JP3177542U - 電源部安全機構 - Google Patents

電源部安全機構 Download PDF

Info

Publication number
JP3177542U
JP3177542U JP2012003132U JP2012003132U JP3177542U JP 3177542 U JP3177542 U JP 3177542U JP 2012003132 U JP2012003132 U JP 2012003132U JP 2012003132 U JP2012003132 U JP 2012003132U JP 3177542 U JP3177542 U JP 3177542U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inlet
power cable
power supply
safety mechanism
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012003132U
Other languages
English (en)
Inventor
浩史 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2012003132U priority Critical patent/JP3177542U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3177542U publication Critical patent/JP3177542U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 簡単な構造で感電を防止することができる電源部安全機構を提供する。
【解決手段】 装置内部開放開口31が形成された下部筐体30と、装置内部開放開口31を覆うための上部筐体40と、上部筐体40又は下部筐体30に形成されたインレット41と、アウトレットとインレット41とを接続するための電源ケーブル60とを備える装置70に用いられる電源部安全機構50であって、インレット41の周縁の少なくとも一部を覆うように配置される妨害部材51を一端部に有する取付体を備え、取付体の他端部は、インレット41が形成されていない方の筐体に取り付けられ、電源ケーブル60がインレット41に接続されたまま装置内部開放開口31を開放するために、上部筐体40が移動する際には、電源ケーブル60が妨害部材51に接触することで、上部筐体40の移動を阻止する。
【選択図】図1

Description

本考案は、電源部安全機構に関し、特にメンテナンス時等における感電を防止する電源部安全機構に関する。
従来、衛星通信装置等に用いられる大電力増幅装置は、衛星通信で地球局から電波を発信する際に必要な最終段の増幅器として使用されている。このような大電力増幅装置は、インレットと電源スイッチとを有する。そして、インレットに電源ケーブルが差し込まれて、電源スイッチが入れられることにより、大電力増幅装置は電源ケーブルを介してアウトレット(例えばコンセント等)からの電気の供給を受けるようになっている。
ところで、大電力増幅装置の内部のメンテナンスを行う場合には、安全対策上、電源ケーブルをインレットから抜き取った後、装置カバーを取り外すこととされている。しかし、作業者の過誤等により電源ケーブルが抜き取られない状態でメンテナンスが行われることがあり、感電事故が発生することがあった。
そのため、大電力増幅装置には電源が入った状態で装置内部のメンテナンスを行えないようにするために、装置カバー等にインタロックスイッチが取り付けられており、装置カバー等を開けたときに装置の電源を自動的に遮断するような安全構造となっているものがある。
また、インタロックスイッチに代わるものとして、電源ケーブルが嵌合される嵌合口の設置位置に対応して配設された開口部を持つ取付板を有する筐体取付け部材安全構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。図6は、筐体取付け部材安全構造が用いられた電子機器を示す斜視図である。
電子機器の装置筐体1の背面側に設けられた通風口3には、冷却用ファン4がプレート20を介して取り付けられている。プレート20は冷却用ファン4の取付け位置近傍に予め設置された電源入力部2に対応する位置まで延引され、電源入力部2の嵌合口に対応して開口部21が開けられている。
電源ケーブル5は、嵌合口に嵌合するコネクタ口と、コネクタ口からL字形に折り曲げられた電源線に覆設された被覆部材とを有し、プレート20の開口部21を通して電源入力部2の嵌合口に差し込まれるようになっている。
このような筐体取付け部材安全構造では、冷却用ファン4の交換のメンテナンス時において電源ケーブル5を電源入力部2から必ず取り外さなければならないようにすることで、作業者の感電を防止している。
特開平10−126079号公報
しかしながら、上述したような筐体取付け部材安全構造が用いられた電子機器では、コネクタは、L字形に折り曲げられた被覆部材を有する必要があった。
そこで、本考案は、簡単な構造で感電を防止することができる電源部安全機構を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本考案の電源部安全機構は、装置内部開放開口が形成された下部筐体と、前記装置内部開放開口を覆うための上部筐体と、前記上部筐体又は前記下部筐体に形成されたインレットと、アウトレットと前記インレットとを接続するための電源ケーブルとを備える装置に用いられる電源部安全機構であって、前記インレットの周縁の少なくとも一部を覆うように配置される妨害部材を一端部に有する取付体を備え、前記取付体の他端部は、前記インレットが形成されていない方の筐体に取り付けられ、前記電源ケーブルが前記インレットに接続されたまま前記装置内部開放開口を開放するために、前記上部筐体が移動する際には、前記電源ケーブルが前記妨害部材に接触することで、前記上部筐体の移動を阻止するようにしている。
以上のように、本考案の電源部安全機構によれば、取付体を装置に取り付けるだけで、装置内部開放開口を開放するために上部筐体を移動させるときに、前もって電源ケーブルをインレットから取り外さなければならないので、作業者の感電を防止することができる。また、メンテナンス中に、装置内部の動作確認等で通電を必要とする場合には、上部筐体を移動させたままの開状態で電源ケーブルをインレットに容易に取り付けることができる。
(他の課題を解決するための手段および効果)
また、上記の考案において、前記上部筐体は、開状態と閉状態とに前記下部筐体に対して回転可能となっているようにしてもよい。
さらに、上記の考案において、前記取付体の妨害部材は、前記電源ケーブルを挿入するための開口であり、前記電源ケーブルは、前記開口に挿入されて前記インレットと接続されるようにしてもよい。
そして、上記の考案において、前記取付体の妨害部材は、棒状体であり、前記電源ケーブルが前記インレットに接続されたまま前記装置内部開放開口を開放するために、前記上部筐体が回転移動する際には、前記電源ケーブルが前記棒状体に接触することで、前記上部筐体の回転移動を阻止するようにしてもよい。
本考案の第一実施形態に係る分析装置の一例を示す概略構成図。 インレットから電源ケーブルを引き抜いたときの断面図。 開状態の分析装置の側面図。 電源部安全機構の一例を示す図。 本考案の第二実施形態に係る分析装置の一例を示す概略構成図。 筐体取付け部材安全構造が用いられた電子機器を示す斜視図。
以下、本考案の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本考案は、以下に説明するような実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれる。
<第一実施形態>
図1は、本考案の第一実施形態に係る分析装置の一例を示す概略構成図である。なお、図1(a)は、閉状態の分析装置の左側面図であり、図1(b)は、閉状態の分析装置の水平断面図である。また、図2は、インレットから電源ケーブルを引き抜いたときの水平断面図であり、図3は、開状態の分析装置の左側面図である。さらに、地面に水平な一方向をX方向とし、地面に水平でX方向と垂直な方向をY方向とし、X方向とY方向とに垂直な方向をZ方向とする。
分析装置70は、底面と前面壁と右側壁と左側壁と後面壁とを有する下部筐体30と、上面と前面壁と右側壁と左側壁と後面壁とを有する上部筐体(扉)40と、コード状の電源ケーブル60と、板状体の電源部安全機構50とを備える。
下部筐体30は、底面と前面壁と右側壁と左側壁と後面壁とを有し、上部が装置内部開放開口31となっている。また、下部筐体30の内部には、メンテナンスが必要な様々な部品(計測器や制御盤等;図示せず)が搭載されている。
上部筐体40は、上面と前面壁と右側壁と左側壁と後面壁とを有し、下部が開口となっている。また、上部筐体40の左側壁には、四角形の接続口を有するインレット41が形成されている。なお、下部に形成された開口の大きさは、装置内部開放開口31の大きさと同じとなっており、上部筐体40で装置内部開放開口31を塞ぐことができるようになっている。そして、下部筐体30の後面壁の上面と上部筐体40の後面壁の下面とが蝶番32によって連結されることにより、上部筐体40がX方向を回転軸として回転移動可能となっている。これにより、作業者は上部筐体40で装置内部開放開口31が覆われた閉状態(図1(a)参照)と、装置内部開放開口31が開放された開状態(図3参照)とにすることができるようになっている。
電源ケーブル60は、コード状であり、その一端部がアウトレット(例えばコンセント等)と接続されるようになっているとともに、その他端部がインレット41と接続されるようになっている。これにより、分析装置70内部に搭載された部品等は電源ケーブル60を介してアウトレットからの電気の供給を受けることができる。
電源部安全機構50は、長方形状の板状体(取付体)であり、その上端部に電源ケーブル60の断面積とほぼ等しい大きさの四角形の開口(妨害部材)51が形成されている。図4(a)は、電源部安全機構50の一例を示す平面図であり、図4(b)は、図4(a)に示す電源部安全機構50の側面図である。
そして、電源部安全機構50の下端部は、下部筐体40の左側壁に2本のネジ52で取り付けられて、閉状態には開口51がインレット41の位置に対応して配設されるようになっている。これにより、電源ケーブル60の他端部は、X方向で開口51を通してインレット41に差し込まれることができるようになっている(図1(b)参照)。
このような分析装置70によれば、作業者は、分析装置70内部に搭載された部品等を交換や点検するメンテナンスを行う場合、装置内部開放開口31を開放させるために上部筐体40をX方向を回転軸として回転移動させる必要があるが、作業者の過誤等により電源ケーブル60が抜き取られていない状態であれば、電源ケーブル60はX方向で開口51に挿入されているので電源ケーブル60と開口51の内壁面とが接触し、上部筐体40は回転移動することができない。これによって、作業者は、電源ケーブル60が抜き取られていない状態であることを認識することができる。
そして、作業者は認識した後や前もって電源ケーブル60を抜き取った状態で(図2参照)、上部筐体40を回転移動させることで、装置内部開放開口31を開放させて、分析装置70内部に搭載された部品等を交換や点検するメンテナンスを行う(図3参照)。したがって、作業者が過誤等により感電することがなくなる。
また、メンテナンス中に装置内部の動作確認のため等で通電を必要とする場合、上部筐体40を移動させたままの開状態で電源ケーブル60をインレット41に容易に取り付けることができる。このとき、電源ケーブル60の他端部は、X方向で開口51を通さずインレット41に差し込まれることになり、また、作業者は意図的に通電させているため、過誤等により感電することはない。
<第二実施形態>
図5は、本考案の第二実施形態に係る分析装置の一例を示す概略構成図である。なお、図5(a)は、閉状態の分析装置の左側面図であり、図5(b)は、開状態の分析装置の左側面図である。上述した従来の分析装置70と同様のものについては、同じ符号を付している。
分析装置170は、底面と前面壁と右側壁と左側壁と後面壁とを有する下部筐体30と、上面と前面壁と右側壁と左側壁と後面壁とを有する上部筐体(蓋)40と、コード状の電源ケーブル60と、棒状体の電源部安全機構150とを備える。
上部筐体40は、下方向(−Z方向)に押し付けられることにより、下部筐体30に嵌るようになっており、また、上方向(Z方向)に引っ張られることにより、下部筐体30から外れるようになっている。これにより、作業者は上部筐体40で装置内部開放開口31が覆われた閉状態と、装置内部開放開口31が開放された開状態とにすることができるようになっている。
電源部安全機構150は、棒状体(取付体)であり、その上端が90°(Y方向)に折れ曲がったフック(妨害部材)151が形成されている。
そして、電源部安全機構150の下端部は、下部筐体40の左側壁に2本のネジ52で取り付けられ、閉状態にはフック151がインレット41の上方(インレット41の周縁の一部)に配設されるようになっている。
このような分析装置170によれば、作業者は、分析装置170内部に搭載された部品等を交換や点検するメンテナンスを行う場合、装置内部開放開口31を開放させるために上部筐体40を上方向(Z方向)に引っ張る必要があるが、作業者の過誤等により電源ケーブル60が抜き取られていない状態であれば、電源ケーブル60の上方(Z方向)にはフック151が配置されているので、電源ケーブル60とフック151の下端面とが接触するため、上部筐体40が上方向(Z方向)に移動することができない。これによって、作業者は、電源ケーブル60が抜き取られていない状態であることを認識することができる。
そして、作業者は認識した後や前もって電源ケーブル60が抜き取った状態で、上部筐体40を上方向(Z方向)に引っ張ることで、装置内部開放開口31を開放させて、分析装置70内部に搭載された部品等を交換や点検するメンテナンスを行う。したがって、作業者が過誤等により感電することがなくなる。
また、メンテナンス中に装置内部の動作確認のため等で通電を必要とする場合、上部筐体40を移動させたままの開状態で電源ケーブル60をインレット41に容易に取り付けることができる。このとき、作業者は意図的に通電させているため、過誤等により感電することはない。
本考案は、メンテナンス時等における感電を防止する電源部安全機構等に利用することができる。
30 下部筐体
31 装置内部開放開口
40 上部筐体
41 インレット
50 電源部安全機構
51 開口(妨害部材)
60 電源ケーブル
70 分析装置

Claims (4)

  1. 装置内部開放開口が形成された下部筐体と、
    前記装置内部開放開口を覆うための上部筐体と、
    前記上部筐体又は前記下部筐体に形成されたインレットと、
    アウトレットと前記インレットとを接続するための電源ケーブルとを備える装置に用いられる電源部安全機構であって、
    前記インレットの周縁の少なくとも一部を覆うように配置される妨害部材を一端部に有する取付体を備え、
    前記取付体の他端部は、前記インレットが形成されていない方の筐体に取り付けられ、
    前記電源ケーブルが前記インレットに接続されたまま前記装置内部開放開口を開放するために、前記上部筐体が移動する際には、前記電源ケーブルが前記妨害部材に接触することで、前記上部筐体の移動を阻止することを特徴とする電源部安全機構。
  2. 前記上部筐体は、開状態と閉状態とに前記下部筐体に対して回転可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の電源部安全機構。
  3. 前記取付体の妨害部材は、前記電源ケーブルを挿入するための開口であり、
    前記電源ケーブルは、前記開口に挿入されて前記インレットと接続されることを特徴とする請求項2に記載の電源部安全機構。
  4. 前記取付体の妨害部材は、棒状体であり、
    前記電源ケーブルが前記インレットに接続されたまま前記装置内部開放開口を開放するために、前記上部筐体が回転移動する際には、前記電源ケーブルが前記棒状体に接触することで、前記上部筐体の回転移動を阻止することを特徴とする請求項2に記載の電源部安全機構。
JP2012003132U 2012-05-28 2012-05-28 電源部安全機構 Expired - Fee Related JP3177542U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012003132U JP3177542U (ja) 2012-05-28 2012-05-28 電源部安全機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012003132U JP3177542U (ja) 2012-05-28 2012-05-28 電源部安全機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3177542U true JP3177542U (ja) 2012-08-09

Family

ID=48004364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012003132U Expired - Fee Related JP3177542U (ja) 2012-05-28 2012-05-28 電源部安全機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3177542U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8716611B2 (en) Weighing scale housing with carrier unit for electronics mounted on guiding tracts for removal from the housing, wherein the carrier also serves as a closure plate for the bottom of the pedestal opening
JP5908731B2 (ja) 空気調和機
JP2013148235A (ja) 空気調和機
JP3177542U (ja) 電源部安全機構
JP2007285605A (ja) 電気温水器、及びその漏電遮断器取付け方法
JP2010127584A (ja) 換気装置
CN115435392A (zh) 电器盒及天井机
JP4740044B2 (ja) 機器収納キャビネット
JP7051428B2 (ja) 加熱調理器
JP4536798B2 (ja) 遊技機
JP2016092151A (ja) 筐体
JP4536796B2 (ja) 遊技機
JP4536799B2 (ja) 遊技機
KR100861927B1 (ko) 이동통신 단말기의 검사 장치
KR20150014174A (ko) 엘리베이터 도어에 설치된 모니터의 보호덮개장치
JP7359582B2 (ja) 防災装置
JP4536800B2 (ja) 遊技機
JP4498438B2 (ja) 遊技機
JP2008207033A (ja) 遊技機
JP7436314B2 (ja) 洗濯機
JP4498440B2 (ja) 遊技機
JP4498439B2 (ja) 遊技機
JP4498436B2 (ja) 遊技機
JP2014085201A (ja) 重量選別機
JP4498441B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3177542

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150718

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees