JP2016057791A - 煙検知装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】煙検知装置10は、装置本体側を可搬本体部12と据置本体部で構成し、可搬本体部12に対しホース24により吸引ノズル装置16を接続する。吸引ノズル装置16は、取手20を備えたホルダ部18の一端に吸引口28を開口した伸縮自在な吸引パイプ26を設け、ホルダ部18の他端に装置本体側に接続するホース24を設ける。吸引ノズル装置16のホルダ部18には、可搬本体部12で検出した煙濃度を表示する煙濃度表示部32を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、煙検知装置に於いて、
吸引口から吸引した空気に含まれる煙粒子に基づいて検出した煙濃度が所定の閾値を超えることを判定した場合に警報を報知する装置本体と、
取手を備えたホルダ部の一端に、先端に吸引口を開口した吸引ノズルを設け、ホルダ部の他端に装置本体の吸引口に着脱自在なホースを設けた手持ち自在な吸引ノズル装置と、
で構成し、
吸引ノズル装置のホルダ部に、装置本体で検出した煙濃度を表示する煙濃度表示部を設けたことを特徴とする。
装置本体は、可搬本体部と据置本体部に分離すると共に据置本体部に対し可搬本体部を分離して持ち運び自在に配置し、
可搬本体部に、吸引口から空気を吸引する吸引ユニット、吸引口から吸引した空気に含まれる煙粒子に基づいて煙濃度を検出する検煙ユニット、検煙ユニットで検出した煙濃度を吸引ノズル装置の煙濃度表示部に伝送して表示させる伝送部、煙濃度が所定の閾値を超えた場合に警報を報知する警報報知部、吸引ユニット、検煙ユニット、伝送部及び警報報知部を制御する制御部及び二次電池を有する電源部を設け、
据置本体部に、商用交流電源の交流電圧を所定の直流電圧に変換して出力する電源部、商用交流電源の停電時に電源を供給する予備バッテリー電源部、充電プラグのケーブル接続により可搬本体部の前記二次電池を充電する充電部、及び電源スイッチを設ける。
可搬本体部は、利用者が持ち運びながら煙濃度を調べる場合に使用する肩掛けハンガーベルトを着脱自在に備え、利用者が前記肩掛けハンガーベルトにより可搬入本体部を持ち運ぶ場合に前方側面となる位置に、吸引ノズル装置のホースを接続するホース接続口を設ける。
吸引ノズル装置は吸引パイプの先端に着脱自在なL型ヘッドを設ける。
吸引ノズル装置の吸引パイプを伸縮自在とする。
吸引ノズル装置のホルダ部に装置本体を動作する電源スイッチを設ける。
吸引ノズル装置のホルダ部に、装置本体に設けた吸入口から空気を吸引する吸引ファンをオン、オフするファンスイッチを設ける。
吸引ノズル装置のホルダ部に煙濃度が所定の閾値を超えた場合に警報を報知する警報報知部を設ける。
本発明の煙検知装置は、吸引口から吸引した空気に含まれる煙粒子に基づいて検出した煙濃度が所定の閾値を超えることを判定した場合に警報を報知する装置本体と、取手を備えたホルダ部の一端に、先端に吸引口を開口した吸引パイプを設け、ホルダ部の他端に装置本体の吸引口に着脱自在なホースを設けた手持ち自在な吸引ノズル装置とで構成し、吸引ノズル装置のホルダ部に、装置本体で検出した煙濃度を表示する煙濃度表示部を設けるようにしたため、係員は装置本体を持ち運びながら、装置本体にホースで接続している吸引ノズル装置のホルダ部の取手を持って吸引ノズルで空気を吸引しながら手元のホルダ部に設けた煙濃度表示部を見て煙濃度を確認することができ、場所を移動しながら行う高感度の煙検知作業の作業性を改善し、簡単且つ容易に警戒区域内の必要とする場所に移動して煙濃度を高感度に検出し、火災による煙を初期段階で検知して適切な対処を可能とする。
また、装置本体は、可搬本体部と据置本体部に分離すると共に据置本体部に対し可搬本体部を分離して持ち運び自在に配置し、可搬本体部に、吸引口から空気を吸引する吸引ユニット、吸引口から吸引した空気に含まれる煙粒子に基づいて煙濃度を検出する検煙ユニット、検煙ユニットで検出した煙濃度を吸引ノズル装置の煙濃度表示部に伝送して表示させる伝送部、煙濃度が所定の閾値を超えた場合に警報を報知する警報報知部、吸引ユニット、検煙ユニット、伝送部及び警報報知部を制御する制御部及び二次電池を有する電源部を設け、据置本体部に、商用交流電源の交流電圧を所定の直流電圧に変換して出力する電源部、商用交流電源の停電時に電源を供給する予備バッテリー電源部、充電プラグのケーブル接続により可搬本体部の前記二次電池を充電する充電部、及び電源スイッチを設けるようにしたため、可搬本体部に、商用交流電源を接続する電源部、予備バッテリー電源部及び充電部を設ける必要がなく、その分、持ち運びながら使用する可搬本体部を小型軽量化し、持ち運びながら空気を吸引して行う煙検知の作業性を向上可能とする。
また、可搬本体部は、利用者が持ち運びながら煙濃度を調べる場合に使用する肩掛けハンガーベルトを着脱自在に備え、利用者が肩掛けハンガーベルトにより可搬本体部を持ち運ぶ場合に前方側面となる位置に、吸引ノズル装置のホースを接続するホース接続口を設けるようにしたため、作業者は可搬本体部を肩に掛けて運びながら、煙検知を必要とする適宜の場所に出向いて微小な煙濃度を検知して火災を初期段階で検知して適切な対処可能とする。
また、吸引ノズル装置は吸引パイプの先端に着脱自在なL型ヘッドを設けるようにしたため、監視区域の隅などの奥まった箇所の空気を確実に吸引して煙濃度を調べることを可能とする。
また、吸引ノズル装置の吸引パイプを伸縮自在としたため、空気を吸引する箇所が遠い場合は吸引パイプを伸ばし、近い場合は吸引パイプを縮めることで、煙濃度を調べたい箇所に応じて空気を吸引する操作を容易に行うことを可能とする。
また、吸引ノズル装置のホルダ部に装置本体を動作する電源スイッチを設けるようにしたため、手持ちしている吸引装置側の電源スイッチの操作で装置本体の動作と停止を簡単にでき、操作性を向上可能とする。
また、吸引ノズル装置のホルダ部に、装置本体に設けた吸入口から空気を吸引する吸引ファンをオン、オフするファンスイッチを設けるようにしたため、係員が移動する場合にはファンスイッチのオフ操作により吸引ファンを停止にして、測定したい箇所でのみファンスイッチをオン操作して吸引を行うことを可能とし、必要なときだけ吸引ファンを動作させるので、電池の消費を抑えることが可能である。また、電源スイッチによる検煙装置全体の電源をオン、オフさせる制御では、電源投入時にイニシャル動作のため測定可能になるまで時間を要するが、吸引ファンのファンスイッチによれば、ファンスイッチをオン操作して吸引ファン動作することで直ぐに煙濃度の測定が可能となる。
また、吸引ノズル装置のホルダ部に煙濃度が所定の閾値を超えた場合に警報を報知する警報報知部を設けるようにしたため、手持ちしている吸引ノズル装置で警報表示及び又は警報音による警報報知が行われ、煙濃度の増加を確実に知ることを可能とする。
図1は煙検知装置における可搬本体部と吸引ノズル装置の構成を示した説明図であり、図1(A)は可搬本体部に吸引ノズル装置を接続した状態を示し、図1(B)は吸引ノズル装置の側面を示す。図2は煙検知装置における可搬本体部の平面(A)、左側面(B)、右側面(C)及び底面(D)を示した説明図、図3は可搬本体部に設けた警報表示部を取り出して示した説明図、図4は煙検知装置の保管状態を示した説明図、図5は煙検知装置の据置本体部の構成を示した説明図であり、図5(A)は平面を示し、図5(B)は正面を示す。
図1(A)の吸引ノズル装置16はその平面を示しており、取手20を備えたホルダ部18の先端側に吸引パイプ26を連結し、吸引パイプ26の先端に吸引口28を開口している。またホルダ部18の後端側にはフレキシブルなホース24を接続している。吸引パイプ26は内径が例えば16ミリメートル程度であり、長さが例えば数十センチメートル程度となる。
図1及び図2に示すように、可搬本体部12は、箱型の筐体12aと蓋部12bで構成し、蓋部12は筐体12aに対し蝶番13により開閉自在に設けており、使用状態ではパチン錠45により閉鎖状態にロックしている。
図4に示すように、煙検知装置10を保管する場合には、据置本体部14の上に可搬本体部12を乗せて一体化した状態としている。
図6は煙検知装置の機能構成を示したブロック図である。
図6に示すように、可搬本体部12には、制御部60、煙検知ユニット62、吸引ユニット64、伝送部66、電源スイッチ44、リセットスイッチ46、警報報知部42、操作表示部68、及び電池電源部70を設けている。
据置本体部14には、電源回路部72、充電部74及び予備バッテリー電源部76を設けている。
図1乃至図6について、煙検知装置10を使用した煙検知作業を説明すると次のようになる。
(煙濃度表示部)
上記の実施形態は、吸引ノズル装置に煙濃度表示部を設けているが、可搬本体部に煙濃度表示部を設けるようにしても良い。
また、上記の実施形態は、可搬本体部に電源スイッチを設けているが、吸引ノズル装置のホルダ部に電源スイッチを設けて手元操作を可能とするようにしても良い。
また、吸引ノズル装置のホルダ部に、電源スイッチに加え、装置本体の吸引ユニットに設けた吸引ファンをオン、オフするファンスイッチを設けるようにしても良い。このように吸引ユニットのホルダ部にファンスイッチを設けることで、係員が移動する場合にはファンスイッチのオフ操作により吸引ファンを停止にし、測定したい箇所でのみファンスイッチをオン操作して吸引を行うことを可能とし、必要なときだけ吸引ファンを動作させるので、電池の消費を抑えることが可能である。また、電源スイッチによる検煙装置全体の電源をオン、オフさせる制御では、電源投入時にイニシャル動作のため測定可能になるまで時間を要するが、吸引ファンのファンスイッチによれば、ファンスイッチをオン操作して吸引ファンを動作することで直ぐに煙濃度の測定が可能となる。
また、上記の実施形態は、可搬本体部に警報報知部を設けているが、吸引ノズル装置に警報報知部を設けて手元で警報が確認できるようにしても良い。
また、本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12:可搬本体部
14:据置本体部
16:吸引ノズル装置
18:ホルダ部
20:取手
24:ホース
26:吸引ノズル
28:吸引口
30:L型ヘッド
44,50:電源スイッチ
32:煙濃度表示部
34:警報報知部
36:排気口
38:表示部コネクタ
40:バッテリーコネクタ
42:警報報知部
46:リセットスイッチ
52:充電プラグ
60:制御部
62:煙検知ユニット
64:吸引ユニット
66:伝送部
68:操作表示部
70:電池電源部
72:電源回路部
74:充電部
76:予備バッテリー電源部
Claims (8)
- 吸引口から吸引した空気に含まれる煙粒子に基づいて検出した煙濃度が所定の閾値を超えることを判定した場合に警報を報知する装置本体と、
取手を備えたホルダ部の一端に、先端に吸引口を開口した吸引パイプを設け、前記ホルダ部の他端に前記装置本体の前記吸引口に着脱自在なホースを設けた手持ち自在な吸引ノズル装置と、
で構成し、
前記吸引ノズル装置の前記ホルダ部に、前記装置本体で検出した煙濃度を表示する煙濃度表示部を設けたことを特徴とする煙検知装置。
- 請求項1記載の煙検知装置に於いて、
前記装置本体は、可搬本体部と据置本体部に分離すると共に前記据置本体部に対し前記可搬本体部を分離して持ち運び自在に配置し、
前記可搬本体部に、前記吸引口から空気を吸引する吸引ユニット、前記吸引口から吸引した空気に含まれる煙粒子に基づいて煙濃度を検出する検煙ユニット、前記検煙ユニットで検出した煙濃度を前記吸引ノズル装置の煙濃度表示部に伝送して表示させる伝送部、前記煙濃度が所定の閾値を超えた場合に警報を報知する警報報知部、前記吸引ユニット、前記検煙ユニット、前記伝送部及び前記警報報知部を制御する制御部及び前記二次電池を有する電源部を設け、
前記据置本体部に、商用交流電源の交流電圧を所定の直流電圧に変換して出力する電源部、前記商用交流電源の停電時に電源を供給する予備バッテリー電源部、充電プラグのケーブル接続により前記可搬本体部の前記二次電池を充電する充電部、及び電源スイッチを設けたことを特徴とする煙検知装置。
- 請求項2記載の煙検知装置に於いて、
前記可搬本体部は、利用者が持ち運びながら煙濃度を調べる場合に使用する肩掛けハンガーベルトを着脱自在に備え、
利用者が前記肩掛けハンガーベルトにより前記可搬入本体部を持ち運ぶ場合に前方側面となる位置に、前記吸引ノズル装置のホースを接続するホース接続口を設けたことを特徴とする煙検知装置。
- 請求項1記載の煙検知装置に於いて、前記吸引ノズル装置は前記吸引パイプの先端に着脱自在なL型ヘッドを設けたことを特徴とする煙検知装置。
- 請求項1記載の煙検知装置に於いて、前記吸引ノズル装置の前記吸引パイプを伸縮自在としたことを特徴とする煙検知装置。
- 請求項1記載の煙検知装置に於いて、前記吸引ノズル装置の前記ホルダ部に前記装置本体を動作する電源スイッチを設けたことを特徴とする煙検知装置。
- 請求項1記載の煙検知装置に於いて、前記吸引ノズル装置の前記ホルダ部に、前記装置本体に設けた吸入口から空気を吸引する吸引ファンをオン、オフするファンスイッチを設けたことを特徴とする煙検知装置。
- 請求項1記載の煙検知装置に於いて、前記吸引ノズル装置の前記ホルダ部に前記煙濃度が所定の閾値を超えた場合に警報を報知する警報報知部を設けたことを特徴とする煙検知装置。
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