外側空間とに区画するとともに、上端側ほど内径が小さくなっている略円筒形状の区画部材をさらに備え、
    前記吐出管の吸入口は、前記内側空間であって前記回転子の回転中心軸の近傍に位置するとともに、
    前記吐出管の吸入口を含む前記内側空間は、前記回転子の回転によって旋回流れが生じることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記区画部材の上端部と前記密閉容器内の上端面との間に隙間を設けるとともに、前記吐出管の吸入口が前記隙間よりも下方に位置していることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記区画部材に連通孔を設けるとともに、前記吐出管の吸入口が前記連通孔よりも下方に位置していることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  4. 前記上端側コイルエンドまたは前記区画部材の内周側に鍔部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  5. 前記作動流体として二酸化炭素を用いたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の圧縮機。
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