JP7359582B2 - 防災装置 - Google Patents
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Description
また、第2形態で利用される場合に利用孔を閉鎖する閉鎖手段を備えることにより、例えば、利用孔を介する塵埃等の筐体の内部への進入を防止することが可能となる。
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に防災装置に関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
まず、本実施の形態に係る検知装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態における検知装置の斜視図であり、図2は、図1とは反対側から見た状態の検知装置の斜視図であり、図3は、検知装置の正面図であり、図4は、検知装置の背面図であり、図5は、検知装置の平面図であり、図6は、図5の一部の拡大図であり、図7は、図2の検知装置の分解斜視図であり、図8は、筐体側第1蓋部が取り外された状態の検知装置の正面図であり、図9は、設置対象に設置された状態の検知装置の側面図である。
図2の筐体1は、検知装置100の構成要素を収容する収容手段である。この筐体1の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、全体としては矩形の箱形状の物であり、また、内部の図7の筐体側底部14によって仕切られている2個の中空部を備えるものである。また、筐体1は、例えば、図8の筐体側第1凹部11、図3の筐体側第1蓋部12、図7の筐体側第2凹部13、筐体側底部14、筐体側第2蓋部15、及び図1のベルト固定部16を備える。
図8の筐体側第1凹部11は、例えば、図9の設置対象900と対向する側(-Y方向)とは反対側(+Y方向)に形成されている凹部であり、また、筐体側底部14によって区切られている2個の中空部の内の1個の中空部が形成される部分であり、また、回路基板4、及び検出部5が収容されている部分であり、また、図3の筐体側第1蓋部12にて覆われる部分であり、また、リブ111を備える部分である。なお、「設置対象」900とは、前述の設置対象であり、例えば、室内の壁である。
図8のリブ111は、前述の緩和手段である。リブ111の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、筐体1の強度を向上させつつ、回路基板4に付与される外力を緩和する部分であり、筐体側第1凹部11の周縁である縁部112における内側における内壁から突出している物であり、また、回路基板4における4個の縁部のうちの-Z方向の1個の縁部が当接する物であり、また、樹脂製等の物である。
図3の筐体側第1蓋部12は、例えば、図8の筐体側第1凹部11を覆って閉鎖する部分であり、また、矩形平板形状の部分である。
図7の筐体側第2凹部13は、例えば、図9の設置対象900と対向する側(-Y方向)に形成されている凹部であり、また、図7の筐体側底部14によって区切られている2個の中空部の内の1個の中空部が形成される部分であり、また、筐体側底部14を介して図8の筐体側第1凹部11とは反対側に形成されている部分であり、また、図7の筐体側第2蓋部15にて適宜覆われる部分である。
図7の筐体側底部14は、筐体1の内部を仕切っている部分であり、また、筐体1が広がる方向(XZ平面)に沿って設けられている物であり、また、図8の筐体側第1凹部11及び図7の筐体側第2凹部13の底となる物であり、また、取付孔141、通線孔142、及び受部143を備える。
図7及び図8の取付孔141は、前述の利用孔であって取付孔であり、例えば、筐体1を図9の設置対象900に取り付けるための不図示の取付具(例えば、ネジ又はボルト)が挿通される孔であり、また、筐体側底部14を貫通している孔であり、また、筐体側底部14の四隅に設けられている長孔であり、また、図7に示すように、当該取付孔141の周辺部が筐体側第2凹部13の筐体側底部14から筐体側第2蓋部15側(-Y方向)に向かって突出している孔である。図10は、図5のA-A矢視の一部の断面図である。なお、この図10では、説明の便宜上、取付孔141及び筐体側第2蓋部15以外の構成については適宜省略されている。そして、ここでの取付孔141の周辺部の突出量は任意であるが、例えば、図7及び図10に示すように、Y方向において、取付孔141の周辺部の先端が筐体側第2凹部13の周縁である縁部131の端面よりも-Y方向側に設けられる程度の突出量に設定されている。
図7及び図8の通線孔142は、前述の利用孔であって通線孔であり、例えば、不図示の導電線が挿通される孔であり、また、筐体側底部14を貫通している孔であり、また、図8の回路基板4の周囲に設けられている孔である。
図7の受部143は、固定ネジ152と螺合する部分であり、例えば、筐体側底部14の四隅に設けられている物であり、また、図7に示すように、当該取付孔141の周辺部と同様に突出している物である。受部143は、例えば、筐体側第2凹部13の筐体側底部14から筐体側第2蓋部15側(-Y方向)に向かって突出しているいわゆるボスとして構成されている物である。なお、ここでの受部143の突出量は任意であるが、例えば、Y方向において、受部143の先端が筐体側第2凹部13の周縁である縁部131の端面と同じ位置に設けられる程度の突出量に設定されている。
図7の筐体側第2蓋部15は、前述の閉鎖手段であり、例えば、取付孔141及び通線孔142と共に筐体側第2凹部13を覆って閉鎖する物であり、また、全体としては矩形平板形状の物である。筐体側第2蓋部15の筐体側第2凹部13側(+Y方向)の面における取付孔141の周辺部と対向する一部(図7では不図示の閉鎖側突出部151の裏側の面)は、筐体側第2凹部13側から筐体側第2蓋部15側に向かう方向(-Y方向)に取付孔141の周辺部を避けるように凹んでいる。なお、この筐体側第2蓋部15の筐体側第2凹部13側(+Y方向)の面における取付孔141の周辺部と対向する一部の凹んでいる部分を、「閉鎖側凹部」(図7では不図示)とも称する。そして、このように筐体側第2蓋部15の筐体側第2凹部13側(+Y方向)の面に「閉鎖側凹部」が形成されるので、当該筐体側第2蓋部15の筐体側第2凹部13側(+Y方向)とは反対側(-Y方向)の面に、閉鎖側突出部151が形成されることになる。
図1のベルト固定部16は、例えば、不図示の可搬用のベルトであって、ユーザが上半身に引っ掛けて検知装置100を保持するためのベルトが固定される物であり、例えば、図2の排気部3側(+X方向)とは反対側(-X方向)の端に設けられている物である。なお、このベルト固定部16の設置手法は任意であるが、例えば、当該ベルト固定部16を設置するべき位置にマーカ(シール等)を付した上で、検知装置100を工場から出荷し、出荷後に当該マーカに着目してベルト固定部16を設置するべき位置を特定し、特定した位置に当該ベルト固定部16をビス等の任意の固定手段を用いて固定して設置することとしてもよいし、あるいは、当該マーカを付さずに設計情報に基づいて工場にてベルト固定部16を設置し、ベルト固定部16が設置された状態の検知装置100を出荷することとしてもよい。
図1の取付部2は、前述の取付手段である。取付部2の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、筐体1の1つの面(+Z方向)から突出している部分であり、例えば、不図示の第1吸引具又は第2吸引具が選択的に取り付けられる部分であり、筐体1の外部の気体を筐体1の内部の図8の検出部5に取り入れる部分である。「第1吸引具」とは、前述の第1吸引手段であり、例えば、検知装置100が用いられる領域(例えば、部屋等)に固定されている不図示の配管(一例としては、検知装置100で煙粒子を検知する対象となる任意の領域の気体を吸引可能な形状のサンプリングパイプ)である。「第2吸引具」とは、前述の第2吸引手段であり、例えば、少なくとも、吸引用のホース及び当該吸引用のホースに接続される探査用パイプを備えるものである。なお、ここでの第1及び第2吸引具各々については、基本的には公知のものを用いることができるので、詳細な説明を省略する。そして、この取付部2は、任意の構成のジョイントを用いて、あるいは、当該ジョイントを用いずに、第1吸引具である配管の一端に接続されて当該配管を検知装置100に取り付けたり、あるいは、第2吸引具である吸引用のホースにおける探査用パイプが接続される側である一端とは反対側の他端に接続されて当該吸引用のホース及び探査用パイプを検知装置100に取り付けたりすることができる。なお、ここでの第1吸引具及び第2吸引具と取付部2との具体的な接続手法は任意であり、公知の手法を用いることができるので、詳細の説明を省略する。そして、取付部2に第1吸引具又は第2吸引具が取り付けられるので、検知装置100は、自己に取り付けられている第1吸引具又は第2吸引具を介して気体を吸引することが可能となる。
図2の排気部3は、取付部2を介して筐体1の内部の図8の検出部5に取り込んだ気体を排気する排気手段である。この排気部3の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、筐体1の1つの面(+X方向)の面に設けられている孔である。
図8の回路基板4は、筐体1に収容されている基板である。この回路基板4の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、検知装置100を動作させるための不図示の電気回路が実装されている物であり、また、矩形形状のものであり、また、ビス及びスペーサ等を用いて筐体側底部14に対して隙間を介して固定されているものであり、また、回路基板4における-Z側の縁部がリブ111とわずかに離隔している物である。
検出部5は、前述の検出手段である。この検出部5の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、筐体1に設けられている不図示のファンを作動させることにより、第1吸引具又は第2吸引具及び取付部2を介して筐体1の外部から吸引した気体中の煙粒子を検出する物であり、例えば、レーザーダイオード、レンズ、及び受光器等を有する公知の散乱光式の物を用いることができる。
図1の保持部6は不図示のバッテリーを保持する保持手段である。この保持部6の具体的な種類や構成は任意であり、例えば、保持用のベルト等を用いて構成することができ、また、筐体1に対して着脱可能となっている。
次に、このように構成される検知装置100の利用方法について説明する。具体的には、検知装置100を第1形態で利用する場合、及び検知装置100を第2形態で利用する場合について説明する。ここでは、例えば、検知装置100を第1形態で利用した後に、第2形態で利用する場合について説明する。
検知装置100を第1形態で利用する場合、図2の検知装置100の筐体1における図4の筐体側第2蓋部15による閉鎖は行わない。
検知装置100を第2形態で利用する場合、図8の筐体側第1凹部11を筐体側第1蓋部12で閉鎖する。具体的には任意であるが、例えば、図7の筐体側第1蓋部12を筐体1に任意の手法(例えば、ビスを用いる手法等)で取り付けて、筐体側第1凹部11を筐体側第1蓋部12で閉鎖する。
また、検知装置100を第2形態で利用する場合、図7の筐体側第2凹部13(つまり、取付孔141及び通線孔142)が筐体側第2蓋部15で覆われて閉鎖されることなるので、取付孔141及び通線孔142を介して塵埃等を入りこむことを防止することが可能となる。
また、検知装置100を第2形態で利用する場合において、当該検知装置100を床面に仮置きする場合、安定性を考えて図4の筐体側第2蓋部15を床面と対向させて当該検知装置100を仮置きすることも想定される。この場合、図6に示すように、閉鎖側突出部151が固定ネジ152のヘッド部よりも外側に向かって突出しているので、閉鎖側突出部151が床面に当接して検知装置100を支持することになるので、固定ネジ152のヘッド部が床面に接触して床面に傷をつけてしまうことを防止することができる。
また、検知装置100を第2形態で利用する場合において、当該検知装置100を床面に仮置きする場合、仮置きスペースを考えて図4に示す状態で、筐体1における取付部2が設けられている面とは反対側の面を床面と対向させて当該検知装置100を仮置きすることも想定される。この場合、検知装置100を床面に仮置きする場合の衝撃による外力が検知装置100に付与されることがあるが、この場合、図8のリブ111が当該外力の少なくとも一部を吸収して回路基板4に付与される外力が緩和されることなる。
このように本実施の形態によれば、検知装置100が設置対象900に設置されて用いられる形態である第1形態で利用される場合に、検出対象である煙粒子を筐体1の内部に吸引するための第1吸引具を筐体1に取り付け、検知装置100が可搬型の形態である第2形態で利用される場合に、煙粒子を筐体1の内部に吸引するための第2吸引具であって、第1吸引具とは異なる第2吸引具を筐体1に取り付けるための取付部2を備えることにより、例えば、設置対象900に設置されて用いられる形態、及び可搬型で用いられる形態を逐次的に選択して利用可能な検知装置100を提供することが可能となる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。
また、上記実施の形態では、図7の筐体側第2蓋部15を固定ネジ152を用いて固定する場合について説明したが、これに限らない。例えば、筐体側第2蓋部15と筐体1における筐体側第2蓋部15以外の少なくとも一部の部分が相互に着脱可能に係合する機構、あるいは、一部の部品を差し込んで固定する機構等を用いて固定してもよい。
また、上記実施の形態では、図7の筐体側第2蓋部15が筐体側第2凹部13全てを覆って閉鎖する場合について説明したがこれに限らない。例えば、筐体側第2蓋部15について、少なくとも取付孔141及び通線孔142を覆って閉鎖する限りにおいて任意の形状にサイズ及び形状を変更してもよい。つまり、筐体側第2凹部13の一部のみを覆って閉鎖する構成としてもよい。
検知装置又は第2吸引具に対して表示手段である表示部を適宜設けてもよい。図11は、検知装置及び第2吸引具の正面図である。この図11の検知装置200は、特記する事項を除いて、実施の形態で説明した検知装置100と同様である。また、この図11の検知装置200については、可搬用のベルト(筐体1における図面上側に描かれているベルト)が取り付けられている状態が図示されている。また、第2吸引具3Aは、特記する事項を除いて、公知の吸引具と同様である。第2吸引具3Aは、第2吸引手段であり、具体的には、ユーザに携帯されるものであり、例えば、可撓性の吸引ホース31(なお、吸引用ホース31、実際には比較的長くなっているが、図11では、説明の便宜上、一部が破断された状態が図示されている)、本体部32、及び長尺状の検査用パイプ33を備え、吸引ホース31及び検査用パイプ33が本体部32を介して相互に連通している。
また、上記実施の形態では、バッテリーを筐体1の外部に保持する場合について説明したが、これに限らず、バッテリーを筐体1の内部に収容してもよい。例えば、薄型のバッテリーを採用した上で、当該バッテリーを図7の筐体側第2凹部13に収容することにより、筐体1の内部に収容してもよい。また、当該バッテリーを筐体側第2凹部13に収容する構造とした場合、筐体側第2凹部13内にバッテリー保持部を備え、当該バッテリー保持部にてバッテリーを保持・固定できるものとしても良い。さらに、筐体側第2蓋部15のバッテリーと対向する部分を取り外し可能とし、バッテリーを交換できるようにしても良い。なお、筐体側第2蓋部15のバッテリーと対向する部分を取り外し可能とする具体的な構造は任意であるが、例えば、筐体側第2蓋部15におけるバッテリーと対向する位置に開口部及び当該開口部を開閉する蓋を設けて、当該蓋を開けた状態で当該開口部を介してバッテリーを取り外し可能とする構造を採用してもよい。
また、上記実施の形態では、検知装置100を第1形態で用いる場合に、図9に示すように、設置対象900に対して直接的に設置する場合について説明したが、これに限らず、取付ベースを用いて設定するように構成してもよい。「取付ベース」とは、検知装置100の筐体1を設置対象900に設置するために用いられるものであり、例えば、筐体1と設置対象900との間で用いられる薄型の機構である。この取付ベースを採用する場合、取付ベースを設置対象900に任意の手法(例えば、ビス等を用いて固定する手法等)で固定し、この後、筐体側第1蓋部12が取り外された状態の筐体1を当該取付ベースに引っ掛けて仮留めし、当該筐体1を取付ベースを介して設置対象900に固定することにより設置してもよい。
また、上記実施の形態では、検知装置100を第1形態で用いる場合、保持部6が不要となるので、当該保持部6を筐体1から取り外してもよい。
また、上記実施の形態の図8のリブ111の個数及び設置位置等については、回路基板4へ付与される外力を緩和できる限りにおいて、任意に変更してもよい。
また、上記実施の形態の構成、及び変形例の特徴を、任意に組み合わせてもよい。また、変形例で説明した第2吸引具3Aを、実施の形態で不図示で説明した第2吸引具として用いてもよい。
付記1の防災装置は、設置対象に設置されて用いられる形態である第1形態、及び、可搬型の形態である第2形態を逐次的に選択して利用可能となっている防災装置であって、火災に起因して発生する検出対象を検出する検出手段と、前記検出手段を収容する筐体と、取付手段であって、前記防災装置が前記第1形態で利用される場合に、前記検出対象を前記筐体の内部に吸引するための第1吸引手段を前記筐体に取り付け、前記防災装置が前記第2形態で利用される場合に、前記検出対象を前記筐体の内部に吸引するための第2吸引手段であって、前記第1吸引手段とは異なる前記第2吸引手段を前記筐体に取り付けるための前記取付手段と、を備える。
付記1に記載の防災装置によれば、防災装置が設置対象に設置されて用いられる形態である第1形態で利用される場合に、検出対象を筐体の内部に吸引するための第1吸引手段を筐体に取り付け、防災装置が可搬型の形態である第2形態で利用される場合に、検出対象を筐体の内部に吸引するための第2吸引手段であって、第1吸引手段とは異なる第2吸引手段を筐体に取り付けるための取付手段を備えることにより、例えば、設置対象に設置されて用いられる形態、及び可搬型で用いられる形態を逐次的に選択して利用可能な防災装置を提供することが可能となる。
2 取付部
3 排気部
3A 第2吸引具
4 回路基板
5 検出部
6 保持部
11 筐体側第1凹部
12 筐体側第1蓋部
13 筐体側第2凹部
14 筐体側底部
15 筐体側第2蓋部
16 ベルト固定部
31 吸引ホース
32 本体部
33 検査用パイプ
100 検知装置
111 リブ
112 縁部
131 縁部
141 取付孔
142 通線孔
143 受部
151 閉鎖側突出部
152 固定ネジ
200 検知装置
311 第2吸引具側コネクタ
312 信号線
321 第2吸引具側表示部
900 設置対象
Claims (6)
- 設置対象に設置されて用いられる形態である第1形態、及び、可搬型の形態である第2形態を逐次的に選択して利用可能となっている防災装置であって、
火災に起因して発生する検出対象を検出する検出手段と、
前記検出手段を収容する筐体と、
取付手段であって、
前記防災装置が前記第1形態で利用される場合に、前記検出対象を前記筐体の内部に吸引するための第1吸引手段を前記筐体に取り付け、
前記防災装置が前記第2形態で利用される場合に、前記検出対象を前記筐体の内部に吸引するための第2吸引手段であって、前記第1吸引手段とは異なる前記第2吸引手段を前記筐体に取り付けるための前記取付手段と、を備え、
前記取付手段は、前記第1吸引手段及び前記第2吸引手段を共通して取り付け可能な部位を備えており、
前記筐体は、
前記防災装置が前記第1形態で利用される場合において、前記筐体を前記設置対象に取り付けて利用するための利用孔であって、前記筐体の内外に通じている前記利用孔、を備えており、
前記防災装置は、
前記防災装置が前記第2形態で利用される場合に、前記利用孔を閉鎖する閉鎖手段、を備える、
防災装置。 - 前記利用孔は、前記筐体における1つの面に形成されている筐体側凹部に設けられており、
前記閉鎖手段は、前記利用孔と共に前記筐体側凹部を閉鎖する、
請求項1に記載の防災装置。 - 前記利用孔は、
前記筐体を前記設置対象側に固定して取り付けるための取付具が挿通される取付孔と、
導電線が挿通される通線孔と、を備えており、
前記取付孔の周辺部は、前記筐体側凹部における縁部の端面よりも突出しており、
前記閉鎖手段は、前記取付孔の周辺部を避けるように前記筐体側凹部から前記閉鎖手段に向かう方向に凹んでいる閉鎖側凹部を有する、
請求項2に記載の防災装置。 - 前記閉鎖手段は、閉鎖固定手段により前記筐体に固定されて前記筐体側凹部を閉鎖し、
前記閉鎖手段の前記閉鎖側凹部における前記筐体側凹部と対向する側とは反対側の面は、前記閉鎖固定手段よりも前記筐体側凹部から前記閉鎖手段に向かう方向に突出している、
請求項3に記載の防災装置。 - 前記防災装置は、
前記筐体に収容されている回路基板と、
前記回路基板に付与される外力を緩和する緩和手段と、を備え、
前記緩和手段は、前記筐体の内部に設けられるリブである、
請求項1から4の何れか一項に記載の防災装置。 - 前記防災装置に関連する情報を表示するための第1表示手段であって、前記筐体側に設けられている前記第1表示手段と、
前記防災装置に関連する情報を表示するための第2表示手段であって、前記第2吸引手段側に設けられている前記第2表示手段と、を備え、
前記防災装置は、前記防災装置が前記第1形態で利用される場合、前記第1表示手段又は前記第2表示手段の内の前記第1表示手段のみに情報を表示し、
前記防災装置は、前記防災装置が前記第2形態で利用される場合、前記第1表示手段又は前記第2表示手段の内の少なくとも前記第2表示手段に情報を表示する、
請求項1から5の何れか一項に記載の防災装置。
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