JP2009133208A - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】非磁性体の特別なストッパ部材を設けずとも,コイルへの通電により可動コア及び固定コア間に吸引力が発生したときは,可動側吸引作用面と固定側吸引面との間にエアギャップができるようにする。
【解決手段】可動コア12に,その可動側吸引作用面36より固定コア5の固定側吸引作用面35の半径方向外方に張り出す可動側ストッパ面37を設ける一方,非磁性円筒体6の,固定コア5の前端部外周面に密接して嵌合する部分に,固定及び可動コア5,12相互の吸引時,可動側ストッパ面37を受け止めて可動側吸引作用面36及び固定側吸引作用面35間にエアギャップgを残存させる環状の固定側ストッパ面38を設け,固定コア5には,固定側吸引作用面35から固定側ストッパ面38の内周縁に到達するフィレット部39を一体に形成した。
【選択図】 図2

Description

本発明は,主として内燃機関の燃料供給系に使用される電磁式燃料噴射弁に関し,特に,弁座を有する弁座部材に磁性円筒体の前端を同軸状に結合してなる弁ハウジング内に,前記弁座に着座可能な弁体に後端面を可動側吸引作用面とする可動コアを同軸状に連設してなる弁組立体を収容すると共に,この弁組立体を弁体の前記弁座への着座方向にばね付勢し,前記可動コアの一部を囲繞する非磁性円筒体の前端を前記磁性円筒体の後端に同軸状に結合し,前記非磁性円筒体の後部には,前端面を固定側吸引作用面とする固定コアの前部を,その固定側吸引作用面が前記可動側吸引作用面に対向するようにして嵌合,固定したものゝ改良に関する。
かゝる電磁式燃料噴射弁は,例えば特許文献1に開示されるように知られている。
特許第3819907号公報
従来の電磁式燃料噴射弁では,コイルへの通電を遮断したとき,可動コア及び固定コア間での残留磁気を速やかに解消して弁体の閉弁応答性を高めるために,可動コアに,可動側吸引作用面より突出する非磁性体のストッパ部材を圧入して固着し,コイルへの通電により両コア間に吸引力が発生したときは,このストッパ部材が固定側吸引作用面に当接して,可動側吸引作用面及び固定側吸引作用面間にエアギャップができるようにしている。したがって,従来のものでは,可動コアに,非磁性体の特別なストッパ部材を圧入する必要があることから,部品点数及び組立工数が多くなり,コストの低減が困難である。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,非磁性体の特別なストッパ部材を設けずとも,コイルへの通電により可動コア及び固定コア間に吸引力が発生したときは,可動側吸引作用面及び固定側吸引作用面間にエアギャップができるようにした,構造簡単で,弁体の閉弁応答性に優れた電磁式燃料噴射弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,弁座を有する弁座部材に磁性円筒体の前端を同軸状に結合してなる弁ハウジング内に,前記弁座に着座可能な弁体に後端面を可動側吸引作用面とする可動コアを同軸状に連設してなる弁組立体を収容すると共に,この弁組立体を弁体の前記弁座への着座方向にばね付勢し,前記可動コアの一部を囲繞する非磁性円筒体の前端を前記磁性円筒体の後端に同軸状に結合し,前記非磁性円筒体の後部には,前端面を固定側吸引作用面とする固定コアの前部を,その固定側吸引作用面が前記可動側吸引作用面に対向するようにして嵌合,固定した電磁式燃料噴射弁において,前記可動コアに,前記可動側吸引作用面より前記固定側吸引作用面の半径方向外方に張り出す可動側ストッパ面を設ける一方,前記非磁性円筒体の,前記固定コアの前端部外周面に密接して嵌合する部分に,前記固定及び可動コア相互の吸引時,前記可動側ストッパ面を受け止めて前記可動側吸引作用面及び固定側吸引作用面間にエアギャップを残存させる環状の固定側ストッパ面を設け,前記固定コアには,前記固定側吸引作用面から前記固定側ストッパ面の内周縁に到達するフィレット部を一体に形成したことを第1の特徴とする。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記固定側ストッパ面に連なる環状凹部を,これが前記可動コアの後端部を囲む環状室を形成するように前記非磁性円筒体の内周面に設けたことを第2の特徴とする。
さらに本発明は,第1又は第2の特徴に加えて,前記可動側ストッパ面の外周端部に,該可動側ストッパ面に対する角度が前記弁組立体の傾動角度より大きいテーパ面を形成した第3の特徴とする。
さらにまた本発明は,第2の特徴の電磁式燃料噴射弁を製造するに当たり,磁性円筒体素材及び非磁性円筒体素材を相互に同軸状に結合する工程と,固定コア素材を,この固定コア素材の外周に面取りを施した一端部側から前記非磁性円筒体素材の内周面に圧入して,前記非磁性円筒体素材内周面の少なくとも軸方向中間部に固着する工程と,前記固定コア素材の前端部を前記面取りに対応する深さ,もしくはそれを超える深さまで切削して前記固定側吸引作用面を形成し,また前記非磁性円筒体素材及び前記磁性円筒体素材の内周面を切削して前記固定側ストッパ面,環状凹部及び,該環状凹部の前端に連なり前記可動コアが摺動自在に嵌合するガイド孔を形成する工程とを実行することにより,前記磁性円筒体,非磁性円筒体及び固定コアの結合体を製作することを第4の特徴とする。
さらにまた本発明は,第4の特徴の製造方法により製造された電磁式燃料噴射弁において,前記可動コアの外周に,前記磁性円筒体側のガイド孔内周面に摺動自在に支承されるジャーナル部を形成したことを第5の特徴とする。
さらにまた本発明は,第4の特徴の製造方法により製造された電磁式燃料噴射弁において,前記可動コアの外周に,前記非磁性円筒体側のガイド孔内周面に摺動自在に支承されるジャーナル部を形成したことを第6の特徴とする。
尚,前記ガイド孔及びジャーナル部は,後述する本発明の実施例中の第2ガイド孔41及び第2ジャーナル部12aにそれぞれ対応する。
本発明の第1の特徴によれば,コイルの励磁による固定側及び可動吸引作用面相互の吸引時,可動コアの,可動側吸引作用面の半径方向外方に広がる可動側ストッパ面が,非磁性円筒体の内周に形成された固定側ストッパ面に当接することにより,弁体の開弁限界が規定され,可動側吸引作用面及び固定側吸引作用面間に所定のエアギャップを残存させることができ,可動側吸引作用面及び固定側吸引作用面の直接接触が回避される。
また可動コアを受け止める固定側ストッパ面は,非磁性円筒体自体に形成されるものあるから,特別な非磁性のストッパ部材を使用せずとも,コイルの消磁時には,可動コア及び固定コア間の残留磁気を速やかに消失して,弁体の閉弁応答性を高めることができると共に,部品点数及び組立工数が削減されることで,コストの低減を図ることができる。
さらに非磁性円筒体は,一般的に磁性体の固定コアよりも硬度が高く,耐摩耗性が良好であるから,固定側ストッパ面の耐久性の向上をも図ることができる。
さらにまた固定コアには,固定側吸引作用面から環状の固定側ストッパ面の内周縁に到達するフィレット部が一体に形成されるので,そのフィレット部により固定側ストッパ面の内周縁部が効果的に補強され,固定側ストッパ面の耐久性の更なる向上を図ることができる。
本発明の第2の特徴によれば,弁組立体の傾動時,可動コアの後端部の振れを環状室で吸収して,非磁性円筒体との干渉を防ぐことができ,また可動及び固定側ストッパ面相互の繰り返し当接により切粉や磁性粉が発生しても,これらを環状室に受容させ,摺動部への付着,堆積を防ぐことができる。
本発明の第3の特徴によれば,弁組立体の傾動時,可動側ストッパ面の外周角部が固定側ストッパ面に当接することを回避して,叩かれ磨耗を抑制でき,可動側ストッパ面の耐久性の更なる向上を図ることができる。
本発明の第4の特徴によれば,固定コア素材の非磁性円筒体素材の内周面への圧入を,相互の調心を図りつゝスムーズに行うことができ,固定コア素材を非磁性円筒体素材内周面の少なくとも軸方向中間部に容易,確実に固着することができる。また固定コア素材及び非磁性円筒体相互の圧入により発生したバリを除去すると共に,磁性円筒体から非磁性円筒体に亙りそれらの内周面に一連のガイド孔を容易に形成することができて,磁性円筒体及び非磁性円筒体間の心ずれの影響を回避することができる。さらに固定側ストッパ面及びガイド孔間の直角精度を容易に出すことができる。かくして,高精度の磁性円筒体,非磁性円筒体及び固定コアの結合体を容易に得ることができる。
本発明の第5の特徴によれば,固定側ストッパ面及びガイド孔間の直角精度が高いこと,可動コアに形成されたジャーナル部が磁性円筒体のガイド孔に摺動自在に支承されることゝが相俟って,可動側ストッパ面と固定側ストッパ面との偏当たり当接を防ぎ,弁体の姿勢安定化を図ることができ,燃料噴射特性の安定化に寄与し得る。
本発明の第6の特徴によれば,第5の特徴による効果を同様に達成し得る他,弁組立体のジャーナルを支承する部分が,磁性円筒体より硬度が高く,耐摩耗性に優れた非磁性円筒体のガイド孔となるから,そのガイド孔の耐摩耗性が向上する。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明の第1実施例に係る内燃機関用電磁式燃料噴射弁の縦断面図,図2は図1の2部拡大図,図3は上記電磁式燃料噴射弁における磁性円筒体,非磁性円筒体及び固定コアの結合体の製造工程を示す要部拡大図,図4は本発明の第2実施例を示す,図2に対応した断面図である。
先ず,図1〜図3に示す本発明の第1実施例の説明より始める。
図1において,内燃機関用電磁式燃料噴射弁Iの弁ハウジング2は,円筒状の弁座部材3と,この弁座部材3の後端部に同軸に結合される磁性円筒体4と,この磁性円筒体4の後端に同軸に結合される非磁性円筒体6とで構成される。
弁座部材3は,その外周面から環状肩部3bを存して磁性円筒体4側に突出する連結筒部3aを後端部に有しており,この連結筒部3aを磁性円筒体4の前端部内周面に圧入して,磁性円筒体4の前端面を環状肩部3bに当接させることにより,弁座部材3及び磁性円筒体4は互いに同軸且つ液密に結合される。磁性円筒体4及び非磁性円筒体6は,対向端面を突き合わせて全周に亙りレーザビーム溶接により互いに同軸且つ液密に結合される。
弁座部材3は,その前端面に開口する弁孔7と,この弁孔7の内端に連なる円錐状の弁座8と,この弁座8の大径部に連なる円筒状の第1ガイド孔9とを備えている。弁座部材3の前端面には,上記弁孔7と連通する複数の燃料噴孔11を有する鋼板製のインジェクタプレート10が液密に全周溶接される。
非磁性円筒体6の内周面には,その後端側から円筒状の固定コア5が液密に圧入固定される。その際,非磁性円筒体6の前端部には,固定コア5と嵌合しない部分が残され,その部分から弁座部材3に至る弁ハウジング2内に弁組立体Vが収容される。
弁組立体Vは,前記弁座8と協働して弁孔7を開閉する半球状の弁部16及びそれを支持する弁杆部17からなる弁体18と,弁杆部17に連結される可動コア12とで構成されるもので,その可動コア12は,磁性円筒体4から非磁性円筒体6に跨がって,それらに挿入されて固定コア5に同軸で対置される。弁杆部17は,前記第1ガイド孔9より小径に形成されており,その外周には,半径方向外方に突出して,前記ガイド孔9の内周面に摺動可能に支承される第1ジャーナル部17aが一体に形成され,この第1ジャーナル部17aには,その前後間を連通する複数の切欠きが設けられる。
弁組立体Vには,可動コア12の後端面から始まり弁部16の手前で終わる縦孔19と,この縦孔19を,第1ジャーナル部17a及び弁部16間の弁杆部17外周面に開放する横孔20とが設けられる。縦孔19の途中には,固定コア5側を向いた環状のばね座24が形成される。
固定コア5は,可動コア12の縦孔19と連通する縦孔21を有し,この縦孔21に内部が連通する燃料入口筒26が固定コア5の後端に一体に連設される。燃料入口筒26は,固定コア5の後端に連なる縮径部26aと,それに続く拡径部26bとからなっており,その縮径部26aから縦孔21に弾発嵌合して固定されるすり割り付きパイプ状のリテーナ23と前記ばね座24との間に可動コア12を弁体18の閉弁側に付勢する弁ばね22が縮設される。その際,リテーナ23の縦孔21への嵌合深さにより弁ばね22のセット荷重が調整される。拡径部26bには燃料フィルタ27が装着される。
図1及び図2において,固定コア5及び可動コア12の互いに対向する端面を固定側吸引作用面35及び可動側吸引作用面36と呼ぶことにし,固定コア5は,固定側吸引作用面35を持った小径部5aと,この小径部5aに環状段部5cを介して同軸状に連なる,小径部5aより大径の主要部5bとを備えており,その小径部5aの前端部外周面に非磁性円筒体6の内周面が密接するように,小径部5aに非磁性円筒体6の後半部が圧入されると共に,環状段部5cに小径部5aの後端面が突き当てられる。
また可動コア12は,固定コア5の小径部5aより大径に形成され,これにより可動コア12の後端面には,可動側吸引作用面36の他に,可動側吸引作用面36より固定側吸引作用面35の半径方向外方に面一で張り出す可動側ストッパ面37とが設けられることになる。
一方,非磁性円筒体6には,固定及び可動コア5,12相互の吸引時,前記可動側ストッパ面37を受け止めて可動側吸引作用面36及び固定側吸引作用面35間に所定のエアギャップgを残存させる環状の固定側ストッパ面38が設けられる。即ち,固定側ストッパ面38は,固定側吸引作用面35より所定のエアギャップg分だけ突出することになる。そこで,固定側ストッパ面38の内周縁部を補強するため,固定コア5には,固定側吸引作用面35の外周部から緩やかに立ち上がって環状の固定側ストッパ面38の内周縁に到達するフィレット部39が一体に形成される。
さらに非磁性円筒体6の内周面には,前記固定側ストッパ面38に連なる平坦面40aを有する環状凹部40と,この環状凹部40の前端に連なる第2ガイド孔41とが設けられ,環状凹部40は,可動コア12の後端部を囲む環状室42を形成し,第2ガイド孔41には可動コア12が摺動自在に嵌合される。この場合,可動コア12には,その外周面より僅かに隆起して第2ガイド孔41の内周面に摺動自在に支承される環状の第2ジャーナル部12aが形成される。
また可動側ストッパ面37の外周端部には,この可動側ストッパ面37に対する角度αが弁組立体Vの傾動角度より大きいテーパ面43が形成される。上記弁組立体Vの傾動角度は,第1ジャーナル部17aと第1ガイド孔9,第2ジャーナル部12aと第2ガイド孔41の各間の不可避の間隙に起因して弁組立体Vが弁ハウジング2の軸線に対して傾く角度をいう。
再び図1において,弁ハウジング2の外周には,固定コア5及び可動コア12に対応してコイル組立体28が嵌装される。このコイル組立体28は,磁性円筒体4の後端部から固定コア5の主要部5bにかけてそれらの外周面に嵌合するボビン29と,これに巻装されるコイル30とからなっており,このコイル組立体28を囲繞するコイルハウジング31の前端が磁性円筒体4の外周面に溶接され,その後端部は,固定コア5の後端部外周からフランジ状に突出するヨーク5dの外周面に嵌合される。コイルハウジング31は円筒状をなしており,その周壁には軸方向に延びるスリット31aが形成されている。
上記コイルハウジング31,コイル組立体28,固定コア5及び燃料入口筒26の前半部は,射出成形による合成樹脂製の被覆体32に埋封される。その際,コイルハウジング31内への被覆体32の充填はスリット31aを通して行われる。また被覆体32の中間部には接続端子33を備えるカプラ34が一体に連設される。接続端子33は,ボビン29の後端部に保持されると共に前記コイル30が接続されている。合成樹脂製の被覆体32は,電磁式燃料噴射弁Iの防音壁を構成するもので,その主要部は防音機能を高めるべく二重壁となっいる。
次に,この第1実施例の作用について説明する。
コイル30を消磁した状態では,弁ばね22の付勢力で弁組立体Vは前方に押圧され,弁体18を弁座8に着座させている。したがって,図示しない燃料ポンプから燃料入口筒26に圧送された燃料は,パイプ状のリテーナ23内部,弁組立体Vの縦孔19及び横孔20を通して弁ハウジング2内に待機させられる。
コイル30を通電により励磁すると,それにより生ずる磁束がコイルハウジング31,磁性円筒体4,可動コア12,固定コア5を順次走り,可動側吸引作用面36及び固定側吸引作用面35間に発生する磁力による吸引力により可動コア12が弁ばね22のセット荷重に抗して固定コア5に吸引され,弁体18が弁座8から離座するので,弁孔7が開放され,弁座部材3内の高圧燃料が弁孔7を出て,インジェクタプレート10の燃料噴孔11からエンジンの吸気弁に向かって噴射される。
このとき,可動コア12の,可動側吸引作用面36の半径方向外方に広がる可動側ストッパ面37が,非磁性円筒体6の内周に形成された固定側ストッパ面38に当接することにより,弁体18の開弁限界が規定され,可動側吸引作用面36と固定側吸引作用面35との間には所定のエアギャップgが残存することになる。したがって,可動側吸引作用面36及び固定側吸引作用面35の直接接触が回避される。
また可動コア12を受け止める固定側ストッパ面38は,非磁性円筒体6自体に形成されるものあるから,特別な非磁性のストッパ部材を使用せずとも,コイル30の消磁時には,両コア5,12間の残留磁気を速やかに消失して,弁体18の閉弁応答性を高めることができると共に,部品点数及び組立工数が削減されることで,コストの低減を図ることができる。
さらに非磁性円筒体6は,一般的に磁性体の固定コア5よりも硬度が高く,耐摩耗性が良好であるから,固定側ストッパ面38の耐久性の向上をも図ることができる。
さらにまた固定コア5には,固定側吸引作用面35の外周部から緩やかに立ち上がって固定側ストッパ面38の内周縁に到達するフィレット部39が一体に形成されるので,そのフィレット部39により固定側ストッパ面38の内周縁部が効果的に補強され,固定側ストッパ面38の耐久性の更なる向上を図ることができる。
また非磁性円筒体6の内周面には,固定側ストッパ面38に連なる平坦面40aを有する環状凹部40が形成され,この環状凹部40により可動コア12の後端部を囲む環状室42が形成されるので,弁組立体Vの傾動時,可動コア12の後端部の振れを環状室42で吸収して,非磁性円筒体6との干渉を防ぐことができ,また可動及び固定側ストッパ面37,38相互の繰り返し当接により切粉や磁性粉が発生しても,これらを環状室42に受容させ,摺動部への付着,堆積を防ぐことができる。
また可動側ストッパ面37の外周端部には,この可動側ストッパ面37に対する角度αが弁組立体Vの傾動角度より大きいテーパ面43が形成されるので,弁組立体Vの傾動時,可動側ストッパ面37の外周角部が固定側ストッパ面38に当接することを回避して,叩かれ磨耗を抑制でき,可動側ストッパ面37の耐久性の更なる向上を図ることができる。
次に,図3を参照して,上記電磁式燃料噴射弁Iにおける磁性円筒体4,非磁性円筒体6及び固定コア5の結合体45の製造方法について説明する。
先ず,磁性円筒体素材04,非磁性円筒体素材06及び固定コア素材05を用意する。その際固定コア素材05の一端部外周には面取りを施しておく。そして,図3(A)に示すように,磁性円筒体素材04,非磁性円筒体素材06を相互に同軸状に突き合わせ,その突き合わせ部を相互周にレーザビーム溶接により結合し,続いて,固定コア素材05を,前記面取り44を施した一端部側から非磁性円筒体素材06の内周面に圧入して,非磁性円筒体素材06内周面の少なくとも軸方向中間部に固着する。こうすることで,固定コア素材05の非磁性円筒体素材06の内周面への圧入を,相互の調心を図りつゝスムーズに行うことができ,固定コア素材05を非磁性円筒体素材06内周面の少なくとも軸方向中間部に容易,確実に固着することができる。
次いで,図3(B)に示すように,固定コア素材05の前端部を前記面取り44に対応する深さ,もしくはそれを超える深さまで切削して,固定側吸引作用面35及びフィレット部39を形成し,また磁性円筒体素材04及び非磁性円筒体素材06の内周面を切削して,前記固定側ストッパ面38,環状凹部40及び一連の第2ガイド孔41を形成する。こうすることで,固定コア素材05及び非磁性円筒体6相互の圧入により発生したバリを除去すると共に,磁性円筒体4から非磁性円筒体6に亙りそれらの内周面に一連の第2ガイド孔41を容易に形成することができて,磁性円筒体4及び非磁性円筒体6間の心ずれの影響を回避することができる。さらに固定側ストッパ面38及び第2ガイド孔41間の直角精度を容易に出すことができる。
かくして,高精度の磁性円筒体4,非磁性円筒体6及び固定コア5の結合体45を容易に得ることができる。而して,上記のように,固定側ストッパ面38及び第2ガイド孔41間の直角精度が高く,しかも弁体18及び可動コア12にそれぞれ形成された第1及び第2ジャーナル部17a,12aが,弁座部材3の第1ガイド孔9及び磁性円筒体4の第2ガイド孔41にそれぞれ摺動自在に支承されるので,可動側ストッパ面37と固定側ストッパ面38との偏当たり当接を防ぎ,弁体18の姿勢安定化を図ることができ,燃料噴射特性の安定化に寄与し得る。
次に,図4に示す本発明の第2実施例について説明する。
この第2実施例は,可動コア12の外周面に,非磁性円筒体6側の第2ガイド孔41の内周面に摺動自在に支承される第2ジャーナル部12aを形成した点を除けば,前実施例と同様の構成であり,図4中,前実施例と対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
この第2実施例によれば,弁組立体Vの第2ジャーナル部12aを支承する部分が,磁性円筒体4より硬度が高く,耐摩耗性に優れた非磁性円筒体6の第2ガイド孔41となるから,その第2ガイド孔41の耐摩耗性が向上する。しかも,第1及び第2ジャーナル部17a,12a間の距離を最大限に広げて,弁組立体Vの傾動角度を最小限に留めることができて,弁組立体Vの姿勢安定化に寄与し,燃料噴射性能の安定化を図ることができる。
以上,本発明の実施例について説明したが,本発明はそれに限定されることなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
本発明の第1実施例に係る内燃機関用電磁式燃料噴射弁の縦断面図。 図1の2部拡大図。 上記電磁式燃料噴射弁における磁性円筒体,非磁性円筒体及び固定コアの結合体の製造工程を示す要部拡大図。 本発明の第2実施例を示す,図2に対応した断面図。
符号の説明
I・・・・・電磁式燃料噴射弁
V・・・・・弁組立体
g・・・・・エアギャップ
2・・・・・弁ハウジング
3・・・・・弁座部材
4・・・・・磁性円筒体
04・・・・磁性円筒体素材
5・・・・・固定コア
05・・・・固定コア素材
6・・・・・非磁性円筒体
06・・・・非磁性円筒体素材
8・・・・・弁座
12・・・・可動コア
12a・・・ジャーナル部(第2ジャーナル部)
18・・・・弁体
35・・・・固定側吸引作用面
36・・・・可動側吸引作用面
37・・・・可動側ストッパ面
38・・・・固定側ストッパ面
39・・・・フィレット部
40・・・・環状凹部
41・・・・ガイド孔(第2ガイド孔)
42・・・・環状室
43・・・・テーパ面
44・・・・面取り
45・・・・結合体

Claims (6)

  1. 弁座(8)を有する弁座部材(3)に磁性円筒体(4)の前端を同軸状に結合してなる弁ハウジング(2)内に,前記弁座(8)に着座可能な弁体(18)に後端面を可動側吸引作用面(36)とする可動コア(12)を同軸状に連設してなる弁組立体(V)を収容すると共に,この弁組立体(V)を弁体(18)の前記弁座(3)への着座方向にばね付勢し,前記可動コア(12)の一部を囲繞する非磁性円筒体(6)の前端を前記磁性円筒体(4)の後端に同軸状に結合し,前記非磁性円筒体(6)の後部には,前端面を固定側吸引作用面(35)とする固定コア(5)の前部を,その固定側吸引作用面(35)が前記可動側吸引作用面(36)に対向するようにして嵌合,固定した電磁式燃料噴射弁において,
    前記可動コア(12)に,前記可動側吸引作用面(36)より前記固定側吸引作用面(35)の半径方向外方に張り出す可動側ストッパ面(37)を設ける一方,前記非磁性円筒体(6)の,前記固定コア(5)の前端部外周面に密接して嵌合する部分に,前記固定及び可動コア(5,12)相互の吸引時,前記可動側ストッパ面(37)を受け止めて前記可動側吸引作用面(36)及び固定側吸引作用面(35)間にエアギャップ(g)を残存させる環状の固定側ストッパ面(38)を設け,前記固定コア(5)には,前記固定側吸引作用面(35)から前記固定側ストッパ面(38)の内周縁に到達するフィレット部(39)を一体に形成したことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  2. 請求項1記載の電磁式燃料噴射弁において,
    前記固定側ストッパ面(38)に連なる環状凹部(40)を,これが前記可動コア(12)の後端部を囲む環状室(42)を形成するように前記非磁性円筒体(6)の内周面に設けたことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  3. 請求項1又は2記載の電磁式燃料噴射弁において,
    前記可動側ストッパ面(37)の外周端部に,該可動側ストッパ面(37)に対する角度(α)が前記弁組立体(V)の傾動角度より大きいテーパ面(43)を形成したことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  4. 請求項2記載の電磁式燃料噴射弁を製造するに当たり,
    磁性円筒体素材(04)及び非磁性円筒体素材(06)を相互に同軸状に結合する工程と,固定コア素材(05)を,この固定コア素材(05)の外周に面取り(44)を施した一端部側から前記非磁性円筒体素材(06)の内周面に圧入して,前記非磁性円筒体素材(06)内周面の少なくとも軸方向中間部に固着する工程と,前記固定コア素材(05)の前端部を前記面取り(44)に対応する深さ,もしくはそれを超える深さまで切削して前記固定側吸引作用面(35)を形成し,また前記非磁性円筒体素材(06)及び前記磁性円筒体素材(04)の内周面を切削して前記固定側ストッパ面(38),環状凹部(40)及び,該環状凹部(40)の前端に連なり前記可動コア(12)が摺動自在に嵌合するガイド孔(41)を形成する工程とを実行することにより,前記磁性円筒体(4),非磁性円筒体(6)及び固定コア(5)の結合体(45)を製作することを特徴とする電磁式燃料噴射弁の製造方法。
  5. 請求項4記載の製造方法により製造された電磁式燃料噴射弁において,
    前記可動コア(12)の外周に,前記磁性円筒体(4)側のガイド孔(41)内周面に摺動自在に支承されるジャーナル部(12a)を形成したことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  6. 請求項4記載の製造方法により製造された電磁式燃料噴射弁において,
    前記可動コア(12)の外周に,前記非磁性円筒体(6)側のガイド孔(41)内周面に摺動自在に支承されるジャーナル部(12a)を形成したことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
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