JP2009140578A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路規模を殆ど増加することなく、ライトスルー動作時に正しい書き込みデータを出力することができるSRAMを提供する。
【解決手段】書き込み動作時に、相補的な書き込みデータ信号WBL,WBLBの内の一方(例えば、レベル“H”)を、読み出しビット線対RBL,RBLBの内の対応する一方に出力する書き込みデータ出力手段(例えば、プルアップ回路100)を設ける。これにより、ワード線WLiの駆動タイミングと選択信号RYjによるビット線対BLj,BLBjの選択タイミングのずれによって、選択されたビット線対BLj,BLBjから読み出しビット線対RBL,RBLBに出力される信号の電位差が十分でなくても、プルアップ回路100から読み出しビット線対RBL,RBLBに書き込みデータ信号が直接出力される。従って、ライトスルー動作時に正しいデータ出力DOUTが出力される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体記憶装置、特にキャッシュメモリ等として用いるSRAM(Static Random Access Memory)のライトスルー機能に関するものである。
コンピュータ・システムでは、処理の高速化を図るためにメインメモリ内のデータやプログラムの一部をコピーしておくためのキャッシュメモリが使用される。キャッシュメモリには、メインメモリとして通常使用されているDRAM(Dynamic Random Access Memory)に比べてアクセス速度が速いSRAMが使用される。
キャッシュメモリを使用するコンピュータ・システムでは、実行するプログラム等を一定サイズ(16バイトや32バイト)のライン単位でキャッシュメモリに読み込み、このキャッシュメモリを読み出して処理を行うようになっている。また、その処理結果のデータは、キャッシュメモリに書き込まれるようになっている。
コンピュータ・システムでは、処理の進行に従ってメインメモリからプログラム等を順次キャッシュメモリに読み込む必要があるが、キャッシュメモリの容量は限られているので、空きラインがなければ、使用頻度の低いラインを解放することが必要になる。このとき、解放されるラインにデータが含まれている場合には、処理の過程でキャッシュメモリのデータが更新され、メインメモリ内のデータと不一致が生じている可能性がある。
キャッシュメモリを解放したときに、メインメモリ内のデータとの不整合を発生させないための技術として、ライトスルー方式とライトバック方式がある。ライトスルー方式は、プロセッサがデータをメモリに書き込むときに、キャッシュメモリと同時にメインメモリにも書き込む方式である。この方式では、書き込みの時間はメインメモリのアクセス時間と同じなので、高速化は期待できないが、キャッシュメモリを解放するときに何ら処理を必要とせず、回路を簡素化することができるので広く使用されている。
これに対してライトバック方式は、プロセッサがデータをメモリに書き込むときには、キャッシュメモリだけに書き込み、キャッシュメモリを解放するときに、キャッシュメモリの内容をメインメモリに書き戻す方式である。この方式は、ライトスルー方式よりも回路構成が複雑となり実装は困難であるが、全体的な性能はライトスルーよりも良くなるとされている。
図2は、ライトスルー機能を備えた従来のSRAMの構成図である。
このSRAMは、平行して配置された複数のワード線WLi(但し、i=1〜m)と、これらのワード線WLiに交叉して平行に配置された複数のビット線対BLj,BLBj(但し、j=1〜n)と、これらのワード線WLiとビット線対BLj,BLBjの各交叉箇所に配置されたメモリセル(MC)1i,jを有している。メモリセル1i,jは、ワード線WLiに与えられるワード線選択信号WSiで選択されたときに、ビット線対BLj,BLBjに接続され、このメモリセル1i,jに記憶されたデータをビット線対BLj,BLBjに出力したり、このビット線対BLj,BLBjに与えられるデータを記憶したりするものである。
各ビット線対BLj,BLBjには、書き込み回路10jが接続されている。書き込み回路10jは、データ書き込み時にカラム選択信号RYjで選択されたときに、プロセッサから与えられる書き込みデータに従って、相補的な書き込みデータ信号WBL,WBLBを、それぞれビット線BLj,BLBjに出力するものである。書き込み回路10jは、カラム選択信号RYjで選択されていない時には、ビット線BLj,BLBjを同じレベル“H”(例えば、電源電位VDD)にプリチャージするようになっている。
更に、各ビット線対BLj,BLBjは、それぞれカラム選択信号RYjで制御されるカラムスイッチ20jを介して、読み出しビット線対RBL,RBLBに共通接続されている。読み出しビット線対RBL,RBLBには、読み出し線プリチャージ回路30が接続されている。読み出し線プリチャージ回路30は、プリチャージ信号PCRBに従って、読み出しビット線RBL,RBLBを同じレベル“H”にプリチャージするものである。
読み出しビット線対RBL,RBLBは、アンプ制御信号SAENで制御される読み出しスイッチ40を介してデータ線対DL,DLBに接続され、このデータ線対DL,DLBにデータ線プリチャージ回路50とセンスアンプ(SA)60と出力回路70が接続されている。データ線プリチャージ回路50は、プリチャージ信号PCDLに従って、データ線DL,DLBを同じレベル“H”にプリチャージするものである。センスアンプ60は、データ線対DL,DLBに生ずる微小な電位差を、アンプ制御信号SAENに従ってレベル“H”,“L”(例えば、接地電位GND)の相補的な論理レベルの信号に増幅するものである。また、出力回路70は、データ線対DL,DLBに出力された信号に基づいて読み出しデータDTを出力するものである。読み出しデータDTは、ライトスルー回路80に与えられるようになっている。
ライトスルー回路80は、ライトスルー動作時に書き込みデータ信号WBLを直接出力することにより、出力回路70の誤った読み出しデータDTが、データ出力DOUTとして出力されることを防止するものである。
このライトスルー回路80は、第1入力にそれぞれ相補的な書き込みデータ信号WBL,WBLBが与えられ、第2入力にはプリチャージ信号PCRBが共通に与えられる否定的論理積ゲート(以下、「NAND」という)81,82と、これらのNAND81,82の出力信号の論理積をとって反転するNAND83を有している。更に、このライトスルー回路80は、出力回路70の読み出しデータDTをノードNDに出力するトランスファゲート(以下、「TG」という)84と、NAND81の出力信号をこのノードNDに出力するTG85を有している。そして、NAND83の出力信号に基づいてTG84,85が制御され、プリチャージ信号PCRBが“L”のときにはTG84がオンとなり、このプリチャージ信号PCRBが“H”のときにはTG85がオンとなるように構成されている。
ノードNDにはラッチ回路90が接続されると共に、このノードNDの信号が出力バッファ2で反転されてデータ出力DOUTとして出力されるようになっている。
次に、このSRAMのデータ書き込み時の動作を説明する。
データを書き込む時、プロセッサからの書き込みデータに基づいて相補的な書き込みデータ信号WBL,WBLB(ここでは、WBL=“H”、WBLB=“L”とする)が与えられると共に、アドレスデコーダから書き込みアドレスに対応したワード線選択信号WSi(ここではWS1とする)とカラム選択信号RYj(ここではRY1とする)が与えられる。
カラム選択信号RY1により、書き込みデータ信号WBL,WBLBが、書き込み回路10を通してそれぞれビット線BL1,BLB1に出力され、ワード線選択信号WS1で選択されたメモリセル11,1に書き込まれる。
更に、カラム選択信号RY1によってカラムスイッチ20がオンとなり、ビット線対BL1,BLB1は、読み出しビット線対RBL,RBLBに接続される。読み出しビット線対RBL,RBLBは、読み出しスイッチ40を通してデータ線対DL,DLBに接続され、このデータ線対DL,DLB上の信号がセンスアンプ60によって増幅される。なお、この書き込み動作では、プリチャージ信号PCRB,PCDLは“H”となっており、読み出しビット線対RBL,RBLBやデータ線対DL,DLBのプリチャージは行われない。
データ線対DL,DLB上の信号は、出力回路70によって読み出しデータDTとして出力される。この場合、書き込みデータ信号WBL,WBLBがそれぞれ“H”,“L”であるので、データ線DL,DLB上の信号もそれぞれ“H”,“L”となり、読み出しデータDTは“L”となる。ここで、ライトスルー回路80がない場合は、読み出しデータDTは、ラッチ回路90で保持されると共に、このラッチ回路90で保持された読み出しデータDTが、出力バッファ2で反転されて“H”のデータ出力DOUTが出力される。
ところが、ワード線選択信号WS1とカラム選択信号RY1が与えられるタイミングがずれると、メモリセル11,1がビット線対BL1,BLB1に接続されてから書き込みデータ信号WBL,WBLBがこのビット線対BL1,BLB1に出力されるまでに時間差が生ずる。ここで、メモリセル11,1が先にビット線対BL1,BLB1に接続され、その後、このビット線対BL1,BLB1に書き込みデータ信号WBL,WBLBが出力され、更にメモリセル11,1に保持されているデータと、書き込みデータ信号のレベルが逆であるとする。この場合、レベル“H”を保持すべき読み出しビット線対RBLのレベルが、メモリセル11,1から読み出されたレベル“L”のデータによって低下し、センスアンプ60が動作する時点で、データ線対DL,DLB上の信号の電位差が十分ではなくなってしまう。このため、出力回路70から正しい読み出しデータDTが出力されず、誤ったデータ出力DOUTが出力されるおそれがあった。
ライトスルー回路80は、上記の問題を回避するための回路で、データの書き込み時に、出力回路70から出力される読み出しデータDTに代えて、書き込みデータ信号WBLをラッチ回路90に直接与えるものである。
このライトスルー回路80では、相補的な書き込みデータ信号WBL,WBLBがそれぞれNAND81,82の第1入力に与えられ、これらのNAND81,82の第2入力にはプリチャージ信号PCRBが与えられる。書き込み動作時は、プリチャージ信号PCRBが“H”となっているので、NAND81,82の一方の出力信号は“L”となり、NAND83の出力信号は“H”となって、TG85がオンとなり、TG84はオフとなる。これにより、ライトスルー回路80のノードNDには、データ信号WBLがNAND81によって反転されて出力される。
ノードNDの信号は、ラッチ回路90で保持されると共に、このラッチ回路90で保持された信号が、出力バッファ2で反転されてデータ出力DOUTとして出力される。従って、データ出力OUTはデータ信号WBLと同じものとなる。
特開平11−250668号公報
前記SRAMでは、ライトスルー回路80を設けることにより、センスアンプ60を介さずに、書き込みデータ信号WBLをデータ出力DOUTとして直接出力するようにしているので、ワード線選択信号WS1とカラム選択信号RY1が与えられるタイミングがずれても正しいデータ出力OUTを得ることができる。しかしながら、ライトスルー回路80が必要となるため、回路規模が大きくなるという課題があった。
本発明は、回路規模を殆ど増加することなく、ライトスルー動作時に正しい書き込みデータを出力することができるSRAMを提供することを目的としている。
本発明は、平行に配置された複数のワード線と、前記ワード線に交叉するよう平行に配置された複数のビット線対と、前記ワード線と前記ビット線対の各交叉箇所に設けられ、該ワード線で駆動されたときに対応するビット線対に接続されるメモリセルと、前記ビット線対毎に設けられ、書き込み動作時に選択信号によって対応するビット線対が選択されたときに、書き込みデータに応じて相補的な書き込みデータ信号を該ビット線対に出力する書き込み回路と、前記ビット線対毎に設けられ、前記選択信号によって対応するビット線対が選択されたときに該ビット線対をデータ線対に接続するカラムスイッチと、動作制御信号によって駆動されたときに、前記データ線対上の信号の電位差を有効な論理レベルまで増幅して読み出しデータとして出力するセンスアンプとを備えた半導体記憶装置において、書き込み動作時に、前記相補的な書き込みデータ信号の内の一方を、前記データ線対の内の対応する一方に出力する書き込みデータ出力手段を設けたことを特徴としている。
本発明では、従来のSRAMに対し、書き込み動作時に相補的な書き込みデータ信号の内の一方(例えば、レベル“H”)を、前記データ線対の内の対応する一方に出力する書き込みデータ出力手段(例えば、プルアップ回路)を設けている。これにより、ワード線の駆動タイミングと選択信号によるビット線対の選択タイミングのずれによって、ビット線対からデータ線対に出力される信号の電位差が十分ではなくても、書き込みデータ出力手段からデータ線に書き込みデータ信号が直接出力されることになる。従って、簡単な回路構成で、ライトスルー動作時に正しい書き込みデータを出力することができるという効果がある。
この発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、次の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。但し、図面は、もっぱら解説のためのものであって、この発明の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の実施例1を示すSRAMの構成図であり、図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
このSRAMは、図2と同様に、平行して配置された複数のワード線WLi(但し、i=1〜m)と、これらのワード線WLiに交叉して平行に配置された複数のビット線対BLj,BLBj(但し、j=1〜n)と、これらのワード線WLiとビット線対BLj,BLBjの各交叉箇所に配置されたメモリセル1i,jを有している。メモリセル1i,jは、ワード線WLiに与えられるワード線選択信号WSiで選択されたときに、ビット線対BLj,BLBjに接続され、このメモリセル1i,jに記憶されたデータをビット線対BLj,BLBjに出力したり、このビット線対BLj,BLBjに与えられるデータを記憶したりするものである。
各ビット線対BLj,BLBjには、それぞれに対応する書き込み回路10jが接続されている。書き込み回路10jは、データ書き込み時にカラム選択信号RYjで選択されたとき(カラム選択信号RYjが“H”のとき)に、プロセッサから与えられる書き込みデータに従って、相補的な書き込みデータ信号WBL,WBLBを、それぞれビット線BLj,BLBjに出力するものである。書き込み回路10jは、カラム選択信号RYjで選択されていないとき(カラム選択信号RYjが“L”のとき)には、ビット線BLj,BLBjを同じレベル“H”にプリチャージするようになっている。
更に、各ビット線対BLj,BLBjは、それぞれカラム選択信号RYjで制御されるカラムスイッチ20jを介して、読み出しビット線対RBL,RBLBに共通接続されている。読み出しビット線対RBL,RBLBには、図2と同様の読み出し線プリチャージ回路30に加えて、プルアップ回路100が接続されている。読み出し線プリチャージ回路30は、プリチャージ信号PCRBに従って、読み出しビット線RBL,RBLBを同じレベル“H”にプリチャージするものである。一方、プルアップ回路100は、書き込み動作時に、書き込みデータ信号WBL,WBLBに応じて、読み出しビット線RBLまたはRBLBをレベル“H”にプルアップするものである。
例えば、プルアップ回路100は、読み出しビット線RBLと電源電位VDD(即ち、レベル“H”)との間に直列接続されたPチャネルMOSトランジスタ(以下、「PMOS」という)101,102と、読み出しビット線RBLBと電源電位VDDとの間に直列接続されたPMOS103,104を有している。そして、PMOS101のゲートに書き込みデータ信号WBLBが与えられ、PMOS103のゲートには書き込みデータ信号WBLが与えられている。また、PMOS102,104のゲートには、プリチャージ信号PCRBがインバータ105で反転されて与えられるようになっている。
読み出しビット線対RBL,RBLBは、アンプ制御信号SAENで制御される読み出しスイッチ40を介してデータ線対DL,DLBに接続され、このデータ線対DL,DLBにデータ線プリチャージ回路50とセンスアンプ60と出力回路70が接続されている。データ線プリチャージ回路50は、プリチャージ信号PCDLに従って、データ線DL,DLBを同じレベル“H”にプリチャージするものである。センスアンプ60は、アンプ制御信号SAENによって動作が指定されたときに、データ線対DL,DLBに生ずる微小な電位差を増幅して、レベル“H”,“L”の相補的な論理レベルの信号を出力するものである。また、出力回路70は、データ線対DL,DLBに出力された信号に基づいて読み出しデータDTを出力するものである。
読み出しデータDTは、ラッチ回路90に与えられて保持されると共に、このラッチ回路90に保持された読み出しデータDTが、出力バッファ2で反転されてデータ出力DOUTとして出力されるようになっている。
次に動作を説明する。
(1) データ書き込み時の動作
プロセッサからの書き込みデータに基づいて相補的な書き込みデータ信号WBL,WBLB(ここでは、WBL=“H”、WBLB=“L”とする)が与えられると共に、アドレスデコーダから書き込みアドレスに対応したワード線選択信号WSi(ここではWS1とする)とカラム選択信号RYj(ここではRY1とする)が与えられる。
カラム選択信号RY1により、書き込みデータ信号WBL,WBLBが、書き込み回路10を通してそれぞれビット線BL1,BLB1に出力され、ワード線選択信号WS1で選択されたメモリセル11,1に書き込まれる。
更に、カラム選択信号RY1によってカラムスイッチ20がオンとなり、ビット線対BL1,BLB1は、読み出しビット線対RBL,RBLBに接続される。書き込み動作では、プリチャージ信号PCRB,PCDLは“H”となっており、読み出しビット線対RBL,RBLBやデータ線対DL,DLBのプリチャージは行われない。
プリチャージ信号PCRBが“H”であるので、プルアップ回路100のPMOS102,104はオン状態となっている。一方、書き込みデータ信号WBL,WBLBは、それぞれレベル“H”,“L”であるので、PMOS101はオン状態、PMOS103はオフ状態となる。これにより、読み出しビット線RBLがレベル“H”にプルアップされる。この読み出しビット線対RBL,RBLBのレベルの関係は、カラムスイッチ20を介してビット線対BL1,BLB1から与えられるレベルの関係と同一である。読み出しビット線対RBL,RBLB上の信号レベルは,読み出しスイッチ40を介してデータ線対DL,DLBに伝播される。
その後、アンプ制御信号SAENによってセンスアンプ60が駆動されると共に、読み出しスイッチ40がオフ状態となり、データ線対DL,DLB上の信号がこのセンスアンプ60で増幅されて出力回路70へ与えられる。
データ線対DL,DLB上の信号は、出力回路70によって読み出しデータDTとして出力される。この場合、データ線DL,DLB上の信号がそれぞれレベル“H”,“L”であるので、読み出しデータDTはレベル“L”となる。読み出しデータDTは、ラッチ回路90で保持されると共に、このラッチ回路90で保持された読み出しデータDTが、出力バッファ2で反転されてレベル“H”のデータ出力DOUTが出力される。
(2) データ読み出し時の動作
例えば、(1)のデータ書き込み動作によって書き込まれたメモリセル11,1のデータを読み出す場合、アドレスデコーダから書き込みアドレスに対応したワード線選択信号WS1とカラム選択信号RY1が与えられる。一方、書き込みデータ信号WBL,WBLBは、共にレベル“H”に設定される。また、データ読み出し動作に先立ち、プリチャージ信号PCRB,PCDLが一時的にレベル“L”となり、読み出しビット線対RBL,RBLBとデータ線対DL,DLBは、それぞれ読み出し線プリチャージ回路30とデータ線プリチャージ回路50によってレベル“H”にプリチャージされる。
ビット線対BL1,BLB1は、カラム選択信号RY1が与えられる前(RY1=“L”のとき)の書き込み回路10によって、レベル“H”にプリチャージされている。このため、ワード線選択信号WS1によってメモリセル11,1がビット線対BL1,BLB1に接続されると共に、カラム選択信号RY1によってこのビット線対BL1,BLB1が読み出し状態になると、このメモリセル11,1の記憶内容に従って、ビット線BLB1のレベルが若干低下する。
ビット線対BL1,BLB1の信号は、カラムスイッチ20を介して読み出しビット線対RBL,RBLBに伝播される。この時点では、プリチャージ信号PCRB、PCDLは“H”となっているので、読み出し線プリチャージ回路30とデータ線プリチャージ回路50の動作は停止している。一方、プルアップ回路100では、PMOS102,104がオン状態となっているが、書き込みデータ信号WBL,WBLBが共に“H”であるので、PMOS101,103はオフ状態である。従って、このプルアップ回路100の動作も実質的に停止される。
これにより、ビット線対BL1,BLB1の信号は、カラムスイッチ20を介して読み出しビット線対RBL,RBLBに伝播され、更に、読み出しスイッチ40を介してデータ線対DL,DLBに伝播される。これらの読み出しビット線対RBL,RBLBとデータ線対DL,DLBは、読み出し動作の直前にレベル“H”にプリチャージされていたので、データ線対DL,DLBに生ずる電位差は極めて小さくなる。
その後、アンプ制御信号SAENによってセンスアンプ60が駆動されると共に、読み出しスイッチ40がオフ状態となり、データ線対DL,DLB上の信号がこのセンスアンプ60で所定の論理レベルまで増幅されて出力回路70へ与えられる。
データ線対DL,DLB上の信号は、出力回路70によって読み出しデータDTとして出力される。この場合、データ線DL,DLB上の信号がそれぞれレベル“H”,“L”であるので、読み出しデータDTはレベル“L”となる。読み出しデータDTは、ラッチ回路90で保持されると共に、このラッチ回路90で保持された読み出しデータDTが、出力バッファ2で反転されてレベル“H”のデータ出力DOUTが出力される。
以上のように、この実施例1のSRAMは、書き込み動作時に、書き込みデータ信号WBL,WBLBに応じて、読み出しビット線RBLまたはRBLBをレベル“H”にプルアップするプルアップ回路100を有している。これにより、カラムスイッチ20を介さずに、書き込みデータ信号WBL,WBLBを読み出しビット線対RBL,RBLBに与えることができるので、ワード線選択信号WSiとカラム選択信号RYjのタイミングのずれに影響されず、正しいデータ出力DOUTを出力することができる。また、このプルアップ回路100は、従来のライトスルー回路80に比べて回路が簡素化されている。従って、回路規模を殆ど増加することなく、ライトスルー動作時に正しい書き込みデータを出力することができるという利点がある。
図3は、本発明の実施例2を示すSRAMの構成図であり、図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
このSRAMは、図1中のプルアップ回路100に代えて、書き込み動作時に、書き込みデータ信号WBL,WBLBに応じて、データ線DLまたはDLBをレベル“L”にプルダウンするプルダウン回路110を設けたものである。
例えば、このプルダウン回路110は、データ線DLと接地電位GND(即ち、レベル“L”)との間に直列接続されたNチャネルMOSトランジスタ(以下、「NMOS」という)111,112と、データ線DLBと接地電位GNDとの間に直列接続されたNMOS113,114を有している。そして、NMOS111のゲートには、書き込みデータ信号WBLBがインバータ115で反転して与えられ、NMOS113のゲートには書き込みデータ信号WBLがインバータ116で反転して与えられている。また、NMOS112,114のゲートには、プリチャージ信号PCRBが与えられるようになっている。
このSRAMでは、データ書き込み時にプロセッサからの書き込みデータに基づいて相補的な書き込みデータ信号WBL,WBLB(ここでは、WBL=“H”、WBLB=“L”とする)が与えられると、プルダウン回路110のNMOS111がオフ状態となり、NMOS113がオン状態となる。このとき、プリチャージ信号PCRBは“H”であるので、NMOS112,114はオン状態となり、データ線DLBが電源電位GNDプルダウンされて“L”となる。このデータ線対DL,DLBのレベルの関係は、カラムスイッチ20と読み出しスイッチ40を介してビット線対BL1,BLB1から与えられるレベルの関係と同一である。
なお、読み出し動作時には、書き込みデータ信号WBL,WBLBが共にレベル“H”に設定されるので、NMOS111、113は共にオフ状態となり、プルダウン回路110の動作は、実質的に停止される。その他の動作は、実施例1と同様である。
以上のように、この実施例2のSRAMは、書き込み動作時に、書き込みデータ信号WBL,WBLBに応じて、データ線DLまたはDLBをレベル“L”にプルダウンするプルダウン回路110を有している。これにより、カラムスイッチ20を介さずに、書き込みデータ信号WBL,WBLBをデータ線対DL,DLBに与えることができるので、実施例1と同様の利点が得られる。
更に、この実施例2のSRAMでは、プルダウン回路110によるデータ線対DL,DLBのプルダウン作用が読み出しビット線対RBL,RBLBを介して選択されたビット線対BLj,BLBjに伝わるので、メモリセルへの書き込み動作が補助されるという利点がある。
なお、本発明は、上記実施例に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次のようなものがある。
(a) プルアップ回路100やプルダウン回路110の構成は一例であり、同様の機能を有する回路であればどのような回路構成でも良い。
(b) 実施例1では、読み出しビット線対RBL,RBLBにプルアップ回路100を接続しているが、データ線対DL,DLBに接続しても良い。
(c) 実施例2では、データ線対DL,DLBにプルダウン回路110を接続しているが、読み出しビット線対RBL,RBLBに接続しても良い。
(d) 小規模のSRAMの場合は、読み出しビット線対RBL,RBLB、読み出し線プリチャージ回路30及び読み出しスイッチ40を省略して、カラムスイッチ20iにデータ線対DL,DLBを直接接続することも可能である。この場合、プルアップ回路100は、データ線対DL,DLBに接続し、その制御にはプリチャージ信号PCDLを用いれば良い。
本発明の実施例1を示すSRAMの構成図である。 従来のSRAMの構成図である。 本発明の実施例2を示すSRAMの構成図である。
符号の説明
1i,j メモリセル
2 出力バッファ
10j 書き込み回路
20j カラムスイッチ
30 読み出し線プリチャージ回路
40 読み出しスイッチ
50 データ線プリチャージ回路
60 センスアンプ
70 出力回路
90 ラッチ回路
100 プルアップ回路
101〜104 PMOS
105,115,116 インバータ
110 プルダウン回路
111〜114 NMOS
BLj,BLBj ビット線
DL,DLB データ線
RBL,RBLB 読み出しビット線
WLi ワード線

Claims (3)

  1. 平行に配置された複数のワード線と、
    前記ワード線に交叉するよう平行に配置された複数のビット線対と、
    前記ワード線と前記ビット線対の各交叉箇所に設けられ、該ワード線で駆動されたときに対応するビット線対に接続されるメモリセルと、
    前記ビット線対毎に設けられ、書き込み動作時に選択信号によって対応するビット線対が選択されたときに、書き込みデータに応じて相補的な書き込みデータ信号を該ビット線対に出力する書き込み回路と、
    前記ビット線対毎に設けられ、前記選択信号によって対応するビット線対が選択されたときに該ビット線対をデータ線対に接続するカラムスイッチと、
    動作制御信号によって駆動されたときに、前記データ線対上の信号の電位差を有効な論理レベルまで増幅して読み出しデータとして出力するセンスアンプとを備えた半導体記憶装置において、
    書き込み動作時に、前記相補的な書き込みデータ信号の内の一方を、前記データ線対の内の対応する一方に出力する書き込みデータ出力手段を設けたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記書き込みデータ出力手段は、前記相補的な書き込みデータ信号の内のハイレベルの信号を前記データ線対の内の対応するデータ線に出力するプルアップ回路であることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記書き込みデータ出力手段は、前記相補的な書き込みデータ信号の内のロウレベルの信号を前記データ線対の内の対応するデータ線に出力するプルダウン回路であることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
JP2007316490A 2007-12-07 2007-12-07 半導体記憶装置 Expired - Fee Related JP5055100B2 (ja)

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