JP2009155949A - 防蟻構造および防蟻方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鉛直方向に延びる布基礎2および布基礎2から水平方向に延びる打設コンクリート3に沿って、布基礎2の内側面と打設コンクリート3の上面との連結部分8が臨む隙間が、薬剤を施工するための通路7として区画されるように、断熱材4を配置する。その直後および/または所定期間経過後に、薬剤を通路7に供給することにより、薬剤を連結部分8に散布する。この防蟻構造1および防蟻方法によれば、断熱材4により、通路7を簡易かつ容易に形成しながら、断熱材4の配置後には、簡易かつ確実に薬剤を散布することができる。
【選択図】図1
Description
例えば、布基礎の立ち上がり部と、立ち上がり部から水平方向に延びる土間床において、立ち上がり部と土間床との継ぎ目に、目地用切欠部を形成して、その目地用切欠部にシーリング材が充填された建物の防蟻構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、基礎断熱材の設置後、継ぎ目に薬剤を施工したい場合がある。その場合には、一旦設置した基礎断熱材を剥離し、次いで、継ぎ目に薬剤を散布し、その後、基礎断熱材を再度設置するため、非常に手間がかかる。
(1) 鉛直方向に延びる第1基礎および前記第1基礎から水平方向に延びる第2基礎に沿って配置され、前記第1基礎の側面と前記第2基礎の上面との連結部分が臨む隙間が、薬剤を施工するための通路として区画されている断熱材
を備えていることを特徴とする、防蟻構造、
(2) 前記断熱材は、
前記第2基礎の上面と間隔を隔てて、前記第1基礎の側面に沿って配置される第1断熱材と、
前記第1基礎の側面と間隔を隔てて、前記第2基礎の上面に沿って配置される第2断熱材とを備え、
前記第1断熱材の下面における前記第1基礎に対する離間側端部が、前記第2断熱材の上面における前記第1基礎に対する近接側端部に載置されていることを特徴とする、前記(1)に記載の防蟻構造、
(3) 前記断熱材の下端には、前記隙間を形成するための切欠部が形成されていることを特徴とする、前記(1)または(2)に記載の防蟻構造、
(4) 前記断熱材は、
前記第2基礎の上面と間隔を隔てて、前記第1基礎の側面に沿って配置される第1断熱材と、
前記第1基礎の側面と間隔を隔てて、前記第2基礎の上面に沿って配置される第2断熱材とを備え、
前記第1断熱材の側面における前記第2基礎に対する近接側端部が、前記第2断熱材の側面における前記第2基礎に対する離間側端部に当接されていることを特徴とする、前記(1)に記載の防蟻構造、
(5) 前記断熱材の側端には、前記隙間を形成するための切欠部が形成されていることを特徴とする、前記(1)または(4)に記載の防蟻構造、
(6) 鉛直方向に延びる第1基礎および前記第1基礎から水平方向に延びる第2基礎に沿って、前記第1基礎の側面と前記第2基礎の上面との連結部分が臨む隙間が、薬剤を施工するための通路として区画されるように、断熱材を配置する工程、および、
前記薬剤を前記通路に供給することにより、前記薬剤を前記連結部分に散布する工程
を備えていることを特徴とする、防蟻方法、
(7) 前記断熱材は、第1断熱材および第2断熱材を備え、
前記断熱材を配置する工程は、
前記第2断熱材を、前記第1基礎の側面と間隔を隔てて、前記第2基礎の上面に沿って配置する工程、および、
前記第1断熱材を、前記第2基礎の上面と間隔を隔てて、前記第1基礎の側面に沿って配置する工程を備え、
前記第1断熱材を配置する工程では、前記第1断熱材の下面における前記第1基礎に対する離間側端部を、前記第2断熱材の上面における前記第1基礎に対する近接側端部に載置することを特徴とする、前記(6)に記載の防蟻方法、
(8) 前記断熱材の下端には、前記隙間を形成するための切欠部が形成されていることを特徴とする、前記(6)または(7)に記載の防蟻方法、
(9) 前記断熱材は、第1断熱材および第2断熱材を備え、
前記断熱材を配置する工程は、
前記第1断熱材を、前記第2基礎の上面と間隔を隔てて、前記第1基礎の側面に沿って配置する工程、および、
前記第2断熱材を、前記第1基礎の側面と間隔を隔てて、前記第2基礎の上面に沿って配置する工程を備え、
前記第2断熱材を配置する工程では、前記第2断熱材の側面における前記第2基礎に対する離間側端部を、前記第1断熱材の側面における前記第2基礎に対する近接側端部に当接させることを特徴とする、前記(6)に記載の防蟻方法、
(10) 前記断熱材の側端には、前記隙間を形成するための切欠部が形成されていることを特徴とする、前記(6)または(9)に記載の防蟻方法
を提供するものである。
そのため、断熱材の設置後、通路に薬剤を供給することにより、第1基礎および第2基礎の連結部分、さらには、断熱材に薬剤を簡易かつ容易に散布することができる。
図1において、この防蟻構造1は、断熱材4を備えている。
より具体的には、この防蟻構造1は、布基礎形式の基礎構造部に適用され、このような布基礎形式の基礎構造部としては、鉛直方向に延びる第1基礎としての布基礎2と、布基礎2から水平方向に延びる第2基礎としての打設コンクリート3とを備えている。そして、断熱材4は、布基礎2および打設コンクリート3に沿って配置されている。
なお、図1は、布基礎2の内側面から内側に延びる打設コンクリート3を現し、布基礎2の外側面から外側に延びる打設コンクリート3を省略し、さらに、鉛直下方に延びる布基礎2を省略している。
そして、この防蟻構造1では、薬剤を施工するための通路7が、断熱材4の隙間、すなわち、布基礎2の内側面と打設コンクリート3の上面との連結部分8が臨む隙間によって、区画されている。
具体的には、断熱材4は、例えば、公知の樹脂発泡体などであって、第1断熱材5および第2断熱材6を備えている。
より具体的には、第1断熱材5の下面における布基礎2に対する離間側端部としての内側端部21が、第2断熱材6の上面に載置されている。つまり、第1断熱材5は、打設コンクリート3の上面と、第2断熱材6の厚みD2と同一厚みの間隔を隔てて配置されている。なお、第1断熱材5の下部には、後述する注入管9の直管24が埋設されている。
より具体的には、第2断熱材6は、布基礎2の内側面と、第1断熱材5の下面を支持できる間隔L1を隔てて配置されている。すなわち、第1断熱材5の下面を支持できる間隔L1は、第1断熱材5の厚みD1より小さい長さに設定されている。これにより、第2断熱材6では、その上面における布基礎2に対する近接側端部としての外側端部22に、第1断熱材5の下面における内側端部21が載置されている。
通路7は、奥行き方向に延びる、断面略矩形状に形成されている。通路7の寸法は、鉛直方向長さ(上下方向高さであって、鉛直方向における第1断熱材5の下面(下端面33)と打設コンクリート3の上面との間隔、つまり、第2断熱材6の厚み)D2が、例えば、5〜100mm、好ましくは、10〜50mmである。また、通路7の幅(内外方向長さであり、第2断熱材6の外側端面23と布基礎2の内側面との距離、つまり、第1断熱材5の厚みD1から、第1断熱材5の内側端部21が載置される第2断熱材6の外側端部22の幅(マージン)を引いた長さ)L1が、例えば、5〜100mm、好ましくは、10〜50mmである。
具体的には、注入管9は、例えば、薬剤の施工時に通路7に薬剤を供給するための3方管であって、一方側端部である第1口部10と、第1口部10に連続する直管24から分岐される分岐管25の他方側端部である1対の第2口部11とを備える、略T字パイプ(チューブ)状に形成されている。
注入管9は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、ポリブテンなどの樹脂(プラスティック)、例えば、ステンレス、鉄などの金属などの材料から形成されている。
次に、この防蟻構造1を用いた、本発明の防蟻方法の第1実施形態について説明する。
断熱材4を配置するには、まず、第2断熱材6を、布基礎2の内側面と間隔を隔てて、打設コンクリート3の上面に沿って配置する。なお、第2断熱材6の打設コンクリート3への配置時おいては、打設コンクリート3は、未固化状態に調製されている。
次いで、第1断熱材5を、打設コンクリート3の上面と間隔を隔てて、布基礎2の内側面に沿って配置する。なお、第1断熱材5の布基礎2への配置時には、布基礎2は、未固化状態に調製されている。
その後、この方法では、断熱材4の設置直後に、薬剤を施工する。
薬剤は、例えば、防蟻成分を含有する防蟻組成物である。
上記した防蟻成分は、単独使用または2種以上を併用することができる。好ましくは、ネオニコチノイド系化合物が挙げられる。
ピレスロイド系化合物としては、例えば、アレスリン、ペルメトリン、トラロメトリン、ビフェントリン、アクリナトリン、アルファシペルメトリン、シフルトリン、シフェノトリン、プラレトリン、エトフェンプロックス、シラフルオフェン、フェンバレレートなどが挙げられ、好ましくは、ペルメトリン、ビフェントリン、シフェノトリン、エトフェンプロックス、シラフルオフェンが挙げられる。
有機リン系化合物としては、例えば、ホキシム、ピリダフェンチオン、フェニトロチオン(MEP)、テトラクロルビンホス、ジクロフェンチオン、プロペタンホスなどが挙げられる。
カルバメート系化合物としては、例えば、カルバリル、フェノブカルブ(BPMC)、プロポクスルなどが挙げられる。
フェニルピラゾール系化合物としては、例えば、フィプロニルなどが挙げられる。
オキサジアジン系化合物としては、例えば、インドキサカルブなどが挙げられる。
セミカルバゾン系化合物としては、例えば、α−(α,α,α−トリフルオロ−m−トルオイル)−p−トリニトリル4−(p−トリフルオロメトキシフェニル)セミカルバゾンなどが挙げられる。
また、防蟻組成物における防蟻成分は、通路7を流動できる製剤形態であれば、特に限定されず、例えば、フロアブル剤、マイクロカプセル剤(水などの溶媒に分散されたもの)、担体担持剤などの懸濁剤、例えば、油剤、乳剤などの液剤などとして、調製される。好ましくは、これらのうち、防蟻成分を、溶媒に分散されたマイクロカプセル化剤として調製する。
この施工によって、注入管9から注入された薬剤が、通路7に至り、連結部分8、ひいては、断熱材4に浸透される。
なお、この施工の前(例えば、建物の新築時)に、打設コンクリート3の下に、予め、薬剤を施工することができる。
一般に、断熱材構造を有する防蟻構造1に通路7を形成するには、断熱材4とは別に、パイプなどの通路形成部材を連結部分8に設置する必要があるところ、この防蟻構造1および防蟻方法では、第1断熱材5および第2断熱材6が断熱材と通路形成部材とを兼ねるので、簡易な構成で通路7が容易に形成される。
そのため、第1断熱材5および第2断熱材6の設置後、通路7に薬剤を供給することにより、連結部分8、さらには、第1断熱材5および第2断熱材6に薬剤を簡易に散布することができる。
その結果、第1断熱材5および第2断熱材6により、簡易かつ容易に通路7を形成しながら、断熱材4の配置後には、簡易かつ確実に薬剤を散布することができる。
断熱材4の設置から薬剤の施工までの期間、および、断熱材4の設置直後の施工から薬剤の再施工までの期間は、施工箇所に応じて適宜選択され、例えば、3年以上、好ましくは、5年以上、通常、20年以内、好ましくは、10年以内に設定される。
また、上記した説明では、第2基礎として、打設コンクリート3を例示したが、例えば、土間や地盤面であってもよい。
また、上記した説明では、第1断熱材5に切り欠き部分を設けて、注入管9の第1口部10をこの切り欠き部分に貫通させたが、例えば、図示しないが、第1断熱材5および第2断熱材6の両方に切り欠き部分を設けることができる。なお、この場合には、切り欠き部分を、第1断熱材5および第2断熱材6を切り欠くことにより形成し、具体的には、第1断熱材5および第2断熱材6のそれぞれを半割略円柱状に開口する。
なお、上記した図1における説明では、第2断熱材6を、打設コンクリート3の上面のほぼ全面(通路7が形成される部分を除く全面)に配置したが、例えば、図1の仮想線で示すように、打設コンクリート3の上面における内側端部(通路7が形成される部分を除く部分)のみに配置することもできる。すなわち、第2断熱材6の上面の外側端部22において、第1断熱材5の下端面33の内側端部21を載置できればよく、第2断熱材6の幅(内外方向長さ)が、打設コンクリート3の幅に比べて過度に短く設定されている。
また、上記した説明では、防蟻構造1を布基礎形式の基礎構造部に適用したが、例えば、図示しないが、べた基礎形式の基礎構造部に適用することもできる。なお、べた基礎形式の基礎構造部は、水平方向に延びるべた基礎3と、そのべた基礎3の上方に延びるように配置される基礎本体2とを備えている。
次に、本発明の防蟻構造の第1実施形態の変形例について、図2および図3を参照して、説明する。なお、上記した各部に対応する部材については、以降の各図面において同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図2において、断熱材4は、第1断熱材5からなり、第1断熱材5の下端面33の内側端部21は、打設コンクリート3の上面に接触され、第1断熱材5の下端の外側端部から幅方向途中までの部分には、切欠部12が形成されている。
切欠部12の寸法は、第1断熱材5の寸法に応じて適宜選択され、鉛直方向高さが、例えば5〜100mm、好ましくは、10〜50mmであり、幅(内外方向長さ)が、例えば、5〜100mm、好ましくは、10〜50mmである。
次に、この防蟻構造1を用いた、本発明の防蟻方法の第1実施形態の変形例について説明する。
まず、この方法では、連結部分8が臨む通路7が形成されるように、布基礎2に沿って、第1断熱材5を配置する。
そして、この防蟻構造1および防蟻方法によれば、第1断熱材5に予め切欠部12を形成することにより、通路7がより一層簡易かつ容易に形成される。
その結果、第1断熱材5により、より一層簡易かつ容易に通路7を形成しながら、断熱材4の配置後には、より一層簡易かつ確実に薬剤を散布することができる。
図3において、第1断熱材5の下端の内側端部(内側端縁であり、第1断熱材5の内側面と切欠部12の上面との稜線)21は、打設コンクリート3の上面に接触されている。
切欠部12の寸法は、第1断熱材5の寸法に応じて適宜選択され、鉛直方向高さが、例えば、5〜100mm、好ましくは、10〜50mmであり、幅(内外方向長さ)が、例えば、5〜100mm、好ましくは、10〜50mmである。
上記した説明では、第1断熱材5の下端面33を、第2断熱材6の上面に載置したが、例えば、図4に示すように、第2断熱材6の外側端面23を、第1断熱材5の内側面に当接させることができる。
すなわち、第2断熱材6の側面としての外側端面23における打設コンクリート3に対する離間側端部としての上端部31は、第1断熱材5の側面としての内側面における打設コンクリート3に対する近接側端部としての下端部32に当接されている。
第2断熱材6は、布基礎2の内側面と、第1断熱材5の厚みD1と同一厚みの間隔を隔てて配置されている。なお、第2断熱材6の外側部には、注入管9の直管24が埋設されている。
通路7の幅(第2断熱材6の外側端面23と布基礎2の内側面との距離)D1は、上記した第1断熱材5の厚みD1と同様である。また、通路7の厚み(第1断熱材5の下端面33と打設コンクリート3の上面との間隔)L2は、例えば、5〜100mm、好ましくは、10〜50mmである。
次に、この防蟻構造1を用いた、本発明の防蟻方法の第2実施形態について説明する。
この方法では、まず、第1断熱材5を、打設コンクリート3の上面と間隔を隔てて、布基礎2の内側面に沿って配置する。次いで、注入管9を設置する。
その後、第2断熱材6を、布基礎2の内側面と間隔を隔てて、打設コンクリート3の上面に沿って配置する。具体的には、第2断熱材6の外側端面23における上端部31を第1断熱材5の内側面における下端部32に当接させる。
上記した図4における説明では、第1断熱材5および第2断熱材6の両方を用いて通路7を形成したが、これに限定されず、例えば、図5に示すように、断熱材4の側端としての外側端に切欠部12を形成することにより、通路7を形成することができる。
切欠部12の寸法は、第2断熱材6の寸法に応じて適宜選択され、上記した図2に示す切欠部12の寸法と同様である。
この方法では、まず、第2断熱材6を予め上記した形状で切り欠いて切欠部12を形成する。
次いで、この第2断熱材6を、第2断熱材6の外側端面23の上端部31が布基礎2の内側面と接触するように、打設コンクリート3の上面に沿って配置する。具体的には、第1断熱材5を、第1断熱材5の下端面33を第2断熱材6の上面に載置させるように、布基礎2に沿って配置する。その後、薬剤を施工する。
2 布基礎
3 打設コンクリート
4 断熱材
5 第1断熱材
6 第2断熱材
7 通路
8 連結部分
12 切欠部
21 内側端部
22 外側端部
31 上端部
32 下端部
Claims (10)
- 鉛直方向に延びる第1基礎および前記第1基礎から水平方向に延びる第2基礎に沿って配置され、前記第1基礎の側面と前記第2基礎の上面との連結部分が臨む隙間が、薬剤を施工するための通路として区画されている断熱材
を備えていることを特徴とする、防蟻構造。 - 前記断熱材は、
前記第2基礎の上面と間隔を隔てて、前記第1基礎の側面に沿って配置される第1断熱材と、
前記第1基礎の側面と間隔を隔てて、前記第2基礎の上面に沿って配置される第2断熱材とを備え、
前記第1断熱材の下面における前記第1基礎に対する離間側端部が、前記第2断熱材の上面における前記第1基礎に対する近接側端部に載置されていることを特徴とする、請求項1に記載の防蟻構造。 - 前記断熱材の下端には、前記隙間を形成するための切欠部が形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の防蟻構造。
- 前記断熱材は、
前記第2基礎の上面と間隔を隔てて、前記第1基礎の側面に沿って配置される第1断熱材と、
前記第1基礎の側面と間隔を隔てて、前記第2基礎の上面に沿って配置される第2断熱材とを備え、
前記第1断熱材の側面における前記第2基礎に対する近接側端部が、前記第2断熱材の側面における前記第2基礎に対する離間側端部に当接されていることを特徴とする、請求項1に記載の防蟻構造。 - 前記断熱材の側端には、前記隙間を形成するための切欠部が形成されていることを特徴とする、請求項1または4に記載の防蟻構造。
- 鉛直方向に延びる第1基礎および前記第1基礎から水平方向に延びる第2基礎に沿って、前記第1基礎の側面と前記第2基礎の上面との連結部分が臨む隙間が、薬剤を施工するための通路として区画されるように、断熱材を配置する工程、および、
前記薬剤を前記通路に供給することにより、前記薬剤を前記連結部分に散布する工程
を備えていることを特徴とする、防蟻方法。 - 前記断熱材は、第1断熱材および第2断熱材を備え、
前記断熱材を配置する工程は、
前記第2断熱材を、前記第1基礎の側面と間隔を隔てて、前記第2基礎の上面に沿って配置する工程、および、
前記第1断熱材を、前記第2基礎の上面と間隔を隔てて、前記第1基礎の側面に沿って配置する工程を備え、
前記第1断熱材を配置する工程では、前記第1断熱材の下面における前記第1基礎に対する離間側端部を、前記第2断熱材の上面における前記第1基礎に対する近接側端部に載置することを特徴とする、請求項6に記載の防蟻方法。 - 前記断熱材の下端には、前記隙間を形成するための切欠部が形成されていることを特徴とする、請求項6または7に記載の防蟻方法。
- 前記断熱材は、第1断熱材および第2断熱材を備え、
前記断熱材を配置する工程は、
前記第1断熱材を、前記第2基礎の上面と間隔を隔てて、前記第1基礎の側面に沿って配置する工程、および、
前記第2断熱材を、前記第1基礎の側面と間隔を隔てて、前記第2基礎の上面に沿って配置する工程を備え、
前記第2断熱材を配置する工程では、前記第2断熱材の側面における前記第2基礎に対する離間側端部を、前記第1断熱材の側面における前記第2基礎に対する近接側端部に当接させることを特徴とする、請求項6に記載の防蟻方法。 - 前記断熱材の側端には、前記隙間を形成するための切欠部が形成されていることを特徴とする、請求項6または9に記載の防蟻方法。
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