JP2009143842A - 有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法、金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸及び有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤 - Google Patents

有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法、金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸及び有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2009143842A
JP2009143842A JP2007322732A JP2007322732A JP2009143842A JP 2009143842 A JP2009143842 A JP 2009143842A JP 2007322732 A JP2007322732 A JP 2007322732A JP 2007322732 A JP2007322732 A JP 2007322732A JP 2009143842 A JP2009143842 A JP 2009143842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sulfonic acid
organic sulfonic
group
alkali metal
metal salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007322732A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5105599B2 (ja
Inventor
Masahiro Oda
匡博 織田
Hisashi Toriyama
尚志 鳥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Original Assignee
Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takemoto Oil and Fat Co Ltd filed Critical Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Priority to JP2007322732A priority Critical patent/JP5105599B2/ja
Publication of JP2009143842A publication Critical patent/JP2009143842A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5105599B2 publication Critical patent/JP5105599B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】電子、半導体及び精密加工分野等で使用可能なレベルにまで金属イオン濃度を低減することができる有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法、該処理方法によって得られる金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸及びかかる有機スルホン酸を用いることにより同様に金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤を提供する。
【解決手段】特定の有機スルホン酸のアルカリ金属塩を、強酸性カチオン交換樹脂を用いたイオン交換法に供し、該有機スルホン酸に対する金属イオン濃度を各金属イオン毎で200ppb以下となるように処理した。またかかる金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸を、特定の塩基性化合物で中和し、同様に金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤とした。
【選択図】なし

Description

本発明は、有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法、金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸及び有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤に関し、更に詳しくは、電子、半導体及び精密加工分野等で使用可能なレベルにまで金属イオン濃度を低減することができる有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法、該処理方法によって得られる金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸及びかかる有機スルホン酸を用いることにより同様に金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤に関する。
従来、電子、半導体及び精密加工分野等、様々な分野で不純物としての金属イオンの濃度を低減した界面活性剤が使用されており、かかる精製した界面活性剤を得るための方法が提案されている。例えば、非イオン界面活性剤については、イオン交換樹脂と機能性フィルターとを組み合わせて用いる方法(例えば特許文献1参照)、またアニオン界面活性剤については、一般的な濃縮、晶析、抽出による方法の他に逆浸透膜や限外濾過膜による方法(例えば特許文献2参照)、イオン交換膜を用いた電気透析による方法(例えば特許文献3参照)等が提案されている。
しかし、前記のような従来法によると、非イオン界面活性剤の場合は望まれるレベルにまで金属イオン濃度を低減したものを比較的容易に得ることができるが、アニオン界面活性剤の場合は望まれるレベルにまで金属イオン濃度を低減したもの、より具体的には各金属イオン毎でその濃度をppb単位にまで低減したものを得ることが難しいという問題があり、なかでも有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤の場合は特に難しいという問題がある。
特開2005−213200号公報 特開平5−317654号公報 特開昭62−63555号公報
本発明が解決しようとする課題は、電子、半導体及び精密加工分野等で使用可能なレベルにまで金属イオン濃度を低減することができる有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法、該処理方法によって得られる金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸及びかかる有機スルホン酸を用いることにより同様に金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤を提供するところにある。
本発明者らは、上記の課題を解決するべく研究した結果、市場で入手が容易であり、また設備腐食等の問題が少なく、更に取扱いの容易な有機スルホン酸のアルカリ金属塩を原料として用い、これを特定のカチオン交換樹脂を用いたイオン交換法に供して処理すると、不純物としての金属イオンの濃度を各金属イオン毎でppb単位にまで低減した有機スルホン酸を得ることができ、またかかる有機スルホン酸を特定の塩基性化合物で中和すると、同様に金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤を得ることができることを見出した。
すなわち本発明は、下記の化1〜化4のいずれかで示される有機スルホン酸のアルカリ金属塩を、強酸性カチオン交換樹脂を用いたイオン交換法に供し、該有機スルホン酸に対する金属イオン濃度を各金属イオン毎で200ppb以下となるよう処理することを特徴とする有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法に係る。
Figure 2009143842
Figure 2009143842
Figure 2009143842
Figure 2009143842
化1、化2、化3及び化4において、
:炭素数4〜24の脂肪族炭化水素基
,R:水素原子、スルホ基又は炭素数1〜18の脂肪族炭化水素基
,R,R,R:水素原子、スルホ基又は炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基
,R,R10,R11:水素原子、スルホ基又は炭素数4〜18の脂肪族炭化水素基
また本発明は、前記の本発明に係る有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法によって得られる金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸に係る。
更に本発明は、前記の本発明に係る金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸を、下記の化5で示される塩基性化合物、化6で示される塩基性化合物、5員環を有する有機環状塩基性化合物及び6員環を有する有機環状塩基性化合物から選ばれる一つ又は二つ以上の塩基性化合物で中和して成る有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤に係る。


Figure 2009143842
Figure 2009143842
化5及び化6において、
12,R13,R14,R15,R16,R17,R18:水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基
先ず、本発明に係る有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法(以下、単に本発明に係る処理方法という)について説明する。本発明に係る処理方法は、前記の化1〜化4のいずれかで示される有機スルホン酸のアルカリ金属塩を、強酸性カチオン交換樹脂を用いたイオン交換法に供し、該有機スルホン酸に対する金属イオン濃度を各金属イオン毎で200ppb以下、好ましくは100ppb以下となるよう処理する方法である。
本発明に係る処理方法に供する有機スルホン酸のアルカリ金属塩は化1〜化4のいずれかで示される有機スルホン酸化合物のナトリウム塩、カリウム塩及びリチウム塩等のアルカリ金属塩である。
化1で示される有機スルホン酸において、Rとしては、1)ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、ヘンイコシル基、ドコシル基、トリコシル基、テトラコシル基等の炭素数4〜24のアルキル基、2)ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、ヘプタデセニル基、オクタデセニル基、ノナデセニル基、イコセニル基、ヘンイコセニル基、ドコセニル基、トリコセニル基、テトラコセニル基等の炭素数4〜24のアルケニル基が挙げられる。なかでも、炭素数8〜18のアルキル基が好ましい。
化2で示される有機スルホン酸において、R及びRとしては、1)水素原子、2)スルホ基、3)メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基,テトラデシル基,ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基の炭素数1〜18のアルキル基、4)エテニル基、プロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、ヘプタデセニル基、オクタデセニル基等の炭素数2〜18のアルケニル基が挙げられる。
化3で示される有機スルホン酸において、R、R、R及びRとしては、1)水素原子、2)スルホ基、3)メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ターシャリーブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等の炭素数1〜8のアルキル基、4)エテニル基、プロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基等の炭素数2〜8のアルケニル基が挙げられる。なかでも、Rがイソプロピル基又はブチル基であって、残りのR、R及びRが水素原子、スルホ基、イソプロピル基又はブチル基であるものが好ましい。
化4で示される有機スルホン酸において、R、R、R10及びR11としては、1)水素原子、2)スルホ基、3)ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基等の炭素数4〜18のアルキル基、4)ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、ヘプタデセニル基、オクタデセニル基等の炭素数4〜18のアルケニル基が挙げられる。
本発明に係る処理方法に供する強酸性カチオン交換樹脂としては、いずれも市販されている商品名で、デュオライト C255LFH(米国ローム・アンド・ハース社製)、アンバーライト IR−124、IR−120B(共に米国ローム・アンド・ハース社製)、ダイヤイオン SK−110、SK−1B(共に三菱化学社製)等のスルホン酸型強酸性カチオン交換樹脂を使用できる。またダイヤイオン WK11(三菱化学社製)等の弱酸性カチオン交換樹脂、ダイヤイオン CR11(三菱化学社製)等のキレート樹脂、ダイヤイオン PA312(三菱化学社製)等の塩基性アニオン交換樹脂であっても、これらを前記のスルホン酸型強酸性カチオン交換樹脂と組み合わせて使用することもできる。複数のイオン交換樹脂を組み合わせて使用する場合は、複層又は混合のいずれの系でも使用できる。このような予め混合されたイオン交換樹脂としては、デュオライト MB5113(米国ローム・アンド・ハース社製)や、アンバーライト MB−2(米国ローム・アンド・ハース社製)が市販されている。
有機スルホン酸のアルカリ金属塩を強酸性カチオン交換樹脂を用いたイオン交換法に供するに際して、該有機スルホン酸のアルカリ金属塩は溶媒に溶解した溶液とする。かかる溶媒としては、1)水、2)メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノール等の炭素数1〜4の低級アルコール、3)エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール等の炭素数2〜4のグリコール、4)プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)、5)乳酸エチル(EL)、乳酸メチル、乳酸ブチル等の乳酸エステルが挙げられる。これらの溶媒は被精製物である有機スルホン酸のアルカリ金属塩の均一な溶液が得られる範囲内において、単独で使用することができ、また二種類以上を混合して使用することもできる。なかでも、水、2−プロパノール又はこれらの混合物が好ましい。
溶媒に溶解した有機スルホン酸のアルカリ金属塩の溶液の濃度は5〜40質量%とするのが好ましく、10〜30質量%とするのがより好ましい。
また溶媒に溶解した有機スルホン酸のアルカリ金属塩の溶液を強酸性カチオン交換樹脂と接触させてイオン交換処理する具体的な方法としては、バッチ法、カラム法が適用できるが、なかでもカラム法が好ましい。
更に溶媒に溶解した有機スルホン酸のアルカリ金属塩の溶液を強酸性カチオン交換樹脂と接触させてイオン交換処理する際の空間速度(SV)は0.01〜6.0とするのが好ましく0.1〜6.0とするのがより好ましい。
本発明に係る処理方法では、以上説明したイオン交換処理により、有機スルホン酸に対する金属イオン濃度を各金属イオン毎で200ppb以下、好ましくはNa、K、Ca、Mg、Mn、Fe、Al、Cu、Zn、Ni及びCrの金属イオン濃度を各金属イオン毎で100ppb以下となるようにする。
本発明において、各金属イオンの濃度は原子吸光分光測定法により測定して求めることができる。なお1ppbは1μg/Lの濃度を示す。
次に、本発明に係る金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸について説明する。本発明に係る金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸は、以上説明した本発明に係る処理方法によって得られるものである。
本発明に係る処理方法によって得られる金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸は、使用目的により、濃縮、希釈、場合によっては乾燥し、使用に供する。
最後に、本発明に係る有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤について説明する。本発明に係る有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤は、前記の本発明に係る金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸を特定の塩基性化合物で中和して成るものである。
有機スルホン酸の中和に供する塩基性化合物は、前記の化5で示される塩基性化合物、化6で示される塩基性化合物、5員環を有する有機環状塩基性化合物及び6員環を有する有機環状塩基性化合物から選ばれる一つ又は二つ以上の塩基性化合物である。
化5で示される塩基性化合物において、R12、R13及びR14としては、1)水素原子、2)メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基等の炭素数1〜4のアルキル基、3)ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシイソプロピル基、ヒドロキシブチル基、ヒドロキシイソブチル基等の炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基が挙げられる。なかでも、R12、R13及びR14が、1)全てが水素原子、2)任意の二つが水素原子及び残りの一つがエチル基、3)任意の一つが水素原子及び残りの二つがエチル基、4)全てがエチル基、5)任意の二つが水素原子及び残りの一つがヒドロキシエチル基、6)任意の一つが水素原子及び残りの二つがヒドロキシエチル基、又は7)全てがヒドロキシエチル基である場合のものが好ましい。具体的に化5で示される塩基性化合物としては、アンモニア、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン又はこれらの任意の混合物が好ましい。
化6で示される塩基性化合物において、R15、R16、R17及びR18としては、1)水素原子、2)メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基等の炭素数1〜4のアルキル基、3)ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシイソプロピル基、ヒドロキシブチル基、ヒドロキシイソブチル基等の炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基が挙げられる。なかでも、R15、R16、R17及びR18のすべてが同時に水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基又はブチル基である場合のものが好ましい。具体的に化6で示される塩基性化合物としては、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラプロピルアンモニウムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド又はこれらの任意の混合物がより好ましい。
有機スルホン酸の中和に供する有機環状塩基性化合物としては、1)ピロール、ピロリン、ピロリジン、ピロリドン、イミダゾール、ピラゾール、フラン、オキサゾール、イソオキサゾール、チオフェン、チアゾール、イソチアゾール、チアゾリン、チアゾリジン等の5員環を有する複素環式化合物、2)ピリジン、ピリジル、ピリジレン、ピペリジン、ピペリジル、ピリダジン、ピラジン、ピペラジン、ピリミジン、シトシン、チミン、モルホリン、チオモルホリン等の6員環を有する複素環式化合物が挙げられる。なかでも、ピロール、ピリジン又はこれらの混合物が好ましい。
以上説明したような塩基性化合物は特級又は一級の試薬や電子材料用グレードとして市販されている物が使用できる。また中和方法それ自体については特に限定するものではなく、通常の中和方法が適用できる。
本発明に係る有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤は、半導体製造プロセスの各工程で用いる洗浄液や表面処理液、ホトレジストプロセスの処理液、剥離液、現像液、洗浄液、及びコート剤、電池、コンデンサ及びキャパシター等の電解液や電極製造組成物、種々のコート剤、インクや塗料における顔料やカーボンブラックの分散剤、ナノテクノロジーにおけるカーボンナノチューブ、フラーレン及び金属ナノ粒子の分散剤、色素増感型太陽電池における酸化チタンの分散剤等、多くの分野において有用である。
以上説明した本発明によると、電子、半導体及び精密加工分野等で使用可能なレベルにまで金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸を得ることができ、またこれを用いて同様に金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤を得ることができる。
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするために実施例等を挙げるが、本発明がこれらの実施例に限定されるというものではない。尚、以下の実施例及び比較例において、部は質量部を、また%は質量%を意味する。
・試験区分1:有機スルホン酸のナトリウム塩の処理
実施例1
ブチルスルホン酸ナトリウム塩50gを純水150gに溶解し、25%水溶液の試料を調製した。強酸性カチオン交換樹脂として予め1N希塩酸を用いてH型に再生しておいたアンバーライト IR−124Na(米国ローム・アンド・ハース社製の商品名)を用い、その200mlを垂直にセットした内容量300mlカラムに充填し、4000gの純水で十分に洗浄した後、24時間静置した。試料及びカラム内の水温を15〜25℃の範囲内で一定の温度に保温し、空間速度(SV)0.6で試料をカラムに通して金属イオン濃度を低減したブチルスルホン酸を得た。結果を表1に示した。
実施例2〜145及び比較例1〜8
実施例1と同様にして実施例2〜145及び比較例1〜8を行ない、各例の有機スルホン酸を得た。各例の内容と結果を表1〜表4にまとめて示した。



Figure 2009143842


















Figure 2009143842















Figure 2009143842





Figure 2009143842
表1〜表4において、
〜R11:化1〜化4中の記号
SV:空間速度
IPA:2−プロパノール
Bu:1−ブタノール
EG:エチレングリコール
PG:プロピレングリコール
EL:乳酸エチル
・試験区分2:有機スルホン酸の金属イオン濃度の測定
実施例1〜145及び比較例1〜8で得た有機スルホン酸の金属イオン濃度をファーネス原子吸光光度計:4110ZL(Perkin Elmer社製の商品名)を使用し、グラファイトファーネス式フレームレス原子化法による原子吸光分析法によって測定した。測定結果を表5〜表8にまとめて示した。
Figure 2009143842


















Figure 2009143842

















Figure 2009143842











Figure 2009143842
・試験区分3:有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤の製造
実施例146
実施例1で得た金属イオン濃度を低減したブチルスルホン酸220gに、塩基性化合物として29%アンモニア水(関東化学製のELグレード)6.9gを攪拌しながら滴下し、pHが6.0〜8.0となるよう中和して、濃度23%のブチルスルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤を得た。
実施例147〜289及び比較例9〜16
表13〜表16に記載の塩基性化合物を用い、実施例146と同様にして実施例147〜289及び比較例9〜16の有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤を得た。実施例146も含め、各例で用いた塩基性化合物の内容を表9〜表12にまとめて示した。
Figure 2009143842
Figure 2009143842
表9及び表10において、
12〜R18:化5及び化6中の記号
Figure 2009143842
Figure 2009143842
・試験区分4:有機スルホン酸アンモニウム塩の評価
・金属イオン濃度の測定
実施例146〜289及び比較例9〜16で得た有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤の金属イオン濃度を、前記の有機スルホン酸の金属イオン濃度の測定方法と同様にして測定した。結果を表13〜表16にまとめて示した。
・分散性の評価
実施例146〜289及び比較例9〜16で得た有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤を温度50℃の恒温槽中で30日間密閉して保存した。保存前後の試料を使用して5%水溶液を調製し、300mlを500mlビーカーにとり、直径5cmの4枚羽根のインペラーを使用して100rpmで撹拌した。この水溶液中に40℃の粘度が10mm/sの鉱油を1滴添加して5分間攪拌を継続した。撹拌を止め、直後と10分後の分散性を目視で確認し、以下の基準で評価した。結果を表13〜表16にまとめて示した。
◎:直後及び10分後の双方で均一に分散しており、保存の前後による差が殆ど認められない。
○:直後及び10分後の双方で少し分離しており、保存後の方が分離がやや大きい。
×:直後及び10分後の双方で明らかに分離が認められ、保存後の方が分離が明らかに大きい。
・耐変色性の評価
実施例146〜289及び比較例9〜16で得た有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤を温度50℃の恒温槽中で30日間密閉して保存した。保存前後の試料をイオン交換水で希釈し、JIS K0071−1に準じてハーゼン標準比色液と比較してハーゼン単位色数を測定した。ただし、ハーゼン標準比色液の中間にあるものは、中間の値を採用した。保存前後のハーゼン単位色数の差の絶対値を求め、耐変色性を以下の基準で評価した。結果を表13〜表16にまとめて示した。
◎:色数の差の絶対値が5以下
○:色数の差の絶対値が10〜15以下
×:色数の差の絶対値が20〜35以下
Figure 2009143842
















Figure 2009143842


















Figure 2009143842













Figure 2009143842

Claims (8)

  1. 下記の化1〜化4のいずれかで示される有機スルホン酸のアルカリ金属塩を、強酸性カチオン交換樹脂を用いたイオン交換法に供し、該有機スルホン酸に対する金属イオン濃度を各金属イオン毎で200ppb以下となるように処理することを特徴とする有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法。
    Figure 2009143842
    Figure 2009143842
    Figure 2009143842
    Figure 2009143842
    (化1、化2、化3及び化4において、
    :炭素数4〜24の脂肪族炭化水素基
    ,R:水素原子、スルホ基又は炭素数1〜18の脂肪族炭化水素基
    ,R,R,R:水素原子、スルホ基又は炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基
    ,R,R10,R11:水素原子、スルホ基又は炭素数4〜18の脂肪族炭化水素基)
  2. 有機スルホン酸のアルカリ金属塩を、水、炭素数1〜4の低級アルコール、炭素数2〜4のグリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル及び乳酸エステルのなかから選ばれる一つ又は二つ以上の溶媒で希釈して濃度5〜40質量%の均一溶液とし、次いで空間速度が0.01〜6.0の範囲内で強酸性カチオン交換樹脂層に通液して処理する請求項1記載の有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法。
  3. 溶媒が水、2−プロパノール又はこれらの混合物である請求項2記載の有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法。
  4. 有機スルホン酸に対するNa、K、Ca、Mg、Mn、Fe、Al、Cu、Zn、Ni及びCrの各金属イオン濃度を100ppb以下となるように処理する請求項1〜3のいずれか一つの項記載の有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つの項記載の有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法によって得られる金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸。
  6. 請求項5記載の金属イオン濃度を低減した有機スルホン酸を、下記の化5で示される塩基性化合物、化6で示される塩基性化合物、5員環を有する有機環状塩基性化合物及び6員環を有する有機環状塩基性化合物から選ばれる一つ又は二つ以上の塩基性化合物で中和して成る有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤。
    Figure 2009143842
    Figure 2009143842
    (化5及び化6において、
    12,R13,R14,R15,R16,R17,R18:水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基)
  7. 塩基性化合物が、アンモニア、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラプロピルアンモニウムヒドロキシド及びテトラブチルアンモニウムヒドロキシドから選ばれる一つ又は二つ以上である請求項6記載の有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤。
  8. 有機環状塩基性化合物がピロール、ピリジン又はこれらの混合物である請求項6記載の有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤。
JP2007322732A 2007-12-14 2007-12-14 有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法及び有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤の製造方法 Active JP5105599B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007322732A JP5105599B2 (ja) 2007-12-14 2007-12-14 有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法及び有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007322732A JP5105599B2 (ja) 2007-12-14 2007-12-14 有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法及び有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009143842A true JP2009143842A (ja) 2009-07-02
JP5105599B2 JP5105599B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=40914904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007322732A Active JP5105599B2 (ja) 2007-12-14 2007-12-14 有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法及び有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5105599B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010053050A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Nippon Soda Co Ltd ハロゲン化スルホン酸の製造方法
WO2013115483A1 (ko) * 2012-01-30 2013-08-08 재단법인 아산사회복지재단 수소이온 농도가 조절된 플루오린-18의 용리액의 제조방법 및 이를 이용한 플루오린-18의 표지방법
JP2015038051A (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 竹本油脂株式会社 有機スルホン酸のアルカリ金属塩及び/又はアンモニウム塩の処理方法並びに有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤の製造方法
JP2020147554A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 竹本油脂株式会社 有機スルホン酸のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩の溶液の処理方法及び有機スルホン酸溶液の製造方法
WO2023123170A1 (zh) * 2021-12-30 2023-07-06 浙江海正药业股份有限公司 一种1,4-丁二磺酸的制备方法
JP7403902B1 (ja) * 2023-10-17 2023-12-25 竹本油脂株式会社 有機スルホン酸化合物の製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216452A (ja) * 1985-07-05 1987-01-24 バイオリサ−チ・エス.ピ−.エイ. スルホン酸によるカ−ニチン塩とその製法
JPH11349495A (ja) * 1998-05-14 1999-12-21 Haldor Topsoe As 水性酸溶液から金属化合物を除去する方法
JP2006301404A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 現像液組成物およびその製造方法、ならびにレジストパターンの形成方法
JP2007106635A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd ジルコニア系酸化物粉末の製造方法
WO2007069488A1 (ja) * 2005-12-16 2007-06-21 Jsr Corporation 化学機械研磨用水系分散体および化学機械研磨方法、ならびに化学機械研磨用水系分散体を調製するためのキット

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216452A (ja) * 1985-07-05 1987-01-24 バイオリサ−チ・エス.ピ−.エイ. スルホン酸によるカ−ニチン塩とその製法
JPH11349495A (ja) * 1998-05-14 1999-12-21 Haldor Topsoe As 水性酸溶液から金属化合物を除去する方法
JP2006301404A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 現像液組成物およびその製造方法、ならびにレジストパターンの形成方法
JP2007106635A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd ジルコニア系酸化物粉末の製造方法
WO2007069488A1 (ja) * 2005-12-16 2007-06-21 Jsr Corporation 化学機械研磨用水系分散体および化学機械研磨方法、ならびに化学機械研磨用水系分散体を調製するためのキット

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010053050A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Nippon Soda Co Ltd ハロゲン化スルホン酸の製造方法
WO2013115483A1 (ko) * 2012-01-30 2013-08-08 재단법인 아산사회복지재단 수소이온 농도가 조절된 플루오린-18의 용리액의 제조방법 및 이를 이용한 플루오린-18의 표지방법
KR101326000B1 (ko) * 2012-01-30 2013-11-07 재단법인 아산사회복지재단 수소이온 농도가 조절된 플루오린-18의 용리액 제조 및 이를 이용한 플루오린-18의 표지방법
JP2015038051A (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 竹本油脂株式会社 有機スルホン酸のアルカリ金属塩及び/又はアンモニウム塩の処理方法並びに有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤の製造方法
JP2020147554A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 竹本油脂株式会社 有機スルホン酸のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩の溶液の処理方法及び有機スルホン酸溶液の製造方法
WO2023123170A1 (zh) * 2021-12-30 2023-07-06 浙江海正药业股份有限公司 一种1,4-丁二磺酸的制备方法
JP7403902B1 (ja) * 2023-10-17 2023-12-25 竹本油脂株式会社 有機スルホン酸化合物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5105599B2 (ja) 2012-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5105599B2 (ja) 有機スルホン酸のアルカリ金属塩の処理方法及び有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤の製造方法
CN101784524B (zh) 离子液体
CN100381512C (zh) 中性环保脱漆剂及其使用方法
JP6977793B2 (ja) 酸化チタンペースト、酸化チタン膜及び色素増感太陽電池
Zheng et al. Electrodeposition of zinc coatings from the solutions of zinc oxide in imidazolium chloride/urea mixtures
CN1946673A (zh) 四烷基季铵盐阴离子的交换方法
DE69806361T2 (de) Verfahren zur elektrochemischen herstellung eines kohlenstoffmaterials, dessen oberfläche mit organischen gruppen modifiziert ist und anwendung des modifizierten materials
DE2061838C3 (de) 2-Phosphono-butan-1,2-dicarbonsäure-Derivate, Verfahren zu ihrer Herstellung und diese Verbindungen enthaltende Mittel
JP6582259B1 (ja) 有機スルホン酸のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩の溶液の処理方法及び有機スルホン酸溶液の製造方法
JP6198268B2 (ja) 有機スルホン酸のアルカリ金属塩及び/又はアンモニウム塩の処理方法並びに有機スルホン酸アンモニウム塩型界面活性剤の製造方法
JP6448939B2 (ja) ベタイン型界面活性剤の精製処理方法
DE2165863C3 (ja)
JP6099266B2 (ja) 非イオン型界面活性剤の処理方法及び金属イオン濃度を低減した非イオン型界面活性剤の製造方法
Peng et al. Convenient synthesis of various ionic liquids from onium hydroxides and ammonium salts
CN100564346C (zh) 邻氯苯甲醛生产中副产品邻氯苯甲酸回收工艺
CN101955552A (zh) 一种单取代烷基键连的胺基和咪唑基双正点中心β-环糊精及其制备方法
DE68928767T2 (de) Imido-percarbonsäuren
CN101396776A (zh) 免酸洗助焊剂及其制备方法
JP5959133B1 (ja) 非イオン型界面活性剤の処理方法及び金属イオン濃度を低減した非イオン型界面活性剤の製造方法
CN113549084B (zh) 一种立体选择性合成手性内酯的方法
JP4438874B2 (ja) 縮合アゾ顔料誘導体及びそれを含有する顔料組成物
JP5959134B1 (ja) 非イオン型界面活性剤の処理方法及び金属イオン濃度を低減した非イオン型界面活性剤の製造方法
DE1621567A1 (de) Reinigungsloesungen und Verfahren zum Reinigen von Metallen
CN103755685B (zh) 一种埃索美拉唑钠的纯化精制方法
JP5692943B1 (ja) カチオン性ポリマーの水溶液の処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121001

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5105599

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250