JP5180779B2 - テンポラリタイヤ及びその設置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、応急用タイヤであるテンポラリタイヤ(以下、スペアタイヤと称することもある)を車体の保持部に収容保持するための設置構造及びその設置構造に好適に用いられるテンポラリタイヤに関し、特に、当該テンポラリタイヤを車体に収容保持したまま空気圧調整を容易に行うことができるテンポラリタイヤの設置構造及びそのためのテンポラリタイヤに関する。
従来、テンポラリタイヤは応急用のタイヤとして車体のトランク内部や車体下部等に保持されている。この場合、テンポラリタイヤの収容スペースを可及的に少なくするために、当該テンポラリタイヤは、通常のタイヤより接地面積が少なく、且つ高めの空気圧で使用される。また、応急用であることから、ホイール構造についても、デザイン性よりも強度確保が優先された簡素な構造が採用されている。
また、応急使用が可能な空気圧に維持されていることを適時点検確認する必要があるため、通常の収容保持状態で空気圧調整がし易いように、空気圧調整用バルブが露出面側となるように、ホイール表側を上にしてトランク内等に収容固定されている場合が多い。
ところが、スペースを有効に活用しようという観点から、車種によってはホイール表側(ホイールが取着される車体の外側、以下同様とする)を下面にして収容することにより、ホイール裏側(ホイールが取着される車体の内側、以下同様とする)の空間を工具、工具ケース、又は汎用製品の収容空間として利用することも行われている(例えば、特許文献1参照)。この場合は、空気圧調整用バルブがホイール表側に位置するため、空気圧の点検調整を行う毎に、一旦テンポラリタイヤを収容場所から取り出す作業が必要となる。一方、テンポラリタイヤを収容したまま容易に空気圧が確認できるように空気圧調整用バルブに延長チューブ等を連結する構造のものもある。しかしながら、この場合には、測定器具をテンポラリタイヤのホイール表側に回り込ませながら測定せざるを得ず、煩雑であり、しかも前記のように延長チューブの如き追加構成が必要であった(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−67432号公報 実開平1−161805号公報
上述のように、テンポラリタイヤを車体の保持部に収容保持するのに際して、ホイール表側を車体側にして取り付ける必要がある場合は、通常の空気圧点検時には、その都度テンポラリタイヤを保持部から一旦取り出す作業が必要になり、点検に大変手間がかかるという問題がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、テンポラリタイヤを車体の保持部に収容保持した状態のままでも空気圧点検を簡便に行うことができるテンポラリタイヤの設置構造、及びこのような設置にも利用できるテンポラリタイヤを提供することを目的とする。
本願の請求項1で特定される発明は、テンポラリタイヤを車体の保持部に収容保持するテンポラリタイヤの設置構造であって、前記テンポラリタイヤは、リム部とディスク部とを有するホイールとタイヤ本体で構成され、前記リム部の前記ホイール表側には空気圧調整用バルブを設けると共に、前記ホイールの前記空気圧調整用バルブに対応する位置に、前記ホイールの裏側から前記空気圧調整用バルブを調整可能に形成した空気圧調整用貫通口を設け、前記テンポラリタイヤを前記ホイール裏側が露呈する向きにして前記車体の保持部に収容保持することを特徴とする。
これによって、テンポラリタイヤのホイールの裏側を外部に露呈させる状態で収容保持したまま、空気圧点検が可能となる。しかも空気圧調整用貫通口は、空気圧調整用バルブに対応する位置に設けられているために、ホイール表側に位置する空気圧調整用バルブを直接簡単に操作できることで、空気圧点検作業の効率を高めることが可能となる。
本願の請求項2で特定される発明は、前記空気圧調整用貫通口が、前記空気圧調整用バルブのキャップに対応する位置が広い略円形状に形成したことを特徴とする。
これによって、ホイール裏側から指を差し入れて、表側にある空気圧調整用バルブをつまんで操作するのに必要な部分の開口面積が特に大きくなるようにして、空気圧調整用貫通口の断面積全体を小さく抑制することができ、ホイールの強度確保が容易になる。
本願の請求項3で特定される発明は、リム部とディスク部とを有するホイールとタイヤ本体で構成され、前記リム部の前記ホイール表側に空気圧調整用バルブを設けると共に、前記ホイールの前記空気圧調整用バルブに対応する位置に、前記ホイールの裏側から前記空気圧調整用バルブを調整可能に形成した空気圧調整用貫通口を設けたことを特徴とする。
これによって、ホイールの表側、裏側のいずれからでも、空気圧調整用バルブの調整を行うことができるため、ホイールの裏側を外部に露呈させる状態で車体の保持部に収容保持したままでの、空気圧点検も可能なテンポラリタイヤが得られる。
本発明に係るテンポラリタイヤ及びその設置構造によれば、ホイール裏側から、ホイール表側に設けられた空気圧調整用バルブを操作することが可能となり、その結果、空気圧点検作業の効率が向上するという効果を達成することができる。
以下、本発明に係るテンポラリタイヤについて、それを設置する構造との関係で、実施の形態を挙げ、添付の図1〜図8を参照しながら説明する。
図1に示すように、参照符号10aは四輪自動車(以下、単に自動車とする)を示し、本実施の形態に係るテンポラリタイヤ12は、前記自動車10aの車体14内に収容保持されている。
一般的に、スペアタイヤは、応急用のタイヤとして、トランク内部や車体下部等に設置されているが、収容スペースが限られているため、通常のタイヤよりタイヤ本体の接地部であるトレッドの面積は少ない。このようにトレッドの面積が少ないため、高めの空気圧で使用されている。このような認識を前提として、以下説明する。
基本的には、本願のテンポラリタイヤ12は、ホイール16と、タイヤ本体18から構成されている(図2参照)。
ホイール16は、リム部20及びディスク部22から構成されている。ホイール16は、その表側から視認すると(図3参照)、タイヤ本体18と同心円の円形状を有しており、外縁部を構成するリム部20にディスク部22が固着、例えば溶着されている。ホイール16は、金属製であり、好ましくは鉄製である。所望の剛性を確保するためである。
ホイール16の一部断面図、すなわちリム部20の断面図及びディスク部22の一部断面図を図4に示す。図4において、一点鎖線はホイール16の中心線を示す。
前記リム部20は、外周縁を構成するリム端部24、該リム端部24と一体的に構成されるウエル26とを含み、該ウエル26に空気圧調整用バルブ28が装着される。空気圧調整用バルブ28は、タイヤ本体18への空気の注入口としての機能を有し、注入口側の端部は、バルブ用キャップ28aを螺嵌している。リム部20は、チューブレスのタイヤ本体18を保持する機能を有する。図4に示すように、リム端部24からウエル26までは、ホイール16の中心方向へ略階段状又はテーパ形状、あるいはその複合形状を形成し、ウエル26の幅及び深さは、車体14の種類や形状に応じて様々な形状及び寸法が選択される。
ディスク部22は、ホイール16と同心円の円形状板体からなり、内縁部29と、膨出部34と、外縁部38とからなる。内縁部29には、ハブ(図示せず)が挿通される。該内縁部29には、センターボア30と、固定用ボルト孔32が設けられ、一方、前記外縁部38近傍に、空気圧調整用貫通口36が形成されている。図2及び図4から容易に諒解されるように、前記ホイール16の膨出部34と外縁部38によって、テンポラリタイヤ12の着脱を行う工具58を収納する室39が形成される。
センターボア30は、ディスク部22と同心円の円形状を有した開口部である。テンポラリタイヤ12の使用時に、センターボア30は、ハブ(図示せず)を挿通するのに使用される。
ボルト孔32は、ホイール16に形成された複数の円形状を有した開口部(ここでは4個)であり、すべてのボルト孔32の中心は、ディスク部22と同心円上に、且つ互いに等間隔に離間している。
空気圧調整用貫通口36は、空気圧調整用バルブ28を取り付ける位置に対応させて、ホイール16のプレス加工工程で一体的に形成される。この空気圧調整用貫通口36は、ホイール16裏側からでも、ホイール16表側に突設された空気圧調整用バルブ28及びバルブ用キャップ28aを指で、又は後述するように空気圧調整器(以下、空気圧ゲージ付空気入れとすることもある)40で操作できる構造を有するように、バルブ用キャップ28aに対応する位置に配設される。空気圧調整用貫通口36は、直径が35mm〜60mm、好ましくは直径が40mmの略円形がよいが、その形状や直径は問わない。略円形であることによって、穿孔し易く、また、空気圧調整用バルブ28及びバルブ用キャップ28aを指で、又は後述するように空気圧ゲージ付空気入れ40で操作するのに必要な作業用空間を、最小の貫通口面積で確保することが可能となり、一方、従来構造と比較しても、十分なホイール強度を確保することができる。
タイヤ本体18は、トレッド18aと、サイドウォール18bと、ショルダー18cと、ビード18dとによって構成されている。
トレッド18aとは、接地部を意味し、タイヤ性能に応じて比較的厚いゴムで構成され、その表面に、排水性やグリップ性能向上のためのトレッドパターン(タイヤ溝のパターン)を有している。
サイドウォール18bは、タイヤ本体18の側面部であり、前記接地部からホイール16への衝撃を和らげる機能を有している。
ショルダー18cは、走行時に発生する接地部との摩擦熱を逃がす機能を達成するとともに、トレッド18aとサイドウォール18bの間を架設する。
ビード18dは、リム部20と接し、タイヤ本体18をリム部20に、すなわち、ホイール16に固定する機能を有するとともに、本実施の形態ではチューブレスタイヤであるために、タイヤ本体18から空気を漏らさない機能も有している。
車体14は、図1に示すように、トランクリッド42と、トランクルーム44とを有している。
トランクリッド42は、トランクルーム44を露出させるために開閉する蓋である。図1では、トランクリッド42は開蓋されている。該トランクリッド42は、観音開き、又は上下、又は左右に開く形式や、電動式、又は油圧式等、車体14の種類や形状に応じて、様々な形態を選択可能である。
トランクルーム44は、トランクフロアボード46と、保持部48によって構成され、車体14の後部に設けられた汎用製品の収納空間としての機能を有する。なお、該トランクルーム44は、車体14の前部又は他の部分に設けられてもよい。
図1に上昇位置にあることが示されているトランクフロアボード46は、車体14の内部床面の一部を構成し、且つ保持部48を露出させるために開閉する蓋としての機能を有する。トランクフロアボード46は、すべて、又はその一部がトランクルーム44の一部に保持されてもよく、また、すべて、又はその一部がトランクルーム44から取り外し可能でもよい。さらにまた、平坦形状であることが望ましいが、屏風形状で折りたためてもよく、結局車体14の種類や形状に応じて、様々な形態が選択されてよい。
保持部48は、車体14の一部が陥没した凹部形状を有し、収容側部50と、収容底部52とで構成されている。前記保持部48は、テンポラリタイヤ12を固定し、収容する空間であるため、テンポラリタイヤ12が容易に出し入れ可能であり、且つ車体14に十分な強度を付与する形状である。
収容側部50は、保持部48の側面部を構成し、収納されたタイヤ本体18のトレッド18aに接して、これを水平方向に保持する機能を有する。
収容底部52は、保持部48の底面部を構成し、前記タイヤ本体18のサイドウォール18bに接してテンポラリタイヤ12の重量を担持する機能を有する。
この場合、保持部48は、ホイール16のセンターボア30を貫通して、収容底部52に挿通される締付ボルト56によって前記テンポラリタイヤ12を保持する。
本発明の実施の形態に係るテンポラリタイヤ及びその設置構造は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、このように構成されるテンポラリタイヤ12を車体14内に保持したまま、ホイール16裏側から行うテンポラリタイヤ12の空気圧点検の動作並びに作用効果について図5〜図7を用いて説明する。
なお、テンポラリタイヤ12の空気圧は、定期的に、例えば、年に1回、点検することが推奨されており、これによって応急時に使用できる状態が維持管理される。
テンポラリタイヤ12は、前記のように、車体14の保持部48に、ホイール16裏側が露呈するよう締付ボルト56をセンターボア30に挿通させて予め位置決め保持されているものとする。そこで、先ず図5のステップS1において、点検者54は、空気圧ゲージ付空気入れ40を準備する。
ステップS2において、点検者54は、トランクリッド42を開け、トランクルーム44内を外部に露呈させる。
ステップS3において、点検者54は、さらにトランクフロアボード46を開き、保持部48及び保持部48に保持されたテンポラリタイヤ12を露呈させる(図6参照)。
ステップS4において、テンポラリタイヤ12のホイール16裏側の凹所、すなわち、ディスク部22の膨出部34及び外縁部38で形成された室39に収納されたテンポラリタイヤ12用の工具58を取り出す。テンポラリタイヤ12は、応急時に使用されるため、使用頻度は高くなく、テンポラリタイヤ12及びその工具58を同一の場所に保管することによって、紛失を防ぐことができるとともに、作業時に探す手間が省けるため好適である。また、テンポラリタイヤ12と関連する工具58のために、別異の空間を設ける必要がなく、狭小な空間であるトランクルーム44を有効活用することができる。
次いで、ステップS5において、点検者54は、空気圧調整用貫通口36に指を入れ、表側に配置されているバルブ用キャップ28aをつまんで回すことにより取り外す。容易に諒解されるように、テンポラリタイヤ12は保持部48に保持されたままである。空気圧調整用貫通口36は、本実施例の形態では直径が35mm〜60mm、好ましくは直径が40mmの略円形であることにより、点検者54がバルブ用キャップ28aを指でつまんで回すのに十分な広さが確保される。
ステップS6において、点検者54は、空気圧ゲージ付空気入れ40を同じく空気圧調整用貫通口36に通して、空気圧調整用バルブ28と係合させる。空気圧調整用貫通口36は、十分な大きさであるために、点検者54が空気圧ゲージ付空気入れ40を、空気圧調整用バルブ28へ容易に係合することができる。
図7に示すように、ステップS7において、点検者54は、空気圧ゲージ付空気入れ40の空気圧ゲージにて、テンポラリタイヤ12の空気圧を確認し、車体14の種類に応じた規定値以内であれば、ステップS9へ移り、規定値外であれば、ステップS8へ移る。
ステップS8は、テンポラリタイヤ12の空気圧が車体14の種類に応じた規定値から外れている場合であり、点検者54は、空気圧ゲージ付空気入れ40の空気入れを用いて、空気を注入又は排気し、ステップS6へ戻る。
ステップS9において、ステップS5、S4、S3及びS2の逆の手順で、バルブ用キャップ28aを嵌め、工具58をホイール16の室39内に収納し、トランクフロアボード46を閉じ、次いで、トランクリッド42を閉じ、作業終了となる。
次に、第2の実施の形態に係る自動車10bについて説明する。第2の実施の形態に係る自動車10bについて、自動車10aと同じ構成要素については同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
自動車10bは、図8に示すように、テンポラリタイヤ12と、車体14とを有し、前記車体14は、トランクリッド42と、トランクルーム44と、保持部48と、フック60とを有している。すなわち、自動車10aに対して、フック60を加えた構成となっている。
第2の実施の形態においては、テンポラリタイヤ12は、車体14の外部に露呈され、車体14の後部の下側から保持部48に懸吊され、その際、ホイール16裏側が地面を向く方向で保持されている。ホイール16裏側が地面を向くことによって、膨出部34とリム端部24との間に溜まった雨水等の流体が、外縁部38とウエル26と間の溶接部位以外の僅かな隙間から、ホイール16外へ排出される。これによって、ホイール16の雨水等による腐食を防止することができる。また、ディスク部22を構成する膨出部34がリム端部24よりも外方に出ているタイヤ仕様の場合、テンポラリタイヤ12の取付部分の最低地上高、及びデパーチャアングルを大きくすることができる。以下、図8における保持部48及びフック60について説明する。
フック60は、J字型を有した金属製棒体であり、車体14の略最後部の下部に位置している。フック60は、そのJ字型の湾曲部で車体14の下部にある保持部48を保持している。
保持部48は、金属製棒体で形成され、平面台形状の第1保持体70と、この第1保持体70に係合する第2保持体72とからなる。第1保持体70の一端部は、前記フック60と係合自在であり、第2保持体72は、第1保持体70の他端側でこれを保持する。
このように構成される第2の実施の形態に係る自動車10bを用いて、テンポラリタイヤ12が保管状態のまま、ホイール16裏側から行うテンポラリタイヤ12の空気圧点検の動作並びに作用効果について説明する。
車体14をリフター等で持ち上げ、点検者54が車体14下部に設置されたテンポラリタイヤ12を点検し易い姿勢が取れるようにする。次に、図5に示された、第1の実施の形態におけるステップS5へ移り、以降はステップS8までは、図5と同様のフローで作業を行う。
ステップS9は、バルブ用キャップ28aを嵌め、車体14をもとの位置へ下ろして点検前の状態に戻し、作業終了となる。
従来においては、ホイール裏側を露出させ、吊り下げられる形で設置されたテンポラリタイヤは、ホイール裏側から空気圧の点検調整ができなかったため、トランクルーム内へ突出したフックを工具等で緩め、点検者が保持部をフックから外すことで、ホイール表側を露出させる必要があった。この場合、点検者がテンポラリタイヤの空気圧調整を行った後、保持部をフックに掛け、工具等を用いてフックを締めることで、収容しなければならない。
本発明に係るテンポラリタイヤ及びその設置構造を用いることによって、ホイール16表側を上側に向けて保持するので、車両を持ち上げてタイヤが保持されたままの状態で空気圧調整を行うことができる。これによって、点検調整のためにテンポラリタイヤ12を外したり収容したりする作業を省略することができる。特に、空気圧点検作業は、定期点検等の整備工場で行われる作業時に実施されることが多いので、作業台車に載せて持ち上げたままの状態で、整備工程の一つとして簡単に点検することも可能になる。
上述したように、本実施の形態に係る自動車10a及び10bによれば、ホイール16表側からと同様の作業で、ホイール16裏側から、ホイール表側に突設された空気圧調整用バルブ28を操作することが可能となるので、テンポラリタイヤ12のホイール16裏側の空間を有効利用しつつ、空気圧点検作業の効率を高めることができる。さらに、車体14内の収容空間が増すことによって、車体14の設計に対する自由度も増すという効果も達成することができる。
本発明に係るテンポラリタイヤの設置構造及びその設置構造に用いられるテンポラリタイヤは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
第1の実施の形態に係るテンポラリタイヤの設置構造を示す一部省略斜視図である。 テンポラリタイヤを、ホイール裏側から見た斜視図である。 テンポラリタイヤを、ホイール表側から見た斜視図である。 ホイールの一部縦断面図である。 第1の実施の形態に係るテンポラリタイヤの空気圧調整作業のフローチャートである。 第1の実施の形態に係るテンポラリタイヤを露出させた時のトランクルームの一部省略斜視図である。 第1の実施の形態に係るテンポラリタイヤの空気圧調整作業の動作説明図である。 第2の実施の形態に係るテンポラリタイヤ及びその設置構造を示す全体斜視図である。
符号の説明
10a、10b…自動車 12…テンポラリタイヤ
14…車体 16…ホイール
18…タイヤ本体 18a…トレッド
18b…サイドウォール 18c…ショルダー
18d…ビード 20…リム部
22…ディスク部 24…リム端部
26…ウエル 28…空気圧調整用バルブ
28a…バルブ用キャップ 29…内縁部
30…センターボア 32…ボルト孔
34…膨出部 36…空気圧調整用貫通口
38…外縁部 39…室
40…空気圧ゲージ付空気入れ 42…トランクリッド
44…トランクルーム 46…トランクフロアボード
48…保持部 50…収容側部
52…収容底部 54…点検者
56…締付ボルト 58…工具
60…フック 70…第1保持体
72…第2保持体

Claims (3)

  1. テンポラリタイヤを車体の保持部に収容保持するテンポラリタイヤの設置構造であって、
    前記テンポラリタイヤは、リム部と表側に膨出するディスク部とを有するホイールとタイヤ本体で構成され、
    前記リム部の前記ホイール表側には前記ディスク部の外周側面位置に空気圧調整用バルブをると共に、
    前記ディスク部の前記空気圧調整用バルブを構成するバルブ用キャップに対応する位置に、前記キャップを前記ホイール裏側から脱着操作可能とする空気圧調整操作貫通口を設け、
    前記テンポラリタイヤを前記ホイール裏側が露呈する向きにして前記車体の保持部に収容保持する
    ことを特徴とするテンポラリタイヤの設置構造。
  2. 請求項1記載のテンポラリタイヤの設置構造において、
    前記空気圧調整操作貫通口は、前記空気圧調整用バルブの前記キャップに対応する位置円形状に形成した
    ことを特徴とするテンポラリタイヤの設置構造。
  3. リム部と表側に膨出するディスク部とを有するホイールとタイヤ本体で構成され、
    前記リム部の前記ホイール表側には前記ディスク部の外周側面位置に空気圧調整用バルブをると共に、
    前記ディスク部の前記空気圧調整用バルブを構成するバルブ用キャップに対応する位置に、前記キャップを前記ホイール裏側から脱着操作可能とする空気圧調整操作貫通口を設けた
    ことを特徴とするテンポラリタイヤ。
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