JP2009133694A - 渦流測定用貫通コイルおよび渦流測定方法 - Google Patents

渦流測定用貫通コイルおよび渦流測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ワークのコーナー部において、精度良く渦流測定を行うことができる貫通コイルおよび該貫通コイルによる渦流測定方法を提供することにより、焼入品質の管理を改善し、ワークの品質確保を容易にする。
【解決手段】励磁コイル3により発生させる磁束の流れを、貫通コイル1の検出端1a側では非検出端1b側では貫通孔5の軸心(軸A)に近づけつつ、貫通コイル1の非検出端1b側では検出端1a側よりも貫通孔5の軸Aから遠ざけて、貫通コイル1の検出端1a側よりも外側に集中させて、かつ、検出コイル4を、貫通コイル1の検出端1a側では非検出端1b側では貫通孔5の軸Aに近づけつつ、貫通コイル1の非検出端1b側では検出端1a側よりも貫通孔5の軸Aから遠ざけて、励磁コイル3により発生させる磁束の流れに近づけて、貫通コイル1の検出端1a側よりも外側において、ワーク6の貫通孔5に挿通されない部位の渦流測定をする。
【選択図】図5

Description

本発明は、渦流測定の技術に関し、より詳しくは、渦流測定に用いる貫通コイルの構造と、該貫通コイルを用いた渦流測定方法に関する。
従来、貫通コイルを用いて測定対象物の渦流測定をすることによって、測定対象物の欠陥の有無や焼入状態を非破壊で把握する技術が知られており、貫通コイルによる渦流測定の技術が製造部品の品質管理等に広く活用されている。
貫通コイルによる渦流測定の技術としては、同心状に配置した二個のコイルからなる貫通コイルを用いて、測定対象物を貫通コイルに挿通した状態で、貫通コイルをその軸長方向に相対移動させて、測定対象物のインピーダンス変化を貫通コイルによって検知することにより、測定対象物の有疵部分を検知する渦流測定による探傷装置が知られており、例えば、以下に示す特許文献1にその技術が開示されている。
しかしながら、貫通コイルを用いて渦流測定を行う場合、測定対象物のうち貫通コイルを通過した部位についてのみ渦流測定を行うことが可能であった。そのため、測定対象物に拡径部がある場合、拡径部の手前までしか貫通コイルに挿通することができず、貫通コイルに挿通できない部位(例えば、拡径部始端のコーナー部(所謂、R部)等)は正確に渦流測定をすることが困難であった。拡径部始端のコーナー部は、測定対象物に対して作用する応力が集中する箇所となる場合が多いため、より正確に焼入深さ等を把握することが望まれるが、従来の貫通コイルを用いた渦流測定方法では、精度良く拡径部始端のコーナー部の渦流測定を行うことが困難であった。
ここで、従来構成に係る貫通コイル31の全体構成について説明をする。
図7(a)は従来構成に係る貫通コイルの全体構成を示した平面図、図7(b)は従来構成に係る貫通コイルの全体構成を示した側面断面図、図8は従来構成に係る貫通コイルによる渦流測定方法を示す模式図、図9は従来構成に係る励磁コイルにより発生する磁束の流れを示す模式図である。
図7(a)・(b)に示す如く、従来の貫通コイル31は、本体部32、励磁コイル33および検出コイル34等により構成している。
本体部32は、リング状の部材であり、軸Cを軸心とする貫通孔35を形成しつつ、励磁コイル33と検出コイル34を内蔵している。
図7(b)に示す如く、励磁コイル33は、軸Cを軸心として銅線等を終始同一の巻線直径で螺旋状に形成したコイル部材であり、励磁コイル33に通電することによって、励磁コイル33の周囲に磁束の流れを生じさせることができる。そして、励磁コイル33の内側の貫通孔35に測定対象物(例えば、後述する図8に示すワーク36)を挿通し、測定対象物の内部に磁束の流れを浸透させることによって、測定対象物の内部に渦流を生じさせるものである。
検出コイル34は、励磁コイル33と同様に、軸Cを軸心として銅線等を終始同一の巻線直径で螺旋状に形成したコイル部材であり、検出コイル34の内側の貫通孔35に測定対象物を挿通した状態で、励磁コイル33によって測定対象物の内部に生じさせた渦流を検出するものである。
このように従来構成に係る貫通コイル31では、励磁コイル33、検出コイル34および貫通孔35の各軸心(即ち、軸C)を一致させるようにしている。さらに、励磁コイル33の巻線直径を検出コイル34の巻線直径に比して大きくして、励磁コイル33の内側に検出コイル34を配置する構成としている。
次に、従来の貫通コイル31による渦流測定方法について説明をする。
本説明では、例えば、ワーク36について、図8および図9中のワーク36内に二点鎖線で示す焼入パターン37とワーク36の外形線によって囲まれる範囲に焼入処理が施されている場合を例に挙げて、以下の説明をする。
従来、渦流検出値と透磁率の間には相関関係があり、さらに、透磁率と硬度の間にも相関関係があることが知られている。このため、実験等によって、透磁率と硬度の関係(所謂、検量線)を求めておけば、渦流測定により測定された渦流検出値から硬度を求めることができる。
そして、この原理を利用して、貫通コイル31によってワーク36の渦流検出値を測定し、またワーク36の検量線(渦流検出値と硬度の相関)を予め求めておくことにより、測定した渦流検出値と予め求めておいた検量線からワーク36の硬度を求め、硬度から焼入深さを推算して、焼入品質の管理に活用している。
図8に示す如く、ワーク36の軸心を貫通コイル31の軸心(軸C)に合致させた状態で、ワーク36を貫通孔35に挿通しつつ、軸C上で貫通コイル31をワーク36に対して相対移動させる。
このとき、励磁コイル33によってワーク36の内部に渦流を発生させて、それと同時に、検出コイル34によって、発生した渦流を検出するようにしている。
そして、検出コイル34による渦流検出値を図示しないPC等に取り込んで演算処理を施して、ワーク36の焼入パターン37周辺の硬度を求めるとともに、求めた硬度から焼入深さを推算するようにしている。
図9に示す如く、従来の貫通コイル31では、励磁コイル33によって発生した磁束の流れは、貫通コイル31の内側付近に集中しているため、貫通コイル31に内包されている部位は、磁束の強度が高く、精度良く渦流測定を行うことができる。
一方、貫通コイル31の外部となる部位は、磁束の流れを集中させることができないため、磁束の強度が低く、精度良く渦流測定を行うことができない。
例えば、ワーク36のように拡径部36aが形成されている部材は、拡径部36a直前の部位までしか貫通コイル31内部に挿通することができず、拡径部36aの始端に形成されているコーナー部36bも、精度良く渦流測定を行うことができない。
コーナー部36bは、ワーク36に作用する応力が集中しやすく、破断等が発生しやすい部位である。このため、コーナー部36bは焼入品質の管理をする上で、重点的に確認をすべき部位となっているが、従来の貫通コイル31では、コーナー部36bの渦流測定を精度良く行うことができなかった。
このため従来は、コーナー部の焼入深さを検査するために、貫通コイルではなく、別途上置コイルを用いて検査をする場合が多く、この場合、複数のコイルを使い分ける必要があるため検査作業が煩雑になっていた。
そこで、貫通コイルを用いて、ワークのコーナー部の渦流測定を精度良く行うことができる技術の開発が望まれている状況であった。
特開平2−66447号公報
本発明は、係る現状を鑑みて成されたものであり、ワークのコーナー部において、精度良く渦流測定を行うことができる貫通コイルおよび該貫通コイルによる渦流測定方法を提供することにより、焼入品質の管理を改善し、ワークの品質確保を容易にすることを課題としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、測定対象物たるワークを挿通する貫通孔が形成されるリング状の本体部と、該本体部に内蔵され巻線の軸心を前記貫通孔の軸心と同一とする励磁コイルと、前記本体部に内蔵され巻線の軸心を前記貫通孔の軸心と同一とする検出コイルと、を備えた渦流測定用の貫通コイルによる渦流測定方法であって、前記励磁コイルにより発生させる磁束の流れを、前記貫通コイルの一端側では前記貫通孔の軸心に近づけつつ、前記貫通コイルの他端側では一端側よりも前記貫通孔の軸心から遠ざけて、かつ、前記検出コイルを、前記貫通コイルの前記一端側では前記貫通孔の軸心に近づけつつ、前記貫通コイルの前記他端側では一端側よりも前記貫通孔の軸心から遠ざけて、前記一端側の前記貫通コイルよりも外側に位置する、前記ワークの前記貫通孔に挿通されない部位の渦流測定をするものである。
請求項2においては、前記貫通コイルの一端側は、前記貫通孔の前記ワークを挿通する入口側に設定するものである。
請求項3においては、測定対象物たるワークを挿通する貫通孔が形成されるリング状の本体部と、該本体部に内蔵され巻線の軸心を前記貫通孔の軸心と同一とする励磁コイルと、前記本体部に内蔵され巻線の軸心を前記貫通孔の軸心と同一とする検出コイルと、を備える渦流測定用の貫通コイルであって、前記励磁コイルの巻線の直径を、前記貫通コイルの一端側から他端側に向かって漸次拡大し、かつ、前記検出コイルの巻線の直径を、前記貫通コイルの前記一端側から前記他端側に向かって漸次拡大するものである。
請求項4においては、前記貫通コイルの一端側は、前記貫通孔の前記ワークを挿通する入口側に設定するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、ワークのコーナー部を、精度良く渦流測定することができる。
請求項2においては、励磁コイルにより発生させる磁束の流れを、ワークの貫通コイルの外側に位置し貫通コイルに挿通できない部位に集中させることができる。
請求項3においては、ワークのコーナー部を、精度良く渦流測定することができる。
請求項4においては、励磁コイルにより発生させる磁束の流れを、ワークの貫通コイルの外側に位置し貫通コイルに挿通できない部位に集中させることができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1(a)は本発明の第一実施例に係る貫通コイルの全体構成を示した平面図、図1(b)は本発明の第一実施例に係る貫通コイルの全体構成を示した側面断面図、図2は本発明の第一実施例に係る励磁コイルおよび検出コイルの構成を示した模式図、図3は本発明の第二実施例に係る励磁コイルおよび検出コイルの構成を示した模式図、図4は本発明の一実施例に係る貫通コイルによる渦流測定方法を示す模式図、図5は本発明の一実施例に係る励磁コイルにより発生する磁束の流れを示す模式図、図6は(a)従来の渦流測定方法による焼入深さの測定結果を示す図、(b)本発明に係る渦流測定方法による焼入深さの測定結果を示す図である。
まず始めに、本発明の第一実施例に係る貫通コイル1の全体構成について説明をする。
図1(a)・(b)に示す如く、本発明に係る貫通コイル1は、本体部2、励磁コイル3および検出コイル4等により構成している。
本体部2は、リング状の部材であり、軸Aを軸心とする貫通孔5を形成しつつ、励磁コイル3と検出コイル4を内蔵している。尚、本実施例では、本体部2の軸心と貫通孔5の軸心が一致する(共通の軸Aとする)例を示しているが、本発明においては、必ずしも本体部2と貫通孔5の軸心を一致させる必要は無い。
また、貫通コイル1は極性を有しており、貫通孔5に測定対象物(例えば、後述する図4に示すワーク6)が挿通される入口側の端部を検出端1aとし、貫通孔5に挿通される測定対象物が突出する出口側の端部を非検出端1bとしている。
図1(b)に示す如く、励磁コイル3は、軸Aを軸心として銅線等を貫通コイル1の検出端1a側から非検出端1b側へ向けて漸次巻線直径を拡大させながら螺旋状に形成したコイル部材であり、コイル形状が従来の励磁コイル33と異なっている。そして、従来の励磁コイル33と同様に、励磁コイル3に通電することによって、励磁コイル3の周囲に磁束の流れを生じさせることができる。そして、検出端1a側から貫通孔5に測定対象物を挿通して、励磁コイル3の内側に測定対象物を挿通し、測定対象物の内部に磁束の流れを浸透させることによって、測定対象物の内部に渦流を生じさせるものである。
検出コイル4は、励磁コイル3と同様に、軸Aを軸心として銅線等を貫通コイル1の検出端1a側から非検出端1b側へ向けて漸次巻線直径を拡大させながら螺旋状に形成したコイル部材であり、コイル形状が従来の検出コイル34と異なっている。そして、従来の検出コイル34と同様に、検出コイル4の内側に測定対象物を挿通した状態で、励磁コイル3によって測定対象物の内部に生じさせた渦流を検出するものである。
このように本発明の第一実施例に係る貫通コイル1では、従来の貫通コイル31と同様に、励磁コイル3、検出コイル4および貫通孔5の各軸心(即ち、軸A)を一致させるようにしている。さらに、励磁コイル3の検出端1a側端部の巻線直径を検出コイル4の検出端1a側端部の巻線直径に比して大きくして、かつ、励磁コイル3の非検出端1b側端部の巻線直径を検出コイル4の非検出端1b側端部の巻線直径に比して大きくして、励磁コイル3の内側に検出コイル4を配置する構成としている。
次に、本発明の第一実施例に係る貫通コイル1に内蔵される励磁コイル3および検出コイル4の構成について説明をする。
図2に示す如く、本実施例に係る貫通コイル1と従来構成に係る貫通コイル31を比較すると、本実施例に係る励磁コイル3の検出端1a側端部の巻線直径が、従来構成に係る励磁コイル33の巻線直径に比して縮小されている。また、励磁コイル3の非検出端1b側端部の巻線直径が、励磁コイル33の巻線直径に比して拡大されている。
また、本実施例に係る検出コイル4の検出端1a側端部の巻線直径が、従来構成に係る検出コイル34の巻線直径に比して縮小されており、さらに、検出コイル4の非検出端1b側端部の巻線直径が、検出コイル34の巻線直径に比して拡大されている。
つまり、本発明の第一実施例に係る励磁コイル3および検出コイル4は、検出端1a側端部の巻線を軸Aにより近づける構成としている。
これにより、検出端1a側において、励磁コイル3によって発生させる磁束の流れと、検出コイル4による渦流の測定範囲を軸Aに近づけることができる。
さらに、本発明に係る励磁コイル3および検出コイル4は、非検出端1b側端部の巻線を軸Aからより遠ざける構成としている。
これにより、非検出端1b側において、励磁コイル3によって発生させる磁束の流れと、検出コイル4による渦流の測定範囲を軸Aから遠ざけることができる。
このような構成とすることにより、検出端1a側では貫通コイル1による渦流測定の感度を高めることができ、貫通コイル1の検出端1a側では、貫通孔5の外側においても精度良く渦流測定を行うことが可能となる。
さらに、非検出端1b側では貫通コイル1による渦流測定の感度を鈍らせて外乱による影響を極力排除するようにしている。これにより、貫通コイル1の検出端1a側では、貫通孔5の外側において、さらに精度良く渦流測定を行うことが可能となる。
即ち、本発明に係る貫通コイル1は、測定対象物(例えば、ワーク6)を挿通する貫通孔5が形成されるリング状の本体部2と、該本体部2に内蔵され巻線の軸心を貫通孔5の軸心(軸A)と同一とする励磁コイル3と、本体部2に内蔵され巻線の軸心を貫通孔5の軸心(軸A)と同一とする検出コイル4と、を備える渦流測定用の貫通コイル1であって、励磁コイル3の巻線の直径を、貫通コイル1の検出端1a側から非検出端1b側に向かって漸次拡大し、かつ、検出コイル4の巻線の直径を、貫通コイル1の検出端1a側から非検出端1b側に向かって漸次拡大する構成としている。
これにより、貫通孔5の外側においても精度良く渦流測定を行うことが可能となり、ワーク6の貫通コイル1の外側に位置し貫通コイル1に挿通できない部位を、精度良く渦流計測することができるのである。
また、貫通コイル1の検出端1a側は、貫通孔5の測定対象物(例えば、後述する図4に示すワーク6)を挿通する入口側に設定している。
これにより、励磁コイル3により発生させる磁束の流れを、貫通孔5の外側であって測定対象物の貫通コイル1に挿通できない部位(つまり、測定対象物のうち、貫通コイル1に挿通できないため貫通孔5の外側に位置している部位)に集中させることができるのである。
次に、本発明に係る第二実施例に係る貫通コイル11の全体構成について説明をする。
図3に示す如く、本発明の第二実施例に係る貫通コイル11は、本体部12、励磁コイル13および検出コイル14等により構成している。
本体部12は、リング状の部材であり、軸Bを軸心とする貫通孔15を形成しつつ、励磁コイル13と検出コイル14を内蔵している。また、貫通コイル11は極性を有しており、貫通孔15に測定対象物が挿通される入口側の端部を検出端11aとし、貫通孔15に挿通される測定対象物が突出する出口側の端部を非検出端11bとしている。
励磁コイル13は、軸Bを軸心として銅線等を検出端11a側から非検出端11b側へ向けて巻線直径をステップ状に拡大させながら螺旋状に形成したコイル部材であり、この点が第一実施例に示す励磁コイル3と異なっている。そして、従来の励磁コイル33と同様に、励磁コイル13に通電することによって、励磁コイル13の周囲に磁束の流れを生じさせることができる。そして、検出端11aから励磁コイル13の内側に測定対象物を挿通し、該測定対象物の内部にまで磁束の流れを浸透させることによって、測定対象物の内部に渦流を生じさせるものである。
検出コイル14は、励磁コイル13と同様に、軸Bを軸心として銅線等を検出端1a側から非検出端1b側へ向けて巻線直径をステップ状に拡大させながら螺旋状に形成したコイル部材であり、この点が第一実施例に示す検出コイル4と異なっている。そして、従来の検出コイル34と同様に、検出コイル14の内側に測定対象物を挿通した状態で、前記励磁コイル13によって測定対象物の内部に生じさせた渦流を検出するものである。
このように本発明の第二実施例に係る貫通コイル11では、従来の構成に係る貫通コイル31と同様に、本体部12、励磁コイル13、検出コイル14の各軸心(即ち、軸B)を一致させるようにしている。さらに、励磁コイル13の検出端11a側端部の巻線直径を検出コイル14の検出端11a側端部の巻線直径に比して大きくして、かつ、励磁コイル13の非検出端11b側端部の巻線直径を検出コイル14の非検出端11b側端部の巻線直径に比して大きくして、励磁コイル13の内側に検出コイル14を配置する構成としている。
次に、本発明の第二実施例に係る貫通コイル11に内蔵される励磁コイル13および検出コイル14の構成について説明をする。
図3に示す如く、本実施例に係る貫通コイル11と従来構成に係る貫通コイル31を比較すると、本実施例に係る励磁コイル13の検出端11a側端部の巻線直径が、従来構成に係る励磁コイル33の巻線直径に比して縮小されている。また、励磁コイル13の非検出端11b側端部の巻線直径が、励磁コイル33の巻線直径に比して拡大されている。
また、本実施例に係る検出コイル14の検出端11a側端部の巻線直径が、従来構成に係る検出コイル34の巻線直径に比して縮小されており、さらに、検出コイル14の非検出端11b側端部の巻線直径が、検出コイル34の巻線直径に比して拡大されている。
つまり、本発明の第二実施例に係る励磁コイル13および検出コイル14は、本発明の第一実施例に係る励磁コイル3および検出コイル4と同様に、検出端11a側の端部を軸Bに近づける構成としている。
これにより、検出端11a側において、励磁コイル13によって発生させる磁束の流れと、検出コイル14による渦流の測定範囲を軸Bに近づけることができる。
さらに、本発明の第二実施例に係る励磁コイル13および検出コイル14は、非検出端11b側の端部を軸Bから遠ざける構成としている。
これにより、本発明の第一実施例に係る励磁コイル3および検出コイル4と同様に、非検出端11b側において、励磁コイル13によって発生させる磁束の流れと、検出コイル14による渦流の測定範囲を軸Bから遠ざけることができる。
このような構成とすることにより、本発明の第一実施例に係る励磁コイル3および検出コイル4と同様に、検出端11a側では貫通コイル11による渦流測定の感度を高めることができ、貫通コイル11の検出端11a側では、貫通孔15の外側において、精度良く渦流測定を行うことが可能となる。
さらに、本発明の第一実施例に係る励磁コイル3および検出コイル4と同様に、非検出端11b側では貫通コイル11による渦流測定の感度を鈍らせて外乱による影響を極力排除するようにしている。これにより、貫通コイル11の検出端11a側では、貫通孔15の外側において、さらに精度良く渦流測定を行うことが可能となる。
尚、励磁コイルによって発生させる磁束の流れと検出コイルによる渦流の計測範囲を、検出端側では貫通孔の軸心に近づけつつ、非検出端側では貫通孔の軸心から遠ざけるようにするための貫通コイルの構成は、本発明の第一実施例に係る貫通コイル1に示す如く、励磁コイルおよび検出コイルの巻線直径を検出端側から非検出端側に向けて直線的に漸次拡大させる構成や、本発明の第二実施例に係る貫通コイル11に示す如く、励磁コイルおよび検出コイルの巻線直径を検出端側から非検出端側に向けてステップ状に拡大させる構成に限定されるものではなく、励磁コイルおよび検出コイルの検出端側から非検出端側に向けた拡大形状は適宜選択することが可能である。
次に、本発明の第一実施例に係る貫通コイル1による渦流測定方法について説明をする。尚、以後の本発明に係る渦流測定方法の説明においては、第一実施例に係る貫通コイル1を第二実施例に係る貫通コイル11に置き換えることが可能であるため、貫通コイル11を用いた場合の渦流測定方法の説明は省略する。
また本説明では、例えば、ワーク6について、図4および図6中のワーク6内に二点鎖線で示す焼入パターン7とワーク6の外形線によって囲まれる範囲に焼入処理が施されている場合を例に挙げて、以下の説明をする。
図4に示す如く、ワーク6の軸心を貫通コイル1の軸心(軸A)に合致させた状態で、該ワーク6を貫通孔5に挿通しつつ、軸A上で貫通コイル1をワーク6に対して相対移動させる。
このとき、励磁コイル3によってワーク6の内部に渦流を発生させて、それと同時に、検出コイル4によって、発生した渦流を検出するようにしている。
そして、検出コイル4による渦流検出値を図示しないPC等に取り込んで演算処理を施して、ワーク6の表面硬度および焼入深さを求めるようにしている。
このように、測定時の操作方法は従来の貫通コイル31による渦流測定方法と同様である。
しかしながら、図5に示す如く、本発明に係る貫通コイル1では、励磁コイル3によって発生した磁束の流れは、貫通コイル1の検出端1a側においては、軸A側に傾いた磁束の流れとなっているため、貫通コイル1に内包されていない部位(例えば、コーナー部6b)であっても、高い強度の磁束を与えることができ、精度の良い渦流測定を行うことができる。
一方、ワーク6の貫通コイル1の非検出端1b側に位置している部位に対しては、検出端1a側に位置している部位に比べて磁束の流れを遠ざけるようにしているため、ワーク6に与える磁束の強度を低く抑えて、積極的には渦流測定を行わないようにしている。つまり、貫通コイル1の検出端1a側の外側で検出する渦流検出値に対して、外乱となる渦流検出値を検出しないようにしている。
例えば、ワーク6のように拡径部6aが形成されている部材は、拡径部6a直前の部位までしか貫通コイル1に挿通することができず、拡径部6aの手前に形成されているコーナー部6bは、貫通孔5に内包されていない状態となるが、本発明に係る貫通コイル1を用いれば、コーナー部6bが貫通孔5に内包されていない状態であっても、精度良く渦流測定を行うことができる。
即ち、本発明に係る貫通コイル1による渦流測定方法は、測定対象物たるワーク6を挿通する貫通孔5が形成されるリング状の本体部2と、該本体部2に内蔵され巻線の軸心を貫通孔5の軸心(軸A)と同一とする励磁コイル3と、本体部2に内蔵され巻線の軸心を貫通孔5の軸心(軸A)と同一とする検出コイル4と、を備えた渦流測定用の貫通コイル1による渦流測定方法であって、励磁コイル3により発生させる磁束の流れを、貫通コイル1の検出端1a側では非検出端1b側よりも貫通孔5の軸心(軸A)に近づけつつ、貫通コイル1の非検出端1b側では検出端1a側よりも貫通孔5の軸心(軸A)から遠ざけて、かつ、検出コイル4を、貫通コイル1の検出端1a側では非検出端1b側よりも貫通孔5の軸心(軸A)に近づけつつ、貫通コイル1の非検出端1b側では検出端1a側よりも貫通孔5の軸心(軸A)から遠ざけて、貫通コイル1の検出端1a側よりも外側において、ワーク6の貫通孔5に挿通されない部位の渦流測定を可能とするものである。
これにより、ワーク6のコーナー部6bを、精度良く渦流計測することができるのである。そして、コーナー部6bは焼入品質の管理をする上で、重点的に確認をすべき部位であるため、本発明に係る貫通コイル1を用いて、コーナー部6bの渦流測定を容易に精度良く行うことにより、焼入品質の管理を容易化し、ワーク6の品質向上に寄与することができるのである。
次に、本発明に係る貫通コイル1による渦流測定方法の測定精度について説明をする。
図6(a)は、コーナー部の焼入深さが既知である複数の試料を用いて、従来の貫通コイル31による渦流測定方法によって、各試料の渦流検出値を測定し、既知の焼入深さに対する渦流検出値をグラフ上にプロットしたものである。そして、プロットした各データから検量線X1を求めている。つまり、図6(a)には従来の貫通コイル31を用いて渦流測定を行った場合のコーナー部36bの焼入深さの測定結果を示している。
同様に、図6(b)は、コーナー部の焼入深さが既知である複数の試料を用いて、本発明に係る貫通コイル1による渦流測定方法によって、各試料の渦流検出値を測定し、既知の焼入深さに対する渦流検出値をグラフ上にプロットしたものである。そして、プロットした各データから検量線X2を求めている。つまり、図6(b)には本発明に係る貫通コイル1を用いて渦流測定を行った場合のコーナー部6bの焼入深さの測定結果を示している。
そして、各検量線X1およびX2の決定係数(相関係数rの二乗)を求めると、検量線X1では、r2=0.79となり、検量線X2では、r2=0.97となる。
決定係数r2は、検量線の妥当性を評価する指標であり、決定係数が1に近いほど、検量線の妥当性が高いものと評価できる。つまり、図6に示す実験結果からは、検量線X1に比して検量線X2の妥当性が高いことが把握できる。
即ち、本発明に係る貫通コイル1による渦流測定方法を採用すれば、従来の貫通コイル31による渦流測定方法に比して、コーナー部6bの焼入深さをより精度良く測定することが可能となることがわかる。
(a)本発明の第一実施例に係る貫通コイルの全体構成を示した平面図、(b)本発明の第一実施例に係る貫通コイルの全体構成を示した側面断面図。 本発明の第一実施例に係る励磁コイルおよび検出コイルの構成を示した模式図。 本発明の第二実施例に係る励磁コイルおよび検出コイルの構成を示した模式図。 本発明の一実施例に係る貫通コイルによる渦流測定方法を示す模式図。 本発明の一実施例に係る励磁コイルにより発生する磁束の流れを示す模式図。 (a)従来の渦流測定方法による焼入深さの測定結果を示す図、(b)本発明に係る渦流測定方法による焼入深さの測定結果を示す図。 (a)従来構成に係る貫通コイルの全体構成を示した平面図、(b)従来構成に係る貫通コイルの全体構成を示した側面断面図。 従来構成に係る貫通コイルによる渦流測定方法を示す模式図。 従来構成に係る励磁コイルにより発生する磁束の流れを示す模式図。
符号の説明
1 貫通コイル
1a 検出端
1b 非検出端
2 本体部
3 励磁コイル
4 検出コイル
5 貫通孔
6 ワーク

Claims (4)

  1. 測定対象物たるワークを挿通する貫通孔が形成されるリング状の本体部と、
    該本体部に内蔵され巻線の軸心を前記貫通孔の軸心と同一とする励磁コイルと、
    前記本体部に内蔵され巻線の軸心を前記貫通孔の軸心と同一とする検出コイルと、
    を備えた渦流測定用の貫通コイルによる渦流測定方法であって、
    前記励磁コイルにより発生させる磁束の流れを、
    前記貫通コイルの一端側では前記貫通孔の軸心に近づけつつ、
    前記貫通コイルの他端側では一端側よりも前記貫通孔の軸心から遠ざけて、かつ、
    前記検出コイルを、
    前記貫通コイルの前記一端側では前記貫通孔の軸心に近づけつつ、
    前記貫通コイルの前記他端側では一端側よりも前記貫通孔の軸心から遠ざけて、
    前記一端側の前記貫通コイルよりも外側に位置する、
    前記ワークの前記貫通孔に挿通されない部位の渦流測定をする、
    ことを特徴とする渦流測定方法。
  2. 前記貫通コイルの一端側は、
    前記貫通孔の前記ワークを挿通する入口側に設定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の渦流測定方法。
  3. 測定対象物たるワークを挿通する貫通孔が形成されるリング状の本体部と、
    該本体部に内蔵され巻線の軸心を前記貫通孔の軸心と同一とする励磁コイルと、
    前記本体部に内蔵され巻線の軸心を前記貫通孔の軸心と同一とする検出コイルと、
    を備える渦流測定用貫通コイルであって、
    前記励磁コイルの巻線の直径を、
    前記渦流測定用貫通コイルの一端側から他端側に向かって漸次拡大し、かつ、
    前記検出コイルの巻線の直径を、
    前記渦流測定用貫通コイルの前記一端側から前記他端側に向かって漸次拡大する、
    ことを特徴とする渦流測定用貫通コイル。
  4. 前記渦流測定用貫通コイルの一端側は、
    前記貫通孔の前記ワークを挿通する入口側に設定する、
    ことを特徴とする請求項3記載の渦流測定用貫通コイル。
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