JP2009149114A - 駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動および騒音の発生が抑制された駆動装置を提案する。
【解決手段】駆動装置は、内部に収容部23b,24bとを規定し、エンジンケース10に接続される駆動ケース21と、環状のステータ32を含み、収容部23b内に固定されたモータジェネレータMG1と、環状のステータ39を含み、前記収容部24b内に固定されたモータジェネレータMG2とを備え、ステータ32と駆動ケース21との固定位置は、エンジンケース10側に位置し、ステータ39と駆動ケース21との固定位置は、前記エンジン側に位置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、駆動装置に関し、特に、複数のモータを備えた駆動装置に関する。
従来から、複数のモータジェネレータを備えたハイブリッド車両用の駆動装置が各種提案されている。たとえば、特開2003−191759号公報に記載されたハイブリッド車両用の駆動装置においては、第1モータジェネレータおよび第2モータジェネレータが、エンジンから遠ざかるにつれて細くなる外形形状を有する駆動ケース21内に組み込まれている。これにより、駆動ケースの外径が大きくなるのを抑制して車両への搭載性の向上が図られている。
さらに、特開2007−159287号公報に記載された車両用駆動装置においては、ロータシャフトが、両端が入力軸の外周面に配設されたニードルベアリングを介して回転可能に支持され、ロータシャフトの軸心方向端部に配置されたスラストニードルベアリングによって軸心方向に支持されている。このように、ロータシャフトの支持をニードルベアリングにすることで、軸受を搭載するスペースが低減され、駆動装置のコンパクト化が図られている。
また、特開平6−284665号公報に記載された電気自動車駆動装置においては、第1モータの第1ロータの組付位置と第2モータの第2ロータの組付位置を回転方向において設定角度だけずらし、界磁タイミングを設定角度ずらされている。さらに、特開2005−304213号公報に記載されたステータ固定構造においては、円環状のエンドプレートによって、ステータコアの外周部全体を押さえている。
特開2003−191759号公報 特開2007−159287号公報 特開平6−284665号公報 特開2005−304213号公報
しかし、上記従来の車両用の駆動装置に搭載されたモータジェネレータは、当該駆動装置が固定されたエンジンケースから離れた位置で固定されており、駆動装置が振動し易く、騒音等が生じ易くなっている。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、振動および騒音の発生が抑制された駆動装置を提案することである。
本発明に係る駆動装置は、内部に第1および第2収容室とを規定し、エンジンケースに接続される収容ケースと、環状の第1ステータを含み、第1収容ケース内に固定された第1回転電機と、環状の第2ステータを含み、第2収容ケース内に固定された第2回転電機とを備える。そして、上記第1ステータと収容ケースとの固定位置は、第1ステータの第1中心軸方向に配列する軸方向端面のうち、エンジンケースと反対側に位置する一方の軸方向端面よりも、エンジンケース側に位置する。さらに、上記第2ステータと収容ケースとの固定位置は、第1ステータの第2中心軸方向に配列する軸方向端面のうち、エンジンケースと反対側に位置する一方の軸方向端面より、エンジンケース側に位置する。
好ましくは、上記第1収容ケースと第1ステータとを固定する第1固定部材と、第1収容ケースと第2ステータとを固定する第2固定部材とをさらに備える。さらに、上記第1固定部材は、収容ケースと係合する第1係合部と第1ステータと係合する第2係合部とを含み、第2固定部材は、収容ケースと係合する第3係合部と第2ステータと係合する第4係合部とを含む。さらに、第1係合部は、第2係合部よりもエンジンケース側に位置し、第3係合部は、第4係合部よりもエンジンケース側に位置する。
好ましくは、上記第1および第2ステータは、同軸に配置され、第1固定部材は、第1ステータの周方向に間隔を隔てて複数設けられ、第2固定部材は、第2ステータの周方向に間隔を隔てて複数設けられる。そして、上記第1固定部材と、第2固定部材とは、第1および第2ステータの周方向に互いにずれるように配置される。
好ましくは、上記第1ステータは、収容ケースに形成された第1凹部内に嵌めこまれ、該第1凹部を規定する収容ケースの内表面によって押圧固定される第1固定部と、該第1固定部に対して、エンジンケースと反対側に位置し、第1凹部から突出する第1突出部とを含む。さらに、上記第2ステータは、収容ケースに形成された第2凹部内に嵌めこまれ、該第2凹部を規定する収容ケースの内表面によって押圧固定される第2固定部と、該第2固定部に対して、エンジンケースと反対側に位置し、第2凹部から突出する第2突出部とを含む。
好ましくは、上記第1回転電機と第2回転電機とが、エンジンケースに沿って配列する。好ましくは、上記第1ステータの外径と、第2ステータの外径とは互いに異なる。
本発明に係る駆動装置によれば、振動の発生および騒音の発生の抑制を図ることができる。
本実施の形態に係る車両用駆動装置およびこの車両用駆動装置が搭載された車両について、図1から図8を用いて説明する。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合わせることは、当初から予定されている。
(実施の形態1)
以下、図1から図7を用いて、本発明の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態においては、フロントエンジンリヤドライブ(FR)式の駆動方式を有するハイブリッド車両に適用した例について説明するが、このフロントエンジンリヤドライブ式に限られない。図1は、本発明の実施の形態1に係るハイブリッド車両の構成を模式的に示す平面図である。
この図1に示すように、ハイブリッド車両11は、エンジン12と、モータジェネレータが搭載された駆動装置14と、前輪と、駆動輪13としての後輪とを備えている。
そして、エンジン12と駆動輪13との間には、駆動装置14、プロペラシャフト15、ディダレンシャル16およびトランスアクスル17が設けられている。
プロペラシャフト15は、駆動装置14からの動力をディダレンシャル16に伝達するための軸である。さらに、ディダレンシャル16は、プロペラシャフト15からの動力を駆動輪13に伝達するための軸部である。
ここで、駆動装置14およびプロペラシャフト15は、室内の底部に設けられたフロアパネル18下に配置されており、フロアトンネル内に配置されている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る駆動装置14の断面図である。この図2に示すように、駆動装置14は、一方の端面がエンジンケース10に固定されている。その一方で、この駆動装置14は、エンジンケース10から離れた位置において、エンジンマウントによって支持されている。このエンジンマウント内には、樹脂等のダンパ部材が設けられている。
ここで、駆動装置1は、収容部23b、および収容部23bに対してエンジンケースと反対側に位置する収容部24bが形成された駆動ケース21と、収容部23bに対してエンジンケース10側に配置されたトランスアクスルダンパ46と、収容部23b内に収容されたモータジェネレータMG1と、収容部24b内に収容されたモータジェネレータMG2と、動力分割機構27と、減速機構28とを備えている。
トランスアクスルダンパ46は、エンジン12のクランク軸47と入力軸45とが連結されており、クランク軸47におけるトルク変動を低減して、クランク軸47からの動力を入力軸45に伝達している。
モータジェネレータMG1は、収容部23b内に収容されている。モータジェネレータMG1は、駆動ケース21に回転可能に設けられたロータ33と、このロータ33に周囲に配置された環状のステータ32と、このステータ32に設けられたステータコイル36とを備えている。
なお、ハイブリッド車両11は、モータジェネレータMG1のステータコイル36に供給する電力が蓄積された高電圧バッテリ62と、この高電圧バッテリ62からの直流電力を三相交流電力に変換するインバータ61とを備えている。そして、ステータコイル36には、インバータ61から三相交流電力が供給されている。
ステータ32は、複数の締結部材34によって、収容部23bに固定されている。収容部23bを規定する駆動ケース21の内表面のうち、エンジンケース10側に位置する部分には、段部79が形成されており、ステータ32は、締結部材34によって段部79に圧着固定されている。この図2に示す例においては、締結部材34としては、ボルトが採用されている。締結部材34は、ヘッド部70と、このヘッド部70に連設され、表面にネジ部が形成された軸部71とを備えており、軸部71は、ステータ32に形成された貫通孔72内に挿入されている。
ステータ32の中心軸方向に配列するステータ32の主表面77,78のうち、エンジンケース10側に位置する主表面78から軸部71の先端部が突出し、段部79に形成されたネジ穴に螺合している。ヘッド部70は、エンジンケース10に対して、反対側に位置する主表面77上に配置されており、ステータ32を段部79に向けて押圧している。
このように、ステータ32は、主表面77よりもエンジンケース10側に位置する主表面78にて、駆動ケース21に固定されている。このように、ステータ32は、エンジンケース10に近接した位置で固定されている。
このように、モータジェネレータMG1と駆動ケース21との固定位置が、エンジンケース10に近接しているので、モータジェネレータMG1が駆動することで、モータジェネレータMG1が振動したとしても、駆動ケース21までも大きく振動することを抑制することができる。
動力分割機構27は、エンジン12からの動力を駆動輪13に伝達する車両駆動力と、モータジェネレータMG1を駆動させて、発電させるための発電駆動力とに動力を分配する。動力分割機構27は、サンギヤ52、ピニオンギヤ55、リングギヤ53およびプラネタリキャリヤ54を備えている。サンギヤ52は、入力軸45上において、モータジェネレータMG1と一体に連結されている。リングギヤ53は中間軸48の端部に一体的に連結されている。さらに、プラネタリキャリヤ54は、入力軸45に一体的に連結されている。そして、ピニオンギヤ55は、プラネタリキャリヤ54に対して回転可能に設けられており、サンギヤ52の外周上に回転可能に設けられている。
ピニオンギヤ55は、サンギヤ52上に複数設けられており、ピニオンギヤ55は、サンギヤ52に噛合しており、ピニオンギヤ55は、リングギヤ53の内周側に配置されており、リングギヤ53の内周面に形成されたギヤ部と噛合している。
この動力分割機構27は、エンジン12からの動力によって入力軸45が回転駆動すると、プラネタリキャリヤ54、ピニオンギヤ55およびサンギヤ52を介して、ロータ33に伝達される。これにより、ロータ33は、発電機として電力を発生する。
さらに、入力軸45に伝達されたエンジン12からの動力は、プラネタリキャリヤ54、ピニオンギヤ55およびリングギヤ53を介して、中間軸48に伝達される。
そして、モータジェネレータMG2は、収容部24b内に収容されており、駆動ケース21に回転可能に設けられたロータ41と、このロータ41の周囲を覆うように配置された環状のステータ39と、このステータ39に設けられたステータコイル44とを備えている。そして、ステータコイル44には、上記インバータ61から三相交流電力が供給されている。
そして、ステータ39は、ボルト等の複数の締結部材42によって収容部24b内に固定されている。収容部24bを規定する駆動ケース21の内表面のうち、エンジンケース10側に位置する部分には、段差部80が形成されている。ステータ39は、締結部材42によって、段差部80の表面に押圧固定されている。
この図2に示す例においては、締結部材42としてボルトが採用されており、ヘッド部74と、このヘッド部74に連設され、表面にネジ部が形成された軸部76とを備えている。なお、ステータ39には、ステータ39の中心軸方向に延びる貫通孔75が形成されており、軸部76が貫通孔75内に挿入されている。
ステータ39の中心軸方向に配列する主表面81,82のうち、エンジンケース10側に位置する主表面82から軸部76の先端部が突出しており、ヘッド部74は、主表面81上に配置されている。
ここで、ヘッド部74は、ステータ39をエンジンケース10に向けて押圧しており、エンジンケース10の主表面82は、段差部80の表面に押圧されており、これにより、ステータ39は、駆動ケース21に固定されている。
このように、モータジェネレータMG2においても、収容部24bを規定する駆動ケース21の内表面のうち、エンジンケース10側に位置する部分に、ステータ39が固定されている。これにより、モータジェネレータMG2が駆動して、モータジェネレータMG2に振動等が生じたとしても、駆動ケース21までもが大きく振動することを抑制することができる。
減速機構28は、モータジェネレータMG2に対して、エンジンケース10と反対側に配置されている。この減速機構28も、サンギヤ56と、リングギヤ57と、ピニオンギヤ59およびプラネタリキャリヤ58を備えており、駆動ケース21内に収容されている。サンギヤ56は、中間軸48上において、ロータ41と一体的に連結されている。
リングギヤ57は、中間軸48および出力軸49に一体的に連結されており、プラネタリキャリヤ58は、駆動ケース21に固定されている。ピニオンギヤ59は、プラネタリキャリヤ58に回転可能に設けられており、ピニオンギヤ59およびサンギヤ56のいずれにも噛合している。ピニオンギヤ59は、サンギヤ56およびリングギヤ57のいずれにも噛合している。
この減速機構28においては、ロータ41が回転駆動すると、ロータ41の動力は、サンギヤ56に伝達される。そして、サンギヤ56に伝達された動力は、ピニオンギヤ59およびリングギヤ57に伝達され、出力軸49に出力される。
なお、この図2に示すように、入力軸45、中間軸48、出力軸49、ロータ33およびロータ41の回転中心は、いずれも回転中心Oとされており、さらに、ステータ32およびステータ39の中心軸も、回転中心Oと一致している。
図3は、ステータ32の平面図であり、図4は、ステータ39の平面図である。これら、図3および図4に示すように、ステータ32に形成された貫通孔72と、ステータ39に形成された貫通孔75とは、互いにステータ32,39の周方向にずれるように配置されている。
これにより、ステータ32を固定する締結部材34と、ステータ39を固定する締結部材42とは、互いに周方向にずれるように配置され、ステータ32の固定位置と、ステータ39の固定位置とが、周方向にずれている。
このように、ステータ32の固定位置と、ステータ39の固定位置とが周方向にずれているので、モータジェネレータMG1が駆動することで、駆動ケース21に生じる振動と、モータジェネレータMG2が駆動することで駆動ケース21に生じる振動が共振することを抑制することができる。
たとえば、ステータ32の周囲に生じる一次振動モードは、破線L1に示す楕円形状となっており、ステータ32の中心を介して互いに対向するように位置する貫通孔72が長径上に位置する。また、ステータ39の周囲に生じる一次振動モードにおいても、図4の配線L2に示すような楕円形状となっており、ステータ39の中心を介して互いに対向するように位置する貫通孔75が、長径上に位置している。
このため、仮に、ステータ32の周囲およびステータ39の周囲に同時に振動が生じたとしても、互いの振動が共振し合うことを抑制することができ、駆動ケース21に大きな振動が生じることを抑制することができる。
図3および図4に示す例においては、各貫通孔72はステータ32の外周縁部に沿って4つ、それぞれ等間隔に設けられている。また、貫通孔75は、ステータ39の外周縁部に沿って4つ、間隔を開けて配置されている。なお、図3および図4に示す例においては、貫通孔72同士間の角度θ=90度となっており、それぞれ等間隔となっている。
そして、貫通孔75は、貫通孔72間に位置するように配置されており、隣り合う貫通孔72間の中間位置となる位置に配置されている。このため、貫通孔75と貫通孔72との間の間隔は、θ/2となっている。これにより、たとえば、駆動ケース21のうち、ステータ32の周囲に位置する部分における第1次振動モードと、ステータ39の周囲に位置する部分における第1振動モードとが、互いに直交する。
これにより、仮に、駆動ケース21のうち、ステータ32の周囲に位置する部分に第1振動モードによる振動が生じ、さらに、ステータ39の周囲に位置する部分に第2振動モードによる振動が生じたとしても、互いに共振し合うことを抑制することができる。
図5は、ステータ32の変形例を示す平面図であり、図6は、ステータ39の変形例を示す平面図である。
この図5に示されるように、ステータ32には、3つの貫通孔72が等間隔に配置されている。そして、図6に示すように、貫通孔75も、ステータ39の周囲に等間隔に3つ配置されている。このように、配置された貫通孔72内に、締結部材34が挿入されている。モータジェネレータMG1が駆動することで、駆動ケース21のうち、ステータ32の周囲に位置する部分において生じる第1次振動モードは、図5の破線に示すような楕円形状となっており、長径上に1つの貫通孔72が位置している。
各貫通孔72同士間の角度θは、120度とされており、各貫通孔75は、各貫通孔72に対して、θ/3ずれた位置に位置するようになっている。この各貫通孔72内には、締結部材42が挿入されており、ステータ32が駆動ケース21に固定されている。
そして、モータジェネレータMG2が駆動することで、駆動ケース21のうち、ステータ39の周囲に位置する部分で生じる振動の第1次振動モードも、図6に示す破線のように楕円形状となっている。
ここで、貫通孔75および締結部材42は、貫通孔72および締結部材34に対して、角度θ/3ずれるように配置されている。このため、駆動ケース21のうち、ステータ32の周囲に位置する部分に生じる第1次振動モードの振動とステータ39の周囲に位置する部分に生じる第1次振動モードの振動とが互いに共振することを抑制することができる。
これにより、駆動ケース21に大きな振動および騒音が生じることを抑制することができる。
好ましくは、ステータ32の外径と、ステータ39の外径とを異ならせる。これにより、ステータ32の周囲に位置する部分の固有振動数と、ステータ39の周囲に位置する部分の固有振動数とをずらすことができる。これにより、駆動ケース21のうち、ステータ39の周囲に位置する部分と、駆動ケース21のうち、ステータ32の周囲に位置する部分とが同一の振動によって共振することを抑制することができる。
図7は、本発明の実施の形態1に係る駆動装置14の変形例を示す断面図である。この図7に示されるように、各モータジェネレータMG1,MG2の固定方法の変形例を示す駆動装置14の断面図である。この図7に示す例においては、モータジェネレータMG1の周面は、エンジンケース10側に位置する部分が、圧入凹部87内に圧入された圧入部83と、この圧入部83に対して、エンジンケース10と反対側に位置する部分は圧入凹部87から突出する突出部84とされている。
この図7に示す例においても、モータジェネレータMG1は、エンジンケース10に近接する部分で固定されており、モータジェネレータMG1が駆動することでモータジェネレータMG1に生じる振動によって、駆動ケース21が大きく振動することを抑制することができる。なお、圧入凹部87は、収容部23bを規定する駆動ケース21の内周面のうち、エンジンケース10側に位置する部分に形成されている。
また、モータジェネレータMG2においても、ステータ39は、収容部24b内に圧入された圧入凹部88内に圧入された圧入部85と、この圧入部85に対して、エンジンケース10と反対側に位置し、圧入凹部88から突出する突出部86とを備えている。このように、モータジェネレータMG2においても、エンジンケース10側に位置する部分で固定されており、モータジェネレータMG2が駆動することで振動したとしても、駆動ケース21が大きく振動することが抑制されている。なお、圧入凹部88も、収容部24bを規定する駆動ケース21の内周面のうち、エンジンケース10側に位置する部分に形成されている。
(実施の形態2)
図8を用いて、本発明の実施の形態2に係る駆動装置14について説明する。なお、図8に示す構成と同一または相当する構成については、同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。図8は、本発明の実施の形態2に係る駆動装置14の断面図である。この図8に示されるように、駆動ケース21には、モータジェネレータMG1を収容する収容部23bと、モータジェネレータMG2を収容するモータジェネレータMG2を収容する収容部24bが規定されており、収容部23bと収容部24bとがエンジンケース10に表面に沿って配列している。
そして、収容部23bの内表面のうち、エンジンケース10側に位置する部分に、段部79が形成されており、この段部79にステータ32が固定されている。また、収容部24bの内表面のうち、エンジンケース10側に位置する部分に、段差部80が形成されており、この段差部80にステータ39が固定されている。
このように、本発明の実施の形態2に係る駆動装置14によれば、各モータジェネレータMG1,MG2のいずれについても、エンジンケース10に近接した位置で駆動ケース21に固定されている。このため、本実施の形態2に係る駆動装置14においても、上記実施の形態2に係る駆動装置14と同様にモータジェネレータMG1およびモータジェネレータMG2が駆動することで、駆動ケース21が大きく振動することを抑制することができる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。さらに、上記数値などは、例示であり、上記数値および範囲にかぎられない。
本発明は、駆動装置に関し、特に、車両用の駆動装置に好適である。
本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両の構成を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る駆動装置の断面図である。 ステータの平面図である。 ステータの平面図である。 ステータの変形例を示す平面図である。 ステータの変形例を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る駆動装置の変形例を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る駆動装置の変形例を示す断面図である。
符号の説明
10 エンジンケース、11 ハイブリッド車両、12 エンジン、12A エンジンケースエンジン、13 駆動輪、14 駆動装置、15 プロペラシャフト、16 ディダレンシャル、17 トランスアクスル、18 フロアパネル、21 駆動ケース、23b 収容部、24b 収容部、27 動力分割機構、28 減速機構、32 ステータ、33 ロータ、34 締結部材、36 ステータコイル、39 ステータ、41 ロータ、42 締結部品、44 ステータコイル、45 入力軸、46 トランスアクスルダンパ、47 クランク軸、48 中間軸、49 出力軸、61 インバータ、62 高電圧バッテリ、70 ヘッド部、71 軸部、72 貫通孔、74 ヘッド部、75 貫通孔、76 軸部、77,78 主表面、79 段部、80 段差部、83 圧入部、84 突出部、85 圧入部、86 突出部、87 圧入凹部、88 圧入凹部、MG1,MG2 モータジェネレータ。

Claims (6)

  1. 内部に第1および第2収容室とを規定し、エンジンケースに接続される収容ケースと、
    環状の第1ステータを含み、前記第1収容ケース内に固定された第1回転電機と、
    環状の第2ステータを含み、前記第2収容ケース内に固定された第2回転電機と、
    を備え、
    前記第1ステータと前記収容ケースとの固定位置は、前記第1ステータの第1中心軸方向に配列する軸方向端面のうち、前記エンジンケースと反対側に位置する一方の軸方向端面よりも、前記エンジンケース側に位置し、
    前記第2ステータと前記収容ケースとの固定位置は、前記第1ステータの第2中心軸方向に配列する軸方向端面のうち、前記エンジンケースと反対側に位置する一方の軸方向端面より、前記エンジンケース側に位置する、駆動装置。
  2. 前記第1収容ケースと前記第1ステータとを固定する第1固定部材と、
    前記第1収容ケースと前記第2ステータとを固定する第2固定部材とをさらに備え、
    前記第1固定部材は、前記収容ケースと係合する第1係合部と前記第1ステータと係合する第2係合部とを含み、
    前記第2固定部材は、前記収容ケースと係合する第3係合部と前記第2ステータと係合する第4係合部とを含み、
    前記第1係合部は、前記第2係合部よりも前記エンジンケース側に位置し、前記第3係合部は、前記第4係合部よりも前記エンジンケース側に位置する、請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記第1および第2ステータは、同軸に配置され、
    前記第1固定部材は、前記第1ステータの周方向に間隔を隔てて複数設けられ、前記第2固定部材は、前記第2ステータの周方向に間隔を隔てて複数設けられ、
    前記第1固定部材と、前記第2固定部材とは、前記第1および第2ステータの周方向に互いにずれるように配置された、請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記第1ステータは、前記収容ケースに形成された第1凹部内に嵌めこまれ、該第1凹部を規定する前記収容ケースの内表面によって押圧固定される第1固定部と、該第1固定部に対して、前記エンジンケースと反対側に位置し、前記第1凹部から突出する第1突出部とを含み、
    前記第2ステータは、前記収容ケースに形成された第2凹部内に嵌めこまれ、該第2凹部を規定する前記収容ケースの内表面によって押圧固定される第2固定部と、該第2固定部に対して、前記エンジンケースと反対側に位置し、前記第2凹部から突出する第2突出部とを含む、請求項1に記載の駆動装置。
  5. 前記第1回転電機と前記第2回転電機とが、前記エンジンケースに沿って配列する、請求項1または請求項2に記載の駆動装置。
  6. 前記第1ステータの外径と、前記第2ステータの外径とは互いに異なる、請求項1から請求項5のいずれかに記載の駆動装置。
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