JP2009154829A - 滑り止めチェーンの収納構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】車体下部のスペアタイヤ格納部を利用して滑り止めチェーンを収納できる滑り止めチェーンの収納構造を提供する。
【解決手段】車体の下部にスペアタイヤ41を保持するためのスペアタイヤ保持装置60が設けられている。スペアタイヤ保持装置60は、吊上げチェーン61を有する巻上げ機62と、吊上げチェーン61の下端に接続されたタイヤ支持部材63とを有している。スペアタイヤ41はスペアタイヤ保持装置60によって上げ下げすることができる。タイヤ支持部材63は、ディスク面47を下に向けた姿勢でスペアタイヤ41のディスク面47を下側から支持している。吊上げチェーン61はディスク面47の中央に形成された開口部48に挿通されている。タイヤ支持部材63に乗せられたスペアタイヤ41のホイール部45の内側に凹部71が形成され、この凹部71に滑り止めチェーン90が収納されている。
【選択図】 図4
【解決手段】車体の下部にスペアタイヤ41を保持するためのスペアタイヤ保持装置60が設けられている。スペアタイヤ保持装置60は、吊上げチェーン61を有する巻上げ機62と、吊上げチェーン61の下端に接続されたタイヤ支持部材63とを有している。スペアタイヤ41はスペアタイヤ保持装置60によって上げ下げすることができる。タイヤ支持部材63は、ディスク面47を下に向けた姿勢でスペアタイヤ41のディスク面47を下側から支持している。吊上げチェーン61はディスク面47の中央に形成された開口部48に挿通されている。タイヤ支持部材63に乗せられたスペアタイヤ41のホイール部45の内側に凹部71が形成され、この凹部71に滑り止めチェーン90が収納されている。
【選択図】 図4
Description
本発明は、車両用タイヤの滑り止めチェーンを収納するための収納構造に関する。
車両が氷雪路等を走行する際に使用されるタイヤの滑り止めチェーンは、使用時以外は車体の適宜個所に収納されている。例えば下記の特許文献1に開示されているタイヤチェーン収納装置は、車体の一部にチェーン収納箱を設けている。また車体後部にエンジンが搭載されたリヤエンジン車両では、エンジンルーム内にチェーン収納箱が配置されることもある。あるいはトランクルーム内にチェーン収納箱が置かれることもある。
実公昭61−145052号公報
エンジンルームにチェーン収納箱を設置した場合、エンジンルーム内の風の流れがチェーン収納箱によって悪くなることがあり、エンジンや補機類を冷却する上で影響が出る懸念がある。しかもリヤエンジン車両のエンジンルーム内にチェーン収納箱を設置すると、車体のリヤ側オーバーハング部に、滑り止めチェーンの重量とチェーン収納箱の重量が加わる。このため前輪の軸荷重に比べて後輪の軸荷重が増加し、軸荷重のバランスに影響が出ることがある。特に近時は排出ガス対策用の機器がエンジンルーム内に設置されるために車体後部の重量が増す傾向があるだけでなく、エンジンルーム内が狭くなることによりチェーン収納箱を設置するための十分なスペースを確保しにくい状況にある。
一方、空気入りゴムタイヤを用いる車両では、走行中にタイヤがパンクしたときにタイヤを交換することができるようにするために、交換用車載タイヤ(これ以降、スペアタイヤと呼ぶ)が搭載されている。バス等の中型あるいは大型の車両では、例えば実開平3−76780号公報や実用新案登録第3015063号に開示されているように、車体に設けられた巻上げ機によってスペアタイヤを吊上げるようにしている。
巻上げ機によってスペアタイヤを吊上げる場合、従来はスペアタイヤのディスク面を上に向けた姿勢で、ディスク面の下側から吊り板を当て、巻上げ機のチェーンによってスペアタイヤを吊り板と共に吊上げている。また、車体のトランクルーム等にスペアタイヤが格納されることもある。しかしいずれの場合もスペアタイヤのホイール部の内側の比較的大きな空間が利用されず、デッドスペースとなっていた。
従って本発明の目的は、車体下部のスペアタイヤ格納部を利用して滑り止めチェーンを収納できる滑り止めチェーンの収納構造を提供することにある。
本発明は、車両のタイヤの滑り止めチェーンのための収納構造であって、前記車両に搭載されるスペアタイヤと、前記車両の下部に配置され前記スペアタイヤを車体に保持するためのスペアタイヤ保持装置とを具備し、前記スペアタイヤ保持装置は、チェーンまたはワイヤロープからなる吊上げ部材を有し該吊上げ部材の巻取り及び繰出しが可能な巻上げ機と、前記吊上げ部材の下端に接続され前記スペアタイヤのホイール部のディスク面を下に向けた姿勢で前記スペアタイヤを前記ディスク面の下側から支持するタイヤ支持部材とを有し、前記吊上げ部材が前記スペアタイヤのディスク面の中央に形成された開口部に挿通され、前記タイヤ支持部材によって支持された前記スペアタイヤのホイール部の内側に形成される凹部内に前記滑り止めチェーンを収納し、前記滑り止めチェーンを収納した前記スペアタイヤを前記スペアタイヤ保持装置によって昇降可能に保持したことを特徴とするものである。
車両の一例は車体後部にエンジンを配置したリヤエンジン車両であり、前記スペアタイヤ保持装置が車体前部のオーバーハング部に配置されている。
車両の一例は車体後部にエンジンを配置したリヤエンジン車両であり、前記スペアタイヤ保持装置が車体前部のオーバーハング部に配置されている。
本発明の1つの形態では、前記スペアタイヤの前記ホイール部の前記凹部に収容されるチェーンケースをさらに備え、該チェーンケースは上方が開口しかつ該チェーンケースの底部に前記吊上げ部材が挿通する貫通孔が形成されている。また前記チェーンケースが周方向に分割された合成樹脂製の複数の分割片からなり、これら分割片を互いに結合することにより、滑り止めチェーンを収納可能な分割形のチェーンケースを形成してもよい。
前記タイヤ支持部材は、前記スペアタイヤの前記ディスク面に形成されている前記開口部から前記滑り止めチェーンが落ちることを防止できる大きさを有している。この場合、前記チェーンケースを省略することが可能である。
また本発明の1つの形態では、前記タイヤ支持部材の上面の前記吊上げ部材を中心とする対称位置に、上に凸の一対の突起が形成され、これら突起が前記ディスク面に形成されているハブボルト挿入孔に挿入されることにより、前記スペアタイヤの径方向の位置決めをなすようにしている。あるいは、これらの突起を前記スペアタイヤの前記ディスク面の中央に形成されている前記開口部の内周縁に対向させることにより、前記スペアタイヤの径方向の位置決めをなしてもよい。
本発明によれば、車体下部のスペアタイヤ格納部に昇降可能に保持されたスペアタイヤのホイール部の内側に形成される凹部を利用して滑り止めチェーンを収納することができる。このためホイール部の内側のデッドスペースを無くすことができる。本発明によれば、滑り止めチェーンのための収納箱をエンジンルームやトランクルームに配置する必要がないため、エンジンルーム内の風の流れが悪くなったり、トランクルームの利用容積が減ったりする原因も無くすことができる。
ホイール部の前記凹部に合成樹脂製のチェーンケースを収容し、このチェーンケース内に滑り止めチェーンを収納すれば、車両が走行しているときに滑り止めチェーンが移動しホイール部に当たるなどして音が出ることを防止できる。また、収納された滑り止めチェーンに付着している錆や泥がホイール部に付着することをチェーンケースによって防止できる。
以下に本発明の一実施形態に係る滑り止めチェーンの収納構造を備えた車両について、図1から図8を参照して説明する。
図1は車両10の前部を示している。図2は車両10を後側から見た斜視図である。車体11の前部に前輪12が配置され、車体11の後部に後輪13が配置されている。この車両10はリヤエンジン車両であり、車体11の後部のリヤ側オーバーハング部15にエンジンルーム16が形成されている。リヤ側オーバーハング部15は後輪13の後側に位置している。エンジンルーム16内に走行用のエンジン17が搭載されている。
図1は車両10の前部を示している。図2は車両10を後側から見た斜視図である。車体11の前部に前輪12が配置され、車体11の後部に後輪13が配置されている。この車両10はリヤエンジン車両であり、車体11の後部のリヤ側オーバーハング部15にエンジンルーム16が形成されている。リヤ側オーバーハング部15は後輪13の後側に位置している。エンジンルーム16内に走行用のエンジン17が搭載されている。
前輪12と後輪13は、図1に前輪12を代表して示すように、それぞれ、金属製のホイール部20と、ホイール部20に装着された空気入りのタイヤ部21とを備えている。ホイール部20は、ハブボルト22とナット23によって、アクスルハブ(図示せず)に固定されている。
図3は車体11の前部を下面側から見た底面図である。車体11の前部を構成するフロントフレーム構造体30は、左右一対のサイドレール31と、サイドレール31に設けられた懸架装置32とを含んでいる。懸架装置32によって前輪12が支持されている。サイドレール31は車体11の前後方向に延びている。左右一対のサイドレール31間に、車体11の幅方向に延びるクロスメンバ33が設けられている。フロントフレーム構造体30の後側に、車両10の床等を構成する下部フレーム構造体34が設けられている。
車体11の前部にフロント側オーバーハング部35が形成されている。フロント側オーバーハング部35は前輪12の前側に位置している。フロント側オーバーハング部35の下面側にスペアタイヤ格納部40が設けられている。このスペアタイヤ格納部40にスペアタイヤ41が格納される。
図3に示すようにスペアタイヤ41は、金属製のホイール部45と、ホイール部45に装着された空気入りタイヤ部46とを有している。ホイール部45のディスク面47の中央に円形の開口部48が形成されている。開口部48の周囲には、周方向に等間隔で複数個所にハブボルト挿入孔49が形成されている。
図4に示すようにスペアタイヤ格納部40はスペアタイヤ保持装置60を備えている。スペアタイヤ保持装置60は、吊上げチェーン61を有する巻上げ機62と、吊上げチェーン61に接続されたタイヤ支持部材63とを有している。吊上げチェーン61はこの発明で言う吊上げ部材の一例である。吊上げ部材はチェーン61以外にワイヤロープであってもよい。巻上げ機62は、左右一対のサイドレール31間のクロスメンバ33に取付けられている。
巻上げ機62は、吊上げチェーン61の巻取り及び繰出しが可能なスプロケット機構64を有している。このスプロケット機構64は、図8に示す操作棒65によって車体11の外側から回転させることができる。スプロケット機構64を第1の方向に回転させると、吊上げチェーン61が繰り出されることによってタイヤ支持部材63が降下する。スプロケット機構64を第2の方向に回転させると、吊上げチェーン61が巻取られることによってタイヤ支持部材63が上昇する。
図5に示すように、吊上げチェーン61の下端61aに前記スペアタイヤ41を支持するためのタイヤ支持部材63が接続されている。タイヤ支持部材63は、鋼製のアングル材のように曲げ剛性が大きい金属材料からなり、水平方向に長い形状をなしている。タイヤ支持部材63の幅W(図5に示す)は、このタイヤ支持部材63をホイール部45の軸線方向に沿う姿勢にしたときに、前記ディスク面47の開口部48を通り抜けることができる寸法としている。
タイヤ支持部材63は、スペアタイヤ41のディスク面47を下に向けた姿勢でスペアタイヤ41をディスク面47の下側から支持するようになっている。吊上げチェーン61はディスク面47の前記開口部48に挿通されている。
スペアタイヤ41のディスク面47を下に向けることによって、ホイール部45の内側に、上方が開口した凹部71が形成される。この凹部71に円筒状のチェーンケース80が収容される。図7に示されたチェーンケース80は例えば合成樹脂からなり、上方が開口する筒状の周壁部81と、スペアタイヤ41のホイール部45の中央のディスク面47の裏側に乗る底部82とを有している。
底部82には、吊上げチェーン61が挿通する貫通孔83が形成されている。この貫通孔83には、タイヤ支持部材63をホイール部45の軸線方向に沿う姿勢にした時に、タイヤ支持部材63を挿通させることができる。この貫通孔83は、ディスク面47の中央の開口部48と対応した位置に形成されている。貫通孔83の内径は開口部48の内径よりも小さい。
図6と図7に示されるように、チェーンケース80の一例は、周方向に分割された合成樹脂製の複数の分割片84によって構成されている。これら分割片84は互いに同一形状であり、各分割片84の互いの接合面のうちの一方の接合面84aに嵌合部85が形成され、他方の接合面84bに受け部86が形成されている。嵌合部85を受け部86に嵌合させ、各分割片84を互いに結合することにより、滑り止めチェーン90を収納するための分割形のチェーンケース80が形成されている。
前記スペアタイヤ41の凹部71は、滑り止めチェーン90を収納するためのチェーン収納空間として利用される。すなわち、スペアタイヤ保持装置60によって車体11のスペアタイヤ格納部40に保持されたスペアタイヤ41が、滑り止めチェーン90を収納するためのチェーン収納手段として機能する。
スペアタイヤ41の前記凹部71にチェーンケース80が挿入される。そしてこのチェーンケース80の内側に滑り止めチェーン90が収納される。チェーンケース80に収納された滑り止めチェーン90は、チェーンケース80の底部82によって支持される。貫通孔83はホイール部45の中央の開口部48よりも十分小さいため、滑り止めチェーン90がホイール部45の開口部48から落ちることを防止できる。
ホイール部20の凹部71に合成樹脂製のチェーンケース80が収容されているため、車両10が走行しているときに滑り止めチェーン90が凹部71内で移動してホイール部20に当たるなどして音が生じることを防止できる。また、滑り止めチェーン90が凹部71に収納されているときに、滑り止めチェーン90に付着している錆や泥がホイール部20に付くことをチェーンケース80によって防止できる。
なお、タイヤ支持部材63の幅W(図5に示す)が十分大きく、スペアタイヤ41のホイール部45の開口部48の大部分をタイヤ支持部材63によって塞ぐことができる場合には、チェーンケース80を用いなくても、滑り止めチェーン90が開口部48から落ちることをタイヤ支持部材63によって防ぐことができる。
前記したように滑り止めチェーン90が収納されたスペアタイヤ41は、スペアタイヤ保持装置60の吊上げチェーン61とタイヤ支持部材63とによって、車体11に対して昇降可能に保持される。
タイヤ支持部材63の上面の吊上げチェーン61を中心とする対称位置に、上に凸の一対の突起100が形成されている。これら一対の突起100をスペアタイヤ41の開口部48の内周縁に対向させることにより、スペアタイヤ41の径方向の位置決めをなすことができる。
なお、前記突起100をスペアタイヤ41のホイール部45に形成されているハブボルト挿入孔49と対応した位置に形成し、これら一対の突起100を、それぞれハブボルト挿入孔49に挿入することにより、スペアタイヤ41の径方向の位置決めをなすようにしてもよい。
次に前記構成の滑り止めチェーン90の収納構造を備えたスペアタイヤ保持装置60の作用について説明する。
図4に示すように、ホイール部45のディスク面47を下に向けた姿勢で、タイヤ支持部材63によってスペアタイヤ41を支持する。このようにディスク面47を下に向けることで、ホイール部45の内側に有底の凹部71が形成される。この凹部71の底は、ホイール部45の中央のディスク面47の裏側の面によって構成される。凹部71内にチェーンケース80が収容され、さらにこのチェーンケース80に滑り止めチェーン90が収納される。
図4に示すように、ホイール部45のディスク面47を下に向けた姿勢で、タイヤ支持部材63によってスペアタイヤ41を支持する。このようにディスク面47を下に向けることで、ホイール部45の内側に有底の凹部71が形成される。この凹部71の底は、ホイール部45の中央のディスク面47の裏側の面によって構成される。凹部71内にチェーンケース80が収容され、さらにこのチェーンケース80に滑り止めチェーン90が収納される。
巻上げ機62によって吊上げチェーン61を巻取ることにより、スペアタイヤ41を上昇させる。そしてスペアタイヤ41のタイヤ部46の上面をサイドレール31の下面に当接させることにより、スペアタイヤ41の動き止めがなされた状態で、スペアタイヤ41がスペアタイヤ格納部40に保持される。チェーンケース80の高さH(図8に示す)は、チェーンケース80の上端80aがタイヤ部46の上面と同等以下となるように設定されている。
滑り止めチェーン90をスペアタイヤ41から取出すには、図8に示すように、クランク状の操作棒65を回転させることによって巻上げ機62を操作し、吊上げチェーン61を降下させることにより、タイヤ支持部材63をスペアタイヤ41と共に地面110に下ろす。そしてチェーンケース80から滑り止めチェーン90を取出す。滑り止めチェーン90を取出す際に車体11が邪魔になる場合には、吊上げチェーン61を十分に繰出したのち、車両10を少し後退させればよい。
例えば前輪12がパンクしてスペアタイヤ41を使用する際には、前記と同様にスペアタイヤ41を地面110に降ろしたのち、滑り止めチェーン90をチェーンケース80から取出し、さらにチェーンケース80をホイール部45の凹部71から取出す。本実施形態では分割形のチェーンケース80を採用しているため、各分割片84を切離してチェーンケース80を分解することにより、地面110から車体11の下面までの距離が小さい車両10であっても、チェーンケース80をスペアタイヤ41の凹部71から取出すことができる。またチェーンケース80を分解することにより、チェーンケース80を吊上げチェーン61から外すことができる。
滑り止めチェーン90とチェーンケース80をホイール部45から取出したのち、タイヤ支持部材63をホイール部45の開口部48をくぐらせて、タイヤ支持部材63をホイール部45から取外すことにより、スペアタイヤ41を交換可能な状態にすることができる。
本実施形態は、車体11の後部にエンジン17が配置されたリヤエンジン車両10において、スペアタイヤ保持装置60が車体11のフロント側オーバーハング部35に配置され、このスペアタイヤ保持装置60に滑り止めチェーン90が収納される。このため、前輪12の軸荷重と後輪13の軸荷重のバランスを望ましい状態に近付けることができる。
そして本実施形態によれば、車体11の下部のスペアタイヤ格納部40に昇降可能に保持されたスペアタイヤ41のホイール部45の凹部71を利用して滑り止めチェーン90を収納することができるため、エンジンルームやトランクルーム等にチェーン収納箱を配置する必要がない。
なお本発明を実施するに当たって、車体をはじめとして、スペアタイヤ、スペアタイヤ保持装置、巻上げ機、吊上げ部材、タイヤ支持部材等の発明の構成要素を、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜に変形して実施できることは言うまでもない。また本発明の滑り止めチェーンの収納構造は、リヤエンジン車両以外の車両にも適用することができる。
10…車両
11…車体
35…フロント側オーバーハング部
40…スペアタイヤ格納部
41…スペアタイヤ
45…ホイール部
47…ディスク面
48…開口部
60…スペアタイヤ保持装置
61…吊上げチェーン
62…巻上げ機
63…タイヤ支持部材
71…凹部
80…チェーンケース
90…滑り止めチェーン
11…車体
35…フロント側オーバーハング部
40…スペアタイヤ格納部
41…スペアタイヤ
45…ホイール部
47…ディスク面
48…開口部
60…スペアタイヤ保持装置
61…吊上げチェーン
62…巻上げ機
63…タイヤ支持部材
71…凹部
80…チェーンケース
90…滑り止めチェーン
Claims (7)
- 車両のタイヤの滑り止めチェーンのための収納構造であって、
前記車両に搭載されるスペアタイヤと、
前記車両の下部に配置され前記スペアタイヤを車体に保持するためのスペアタイヤ保持装置とを具備し、
前記スペアタイヤ保持装置は、
チェーンまたはワイヤロープからなる吊上げ部材を有し該吊上げ部材の巻取り及び繰出しが可能な巻上げ機と、
前記吊上げ部材の下端に接続され前記スペアタイヤのホイール部のディスク面を下に向けた姿勢で前記スペアタイヤを前記ディスク面の下側から支持するタイヤ支持部材とを有し、
前記吊上げ部材が前記スペアタイヤのディスク面の中央に形成された開口部に挿通され、
前記タイヤ支持部材によって支持された前記スペアタイヤのホイール部の内側に形成される凹部内に前記滑り止めチェーンを収納し、
前記滑り止めチェーンを収納した前記スペアタイヤを前記スペアタイヤ保持装置によって昇降可能に保持したことを特徴とする滑り止めチェーンの収納構造。 - 前記車両が車体後部にエンジンを配置したリヤエンジン車両であり、前記スペアタイヤ保持装置が車体前部のオーバーハング部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の滑り止めチェーンの収納構造。
- 前記スペアタイヤの前記ホイール部の前記凹部に収容されるチェーンケースをさらに備え、該チェーンケースは上方が開口しかつ該チェーンケースの底部に前記吊上げ部材が挿通する貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の滑り止めチェーンの収納構造。
- 前記チェーンケースが周方向に分割された合成樹脂製の複数の分割片からなり、これら分割片を互いに結合することにより、前記滑り止めチェーンを収納可能な分割形のチェーンケースを形成したことを特徴とする請求項3に記載の滑り止めチェーンの収納構造。
- 前記タイヤ支持部材は、前記スペアタイヤの前記ディスク面に形成されている前記開口部から前記滑り止めチェーンが落ちることを防止できる大きさを有していることを特徴とする請求項1に記載の滑り止めチェーンの収納構造。
- 前記タイヤ支持部材の上面の前記吊上げ部材を中心とする対称位置に、上に凸の一対の突起が形成され、これら突起が前記ディスク面に形成されているハブボルト挿入孔に挿入されることにより、前記スペアタイヤの径方向の位置決めをなすことを特徴とする請求項1に記載の滑り止めチェーンの収納構造。
- 前記タイヤ支持部材の上面の前記吊上げ部材を中心とする対称位置に、上に凸の一対の突起が形成され、これら突起を前記ディスク面の中央に形成されている前記開口部の内周縁に対向させることにより、前記スペアタイヤの径方向の位置決めをなすことを特徴とする請求項1に記載の滑り止めチェーンの収納構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007338361A JP2009154829A (ja) | 2007-12-27 | 2007-12-27 | 滑り止めチェーンの収納構造 |
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ID=40959292
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009154829A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016107827A (ja) * | 2014-12-05 | 2016-06-20 | 三菱自動車工業株式会社 | 還元剤タンク搭載構造 |
-
2007
- 2007-12-27 JP JP2007338361A patent/JP2009154829A/ja not_active Withdrawn
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