JP2007318566A - セキュリティインターホンシステム、およびインターホン親機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 火災警報器にインターホン親機を接続することで連動警報出力を容易に停止できるセキュリティインターホンシステム、およびインターホン親機を提供する。
【解決手段】 全ての親警報器11、子警報器11´、およびインターホン親機1が警報音を連動出力している状態で、インターホン親機1の警報停止釦1kを押下すると、信号処理部1aは、自己の音発生回路1dからの警報音出力を停止し、電圧レベル変動制御回路1jは、2線式信号線L1の電圧レベルを報知レベルV2よりも低電圧の警報停止レベルV3にまで低下させる。親警報器11、子警報器11´の信号処理部11aは、警報停止レベルV3に低下したことを判別すると、火元以外の親警報器11、子警報器11´では、警報音発生回路11cからの警報音出力を所定時間停止し、火元である親警報器11、子警報器11´では、警報音発生回路11cからの警報音出力を継続する。
【選択図】図1
【解決手段】 全ての親警報器11、子警報器11´、およびインターホン親機1が警報音を連動出力している状態で、インターホン親機1の警報停止釦1kを押下すると、信号処理部1aは、自己の音発生回路1dからの警報音出力を停止し、電圧レベル変動制御回路1jは、2線式信号線L1の電圧レベルを報知レベルV2よりも低電圧の警報停止レベルV3にまで低下させる。親警報器11、子警報器11´の信号処理部11aは、警報停止レベルV3に低下したことを判別すると、火元以外の親警報器11、子警報器11´では、警報音発生回路11cからの警報音出力を所定時間停止し、火元である親警報器11、子警報器11´では、警報音発生回路11cからの警報音出力を継続する。
【選択図】図1
Description
本発明は、セキュリティインターホンシステム、およびインターホン親機に関するものである。
従来、住宅用の火災警報システムとして、火災センサをインターホン親機に接続し、火災センサが火災の発生を検知したときには、インターホン親機から警報音を発するものがある。(例えば、特許文献1参照)
また、図8に示すように、複数の火災警報器21を2線式信号線L1を介して互いに並列接続して、火災の発生を検知した火元の火災警報器21が警報音を発するとともに、火元の火災警報器21が2線式信号線L1の電圧を変動させることで他の火災警報器21も連動して警報音(連動警報音)を発する火災警報システムがある。このような連動型の火災警報器では、1つの火災警報器21が火災の発生を検知すると全ての火災警報器21から警報音が発せられ、火元を特定する場合には、いずれかの火災警報器21の警報停止紐(引き紐)21aを引っ張ると、2線式信号線L1の電圧がさらに変動して火元の火災警報器以外(すなわち、火災の発生を検知した火災警報器以外)は警報音の出力を停止し、火元の火災警報器のみが警報音を発することで、火元を特定できる。(例えば、特許文献2参照)
特開平8−70361号公報
特開2005−339032号公報
また、図8に示すように、複数の火災警報器21を2線式信号線L1を介して互いに並列接続して、火災の発生を検知した火元の火災警報器21が警報音を発するとともに、火元の火災警報器21が2線式信号線L1の電圧を変動させることで他の火災警報器21も連動して警報音(連動警報音)を発する火災警報システムがある。このような連動型の火災警報器では、1つの火災警報器21が火災の発生を検知すると全ての火災警報器21から警報音が発せられ、火元を特定する場合には、いずれかの火災警報器21の警報停止紐(引き紐)21aを引っ張ると、2線式信号線L1の電圧がさらに変動して火元の火災警報器以外(すなわち、火災の発生を検知した火災警報器以外)は警報音の出力を停止し、火元の火災警報器のみが警報音を発することで、火元を特定できる。(例えば、特許文献2参照)
しかしながら、火災警報器が火災の発生を検知したときに、火災警報器から警報を発するだけでなく、火災警報器の接点出力を用いてインターホン親機からも警報音を出力させる場合、上記特許文献1のようなインターホン親機を用いれば、インターホン親機に設けた警報停止釦を押下することでインターホン親機が発する警報音を停止させることはできるが、インターホン親機側の操作で火災警報器が発する警報音を停止させることはできなかった。
同様に、上記特許文献2のような連動型の火災警報器にインターホン親機3を信号線L3を介して接続しても(図8の破線)、火災発生時の火元を特定するために火元の火災警報器以外が連動して発する警報音を停止させるには、インターホン親機3の警報停止釦3aといずれかの火災警報器21の警報停止紐21aとの両方を操作する必要があり、非常に手間であった。
また、連動型の火災警報器を天井が高い住居に設置した場合、火災警報器に手が届かないことがある。このようなとき、火災警報器に設けた紐や釦等の警報停止手段を操作することができず、火災警報器が連動して発する警報音を停止させることが困難であった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、火災警報器にインターホン親機を接続することで連動警報出力の停止を容易に行うことができるセキュリティインターホンシステム、およびインターホン親機を提供することにある。
請求項1の発明は、2線式信号線を介して互いに並列接続されたインターホン親機と複数の火災警報器とで構成され、インターホン親機は、2線式信号線に生じる電圧レベルを検知する第1の電圧検知手段と、第1の電圧検知手段で検知した電圧レベルが所定の報知レベルまで低下したときに警報を発する第1の警報発生手段と、操作することで第1の警報発生手段が発する警報を停止させる第1の警報停止手段と、第1の警報停止手段が操作されたときに2線式信号線の電圧レベルを前記報知レベルより低い警報停止レベルまで低下させる第1の電圧レベル変動制御手段とを備え、火災警報器は、火災の発生を検知する火災検知手段と、2線式信号線に生じる電圧レベルを検知する第2の電圧検知手段と、火災検知手段が火災の発生を検知したとき、または第2の電圧検知手段で検知した電圧レベルが前記報知レベルまで低下したときに警報を発し、第2の電圧検知手段で検知した電圧レベルが前記報知レベルまで低下したことで警報を発しているときに当該電圧レベルが前記警報停止レベルまで低下した場合に警報出力を停止する第2の警報発生手段と、操作することで第2の警報発生手段が発する警報を停止させる第2の警報停止手段と、火災検知手段が火災の発生を検知したときに2線式信号線の電圧レベルを前記報知レベルまで低下させ、第2の警報停止手段が操作されたときに2線式信号線の電圧レベルを前記警報停止レベルまで低下させる第2の電圧レベル変動制御手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、セキュリティインターホンシステムにおいて、火災警報器にインターホン親機を接続することで連動警報出力の停止を容易に行うことができる。したがって、天井が高い住居に火災警報器を設置した場合でも、火災警報器の警報停止手段を操作することなく、容易に手の届くインターホン親機の警報停止手段を操作することで、火元以外の火災警報器が発する連動警報を迅速に停止させることができ、火元の特定を早く行うことができる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記複数の火災警報器のうち少なくとも1台は、商用電源から駆動電源を生成する電源手段と、生成した駆動電源を2線式信号線を介して他の火災警報器へ供給する電源供給手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、他の火災警報器には電源回路が不要となり、システム全体のコストを抑えることができる。また、様々な回路が収納されているが故に比較的故障しやすいインターホン親機から駆動電源を供給される場合に比べて、システム全体の保全性も高くなる。
請求項3の発明は、請求項1において、前記インターホン親機は、商用電源から駆動電源を生成する電源手段と、生成した駆動電源を2線式信号線を介して火災警報器へ供給する電源供給手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、火災警報器には電源回路や、内部電源としての電池が不要となり、システム全体のコストを抑えることができる。また、火災警報器が電源回路を内蔵している構成と比較すると、火災警報器には商用電源からの電源線を導入する必要がないので、コンセントから火災警報器までの配線を考慮する必要がなく、火災警報器の設置場所の自由度が広がる。
請求項4の発明は、複数の火災警報器を2線式信号線を介して互いに並列接続し、火災の発生を検知した火災警報器は警報を発するとともに2線式信号線の電圧レベルを所定の報知レベルまで低下させ、2線式信号線の電圧レベルが前記報知レベルまで低下したことを検知した他の火災警報器も警報を発し、いずれかの火災警報器を操作して2線式信号線の電圧レベルを前記報知レベルより低い警報停止レベルまで低下させたときに、前記他の火災警報器は警報出力を停止する火災警報システムに接続されるインターホン親機において、火災警報器に2線式信号線を介して互いに並列接続して、2線式信号線に生じる電圧レベルを検知する電圧検知手段と、電圧検知手段で検知した電圧レベルが前記報知レベルまで低下したときに警報を発する警報発生手段と、操作することで警報発生手段が発する警報を停止させる警報停止手段と、警報停止手段が操作されたときに2線式信号線の電圧レベルを前記警報停止レベルまで低下させる電圧レベル変動制御手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、インターホン親機において、火災警報器にインターホン親機を接続することで連動警報出力の停止を容易に行うことができる。したがって、天井が高い住居に火災警報器を設置した場合でも、火災警報器の警報停止手段を操作することなく、容易に手の届くインターホン親機の警報停止手段を操作することで、火元以外の火災警報器が発する連動警報を迅速に停止させることができ、火元の特定を早く行うことができる。
以上説明したように、本発明では、火災警報器にインターホン親機を接続することで連動警報出力の停止を容易に行うことができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
以下、本発明に係るセキュリティインターホンシステム、およびインターホン親機の一実施例について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るセキュリティインターホンシステムの一実施例のハード構成を示すブロック図であり、図2は、システム構成図である。
以下、本発明に係るセキュリティインターホンシステム、およびインターホン親機の一実施例について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るセキュリティインターホンシステムの一実施例のハード構成を示すブロック図であり、図2は、システム構成図である。
図2に示すように、セキュリティインターホンシステムは、1台のインターホン親機1と、複数の火災警報器11,11´とを、2線式信号線L1を介して互いに並列接続しており、火災警報器11は親警報器として、火災警報器11´は子警報器として構成される(ここで、図2中の2台の子警報器には、11(1)´,11(2)´の符号を各々付す)。また、インターホン親機1には、ドアホン子器2が2線式信号線L2を介して接続している。
そして、図1に示すように、インターホン親機1は、各回路からの信号を処理する信号処理部1aと、音声および音を出力するための1つのスピーカ1bと、2線式信号線L2を介してドアホン子器2との間で通話を行うための通話回路1cと、後述する呼出音および警報音を発生するための音発生回路1dと、スピーカ1bを通話回路1cと音発生回路1dに切り替え接続する切替器1eと、ドアホン子器2との通話時に音声を入力するためのマイクロホン1fと、通話可能にするための信号を出力する通話釦1gと、ドアホン子器2から2線式信号線L2を介して伝送された呼出信号を検知する呼出検知回路1hと、2線式信号線L1に生じる電圧レベルを検知する電圧検知回路1iと、2線式信号線L1に生じる電圧レベルを変動させる電圧レベル変動制御回路1jと、音発生回路1dからの警報出力を停止させる警報停止釦1kと、商用電源AC(AC100V)から自己の駆動電源を生成する電源回路1mとを備える。
次に、図1に示すように、親警報器11は、各回路からの信号を処理する信号処理部11aと、熱や煙などの火災要因を監視し、火災要因を検知している間は信号処理部11aに火災信号を出力する火災検知回路11bと、警報音を発生するための警報音発生回路11cと、警報音を出力するための1つのスピーカ11dと、2線式信号線L1に生じる電圧レベルを検知する電圧検知回路11eと、2線式信号線L1に生じる電圧レベルを変動させる電圧レベル変動制御回路11fと、警報音発生回路11cからの警報出力を停止させる警報停止紐11gと、商用電源AC(AC100V)から自己および子警報器11´の駆動電源を生成する電源回路11hと、電源回路11hで生成した駆動電源を2線式信号線L1に出力する電源供給回路11iとを備える。
また、子警報器11´は、図3に示すように、電源回路11h、電源供給回路11iを除いて親警報器11と同様の構成を備える。
インターホン親機1は、ドアホン子器2との間で通話を行うインターホン機能を有しており、ドアホン子器2の呼出釦2aが操作されて呼出検知回路1hがその信号を検知すると、信号処理部1aは、切替器1eを音発生回路1d側に切り替えて、音発生回路1dとスピーカ1bとを接続し、スピーカ1bから呼出音が出力される。
ここに呼出音が出力される時間はタイマによって計時されており、所定時間内に(例えば1分間)通話釦1gが操作されない場合は、タイムアップして終了する。一方、所定時間内に通話釦1gが操作されると、信号処理部1aは、切替器1eを通話回路1c側に切り替えて、通話回路1cとスピーカ1bとを接続し、通話状態に入る。
また、インターホン親機1は、上記インターホン機能を有するとともに、親警報器11、子警報器11´とでセキュリティシステムを構成しており、以下、このセキュリティ機能について説明する。
まず、親警報器11の電源回路11hは、自己の駆動電源を生成するだけでなく、電源供給回路11iから2線式信号線L1を介して子警報器11´に駆動電源を供給しており、この駆動電源によって通常時に2線式信号線L1に生じる電圧レベルはV1となる。このように、親警報器11から2線式信号線L1を介して子警報器11´に駆動電源を供給するので、子警報器11´には電源回路が不要となり、システム全体のコストを抑えることができる。また、様々な回路が収納されているが故に比較的故障しやすいインターホン親機1から2線式信号線L1を介して駆動電源を供給される場合に比べて、システム全体の保全性も高くなる。
そして、親警報器11、子警報器11´の火災検知回路11bが火災の発生を検知して火災信号を出力すると、当該警報器の信号処理部11aは、火災検知回路11bから火災信号が出力されている間、警報音発生回路11cを起動してスピーカ11dから警報音を発するとともに、電圧レベル変動制御回路11fによって2線式信号線L1の電圧レベルを通常レベルV1よりも低電圧の報知レベルV2(<V1)にまで低下させる。電圧レベル変動制御回路11fは、例えば、2線式信号線L1間に接続されたツェナダイオードとスイッチ素子の直列回路(図示なし)を備えており、火災検知時にはスイッチ素子をオンしてツェナダイオードによって2線式信号線L1間を導通させることで、電源供給回路11iからは駆動電源として2線式信号線L1に供給している電流以上の電流が流れて、電源供給回路11iの出力電圧を下げるとともに、2線式信号線L1に生じる電圧レベルを当該ツェナダイオードで設定されるレベルに変動させる機能を有する。
そして、2線式信号線L1に接続している他の親警報器11、子警報器11´の信号処理部11aは、電圧検知回路11eが検知した2線式信号線L1の電圧レベルを監視しており、電圧レベルが報知レベルV2に低下したことを判別すると、警報音発生回路11cを起動してスピーカ11dから警報音を連動して発する。
また、インターホン親機1の信号処理部1aも同様に、電圧検知回路1iが検知した2線式信号線L1の電圧レベルを監視しており、電圧レベルが報知レベルV2に低下したことを判別すると、切替器1eを音発生回路1d側に切り替えて、音発生回路1dとスピーカ1bとを接続し、スピーカ1bから警報音を連動して発する。
したがって、親警報器11、子警報器11´のうちいずれか1台でも火災の発生を検知している間、2線式信号線L1の電圧レベルは報知レベルV2に低下し、全ての親警報器11、子警報器11´、およびインターホン親機1が警報音を発する。
そして、全ての親警報器11、子警報器11´、およびインターホン親機1が警報音を発している状態で、親警報器11、子警報器11´のうちいずれかの警報停止紐11gを引っ張ると、当該警報器の信号処理部11aは、自己の警報音発生回路11cからの警報音出力を所定時間停止し、電圧レベル変動制御回路11fは、親警報器11、各子警報器11´の全てが正常に動作できる範囲で、2線式信号線L1の電圧レベルを報知レベルV2よりも低電圧の警報停止レベルV3(<V2)にまで所定時間低下させる。
親警報器11、子警報器11´の信号処理部11aは、電圧検知回路11eが検知した2線式信号線L1の電圧レベルを監視しており、電圧レベルが警報停止レベルV3に低下したことを判別すると、火元でない親警報器11、子警報器11´では、電圧レベルが警報停止レベルV3となっている所定時間、警報音発生回路11cからの警報音出力を停止し、火元である親警報器11、子警報器11´では、警報音発生回路11cからの警報音出力を継続する。
また、インターホン親機1の信号処理部1aも、電圧検知回路1iが検知した2線式信号線L1の電圧レベルを監視しており、電圧レベルが警報停止レベルV3に低下したことを判別すると、音発生回路1dからの警報音出力を所定時間停止する。
さらに、本実施形態では、インターホン親機1側の操作によっても、親警報器11、子警報器11´が連動して発している警報音を所定時間停止させることができ、全ての親警報器11、子警報器11´、およびインターホン親機1が警報音を発している状態で、インターホン親機1の警報停止釦1kを押下すると、インターホン親機1の信号処理部1aは、自己の音発生回路1dからの警報音出力を所定時間停止し、電圧レベル変動制御回路1jは、2線式信号線L1の電圧レベルを上記警報停止レベルV3にまで所定時間低下させる。
親警報器11、子警報器11´の信号処理部11aは、上記同様に警報停止レベルV3に低下したことを判別すると、火元以外の親警報器11、子警報器11´では、電圧レベルが警報停止レベルV3となっている所定時間、警報音発生回路11cからの警報音出力を停止し、火元である親警報器11、子警報器11´では、警報音発生回路11cからの警報音出力を継続する。
したがって、全ての親警報器11、子警報器11´、およびインターホン親機1が警報音を発している状態で、親警報器11、子警報器11´のうちいずれか1台の警報停止紐11g、またはインターホン親機1の警報停止釦1kを操作することで、火元でない親警報器11、子警報器11´が連動して発している警報音は所定時間停止し、火元である親警報器11、子警報器11´からのみ警報音が発せられて、火元の特定が可能となる。
図4は、火災検知時の警報出力の動作フローを示しており、例えば図2における子警報器11(2)´が火災の発生を検知すると(ステップS1)、子警報器11(2)´は火災を検知している間、警報音を発するとともに(ステップS2)、電圧レベル変動制御回路11fによって2線式信号線L1の電圧レベルを報知レベルV2にまで低下させる(ステップS3)。
そして、2線式信号線L1に接続している親警報器11、子警報器11(1)´は、2線式信号線L1の電圧レベルを監視しており(ステップS4)、電圧レベルが報知レベルV2に低下したことを判別すると警報音を連動して発する(ステップS5)。また、インターホン親機1も同様に2線式信号線L1の電圧レベルを監視しており(ステップS4)、電圧レベルが報知レベルV2に低下したことを判別すると警報音を連動して発する(ステップS5)。
次に、図5は、火元以外の火災警報器が連動して発する警報音をインターホン親機1側の操作によって停止させる動作フローを示しており、まず、図2に示す子警報器11(2)´が火災の発生を検知して全ての親警報器11、子警報器11´、およびインターホン親機1が警報音を発している状態で、インターホン親機1の警報停止釦1kを押下すると(ステップS11)、インターホン親機1は連動して発している警報音を所定時間停止し(ステップS12)、2線式信号線L1の電圧レベルを警報停止レベルV3にまで所定時間低下させる(ステップS13)。
親警報器11、子警報器11(1)´,11(2)´は、2線式信号線L1の電圧レベルを監視しており(ステップS14)、電圧レベルが警報停止レベルV3に低下したことを判別すると、火元以外の親警報器11、子警報器11(1)´は連動して発している警報音を所定時間停止し、火元である子警報器11(2)´では警報音出力を継続する(ステップS15)。この状態では、火元である子警報器11(2)´からのみ警報音が発せられて、火元の特定が可能となる。
そして、火元である子警報器11(2)´では、火災の発生を検知しなくなって火災信号の出力が停止すると、警報音出力を停止させるとともに2線式信号線L1の電圧レベルを通常レベルV1に復帰させる(ステップS16)。
または、警報音を発している火元の子警報器11(2)´の警報停止紐11gを引っ張ると(ステップS17)、子警報器11(2)´からの警報音出力が所定時間停止する(ステップS18)。
このように、本実施形態では、天井が高い住居に火災警報器11,11´を設置した場合でも、火災警報器11,11´の警報停止紐11gを引っ張ることなく、容易に手の届くインターホン親機1の警報停止釦1kを押下することで、火元以外の火災警報器11,11´が連動して発している警報音を停止させることができる。したがって、連動警報音の出力を迅速に停止させることが可能となり、火元の特定を早く行うことができる。
(実施形態2)
本実施形態のセキュリティインターホンシステムは、図6、図7に示すように、1台のインターホン親機1と、火災警報器たる複数の子警報器11´とを、2線式信号線L1を介して並列に接続しており、親警報機11を省略して構成される。そして、インターホン親機1は、電源回路1mで生成した駆動電源を2線式信号線L1に出力する電源供給回路1nを備えており、インターホン親機1が2線式信号線L1を介して子警報器11´へ駆動電源を供給する点が実施形態1とは異なる。
本実施形態のセキュリティインターホンシステムは、図6、図7に示すように、1台のインターホン親機1と、火災警報器たる複数の子警報器11´とを、2線式信号線L1を介して並列に接続しており、親警報機11を省略して構成される。そして、インターホン親機1は、電源回路1mで生成した駆動電源を2線式信号線L1に出力する電源供給回路1nを備えており、インターホン親機1が2線式信号線L1を介して子警報器11´へ駆動電源を供給する点が実施形態1とは異なる。
すなわち、インターホン親機1の電源回路1mは、自己の駆動電源を生成するだけでなく、電源供給回路1nから2線式信号線L1を介して子警報器11´に駆動電源を供給しており、火災警報器には電源回路や、内部電源としての電池が不要となり、システム全体のコストを抑えることができる。また、火災警報器が電源回路を内蔵している構成と比較すると、火災警報器には商用電源ACからの電源線を導入する必要がないので、コンセントから火災警報器までの配線を考慮する必要がなく、火災警報器の設置場所の自由度が広がる。
なお、他の構成は実施形態1と同様であり、説明は省略する。
1 インターホン親機
1a 信号処理部
1d 音発生回路
1i 電圧検知回路
1j 電圧レベル変動制御回路
1k 警報停止釦
11 親警報器
11´ 子警報器
11a 信号処理部
11b 火災検知回路
11c 警報音発生回路
11e 電圧検知回路
11f 電圧レベル変動制御回路
11g 警報停止紐
L1,L2 2線式信号線
1a 信号処理部
1d 音発生回路
1i 電圧検知回路
1j 電圧レベル変動制御回路
1k 警報停止釦
11 親警報器
11´ 子警報器
11a 信号処理部
11b 火災検知回路
11c 警報音発生回路
11e 電圧検知回路
11f 電圧レベル変動制御回路
11g 警報停止紐
L1,L2 2線式信号線
Claims (4)
- 2線式信号線を介して互いに並列接続されたインターホン親機と複数の火災警報器とで構成され、
インターホン親機は、2線式信号線に生じる電圧レベルを検知する第1の電圧検知手段と、第1の電圧検知手段で検知した電圧レベルが所定の報知レベルまで低下したときに警報を発する第1の警報発生手段と、操作することで第1の警報発生手段が発する警報を停止させる第1の警報停止手段と、第1の警報停止手段が操作されたときに2線式信号線の電圧レベルを前記報知レベルより低い警報停止レベルまで低下させる第1の電圧レベル変動制御手段とを備え、
火災警報器は、火災の発生を検知する火災検知手段と、2線式信号線に生じる電圧レベルを検知する第2の電圧検知手段と、火災検知手段が火災の発生を検知したとき、または第2の電圧検知手段で検知した電圧レベルが前記報知レベルまで低下したときに警報を発し、第2の電圧検知手段で検知した電圧レベルが前記報知レベルまで低下したことで警報を発しているときに当該電圧レベルが前記警報停止レベルまで低下した場合に警報出力を停止する第2の警報発生手段と、操作することで第2の警報発生手段が発する警報を停止させる第2の警報停止手段と、火災検知手段が火災の発生を検知したときに2線式信号線の電圧レベルを前記報知レベルまで低下させ、第2の警報停止手段が操作されたときに2線式信号線の電圧レベルを前記警報停止レベルまで低下させる第2の電圧レベル変動制御手段とを備える
ことを特徴とするセキュリティインターホンシステム。 - 前記複数の火災警報器のうち少なくとも1台は、商用電源から駆動電源を生成する電源手段と、生成した駆動電源を2線式信号線を介して他の火災警報器へ供給する電源供給手段とを備えることを特徴とする請求項1記載のセキュリティインターホンシステム。
- 前記インターホン親機は、商用電源から駆動電源を生成する電源手段と、生成した駆動電源を2線式信号線を介して火災警報器へ供給する電源供給手段とを備えることを特徴とする請求項1記載のセキュリティインターホンシステム。
- 複数の火災警報器を2線式信号線を介して互いに並列接続し、火災の発生を検知した火災警報器は警報を発するとともに2線式信号線の電圧レベルを所定の報知レベルまで低下させ、2線式信号線の電圧レベルが前記報知レベルまで低下したことを検知した他の火災警報器も警報を発し、いずれかの火災警報器を操作して2線式信号線の電圧レベルを前記報知レベルより低い警報停止レベルまで低下させたときに、前記他の火災警報器は警報出力を停止する火災警報システムに接続されるインターホン親機において、
火災警報器に2線式信号線を介して互いに並列接続して、2線式信号線に生じる電圧レベルを検知する電圧検知手段と、電圧検知手段で検知した電圧レベルが前記報知レベルまで低下したときに警報を発する警報発生手段と、操作することで警報発生手段が発する警報を停止させる警報停止手段と、警報停止手段が操作されたときに2線式信号線の電圧レベルを前記警報停止レベルまで低下させる電圧レベル変動制御手段とを備える
ことを特徴とするインターホン親機。
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- 2006-05-26 JP JP2006147392A patent/JP2007318566A/ja not_active Withdrawn
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