JP2008024241A - 車室内用空気吹出装置 - Google Patents

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Michio Ono
道生 小野
Shogen Ri
小源 李
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Kojima Industries Corp
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Abstract

【課題】 車室内用空気吹出装置であるレジスタ10の空気吹出口を開閉する両フィン12,13の連結機構に存在するガタに起因する、両フィン12,13の円滑な連動回動の阻害を防止する。
【解決手段】空気吹出口を開閉する両フィンの下側に位置する第2フィン13側に受承部16bを設け、当該受承部16bにて、連結機構10aを構成する連結ロッド14の下端側の連結部位を下側から受承して、連結ロッド14のガタに起因する、下がって傾く現象を規制し、両フィン12,13の円滑な連動的回動動作を確保する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、センタレジスタ、サイドレジスタ、ロアレジスタ、サイドデフロスタ等、車室内用空気吹出装置に関する。
車室内用空気吹出装置の一形式として、空気誘導路を形成する円筒状の筒体と、前記筒体の内部にて回動可能に支持されて同筒体の先端側の空気吹出口を開閉する上側に位置する第1の風向調整板および下側に位置する第2の風向調整板と、これら各風向調整板を互いに連結してこれらの風向調整板を互いに連動して回動させる連結部材を備える形成の車室内用空気吹出装置がある。
当該形式の車室内用空気吹出装置は、前記両風向調整板を、前記筒体の軸線に対して互いに略平行となる並列状態と互いに略直交となる直列状態との範囲の間で回動調整することにより、前記筒体の前記空気吹出口を開放して吹出される空気流の吹出し方向を調整する配風機能、および、前記筒体の空気吹出口を閉鎖して空気流の吹出しを遮断する風遮断機能を発揮するものであり、その一例が「レジスタ」なる名称にて特許出願されている(特許文献1を参照)。
当該形式の車室内用空気吹出装置においては、両風向調整板を互いに連動可能に連結する連結機構は、前記第1の風向調整板の背面側から同風向調整板の回動支点の上方または下方を後方へ延びる第1の連結アームと、前記第2の風向調整板の背面側から同風向調整板の回動支点の上方または下方を後方へ延びる第2の連結アームと、これら両連結アームの後端部に上下各端部を回動可能に連結されてこれら両連結アームを互いに連結する連結部材とにより構成されている。
かかる構成の連結機構を装備している当該形式の車室内用空気吹出装置においては、空気吹出口が閉鎖されている風遮断時には、両風向調整板は、空気誘導路を形成している筒体の軸線に対して直交する起立状態にあり、配風機能を発揮させるべく空気吹出口を開放するには、例えば、両風向調整板のいずれか一方の上縁部または下縁部を後方へ押動操作する。これにより、一方の風向調整板は回動動作するとともに、連結部材は後方かつ下方へ回動しつつ移動し、連結部材の後方かつ下方への回動移動動作によって、他方の風向調整板が一方の風向調整板と略平行状態を維持した状態で回動する。この結果、空気吹出口は所望量開放されて、当該車室内用空気吹出装置は、空気吹出口から吹出される空気流を所望の方向に指向する。なお、配風機能を発揮している状態の両風向調整板においては、前方へ回動している縁部は、空気吹出口から前方へ所定長さ突出した状態にある。
配風機能を発揮している車室内空気吹出装置において、空気吹出口から吹出されている空気流を遮断するには、両風向調整板のいずれか一方の前方へ突出している縁部を後方へ押動操作する。これにより、一方の風向調整板は回動動作するとともに、連結部材は前方かつ上方へ回動しつつ移動し、連結部材の前方かつ上方への回動移動動作によって、他方の風向調整板が一方の風向調整板と略平行状態を維持した状態で回動する。この結果、両風向調整板は、空気誘導路を形成している筒体の軸線に対して直交する起立状態に復帰して、空気吹出口を閉鎖する。
このように、上記した構成の連結機構を装備する車室内用空気吹出装置においては、吹出空気の風向を調整する操作および吹出空気流を遮断する操作は、両風向調整板のいずれか一方を押動動作することによりなされることから、使い勝手が頗る良好であるという利点がある。
特開2004−42809号公報
ところで、当該車室内空気吹出装置においては、両風向調整板を連動して回動して空気吹出口を開放および閉鎖する際、両風向調整板を円滑に回動動作させるのは、両風向調整板の回動支点を結ぶ線(結線)と、連結部材における両連結アームの連結部位(両回動支点)を結ぶ線(結線)とが互いに平行であることが要請される。しかしながら、連結部材における両連結アームの連結部位にガタが存在している場合には、連結部材は当該ガタに起因して下がって傾き、これら両結線の平行状態を確保し得ず、両風向調整板を円滑に回動動作させることができない。
連結部材における両連結アームの連結部位のガタは、各連結アームや連結部材の寸法誤差や組付誤差、各風向調整板の支持部位の組付誤差等により発生することがあり、また、各連結アームと連結部材との連結部位や、各風向調整板の支持部位の長期使用による摩耗等の損傷によって発生すことがある。連結機構にこのようなガタが存在していると、上記した両風向調整板側の結線と連結部材側の結線との平行状態が確保し得ず、各風向調整板に作用する動作力が互いに均等を欠くことになって、両風向調整板の円滑な連動動作が妨げられることになる。
従って、本発明の目的は、当該連結機構にガタが存在しまたはガタが発生している場合においても、両風向調整板側の結線と連結部材側の結線との平行状態を確保し得るようにして、両風向調整板の円滑な連動動作を確保することにある。
本発明は、車室内用空気吹出装置に関する。本発明に係る車室内用空気吹出装置は、空気誘導路を形成する円筒状の筒体と、前記筒体の内部にて回動可能に支持されて同筒体の先端側の空気吹出口を開閉する上側に位置する第1の風向調整板および下側に位置する第2の風向き調整板と、これら各風向調整板を互いに連結してこれらの風向調整板を連動して回動させる連結部材を備え、前記両風向調整板を、前記筒体の軸線に対して互いに略平行となる並列状態と互いに略直交となる直列状態との範囲の間で回動調整することにより、前記筒体の前記空気吹出口を開放して吹出される空気流の吹出し方向を調整する配風機能、および、前記筒体の空気吹出口を閉鎖して空気流の吹出しを遮断する風遮断機能を発揮する車室内用空気吹出装置である。
しかして、本発明に係る車室内用空気吹出装置においては、前記両風向調整板を互いに連動可能に連結する連結機構は、前記第1の風向調整板の背面側から同風向調整板の回動支点の上方または下方を後方へ延びる第1の連結アームと、前記第2の風向調整板の背面側から同風向調整板の回動支点の上方または下方を後方へ延びる第2の連結アームと、これら両連結アームの後端部に上下各端部を回動可能に連結されてこれら両連結アームを互いに連結する連結部材からなり、前記連結部材の下端部は、少なくとも前記両風向調整板が前記空気吹出口を閉鎖している状態において、前記第2の連結アーム側に設けた受承部にて受承されるように構成されていることを特徴とするものである。
本発明は、風向調整板として、前記第1の風向調整板および前記第2の風向調整板を備える車室内空気吹出装置のみならず、前記第2の風向調整板の背面側に位置して、同第2の風向調整板の回動支点を中心に同第2の風向調整板と一体に回動して、同第2の風向調整板の配風機能を補助する第3の風向調整板を備える車室内用空気吹出装置にも適用することができる。当該車室内用空気吹出装置においては、前記連結機構を構成する前記受承部を、前記第3の風向調整板と前記第2の風向調整板を互いに連結する連結アームに設ける構成とすることができる。
本発明に係るこれらの各車室内用空気吹出装置においては、前記連結機構を構成する前記連結部材を、前記両アームの後端部から後方へ略逆コ字状に屈曲して突出する屈曲状ロッドとすることができる。
本発明に係る車室内用空気吹出装置においては、前記第2の風向調整板側に、両連結アームを互いに連結している連結部材の下端部を受承する受承部を備えている。このため、前記連結機構の連結部材における両連結アームの連結部位にガタが存在している場合においても、連結部材は当該ガタに起因して下がって傾くというようなことはない。
このため、当該連結機構にガタが存在している場合においても、両風向調整板の回動支点を結ぶ線(風向調整板側の結線)と連結部材における両連結アームの連結部位(両回動支点)を結ぶ線(連結部材側の結線)との平行状態は確保される。この結果、連結機構にガタが存在していても、各風向調整板に作用する動作力が互いに均等になって、両風向調整板の円滑な連動動作が確保される。換言すれば、両風向調整板を連動して回動して空気吹出口を開放および閉鎖する際の、両風向調整板の円滑な回動動作が確保される。
本発明は、車室内のインストルメントパネル等に設置されて、センタレジスタ、サイドレジスタ、ロアレジスタ、サイドデフロスタ等として機能する車室内用空気吹出装置に関する。図1〜図6には、本発明に係る車室内用空気吹出装置の一実施形態であるレジスタを示している。図1は当該レジスタの側面図、図2は当該レジスタの空気吹出口を全閉した状態の正面図、図3は当該レジスタの空気吹出口を所定量開放させた半開した状態の正面図、図4は当該レジスタの空気吹出口を全閉した状態の背面図、図5は当該レジスタの空気吹出口を全閉した状態の縦断面図、図6は、当該リテーナの空気吹出口を半開した状態の縦断面図である。
当該レジスタ10は、円筒状の筒体であるケース11、主たる風向調整板の第1の風向調整板である第1フィン12および第2の風向調整板である第2フィン13、第1フィン12および第2フィン13を互いに連結する連結機構10aの構成部材である連結ロッド14、副たる風向調整板の第3の風向調整板である第3フィン15、第2フィン13および第3フィン15を互いに連結する連結アーム16を備えるとともに、嵌合されたケース11を受承してケース11とともに空気流通路を形成するリテーナ17、ケース11の先端部に嵌合されて空気吹出口を形成する円環状のカバー18を備えている。
ケース11は、リテーナ17とともに円筒状の空気誘導路ARを形成するもので、所定長さを有する円筒状のケース本体11aを主体とし、その先端側の開口部に嵌合されたカバー18が空気吹出口を形成している。また、ケース11を受承しているリテーナ17の後端側の開口部は、空気導入口を形成している。ケース本体11aの後端側の開口部には、その縁部から延びる円弧状のロッド状の支持アーム11bが形成されていて、支持アーム11bの長さ方向の中央部、換言すれば、ケース本体11aの中心軸線上の部位が支持部11cに形成されている。支持部11cは、後方に開口する嵌合孔を備えている。
第1フィン12は、外周形状が略楕円形状で平板状を呈しているもので、略楕円形状で平板状のフィン本体12aと、フィン本体12aの背面側の中央部より下方に突設されている左右一対の支持アーム12bと、フィン本体12aの背面側の中央部より上方に突設されている連結アーム12cを備えている。第1フィン12は、各支持アーム12bの後端部にて、ケース11の内周壁の側部に回動可能に支持されていて、回動支点A1を中心に上下方向かつ前後方向に回動可能となっている。連結アーム12cは、第1フィン12の回動支点A1より上方を後方へ延びている。
第2フィン13は、外周形状が略楕円形状で平板状を呈しているもので、略楕円形状で段付きの平板状のフィン本体13aと、フィン本体13aの背面側の中央部より下方に突設されている左右一対の支持アーム13bと、フィン本体13aの背面側の中央部より上方に突設されている連結アーム13cを備えている。第2フィン13は、各支持アーム12bの中間部にて、ケース11の内周壁の側部に回動可能に支持されていて、回動支点A2を中心に上下方向かつ前後方向に回動可能となっている。連結アーム13cは、第2フィン12の回動支点A2より上方を後方へ延びている。第2フィン13が起立状態にある場合には、フィン本体13aの図示上方側の表面部位(窪み凹部13a1)は、起立状態にある第1フィン12の図示下方側の背面部位に重合した状態で位置して、空気吹出口を閉鎖する(図5を参照)。
第2フィン13を構成する両支持アーム13bは、第1フィン12を構成する両支持アーム12bより所定長さ後方へ長く形成されて、第3フィン15の外側側部に連結していて、第2フィン13および第3フィン15を互いに連結する連結アームとしても機能している。従って、当該空気吹出装置10においては、第2フィン13を構成している支持アーム13bを連結アーム16とも称している。
第3フィン15は、連結アーム16を介して第2フィン13に連結されている状態では、第3フィン15を構成する平板状のフィン本体15aは、第2フィン13のフィン本体13aとは所定間隔を維持した並列状態にあって、第2フィン13の背面側に位置している。第3フィン15は、第2フィン13の回動支点A2を中心とする回動時には、回動支点A2を中心として、第2フィン13とは並列状態を維持した状態で一体に回動する。
第1フィン12と第2フィン13を互いに連結する連結機構10aは、第1フィン12が有する連結アーム12cと、第2フィン13が有する連結アーム13cと、連結ロッド14にて構成されている。各連結アーム12c,13cは、上下方向に所定間隔を維持して略同じ長さ後方へ延びており、また、連結ロッド14は、略コ字状に屈曲する形状に形成されたコ字状を呈するロッドである。連結ロッド14は、コ字状部位を後方へ突出した状態で、その上下各端部を各連結アーム12c,13cの後端部に回動可能に連結されて、両連結アーム12c,13cを互いに連結している。これにより、当該連結ロッド14は、第1フィン12および第2フィン13とは干渉することなく、これらの両フィン12,13の連動的な回動を許容する。
当該連結機構10aを構成する連結ロッド14においては、両連結アーム12c,13cに対する上下両端部の連結部位が回動支点B1,B2となっていて、連結機構10aが図5に示す状態にある場合には、連結ロッド14は、両回動支点B1,B2を中心に回動して、下方かつ後方への回動移動動作を許容される。また、連結機構10aが図6に示す状態にある場合には、連結ロッド14は、両回動支点B1,B2を中心に回動して、上方かつ前方への回動移動動作を許容される。両回動支点B1,B2を結ぶ線(連結ロッド側の結線L1)は、第1フィン12および第2フィン13の回動支点A1,A2を結ぶ線(フィン側の結線L2)とは略平行状態にある。また、第2フィン13および第3フィン15を互いに連結する連結アーム16のアーム本体16aの後端部には、上方へ突出する受承部16bが形成されている。
連結アーム16の受承部16bは、図5および図6に示すように、連結機構10aを構成している連結ロッド14の下端側連結部位を下方から受承すべく機能する。当該受承部16bは、連結機構10aにガタが存在している場合でも、連結ロッド14の下端側連結部位を下方から受承することにより、連結ロッド14の下がりに起因する傾きを阻止して、連結ロッド側の結線L1とフィン側の結線L2との平行状態を維持する。
ケース11内に、第1フィン12、第2フィン13および第3フィン15をケース11内に組付けるとともに、第1フィン12および第2フィン13を連結機構10aにて互いに連結してなる組立体は、それ自体リテーナとして機能することから、本実施形態では、当該組立体をインナレジスタ10bと称する。当該インナレジスタ10bは、リテーナ17の円筒状本体17a内に嵌合されてリテーナ17内に組付けられ受承されており、インナレジスタ10bを構成するケース本体11aにおける先端側の開口部の外周縁には、円環状のカバー18が嵌合されている。カバー18は、ケース本体11aの先端側の開口部を、空気吹出口に形成している。従って、当該レジスタ10は、インナレジスタ10bと、インナレジスタ10bを嵌合して受承しているリテーナ17にて構成されている。リテーナ17は、インナレジスタ10bを構成しているケース11と一体となって、空気誘導路ARを形成している。
リテーナ17は、円筒状のリテーナ本体17aを主体とするもので、先端側の開口部は全面開口していて、ケース11が大径内孔内の段部にまで嵌合可能になっている。また、リテーナ本体17aの後端側の開口部は、ハニカム状の大目の網体17bにて覆蓋されているもので、網体17bの中央部には支持部17cが形成されている。支持部17cは、先端側に突出する突起部を備え、ケース11がリテーナ本体17aに嵌合された際、ケース11が有する支持部11cの嵌合孔に嵌合して、ケース11を円周方向に回転可能に支持する。また、リテーナ本体17aは、その内孔内の長手方向の中間部に図示しない環状の段部を備えている。当該段部は、前側端面の全周が連続する凹凸形状に形成されている。当該段部の端面は、リテーナ本体17aの内孔内にケース11が嵌合された際、ケース本体11aの後端面に組付けた図示しないスプリングの各脚部を弾撥的に受承して支持し、ケース11の円周方向への間欠的な回転を許容する。
本発明に係る当該レジスタ10は、例えば、車室内のインストルメントパネルに組付けられて、リテーナ本体17aの後端側の開口部にて、インストルメントパネルに臨む空気調和装置における空気誘導ダクトの先端部に接合される。かかる組付け状態の当該レジスタ10は、そのカバー18、ケース11の先端側、第1フィン12および第2フィン13を車室内に露出させた状態で位置し、配設された位置に基づいて、センタレジスタ、サイドレジスタ、ロアレジスタ、サイドデフロスタ等として機能する。
当該レジスタ10においては、各フィン12,13の回動量を調整することにより、従来のこの種形式のレジスタと全く同様に、ケース11のケース本体11aにおける先端側の開口部に嵌合したカバー18が形成している空気吹出口を閉鎖して、空気吹出口からの空気流の吹出しを遮断する遮断機能、および、空気吹出口を開放して空気吹出口からの空気流の吹出し方向を所望の方向に指向させる配風機能を発揮させることができる。
図2および図5は、当該レジスタ10の空気吹出口が各フィン12,13にて閉鎖されている状態を示しており、この閉鎖状態では、各フィン12,13は空気吹出口を全閉している。また、図3および図6は、当該レジスタ10の空気吹出口が開放されている状態を示しており、この開放状態では、各フィン12,13は空気吹出口を所望量開放した半開している。当該レジスタ10では、各フィン12,13を、空気吹出口を全閉状態とする回動位置(起立状態)と全閉状態とする回動位置(水平並列状態)との間で、回動位置を適宜に調整することができる。乗員は、各フィン12,13を手の指で押動操作することによって、各フィン12,13の回動位置を適宜調整して、空気吹出口から吹出される空気流を所望の方向へ指向させることができる。
乗員は、当該レジスタ10からの車室内への空気の吹出しを所望する場合には、図5に示す起立状態にある第1フィン12のフィン本体12aの上縁部を後方へ押動操作する。これにより、第1フィン12は、その回動支点A1を中心に前後かつ上下方向に回動し、この際、連結ロッド14を、その両回動支点B1,B2を中心に回動させつつ後方かつ下方へ回動移動動作させる。第2フィン13は、連結ロッド14の後方かつ下方への回動移動動作による回動動作力を付与され、その回動中心A2を中心として、第1フィン12に連動して前後かつ上下方向に回動し、同時に、第3フィン15を一体に前後かつ上下方向に回動させる。
図6には、第1フィン12、第2フィン13および第3フィン15を所望量回動して、当該レジスタ10の空気吹出口を所望量開放した状態を示している。この開放状態の当該レジスタ10においては、空気吹出口から吹出される空気流は、第1フィン12および第2フィン13の傾きによって指向されるとともに、第3フィン13は空気誘導路の底部を素通りする空気流を規制して、第2フィン13により指向された空気流の乱れを規制すべく機能する。
また、乗員は、当該レジスタ10からの車室内への空気の吹出しの遮断を所望する場合には、図6に示す傾斜状態にある第1フィン12のフィン本体12aの下縁部を後方へ押動操作する。これにより、第1フィン12は、その回動支点A1を中心に前後かつ上下方向に回動し、この際、連結ロッド14を、その両回動支点B1,B2を中心に回動させつつ前方かつ上方へ回動移動動作させる。第2フィン13は、連結ロッド14の前方かつ上方への回動移動動作による動作力を付与され、その回動中心A2を中心として、第1フィン12に連動して前後かつ上下方向に回動し、同時に、第3フィン15を一体に前後かつ上下方向に回動させる。これにより、各フィン12,13,15は、図5に示す起立状態に復帰して、当該レジスタ10の空気吹出口を閉鎖する。
ところで、当該レジスタ10においては、第1フィン12および第2フィン13を連動して回動して空気吹出口を開放および閉鎖する際、これらの両フィン12,13を円滑に回動動作させるには、両フィン12,13の回動支点A1,A2を結ぶフィン側の結線L2と、連結ロッド14の連結部位である回動支点B1,B2を結ぶ連結ロッド側の結線L1とが互いに平行であることが要請される。しかしながら、連結機構10aには、連結構造を構成した際にすでにガタが存在し、長期の使用による連結部位の摩耗等によりガタが生じることがある。
連結機構10aにガタが存在しまたはガタが発生すると、連結ロッド14は、当該ガタに起因して下がって傾き、これら両結線L1,L2の平行状態を確保し得ず、両フィン12,13を円滑に回動動作させることができない。連結ロッド14の傾きが大きい場合には、両フィン12,13の連動的な回動をし得ないことにもなる。
当該レジスタ10においては、かかる問題に対処すべく、第2フィン13および第3フィン15を互いに連結している連結アーム16のアーム本体16aの後端部に、上方へ突出する受承部16bを設けていて、図5および図6に示すように、当該受承部16bにて、連結機構10aを構成している連結ロッド14の下端側連結部位を下方から受承する構成を採っている。このため、当該受承部16bは、連結機構10aにガタが存在している場合でも、連結ロッド14の下端側連結部位を受承することによって、連結ロッド14の下がりに起因する傾きを阻止し得て、連結ロッド側の結線L1とフィン側の結線L2との平行状態を維持することができる。この結果、両フィン12,13の連動的な回動の円滑な回動動作を確保することができる。
なお、上記した実施形態では、第2フィン13の風向調整を補助する副たる風向調整板である第3フィン15を備える構成のレジスタ10の例を示しているが、本発明は、第3のフィン15を有していない、第1フィン12および第2フィン13を備えるレジスタに適用することができることは勿論である。当該レジスタに本発明を適用する場合には、当該レジスタ10における第3フィン15を廃止するとともに、連結アーム16を受承アームに構成して、当該受承アームの受承部にて、連結ロッド14の下端側連結部位を下方から受承するようにすることができる。また、第2フィン13には、連結アーム16とは別途の受承アームを配設して、当該受承アームの受承部にて、連結ロッド14の下端側連結部位を下方から受承するようにすることもできる。
本発明に係る空気吹出装置の一実施形態であるレジスタの側面図である。 当該レジスタの空気吹出口が全閉している状態の正面図である。 当該レジスタの空気吹出口が半開している状態の正面図である。 当該レジスタの空気吹出口が全閉している状態の背面図である。 当該レジスタの空気吹出口が全閉している状態を縦断した端面図である。 当該レジスタの空気吹出口が半開している状態を縦断した端面図である。
符号の説明
10…レジスタ、10a…連結機構、10b…インナレジスタ、11…ケース、11a…ケース本体、11b…支持アーム、11c…支持部、12…第1フィン、12a…フィン本体、12b…支持アーム、12c…連結アーム、13…第2フィン、13a…フィン本体、13a1…凹部、13b…支持アーム、13c…連結アーム、14…連結ロッド、15…第3フィン、15a…フィン本体、16…連結アーム、16a…アーム本体、16b…受承部、17…リテーナ、17a…リテーナ本体、17b…網体、17c…支持部、18…カバー、AR…空気誘導路、A1,A2…各フィンの回動支点、B1,B2…連結ロッドの各連結端部の回動支点、L1…回動支点B1,B2を結ぶ結線(連結ロッド側の結線)、L2…回動支点A1,A2を結ぶ結線(フィン側の結線)。

Claims (3)

  1. 空気誘導路を形成する円筒状の筒体と、前記筒体の内部にて回動可能に支持されて同筒体の先端側の空気吹出口を開閉する上側に位置する第1の風向調整板および下側に位置する第2の風向調整板と、これら各風向調整板を互いに連結してこれらの風向調整板を連動して回動させる連結部材を備え、前記両風向調整板を、前記筒体の軸線に対して互いに略平行となる並列状態と互いに略直交となる直列状態との範囲の間で回動調整することにより、前記筒体の前記空気吹出口を開放して吹出される空気流の吹出し方向を調整する配風機能、および、前記筒体の空気吹出口を閉鎖して空気流の吹出しを遮断する風遮断機能を発揮する車室内用空気吹出装置であり、前記両風向調整板を互いに連動可能に連結する連結機構は、前記第1の風向調整板の背面側から同風向調整板の回動支点の上方または下方を後方へ延びる第1の連結アームと、前記第2の風向調整板の背面側から同風向調整板の回動支点の上方または下方を後方へ延びる第2の連結アームと、これら両連結アームの後端部に上下各端部を回動可能に連結されてこれら両連結アームを互いに連結する連結部材からなり、前記連結部材の下端部は、少なくとも前記両風向調整板が前記空気吹出口を閉鎖している状態において、前記第2の連結アーム側に設けた受承部にて受承されるように構成されていることを特徴とする車室内用空気吹出装置。
  2. 請求項1に記載の車室内用空気吹出装置であり、当該車室内用空気吹出装置は、前記第2の風向調整板の背面側に位置して同第2の風向調整板の回動支点を中心に同第2の風向調整板と一体に回動して同第2の風向調整板の配風機能を補助する第3の風向調整板を備え、前記連結機構を構成する前記受承部は、前記第3の風向調整板と前記第2の風向調整板を互いに連結する連結アームに設けられていることを特徴とする車室内用空気吹出装置。
  3. 請求項1または2に記載の車室内用空気吹出装置であり、前記連結機構を構成する前記連結部材は、前記両アームの後端部から後方へ略逆コ字状に屈曲して突出する屈曲状ロッドであることを特徴とする車室内用空気吹出装置。
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