JP2009139128A - 位置・時刻検出装置および時計 - Google Patents

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Abstract


【課題】 無駄な電力の消費を抑えて、適切な測位を実現する。
【解決手段】 GPS時計装置10は、GPS衛星からの電波を受信し、電波に含まれる情報を取得するGPS受信部12と、電波を受信したGPS衛星の数およびGPS衛星からの電波の受信信号強度を取得する受信状態検出部19とを有する。制御部17は、所定の第1の時間以内に、4つのGPS衛星から、第1の信号受信強度の電波を受信できた第1の状態の場合には、GPS衛星のそれぞれからその軌道情報および時刻情報を取得し、第1の時間より長い所定の第2の時間以内に、1以上のGPS衛星から、第1の信号受信強度より小さい第2の信号受信強度の電波を受信できた第2の状態の場合には、GPS衛星のそれぞれからその時刻情報を取得する。第1の状態では、軌道情報および時刻情報に基づいて、現在位置および現在時刻が算出され、第2の状態では、時刻情報に基づいて現在時刻が算出される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、GPSを用いた位置・時刻検出装置およびこの位置・時刻検出装置を備えた時計に関する。
GPS(Global Positioning System)を適用して、現在位置や正確な時刻を測定することが、多くの分野、たとえば、カーナビゲーションなどに適用されている。GPSを利用した位置測定のことを、以下、GPS測位とも称する。
腕時計でも、GPS衛星からの電波(以下、「GPS電波」と称する。)を受信し、GPS測位が可能なGPS時計装置が提案されている。従来のGPS時計装置は、図12に示すように、従来の時計装置20は、時計回路部11と、GPS電波を受信するGPS受信部12と、都市情報記憶部14を含む種々のデータを格納するメモリ13と、入力キーなどを含む操作部15と、液晶表示装置を含む表示部16と、制御部17と、電源部18と、を有している。
メモリ13に格納される都市情報記憶部14には、各都市の緯度、経度および標準時刻との時差が含まれる。また、メモリ13にはGPS時計装置20の種々の機能を実現するプログラム、制御部17などにおける処理により生成されたデータなどが格納される。
制御部17は、メモリ13に格納されたプログラムにしたがって、時計回路部11により計時された時刻を表示部16に表示する。
また、制御部17は、操作部15の入力に応答して、或いは、所定の時間間隔でGPS受信部12を動作させて、GPS受信部12によりGPS電波を受信させ、GPS電波に含まれる情報を取得する。制御部17は、GPS受信部17により取得された情報に基づいてGPS時計装置20の現在位置および標準時刻による現在時刻を算出する。さらに、制御部17は、算出した現在位置と、都市情報記憶部14に含まれる緯度および経度とを比較して、GPS時計装置20の位置する都市を特定し、かつ、特定された都市の時差を参照して、当該都市における現在時刻を算出する。制御部17は、算出された現在時刻に基づいて、計時回路部11の時刻を修正し、また、表示部16に算出された現在時刻を表示する。
GPS受信部12は、操作部15の操作に応答して動作するほか、一定の時間間隔で動作する。
GPS受信部によるGPS測位は、通常、4つのGPS衛星からのGPS電波を受信することにより実現される。GPS電波には、GPS衛星の軌道情報および時刻情報が含まれる。これらの情報に基づいて、GPS時計装置の現在位置の三次元の座標(x、y、z)およびGPS時計装置の計時している時刻の誤差δを算出することができる。
特開2007−256041号公報
4つのGPS衛星のそれぞれの軌道情報および時刻情報を取得することが困難である状況もしばしば生じる。特許文献1には、GPS受信機を搭載した装置(特許文献1ではナビゲーション装置)において、GPS測位環境の変化や装置が位置する高さ(標高)の変化を検出して、3次元測位と2次元測位を切り替える技術が提案されている。GPS測定環境の劣化に伴って、2次元測位とすることにより、GPS電波を取得すべきGPS衛星の数(受信数)は3つに減じることができる。
特に、腕時計型のGPS時計装置のような電池を電力源とする小型の装置では、消費電力を小さくすることが求められる。定期的に正確な現在時刻および現在位置を得るためには、定期的にGPS受信部を動作させる必要がある。GPS受信部の消費電力は現状で数十ミリワットと大きいため、GPS電波の受信信号強度が小さいところで受信動作をさせた場合には、軌道情報や時刻情報の取得に長時間を要し、場合によっては、受信が失敗する可能性がある。このように、電池を電力源とする小型の装置においては、多量の電力を消費し電池を消耗させたにもかかわらず満足な測位ができなかった状態を回避することが非常に重要である。
本発明は、無駄な電力の消費を抑えて、適切な測位が可能な位置・時刻検出装置および当該位置・時刻検出装置を備えた時計を提供することを目的とする。
本発明の目的は、GPS衛星からの電波を受信し、当該電波に含まれる情報を取得するGPS受信手段と、
電波を受信したGPS衛星の数、および、当該GPS衛星からの電波のそれぞれの受信信号強度を取得する受信状態検出手段と、
時間を計測する時間計測手段と、
前記GPS受信手段により取得された情報に基づいて、現在位置および現在時刻を算出する位置・時刻算出手段を備え、
前記GPS受信手段が、前記時間計測手段により計測された所定の第1の時間以内に、第1の所定数のGPS衛星から、所定の信号品質が第1の値である電波を受信できた第1の状態の場合には、前記GPS衛星のそれぞれからその軌道情報および時刻情報を取得し、
前記時間計測手段により計測された、前記第1の時間より長い所定の第2の時間以内に、前記第1の所定数より少ない第2の所定数のGPS衛星から、前記第1の値より小さい第2の値である電波を受信できた第2の状態の場合には、前記GPS衛星のそれぞれからその時刻情報を取得し、
前記位置・時刻算出手段が、前記第1の状態の場合には、前記軌道情報および時刻情報に基づいて、現在位置および現在時刻を算出し、
前記第2の状態の場合には、前記時刻情報に基づいて現在時刻を算出することを特徴とする位置・時刻検出装置により達成される。上記信号品質には、受信信号強度や、信号と、信号の無い部分のノイズとの比であるS/N比(或いはC/比)などが含まれる。
好ましい実施態様においては、前記GPS受信手段が、前記第1の状態のときに、所定の第3の時間だけ、前記第1の所定数のGPS衛星のそれぞれからその軌道情報および時刻情報を取得し、
前記第2の状態のときに、前記第3の時間より短い所定の第4の時間だけ、前記第2の所定数のGPS衛星のそれぞれからその時刻情報を取得する。
また、好ましい実施態様においては、複数の地点の位置および当該地点における時差を示す情報を格納すると共に、前記現在位置を示す情報を格納する記憶手段を有し、
前記位置・時刻算出手段が、前記第1の状態のときに、前記現在位置と、前記記憶手段に格納された前記地点の位置とに基づいて時差を特定し、前記時差にしたがって、前記現在時刻を補正し、かつ、前記現在位置を示す情報を前記記憶手段に格納し、
前記第2の状態のときに、前記記憶手段に前記現在位置が格納されている場合に、当該記憶手段に格納された現在位置と、前記記憶手段に格納された前記地点の位置とに基づいて時差を特定し、前記時差にしたがって、前記現在時刻を補正する。
別の好ましい実施態様においては、前記位置・時刻算出手段が、前記位置・時刻検出装置が屋外に位置していることを検知する検知手段を有し、
前記位置・時刻算出手段が、前記屋外に位置している検知した場合にのみ、前記GPS受信手段が、軌道情報および時刻情報、或いは、時刻情報を取得するように構成されている。
好ましい実施態様においては、前記検知手段が、光により電気伝導が変化する光導電素子を有し、前記光伝導素子から取得された光量を示すデータが所定の値より大きいときに、前記屋外に位置していると判断する。
別の好ましい実施態様においては、前記検知手段が、前記位置・時刻検出装置に電力を供給する太陽電池の発電量を検出する手段を有し、前記発電量を示すデータが所定の値より大きいときに、前記屋外に位置していると判断する。
より好ましい実施態様においては、前記位置・時刻検出装置の移動距離を検出する移動距離検出手段を備え、
前記位置・時刻算出手段が、前記記憶手段に、GPS受信手段による軌道情報および時刻情報、或いは、時刻情報の取得がされたときに、処理可能フラグをセットし、その一方、取得がされなかったときに、当該処理可能フラグをクリアするように構成され、かつ、
前記検知手段により屋外に位置していると判断されなかった場合であっても、前記処理可能フラグがセットされ、かつ、前記移動距離検出手段により検出された移動距離が所定の範囲内である場合には、前記GPS受信手段が、軌道情報および時刻情報、或いは、時刻情報を取得するように構成されている。
また、本発明の目的は、上記位置・時刻検出装置と、
内部クロックにしたがって現在時刻を計時する時計回路と、
前記位置・時刻検出装置により取得された現在時刻にしたがって、前記時計回路の現在時刻を補正する補正手段と、を備えたことを特徴とする時計により達成される。
好ましい実施態様においては、前記位置・時刻検出装置により取得された現在位置を表示する表示手段を備える。
本発明によれば、無駄な電力の消費を抑えて、適切な測位が可能な位置・時刻検出装置および当該位置・時刻検出装置を備えた時計を提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるGPS時計装置の構成を示すブロックダイヤグラムである。図1に示すように、本実施の形態にかかるGPS時計装置10は、時計回路部11と、GPS電波を受信するGPS受信部12と、都市情報記憶部14を含む種々の情報を格納するメモリ13と、入力キーなどを含む操作部15と、液晶表示装置を含む表示部16と、制御部17と、電源部18と、受信状態検出部19と、を有している。
時計回路部11は、水晶発振子などから生成した内部クロックにしたがって計時を行い、後述するようなGPS受信部12により取得された時刻情報に基づいて、正確な現在時刻を得て、計時した時刻を修正できるようになっている。
GPS受信部12は、GPS衛星からのGPS電波を受信し、受信したGPS電波を復調して、GPS電波に含まれる種々の情報(GPS衛星の衛星軌道の軌道情報や時刻情報)を取り出す。
メモリ13に格納される都市情報記憶部14には、各都市の緯度、経度および標準時刻との時差が含まれる。また、メモリ13には時計装置の種々の機能を実現するプログラム、制御部17などにおける処理により生成されたデータなどが格納される。
制御部17は、メモリ13に格納されたプログラムにしたがって、時計回路部11により計時された時刻を表示部16に表示する。
また、制御部17は、操作部15の入力に応答して、或いは、所定の時間間隔でGPS受信部12を動作させて、GPS受信部12にGPS電波を受信させ、GPS電波に含まれる情報を取得させる。制御部17は、GPS受信部17により取得された情報に基づいてGPS時計装置10の現在位置および標準時刻による現在時刻を算出する。
さらに、制御部17は、算出した現在位置と、都市情報記憶部14に含まれる緯度および経度とを比較して、GPS時計装置20の位置する都市を特定し、かつ、特定された都市の時差を参照して、当該都市における現在時刻を算出する。制御部17は、算出された現在時刻に基づいて、計時回路部11の時刻を修正し、また、表示部16に算出された現在時刻を表示する。
受信状態検出部19は、制御部17と協働して、GPS受信部12により受信されたGPS電波およびGPS電波を発信したGPS衛星の数(受信数)を検出する。
本実施の形態にかかるGPS時計装置10は、基本的には、GPS受信部12により4つのGPS衛星からのGPS電波を受信させ、GPS電波に含まれる情報に基づいて、当該GPS時計装置10の3次元の現在位置を算出するとともに、GPS電波に含まれる時刻情報に基づいて、標準時刻にしたがった正確な現在時刻を得る。
特に、本実施の形態においては、受信状態検出部19が、GPS電波を受信したGPS衛星の数(受信数)および受信信号強度を取得し、GPS衛星の受信数および受信信号強度に応じて、1回の受信動作時間および実行される処理が最適に制御される。これにより、GSP衛星からのGPS電波を良好に受信できた場合、および、それほど良好には受信できなかった場合のそれぞれにおいて、取得すべき最適な情報が何であるかを判断した上で現在位置や現在時刻を算出する。また、無駄に長い時間受信動作を続けることを防止することで、電池の消耗を防ぐことが可能となる。
図2〜図4は、本発明の第1の実施の形態にかかるGPS時計装置において実行される位置・時刻算出処理を示すフローチャートである。
図2に示すように、制御部17は、メモリ13のワークエリアのデータなどをイニシャライズし(ステップ201)、測位指示があるか否かを判断する(ステップ202)。一定の時間間隔で所定の時刻が経過したときに、制御部17は測位指示があったと判断しても良いし、また、GPS時計装置10の使用者によって、操作部15に所定の入力(たとえば、所定のキー入力)があったときに、制御部17は測位指示があったと判断しても良い。
ステップ202でYesと判断された場合には、制御部17は、GPS受信部12を起動して(ステップ203)、制御部17自身に設けられたタイマをスタートする(ステップ204)。受信状態検出部19は、GPS受信部12によりGPS電波が受信されたGPS衛星の数(受信数)および受信信号強度を取得する。
制御部17は、受信状態検出部19により取得された受信数およびそれぞれのGPS衛星の受信信号強度を参照して、タイマ時間が5秒以内に(ステップ205でYes)、受信信号強度が−130dBm以上であり(ステップ206でYes)、かつ、受信信号強度が−130dBm以上であるようなGPS衛星の受信数が4以上であった場合(ステップ207でYes)に該当するか否かを判断する。
このような場合には、その後、所定の時間(たとえば50秒程度)を確保して、その間にGPS電波を受信することにより、所望の情報(GPS衛星の軌道情報および時刻情報)を取得できる可能性が高い。したがって、タイマ時間が50秒を超えるまで(ステップ208でYes)、GPS受信部12による受信を継続させる。その後、GPS電波を捕捉したGPS衛星からの情報(GPS衛星の軌道情報および時刻情報)に基づいて、GPS時計装置の現在位置および標準時刻による現在時刻を算出する(ステップ209)。
本実施の形態においては、周知の手法で4つのGPS衛星からのGPS電波に含まれる軌道情報および時刻情報に基づいて、GPS時計装置の現在位置および現在時刻を算出している。4つのGPS衛星のそれぞれの時刻情報が示す時刻をt(i=1〜4)、GPS衛星の位置を(x,y,z)、GPS時計装置の現在位置を(x,y,z)、GPS時計装置における4つのGPS衛星の時刻情報の受信時刻をtとすると、以下の式が成立する。なお、GPS衛星の位置は、軌道情報から得ることができる。
r’ =(x−x)+(x−y)+(z−z)
ここに、r’=r−cδ,r=c(t−t
(cは光速、δはGPS時計装置における誤差)
4つのGPS衛星からのGPS電波に基づいて、GPS衛星の位置時刻(x,y,z)および時刻tを取得することにより、GPS時計装置の位置(x,y,z)および誤差δを算出することができる。GPS時計装置の時刻tから誤差δを差し引くことで、GPS時計装置においても正確な現在時刻を得ることができる。
なお、ステップ208において、50秒が経過した場合(ステップ208でNo)に実行される処理については後述する。
ステップ206或いはステップ207でNoと判断された場合には、ステップ205に戻る。ステップ205でNoと判断された場合、つまり、受信信号強度−130dBm以上のGPS衛星が4つ以上捕捉できない状態で、5秒が経過した場合には、制御部30は、タイマ時刻が20秒以内であるか否かを判断する(ステップ301)。
ステップ301でYesと判断された場合には、制御部17は、受信信号強度が−140dBm以上であるようなGPS衛星からのGPS電波を受信しているか否かを判断する(ステップ301)。ここでは、GPS衛星の受信数は「1」でも良い。
ステップ301でNoと判断された場合には、GPS衛星からのGPS電波の受信に失敗したと判断してタイマを停止する(ステップ302)とともに、GPS受信部12を停止させて(ステップ303)処理を終了する。つまり、タイマ時間で20秒以内に少なくとも1つのGPS衛星からのGPS電波を捕捉出来なかった場合には、処理を終了する。
ステップ301でYesと判断されたときには、比較的短い時間(30秒程度)で取得可能な時刻情報のみを、GPS電波が受信できているGPS衛星から取得する。より詳細には、ステップ301でYesと判断された場合には、タイマ時間が30秒以内に(ステップ305でYes)、GPS受信部12は、GPS電波を捕捉したGPS衛星からの時刻情報を取得し、制御部17が、当該取得した時刻情報に基づいて現在時刻を算出する(ステップ306)。
ステップ306において、制御部17は、GPS衛星からの時刻情報から得た時刻に基づいて現在時刻を算出する。GPS衛星から送信された時刻情報は、GPS衛星の高度(約2万km)と光の速度(約30万km)から、約70m秒の到達時間がかかると推定される。そこで、本実施の形態のステップ306においては、受信した時刻情報から得た時刻に到達時間を加えたものを現在時刻としている。或いは、上記到達時間も、1/10秒に満たないものであるため、当該GPS衛星からの時刻情報が示す時刻を、そのまま現在時刻としても良い。
30秒が経過した後(ステップ305でNo)、制御部17は、タイマを停止する(ステップ307)とともに、GPS受信部12を停止させる(ステップ308)。その後、制御部17は、ステップ306においてGPS衛星から時刻情報を完全に取得でき、GPS時計装置10の現在時刻が算出できたか否かを判断する(ステップ309)。
ステップ309でNoと判断された場合には、処理を終了する。また、ステップ309でYesと判断された場合には、制御部17は、メモリ13中に前回の処理において算出された現在位置のデータが存在するか否かを判断する(ステップ310)。ステップ310でNoと判断された場合には、制御部17は、表示部16に、現在時刻の取得に失敗したことを示す警告を表示し(ステップ311)、処理を終了する。
次に、ステップ208でNoと判断された場合、つまり、4つのGPS衛星からの情報に基づいて、GPS時計装置の現在位置および現在時刻を算出し、タイマ時間で50秒が経過した場合について説明する。この場合に、制御部17は、タイマを停止する(ステップ401)とともに、GPS受信部12を停止させる(ステップ402)。次いで、現在位置および現在時刻を完全に取得できたか否かを判断する(ステップ403)。ステップ403でNoと判断された場合には、処理を終了する。
ステップ403でYesと判断された場合には、制御部17は、算出した現在位置を、表示部16に表示するとともに、現在位置のデータおよび現在時刻のデータを、メモリ13に記憶する(ステップ404)。次いで、制御部17は、メモリ中の都市情報記憶部14を参照し、GPS時計装置の現在位置に対応する都市を特定し、当該都市の標準時刻に対する時差を取得する(ステップ405)。次いで、制御部17は、取得した時差に基づいて現在時刻を補正する(ステップ407)。
制御部17は、時差を考慮した現在時刻に基づいて時計回路部11を制御し、時計回路部11により計時されている現在時刻を修正する(ステップ407)。
ステップ310においてYesと判断された場合にも、制御部は、メモリ13に記憶されていた前の位置データに基づいて、メモリ中の都市情報記憶部14を参照し、GPS時計装置の現在位置(前の位置データ)に対応する都市を特定し、当該都市の標準時刻に対する時差を取得する(ステップ405)。すなわち、ステップ301、304、305、306の処理を経過した場合には、現在時刻のみが取得されているため、GPS時計装置の現在位置として、メモリ13に記憶されていた、前回の処理で得られ、メモリに記憶された位置データを利用する。
第1の実施の形態によれば、所定の第1の時間(たとえば5秒)以内に、第1の所定数(たとえば4個)のGSP衛星から、第1の信号受信強度(たとえば−130dBm)以上のGPS電波を受信できている場合に、GPS受信部12は、GPS衛星の軌道情報および時刻情報の双方を取得する。その一方、第1の時間より長い第2の時間(たとえば20秒)以内に、第1の受信強度より小さい第2の受信強度(たとえば−140dBm)以上のGPS電波を受信できている場合には、GPS受信部12は、GPS衛星の時刻情報のみを取得する。このように、信号受信強度によって取得する情報を変更する(信号受信強度が劣化している場合には、一部の情報のみを取得する)ことで、GPS受信部12を動作させたにもかかわらず情報の取得ができなかいような状況が生じることを防止する。
さらに、上記第1の状態のときには、所定の第3の時間(たとえば50秒)だけGPS受信部12を動作させて、軌道情報および時刻情報を取得させ、これに基づいて、現在位置および現在時刻を算出する。その一方、第2の状態の場合には、第3の時間より短い所定の第4の時間(たとえば20秒)だけGPS受信部12を動作させて、時刻情報を取得させ、これに基づいて現在時刻を算出する。このように、取得する情報によって、GPS受信部の動作時間を変更することで、無駄な電力の消費を抑えることが可能となる。
また、第1の実施の形態においては、第2の状態において、現在位置を示す情報がメモリに格納されていた場合に、当該現在位置を示す情報を利用して、適切な時差を得て、時差を考慮した現在時刻を算出することが可能である。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態においては、光により電気伝導が変化する素子を利用して、太陽光がGPS時計装置に当たっていると考えられる電気伝導特性が得られたときに、GPS時計装置が屋外に位置している可能性が高いと判断し、GPS受信動作を行うようにしている。
図5は、本発明の第2の実施の形態にかかるGPS時計装置の構成を示すブロックダイヤグラムである。図5において、図1に示す第1の実施の形態にかかるGPS時計装置の同一の構成部分には同一の符号を付している。図5に示すように、第2の実施の形態にかかるGPS時計装置100は、時計回路部11と、GPS電波を受信するGPS受信部12と、都市情報記憶部14を含む種々の情報を格納するメモリ13と、入力キーなどを含む操作部15と、液晶表示装置を含む表示部16と、制御部17と、電源部18と、受信状態検出部19と、を有している。さらに、第2の実施の形態にかかるGPS時計装置100は、CdS光導電素子やフォトトランジスタなど、光により電気伝導が変化する光導電素子を含む光電気伝導検出部50を有している。光電気伝導検出部50は、光導電素子からの信号を検出して、当該電気伝導に対応する情報、つまり、受けた光量を示す情報を出力することができる。
屋内においてはGPS衛星からのGPS電波の受信信号強度は小さく、測位に時間がかかり、かつ、位置情報や時刻情報が完全に取得できない場合も多い。そこで、このような場合には、消費電力の大きいGPS受信部12は起動させず、その一方、屋外にGPS時計装置100が位置していると考えられる場合のみ、GPS受信部12を起動するようにしている。
図6は、第2の実施の形態にかかるGPS時計装置で実行される処理を示すフローチャートである。図6に示すように、制御部17は、メモリ13のワークエリアのデータなどをイニシャライズし(ステップ601)、測位指示があるか否かを判断する(ステップ602)。第1の実施の形態と同様に、一定の時間間隔で所定の時刻が経過したときに、制御部17は測位指示があったと判断しても良いし、また、GPS時計装置100の使用者によって、操作部15に所定の入力(たとえば、所定のキー入力)があったときに、制御部17は測位指示があったと判断しても良い。
ステップ602でYesと判断された場合には、制御部17は、光電気伝導検出部50の光導電素子を起動させる(ステップ603)。次いで、制御部17は光電気伝導検出部50から光量を示す情報を取得し、光量が、予め定められた一定レベルより大きいか否かを判断する(ステップ604)。
ステップ604でNoと判断された場合には処理を終了する。その一方、ステップ604でYesと判断された場合には、制御部17は、GPS受信部12を起動する(ステップ605)。その後、第1の実施の形態と同様に、ステップ204以降の処理が実行される。
第2の実施の形態によれば、GPS時計装置が屋外に位置しているか否かを、光電気伝導検出部からの光量を示す情報に基づき判断する。これにより、GPS衛星からの電波を受信できる可能性が高い場合のみ、GPS受信部12を動作させることができ、電力の無駄な消費を防止することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態においては、太陽電池を併用してGPS時計装置に電力が供給される。また、太陽電池による発電量に基づいて、太陽光が直接当たっている状態と考えられる発電量が得られた場合に、GPS時計装置が屋外に位置している可能性が高いと判断し、GPS受信動作を行うようにしている。
図7は、本発明の第3の実施の形態にかかるGPS時計装置の構成を示すブロックダイヤグラムである。図7においても、図1に示す第1の実施の形態にかかるGPS時計装置の同一の構成部分には同一の符号を付している。図7に示すように、第3の実施の形態にかかるGPS時計装置110は、時計回路部11と、GPS電波を受信するGPS受信部12と、都市情報記憶部14を含む種々の情報を格納するメモリ13と、入力キーなどを含む操作部15と、液晶表示装置を含む表示部16と、制御部17と、電源部18と、受信状態検出部19と、を有している。さらに、第3の実施の形態にかかるGPS時計装置110は、太陽電池51と、太陽電池51による発電量を検出することができる発電制御部52と、を有している。
発電制御部52は、太陽電池51から出力される電流を計測する電流計を有し、当該電流から発電量(電力)を得る。また、発電制御部52は、太陽電池51を、電源部18の一次電池と併用するために、太陽電池51の電力と一次電池の電力とをGPS時計装置110のそれぞれの回路に供給するための制御を行う。
図8は、第3の実施の形態にかかるGPS時計装置で実行される処理を示すフローチャートである。図8に示すように、制御部17は、メモリ13のワークエリアのデータなどをイニシャライズし(ステップ801)、測位指示があるか否かを判断する(ステップ802)。測位指示については、第1の実施の形態や第2の実施の形態と同様である。
ステップ802でYesと判断された場合には、制御部17は、光発電制御部52から、太陽電池51の発電量を示す情報を取得し、太陽電池の発電量が、予め定められた一定レベルより大きいか否かを判断する(ステップ803)。
ステップ803でNoと判断された場合には処理を終了する。その一方、ステップ803でYesと判断された場合には、制御部17は、GPS受信部12を起動する(ステップ804)。その後、第1の実施の形態と同様に、ステップ204以降の処理が実行される。
第3の実施の形態によれば、GPS時計装置が屋外に位置しているか否かを、太陽電池からの発電量を示す情報に基づき判断する。これにより、GPS衛星からの電波を受信できる可能性が高い場合のみ、GPS受信部12を動作させることができ、電力の無駄な消費を防止することができる。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態においても第2の実施の形態と同様に、基本的には、光により電気伝導が変化する素子を利用して、太陽光がGPS時計装置に当たっていると考えられる電気伝導特性が得られたときに、GPS時計装置が屋外に位置している可能性が高いと判断し、GPS受信動作を行うようにしている。さらに、第2の実施の形態においては、太陽光がGPS時計装置に当たっていないと判断されたときであっても、太陽光がGPS時計装置に当たっていると判断された場所からの移動距離が所定以内であれば、GPS時計装置は依然として屋外に位置している可能性が高いと判断して、GPS受信動作を行うようにしている。たとえば、GPS時計装置の使用者が同じ場所に長時間居て、前回の処理時には昼間であったのが、次の処理では夜間になっている場合もある。第4の実施の形態ではこのような状態を検知して、より適切なGPS受信動作を実現する。
図9は、本発明の第4の実施の形態にかかるGPS時計装置の構成を示すブロックダイヤグラムである。図9において、図1に示す第1の実施の形態にかかるGPS時計装置、および、図5に示す第2の実施の形態にかかるGPS時計装置と同一の構成部分には同一の符号を付している。
図9に示すように、第4の実施の形態にかかるGPS時計装置120は、時計回路部11と、GPS電波を受信するGPS受信部12と、都市情報記憶部14を含む種々の情報を格納するメモリ13と、入力キーなどを含む操作部15と、液晶表示装置を含む表示部16と、制御部17と、電源部18と、受信状態検出部19と、光電気伝導検出部50と、を有している。さらに、第4の実施の形態にかかるGPS時計装置120は、GPS時計装置の移動距離(GPS時計装置を保持している使用者の移動距離)を検出する移動距離検出部53を有している。
移動距離検出部53は、たとえば、加速度センサ(図示せず)を有する。移動距離検出部53は、加速度センサにより検出された加速度に2回積分処理を施すことにより移動距離を算出することができる。或いは、移動距離検出部53は、歩数計を有していても良い。この場合には、計測された歩数に所定の値(たとえば、0.7m)を乗じることで移動距離を算出することができる。
図10は、第4の実施の形態にかかるGPS時計装置で実行される処理を示すフローチャートである。図10に示すように、制御部17は、メモリ13のワークエリアのデータなどをイニシャライズし(ステップ1001)、測位指示があるか否かを判断する(ステップ1002)。測位指示については、第1〜第3の実施の形態と同様である。
ステップ1002でYesと判断された場合には、制御部17は、光電気伝導検出部50の光導電素子を起動させる(ステップ603)。次いで、制御部17は光電気伝導検出部50から光量を示す情報を取得し、光量が、予め定められた一定レベルより大きいか否かを判断する(ステップ604)。
ステップ604でNoと判断された場合には、制御部17は、メモリ13に記憶されていた処理可能フラグを参照する(ステップ1005)。処理可能フラグは、前回に図10の処理が実行されたときに、GPS受信動作が行われていたか否かを示すフラグであり、受信可能フラグが「1」であることは、GPS受信動作が行われていたことを示す。
処理可能フラグが「0」であった場合、つまり、前回の処理においても、GPS受信動作が行われていなかった場合には、制御部17は、移動距離検出部53に、算出していた移動距離をクリアするよう指示する(ステップ1011)。
処理可能フラグが「1」であった場合、つまり、前回の処理においてGPS受信動作が行われていた場合には、制御部17は、移動距離検出部53から移動距離を示す情報を取得し、移動距離が予め定められた一定の値以内であるか否かを判断する(ステップ1106)。ステップ1006でNoと判断された場合には、制御部17は、メモリ13中の処理可能フラグを「0」にクリアし(ステップ1010)、移動距離検出部53に、算出していた移動距離をクリアするよう指示して(ステップ1011)、処理を終了する。
ステップ1006でYesと判断された場合には、制御部17は、メモリ13中の処理可能フラグを「1」にセットし(ステップ1007)、移動距離検出部53に、算出していた移動距離をクリアするよう指示する(ステップ1008)。次いで、制御部17は、GPS受信部12を起動する(ステップ1009)。その後、第1の実施の形態と同様に、ステップ204以降の処理が実行される。
ステップ1004においてYesと判断された場合にも、制御部17は、メモリ13中の処理可能フラグを「1」にセットし(ステップ1007)、移動距離検出部53に、算出していた移動距離をクリアするよう指示する(ステップ1008)。次いで、制御部17は、GPS受信部12を起動する(ステップ1009)。その後、第1の実施の形態と同様に、ステップ204以降の処理が実行される。
第4の実施の形態によれば、光電気伝導検出部からの光量を示す情報が所定より小さくても、前回の処理においてGPS受信部12による電波の受信が行われ、かつ、その時点からの移動距離が所定の範囲内であった場合には、GPS受信部12が動作する。これにより、夜間など所定の光量が得られない場合にも、適切なGPS電波の受信が可能となる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
たとえば、第4の実施の形態の移動距離検出部53を、第3の実施の形態にかかるGPS時計装置に設けても良い(図11参照)。図11に示すGPS時計装置130の制御部17は、図10に示す処理のうち、光導電素子の起動(ステップ1003)および光量の判断(ステップ1004)の代わりに、太陽電池の発電量の判断(図8のステップ803)を実行すれば良い。
また、前記実施の形態において、第1の時間〜第4の時間は、例示的なものであり、前記実施の形態において記載したものに限定されない。
また、信号品質として、前記実施の形態では、受信銀号強度を利用したが、これに限定されるものではなく、たとえば、信号と、信号の無い部分のノイズとの比であるS/N比(或いはC/比)を利用しても良い。無論、他の信号品質を示す指標を利用しても良い。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるGPS時計装置の構成を示すブロックダイヤグラムである。 図2は、本発明の第1の実施の形態にかかるGPS時計装置において実行される位置・時刻算出処理を示すフローチャートである。 図3は、本発明の第1の実施の形態にかかるGPS時計装置において実行される位置・時刻算出処理を示すフローチャートである。 図4は、本発明の第1の実施の形態にかかるGPS時計装置において実行される位置・時刻算出処理を示すフローチャートである。 図5は、本発明の第2の実施の形態にかかるGPS時計装置の構成を示すブロックダイヤグラムである。 図6は、第2の実施の形態にかかるGPS時計装置で実行される処理を示すフローチャートである。 図7は、本発明の第2の実施の形態にかかるGPS時計装置の構成を示すブロックダイヤグラムである。 図8は、第3の実施の形態にかかるGPS時計装置で実行される処理を示すフローチャートである。 図9は、本発明の第4の実施の形態にかかるGPS時計装置の構成を示すブロックダイヤグラムである。 図10は、第4の実施の形態にかかるGPS時計装置で実行される処理を示すフローチャートである。 図11は、本発明のさらに他の実施の形態にかかるGPS時計装置の構成を示すブロックダイヤグラムである。 図12は、従来のGPS時計装置の構成を示すブロックダイヤグラムである。
符号の説明
10 GPS時計装置
11 時計回路部
12 GPS受信部
13 メモリ
14 都市情報記憶部
15 操作部
16 表示部
17 制御部
18 電源部
19 受信状態検出部
50 光電気伝導検出部
51 太陽電池
52 光発電制御部
53 移動距離検出部

Claims (9)

  1. GPS衛星からの電波を受信し、当該電波に含まれる情報を取得するGPS受信手段と、
    電波を受信したGPS衛星の数、および、当該GPS衛星からの電波のそれぞれの受信信号強度を取得する受信状態検出手段と、
    時間を計測する時間計測手段と、
    前記GPS受信手段により取得された情報に基づいて、現在位置および現在時刻を算出する位置・時刻算出手段を備え、
    前記GPS受信手段が、前記時間計測手段により計測された所定の第1の時間以内に、第1の所定数のGPS衛星から、所定の信号品質が第1の値である電波を受信できた第1の状態の場合には、前記GPS衛星のそれぞれからその軌道情報および時刻情報を取得し、
    前記時間計測手段により計測された、前記第1の時間より長い所定の第2の時間以内に、前記第1の所定数より少ない第2の所定数のGPS衛星から、前記第1の値より小さい第2の値である電波を受信できた第2の状態の場合には、前記GPS衛星のそれぞれからその時刻情報を取得し、
    前記位置・時刻算出手段が、前記第1の状態の場合には、前記軌道情報および時刻情報に基づいて、現在位置および現在時刻を算出し、
    前記第2の状態の場合には、前記時刻情報に基づいて現在時刻を算出することを特徴とする位置・時刻検出装置。
  2. 前記GPS受信手段が、前記第1の状態のときに、所定の第3の時間だけ、前記第1の所定数のGPS衛星のそれぞれからその軌道情報および時刻情報を取得し、
    前記第2の状態のときに、前記第3の時間より短い所定の第4の時間だけ、前記第2の所定数のGPS衛星のそれぞれからその時刻情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の位置・時刻検出装置。
  3. 複数の地点の位置および当該地点における時差を示す情報を格納すると共に、前記現在位置を示す情報を格納する記憶手段を有し、
    前記位置・時刻算出手段が、前記第1の状態のときに、前記現在位置と、前記記憶手段に格納された前記地点の位置とに基づいて時差を特定し、前記時差にしたがって、前記現在時刻を補正し、かつ、前記現在位置を示す情報を前記記憶手段に格納し、
    前記第2の状態のときに、前記記憶手段に前記現在位置が格納されている場合に、当該記憶手段に格納された現在位置と、前記記憶手段に格納された前記地点の位置とに基づいて時差を特定し、前記時差にしたがって、前記現在時刻を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の位置・時刻検出装置。
  4. 前記位置・時刻算出手段が、前記位置・時刻検出装置が屋外に位置していることを検知する検知手段を有し、
    前記位置・時刻算出手段が、前記屋外に位置している検知した場合にのみ、前記GPS受信手段が、軌道情報および時刻情報、或いは、時刻情報を取得するように構成されたことを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の位置・時刻検出装置。
  5. 前記検知手段が、光により電気伝導が変化する光導電素子を有し、前記光伝導素子から取得された光量を示すデータが所定の値より大きいときに、前記屋外に位置していると判断することを特徴とする請求項4に記載の位置・時刻検出装置。
  6. 前記検知手段が、前記位置・時刻検出装置に電力を供給する太陽電池の発電量を検出する手段を有し、前記発電量を示すデータが所定の値より大きいときに、前記屋外に位置していると判断することを特徴とする請求項4に記載の位置・時刻検出装置。
  7. 前記位置・時刻検出装置の移動距離を検出する移動距離検出手段を備え、
    前記位置・時刻算出手段が、前記記憶手段に、GPS受信手段による軌道情報および時刻情報、或いは、時刻情報の取得がされたときに、処理可能フラグをセットし、その一方、取得がされなかったときに、当該処理可能フラグをクリアするように構成され、かつ、
    前記検知手段により屋外に位置していると判断されなかった場合であっても、前記処理可能フラグがセットされ、かつ、前記移動距離検出手段により検出された移動距離が所定の範囲内である場合には、前記GPS受信手段が、軌道情報および時刻情報、或いは、時刻情報を取得するように構成されたことを特徴とする請求項5または6に記載の位置・時刻検出装置。
  8. 請求項1ないし7の何れか一項に記載の位置・時刻検出装置と、
    内部クロックにしたがって現在時刻を計時する時計回路と、
    前記位置・時刻検出装置により取得された現在時刻にしたがって、前記時計回路の現在時刻を補正する補正手段と、を備えたことを特徴とする時計。
  9. 前記位置・時刻検出装置により取得された現在位置を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項8に記載の時計。
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