JP2009137334A - 車室内用空気吹出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連結ロッドにて連結されてリテーナ内の空気吹出口の近傍に上下2段に配置されて空気吹出口を開閉する第1ブレード及び第2ブレードを備え、上段側の第1ブレードの上端部を後方へ押動して両ブレードを連動して回動させるレジスタであり、仮に、開放方向に回動している第2ブレードの下端部(前端部)を下方へ押動して両ブレードを連動して閉鎖方向へ回動させても、両ブレードを設定された閉鎖位置まで確実に回動させるようにする。
【解決手段】下段側の第2ブレード12に、連結ロッド14の背部に当接して連結ロッド14を介して第2ブレード12を閉鎖する方向に押動する押動部12eを設けて、押動部12eを、両ブレード11,12がレジスタの空気吹出口を閉鎖する方向に回動して同空気吹出口を閉鎖する直前に連結ロッド14の背部に当接して押動する位置に設定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、センタレジスタ、サイドレジスタ、ロアレジスタ、サイドデフロスタ等、車室内用空気吹出装置に関する。
車室内用の空気吹出装置の一形式として、空気誘導路を形成する円筒状の筒体と、前記筒体の内部にて回動可能に支持されて同筒体の先端側の空気吹出口の一部を開閉する第1の風向調整板と、前記筒体の内部にて一端部を前記第1の風向調整板の他端部の背部に当接するように回動可能に支持されて前記第1の風向調整板と一体となって前記筒体の空気吹出口部を開閉する第2の風向調整板と、前記第1の風向調整板と前記第2の風向調整板を互いに連結してこれら両風向調整板を連動して回動させる連結部材を備える形式の車室内用空気吹出装置がある(特許文献1を参照)。
当該形式の車室内用空気吹出装置においては、前記各風向調整板を、前記筒体の軸線に対して連動して互いに略平行となる並列状態と互いに略直交となる直列状態との範囲の間で回動調整することにより、前記筒体の前記空気吹出口を開放して吹出される空気流の吹出し方向を調整する配風機能、および、前記筒体の前記空気吹出口を閉鎖して空気流の吹出しを遮断する風遮断機能を発揮する。
しかして、かかる構成の車室内用空気吹出装置においては、前記第1の風向調整板の一端部および他端部(上記特許文献1にて提案されている車室内用空気吹出装置にあっては第1フィンの上端部および下端部)が、前記第2の風向調整板の一端部(上記特許文献1にて提案されている車室内用空気吹出装置にあっては第2フィンの上端部)より前側に位置している。このため、前記両風向調整板の回動操作では、その操作性を考慮して、前記第1の風向調整板の一端側を前側から後方へ押動操作することによって、前記両風向調整板が前記空気吹出口を開放する方向へ連動して回動され、また、前記空気吹出口を開放する方向に回動している前記第1の風向調整板の他端側を上側から下方へ押動操作することによって、前記両風向調整板が前記空気吹出口を閉鎖する方向へ連動して回動されるようになっている。
特開2007−145166号公報
このように、当該形式の車室内用空気吹出装置においては、両風向調整板の回動操作では、その操作性を考慮して、第1の風向調整板の一端側を前側から後方へ押動操作して両風向調整板を連動して開放方向に回動させ、また、第1の風向調整板の他端側を上側から下方へ押動操作することによって、両風向調整板を閉鎖方向へ連動して回動するように設定されている。しかしながら、両風向調整板が開放方向に回動している状態では、第2の風向調整板の他端部も前方に突出していることから、両風向調整板を閉鎖する場合には、第2の風向調整板の他端部を上側から下方へ押動操作することができる。このため、乗員は、第2の風向調整板をこのように押動操作することが予想される。
しかして、両風向調整板の閉鎖方向への回動において、第1の風向調整板の他端部を押動操作する場合、第2の風向調整板が第1の風向調整板の下段に配置されている構成では、第1の風向調整板は漸次起立する方向に回動し、これに伴い、第2の風向調整板は連結部材を介して、第1の風向調整板によって引き上げられつつ起立する方向に回動することになる。これに対して、第2の風向調整板の他端部(下端部)を押動操作する場合には、第2の風向調整板は漸次起立する方向に回動し、これに伴い、第1の風向調整板は連結部材を介して、第2の風向調整板によって押し上げられつつ起立する方向に回動することになる。
しかしながら、当該空気吹出装置を構成する各構成部材には、支持軸および支持孔間、連結部材と第1,第2の風向調整板との連結ピンおよび支持孔間の寸法のバラツキによる干渉を避けるため、第1の風向調整板と第2の風向調整板の間にクリアランスが確保されていることから、第2の風向調整板の他端部(下端部)を押動操作して、連結部材を介して第1の風向調整板を押し上げる操作では、第2の風向調整板は第1の風向調整板を押し上げきれず、前記クリアランスに起因して閉鎖不良が発生する。
また、第2の風向調整板が第1の風向調整板の左右の側部に並列的に配置されている構成では、第1の風向調整板の他端部(他側部)を押動操作する場合、第1の風向調整板は漸次一側方向に回動し、これに伴い、第2の風向調整板は、連結部材を介して側方へ引っ張られて閉鎖方向に回動する。これに対して、第2の風向調整板の他端部(他側部)を押動操作する場合には、第2の風向調整板は漸次一側方向に回動し、これに伴い、第1の風向調整板は、連結部材を介して側方へ押し出されて閉鎖方向に回動する。
このため、第2の風向調整板が第1の風向調整板の左右の側部に並列的に配置されている構成の場合においても、第2の風向調整板は第1の風向調整板を側方へ押し出しきれず、第2の風向調整板が第1の風向調整板の下段に配置されている構成の場合と同様に、前記クリアランスに起因して閉鎖不良が発生する。従って、本発明の目的は、かかる問題に対処することにある。
本発明は、車室内用空気吹出装置に関する。本発明が適用する車室内用空気吹出装置は、空気誘導路を形成する円筒状の筒体と、前記筒体の内部にて回動可能に支持されて同筒体の先端側の空気吹出口の一部を開閉する第1の風向調整板と、前記筒体の内部にて一端部を前記第1の風向調整板の他端部の背部に当接するように回動可能に支持されて前記第1の風向調整板と一体となって前記筒体の空気吹出口部を開閉する第2の風向調整板と、前記第1の風向調整板と前記第2の風向調整板を互いに連結してこれら両風向調整板を連動して回動させる連結部材を備える形式の車室内用空気吹出装置である。
当該形式の車室内用空気吹出装置においては、前記各風向調整板を、前記筒体の軸線に対して互いに略平行となる並列状態と互いに略直交となる直列状態との範囲の間で回動調整することにより、前記筒体の前記空気吹出口を開放して吹出される空気流の吹出し方向を調整する配風機能、および、前記筒体の前記空気吹出口を閉鎖して空気流の吹出しを遮断する風遮断機能を発揮するものである。
しかして、本発明に係る車室内用空気吹出装置においては、前記第2の風向調整板は前記連結部材の背部に当接して同連結部材を押動して前記第1の同風向調整板を閉鎖する方向に押動する押動部を備え、前記押動部は前記両風向調整板が前記空気吹出口を閉鎖する方向に回動して同空気吹出口を閉鎖する直前に前記連結部材の背部に当接して同連結部材を背部から押動する位置に設定されていることを特徴とするものである。
本発明に係る車室内用空気吹出装置においては、前記両風向調整板は、円筒状の第2の筒体内に上下2段に支持されて上下方向に連動して回動するように組付けられて前記第2の筒体と一体に空気吹出装置本体を構成し、前記空気吹出装置本体は前記筒体内に嵌合されて円周方向に回転可能に組付けられて、前記両風向調整板が上下に並列する状態と左右に並列する状態との範囲の使用態様を可能にしている構成とすることができる。
また、本発明に係る車室内空気吹出装置においては、前記第2の風向調整板が前記第1の風向調整板の下段に配置されていて、前記第2の風向調整板の背面側に所定間隔を保持して連結されて同風向調整板の回動支点を中心に同風向調整板と一体に回動する第3の風向調整板を備え、前記第2の風向調整板と前記第3の風向調整板とを連結する連結部と前記第1の風向調整板の側腕部とに前記連結部材の他端部および一端部がそれぞれ回動可能に支持されていて、前記押動部は前記2の風向調整板と前記第3の風向調整板との連結部における前記連結部材の背部に位置して、前記連結部材の他端側の背部に当接可能に設置される構成とすることができる。
本発明に係る車室内用空気吹出装置においては、第2の風向調整板が第1の風向調整板の下段に配置されている構成の場合には、開放状態にある第2の風向調整板の下端部を上側から下方へ押動操作すると、第2の風向調整板は漸次起立する方向に回動し、これに伴い、第1の風向調整板は連結部材を介して押し上げられつつ起立する方向に回動する。このように、両風向調整板が連動して回動動作する場合、両風向調整板が空気吹出口を閉鎖する直前になると、第2の風向調整板側に設けた押動部が両風向調整板を連結している連結部材の背部に当接して、連結部材に対して押し上げ動作する。このため、両風向調整板は連動して起立方向(空気吹出口を閉鎖する方向)にさらに回動し、空気吹出口を設定された状態に閉鎖することになる。
また、本発明に係る車室内用空気吹出装置においては、第2の風向調整板が第1の風向調整板の左右の側部に並列的に配置されている構成の場合には、開放状態にある第2の風向調整板の他側部を押動操作すると、第2の風向調整板は一側方向へ漸次回動し、これに伴い、第1の風向調整板は、連結部材を介して側方へ押し出されて閉鎖方向に回動する。このように、両風向調整板が連動して回動動作する場合、両風向調整板が空気吹出口を閉鎖する直前になると、第2の風向調整板側に設けた押動部が両風向調整板を連結している連結部材の背部に当接して、連結部材を第1の風向調整板を側方へ押し出し動作させる。このため、両風向調整板は連動して起立方向(空気吹出口を閉鎖する方向)にさらに回動し、空気吹出口を設定された状態に閉鎖することになる。
本発明に係る車室用空気吹出装置において、前記両風向調整板を円筒状の第2の筒体内に上下2段に支持して上下方向に連動して回動するように組付けて、第2の筒体と一体に空気吹出装置本体を構成して、当該空気吹出装置本体を筒体内に嵌合して円周方向に回転可能に組付ければ、両風向調整板が上下に並列する状態と左右に並列する状態との範囲の使用態様を採ることができるという利点がある。
本発明は、車室内のインストルメントパネル等に設置されて、センタレジスタ、サイドレジスタ、ロアレジスタ、サイドデフロスタ等として機能する車室内用空気吹出装置に関する。図1〜図4には、本発明に係る車室内用空気吹出装置の一実施形態であるレジスタを示している。図1は当該レジスタの斜視図、図2は当該レジスタの空気吹出口を全閉した状態の正面図(a)、および、当該レジスタの空気吹出口を全開した状態の正面図(b)、図3は当該レジスタの図2(a)における矢印3−3線方向にみた縦断端面図、図4は当該レジスタを分解した状態の各構成部材の斜視図である。
当該レジスタRは、第1の風向調整板(第1ブレード11)および第2の風向調整板(第2ブレード12)を上下2段に配置されていて、第2ブレード12は第3の風向調整板(第3ブレード13)を一体に備えている形式の車室内用空気吹出装置である。当該レジスタRは、レジスタ本体10、円筒状の筒体であるリテーナ20、および、空気吹出口の表縁部を形成するベゼル30からなり、当該レジスタRの各構成部材の全ては合成樹脂を成形材料として形成されているものである。
レジスタ本体10は、当該レジスタRの主要部を構成するもので、第1ブレード11、第2ブレード12、第2ブレード12と一体の第3ブレード13、第1ブレード11と第2ブレード12を連結する連結ロッド14、および、第1ブレード11、第2ブレード12を回動可能に支持する円筒状のリテーナ15とにより構成されている。
第1ブレード11は、楕円形状のブレード本体11aを主体とするもので、ブレード本体11aの左右の側部には、ブレード本体11aと直交状に延びる板状のアーム部11bが一体に形成されていて、左右の各アーム部11bには支持軸11cを備えている。また、左右の一方のアーム部11bには、連結ピン11dを備えている。
第2ブレード12は、楕円状のブレード本体12aを主体とするもので、ブレード本体12aの左右の側部には、ブレード本体12aと直交状に延びる板状のアーム部12bが一体に形成されていて、左右の各アーム部12bには支持軸12cを備えている。また、左右の一方のアーム部12bには、連結ピン12dを備えている。
第2ブレード12は、第1ブレード11に対して、連結ロッド14を介して連結されている。連結ロッド14は、その一端にて第1ブレード11が有する連結ピン11dに回転可能に連結され、その他端にて第2ブレード12が有する連結ピン12dに回転可能に連結されていて、両ブレード11,12を連動して回動すべく連結している。
第3ブレード13は、半楕円状のブレード本体13aを主体とするもので、ブレード本体13aの左右の側部には、第2ブレード12の左右の側部に位置する各アーム部12bが一体となっている。これにより、各アーム部12bは、第3ブレード13を第2ブレード12に連結する連結部を構成していて、左右の各アーム部12bは、ブレード本体13aを第2ブレード12のブレード本体12aに対して、所定の間隔を保持して、ブレード本体12aに並列した状態でその背部に位置させている。
かかる構成の第1ブレード11と、第3ブレード13と一体の第2ブレード12とは、リテーナ15の左右の側壁部に、各支持軸11c,12cを介して回動可能に支持されている。全てのブレード11,12,13が組付けられたリテーナ15は、空気誘導路を形成するリテーナ20に前側開口部から挿入されて嵌合される。レジスタ本体10を嵌合した状態のリテーナ20の前側開口部にはベゼル30が外嵌されている。ベゼル30は、この状態で、レジスタ本体10をリテーナ20のリテーナ本体21内に組付けるとともに、当該レジスタRの空気吹出口を構成している。
レジスタ本体10を構成するリテーナ15においては、その後側の一側縁部に、2本の脚部を有するスプリング15aが一体的に形成されているとともに、その後側の他側縁部に、後方に突出する位置決め部15bが一体に形成されており、また、その後側の上下の縁部には、上下の縁部に渡って上下方向に延びるロッド状の支持部15cが一体に形成されている。
かかる構成のレジスタ本体10をリテーナ20のリテーナ本体21に嵌合した状態では、リテーナ本体21の後部に設けた支持部22の中央凸部22aが、リテーナ15側の支持部15cの中央凹部15c1にが嵌合してレジスタ本体10を位置決め支持し、また、リテーナ15側の位置決め部15bがリテーナ本体21の内周面に設けた円環状のギヤ部23の内周に嵌合して、レジスタ本体10をギヤ部23に対して位置決めして、リテーナ15側のスプリング15aの両脚部をリテーナ本体21側のギヤ部23上に弾撥的に当接している。
レジスタ本体10のかかる組付け状態では、図3に示すように、第1ブレード11は上段に位置するとともに第2ブレード12は下段に位置し、両ブレード11,12が起立している状態では、第3ブレード13は第2ブレード12の背部にて所定の間隔を保持して位置して、全てのブレード11〜13は当該レジスタRの空気吹出口を全閉状態としている。これらのブレード11〜13を上下方向に略90度回動した状態では、図示2点鎖線で示すように、全てのブレード11〜13は上下に並列して当該レジスタRの空気吹出口を全開状態とする。
また、レジスタ本体10のこの組付け状態では、レジスタ本体10は、リテーナ20に対しては、そのリテーナ本体21の円周方向に回転可能であって、レジスタ本体10をリテーナ本体21に対して角度90度回転させれば、ブレードを全開した状態では、全てのブレード11〜13は左右に並列する状態を呈することになる。さらに、レジスタ本体10をリテーナ本体21に対して角度180度回転させれば、ブレードを全開した状態では、全てのブレード11〜13は、回転前とは反転した状態で上下に並列する状態を呈することになる。
従って、当該レジスタRにおいては、各ブレード11〜13を上下に配置した基本の状態で使用することができるとともに、所望により、各ブレード11〜13が上下に並列する状態と左右に並列する状態との範囲の間で、所望の適宜の角度で並列する状態で使用することができるという利点がある。
当該レジスタRにおけるブレードによる空気吹出口の開閉操作を、当該レジスタRの上記した基本の状態について、図3に基づいて説明する。
図3には、各ブレード11〜13が上下に2段に位置する状態のレジスタRであって、レジスタRの先端側の空気吹出口を各ブレード11,12にて閉鎖した状態を示している。この状態では、第1ブレード11が第2ブレード12の上段にて起立状態にあり、第2ブレード12は起立していて、その上半分の部位を第1ブレード11の下端部の背部に当接させて、その背部に重合させている。これにより、両ブレード11,12は互いに協働して、当該レジスタRの空気吹出口を閉鎖している。なお、第2ブレード12と一体の第3ブレード13は、第2ブレード12の背部で、所定の間隔を保持して起立している。
当該レジスタRにおいて、乗員が車室内への空気の吹出しを望む場合には、第1ブレード11のブレード本体11aの上端部11a1を後方へ押動操作する。これにより、第1ブレード11はその支持点P1を中心に上下方向に回動するとともに、連結ロッド14を介して、第2ブレード12をその支持点P2を中心に上下方向に回動させる。この際、第2ブレード12と一体の第3ブレード13は、第2ブレード12の支持点P2を中心に、第2ブレード12と一体に回動する。各ブレード11〜13が最大限回動すると、各ブレード11〜13は2点鎖線で示すように互いに水平状態で上下に並列して、当該レジスタRの空気吹出口を全開状態とする。
当該レジスタRの空気吹出口の開閉操作において、両ブレード11〜13を略45度回動動作させた場合には、第3ブレード13の下端縁がレジスタ本体10を構成するリテーナ15の内周面の下端面部に達して、第2ブレード12の下端縁とリテーナ15の内周面の下端面部間に形成されている空隙を遮断する。このため、当該空隙をすり抜ける吹出空気流を遮断して、吹出空気流の指向方向の乱れを防止する。
一方、空気吹出口が開放状態にある当該レジスタRにおいて、乗員が車室内への吹出空気流の遮断を望む場合には、第1ブレード11のブレード本体11aの下端部11a2(ブレード本体11aが2点鎖線で示す水平状態にある場合はその前端部に該当する)を下方へ押動操作する。これにより、第1ブレード11はその支持点P1を中心に上下方向に回動するとともに、連結ロッド14を介して第2ブレード12を引起こして、その支持点P2を中心に上下方向に回動させる。この際には、第2ブレード12と一体の第3ブレード13は、第2ブレード12の支持点P2を中心に、第2ブレード12と一体に回動する。
各ブレード11〜13が最大限回動すると、各ブレード11〜13は実線で示すように起立状態となって、第2ブレード12におけるブレード本体12aの上端部12a1が、起立している第1ブレード11のブレード本体11aにおける下端部11a2の背部に当接してこれと重合する。これにより、両ブレード11,12は設定された状態に起立して、当該レジスタRの空気吹出口を全閉する。
このように、当該レジスタRにおいては、全てのブレード11〜13の回動操作では、その操作性を考慮して、第1ブレード11におけるブレード本体11aの上端部11a1を上側から下方へ押動操作して全てのブレード11〜13を連動して開放方向に回動させ、また、第1ブレード11におけるブレード本体11aの下端部11a2(水平状態では前端部に該当)を後方へ押動操作することによって、全てのブレード11〜13を閉鎖方向へ連動して回動するように設定されている。
しかしながら、全てのブレード11〜13が開放方向に回動していて、第2ブレード12におけるブレード本体12aの下端部12a2(水平状態では前端部に該当)を下方へ押動操作することが可能であり、ブレード本体12aの下端部12a2を下方へ押動操作した場合にも、各ブレード11〜13を起立状態に回動して、当該レジスタRの空気吹出口を閉鎖させることができる。このため、乗員は、このような押動操作を故意に、または、誤って行うことが予想される。
ところで、各ブレード11〜13の閉鎖方向への回動において、第1ブレード11におけるブレード本体11aの下端部11a2を下方へ押動操作する場合には、第1ブレード11が起立する方向へ漸次回動するのに伴い、第1ブレード11は、連結ロッド14を介して、第2ブレード12を引き上げながら起立する方向へ回動させる。このため、第1ブレード11自体は起立する方向に十分に回動するとともに、第2ブレード12を十分に引き上げて、第2ブレード12を起立する方向に十分に回動させることになって、両ブレード11,12は設定された起立状態で空気吹出口を閉鎖することになる。
これに対して、第2ブレード12におけるブレード本体12aの下端部12a2を下方へ押動操作する場合には、第2ブレード12が起立する方向へ漸次回動するのに伴い、第2ブレード12は、連結ロッド14を介して、第1ブレード11を押し上げながら起立する方向へ回動させることになる。この場合には、支持軸および軸支孔間の寸法のバラツキによる干渉を避けるため、第1ブレード11、第2ブレード12および連結ロッド14間にはクリアランスが確保されていることから、第2ブレード12におけるブレード本体12aの下端部12a2を下方へ押動操作して、連結ロッド14を介して、第1ブレード11を押し上げる操作では、第2ブレード12は第1ブレード11を十分には押し上げきれず、前記クリアランスに起因して閉鎖不良が発生する。
本発明はこれに対処するもので、本発明に係るレジスタRにおいては、図4および図5に示すように、第2ブレード12と第3ブレード13との連結部である一方のアーム部12bに下端隅部に押動部12eを設けている。当該押動部12eは、第1ブレード11と第2ブレード12を連結している連結ロッド14の下端部の背部に位置している。当該押動部12eは、両ブレード11,12が当該レジスタRの空気吹出口を閉鎖する方向に回動して同空気吹出口を閉鎖する直前に、連結ロッド14の下端背部に当接する位置に設定されている。
このため、第2ブレード12におけるブレード本体12aの下端部12a2を下方へ押動する操作では、当該押動部12eは、両ブレード11,12が当該レジスタRの空気吹出口を閉鎖する方向に回動して同空気吹出口を閉鎖する直前に、連結ロッド14の下端背部に当接して連結ロッド14を押し上げる。これにより、当該押動部12eは、連結ロッド14による第1ブレード11に対する押し上げ力の不足を補足して、両ブレード11,12を設定された起立状態として、当該レジスタRの空気吹出口を確実に閉鎖することになる。
本発明に係る車室内用空気吹出装置の一実施形態であるレジスタの斜め前方からみた斜視図である。 当該レジスタの空気吹出口を全閉した状態の正面図(a)、および、全開した状態の正面図(b)である。 当該レジスタの図2(a)における矢印3−3線方向にみた縦断端面図である。 当該レジスタの各構成部材を分解して示す斜視図である。 当該レジスタを構成する各ブレードの連結関係を示す側面図である。
符号の説明
R…レジスタ、10…レジスタ本体、11…第1ブレード、11a…ブレード本体、11a1…上端部、11a2…下端部、11b…アーム部、11c…支持軸、11d…連結ピン、12…第2ブレード、12a…ブレード本体、12a1…上端部、12a2…下端部、12b…アーム部、12c…支持軸、12d…連結ピン、12e…押動部、P1,P2…支持点、13…第3ブレード、13a…ブレード本体、14…連結ロッド、15…リテーナ、15a…スプリング、15b…位置決め部、15c…支持部、15c1…中央軸凹部、20…リテーナ、21…リテーナ本体、22…支持部、22a…中央凸部、23…ギヤ部、30…ベゼル。

Claims (3)

  1. 空気誘導路を形成する円筒状の筒体と、前記筒体の内部にて回動可能に支持されて同筒体の先端側の空気吹出口の一部を開閉する第1の風向調整板と、前記筒体の内部にて一端部を前記第1の風向調整板の他端部の背部に当接するように回動可能に支持されて前記第1の風向調整板と一体となって前記筒体の空気吹出口部を開閉する第2の風向調整板と、前記第1の風向調整板と前記第2の風向調整板を互いに連結してこれら両風向調整板を連動して回動させる連結部材を備え、前記各風向調整板を、前記筒体の軸線に対して互いに略平行となる並列状態と互いに略直交となる直列状態との範囲の間で回動調整することにより、前記筒体の前記空気吹出口を開放して吹出される空気流の吹出し方向を調整する配風機能、および、前記筒体の前記空気吹出口を閉鎖して空気流の吹出しを遮断する風遮断機能を発揮する車室内用空気吹出装置であり、前記第2の風向調整板は前記連結部材の背部に当接して同連結部材を押動して前記第1の同風向調整板を閉鎖する方向に押動する押動部を備え、前記押動部は前記両風向調整板が前記空気吹出口を閉鎖する方向に回動して同空気吹出口を閉鎖する直前に前記連結部材の背部に当接して同連結部材を背部から押動する位置に設定されていることを特徴とする車室内用空気吹出装置。
  2. 請求項1に記載の車室内用空気吹出装置において、前記両風向調整板は、円筒状の第2の筒体内に上下2段に支持されて上下方向に連動して回動するように組付けられて前記第2の筒体と一体に空気吹出装置本体を構成し、前記空気吹出装置本体は前記筒体内に嵌合されて円周方向に回転可能に組付けられて、前記両風向調整板が上下に並列する状態と左右に並列する状態との範囲の使用態様を可能にしていることを特徴とする空気吹出装置。
  3. 請求項1または2に記載の車室内用空気吹出装置であり、当該車室内空気吹出装置は、前記第2の風向調整板が前記第1の風向調整板の下段に配置されていて、前記第2の風向調整板の背面側に所定間隔を保持して連結されて同風向調整板の回動支点を中心に同風向調整板と一体に回動する第3の風向調整板を備え、前記第2の風向調整板と前記第3の風向調整板とを連結する連結部と前記第1の風向調整板の側腕部とに前記連結部材の他端部および一端部がそれぞれ回動可能に支持されていて、前記押動部は前記2の風向調整板と前記第3の風向調整板との連結部における前記連結部材の背部に位置して、前記連結部材の他端側の背部に当接可能に設置されていることを特徴とする車室内用空気吹出装置。
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