JP2009157494A - センサシステム - Google Patents

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Naonori Hashimoto
尚典 橋本
Yoshinori Muroi
義則 室井
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Abstract

【課題】連動動作を1品種のセンサで行うことができ、さらに配線の施工を容易に行うことができるセンサシステムを提供する。
【解決手段】直流電力を出力する直流電力供給部101と、直流電力供給部101が出力する直流電力を供給する電力供給線路Wdcと、電力供給線路Wdcから直流電力を供給されて人または物の状態を検知した検知結果を報知するとともに、他の火災警報機へ検知結果に基づいた連動信号を電力供給線路Wdcを介して送信し、電力供給線路Wdcを介して連動信号を受信した場合に警報を報知する複数の火災警報機U1とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、センサシステムに関するものである。
従来、所定のエリアに人または物の状態を検知するセンサを複数設けて、火災検知や侵入者検知等を行うセンサシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
センサシステムは、例えば図4に示すように、火災警報親機300と火災警報子器310が住戸内の適所に設置され、煙、熱などの火災要因を検出して火災警報を出力し、他の親機300または子器310に対して連動信号を送出することによって、互いに連動して火災警報を出力する構成となっている。
図5に示すように、火災警報親機300は、CPUからなる制御部300aと、火災検知部300bと、スピーカ300cと、LED素子300dと、電源・通信送受信回路300eと、電源・通信重畳回路300fと、AC/DCコンバータ300gとで構成され、制御部300aによって各部の動作が制御される。
また火災警報子器310は、CPUからなる制御部310aと、火災検知部310bと、スピーカ310cと、LED素子310dと、電源・通信送受信回路310eとで構成され、制御部310aによって各部の動作が制御される。
火災警報親機300、火災警報子器310は、各電源・通信送受信回路300e,310eから配線340を介して渡り接続されており、火災警報親機300のAC/DCコンバータ300gは、交流ブレーカ330から配線341を介して入力される商用電源を所定の直流電圧に変換して駆動電源として出力し、自己の駆動電源として使用するとともに、配線340を介して渡り接続された火災警報子器310に駆動電源を供給する。
そして、火災警報親機300において、火災検知部300bが熱、煙によって火災の発生を検知すると、スピーカ300cから警報音を鳴動させるとともにLED素子300dを点滅させて、火災警報を出力する。さらに、電源・通信重畳回路300fが、駆動電源の直流電圧に連動信号を重畳させて電源・通信送受信回路300eから配線340を介して火災警報子器310に連動信号を送信し、連動信号を受信した火災警報子器310は、スピーカ310cから警報音を鳴動させるとともにLED素子310dを点滅させて、火災警報を連動出力する。
また、火災警報子器310において、火災検知部310bが熱、煙によって火災の発生を検知すると、スピーカ310cから警報音を鳴動させるとともにLED素子310dを点滅させて、火災警報を出力する。さらに、電源・通信送受信回路310eから配線340の直流電圧に連動信号を重畳させて火災警報親機300および他の火災警報子器310に連動信号を送信し、連動信号を受信した火災警報親機300および他の火災警報子器310は、スピーカ300c,310cから警報音を鳴動させるとともにLED素子300d,310dを点滅させて、火災警報を連動出力する。
特開2006−235782号公報
上記従来のセンサシステムでは、システムの駆動電源を生成するAC/DCコンバータ300gを搭載した火災警報親機300が最低1つは必要となり、火災警報親機300と火災警報子器310とが互いに異なる構成となることから、システム内の全ての警報器を同一機種で統一することはできなかった。
また、火災警報親機300と火災警報子器310との間の渡り配線340と、商用電源から火災警報親機300への配線341との2系統の配線が必要となり、施工が煩わしいものであった。さらに、図4に破線で示すインターホン親機320(ドアホン子器321との通話機能を有する)を設けて、火災検知時には、インターホン親機320からも火災警報を連動出力する場合には、火災警報親機300からインターホン親機320へ連動信号を送信するための信号線342が別途必要となり、さらに施工が煩わしいものになっていた。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、連動動作を1品種のセンサで行うことができ、さらに配線の施工を容易に行うことができるセンサシステムを提供することにある。
請求項1の発明は、直流電力を出力する直流電力供給部と、直流電力供給部が出力する直流電力を供給する電力供給線路と、電力供給線路から直流電力を供給されて人または物の状態を検知した検知結果を報知するとともに、他のセンサへ検知結果に基づいた連動信号を電力供給線路を介して送信し、電力供給線路を介して連動信号を受信した場合に警報を報知する複数のセンサとを備えることを特徴とする。
この発明によれば、同一の構成を備える複数のセンサを電力供給線路に接続するだけで、連動動作が可能なセンサシステムを実現できるので、連動動作を1品種のセンサで行うことができ、さらに全てのセンサは、同一の電力供給線路を用いて電源供給と通信を行うので、配線の施工を容易に行うことができる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記電力供給線路から直流電力を供給されてドアホン子器との間で通話を行うとともに、電力供給線路を介して連動信号を受信した場合に警報を報知するインターホン親機を備えることを特徴とする。
この発明によれば、インターホン親機による連動動作も容易に行うことができる。
以上説明したように、本発明では、連動動作を1品種のセンサで行うことができ、さらに電力供給および通信のための施工を容易に行うことができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
以下に説明する実施形態は、本発明を適用する建物として戸建て住宅の家屋を想定して説明するが、本発明の技術思想を集合住宅に適用することを妨げるものではない。建屋Hには、図3に示すように、直流電力を出力する直流電力供給部101と、直流電力により駆動される電気機器である直流機器Uとが設けられ、直流電力供給部101の出力端部に接続した直流供給線路Wdcを通して直流機器Uに直流電力が供給される。直流電力供給部101と直流機器Uとの間には、直流供給線路Wdcに流れる電流を監視し、異常を検知したときに直流給電線路Wdc上で直流電力供給部101から直流機器Uへの給電を制限ないし遮断する直流ブレーカ114が設けられる。
直流供給線路Wdcは、直流電力の給電路であるとともに通信路としても兼用されており、高周波の搬送波を用いてデータを伝送する通信信号を直流電圧に重畳することにより直流供給線路Wdcに接続された機器間での通信を可能にしている。この技術は、交流電力を供給する電力線において交流電圧に通信信号を重畳させる電力線搬送技術と類似した技術である。
直流供給線路Wdcは、直流電力供給部101を介して宅内サーバ116に接続される。宅内サーバ116は、宅内の通信網(以下、「宅内網」という)を構築する主装置であり、宅内網において直流機器Uが構築するサブシステムなどと通信を行う。
図示例では、サブシステムとして、パーソナルコンピュータ、無線アクセスポイント、ルータ、IP電話機のような情報系の直流機器Uからなる情報機器システムK101、照明器具のような照明系の直流機器Uからなる照明システムK102,K105、来客対応や侵入者の監視などを行う直流機器UからなるインターホンシステムK103、火災感知器のような警報系の直流機器Uからなる住警器システムK104などがある。各サブシステムは、自立分散システムを構成しており、サブシステム単独でも動作が可能になっている。
上述した直流ブレーカ114は、サブシステムに関連付けて設けられており、図示例では、情報機器システムK101、照明システムK102およびインターホンシステムK103、住警器システムK104、照明システムK105に関連付けて4個の直流ブレーカ114を設けている。1台の直流ブレーカ114に複数個のサブシステムを関連付ける場合には、サブシステムごとに直流供給線路Wdcの系統を分割する接続ボックス121が設けられる。図示例においては、照明システムK102とインターホンシステムK103との間に接続ボックス121が設けられている。
情報機器システムK101としては、壁コンセントあるいは床コンセントの形態で建屋Hに先行配置(建屋Hの建築時に施工)される直流コンセント131に接続される直流機器Uからなる情報機器システムK101が設けられる。
照明システムK102、K105としては、建屋Hに先行配置される照明器具(直流機器U)からなる照明システムK102と、天井に先行配置される引掛シーリング132に接続する照明器具(直流機器U)からなる照明システムK105とが設けられる。引掛シーリング132には、建屋Hの内装施工時に施工業者が照明器具を取り付けるか、または家人自身が照明器具を取り付ける。
照明システムK102を構成する直流機器Uである照明器具に対する制御の指示は、赤外線リモコン装置を用いて与えるほか、直流供給線路Wdcに接続されたスイッチ141から通信信号を用いて与えることができる。すなわち、スイッチ141は直流機器Uとともに通信の機能を有している。また、スイッチ141の操作によらず、宅内網の別の直流機器Uあるいは宅内サーバ116から通信信号により制御の指示がなされることもある。照明器具への指示には、点灯、消灯、調光、点滅点灯などがある。
上述した直流コンセント131、引掛シーリング132には、任意の直流機器Uを接続することができ、接続された直流機器Uに直流電力を出力するから、以下では直流コンセント131、引掛シーリング132を区別する必要がない場合には「直流アウトレット」と呼ぶ。
これらの直流アウトレットは、直流機器Uに直接設けた接触子(図示しないプラグの栓刃や導体片等)または接続線を介して設けた接触子が差し込まれる差込式の接続口が器体に開口し、接続口に差し込まれた接触子に直接接触する接触子受けが器体に保持された構造を有しており、接触式で給電を行う。直流アウトレットに接続された直流機器Uが通信機能を有する場合には、直流供給線路Wdcを通して通信信号を伝送することが可能になる。直流機器Uだけではなく直流アウトレットにも通信機能が設けられている。
宅内サーバ116は、宅内網に接続されるだけではなく、インターネットを構築する広域網NTに接続される接続口を有している。宅内サーバ116が広域網NTに接続されている場合には、広域網NTに接続されたコンピュータサーバであるセンタサーバ200によるサービスを享受することができる。
センタサーバ200が提供するサービスには、広域網NTを通して宅内網に接続された機器(主として直流機器Uであるが通信機能を有した他の機器も含む)の監視や制御を可能にするサービスがある。このサービスにより、パーソナルコンピュータ、インターネットTV、移動体電話機などのブラウザ機能を備える通信端末(図示せず)を用いて宅内網に接続された機器の監視や制御が可能になる。
宅内サーバ116は、広域網NTに接続されたセンタサーバ200との間の通信と、宅内網に接続された機器との間の通信との両方の機能を備え、宅内網の機器に関する識別情報(ここでは、IPアドレスを用いるものとする)の取得の機能を備える。
宅内サーバ116は、センタサーバ200との通信機能を用いることにより、広域網NTに接続された通信端末からセンタサーバ200を通して宅内の機器の監視や制御を可能にする。センタサーバ200は、宅内の機器と広域網NT上の通信端末とを仲介する。
通信端末から宅内の機器の監視や制御を行う場合は、監視や制御の要求をセンタサーバ200に記憶させ、宅内の機器は定期的に片方向のポーリング通信を行うことにより、通信端末からの監視や制御の要求を受信する。この動作により、通信端末から宅内の機器の監視や制御が可能になる。
また、宅内の機器において火災検知など通信端末に通知すべきイベントが生じたときには、宅内の機器からセンタサーバ200に通知し、センタサーバ200から通信端末に対して電子メールによる通知を行う。
宅内サーバ116における宅内網との通信機能のうち重要な機能は、宅内網を構成する機器の検出と管理である。宅内サーバ116では、UPnP(Universal Plug and Play)を応用して宅内網に接続された機器を自動的に検出する。宅内サーバ116はブラウザ機能を有する表示器117を備え、検出した機器の一覧を表示器117に表示する。この表示器117はタッチパネル式もしくは操作部が付設された構成を有し、表示器117の画面に表示された選択肢から所望の内容を選択する操作が可能になっている。したがって、宅内サーバ116の利用者(施工業者あるいは家人)は、表示器117の画面上で機器の監視ないし制御が可能になる。表示器117は宅内サーバ116とは分離して設けてもよい。
宅内サーバ116では、機器の接続に関する情報を管理しており、宅内網に接続された機器の種類や機能とアドレスとを把握する。したがって、宅内網の機器を連動動作させることができる。機器の接続に関する情報は上述のように自動的に検出されるが、機器を連動動作させるには、機器自身が保有する属性により自動的に関係付けを行うほか、宅内サーバ116にパーソナルコンピュータのような情報端末を接続し、情報端末のブラウザ機能を利用して機器の関係付けを行うこともできる。
機器の連動動作の関係は各機器がそれぞれ保持する。したがって、機器は宅内サーバ116を通すことなく連動動作することができる。各機器について、連動動作の関係付けを行うことにより、たとえば、機器であるスイッチの操作により、機器である照明器具の点灯あるいは消灯の動作を行うことが可能になる。また、連動動作の関係付けはサブシステム内で行うことが多いが、サブシステムを超える関係付けも可能である。
ところで、直流電力供給部101は、基本的には、商用電源のように宅外から供給される交流電源ACの電力変換により直流電力を生成する。図示する構成では、交流電源ACは、分電盤110に内器として取り付けられた主幹ブレーカ111を通して、スイッチング電源を含むAC/DCコンバータ112に入力される。AC/DCコンバータ112から出力される直流電力は、協調制御部113を通して各直流ブレーカ114に接続される。
直流電力供給部101には、交流電源ACから電力が供給されない期間(たとえば、商用電源ACの停電期間)に備えて二次電池162が設けられている。また、直流電力を生成する太陽電池161や燃料電池163を併用することも可能になっている。交流電源ACから直流電力を生成するAC/DCコンバータ112を備える主電源に対して、太陽電池161や二次電池162や燃料電池163は分散電源になる。なお、図示例において、太陽電池161、二次電池162、燃料電池163は出力電圧を制御する回路部を含み、二次電池162は放電だけではなく充電を制御する回路部も含んでいる。
分散電源のうち太陽電池161や燃料電池163は必ずしも設けなくてもよいが、二次電池162は設けるのが望ましい。二次電池162は主電源や他の分散電源により適時充電され、二次電池162の放電は、交流電源ACから電力が供給されない期間だけではなく必要に応じて適時に行われる。二次電池162の充放電や主電源と分散電源との協調は、協調制御部113により行われる。すなわち、協調制御部113は、直流電力供給部101を構成する主電源および分散電源から直流機器Uへの電力の配分を制御する直流電力制御部として機能する。なお、太陽電池161、二次電池162、燃料電池163の出力を交流電力に変換し、AC/DCコンバータ112の入力電力として用いる構成を採用してもよい。
直流機器Uの駆動電圧は機器に応じた複数種類の電圧から選択されるから、協調制御部113にDC/DCコンバータを設け、主電源および分散電源から得られる直流電圧を必要な電圧に変換するのが望ましい。通常は、1系統のサブシステム(もしくは1台の直流ブレーカ114に接続された直流機器U)に対して1種類の電圧が供給されるが、1系統のサブシステムに対して3線以上を用いて複数種類の電圧を供給するように構成してもよい。あるいはまた、直流供給線路Wdcを2線式とし、線間に印加する電圧を時間経過に伴って変化させる構成を採用することも可能である。DC/DCコンバータは、直流ブレーカと同様に複数に分散して設けてもよい。
上述の構成例では、AC/DCコンバータ112を1個だけ図示しているが、複数個のAC/DCコンバータ112を並設することが可能であり、複数個のAC/DCコンバータ112を設けるときには、負荷の大きさに応じて運転するAC/DCコンバータ112の台数を増減させるのが望ましい。
上述したAC/DCコンバータ112、協調制御部113、直流ブレーカ114、太陽電池161、二次電池162、燃料電池163には通信機能が設けられており、主電源および分散電源や直流機器Uを含む負荷の状態に対処する連携動作を行うことを可能にしている。この通信に用いる通信信号は、直流機器Uに用いる通信信号と同様に直流電圧に重畳する形式で伝送する。
上述の例では主幹ブレーカ111から出力された交流電力をAC/DCコンバータ112により直流電力に変換するために、AC/DCコンバータ112を分電盤110内に配置しているが、主幹ブレーカ111の出力側において分電盤110内に設けた分岐ブレーカ(図示せず)で交流供給線路を複数系統に分岐し、各系統の交流供給線路にAC/DCコンバータを設けて系統ごとに直流電力に変換する構成を採用してもよい。
この場合、建屋Hの各階や各部屋を単位としてAC/DCコンバータを設けることができるから、AC/DCコンバータを系統別に管理することができ、しかも、直流電力を利用する直流機器Uとの間の直流供給線路Wdcの距離が小さくなるから、直流供給線路Wdcでの電圧降下による電力損失を低減させることができる。また、主幹ブレーカ111および分岐ブレーカを分電盤110に収納し、AC/DCコンバータ112と協調制御部113と直流ブレーカ114と宅内サーバ116とを分電盤110とは別の盤に収納してもよい。
そして、本実施形態のセンサシステムは、図1に示すように、直流電源たる直流電力供給部101と、一次側に直流電力供給部101を接続した直流ブレーカ114と、直流ブレーカ114の二次側から配設された直流供給線路Wdcと、直流供給線路Wdcに接続して電力を供給される複数の火災警報機U1で構成されるサブシステムK110とで構成され、以下、このセンサシステムについて説明する。
火災警報機U1は、図2に示すように、CPUからなる制御部102aと、火災検知部102bと、スピーカ102cと、LED素子102dと、電源・通信送受信回路102eとで構成され、制御部102aによって各部の動作が制御され、駆動電源は、直流電力供給部101から直流供給線路Wdcを介して各火災警報機U1に供給される。
そして、火災警報機U1において、火災検知部102bが熱、煙によって火災の発生を検知すると、スピーカ102cから警報音を鳴動させるとともにLED素子102dを点滅させて、火災警報を出力する。さらに、電源・通信送受信回路102eから直流供給線路Wdcの直流電圧に連動信号を重畳させて他の火災警報機U1に連動信号を送信し、連動信号を受信した他の火災警報機U1は、スピーカ102cから警報音を鳴動させるとともにLED素子102dを点滅させて、火災警報を連動出力する。
このように、本実施形態では、同一の構成を備える複数の火災警報機U1を直流供給線路Wdcに接続するだけで、連動動作が可能なセンサシステムを実現できるので、連動動作を1品種の火災警報機U1で行うことができ、さらに全ての火災警報機U1は、同一の直流供給線路Wdcを用いて電源供給と通信を行うので、配線の施工を容易に行うことができる。
また、図1に示すように、インターホン親機U2を直流供給線路Wdcに接続して、火災検知時には、インターホン親機U2からも火災警報を連動出力させることができる。このインターホン親機U2は、制御線104を介して接続されたドアホン子器103との間で、ドアホン子器103の駆動電源と通話のための音声信号や制御信号とが多重化されて、制御線104を介して伝送されている。そして、火災警報機U1が火災の発生を検知した場合、他の火災警報機U1だけでなくインターホン親機U2にも、直流供給線路Wdcを介して連動信号を出力し、連動信号を受信したインターホン親機U2は、警報音を鳴動させるとともにモニタ画面に警報表示して、火災警報を連動出力する。
さらに、宅内サーバ116が、宅内網における火災警報機U1の識別情報(ここでは、IPアドレスを用いるものとする)を取得する場合、直流供給線路Wdcを介して全ての火災警報機U1の識別情報を取得することができ、識別情報を用いたセンサシステムの制御、監視を容易に行うことができる。例えば、警報出力のテストを行う場合、宅内網に接続された制御端末(図示なし)から直流供給線路Wdcを介して各火災警報機U1へ識別情報とともに点検信号を送信し、当該識別情報に該当する火災警報機U1から強制的に火災警報をテスト出力させることができる。
なお、本実施形態において、センサとして火災警報機を例示したが、侵入者を検知する人感センサや、ガス漏れを検知するガス漏れ警報機等の人または物の状態を検知して検知結果を報知するセンサであれば、その種類は限定しない。
実施形態のセンサシステムの構成を示す図である。 同上の火災警報機の構成を示す図である。 配電システムの全体構成を示す図である。 従来のセンサシステムの構成を示す図である。 同上の火災警報機の構成を示す図である。
符号の説明
101 直流電力供給部
114 直流ブレーカ
U1 火災警報機
U2 インターホン親機
K110 サブシステム
Wdc 直流供給線路

Claims (2)

  1. 直流電力を出力する直流電力供給部と、
    直流電力供給部が出力する直流電力を供給する電力供給線路と、
    電力供給線路から直流電力を供給されて人または物の状態を検知した検知結果を報知するとともに、他のセンサへ検知結果に基づいた連動信号を電力供給線路を介して送信し、電力供給線路を介して連動信号を受信した場合に警報を報知する複数のセンサと
    を備える
    ことを特徴とするセンサシステム。
  2. 前記電力供給線路から直流電力を供給されてドアホン子器との間で通話を行うとともに、電力供給線路を介して連動信号を受信した場合に警報を報知するインターホン親機を備えることを特徴とする請求項1記載のセンサシステム。
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