JP2009133564A - 冷凍装置用コントロールボックス - Google Patents

冷凍装置用コントロールボックス Download PDF

Info

Publication number
JP2009133564A
JP2009133564A JP2007311001A JP2007311001A JP2009133564A JP 2009133564 A JP2009133564 A JP 2009133564A JP 2007311001 A JP2007311001 A JP 2007311001A JP 2007311001 A JP2007311001 A JP 2007311001A JP 2009133564 A JP2009133564 A JP 2009133564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
controller
housing
board
cover member
control box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007311001A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuma Yokohara
和馬 横原
Kazumichi Motoyama
和道 本山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2007311001A priority Critical patent/JP2009133564A/ja
Publication of JP2009133564A publication Critical patent/JP2009133564A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

【課題】コントローラの点検時にコントローラが雨水等で濡れる虞が少なく、コントローラ及び付属機器の交換作業を容易にする。
【解決手段】冷凍装置用コントロールボックス14であって、一部が開放された筐体140と、筐体140の開放部140aに開閉自在に設けられて当該開放部140aを覆うカバー部材142と、筐体140の開放部140aにおけるカバー部材142の設置位置よりも内側であって当該筐体140の奥部に固定されたコントローラ20とを備え、コントローラ20には、点検作業の対象となる電子部品が、カバー部材142が開状態のときに露出する位置に配設されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、冷凍装置用のコントローラが収容されたコントロールボックスに関する。
従来、例えば海上等を輸送されるコンテナ用の冷凍装置には、冷凍機構等の各機構部を制御するコントローラが備えられており、このコントローラは、輸送時における衝撃緩和や雨水等からの防水対策のために、筐体からなるコントロールボックスに収容されている。そして、このコントローラに搭載されているヒューズやコネクタ等の電子部品は、定期的な点検が必要であるため、当該点検が必要な電子部品を、作業者が視認し易い位置に配置したコントロールボックスが提案されている。下記特許文献1に示されるコントロールボックスは、箱形でなるボックス本体の開放部にヒンジで開閉可能規範が取り付けられ、当該基板上にコントローラを設けると共に、点検を要する付属機器を、当該基板及びコントローラよりも更にボックス本体の内部であって、上記基板を閉状態としたまま作業者が視認できる位置に配置する。当該特許文献1に示されたコントロールボックスによれば、作業者は上記点検を要する付属機器を容易に点検することができる。
実開平4−78485号公開公報
しかしながら、上記特許文献1に示されるコントロールボックスは、作業者による上記付属機器の点検作業は容易であるが、コントローラ自体を点検しようとした場合、上記基板を開いてコントローラをボックス本体の外部に出した状態とする必要があるため、コントローラが雨水等で濡れる虞がある。また、コントローラはボックス本体の開放部に取り付けられ、点検を要する付属機器は、ボックス本体の別の場所に設けられているため、コントローラ及び当該付属機器の交換作業を別々に行わなければならず、交換時の作業が容易ではなかった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、コントローラの点検時にコントローラが雨水等で濡れる虞が少なく、コントローラ及び付属機器の交換作業を容易にすることを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、一部が開放された筐体と、
前記筐体の開放部に開閉自在に設けられて当該開放部を覆うカバー部材と、
前記筐体の開放部における前記カバー部材の設置位置よりも内側であって当該筐体の奥部に固定されたコントローラとを備え、
前記コントローラには、点検作業の対象となる電子部品が、前記カバー部材が開状態のときに露出する位置に配設されている冷凍装置用コントロールボックスである。
この発明によれば、コントローラは、点検時以外はカバー部材により筐体内に収容されて雨水等で濡れる虞がなく、さらに、上記筐体の開放部におけるカバー部材の取付位置よりも内側であって当該筐体の奥部に固定されているため、コントローラ点検時にカバー部材を開状態としても、当該コントローラは筐体の外部に出た状態にならず、コントローラが雨水等で濡れる虞が少ない。また、点検作業の対象となる電子部品は、コントローラに配設されると共に、カバー部材が開状態のときに露出する位置に配設されているので、作業者はカバー部材を開状態とすれば当該電子部品を容易に点検できると共に、コントローラ及び当該電子部品の交換作業も一括して行うことができ、交換時の作業が容易である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の冷凍装置用コントロールボックスであって、前記コントローラは、複数の基板が前記筐体の奥行き方向において重ねて配置された構成とされ、
前記各基板は、前記カバー部材が開状態のときに、いずれかの基板に搭載されている前記点検作業の対象となる電子部品が露出する位置に固定されている。
この発明によれば、コントローラは、複数の基板が筐体の奥行き方向において重ねて配置され、各基板が、いずれかの基板に搭載されている上記点検作業の対象となる電子部品が露出する位置に固定されているので、当該電子部品の点検作業の容易性を確保しつつ、コントローラのダウンサイジング化を図ることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の冷凍装置用コントロールボックスであって、前記各基板は、前記カバー部材が開状態のときに、いずれかの基板に搭載されている点検作業の対象とならない電子部品を覆う位置に固定されている。
この発明によれば、コントローラは、複数の基板が筐体の奥行き方向において重なった状態とされ、各基板が、いずれかの基板に搭載されている上記点検作業の対象とならない電子部品を覆う位置に固定されているので、コントローラのダウンサイジング化を図ることができると共に、カバー部材を開状態とした場合に、当該点検作業の対象とならない電子部品が雨水等で濡れる虞が少なくなる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の冷凍装置用コントロールボックスであって、前記筐体の奥部には、前記複数の基板が固定される位置を位置決めする位置決めピンが設けられ、
前記複数の基板は、前記位置決めピンの径に対応する大きさの径を有する孔部を有し、当該孔部に前記位置決めピンが填って係止することで、前記筐体奥部に固定される。
この発明によれば、コントローラをなす複数の基板は、孔部と位置決めピンとの係止により筐体奥部に固定されるので、当該複数の基板の取り外し及び取付作業が容易である。すなわち、本発明は、コントローラをなす複数の基板を上記筐体に固定することで、当該コントロールボックスが例えば海上等を輸送されるコンテナ用の冷凍装置に適用される等で振動が生じる場合であっても、筐体とコントローラとが一体的に振動する構成とし、筐体に対する各基板の取り付けにビス止めのような強固な固定方法を採用する必要をなくして、上記基板の孔部と位置決めピンとの係止による固定での安定性を確保している。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の冷凍装置用コントロールボックスであって、前記筐体には、前記カバー部材を更に外方から覆う蓋部が設けられている。
この発明によれば、上記カバー部材に加えて、当該カバー部材を更にその外方から覆う蓋部が筐体に設けられているので、筐体内に固定されているコントローラを雨水等から更に確実に保護することができる。
本願発明によれば、コントローラの点検時にコントローラが雨水等で濡れる虞が少なく、点検が必要な電子部品の作業容易性を確保しつつ、コントローラ及び電子部品の交換作業を容易にすることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る冷凍装置用コントロールボックスについて図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る冷凍装置用コントロールボックスが搭載された海上輸送用等のコンテナを示す概略側面図である。
コンテナ100は、コンテナ用冷凍装置(以下、単に「冷凍装置」という。)10とコンテナ本体2とを備えて構成される。コンテナ本体2は内部が空洞となっており、このコンテナ内部2aに荷物が積載される。冷凍装置10はコンテナ本体2の一方端側に配置されてコンテナ内部2aを冷却する。
冷凍装置10は、コンテナ内部2aを冷却するための冷凍機構30と、コンテナ内部2aの温度を計測するための温度センサ60と、コンテナ内部2aの状態や冷凍装置10の運転状況等をユーザに対して表示するための表示部40と、ユーザが冷凍装置10に対する設定変更や操作入力等を行うための操作パネル50と、上記各部を制御するためのコントローラ20とを備えて構成される。なお、温度センサ60は、コンテナ内部2aの空気吹き出し口12の付近に設置された第1温度センサ62と、空気吸い込み口11の付近に設置された第2温度センサ61とを備えており、それぞれがコンテナ内部2aの異なる位置での温度を計測するように配置されている。
冷凍装置10の通常運転時には、コントローラ20が温度センサ60によって計測されるコンテナ内部2aの温度と設定温度とを比較しつつ冷凍機構30を動作させる。これにより、空調された空気が吹き出し口12からコンテナ内部2aに吹き出し、吸い込み口11からコンテナ内部2aの空気が吸い込まれる。このような動作によってコンテナ内部2aが設定された温度で冷凍状態に維持される。また、通常運転時において、表示部40に冷凍装置10の運転状態やコンテナ内部2aの温度が表示されるとともに、設定温度等の変更を行う際にはユーザが操作パネル50より所定の操作入力を行う。
コントローラ20は、表示部40及び操作パネル50が取り付けられた操作盤141の裏面側に設けられている冷凍装置用コントロールボックス(以下、コントロールボックス)14内に設置されている。操作盤141は開閉自在に構成され、コントロールボックス14の開放部を覆う蓋部として機能する。コントロールボックス14の構成の詳細は後述する。
図2は、コントローラ20の主要構成及びコントローラ20と冷凍装置10内の各部との接続状態を示す図である。図2に示すように、コントローラ20は、冷凍機構30を含む冷凍用の各電子機器の動作を制御し、CPU基板201と、I/O基板(入出力基板)202とを備えてなる。
CPU基板201には、CPU2011と、メモリ2012とが搭載されている。CPU2011は、冷凍機構30を含む冷凍用の各電子機器の動作を制御する。CPU2011は、冷凍装置10の機種に応じた制御動作を実現する。メモリ2012は、CPU2011による冷凍装置10の機種に応じた制御動作を実現するために、冷凍装置10の種類分の初期パラメータを記憶している。
I/O基板202は、CPU基板201上のCPU2011と上記各電子機器とを接続するためのインタフェース回路を搭載する。I/O基板202には、CPU2011と上記各電子機器とを接続するための接続部(コネクタ)24a〜24eと、ヒューズ25等とが搭載されている。すなわち、コントローラ20は、冷凍装置10の各部(すなわち、冷凍用の各電子機器)と、CPU2011からの制御ライン23が、上記接続部24a〜24eにて接続される構成である。このため、コントローラ20に故障等が生じ、コントローラ20を交換する必要がある場合には、冷凍装置10の各部(冷凍用の各電子機器)と接続部24a〜24eとの接続を解除してコントローラ20を冷凍装置10から取り外し、当該取り外したコントローラ20に代えて、新たなコントローラ20を冷凍装置10に取り付け、当該新たなコントローラ20のI/O基板202に搭載されている接続部24a〜24eに、冷凍装置10の各部を接続する。
コントローラ20には、上記冷凍装置10の各部(冷凍用の各電子機器)として、例えば、表示部40と、操作パネル50と、冷凍機構30と、温度センサ60と、電源部70とが、I/O基板202の接続部24a〜24eを介して、CPU基板201のCPU2011に接続されている。
コントローラ20の冷凍装置10への取り付けが終了すると、次にユーザは、コントローラ20の初期設定を行う。例えば、ユーザは、当該冷凍装置10を動作制御するために予め定められた初期パラメータを、メモリ2012に記憶されている複数の初期パラメータ群から選択する操作を行う。そして、ユーザは、コントローラ20を冷凍装置10に取り付けた後に、冷凍装置10の電源部をオン状態にして、コントローラ20の初期設定の操作を開始する。
図3はコントロールボックス14の蓋部を開けた状態を示す正面図である。図4は更にコントロールボックス14のカバー部材を開け、内部のコントローラ20が露出した部分を示す正面図である。
コントロールボックス14は、筐体140と、蓋部141と、カバー部材142と、コントローラ20とを備える。筐体140は、その一部が開放された開放部140aを有する。筐体140には、この開放部140aから図3及び図4における奥行き方向に延び、内部にコントローラ20の配設が可能とされた空間が形成されている。
カバー部材142は、筐体140の開放部140aにヒンジにより開閉自在に取り付けられている。なお、カバー部材142は、筐体140の開放部に嵌め込み可能な形状とされ、当該開放部140aの内壁部に対して取り付け及び取り外しが可能に構成されてもよい。
コントローラ20は、図4に示すように、筐体140の開放部140aにおけるカバー部材142の取付位置よりも内側となる筐体140の奥部に固定されている。例えば、コントローラ20は、開放部140aから見て筐体140の最も奥となる側壁に固定される。コントローラ20は、上述したように、CPU基板201とI/O基板202とを備えてなるが、これらCPU基板201及びI/O基板202は、筐体140の奥行き方向においてCPU基板201をI/O基板202よりも手前側として、互いの基板の一部が重ねて配置されている。CPU基板201は、カバー部材142が開状態となってコントローラ20が露出したとき(筐体140の外部から作業者が視認できる状態になったとき)、I/O基板202に搭載されているヒューズ25及びコネクタ(接続部24a〜24e)等の点検作業対象となる電子部品が露出する位置に、筐体140の上記側壁に固定されている。
また、CPU基板201は、カバー部材142が開状態となってコントローラ20が露出したとき、I/O基板202に搭載されている点検作業対象とならない電子部品を覆う位置に、筐体140の上記側壁に固定されている。すなわち、I/O基板202上には、点検作業対象とならない電子部品が、筐体140に固定された状態のCPU基板201によって覆われる位置に配置され、点検作業対象となる電子部品が、筐体140に固定された状態のCPU基板201から外れた位置に配置されている。
なお、コントローラ20の下方となる筐体140の底面部には、充電池等からなる電源部70が配設されている。
(1)筐体140の上記側壁には、CPU基板201及びI/O基板202が筐体140に対して固定される位置を位置決めする位置決めピン51が設けられている。また、CPU基板201及びI/O基板202には、位置決めピン51の径に対応する大きさの径を有する孔部52が形成されている。例えば、孔部52は、四角形状でなるCPU基板201及びI/O基板202のそれぞれの四隅(各コーナ部)に形成されており、この孔部52と同数で位置決めピン51が筐体140に設けられている。各位置決めピン51は、それぞれ対応する孔部52が定められており、CPU基板201及びI/O基板202の各孔部52に、対応するそれぞれの位置決めピン51が嵌入されると、筐体140の上記側壁に対するCPU基板201及びI/O基板202の取付位置が定まるようになっている。
なお、図4には、上記複数設けられている位置決めピン51及び孔部52の一部のみを図示している。
CPU基板201及びI/O基板202は、それらの幅方向(図4における横方向)において互いに異なる寸法とされている。CPU基板201は、I/O基板202よりも図4で奥行き方向における手前側に配置されるため、I/O基板202よりも大きな幅とされている。すなわち、CPU基板201の孔部52に対応する位置決めピン51と、I/O基板202の孔部52に対応する位置決めピン51とは、それぞれの四隅に形成されている孔部52が、上記幅方向において互いに異なる位置に設けられている。これにより、筐体140の上記奥行き方向において、CPU基板201を手前側として重ねて配置されるCPU基板201及びI/O基板202を、それぞれに対応する位置決めピン51に各孔部52を嵌入させることが可能とされている。
CPU基板201は、図4においてI/O基板202よりも上記手前側に配設されるが、例えば、CPU基板201の各孔部52に対応する位置決めピン51は、I/O基板202に対応する位置決めピン51よりも寸法が長く、その形状が先細りとされている。当該CPU基板201の各孔部52に対応する位置決めピン51は、先端部が、対応する孔部52よりも小さい径とされ、後端部(根元部)が当該孔部52よりも大きな径とされ、筐体140の奥行き方向におけるCPU基板201を固定する位置で、対応する孔部52と同一径とされている。当該CPU基板201の固定位置は、I/O基板202の取り付け位置よりも上記奥行き方向において手前側とされている。
一方、I/O基板202に対応する位置決めピン51は、CPU基板201に対応する位置決めピン51よりも寸法が短く、上記CPU基板201の各孔部52に対応する位置決めピン51と同様な先細り形状とされ、筐体140の上記奥行き方向におけるCPU基板201の取り付け位置よりも奥側で、I/O基板202が筐体140の上記側壁に固定されるように設定されている。
(2) また、上記(1)の構成に代えて、以下の構成を採用してもよい。
筐体140の上記側壁には、I/O基板202が筐体140に対して固定される位置を位置決めする位置決めピン51が設けられている。I/O基板202には、位置決めピン51の径に対応する大きさの径を有する孔部52が形成されている。例えば、孔部52は、四角形状でなるI/O基板202のそれぞれの四隅(各コーナ部)に形成されており、この孔部52と同数で位置決めピン51が筐体140に設けられている。各位置決めピン51は、それぞれ対応する孔部52が定められており、I/O基板202の各孔部52に、対応するそれぞれの位置決めピン51が嵌入されると、筐体140の上記側壁に対するI/O基板202の取付位置が定まる。
I/O基板202上には、CPU基板201がI/O基板202に対して固定される位置を位置決めする位置決めピン51が設けられている。CPU基板201には、当該位置決めピン51の径に対応する大きさの径を有する孔部52が形成されている。例えば、孔部52は、四角形状でなるCPU基板201のそれぞれの四隅(各コーナ部)に形成されており、この孔部52と同数で位置決めピン51がI/O基板202上に設けられている。各位置決めピン51は、それぞれ対応する孔部52が定められており、CPU基板201の各孔部52に、対応するそれぞれの位置決めピン51が嵌入されると、I/O基板202に対するCPU基板201の取付位置が定まる。
上記(1)又は(2)の構成において、CPU基板201及びI/O基板202の各位置決めピン51は、それぞれ対応する孔部52に嵌入した状態で、孔部52から突出した先端部分が折れ曲がることで、位置決めピン51と孔部52とが係止し、位置決めピン51からの孔部52の脱落が防止される。すなわち、CPU基板201及びI/O基板202が筐体140に固定される。
さらに、筐体140には、上記カバー部材142を更に外方から覆う蓋部141が、筐体140の開放部140aよりも外方となる位置に、ヒンジ等により開閉自在に取り付けられている。この蓋部141は、上述したように、表示部40及び操作パネル50が取り付けられた操作盤として機能する。
上記構成でなるコントロールボックス14において、コントローラ20のI/O基板202に搭載されているヒューズ25及びコネクタ(接続部24aから24e)等の点検作業対象となる電子部品を作業者が点検する場合、当該作業者は、まず蓋部(操作盤)141を開け、更にカバー部材142を開状態とする。このとき、筐体140内のコントローラ20が露出するが、上記のようにCPU基板201は、I/O基板202に搭載されているヒューズ25及びコネクタ(接続部24aから24e)等の点検作業対象となる電子部品に重ならない位置において筐体140に固定されているため、カバー部材142を開状態とすれば、I/O基板202上の点検作業対象となる上記電子部品が露出し、作業者は、筐体140の外側から当該電子部品を視認できる。また、当該点検時、コントローラ20は、筐体140の奥部に固定されており、筐体140の外部に取り出されないため、雨水等で濡れる虞が少ない。
また、コントローラ20を交換する場合、ユーザは、同様に、蓋部(操作盤)141及びカバー部材142を開け、筐体140内の奥部に固定されているCPU基板201及びI/O基板202でなるコントローラ20を取り外し、新たなコントローラ20の取付作業を行う。この場合、上述したように、CPU基板201及びI/O基板202は、それらの各孔部52が対応する位置決めピン51に対して嵌合して係止することで、筐体140に対して固定されているので、例えばビス止め等による固定の場合よりも簡単に取付及び取り外しのコントローラ20の交換作業を行うことができる。従って、コントローラ20を点検する場合であっても、従来技術のようにコントローラ20を筐体140の外部に出す必要がないため、コントローラ20が雨水等で濡れる虞が少ない。また、コントローラ20は、CPU基板201及びI/O基板202が筐体140の奥部に重ねて固定されているため、CPU基板201及びI/O基板202の交換作業を一括して行うことができ、交換時の作業が容易である。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、コントローラ20はCPU基板201及びI/O基板202でなるものとされているが、コントローラ20は、当該2枚の基板からなる構成に限定されず、3枚以上の基板からなる構成であってもよい。なお、この場合、点検作業対象となる電子部品は当該各基板のいずれかに搭載され、各基板は、当該点検作業対象となる電子部品を露出させる位置において筐体140に固定される。また、当該各基板は、いずれかの基板に搭載されている点検作業対象とならない電子部品を覆うように、筐体140に固定される。
また、CPU基板201及びI/O基板202の孔部52と、位置決めピン51との係止、すなわち、上記孔部52及び位置決めピン51による筐体140へのコントローラ20の固定構造も、上記に示した構成に限定する趣旨ではない。
本発明の一実施形態に係る冷凍装置用コントロールボックスが搭載された海上輸送用等のコンテナを示す概略側面図である。 コントローラの主要構成及びコントローラと冷凍装置内の各部との接続状態を示す図である。 コントロールボックスの蓋部を開けた状態を示す正面図である。 コントロールボックスのカバー部材を開け、内部のコントローラが露出した部分を示す正面図である。
符号の説明
10 冷凍装置
14 冷凍装置用コントロールボックス
20 コントローラ
24a乃至24e 接続部
25 ヒューズ
30 冷凍機構
51 位置決めピン
52 孔部
100 コンテナ
140a 開放部
140 筐体
141 蓋部(操作盤)
142 カバー部材
201 CPU基板
202 I/O基板

Claims (5)

  1. 一部が開放された筐体と、
    前記筐体の開放部に開閉自在に設けられて当該開放部を覆うカバー部材と、
    前記筐体の開放部における前記カバー部材の設置位置よりも内側であって当該筐体の奥部に固定されたコントローラとを備え、
    前記コントローラには、点検作業の対象となる電子部品が、前記カバー部材が開状態のときに露出する位置に配設されている冷凍装置用コントロールボックス。
  2. 前記コントローラは、複数の基板が前記筐体の奥行き方向において重ねて配置された構成とされ、
    前記各基板は、前記カバー部材が開状態のときに、いずれかの基板に搭載されている前記点検作業の対象となる電子部品が露出する位置に固定されている請求項1に記載の冷凍装置用コントロールボックス。
  3. 前記各基板は、前記カバー部材が開状態のときに、いずれかの基板に搭載されている点検作業の対象とならない電子部品を覆う位置に固定されている請求項2に記載の冷凍装置用コントロールボックス。
  4. 前記筐体の奥部には、前記複数の基板が固定される位置を位置決めする位置決めピンが設けられ、
    前記複数の基板は、前記位置決めピンの径に対応する大きさの径を有する孔部を有し、当該孔部に前記位置決めピンが填って係止することで、前記筐体奥部に固定される請求項2又は請求項3に記載の冷凍装置用コントロールボックス。
  5. 前記筐体には、前記カバー部材を更に外方から覆う蓋部が設けられている請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の冷凍装置用コントロールボックス。
JP2007311001A 2007-11-30 2007-11-30 冷凍装置用コントロールボックス Pending JP2009133564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007311001A JP2009133564A (ja) 2007-11-30 2007-11-30 冷凍装置用コントロールボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007311001A JP2009133564A (ja) 2007-11-30 2007-11-30 冷凍装置用コントロールボックス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009133564A true JP2009133564A (ja) 2009-06-18

Family

ID=40865611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007311001A Pending JP2009133564A (ja) 2007-11-30 2007-11-30 冷凍装置用コントロールボックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009133564A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0478485U (ja) * 1990-11-21 1992-07-08
JPH06159721A (ja) * 1992-11-20 1994-06-07 Hitachi Ltd 空気調和機の電装部品取付装置
JPH08195568A (ja) * 1995-01-17 1996-07-30 Nippondenso Co Ltd 電子機器装置およびその組付け方法
JP2007163087A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Daikin Ind Ltd コンテナ用冷凍装置の電装品ボックス

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0478485U (ja) * 1990-11-21 1992-07-08
JPH06159721A (ja) * 1992-11-20 1994-06-07 Hitachi Ltd 空気調和機の電装部品取付装置
JPH08195568A (ja) * 1995-01-17 1996-07-30 Nippondenso Co Ltd 電子機器装置およびその組付け方法
JP2007163087A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Daikin Ind Ltd コンテナ用冷凍装置の電装品ボックス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017122343A1 (ja) 空調用室内機
JP5906225B2 (ja) 環境試験装置
EP3214386A1 (en) Air-conditioner indoor unit
WO2010010626A1 (ja) 電子装置
CA2976960C (en) An inspection system for remotely inspecting internal locations of a structure
JP2006209483A (ja) 数値制御装置
JP2009133564A (ja) 冷凍装置用コントロールボックス
JP5277620B2 (ja) 冷凍装置用コントロールボックス
JP6253455B2 (ja) 姿勢検出装置
JP5053244B2 (ja) 換気装置
JP2009115737A (ja) 電装ボックス、電装ボックスの製造方法
JP2015031480A (ja) 空気調和機
JP4718411B2 (ja) 電気機器
JP2009216348A (ja) 冷凍空調機用リモコン
EP2966427A1 (en) Battery powered metering device
JP3177542U (ja) 電源部安全機構
JP2011137598A (ja) 空気調和機の室外機
JP5775046B2 (ja) 表示装置
KR101174965B1 (ko) 공기 조화기의 실외기
JP5775835B2 (ja) ケースの防滴構造と携帯可能な温度計測器用ケース
JP2022062776A (ja) 回路遮断装置及び分電盤
JP2005149270A (ja) 車両の制御装置
JP2006253069A (ja) 手元開閉器
JP6269690B2 (ja) 室外ユニット
JP2022062777A (ja) 回路遮断装置及び分電盤

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100427

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100506

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100705

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101101

A02 Decision of refusal

Effective date: 20101221

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02