JP2014181911A - Gps受信装置及びプログラム - Google Patents

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    • G01S19/24Acquisition or tracking or demodulation of signals transmitted by the system
    • G01S19/26Acquisition or tracking or demodulation of signals transmitted by the system involving a sensor measurement for aiding acquisition or tracking

Abstract

【課題】ホットスタートモードやウォームスタートモードで起動することができない程度に前回の測位位置から離れた場所で測位する際の測位時間を短縮させる。
【解決手段】GPS衛星から送信される信号を受信し、当該受信した信号からGPS情報を取得するGPS受信部を備えるGPS受信装置において、電源投入時(ステップS1;YES)、気圧センサーにより計測された気圧の時系列データと、予め用意されている飛行機で移動した場合の気圧変化を示す気圧変化パターンと、を比較する(ステップS4)。両者が一致した場合に(ステップS5;YES)、自装置が前回の測位位置から所定の距離以上移動したと判断して、コールドスタートモードを選択する(ステップS6)。すなわち、前回のGPS情報を利用せずにGPS受信部にGPS衛星から送信される信号を受信させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、GPS受信装置及びプログラムに関する。
近年、GPS(Global Positioning System)を利用して位置を測定する技術が進んでいる。GPS受信装置は、複数のGPS衛星から送信される信号を受信し、受信した信号からGPS衛星に関するGPS情報を取得する。そして、GPS受信装置は、GPS情報に基づいて各GPS衛星までの距離を算出することにより、自装置の測位を行っている。GPS受信装置は、カーナビゲーション装置、携帯電話機、カメラ等に搭載されている。
GPS受信装置は、初回動作時や長時間使われていなかった場合には、電源投入時、全てのGPS衛星を対象として順次信号の捕捉を試みることによって、測位に利用するGPS衛星からの信号を受信し、測位を行う(コールドスタート)。一方、GPS受信装置が一度受信動作を行った後に、電源が投入された場合には、GPS受信装置は、前回の測位位置での衛星配置(前回のGPS情報)を利用してGPS受信動作を行う(ホットスタート、ウォームスタート)。
例えば、バックアップメモリにGPS衛星に関する情報が記憶されている場合には、ホットスタートモードで起動し、GPS衛星に関する情報が記憶されていない場合には、コールドスタートモードで起動するGPS受信装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−344523号公報
しかし、GPS受信装置が前回測位した場所から大きく離れた場所で測位する場合には、衛星配置が大きく変わっているため、ホットスタートモードやウォームスタートモードで起動しようとしても、測位演算が収束しない場合があった。この場合、所定の制限時間が経過した後に、コールドスタートモードで再起動することになる。そのため、GPS受信装置が前回の測位位置から所定の距離以上移動した場合には、最初からコールドスタートモードで起動した場合よりも測位時間が長くかかるという問題があった。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、ホットスタートモードやウォームスタートモードで起動することができない程度に前回の測位位置から離れた場所で測位する際の測位時間を短縮させることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のGPS受信装置は、
GPS衛星から送信される信号を受信し、当該受信した信号からGPS情報を取得するGPS受信部と、
前記GPS受信部により取得されたGPS情報を記憶する記憶部と、
前記GPS受信部により取得されたGPS情報に基づいて自装置の測位を行う測位部と、
電源投入時に、前記記憶部に記憶されているGPS情報を利用して前記GPS受信部にGPS衛星から送信される信号を受信させる第1のモード、又は、前記記憶部に記憶されているGPS情報を利用せずに前記GPS受信部にGPS衛星から送信される信号を受信させる第2のモードのいずれかのモードで受信動作を開始させる受信制御部と、
電源投入時、前記自装置の移動に関する情報に基づいて、前記自装置が前回の測位位置から所定の距離以上移動したか否かを判断する移動判断部と、
を備え、
前記受信制御部は、前記移動判断部により前記自装置が前記前回の測位位置から前記所定の距離以上移動したと判断された場合に、前記第2のモードで受信動作を開始させることを特徴とする。
本発明によれば、GPS受信装置が前回の測位位置から所定の距離以上移動したと判断された場合に、第2のモードで受信動作を開始させるので、第1のモードで起動することができない程度に前回の測位位置から離れた場所で測位する際の測位時間を短縮させることができる。
本発明に係るGPS受信装置の機能的構成を示すブロック図である。 GPS受信装置において実行されるGPS受信処理を示すフローチャートである。 変形例1における離着陸時判断処理を示すフローチャートである。 変形例2におけるGPS受信装置の機能的構成を示すブロック図である。 変形例2におけるGPS受信処理を示すフローチャートである。 変形例3におけるGPS受信処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明に係るGPS受信装置の実施の形態について説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
図1は、GPS受信装置100の機能的構成を示すブロック図である。
GPS受信装置100は、測位部、受信制御部、移動判断部としてのCPU(Central Processing Unit)11と、操作部12と、表示部13と、主電源部14と、GPS受信部15と、記憶部16と、RAM(Random Access Memory)17と、ROM(Read Only Memory)18と、計時部19と、気圧センサー20と、気圧計測データ記憶部21と、副電源部22と、を備える。GPS受信装置100は、撮影装置等に搭載される。
CPU11は、GPS受信装置100の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPU11は、ROM18に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM17に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部12は、ユーザによる入力操作を受け付ける各種ボタン等を備え、ユーザの操作に基づく操作信号をCPU11に出力する。また、操作部12は、表示部13の表示画面に設けられたタッチパネルを含み、ユーザの指等によるタッチ操作の位置を検出し、その位置に応じた操作信号をCPU11に出力することとしてもよい。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成され、CPU11からの表示制御信号に従って画面表示を行う。例えば、表示部13は、GPS受信状況や、地図上での現在位置を表示する。
主電源部14は、リチウム電池等の二次電池、又は、アルカリ電池等の一次電池であり、CPU11を始めとするGPS受信装置100の各部に電力を供給する。
GPS受信部15は、複数のGPS衛星から送信される信号を捕捉して受信し、当該受信した信号からGPS衛星に関するGPS情報を取得する。具体的には、GPS受信部15は、GPS衛星から電波を受信するアンテナを備え、当該アンテナにより受信された電波を復調し、復調されたGPS情報をCPU11に出力する。
GPS情報には、アルマナック(almanac)データ、エフェメリス(ephemeris)データが含まれている。アルマナックデータには、軌道上における全てのGPS衛星に関する軌道情報が含まれる。エフェメリスデータには、各GPS衛星の正確な位置を示す位置情報と電波を発信した時刻を示す時刻情報が含まれる。なお、アルマナックデータとエフェメリスデータには、それぞれ有効期限がある。
記憶部16は、不揮発性メモリ等により構成され、情報を読み出し及び書き込み可能に記憶する。
具体的に、記憶部16には、GPS受信部15により取得されたGPS情報、GPS情報に基づいて算出された測位情報が記憶される。
GPS情報として、記憶部16には、前回GPS測位が行われた際に取得されたアルマナックデータとエフェメリスデータとが記憶される。
測位情報は、GPS測位により得られたGPS受信装置100の位置を示す情報である。測位情報には、緯度、経度、高度等が含まれる。また、記憶部16に、測位情報と、計時部19から出力される時刻情報と、を対応付け、時刻に沿って記録した移動軌跡データが記憶されていてもよい。
また、記憶部16には、飛行機で移動した場合の気圧変化を示す飛行機気圧変化パターン、現在位置を表示するための地図情報が予め記憶されている。
飛行機気圧変化パターンは、移動中の飛行機内の気圧変化の特徴を示す情報であり、予め用意されている。
RAM17は、揮発性のメモリである。RAM17には、実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等が格納される。
ROM18は、各種プログラム及び各種データを記憶する読み出し専用の半導体メモリである。ROM18には、GPS受信処理プログラム等が記憶されている。
計時部19は、計時回路を備え、計時回路により計時された現在の時刻情報をCPU11に出力する。
気圧センサー20は、GPS受信装置100が置かれた環境下における気圧を所定の間隔で計測し、計測された気圧の計測値を出力する。
気圧計測データ記憶部21は、不揮発性メモリ等により構成され、気圧センサー20により計測された気圧の時系列データ(以下、気圧計測データという。)を記憶する。気圧計測データは、気圧センサー20から出力された気圧の計測値と、計測時に計時部19から出力された時刻情報と、が対応付けられ、時刻に沿って記録されたデータである。
副電源部22は、電池等で構成され、GPS受信装置100の電源(主電源部14)が切られている場合、すなわち、GPS受信装置100の各部に対する主電源部14からの電力供給が停止されている場合に、計時部19、気圧センサー20及び気圧計測データ記憶部21に電力を供給する。計時部19、気圧センサー20及び気圧計測データ記憶部21は、GPS受信装置100の電源がオンの状態では、主電源部14から電力が供給され、GPS受信装置100の電源がオフの状態では、副電源部22から電力が供給される。気圧センサー20は、使用電流が小さいため(毎秒計測で数μA)、副電源部22の寿命に大きく影響を与えることなく、連続測定が可能である。
CPU11は、GPS受信部15により取得されたGPS情報に基づいて、自装置(GPS受信装置100)の測位を行う。CPU11は、GPS受信部15により取得されたGPS情報に基づいて、GPS受信装置100の現在位置(緯度、経度、高度)を算出して当該位置に係る測位情報を出力する。
具体的には、CPU11は、アルマナックデータに基づいて、測位に使用可能なGPS衛星の出現を予測する。CPU11は、エフェメリスデータから正確な時刻情報を取得し、GPS受信装置100内部の計時部19の時計(計時回路)を合わせる。CPU11は、GPS衛星から発信された電波がGPS受信装置100に到達するまでに要した時間に光の速度をかけてGPS衛星までの距離を求める(レンジング)。CPU11は、少なくとも3機のGPS衛星に対してレンジングを行うことにより、自装置の位置を算出する。
CPU11は、電源投入時に、記憶部16に記憶されているGPS情報を利用してGPS受信部15にGPS衛星から送信される信号を受信させる第1のモード(ホットスタートモード、ウォームスタートモード)、又は、記憶部16に記憶されているGPS情報を利用せずにGPS受信部15にGPS衛星から送信される信号を受信させる第2のモード(コールドスタートモード)のいずれかのモードで受信動作を開始させる。
CPU11は、電源投入時、受信動作の開始前に、GPS受信装置100の移動に関する情報(気圧計測データ)に基づいて、GPS受信装置100が前回の測位位置から所定の距離以上移動したか否かを判断する。
具体的には、CPU11は、気圧計測データ記憶部21に記憶されている気圧計測データと記憶部16に記憶されている飛行機気圧変化パターンとを比較し、両者が一致した場合に、GPS受信装置100が前回の測位位置から所定の距離以上移動したと判断する。
CPU11は、GPS受信装置100が前回の測位位置から所定の距離以上移動したと判断された場合に、コールドスタートモードで受信動作を開始させる。すなわち、CPU11は、記憶部16に記憶されているGPS情報を利用せずにGPS受信部15にGPS衛星から送信される信号を受信させる。
一方、CPU11は、GPS受信装置100の前回の測位位置からの移動距離が所定の距離未満であると判断された場合に、記憶部16に記憶されているGPS情報が有効期限内であれば、記憶部16に記憶されているGPS情報を利用してGPS受信部15にGPS衛星から送信される信号を受信させる(ホットスタートモード、ウォームスタートモード)。GPS受信装置100の前回の測位位置からの移動距離が所定の距離未満であると判断された場合であって、かつ、記憶部16に記憶されているGPS情報が有効期限を過ぎている場合には、CPU11は、記憶部16に記憶されているGPS情報を利用せずにGPS受信部15にGPS衛星から送信される信号を受信させる(コールドスタートモード)。
次に、飛行機による移動であるか否かの判断条件について説明する。CPU11は、この判断条件により、所定の距離以上の移動(大移動)であるか否かを判断する。所定の距離として、例えば、5000kmを用いる。
飛行機で移動した場合の気圧変化の実測例を分析した結果、離陸時、着陸時及び巡航航行中の与圧時に、以下の(特徴A)〜(特徴C)を有することが判明した。
(特徴A)離陸時の気圧変化パターンの特徴
気圧変化量:約−13hPa/min
離陸時間幅:約17分
気圧変化量とは、単位時間当たりの気圧の変化量をいう。また、離陸時間幅とは、飛行機が離陸動作を始めてから巡航航行に至るまでの時間をいう。
(特徴B)着陸時の気圧変化パターンの特徴
気圧変化量:約15hPa/min
着陸時間幅:約12分
着陸時間幅とは、飛行機が巡航航行状態において下降を始めてから着陸するまでの時間をいう。
(特徴C)巡航航行中の気圧変化パターンの特徴
気圧バラツキ:790hPa以上860hPa以下
気圧変動幅:±1%以下
これらの(特徴A)〜(特徴C)に基づいて、飛行機による移動であるか否かの判断条件である(条件X)〜(条件Z)を決定した。記憶部16には、飛行機気圧変化パターンとして、(条件X)〜(条件Z)の判断条件が記憶されている。
(条件X)離陸状態判断条件
CPU11は、気圧変化量が−20hPa/min以上−6hPa/min以下の状態を5分間継続して検出した場合に、離陸状態であると判断する。なお、気圧変化量については、−13hPa/min±50%のバラツキを想定した。
(条件Y)着陸状態判断条件
CPU11は、気圧変化量が8hPa/min以上23hPa/min以下の状態を5分間継続して検出した場合に、着陸状態であると判断する。なお、気圧変化量については、15hPa/min±50%のバラツキを想定した。
(条件Z)大移動時の巡航航行状態判断条件
CPU11は、気圧が730hPa以上890hPa以下であって気圧変動幅が±2%以下の状態を5.5時間継続して検出した場合に、大移動時の巡航航行状態であると判断する。大移動時の巡航航行状態は、離陸状態の後、かつ、着陸状態の前である。なお、気圧バラツキについては、一般に与圧時は0.8気圧(810hPa)前後であることを考慮し、810hPa±10%のバラツキを想定した。また、継続時間については、大移動を5000km以上と想定し、ジェット機の平均時速を900km/hと想定した。
CPU11は、(条件X)による離陸状態又は(条件Y)による着陸状態を検出し、又は、(条件X)による離陸状態及び(条件Y)による着陸状態の両方を検出し、かつ、(条件Z)による大移動時の巡航航行状態を検出した場合に、飛行機による5000km以上の移動であると判断する。
なお、気圧が変化する場合の例として台風等、気候変化によるものが考えられるが、台風中心の気圧変化量は0.5hPa/min程度であり、飛行機内の離着陸時の気圧変化パターンにおける気圧変化量と比較して十分小さい。したがって、(条件X)又は(条件Y)における離着陸状態の判断において、誤認識はないと考えられる。
次に、GPS受信装置100における動作について説明する。
図2は、GPS受信装置100において実行されるGPS受信処理を示すフローチャートである。この処理は、CPU11とROM18に記憶されているGPS受信処理プログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。記憶部16には、電源を切る直前のGPS情報(アルマナックデータ、エフェメリスデータ)が記憶されている。
まず、ユーザが操作部12の電源ボタンを押下する等、GPS受信装置100の起動を指示した場合には(ステップS1;YES)、CPU11は、気圧計測データ記憶部21に記憶されている気圧計測データを読み出す(ステップS2)。気圧計測データ記憶部21には、現在時刻から遡って所定の期間(例えば、10時間、1日等)分の気圧計測データが記憶されている。CPU11は、読み出した気圧計測データをRAM17に格納する。
次に、CPU11は、記憶部16に記憶されている飛行機気圧変化パターンを読み出す(ステップS3)。具体的には、CPU11は、(条件X)〜(条件Z)の判断条件を読み出す。CPU11は、読み出した飛行機気圧変化パターンをRAM17に格納する。
次に、CPU11は、気圧計測データと飛行機気圧変化パターンとを比較し、気圧計測データと飛行機気圧変化パターンとが一致するか否かを判断する(ステップS4)。この判断は、飛行機による移動であるか否か、所定の距離以上移動したか否かの判断に相当する。具体的には、CPU11は、気圧計測データにおいて、(条件X)〜(条件Z)を満たす部分があるか否かを判断し、(条件X)による離陸状態及び/又は(条件Y)による着陸状態を検出し、かつ、(条件Z)による大移動時の巡航航行状態を検出した場合、すなわち、気圧計測データと飛行機気圧変化パターンとが一致する場合に、飛行機による5000km以上の移動であると判断する。
気圧計測データと飛行機気圧変化パターンとが一致すると判断された場合、すなわち、飛行機による移動(5000km以上の移動)であると判断された場合には(ステップS5;YES)、CPU11は、コールドスタートモードを選択する(ステップS6)。
一方、気圧計測データと飛行機気圧変化パターンとが一致しないと判断された場合、すなわち、飛行機による移動(5000km以上の移動)でないと判断された場合には(ステップS5;NO)、CPU11は、従来と同様、記憶部16に記憶されているGPS情報に応じた起動モードを選択する(ステップS7)。具体的には、CPU11は、記憶部16に記憶されている前回のGPS情報に含まれるアルマナックデータ、エフェメリスデータがそれぞれ有効期限内であるか否かを判断する。CPU11は、アルマナックデータ及びエフェメリスデータが有効期限内であれば、ホットスタートモードを選択し、アルマナックデータは有効期限内であるがエフェメリスデータが有効期限を過ぎていれば、ウォームスタートモードを選択し、アルマナックデータ及びエフェメリスデータが有効期限を過ぎていれば、コールドスタートモードを選択する。
ステップS6又はステップS7の後、CPU11は、選択された起動モードに従って、受信動作を開始させる(ステップS8)。具体的には、コールドスタートモードが選択された場合には、CPU11は、アルマナックデータ及びエフェメリスデータを利用せずにGPS受信部15にGPS衛星から送信される信号を受信させる。ホットスタートモードが選択された場合には、CPU11は、アルマナックデータ及びエフェメリスデータを利用してGPS受信部15にGPS衛星から送信される信号を受信させる。ウォームスタートモードが選択された場合には、CPU11は、アルマナックデータのみを利用してGPS受信部15にGPS衛星から送信される信号を受信させる。
CPU11は、選択された起動モードに従って、GPS受信部15を制御してGPS衛星から送信される信号を受信させ、受信した信号からGPS情報を取得させる(ステップS9)。CPU11は、GPS受信部15により取得されたGPS情報を記憶部16に記憶させる。記憶部16に記憶されるGPS情報は、順次上書きされるが、必要に応じて、履歴を保存することとしてもよい。
次に、CPU11は、GPS受信部15により取得されたGPS情報に基づいて、GPS受信装置100の測位を行う(ステップS10)。CPU11は、測位により得られた測位情報を、計時部19から取得した時刻情報と対応付けて記憶部16に記憶させる。
次に、CPU11は、記憶部16から地図情報を読み出し、測位により得られた測位情報に基づいて、現在位置周辺の地図を表示部13に表示させるとともに、地図上に現在位置を表示させる(ステップS11)。
以上で、GPS受信処理が終了する。
以上説明したように、本実施の形態におけるGPS受信装置100によれば、前回の測位位置から所定の距離以上移動したと判断した場合に、記憶部16に記憶されている前回のGPS情報を利用せずにGPS受信部15にGPS衛星から送信される信号を受信させる。すなわち、コールドスタートモードで受信動作を開始させるので、「ホットスタートモードで起動した結果、測位演算が収束せず、コールドスタートモードで再起動する」という状況を回避することができる。このため、ホットスタートモードやウォームスタートモードで起動することができない程度に前回の測位位置から離れた場所で測位する際の測位時間を短縮させることができる。
また、気圧計測データと飛行機気圧変化パターンとを比較することで、GPS受信装置100が飛行機による移動をしたか否かを判断するので、簡単な方法でGPS受信装置100が前回の測位位置から所定の距離以上移動したか否かを判断することができる。
なお、上記実施の形態において、所定の距離以上の移動であるか否かを判断するための判断条件として用いた(条件X)〜(条件Z)は一例であり、気圧のバラツキ値や気圧変動ノイズ等を取り除くための平均化等におけるフィルタ条件は適宜変更してもよい。
また、所定の期間に得られた気圧計測データを全て保存しておかなくてもよい。例えば、気圧センサー20から出力される気圧計測データについて、上述した(条件X)、(条件Y)、(条件Z)を満たすか否かをそれぞれリアルタイムに判断することによって、離着陸時、巡航航行中であることを検出し、それらの事象と時刻情報とを対応付けて記憶することとしてもよい。
<変形例1>
次に、上記実施の形態の変形例1について説明する。
変形例1におけるGPS受信装置は、上記実施の形態に示したGPS受信装置100と同様の構成によってなるため、図1を援用し、その構成については図示及び説明を省略する。以下、変形例1に特徴的な構成及び処理について説明する。
離着陸時判断部としてのCPU11は、気圧センサー20により計測された気圧計測データと記憶部16に記憶されている飛行機気圧変化パターンの離着陸部分とを比較し、両者が一致した場合に、飛行機の離着陸時であると判断する。
電源制御部としてのCPU11は、飛行機の離着陸時であると判断された場合に、GPS受信装置の電源(主電源部14)を停止させる。
次に、変形例1のGPS受信装置における動作について説明する。
図3は、変形例1のGPS受信装置において実行される離着陸時判断処理を示すフローチャートである。この処理は、CPU11とROM18に記憶されている離着陸時判断処理プログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、CPU11は、気圧センサー20により計測された気圧計測データを順次取得する(ステップS21)。CPU11は、取得した気圧計測データをRAM17に格納する。
次に、CPU11は、記憶部16に記憶されている飛行機気圧変化パターンの離着陸部分を読み出す(ステップS22)。具体的には、CPU11は、(条件X)及び(条件Y)の判断条件を読み出す。CPU11は、読み出した飛行機気圧変化パターンの離着陸部分をRAM17に格納する。
次に、CPU11は、直近の気圧計測データと飛行機気圧変化パターンの離着陸部分とを比較し、直近の気圧計測データと飛行機気圧変化パターンンの離着陸部分とが一致するか否かを判断する(ステップS23)。具体的には、CPU11は、直近の気圧計測データについて、上述した(条件X)又は(条件Y)を満たすか否かを判断する。CPU11は、直近の気圧計測データが(条件X)を満たす場合に、飛行機の離陸時であると判断する。CPU11は、直近の気圧計測データが(条件Y)を満たす場合に、飛行機の着陸時であると判断する。
ここで、飛行機の離陸時又は着陸時であると判断された場合には(ステップS24;YES)、GPS受信装置の電源を停止させる(ステップS25)。すなわち、CPU11は、GPS受信装置の各部に対する主電源部14からの電力供給を停止させる。これにより、GPS受信装置の電源がオフの状態になる。
ステップS25の後、又は、ステップS24において、飛行機の離陸時でもなく、着陸時でもないと判断された場合には(ステップS24;NO)、離着陸時判断処理が終了する。
変形例1によれば、気圧計測データに基づいて、離陸時又は着陸時であると判断することができるため、ユーザが誤って離陸時や着陸時にGPS受信装置を起動していた場合に、強制的にGPS測位を停止させることができる。このように、GPS受信装置の使用が禁止されている離陸時や着陸時のGPS受信装置の電源停止を自動的に行うことができる。
<変形例2>
次に、上記実施の形態の変形例2について説明する。
図4は、変形例2におけるGPS受信装置200の機能的構成を示すブロック図である。
GPS受信装置200は、CPU11と、操作部12と、表示部13と、主電源部14と、GPS受信部15と、記憶部16と、RAM17と、ROM18と、計時部19と、加速度センサー23と、加速度計測データ記憶部24と、副電源部22と、を備える。
GPS受信装置200は、上記実施の形態に示したGPS受信装置100と同様の構成によってなるため、同一の部分については、説明を省略する。以下、変形例2に特徴的な構成及び処理について説明する。
加速度センサー23は、GPS受信装置200の加速度を所定の間隔で計測し、計測された加速度の計測値を出力する。
加速度計測データ記憶部24は、不揮発性メモリ等により構成され、加速度センサー23により計測された加速度の時系列データ(以下、加速度計測データという。)を記憶する。加速度計測データは、加速度センサーから出力された加速度の計測値と、計測時に計時部19から出力された時刻情報と、が対応付けられ、時刻に沿って記録されたデータである。
副電源部22は、GPS受信装置200の電源(主電源部14)が切られている場合、すなわち、GPS受信装置200の各部に対する主電源部14からの電力供給が停止されている場合に、加速度センサー23及び加速度計測データ記憶部24に電力を供給する。
移動判断部としてのCPU11は、電源投入時、受信動作の開始前に、GPS受信装置200の移動に関する情報(加速度計測データ)に基づいて、GPS受信装置200が前回の測位位置から所定の距離(例えば、5000km)以上移動したか否かを判断する。
具体的には、CPU11は、加速度計測データ記憶部24に記憶されている加速度計測データに基づいて、自装置(GPS受信装置200)の前回の測位位置からの移動距離を算出し、算出された移動距離が所定の距離以上である場合に、自装置が前回の測位位置から所定の距離以上移動したと判断する。
次に、変形例2のGPS受信装置200における動作について説明する。
図5は、GPS受信装置200において実行されるGPS受信処理を示すフローチャートである。この処理は、CPU11とROM18に記憶されているGPS受信処理プログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、ユーザが操作部12の電源ボタンを押下する等、GPS受信装置200の起動を指示した場合には(ステップS31;YES)、CPU11は、加速度計測データ記憶部24に記憶されている加速度計測データを読み出す(ステップS32)。CPU11は、読み出した加速度計測データをRAM17に格納する。
次に、CPU11は、読み出された加速度計測データに基づいて、加速度を時間で積分して速度を算出し、速度を時間で積分してGPS受信装置200の前回の測位位置からの移動距離を算出する(ステップS33)。
次に、CPU11は、算出された移動距離が5000km以上であるか否かを判断する(ステップS34)。移動距離が5000km以上である場合には(ステップS34;YES)、CPU11は、コールドスタートモードを選択する(ステップS35)。
ステップS34において、移動距離が5000km未満である場合には(ステップS34;NO)、CPU11は、従来と同様、記憶部16に記憶されているGPS情報に応じた起動モードを選択する(ステップS36)。
ステップS35又はステップS36の後、ステップS37に移行する。
ステップS37〜ステップS40の処理は、上記実施の形態におけるステップS8〜ステップS11の処理と同様であるため、説明を省略する。
変形例2によれば、加速度計測データに基づいて、前回の測位位置から所定の距離以上移動したと判断した場合に、記憶部16に記憶されている前回のGPS情報を利用せずにGPS受信部15にGPS衛星から送信される信号を受信させる。すなわち、コールドスタートモードで受信動作を開始させるので、ホットスタートモードやウォームスタートモードで起動することができない程度に前回の測位位置から離れた場所で測位する際の測位時間を短縮させることができる。
また、加速度計測データに基づいて、GPS受信装置200の前回の測位位置からの移動距離を算出するので、簡単な方法でGPS受信装置200が所定の距離以上移動したか否かを判断することができる。
<変形例3>
次に、上記実施の形態の変形例3について説明する。
変形例3におけるGPS受信装置は、上記実施の形態に示したGPS受信装置100と同様の構成によってなるため、図1を援用し、その構成については図示及び説明を省略する。ただし、変形例3では、気圧センサー20及び気圧計測データ記憶部21は不要であり、記憶部16の飛行機気圧変化パターンも不要である。以下、変形例3に特徴的な構成及び処理について説明する。
記憶部16には、地球上に存在する各空港の位置を示す空港位置情報(緯度、経度、高度等)が予め記憶されている。
移動判断部としてのCPU11は、電源投入時、受信動作の開始前に、変形例3のGPS受信装置の移動に関する情報(前回の測位位置を示す情報)に基づいて、GPS受信装置が前回の測位位置から所定の距離以上移動したか否かを判断する。
具体的には、CPU11は、前回の測位位置を示す情報(記憶部16に記憶されている測位情報)に基づいて、前回の測位位置が所定の位置であったか否かを判断し、前回の測位位置が所定の位置であったと判断された場合に、自装置(変形例3のGPS受信装置)が前回の測位位置から所定の距離以上移動したと判断する。ここでは、CPU11は、前回の測位情報が、記憶部16に記憶されている空港位置情報と一致するか否か、すなわち、前回の測位位置が空港であったか否かを判断する。
前回の測位位置が空港であれば、GPS受信装置を携帯しているユーザが飛行機に乗ったであろうと推測される。したがって、CPU11は、前回の測位位置が空港であったと判断された場合には、自装置が前回の測位位置から所定の距離以上移動したと判断する。
次に、変形例3のGPS受信装置における動作について説明する。
図6は、変形例3のGPS受信装置において実行されるGPS受信処理を示すフローチャートである。この処理は、CPU11とROM18に記憶されているGPS受信処理プログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、ユーザが操作部12の電源ボタンを押下する等、GPS受信装置の起動を指示した場合には(ステップS41;YES)、CPU11は、記憶部16に記憶されている前回の測位情報を読み出す(ステップS42)。CPU11は、読み出した前回の測位情報をRAM17に格納する。
次に、CPU11は、記憶部16から空港位置情報を読み出す(ステップS43)。CPU11は、読み出した空港位置情報をRAM17に格納する。
次に、CPU11は、前回の測位情報と空港位置情報とに基づいて、前回の測位位置が空港であったか否かを判断する(ステップS44)。例えば、前回の測位情報に含まれる緯度、経度、高度と、空港位置情報に含まれる緯度、経度、高度と、が一致する場合(両者の差が所定の範囲内である場合も含む。)には、前回の測位位置が空港であったと判断する。前回の測位位置が空港であったと判断された場合(ステップS44;YES)、すなわち、自装置が前回の測位位置から所定の距離以上移動したと判断された場合には、CPU11は、コールドスタートモードを選択する(ステップS45)。
ステップS44において、前回の測位位置が空港でなかったと判断された場合(ステップS44;NO)、すなわち、自装置の前回の測位位置からの移動距離が所定の距離未満であると判断された場合には、CPU11は、従来と同様、記憶部16に記憶されているGPS情報に応じた起動モードを選択する(ステップS46)。
ステップS45又はステップS46の後、ステップS47に移行する。
ステップS47〜ステップS50の処理は、上記実施の形態におけるステップS8〜ステップS11の処理と同様であるため、説明を省略する。
変形例3によれば、前回の測位位置に基づいて、前回の測位位置から所定の距離以上移動したと判断した場合に、記憶部16に記憶されている前回のGPS情報を利用せずにGPS受信部15にGPS衛星から送信される信号を受信させる。すなわち、コールドスタートモードで受信動作を開始させるので、ホットスタートモードやウォームスタートモードで起動することができない程度に前回の測位位置から離れた場所で測位する際の測位時間を短縮させることができる。
また、前回の測位位置に基づいて、GPS受信装置が前回の測位位置から所定の距離以上移動したか否かを判断するので、簡単な方法でGPS受信装置が所定の距離以上移動したか否かを判断することができる。
なお、上記実施の形態及び変形例1〜3における記述は、本発明に係るGPS受信装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、前回の測位位置から所定の距離以上移動したか否かの判断方法は、上述した方法に限らない。例えば、地磁気センサーを用いて伏角を求め、伏角の変化から前回の測位位置から所定の距離以上移動したか否かを判断するようにしてもよい。ただし、現在位置における測位を行う前に所定の距離以上移動したか否かを判断する必要があるため、現在位置におけるGPS情報を用いる方法は除かれる。
また、上記実施の形態及び変形例2では、大移動であるか否かの判断に用いる「所定の距離」として、5000kmを例として用いたが、適宜変更してもよい。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体としてROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
GPS衛星から送信される信号を受信し、当該受信した信号からGPS情報を取得するGPS受信部と、
前記GPS受信部により取得されたGPS情報を記憶する記憶部と、
前記GPS受信部により取得されたGPS情報に基づいて自装置の測位を行う測位部と、
電源投入時に、前記記憶部に記憶されているGPS情報を利用して前記GPS受信部にGPS衛星から送信される信号を受信させる第1のモード、又は、前記記憶部に記憶されているGPS情報を利用せずに前記GPS受信部にGPS衛星から送信される信号を受信させる第2のモードのいずれかのモードで受信動作を開始させる受信制御部と、
電源投入時、前記自装置の移動に関する情報に基づいて、前記自装置が前回の測位位置から所定の距離以上移動したか否かを判断する移動判断部と、
を備え、
前記受信制御部は、前記移動判断部により前記自装置が前記前回の測位位置から前記所定の距離以上移動したと判断された場合に、前記第2のモードで受信動作を開始させることを特徴とするGPS受信装置。
<請求項2>
気圧を計測する気圧センサーと、
前記気圧センサーにより計測された気圧の時系列データを記憶する気圧計測データ記憶部と、
予め用意されている飛行機で移動した場合の気圧変化を示す気圧変化パターンを記憶する気圧変化パターン記憶部と、
を備え、
前記自装置の移動に関する情報は、前記気圧計測データ記憶部に記憶されている気圧の時系列データであり、
前記移動判断部は、前記気圧計測データ記憶部に記憶されている気圧の時系列データと前記気圧変化パターン記憶部に記憶されている気圧変化パターンとを比較し、両者が一致した場合に、前記自装置が前記前回の測位位置から前記所定の距離以上移動したと判断することを特徴とする請求項1に記載のGPS受信装置。
<請求項3>
前記気圧センサーにより計測された気圧の時系列データと前記気圧変化パターン記憶部に記憶されている気圧変化パターンの離着陸部分とを比較し、両者が一致した場合に、飛行機の離着陸時であると判断する離着陸時判断部と、
前記離着陸時判断部により飛行機の離着陸時であると判断された場合に、当該GPS受信装置の電源を停止させる電源制御部と、
を備えることを特徴とする請求項2に記載のGPS受信装置。
<請求項4>
加速度を計測する加速度センサーと、
前記加速度センサーにより計測された加速度の時系列データを記憶する加速度計測データ記憶部と、
を備え、
前記自装置の移動に関する情報は、前記加速度計測データ記憶部に記憶されている加速度の時系列データであり、
前記移動判断部は、前記加速度計測データ記憶部に記憶されている加速度の時系列データに基づいて、前記前回の測位位置からの移動距離を算出し、当該算出された移動距離が前記所定の距離以上である場合に、前記自装置が前記前回の測位位置から前記所定の距離以上移動したと判断することを特徴とする請求項1に記載のGPS受信装置。
<請求項5>
前記自装置の移動に関する情報は、前記前回の測位位置を示す情報であり、
前記移動判断部は、前記前回の測位位置を示す情報に基づいて、前記前回の測位位置が所定の位置であったか否かを判断し、前記前回の測位位置が前記所定の位置であったと判断された場合に、前記自装置が前記前回の測位位置から前記所定の距離以上移動したと判断することを特徴とする請求項1に記載のGPS受信装置。
<請求項6>
GPS衛星から送信される信号を受信し、当該受信した信号からGPS情報を取得するGPS受信部と、前記GPS受信部により取得されたGPS情報を記憶部に記憶させる記憶制御部と、を備えるGPS受信装置を制御するコンピュータに、
前記GPS受信部により取得されたGPS情報に基づいて前記GPS受信装置の測位を行う測位機能、
電源投入時に、前記記憶部に記憶されているGPS情報を利用して前記GPS受信部にGPS衛星から送信される信号を受信させる第1のモード、又は、前記記憶部に記憶されているGPS情報を利用せずに前記GPS受信部にGPS衛星から送信される信号を受信させる第2のモードのいずれかのモードで受信動作を開始させる受信制御機能、
電源投入時、前記GPS受信装置の移動に関する情報に基づいて、前記GPS受信装置が前回の測位位置から所定の距離以上移動したか否かを判断する移動判断機能、
を実現させるためのプログラムであって、
前記受信制御機能は、前記移動判断機能により前記GPS受信装置が前記前回の測位位置から前記所定の距離以上移動したと判断された場合に、前記第2のモードで受信動作を開始させることを特徴とするプログラム。
11 CPU
13 表示部
14 主電源部
15 GPS受信部
16 記憶部
19 計時部
20 気圧センサー
21 気圧計測データ記憶部
23 加速度センサー
24 加速度計測データ記憶部
100 GPS受信装置
200 GPS受信装置

Claims (6)

  1. GPS衛星から送信される信号を受信し、当該受信した信号からGPS情報を取得するGPS受信部と、
    前記GPS受信部により取得されたGPS情報を記憶する記憶部と、
    前記GPS受信部により取得されたGPS情報に基づいて自装置の測位を行う測位部と、
    電源投入時に、前記記憶部に記憶されているGPS情報を利用して前記GPS受信部にGPS衛星から送信される信号を受信させる第1のモード、又は、前記記憶部に記憶されているGPS情報を利用せずに前記GPS受信部にGPS衛星から送信される信号を受信させる第2のモードのいずれかのモードで受信動作を開始させる受信制御部と、
    電源投入時、前記自装置の移動に関する情報に基づいて、前記自装置が前回の測位位置から所定の距離以上移動したか否かを判断する移動判断部と、
    を備え、
    前記受信制御部は、前記移動判断部により前記自装置が前記前回の測位位置から前記所定の距離以上移動したと判断された場合に、前記第2のモードで受信動作を開始させることを特徴とするGPS受信装置。
  2. 気圧を計測する気圧センサーと、
    前記気圧センサーにより計測された気圧の時系列データを記憶する気圧計測データ記憶部と、
    予め用意されている飛行機で移動した場合の気圧変化を示す気圧変化パターンを記憶する気圧変化パターン記憶部と、
    を備え、
    前記自装置の移動に関する情報は、前記気圧計測データ記憶部に記憶されている気圧の時系列データであり、
    前記移動判断部は、前記気圧計測データ記憶部に記憶されている気圧の時系列データと前記気圧変化パターン記憶部に記憶されている気圧変化パターンとを比較し、両者が一致した場合に、前記自装置が前記前回の測位位置から前記所定の距離以上移動したと判断することを特徴とする請求項1に記載のGPS受信装置。
  3. 前記気圧センサーにより計測された気圧の時系列データと前記気圧変化パターン記憶部に記憶されている気圧変化パターンの離着陸部分とを比較し、両者が一致した場合に、飛行機の離着陸時であると判断する離着陸時判断部と、
    前記離着陸時判断部により飛行機の離着陸時であると判断された場合に、当該GPS受信装置の電源を停止させる電源制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のGPS受信装置。
  4. 加速度を計測する加速度センサーと、
    前記加速度センサーにより計測された加速度の時系列データを記憶する加速度計測データ記憶部と、
    を備え、
    前記自装置の移動に関する情報は、前記加速度計測データ記憶部に記憶されている加速度の時系列データであり、
    前記移動判断部は、前記加速度計測データ記憶部に記憶されている加速度の時系列データに基づいて、前記前回の測位位置からの移動距離を算出し、当該算出された移動距離が前記所定の距離以上である場合に、前記自装置が前記前回の測位位置から前記所定の距離以上移動したと判断することを特徴とする請求項1に記載のGPS受信装置。
  5. 前記自装置の移動に関する情報は、前記前回の測位位置を示す情報であり、
    前記移動判断部は、前記前回の測位位置を示す情報に基づいて、前記前回の測位位置が所定の位置であったか否かを判断し、前記前回の測位位置が前記所定の位置であったと判断された場合に、前記自装置が前記前回の測位位置から前記所定の距離以上移動したと判断することを特徴とする請求項1に記載のGPS受信装置。
  6. GPS衛星から送信される信号を受信し、当該受信した信号からGPS情報を取得するGPS受信部と、前記GPS受信部により取得されたGPS情報を記憶部に記憶させる記憶制御部と、を備えるGPS受信装置を制御するコンピュータに、
    前記GPS受信部により取得されたGPS情報に基づいて前記GPS受信装置の測位を行う測位機能、
    電源投入時に、前記記憶部に記憶されているGPS情報を利用して前記GPS受信部にGPS衛星から送信される信号を受信させる第1のモード、又は、前記記憶部に記憶されているGPS情報を利用せずに前記GPS受信部にGPS衛星から送信される信号を受信させる第2のモードのいずれかのモードで受信動作を開始させる受信制御機能、
    電源投入時、前記GPS受信装置の移動に関する情報に基づいて、前記GPS受信装置が前回の測位位置から所定の距離以上移動したか否かを判断する移動判断機能、
    を実現させるためのプログラムであって、
    前記受信制御機能は、前記移動判断機能により前記GPS受信装置が前記前回の測位位置から前記所定の距離以上移動したと判断された場合に、前記第2のモードで受信動作を開始させることを特徴とするプログラム。
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