JP2009145808A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リード部白抜け及びキャリア付着を防止して、長期間に亘って、高画質の画像を安定して形成する画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像ニップ下流に設けられた電極によりベタ現像でトナーが消費された現像剤の抵抗を測定し、測定された現像剤抵抗に基づいて画像形成条件を設定する。
【選択図】図12

Description

本発明は電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、現像における現像性の安定化制御に必要な現像剤の抵抗測定技術に関する。
画像形成装置の中で現像剤の抵抗を測定する測定方法としては特許文献1〜3に開示されている方法が知られている。
特許文献1:
現像剤担持体上の現像剤層を規制する規制部材に検知電極を設け、現像剤の抵抗を測定する。
測定は、現像剤の特性変化を検知するために行われ、抵抗が変化した場合、現像剤を攪拌して現像剤の特性を回復させている。
特許文献2:
感光体上の静電潜像を現像した現像剤に検知電極を接触させて現像剤の抵抗を測定する。
現像剤抵抗の測定はトナー補給制御のために行われる。
特許文献3:
現像剤を収納する現像剤容器において、現像剤が流動する部分(例えば、搬送スクリューの部分)に検知電極を設け、現像剤の抵抗を測定する。
現像剤抵抗の測定は、現像剤の寿命を検知するために行われる。
特許第3597047号公報 特開平5−313496号公報 特開平6−102743号公報
電子写真プロセスでは、感光体、誘電体等の像担持体上に形成した静電潜像を帯電したトナーで現像してトナー像が形成される。
現像方式としては、トナーとトナーに電荷を付与するキャリアとを主成分とする2成分現像剤を用いた現像方式(2成分現像方式)が多く用いられている。
しかして、2成分現像方式では、キャリアの抵抗により画質が影響される。
キャリアの抵抗が高すぎる場合、リード部白抜けが発生し、キャリアの抵抗が低すぎる場合、キャリア付着が発生する。特に、現像ニップにおいて、感光体と現像剤担持体とが同方向に移動する方式においては、リード部白抜け及びキャリア付着が発生しやすい。
リード部白抜けを図1、2を用いて説明する。
図1は現像作用を示す模式図である。
現像ローラGR上に形成された磁気ブラシMBはキャリアCとトナーTとにより形成され、キャリアCの表面にトナーTが主として静電気力で付着している。
感光体PCに磁気ブラシMBが接触すると、感光体PC上の静電荷により引きつけられてトナーTが磁気ブラシMBから感光体PCに移動して付着し、トナー像TZが形成される。
反転現像においては、トナーTは感光体上の静電潜像と同極性に帯電されている。従って、トナーTは感光体CPの静電荷(マイナス電荷)が存在しない位置で感光体PCに付着してトナー像TZを形成する。
キャリアの抵抗が高い場合、磁気ブラシMBに小さな白○で示すカウンタチャージCCが発生するが、一般的に現像剤担持体の移動速度は感光体の移動速度に比較して速いので、感光体PC上のトナーTが磁気ブラシMBに戻る現象が生ずる。
この現象により、濃度の低い画像に続いて、濃度の高い画像が現像される場合に、濃度の低い画像の、濃度の高い画像に隣接する部分が白く抜けるリード部白抜けと呼ばれる現象が発生する。
図2にこのリード部白抜けが発生した画像を示す。
図2において、矢印Aは感光体PCが現像ニップを通過する方向を示す。
現像は中間濃度画像G2の上部から開始され、中間濃度画像G2が現像された後に、ベタ黒画像G1が現像される。
中間濃度画像G2に続いて、ベタ黒画像G1が連続して現像される場合、中間濃度画像G2を形成しているトナーがベタ黒画像G1に近い位置において、ベタ現像によりトナーが消費された磁気ブラシMBに吸引されて、感光体PCから磁気ブラシMBに移動する。
その結果、ベタ黒画像G1と中間濃度画像顔図G2との間に低濃度部Wが形成される。
リード部白抜けは、現像ニップにおいて現像ローラGRが感光体PCとを同方向に移動して現像が行われる場合に発生する。
図1を参照してキャリア付着について説明する。キャリア付着は、キャリアの抵抗が低い場合、現像スリーブGSに印加された電圧により、磁気ブラシMBから感光体PCに向かって電流が流れる放電が起こり、放電の結果として、感光体PCにキャリアCが付着する。
図3はキャリアの抵抗とリード部白抜け及びキャリア付着との関係を示す。
図3(a)に示されるように、キャリアの抵抗が高いほどリード部白抜けが顕著になり、図3(b)に示すように、キャリアの抵抗が低いほどキャリア付着が顕著になる。
なお、図3(a)に示す結果は、画像の肉眼で観察し判定したものであり、レベル3以下が許容できる範囲ということができる。
図3(b)ではA4サイズ画像におけるキャリア付着の数を示しており、50個以下が許容範囲であるということができる。
このように、リード部白抜けとキャリア付着とは、キャリア抵抗に対して互いに反対の方向に変化し、両者はトレードオフの関係にあるので、現像条件の設定可能範囲は限られたものとなる。
従って、適切な現状条件を設定するには、キャリア抵抗を正確に把握することが必要である。しかるに、キャリアはトナーと混合された現像剤の形態で画像形成装置内に存在するために、キャリア抵抗を画像形成装置内で測定することは不可能であり、現像剤抵抗から推定する以外に、画像形成装置内のキャリアの抵抗を把握することは不可能である。ところが、現像剤抵抗は主として、トナー抵抗及びキャリア抵抗により決まり、トナー濃度により現像剤抵抗は大きく左右される。
また、現像剤抵抗は、現像剤の嵩密度により変化する。
特許文献1〜3は、現像剤抵抗の測定方法を提案しているが、特許文献1〜3の方法で測定された現像剤抵抗は、トナー抵抗を含んだものであり、トナー濃度による影響を受けた値であって、特許文献1〜3の方法により測定された現像剤抵抗からキャリア抵抗を把握することはできない。
さらに、特許文献1、3の方法では嵩密度による影響を受けて現像剤抵抗が測定され、キャリア抵抗を把握することができない。
したがって、特許文献1〜3の方法をリード部白抜け及びキャリア付着を防止するための条件設定に用いることはできない。本発明は、キャリア抵抗を高い精度で推定することを可能にする現像剤抵抗を測定することにより、リード部白抜け及びキャリア付着を良好に防止することを可能にした画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的は、下記の発明により達成される。
1.
トナー像を担持し移動可能なトナー像担持体、
該トナー像担持体に対向して配置され、トナーとキャリアを含有する2成分現像剤を担持し現像を行う移動可能な現像剤担持体、
現像条件設定手段、
前記トナー像担持体を現像した後に前記現像剤担持体上に存在する前記2成分現像剤の抵抗を測定する抵抗測定手段及び
前記抵抗測定手段の測定結果に基づいて、画像形成条件を制御する制御手段を有し、
前記抵抗測定手段は、前記現像条件設定手段によりベタ現像条件が設定され、ベタ現像が行われた後の前記2成分現像剤の抵抗を測定することを特徴とする画像形成装置。
2.
前記抵抗測定手段は、前記トナー像担持体と前記現像剤担持体とが対向する現像ニップに対して、前記現像剤担持体の移動方向下流側に配置された電極を有することを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.
記録紙に画像を形成する画像形成モード及び前記画像形成条件を設定する条件設定モードを有し、前記抵抗測定手段は、前記画像形成モードにおいては非測定状態に設定され、前記条件設定モードにおいては、測定状態に設定されることを特徴とする前記1又は前記2に記載の画像形成装置。
4.
前記ベタ現像条件では、前記画像形成モードにおける最高濃度以上の濃度のトナー像を形成する現像条件が設定されることを特徴とする前記3に記載の画像形成装置。
5.
直流電源及び交流電源で構成される現像バイアス電源を有し、
前記画像形成条件は、前記交流電源の電圧を含むことを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
6.
前記ベタ現像条件では、前記現像剤担持体が前記トナー像担持体よりも遅い速度で移動することを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
7.
現像バイアス電源を有し、前記ベタ現像条件では、前記現像バイアス電源が前記画像形成モードにおけるよりも絶対値において高い現像バイアス電圧を印加することを特徴とする前記3又前記4記載の画像形成装置。
8.
前記現像剤担持体は、回転する現像スリーブを有するとともに、該現像スリーブ内に固定設置され、複数の磁極を有する磁石ロールを有し、
前記電極は前記磁極の一つに対向する位置に配置されたことを特徴とする前記2に記載の画像形成装置。
9.
前記条件設定モードは、所定枚数の画像形成毎又は前記現像剤担持体の所定回数回転毎に実行されることを特徴とする前記3又は前記4に記載の画像形成装置。
10.
前記条件設定モードは、所定量以上の環境変化があった時に実行されることを特徴とする前記3、前記4又は前記9に記載の画像形成装置。
11.
前記条件設定モードは、前記画像形成装置が所定時間以上作動しなかった場合に実行されることを特徴とする前記3、前記4,前記9又は前記10に記載の画像形成装置。
本発明においては、ベタ現像により、キャリア抵抗の推定にはノイズとなるトナーが消費された現像剤の抵抗を測定しているので、現像剤抵抗から高い精度でキャリア抵抗を推定することが可能となり、キャリア抵抗の変化により発生するリード部白抜けやキャリア付着を十分に防止することが可能となる。これにより、高画質の画像を長期間にわたって安定して形成する画像形成装置が実現される。
以下に、本発明の実施の形態に基づいて本発明を説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
図4は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示し、複写機、ファクシミリ、プリンタの機能を有する、通常、複合機と呼ばれる装置を示す概略構成図である。
画像形成装置は、本体の上部に自動原稿送り装置ADFを有し、本体は、画像読取部1、画像形成部3、操作表示部4、給紙部5、排紙再給紙部6、および、定着装置7等から構成されている。
自動原稿送り装置ADFは、原稿載置台11に載置された原稿を原稿分離手段12によって一枚ずつ原稿搬送手段13に送り出し、原稿搬送手段13は送られた原稿を原稿排紙手段14に搬送し、原稿排紙手段14は送られた原稿を原稿排紙台15に排紙する。原稿画像は原稿搬送路に設けられた、画像読取部1の原稿画像読み取り位置であるスリット21において読取が行われる。
原稿両面の画像を読み取る場合には、一対のローラを有する原稿反転手段16によって、第1面を読み取られた原稿が表裏反転されて、再度、原稿搬送手段13に送り出されることにより第2面の読取が行われる。読取が終了した原稿は原稿排紙台15に排紙される。
画像読取部1は、原稿画像を読み取って画像データを得るための手段であり、スリット21の位置において、ランプ231により光照射された原稿画像を第1ミラーユニット23と、第2ミラーユニット24と、結像レンズ25とによりライン状のCCDである撮像素子26に結像させている。撮像素子26の出力は、A/D変換され、シェーディング補正、画像圧縮等の処理がなされて画像データとして保存される。
露光装置33は、レーザダイオードを光源として有し、画像データに基づき、レーザビームとポリゴンミラーとにより、帯電装置32によって一様帯電されて回転している感光体31の表面を走査露光して、感光体31の面上に原稿画像に対応した静電潜像を形成する。なお、露光装置33の光源としては、画像データに基づいて感光体31をドット露光する光源を用いることができ、レーザダイオードの他に、LEDアレイ、液晶、プラズマ等を用いることができる。
前記静電潜像は、画像形成部3の現像装置34により反転現像されて、トナー画像が感光体31上に形成される。
トナー像形成のタイミングに対応して、手差し給紙部55、もしくは、記録紙Sを収容するカセットやトレイを有する給紙部5からは、記録紙Sが給送される。
記録紙Sは更に、搬送ローラ56により搬送され、タイミングローラ39によって像担持体上に形成された前記トナー画像との位置合わせのための同期が取られて転写領域に送り出される。
転写領域において、感光体31の表面に形成されたトナー画像は、転写手段35により反対極性に帯電された記録紙Sに転写される。
トナー画像を担持した記録紙Sは、分離装置36の作用により、感光体31の表面から分離し、定着装置7に送られる。
定着装置7において、トナー画像を担持した前記記録紙Sは、加熱ローラ71と加圧ローラ72により加熱・加圧を受けることにより定着処理されて、排出ローラ63によって機外の排紙台64に排出される。
なお、記録紙Sを表裏反転して排紙台64に排出する場合には、切換ガイド62により、記録紙Sを排紙再給紙部6に導き、記録紙Sをスイッチバックさせて排出ローラ63に送る。
また、記録紙Sの両面に画像形成をする場合には、第1面の定着を終えた記録紙Sを、切換ガイド62により排紙再給紙部6に導き、反転部65にて反転させた後、給紙のための搬送路66に送り出し、第2面の画像形成に供する。
一方、記録紙Sへのトナー画像の転写を終えた感光体31の表面は、クリーニング装置37により残留トナーが除去されて次なる画像形成に向けての準備がなされる。
画像形成においては、矢印で示すように時計方向に回転する感光体31に対して、帯電装置32の帯電及び露光装置33の露光により感光体31上に静電潜像が形成され、現像装置4の現像によりトナー像が形成される。形成されたトナー像は転写装置35により記録紙Sに転写され、転写されたトナー像が定着装置7により定着される。
図5は現像装置34の構造を示す図である。
現像装置34はトナー及びキャリアを主成分とする2成分現像剤(以下現像剤という)を収容し、感光体31上の静電潜像を現像する。
現像装置34は現像室DAと搬送・攪拌室DBとに仕切られ、現像室DAには、現像ローラ及び搬送・攪拌スクリュー344が配置される。
現像ローラは矢印で示す時計方向W1に回転する現像剤担持体としての現像スリーブ341及び複数の磁極(現像磁極M1、反発磁極M2、M3、規制磁極M4、搬送磁極M5)を備えた固定の磁石ロール342で構成される。
現像スリーブ341の上方に、現像スリーブ341上を搬送される現像剤の量を規制する規制部材343が配置される。
現像スリーブ341に近接して電極346が配置される。電極346は円柱状であり、図示のW2で示すように反時計方向に回転する。即ち、現像スリーブ341に対向する電極346の周面は現像スリーブ341の周面と同方向に移動する。
電極346は、現像スリーブ341が感光体31に対向する現像ニップよりも現像スリーブ341の移動方向に関して下流側に配置され、感光体31上の静電潜像を現像した後の現像剤に接触する。
電極346の周面が現像スリーブ341の周面と同一方向に移動することにより、現像ニップを通過した現像剤は、現像室DAに円滑に送られ、現像剤こぼれが防止される。また、現像装置の現像ニップ下流側に溜まりやすい飛散トナーも現像室DAに送り込まれるので、トナーこぼれが防止される。
電極346は反発磁極M2に対向する位置に配置されることが好ましい。即ち、磁極により形成された磁気ブラシの穂が高い部分で電極346を接触させることが好ましく、現像剤にかかるストレスを抑制しながら、電極346を確実に磁気ブラシに接触させることができる。
搬送・攪拌室DBには搬送・攪拌スクリュー345が配置される。
360は現像バイス電源の直流電源、361は現像バイアス電源の交流電源であり、現像スリーブ341には直流に交流が重畳されたバイアス電圧が印加される。
363は切替スイッチであり、通常モード、即ち、画像形成モードにおいては端子363Aが接続され、電極346に現像スリーブ341と同じ電圧が印加される。
条件設定モードにおいては、切替スイッチの端子363Bが接続され、該端子363Bがアース電位とされる。
364は端子363Bに流れる電流を計測する電流計である。
次に画像形成装置の作動について説明する。
画像形成装置は記録紙に画像を形成する画像形成モード及び画像形成モードにおける画像形成条件を設定する条件設定モードで作動する。
条件設定モードは、常に適正な画像形成条件を設定するモードであり、条件設定モードでは、画像形成装置内外の条件の変化に対応して画像形成条件が調整され、次に説明するように、現像剤抵抗の測定結果に基づいた画像形成条件の設定が行われる。
条件設定モードは、所定枚数の画像形成毎に、現像ローラの所定数回転毎に、温度又は湿度を含む環境が所定以上変化した場合、所定長以上長い時間に亘る休止後に画像形成装置が作動する場合等に実行される。
<条件設定モード>
条件設定モードでは現像剤抵抗が測定され、測定された現像剤抵抗に基づいて画像形成条件が設定される。
このモードにおいては、ベタ現像を行う現像条件が設定される。即ち、帯電装置32が作動せず、感光体31はその表面電位がアースの状態で回転する。
また、切替スイッチ363の端子363Bが接続され、端子363Bはアース電位となるとともに、直流電源360が接続され、交流電源361が接続されないので現像スリーブ341には直流電圧が印加される。負帯電トナーが用いられる実施の形態では、負の現像バイアスが印加される。
感光体31及び現像スリーブ341の回転により、感光体31は現像バイアスによりベタ現像される。
ベタ現像により、現像スリーブ341と感光体31とが対向する現像ニップを通過した現像剤におけるトナーの濃度がきわめて低くなる。
電流計364により計測される電流は、このようにベタ現像によりトナーが消費され、トナー濃度が低下した現像剤を流れる電流となり、電流計364により計測された電流から計算された現像剤抵抗は、キャリア抵抗に近いものとなる。
現像剤抵抗DVRは次の式にしたがって計算される。
計算は図9に示す制御手段370により行われ、電流計364及び制御手段370は現像剤抵抗測定手段を構成する。
現像剤抵抗DVR=(V/I)K
V:現像バイアス電圧
I:電流計364を流れる電流
K:電極面積等により決まる装置係数
図5に示す例では、現像剤抵抗測定において直流電源360のみが接続され、交流電源361はスイッチにより回路接続されない。
図6は現像剤抵抗とトナー濃度との関係の一例を示す。
図6において、横軸はトナー濃度(%)を表す。
縦軸は現像剤抵抗を表し、例えば、1014Ω・cmを14のように現像剤抵抗Ω・cmを10のべき数で示している。
トナー消費率が75%であり、ベタ現像によりトナー濃度2%に低下した現像剤では、図6の横軸の目盛2で示すように、トナー濃度0(ゼロ)であるキャリアの約抵抗1010Ω・cmに対して、ベタ現像現像剤の抵抗が1011Ω・cmとなる。
これは、キャリア抵抗と現像剤抵抗との差が1桁となり、キャリア抵抗に近い現像剤抵抗が測定されたことを示す。
このように、キャリア抵抗に近い現像剤抵抗を測定することにより、測定された現像剤抵抗からキャリア抵抗を正確に推定することが可能になる。
キャリア抵抗に近い現像剤抵抗は、ベタ現像を行って、トナー濃度を低下させた現像剤の抵抗を測定することにより得られる。
また、規制部材343の下流側に電極346を配置して現像剤抵抗を測定することにより、常にほぼ一定の現像剤量で測定が行われ、嵩密度による影響もほぼ無くすることができる。
なお、ベタ現像における現像条件の設定如何によっては、トナー濃度が非常に低くなり、キャリア抵抗を高い精度で測定することも可能である。
図6の例では、トナー濃度2%以下で、キャリア抵抗の推定が可能な現像剤抵抗が得られているが、キャリアやトナーの処方によっては、キャリア抵抗の推定を可能とするトナー濃度の上限は2%と異なる値となる。
例えば、トナー抵抗が変わる場合には、前記上限が変わる。
このようにキャリア抵抗を正確に推定することを可能にする現像剤抵抗測定方法として、ベタ現像後の現像剤の抵抗を測定する測定方法が用いられるが、ベタ現像としては、記録紙に画像を形成する画像形成モードにおける最高濃度以上の濃度のベタ画像を形成する画像形成方法が好ましい。
したがって、ベタ現像においては、画像形成モードにおける最高濃度以上の濃度のベタ画像を形成する現像条件が設定される。
このような現像条件を構成する各種条件としては、感光体の帯電条件、現像バイアス、感光体の移動線速度と現像スリーブの移動線速度の比等がある。
なおベタ現像は、周知のように一様な濃度の画像を形成するものであるが、本発明においては、1ページの画像全体に一様な濃度の画像を形成する必要はなく、電極346により現像剤抵抗を測定するのに必要な領域内でベタ現像が行われればよく、電極346の回転軸方向の長さ全域に亘るベタ現像が行われればよい。
次に、電極346の位置、即ち、ベタ現像によりトナーを消費し、所望の低い値にまで低下したトナー濃度の現像剤を得る現像条件についてについて説明する。
感光体電位V0と現像バイアスVと速度比θとを調整することにより、ベタ現像の現像条件が設定される。
反転現像においては、感光体は非帯電状態、即ち、感光体電位V0がアース電位に設定される。
図7は現像バイアスを変化させたときの現像剤(後に説明する実施例で使用した現像剤)におけるトナー濃度の変化の例を示す。
図示のように、現像バイアス(直流電圧)の値を絶対値において高くする程、トナー濃度が低下する。
なお、図7は速度比θ(現像スリーブ線速度/感光体線速度)2.0とした時の測定値である。
図8は、速度比θを変化させたときの現像剤トナー濃度の変化例を示す。
図示のように、速度比θを増すと現像剤トナー濃度が上昇する。
なお、図8は、現像バイアスV=−800Vとした時の測定値である。
図7、8の実験結果から、
現像バイアスV=−1000V、速度比θ=0.5、感光体電位V0をアース電位としたベタ現像により、トナー濃度を2%とすることができた。
実験結果を要約すると、現像バイアスが絶対値において、画像形成モードにおけるよりも高く、また、現像スリーブ341の線速度が感光体31の線速度よりも遅い速度とすることにより、良好なベタ現像を行うことができた。
なお、現像剤抵抗の測定において、現像バイアスとして直流に交流が重畳された現像バイアスを用いることも勿論可能である。さらに、AC電圧を用いて、現像剤抵抗を測定することも可能である。
DC+AC、又はACを用いて現像剤抵抗を測定する場合は、実効電圧と実効電流が抵抗値の計算に用いられる。
<画像形成モード>
現像スリーブ341に直流電源360及び交流電源361により現像バイアスが印加され、現像スリーブ341が時計方向W1に回転し、反時計方向W3に回転する感光体31上の静電潜像を現像する。
切替スイッチ363は、その端子363Aが接続しており、電極346には現像スリーブ341と同じバイアスが印加される。
また、現像スリーブ341上の現像剤は電極の位置を通過した後に、周知のように、磁石ロール342の反発磁界により現像スリーブ341から搬送・攪拌スクリュー344に落下する。
図9に示す制御手段370が条件設定モードにおいて、電流計364の計測値に基づいて現像剤抵抗を測定する抵抗測定手段を構成するとともに、画像形成モードにおいて、測定された現像剤抵抗に基づいて画像形成条件を制御する制御手段である。
制御手段370は具体的には、交流電源361を制御して、リード部白抜け及びキャリア付着による画質低下を防止する制御を行う。
この画質制御を図10〜12を用いて説明する。
リード部白抜け及びキャリア付着を防止する画質制御は、交流バイアスの制御により行われる。
交流バイアスの制御としては、ピーク ツー ピーク(Peak to Peak)電圧の制御が用いられる。
即ち、制御手段370は電流計364の出力に基づいて、交流電源361を制御する。
図10は、キャリア抵抗10Ω・cm〜1012Ωcmに対する各交流バイアス電圧におけるリード部白抜けの発生状況を示す。
なお、白抜けレベルは形成された画像を目視判定したものである。
図10から明らかなように、キャリア抵抗が高い程、リード部白抜けが多く発生し、また、現像バイアスACppを高くすることにより、リード部白抜けが抑制される。
なお、ACppは交流バイアス電圧のピーク ツー ピーク電圧である。
図11は、キャリア抵抗10Ω・cm〜1012Ωcmに対する各交流バイアス電圧におけるキャリア付着の発生状況を示す。
なお、キャリア付着レベルは、A4サイズの画像内における付着キャリアをルーペを用いて計数した個数である。
図11から明らかなように、キャリア抵抗が低い程、キャリア付着が多く発生し、また、現像バイアスACppを低くすることにより、キャリア付着が抑制される。
図10、11の実験結果から、種々な値に変化するキャリア抵抗に対して、リード部白抜け及びキャリア付着を起こさない現像バイアスACppの条件を設定することができる。
一方、図6を用いて説明したように、トナー濃度が低い現像剤の抵抗からキャリア抵抗を正確に測定することが可能であり、ベタ現像後の現像剤抵抗からキャリア抵抗が推定される。
図10、11に示すリード部白抜け及びキャリア付着を起こさないキャリア抵抗に関連した現像バイアス条件と、図6に示すキャリア抵抗に対する現像剤抵抗の関係から、リード部白抜け及びキャリア付着を起こさない現像剤抵抗に関連した現像バイアスACppの条件を決定することができる。
図12は、この様にして決定されたべた現像後の現像剤抵抗に対するリード部白抜け及びキャリア付着を起こさない現像バイアス条件ACppのテーブルを示す。
図13は、本発明の他の実施の形態における現像装置を示す。
本実施の形態でも、現像ニップにおける現像スリーブ341の移動方向W1と感光体31の移動方向W3は現像ニップにおいて同方向である。
現像スリーブ341は図示のように、現像ニップにおいて上方に移動し、現像ニップの下流に配置される電極346は現像スリーブ341の上方に配置される。
電極346は図示のように現像スリーブ341に対向する位置で、現像スリーブ341の移動方向W1と同じ方向W2に移動する。
現像装置34は現像室DA、搬送・攪拌室DB及び回収室DCを有し、前記実施の形態と同様に、現像室に搬送・攪拌スクリュー344が配置され、搬送・攪拌室DBに搬送・攪拌スクリュー345が配置される。
回収室DCには、はぎ取りローラ及び搬送スクリュー350が配置される。
はぎ取りローラは回転するはぎ取りスリーブ348及び固定の磁石ロール349で構成される。
はぎ取りローラは現像スリーブ341上の現像剤をはぎ取り、搬送スクリュー350へと搬送する。
<現像装置の構成>
(1)実施例
図5に示し、下記の具体的構造を持つ現像装置を用いた。
・現像ローラ:長手方向の長さ330mm、直径25mmの円筒状非磁性SUS現像スリーブ+固定磁石ロール
現像スリーブの表面は表面粗さ20μmにサンドプラスト処理
・規制部材:磁性SUS(厚さ1mm)
・現像剤搬送量:350g/m
・抵抗測定電極:直径7mmの円柱状非磁性SUS、
長さ330mm
現像スリーブとの間隔0.3mm
・現像バイアス:AC+DC
但し、DCのみ印加可能
・感光体 :有機感光体
直径60mm
・電流計 :アナログ出力付き電流計
現像剤抵抗DVRは次の式により計算される。
DVR(Ω・cm)=(V/I)×K
K=N×L/Ds
V:現像スリーブと感光体間の電圧
I:測定電流
N:現像スリーブと抵抗測定電極間のニップ幅
(現像スリーブと測定電極間のニップ幅は、現像スリーブと測定電極とを停止させた状態で、測定電極をアース電位に設定し、現像バイアスとしてDC−1000Vを印加したときに測定電極上に形成されたトナー帯の測定電極回転方向の長さである。)
L:抵抗測定電極の軸方向長さ
Ds:ニップ幅Nにおける現像スリーブと抵抗測定電極間の平均間隔
(2)比較例1
図5に示し実施例1と同じ構造を有する現像装置を用い、
条件設定モードにおいて現像を行わず、電極346の電流値から現像剤抵抗を測定した抵抗に基づいて交流バイアスを制御して画像を形成した。
(3)比較例2
図14に示す現像装置を用い、規制部材343に電流計364を接続し、規制部材343の位置を通過する現像剤の抵抗を測定した。
比較例1、2では、測定された現像剤抵抗に対して、交流バイアス制御を行ったが、制御テーブルとしては、図15に示すものを用いた。
図15に示すテーブルは、図10、11と同様な予備実験により、リード部白抜け及びキャリア付着を防止できる適正な交流バイアスを求めて作成したものである。
<キャリア>
フェライトを樹脂被覆したキャリア(体積平均粒径33μm)
<トナー>
乳化重合法で作成したトナー(体積平均粒径6.5μm)
<現像剤抵抗の精度>
現像剤のトナー濃度を7%、8%、9%に調整して、電流計364の測定電流値に基づいた現像剤抵抗を測定した。
測定結果を図16に示す。なお、図16、17、18においても、抵抗Ω・cmを10のべき数で示している。
図16は異なるトナー濃度の現像剤抵抗を示す。
実施例の現像剤では、トナー濃度の変化に対して抵抗の変化がほとんどないのに対して、比較例1、2の現像剤では、トナー濃度増加に対して抵抗が増加している。
また、図16に示す結果、即ち、実施例が比較例に対して低い抵抗値を示すのみでなく、比較例に比較して実施例では、大きな電流が検出されることを意味し、より高い精度で抵抗値測定ができることを意味する。
図17は帯電量の異なるトナーを含有し嵩密度が異なる現像剤の抵抗値を示す。
図17において、Hは60μC/gの電荷を有するトナーを含有する現像剤を、Mは40μC/gの電荷を有するトナーを含有する現像剤を、Lは20μC/gの電荷を有するトナーを含有する現像剤をそれぞれ示す。
なお、トナーの帯電量と現像剤の嵩密度との関係は次のとおりである。
トナーの帯電量が小さいと、キャリア粒子間の拘束力が弱くなって、トナー、キャリアの集合状態が粗になるので、単位体積当たりの現像剤質量が小さくなる。即ち、現像剤の嵩密度が低くなる。反対にトナーの帯電量が大きいと、嵩密度が高くなる。
なお、使用した現像剤のトナー濃度は8%である。
図17から明らかなように、実施例の現像剤では、トナーの帯電量に拘わらずほぼ一定の抵抗を示している。
これに対して、比較例2では帯電量の変化に対する現像剤抵抗の顕著な変化が見られ、規制部材に進入する現像剤の嵩密度変化の影響を大きく受けていることが判る。
比較例1では実施例と同様に規制部材の下流側で現像剤抵抗を測定しているので嵩密度変化による影響は少ないが、トナー濃度に対する現像剤抵抗に関して前記に説明したように、実施例に対して比較例が高い抵抗であり、トナーによる影響を受けているために、キャリア抵抗を高精度で推定することができないことを示している。
さらに、長期間使用時に現像剤抵抗の変化を調べた。
図18は初期、中期{100kP(100000プリント)時}、及び末期(200kP)時における測定現像剤抵抗及びキャリア抵抗を示す。
図18から明らかなように、実施例では、現像剤抵抗がキャリア抵抗に近いとともに、実施例の抵抗変化曲線がキャリアの抵抗変化曲線とほぼ同じ形状となっている。
したがって、実施例の現像剤では、測定された現像剤抵抗からキャリア抵抗を高精度で推定することが可能であり、画像形成における現像条件設定において、キャリア抵抗の変化に対応した現像条件を高精度で制御することが可能となる。
これに対して、比較例1、2では現像剤抵抗がキャリア抵抗よりも高いのみでなく、比較例1,2の抵抗変化曲線がキャリアの抵抗変化曲線の異なる形状になっており、測定された抵抗に基づいたキャリア抵抗の推定精度が低くなる。
リード部白抜けとキャリア付着とはトレードオフの関係にあり、両者に対する適正条件を設定するには、高精度の画像形成条件制御が必要条件となるが、実施例ではこの必要条件を満足させることができるに対して、比較例ではこの必要条件を満足させることができない。
なお、図18におけるトナー濃度8%時の現像剤特性を示す細い実線で示す例は、高い値で現像剤抵抗が測定された場合でも、キャリア抵抗を精度良く推定することができる例であるが、
このような現像剤や現像装置を作成することは実際上困難である。
次に、実際に画像を形成した試験について説明する。
実施例では、図12に示す画像形成条件、即ち、現像剤抵抗に対応した現像バイアスACppを印加して画像を形成した。
比較例1,2では、図15に示す画像形成条件、即ち、現像剤抵抗に対応した現像バイアスACppを印加して画像を形成した。
リード部白抜け及びキャリア付着に関して調べた結果を表1に示す。
表中○は、良好な結果を示し、×は良好でなかったことを示し、図3を用いて前記に説明した判定基準に従って判定したものである。
表1に示されるように、実施例では、リード部白抜け及びキャリア付着が初期から末期を通じて、十分に防止されたが、比較例1、2では、これらの現象による画像欠陥が観察された。
なお、比較例2では、中期以降、現像ニップ下流部にトナーが溜まり、トナーこぼれによる画像汚れが発生した。
現像作用を示す模式図である。 このリード部白抜けが発生した画像を示す。 キャリアの抵抗とリード部白抜け及びキャリア付着との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す図である。 現像装置の一例の構造を示す図である。 現像剤抵抗とトナー濃度との関係を示すグラフである。 現像バイアスを変化させたときの現像剤のトナー濃度の変化を示すグラフである。 速度比θを変化させたときの現像剤トナー濃度の変化を示すグラフである。 画像形成条件を設定する制御系のブロック図である。 キャリア抵抗10Ω・cm〜1012Ωcmに対する各交流バイアス電圧におけるリード部白抜けの発生状況を示すグラフである。 キャリア抵抗10Ω・cm〜1012Ωcmに対する各交流バイアス電圧におけるキャリア付着の発生状況を示すグラフである。 実施例における交流バイアスの設定値を示すグラフである。 本発明の他の実施の形態における現像装置を示す図である。 比較例2において用いた現像装置を示す図である。 比較例1、2における交流バイアスの設定値を示すグラフである。 トナー濃度の異なる現像剤を用いたときの現像剤抵抗の測定値を示すグラフである。 帯電量の異なるトナーを含有する現像剤を用いたときの現像剤抵抗の測定値を示すグラフである。 初期、中期及び末期における測定現像剤抵抗及びキャリア抵抗を示すグラフである。
符号の説明
31 感光体
34 現像装置
341 現像スリーブ
343 規制部材
360 直流電源
361 交流電源
363 切替スイッチ
364 電流計
370 制御手段

Claims (11)

  1. トナー像を担持し移動可能なトナー像担持体、
    該トナー像担持体に対向して配置され、トナーとキャリアを含有する2成分現像剤を担持し現像を行う移動可能な現像剤担持体、
    現像条件設定手段、
    前記トナー像担持体を現像した後に前記現像剤担持体上に存在する前記2成分現像剤の抵抗を測定する抵抗測定手段及び
    前記抵抗測定手段の測定結果に基づいて、画像形成条件を制御する制御手段を有し、
    前記抵抗測定手段は、前記現像条件設定手段によりベタ現像条件が設定され、ベタ現像が行われた後の前記2成分現像剤の抵抗を測定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記抵抗測定手段は、前記トナー像担持体と前記現像剤担持体とが対向する現像ニップに対して、前記現像剤担持体の移動方向下流側に配置された電極を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 記録紙に画像を形成する画像形成モード及び前記画像形成条件を設定する条件設定モードを有し、前記抵抗測定手段は、前記画像形成モードにおいては非測定状態に設定され、前記条件設定モードにおいては、測定状態に設定されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ベタ現像条件では、前記画像形成モードにおける最高濃度以上の濃度のトナー像を形成する現像条件が設定されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 直流電源及び交流電源で構成される現像バイアス電源を有し、
    前記画像形成条件は、前記交流電源の電圧を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記ベタ現像条件では、前記現像剤担持体が前記トナー像担持体よりも遅い速度で移動することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 現像バイアス電源を有し、前記ベタ現像条件では、前記現像バイアス電源が前記画像形成モードにおけるよりも絶対値において高い現像バイアス電圧を印加することを特徴とする請求項3又は又は請求項4記載の画像形成装置。
  8. 前記現像剤担持体は、回転する現像スリーブを有するとともに、該現像スリーブ内に固定設置され、複数の磁極を有する磁石ロールを有し、
    前記電極は前記磁極の一つに対向する位置に配置されたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  9. 前記条件設定モードは、所定枚数の画像形成毎又は前記現像剤担持体の所定回数回転毎に実行されることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置。
  10. 前記条件設定モードは、所定量以上の環境変化があった時に実行されることを特徴とする請求項3、請求項4又は請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記条件設定モードは、前記画像形成装置が所定時間以上作動しなかった場合に実行されることを特徴とする請求項3、請求項4、請求項9又は請求項10に記載の画像形成装置。
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JP2018041042A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および濃度補正制御方法
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