JP2009161910A - 縦型ブラインド - Google Patents

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Abstract

【課題】遮光性を備えた第一のスラットと半透過性の第二のスラットとを交互に吊下支持して、第一のスラット間から第二のスラットを介して外光を採り入れ可能とした縦型ブラインドにおいて、各スラットの回動操作力を軽減し得る縦型ブラインドを提供する。
【解決手段】各ランナー3から遮光性を備えた第一のスラット2aと半透過性を備えた第二のスラットを交互に吊下支持し、ギヤ機構8のギヤ比は、第一のスラットと第二のスラットの一方の回動角度量を他方の回動角度量より大きくなるように設定し、少なくとも回動角度量の大きいスラットを吊下支持するランナーのギヤ機構8と吊下軸6との間には、所定値以下の回転トルクを伝達するとともに所定値以上の回転トルクを空回りにより伝達しないトルク伝達装置16を備え、ギヤ機構のギヤ比は、トルク伝達装置で空回りが生じない回動範囲を生成するギヤ比とした。
【選択図】図3

Description

この発明は、複数のスラットを異なる速度で角度調節可能とした縦型ブラインドに関するものである。
縦型ブラインドは、ハンガーレール内を移動可能に支持された多数のランナーからそれぞれスラットが角度調節可能に吊下支持され、スラットをハンガーレールに沿って引き出し、かつスラットの角度を調節することにより、室内への採光量を適宜調節可能である。
スラットは、遮光性を備えた生地で構成されるとともに、操作装置の操作により同位相で角度調節される。
特許文献1には、不透明ルーバーと半透明ルーバーを交互に吊下支持し、半透明ルーバーをコイルバネの付勢力で常に閉方向に付勢して、その両端部を不透明ルーバーに当接させることにより、不透明ルーバーの回動時に各不透明ルーバー間を半透明ルーバーで覆うようにした縦型ブラインドが開示されている。
このような縦型ブラインドでは、不透明ルーバーを開状態とすれば、各不透明ルーバー間から半透明ルーバーを介して外光を採り入れ可能である。また、不透明ルーバーの回動にともなって、コイルバネの付勢力により半透明ルーバーは常に不透明ルーバーに追随して回動され、不透明ルーバーが全閉状態まで回動されると、半透明ルーバーは不透明ルーバーに重なって、外光が遮断される。
特許第3228687号公報
特許文献1に記載された縦型ブラインドでは、半透明ルーバーがコイルバネで常に閉方向に付勢されているため、不透明ルーバーをコイルバネの付勢力に抗する方向へ回動させて全閉状態とするとき、全閉に近づくにつれてコイルバネの付勢力が増大する。
従って、不透明ルーバー及び半透明ルーバーを一方へ全閉状態とするとき、コイルバネの付勢力に抗する操作力が必要となるため、その操作力が増大するという問題点がある。
また、コイルバネの付勢力が常に不透明ルーバーに作用しているため、不透明ルーバーを吊下支持するランナー内に設けられるウォーム機構のバックラッシュが大きいと、不透明ルーバーを全閉状態に保持することができず、光漏れが発生するという問題点がある。
この発明の目的は、遮光性を備えた第一のスラットと半透過性の第二のスラットとを交互に吊下支持して、第一のスラット間から第二のスラットを介して外光を採り入れ可能とした縦型ブラインドにおいて、各スラットの回動操作力を軽減し得る縦型ブラインドを提供することにある。
請求項1では、ハンガーレールに多数のランナーを支持し、前記各ランナーにスラットを吊下支持する吊下軸を回転可能に支持し、前記各ランナーに挿通したチルト軸を操作装置で回転操作可能とし、前記各ランナーには前記チルト軸の回転を吊下軸に伝達するギヤ機構を設けて、前記操作装置により前記各スラットを同方向に回動操作可能とした縦型ブラインドにおいて、前記各ランナーから遮光性を備えた第一のスラットと半透過性を備えた第二のスラットを交互に吊下支持し、前記ギヤ機構のギヤ比は、前記第一のスラットと第二のスラットの一方の回動角度量を他方の回動角度量より大きくなるように設定し、少なくとも回動角度量の大きいスラットを吊下支持するランナーのギヤ機構と吊下軸との間には、所定値以下の回転トルクを伝達するとともに所定値以上の回転トルクを空回りにより伝達しないトルク伝達装置を備え、前記ギヤ機構のギヤ比は、前記トルク伝達装置で空回りが生じない回動範囲を生成するギヤ比とした。
請求項2では、前記第二のスラットの回動角度量を第一のスラットの回動角度量より大きく設定した。
請求項3では、前記ギヤ機構のギヤ比は、前記第二のスラットの回動角度量が第一のスラットの回動角度量の1.5倍から4倍の範囲となるギヤ比とした。
請求項4では、前記第一のスラットを前記吊下軸から第一のスラットハンガーを介して吊下支持し、前記第二のスラットを前記吊下軸から第二のスラットハンガーを介して吊下支持し、前記第二のスラットハンガーが第一のスラットハンガーに当接した後は、第二のスラットハンガーを第一のスラットハンガーに当接させながら回動可能とした。
請求項5では、前記第一のスラットを前記吊下軸から第一のスラットハンガーを介して吊下支持し、前記第二のスラットを前記吊下軸から第二のスラットハンガーを介して吊下支持し、前記第二のスラットハンガーは、前記第二のスラットが全閉状態に回動されるまで、前記第一のスラットハンガーに当接しない幅とした。
本発明によれば、遮光性を備えた第一のスラットと半透過性の第二のスラットとを交互に吊下支持して、第一のスラット間から第二のスラットを介して外光を採り入れ可能とした縦型ブラインドにおいて、各スラットの回動操作力を軽減し得る縦型ブラインドを提供することができる。
(第一の実施の形態)
以下、この発明を縦型ブラインドに具体化した第一の実施の形態を図面に従って説明する。図1及び図2に示す縦型ブラインドは、ハンガーレール1から多数枚の第一及び第二のスラット2a,2bが吊下支持され、各スラット2a,2bはハンガーレール1内に移動可能に支持されるランナー3から吊下支持される。
前記スラット2aは遮光性を備えた生地で構成され、スラット2bはレース生地等の光を一部透過する半透過性を備えた生地で構成され、スラット2aと同2bが交互に吊下支持されている。
各ランナー3には、3条のスプラインが刻設されたチルト軸4が軸方向に相対移動可能に挿通され、そのチルト軸4の両端はハンガーレール1の両端に取着されるエンドキャップ5a,5bに回転可能に支持されている。
図3に示すように、前記各ランナー3には前記スラット2a,2bを吊下支持する吊下軸6が回転可能に支持され、その吊下軸6の下端部にフック7が設けられている。そして、各フック7に前記スラット2a,2bを吊下支持する第一及び第二のスラットハンガー14a,14bが掛装される。
前記ハンガーレール1の一端には操作棒(操作装置)9が吊下支持され、その操作棒9を回転させると、エンドキャップ5a内に配設されるギヤ機構(図示しない)を介して前記チルト軸4が回転される。そして、チルト軸4の回転にともなって各ランナー3の吊下軸6が回転され、各ランナー3に吊下支持されるスラット2a,2bが回動されるようになっている。
前記エンドキャップ5aから垂下される操作コード10は、前記ハンガーレール1内を周回可能に配設され、前記ランナー3のうち例えば最もエンドキャップ5a側に垂下される先頭ランナーに取着されている。また、各ランナー3はスペーサー11で連結され、各ランナー3の最大離間距離が設定されている。
従って、操作コード10を操作して先頭ランナーを移動させれば、その先頭ランナーに追随して後続のランナーが順次引き出され、あるいは後続のランナーが先頭ランナーにより順次押し戻される。このような動作により、各ランナー3に吊下支持されたスラット2a,2bがハンガーレール1に沿って引き出され、あるいはハンガーレール1の他端側に畳み込まれる。
前記ランナー3内には前記チルト軸4の回転にともなって前記吊下軸6を回転させるギヤ機構(駆動力伝達手段、速度変換手段)8が内蔵されている。前記スラット2aを吊下支持するランナー3とスラット2bを吊下支持するランナー3では、ギヤ機構8のギヤ比が異なり、例えばスラット2bの回転角がスラット2aの回転角の2倍となるように設定されている。この回転角の設定は、ギヤ機構8を構成するウォーム12とウォームホィール13の歯のねじれ角と進み角を調整することにより設定される。
従って、チルト軸4が回転されると、スラット2a,2bが同時に回転されるが、スラット2bを吊下支持する吊下軸6の回転角がスラット2aを吊下支持する吊下軸6の回転角の2倍となる。
前記ウォームホィール13は前記吊下軸6に回転可能に支持され、ウォームホィール13の上縁との間にはコイルスプリング(トルク伝達装置)16が配設されている。そして、ウォームホィール13の回転は、常にはコイルスプリング16の付勢力による摩擦を介して吊下軸6に伝達される。
また、吊下軸6とランナー3との間には回動範囲を設定するストッパ(図示しない)が設けられ、吊下軸6の回転とともに前記スラット2がハンガーレール1にほぼ沿う方向まで回動されると、吊下軸6の同方向へのそれ以上の回転が阻止される。そして、吊下軸6の回転が阻止された状態では、ウォームホィール13は吊下軸6に対し空回りするようになっている。
次に、上記のように構成された縦型ブラインドの動作を説明する。操作コード10を操作して、先頭ランナー3をハンガーレール1に沿って引き出すと、後続のランナー3が所定間隔を隔てて順次引き出される。そして、先頭ランナー3をハンガーレール1の一端まで引き出した後、操作棒9を操作して各スラット2a,2bをハンガーレール1に沿う方向に回動させると、図1に示すように、全閉状態となる。
図4は、全閉状態まで回動されたスラット2a,2bをほぼ180度回動させて再び全閉状態とするまでのスラットハンガー14a,14bの回転角度の遷移をステップ1〜ステップ10として示す。
ステップ2は、ステップ1からスラット2aを吊下支持するスラットハンガー14aを40度回転させた状態を示す。この状態では、スラット2bを吊下支持するスラットハンガー14bはステップ1からほぼ80度回転する。
ステップ3〜5は、ステップ2からスラットハンガー14aをさらに5度ずつ回転させた場合を示す。ステップ5では、スラットハンガー14bの端部が両隣に位置するスラットハンガー14aに当接する状態となる。
そして、ステップ5〜9では、スラットハンガー14bはスラットハンガー14aに当接して回動動作が規制されるため、ウォームホィール13が吊下軸6に対し空回りしながら回転されてスラットハンガー14bが回動し、やがてステップ10に示すようにスラットハンガー14a,14bが全閉状態まで回動される。また、ステップ9,10ではスラットハンガー14bを吊下支持するランナー3で、ウォームホィール13が吊下軸6に対し空回りする。
図5は、図4に示すステップ10からステップ1に向かってスラットハンガー14a,14bを逆回転させる場合の回転角の遷移を示す。この場合も、回転方向の違いを除いて図4の動作と同等となる。
図6は、スラットハンガー14bの回転角がスラットハンガー14aの回転角の1.5倍となるように、各ランナー3のギヤ機構8のギヤ比を設定した場合を示す。
この場合には、スラットハンガー14a,14bの回転角の差が小さいため、ステップ11〜18までは、スラットハンガー14bがスラットハンガー14aに当接せず、ステップ19でスラットハンガー14bがスラットハンガー14aに当接する。そして、ステップ21までスラットハンガー14bはスラットハンガー14aに当接して回転角を規制されながら順次回転し、やがてステップ21に示すようにスラットハンガー14a,14bが全閉状態まで回動される。
図7は、スラットハンガー14bの回転角がスラットハンガー14aの回転角の3倍となるように、各ランナー3のギヤ機構8のギヤ比を設定した場合を示す。この場合には、スラットハンガー14aが30度回転したステップ33でスラットハンガー14bの端部がスラットハンガー14aに当接し、それ以降ステップ40まで、スラットハンガー14bはスラットハンガー14aで回転角を規制されながらスラットハンガー14aの回転にともなって順次回転する。
図8は、スラットハンガー14bの回転角がスラットハンガー14aの回転角の4倍となるように、各ランナー3のギヤ機構8のギヤ比を設定した場合を示す。この場合には、スラットハンガー14aが20度回転したステップ41でスラットハンガー14bの端部がスラットハンガー14aに当接し、それ以降ステップ50まで、スラットハンガー14bはスラットハンガー14aで回転角を規制されながらスラットハンガー14aの回転にともなって順次回転する。
上記のように構成された縦型ブラインドでは、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)スラット2a,2bを一方の全閉状態からほぼ180度回転させて他方の全閉状態まで回動させるとき、遮光性を備えたスラット2aと、レース生地のスラット2bとをそれぞれ異なる位相で回動することができる。
(2)スラット2bをスラット2aの回転角より大きな回転角で回動させることができる。そして、スラットハンガー14bの端部がスラットハンガー14aに当接した後は、その状態を維持しながらスラット2a,2bを回動させることができる。従って、スラット2a,2bの回動範囲の大部分でスラット2bの端部をスラット2aに密接させながら回動させることができる。
(3)スラット2bの端部をその両隣のスラット2aの端部に密接させながら、スラット2a,2bを回動させることができるので、遮光性を備えたスラット2a間をレース生地のスラット2bで覆いながら、スラット2a,2bを回動させることができる。従って、レース生地を透した柔らかな光を採光しながら、採光量の調節を行うことができる。
(4)遮光性を備えたスラット2a間をレース生地のスラット2bで覆いながら角度調節することができるので、斬新な美観を備えた縦型ブラインドを構成することができる。
(5)操作棒9の操作により、スラット2a,2bを並行して角度調節することができる。
(6)スラット2aを吊下支持するランナー3のギヤ比と、スラット2bを吊下支持するランナー3のギヤ比の差を大きくするほど、スラット2aの回動範囲内における広範囲でスラット2bの両端部をスラット2aに密接させることができる。
(7)図4において、ステップ1からステップ4に至るまでは、スラットハンガー14a,14bは互いに接触しないので、軽微な操作力でスラット2a,2bを回動することができる。
(8)図4において、ステップ5からステップ10までは、スラットハンガー14bがスラットハンガー14aに当接しながら回動するため、スラットハンガー14bを吊下支持するランナーにおいて、スラットハンガー14a,14bの回転角の差に相当する分、すなわちスラットハンガー14bの回動量が規制されて少なくなる分、吊下軸6とウォームホィール13との間で空回りが生じる。しかし、その空回り量が小さいため、操作力の増大は軽微である。また、スラット2a,2bが全閉状態に近づくにつれて、操作力が増大することはない。
(9)図6において、ステップ11からステップ18に至るまでは、スラットハンガー14a,14bは互いに接触しないので、軽微な操作力でスラット2a,2bを回動することができる。
(10)図6において、ステップ18からステップ21までは、スラットハンガー14bがスラットハンガー14aに当接しながら回動するため、スラットハンガー14bを吊下支持するランナーにおいて、スラットハンガー14a,14bの回転角の差に相当する分、すなわちスラットハンガー14bの回動量が規制されて少なくなる分、吊下軸6とウォームホィール13との間で空回りが生じる。しかし、その空回り量が小さいため、操作力の増大は軽微である。また、スラットハンガー14bを吊下支持するランナー3で空回りが生ずる角度範囲は図6に示す場合より狭くなるので、操作力をさらに軽減することができる。
(11)図7において、ステップ31からステップ32に至るまでは、スラットハンガー14a,14bは互いに接触しないので、軽微な操作力でスラット2a,2bを回動することができる。
(12)図7において、ステップ32からステップ40までは、スラットハンガー14bがスラットハンガー14aに当接しながら回動するため、スラットハンガー14bを吊下支持するランナーにおいて、スラットハンガー14a,14bの回転角の差に相当する分、すなわちスラットハンガー14bの回動量が規制されて少なくなる分、吊下軸6とウォームホィール13との間で空回りが生じる。しかし、その空回り角が小さいため、操作力の増大は軽微である。また、スラット2a,2bが全閉状態に近づくにつれて、操作力が増大することはない。
(13)図8において、ステップ41からステップ42に至るまでは、スラットハンガー14a,14bは互いに接触しないので、軽微な操作力でスラット2a,2bを回動することができる。
(14)図8において、ステップ42からステップ50までは、スラットハンガー14bがスラットハンガー14aに当接しながら回動するため、スラットハンガー14bを吊下支持するランナーにおいて、スラットハンガー14a,14bの回転角の差に相当する分、吊下軸6とウォームホィール13との間で空回りが生じる。しかし、その空回り角が小さいため、操作力の増大は軽微である。また、スラット2a,2bが全閉状態に近づくにつれて、操作力が増大することはない。
(15)スラットハンガー14bは付勢手段により回動させる構成ではないので、スラット2a,2bを全閉状態まで回動させれば、その状態を保持することができる。
(第二の実施の形態)
図9は、第二の実施の形態を示す。この実施の形態は、スラットハンガー14a,14bの長さを第一の実施の形態に比して短くした場合を示す。なお、スラットハンガー14bの回転角は、スラットハンガー14aの回転角の2倍に設定されているものとする。また、スラットが全閉状態まで回動された後、それ以上の回動を阻止するストッパは設けられていない。その他の構成は、前記第一の実施の形態と同様である。
図9(a)に示す全閉状態からスラットハンガー14a,14bを回転させると、同図(b)に示すように、スラットハンガー14a,14bがN型となる状態から、同図(c)に示すように、スラットハンガー14a,14bがV型となる状態を経て、同図(d)に示す状態となる。この状態では、スラット2a間からスラット2bを介して採光する状態となる。
図9(a)に示す状態から同図(d)に示す状態までの間では、スラットハンガー14bはスラットハンガー14aに当接せずその回転が規制されないため、スラットハンガー14aは同図(a)に示す状態からほぼ90度回転され、スラットハンガー14bは同図(a)に示す状態からほぼ180度回転される。
この状態からスラットハンガー14a,14bが同方向にさらに回転されると、スラットハンガー14bはスラットハンガー14aに当接して回転を規制される。そして、図9(e)に示すようにスラットハンガー14aが全閉状態まで回転されると、スラットハンガー14bはスラットハンガー14aに押し戻されて逆回転し、スラットハンガー14aと平行な状態となる。
また、図9(e)に示す状態から、スラットハンガー14a,14bを逆方向に回動させて全閉状態とするときも、同様な動作となる。
このような構成により、遮光性を備えたスラット2a間をレース生地のスラット2bで覆いながら角度調節することができるとともに、スラット2bを先行して回転させながら、全閉状態まで回転させたとき、スラット2a,2bはハンガーレール1にほぼ沿う方向で平行となるように収束させることができる。
上記のように構成された縦型ブラインドでは、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)図9(a)に示す状態から同図(d)に至るまでの間では、スラットハンガー14a,14bは互いに当接しないので、軽微な操作力で回動することができる。
(2)図9(d)から同図(e)に示す状態までは、スラットハンガー14aの回転に基づいてスラットハンガー14bが逆転されるため、スラットハンガー14bを吊下支持するランナーで、吊下軸とウォームホィールとの間で空回りが生じる。しかし、その間のスラットハンガー14aの回動角は小さく、操作力の増大は僅かである。
(3)スラットハンガー14bは付勢手段により回動させる構成ではないので、スラット2a,2bを全閉状態まで回動させれば、その状態を保持することができる。
(第三の実施の形態)
図10及び図11は、第三の実施の形態を示す。この実施の形態は、レース生地のスラット2bを吊下支持するスラットハンガー14bの両端部に、スラットハンガー14bの長さを延長するように係止片15を突出させている。なお、スラットハンガー14bの回転角は、スラットハンガー14aの回転角の2倍に設定されているものとする。その他の構成は、前記第一の実施の形態と同様である。
このような構成により、図11(a)〜(e)に示すようにスラットハンガー14a,14bを回転させるとき、同図(c)に示すようにV型となる状態まで回転された後は、スラットハンガー14bはその係止片15がスラットハンガー14aに当接して回転角を規制されながら回転する。
上記のように構成された縦型ブラインドでは、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)図11(a)に示す状態から同図(c)に至るまでの間では、スラットハンガー14a,14bは互いに当接しないので、軽微な操作力で回動することができる。
(2)図11(c)から同図(e)に示す状態までは、スラットハンガー14bを吊下支持するランナーで、吊下軸とウォームホィールとの間で空回りが生じるが、操作力の増大は僅かである。
(3)スラットハンガー14bは付勢手段により回動させる構成ではないので、スラット2a,2bを全閉状態まで回動させれば、その状態を保持することができる。
(4)スラットハンガー14bの係止片15をスラットハンガー14aに当接させるので、各スラットハンガー14a,14bから吊下支持されるスラットが擦れあうことはない。従って、スラットの生地のほつれ等の発生を防止することができる。
上記実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・第一のスラット2aの回動角度量を第二のスラット2bの回動角度量より大きくなるように設定してもよい。
縦型ブラインドを示す正面図である。 縦型ブラインドを示す側面図である。 ランナーを示す側面図である。 スラットハンガーの回転動作を示す説明図である。 スラットハンガーの回転動作を示す説明図である。 スラットハンガーの回転動作を示す説明図である。 スラットハンガーの回転動作を示す説明図である。 スラットハンガーの回転動作を示す説明図である。 (a)〜(e)は第二の実施の形態のスラットハンガーの回転動作を示す説明図である。 第三の実施の形態の縦型ブラインドを示す斜視図である。 (a)〜(e)は第三の実施の形態のスラットハンガーの回転動作を示す説明図である。
符号の説明
1…フレーム(ハンガーレール)、2a,22a…第一のスラット、2b,22b…第二のスラット、3…ランナー、4…チルト軸、6…吊下軸、8…ギヤ機構、9…操作装置(操作棒)、14a…第一のスラットハンガー、14b…第二のスラットハンガー、16…トルク伝達装置(コイルスプリング)。

Claims (5)

  1. ハンガーレールに多数のランナーを支持し、前記各ランナーにスラットを吊下支持する吊下軸を回転可能に支持し、前記各ランナーに挿通したチルト軸を操作装置で回転操作可能とし、前記各ランナーには前記チルト軸の回転を吊下軸に伝達するギヤ機構を設けて、前記操作装置により前記各スラットを同方向に回動操作可能とした縦型ブラインドにおいて、
    前記各ランナーから遮光性を備えた第一のスラットと半透過性を備えた第二のスラットを交互に吊下支持し、前記ギヤ機構のギヤ比は、前記第一のスラットと第二のスラットの一方の回動角度量を他方の回動角度量より大きくなるように設定し、少なくとも回動角度量の大きいスラットを吊下支持するランナーのギヤ機構と吊下軸との間には、所定値以下の回転トルクを伝達するとともに所定値以上の回転トルクを空回りにより伝達しないトルク伝達装置を備え、前記ギヤ機構のギヤ比は、前記トルク伝達装置で空回りが生じない回動範囲を生成するギヤ比としたことを特徴とする縦型ブラインド。
  2. 前記第二のスラットの回動角度量を第一のスラットの回動角度量より大きく設定したことを特徴とする請求項1記載の縦型ブラインド。
  3. 前記ギヤ機構のギヤ比は、前記第二のスラットの回動角度量が第一のスラットの回動角度量の1.5倍から4倍の範囲となるギヤ比としたことを特徴とする請求項2記載の縦型ブラインド。
  4. 前記第一のスラットを前記吊下軸から第一のスラットハンガーを介して吊下支持し、前記第二のスラットを前記吊下軸から第二のスラットハンガーを介して吊下支持し、前記第二のスラットハンガーが第一のスラットハンガーに当接した後は、第二のスラットハンガーを第一のスラットハンガーに当接させながら回動可能としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の縦型ブラインド。
  5. 前記第一のスラットを前記吊下軸から第一のスラットハンガーを介して吊下支持し、前記第二のスラットを前記吊下軸から第二のスラットハンガーを介して吊下支持し、前記第二のスラットハンガーは、前記第二のスラットが全閉状態に回動されるまで、前記第一のスラットハンガーに当接しない幅としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の縦型ブラインド。
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